Bトレ日記 ~「サウンドイズル出雲」の巻~
今回も、またまた私物ではナイのでサラッと。
これも、前回の683系&201系の友人から「よろしく~♪」と依頼を受けた。
今回のはスゴいゾ☆
なぁ~んと、24系25形「出雲」編成に「DCCサウンドデコーダ」を入れたのだ!
カッコイイねぇ~♪
ガチでイケてるゼ☆
さてさて、どうやったかというと…
これは4両でユニットを組んでいる。よって、切り離すことは出来ない。
説明の便宜上、写真左側の車両から「オハネ1」「オハネ2」「オハネフ」「EF65」と呼ぶことにする。
まず、動力ユニットはオハネ1に、サウンドデコーダ(以下「デコーダ」)をオハネ2に、スピーカをオハネフに、ヘッドライトをEF65に入れた。
で、それらを電線で接続するという加工内容だ。
文章にするとカンタンだが、実際は orz モノだ。(笑)
では詳細を…
デコーダはドイツ製「ESU(エズー)社」の「Loksound(ロクサウンド)2」の電気機関車用を使用。
音源はドイツ鉄道(DB)の「E75」用だが、案外日本型の国鉄機関車の音に似ている。
タイフォンが電車っぽいのを除いては…
…で、このデコーダの最大の難点が「HOゲージ用」だということ。
デコーダ本体はかなりデカい。古いデコーダなのでね…
それをBトレに入れようって~んだから、かなりムリがあるよねぇ~…。
で、いろいろ検討した結果、「寝台客車に入れるのが良かろう」となった次第。
確かに、屋根が高くて収めやすい。
かくして激しい戦いが始まったのであった。
依頼者は「よろしくね~♪」と涼しい顔をしているだけ…。
加工者の苦労といったら…
(まぁ、「約束(契約or買収とも言う)」なので仕方がナイが(笑))
まずは動力装置だ。
これはオハネ1に難なく入った。まぁ「当たり前」なのだが。(笑)
で、そこから集電し、オハネ2に給電する。
電源用の2本とモーター用の2本で、計4本の電線が引き通されている。
オハネ2にはデコーダ本体が鎮座する。
屋根裏側のモールドと、ガラスパーツの出っ張りを全て削り、車体関係すべてをゴム系ボンドで接着する。
クーラー横の凹みもすべて削るので、屋根に穴が開いてしまう。
そこはグレーの画用紙を貼って、穴を塞いだ。案外目立たないものだ☆
屋根裏にはデコーダの発熱(放熱)対策として、アルミテープを貼った。
だが、そのままでは、デコーダに触れるとショートしてデコーダが逝ってしまうので、紙のシールを重ね貼りして絶縁した。
そしてデコーダを斜めに入れる。
これでも床板に干渉して収まらないので、最初期(パート1等)のBトレ床板を加工して、何とか収まるようにした。
現在の床板では加工が大掛かりになると思う…
デコーダが収まったら、次はオハネフのスピーカだ。
このスピーカは、デコーダに付属しているモノで、Bトレ(Nゲージ)にはかなり大きい。
だが、音量としては申し分のナイ、迫力のサウンドを鳴らしてくれるのだ。
小さいのに取り替えてもイイのだが、困ったことに、このデコーダのスピーカの「インピーダンス」は「100Ω」というモノなのだ。
日本の一般的な電化製品等に使用しているのは「8Ω」。規格が合わない…
秋葉原の電気街で捜索するも、「日本ぢゃぁ100Ωなんてモノは作ってナイねぇ~」と言われる始末。
無理やり8Ωや32Ωのを流用することも出来るが、デコーダに負担が掛かるのと、間に抵抗を挿入しなければならず、その抵抗からの発熱も注意しなければならない。
まして、「抵抗を挿入する」ということは「音量が下がる」ということにもなる。
…で、いろいろスピーカを買ってきて試行錯誤した結果、EF65に入れようとしていたスピーカを「オハネフに入れることで純正品(100Ω)が使用でき、問題が解決できる」という結論に達した。
いやぁ~、寝台車って素晴らすぃね☆(笑)
かくして、オハネフもオハネ2と同様の改造を受け、中が“ガランドゥ”になった♪
で、斜めにスピーカを入れ、床板も加工し(この床板は今ドキのほうが入れやすかった)、無事格納完了~☆
「機関車の隣の車両から音がする」というのに危惧したが、結果的には「案外判らない」というオチに…。
さぁ、最後にEF65のヘッドライトだ♪
まず、EF65のスカート(KATO製のスカートを流用)に穴を開け、電線を通す。
そして、屋根板の裏側に電球色LEDと抵抗(470~560Ω程度)を接続し、固定する。
写真はレインボー機だが、加工内容は一緒だ。
LEDは黄色い矢印部分にある。
次に前面パーツの加工だ。
ヘッドレンズの部分に穴を開ける。
ココはイチバン神経を使った場所だ。
少しでもズレればそれでおしまい。パーツがダメになってしまう。
慎重に穴を開けた。
穴が開いたら、KATOのEF65用のレンズパーツをはめ込む。
寸分のズレも無ければ、ピタリと収まる。
一発で成功したので、気分が良かった。
この夜のビールの美味かったこと…(笑)
…で、光漏れ対策をし、車体を組み立ててればEF65は完了だ。
そして、4両とも組み立て、電線を上手く格納して走行に支障のナイようにすれば、「サウンドイズル(出ずる)出雲」の完成~~~♪
こんなカンジで加工してみたが、いかがかな…?!
音量も申し分なかった♪
いやぁ~苦労した。引渡し終わるまで内心落ち着かなかったよ…(笑)
これで「サンライズ出雲」には勝てたな☆
…ま、自分のぢゃナイから、どーにも自慢出来ナイけどね~♪(笑)
友人が楽しんでくれれば、それでOKッス☆
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