旅と鉄道(16西武・秩父)

2024年6月12日 (水)

実物日記 ~「西武新宿線 沼袋駅」2024春~

前回「西武新宿線沼袋駅2023秋」からのつづきーっ!

今回も西武鉄道ネタだよん

2024年4月末~6月初旬にかけて、西武新宿線の「沼袋(ぬまぶくろ)」駅に大きな変化が現れたので、またもや行ってみた。
2023年11月4日以来の取材だ
(2023年秋の日記はこちらをクリック

西武新宿線は、東京都の「新宿(しんじゅく)」と埼玉県の「川越(かわごえ)」を結ぶ路線。
通勤輸送が主体だが、最近は「小江戸(こえど)」と呼ばれる古都・川越への観光輸送も増えている。

現在、この沼袋駅とお隣の「新井薬師前(あらいやくしまえ)」駅は地下化工事の真っ最中で、将来的には地上にある駅設備が全て無くなってしまうのだ
沿線住民としても、これは放っておけない一大イベントだ。

いまだに「沼袋ってどこぢゃいな池袋ちゃうのん」とお思いのあなた、まずはこれを見たまへ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1001
(2017年のグーグルマップより)
が沼袋駅だよん

…西武新宿駅
…高田馬場駅
…地下化区間の起点
…新井薬師前駅
…新井薬師前の崩壊住宅
…沼袋駅
…地下化区間の終点

の間(東京都中野区内)が地下に潜る範囲で、途中には新井薬師前駅と沼袋駅がある。
この2駅が地下駅になるのだ。

ちなみに、「池袋(いけぶくろ)」駅はの「高田馬場(たかだのばば)」駅から北(上)に2つ目の所にある。

沼袋も池袋も、名前の由来はほぼ一緒で、「袋状に窪んだ沼地(池)」という意味。
つまり、どちらもジメジメしている土地という事。

今まで数回ほど、の線路際にある崩壊しかかっている住宅をこのブログでご紹介して来た。
興味のある方はこちらをクリック

では、スタート

今回の大きな変化は「沼袋のランドマークが消えた」という事。

町で一番高い建造物だった、東京電力の送電線の鉄塔が解体・撤去されてしまったのだ。

まずは、沼袋駅構内の地図をご覧いただこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1002
(2024年のグーグルマップより)
中途半端に古いぃぃぃ~~~~~~っ

…南口改札
…北口改札
…(旧)沼袋変電所
…東京電力の鉄塔(西武沼袋線No.8)
…(新)沼袋変電所

この地図、駅周辺の情報は最新なのに、駅構内の構造は2017年頃の昔のままだ。
の改札左斜め前に2023年11月8日開店のファミリーマートがあるのに、北口改札の文字は昔の位置のままで、ホーム中央に跨線橋もある。
(現在は地下道になっている)

…では、話を進めよう。

まず最初に、現在のの場所の写真をご覧いただこう。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1003
(2024年5月30日撮影)
何にも無いぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

きれいさっぱり無くなった。
何もかもが無くなった。
駅前商店街の建物が見えるまでになった。

以前のお姿は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1004
(2010年9月20日撮影)
ニョッキリぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

ご覧の通り、高い鉄塔がニョッキリと生えていた。(駅構内図の
そして、根元には変電所の建物もあった。(駅構内図の

この鉄塔、ちゃんとお名前があった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1005
(2010年9月20日撮影)
池袋線ぢゃないよぉぉぉぉ~~~~ん

東京電力の「西武沼袋線」の、8番目の鉄塔だ。
ここより西が西武沼袋線で、東には「目白線」の鉄塔が線路上に立ち並んでいた。

これらの鉄塔の日記はこちらをクリック

この鉄塔、日の出の時間には朝日を浴びて、神々しく光り輝いていた
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1006
(2023年10月13日撮影)
ありがたやぁぁぁぁぁ~~~~~~っ

横に「沼袋氷川神社」があるせいか、ひときわ神々しかった

変電所()も光っていたぞ
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1007
(2023年10月23日撮影)
ぴかりんこぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

鉄塔と同じアイボリー色だったので、ワンセットのランドマークという感じだった。

この建物から、真横の線路(架線)に電力を供給していた。

真横のホーム上から見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1008
(2023年10月13日撮影)
すでに何にも無いぃぃぃぃ~~~~っ

もう電線が撤去された後の姿だが、変電所の壁から電線が線路の上空に伸びていた。
(現役当時のお写真は、以前(2017年版)の日記を見てね

この「静かな影の立役者」も、ついに解体が始まった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1009
(2023年10月25日撮影)
始まっちゃったよぉぉぉぉ~~~~ん

2023年10月24日の昼からだろうか、建物に足場が架けられた。

そして、一週間後には…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1010
(2023年11月1日撮影)
緑のジャングルぅぅぅ~~~~~~っ

建物の周囲に、防護用の緑色のネットが張られた。

そして、すっぽりと覆われた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1011
(2023年11月4日撮影)
何かおしゃれぇぇぇぇ~~~~~~っ

…何か、お洒落な新しいビルが建ったかのようだ。

鉄塔は、だいぶ前(2022年の初め頃)に電線が撤去されたので、それからはただの「オブジェ」としてこの町に君臨していた。
町の避雷針の役目も果たしていたかもしれない(笑)

冬至の前後になると、太陽の角度が低くなるので、神々しさも一層際立っていた

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1012
(2023年12月4日撮影)
あたしゃ神様だでえぇぇぇ~~~~っ

冬至だと、7時過ぎくらいにならないと朝日が当たらない状態だった。

そして、年が明けて2024年2月になると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1013
(2024年2月13日撮影)
中身が無いぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

変電所の解体もだいぶ進んで、防護ネットの中身がスッカラカン状態に…。

変電所の解体が終わり、更地になってしばらく経ったある日、それは突然に始まった

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1014
(2024年4月17日撮影)
ついに始まったぁぁぁ~~~~~~っ

2024年4月16日からであろうか、鉄塔に足場が架けられた。

ただ、かなり高さがあるので、作業は1日では終わらずに数日掛ったようだ。

4月末には撤去作業が始まったようで、まずは最上部の足場が取り外されたようだ。

ここで、世間はゴールデンウィークに突入。
工事もお休みとなった。

ゴールデンウィーク中のお姿は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1015
(2024年5月1日撮影)
黒い巨塔ぉぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

…何か、アニメ等に出て来そうな、謎な巨塔っぽくなっている。

JR中野(なかの)」駅前の、NTTビルにも似た感じか。

上部を見ると、4つあった足場の最上部が無くなっているねぇ~。
順次取り外されていくのだろう。

根元には大きなクレーン車(ラフター)が停まっていて、この子が外したパーツを吊って降ろしているらしい。

そして、ゴールデンウィークも終わっていつもの日常がやって来ると、撤去作業も普通に進み、5月下旬にはこんな状態までになった。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1016
(2024年5月24日撮影)
ほとんど無いぃぃぃぃ~~~~~~っ

全体の2/3は撤去されたであろうか、もはや「」ではなくなってしまった…。

もう街のあちこちからも完全に見えなくなり、「あれ何かが無い…」という感じになった。

5月30日には、最初の写真の通りに完全に撤去されてしまった。

6月に入って、改めて撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1017
(2024年6月4日撮影)
本当に何にも無いぃぃぃ~~~~~っ

さらに見晴らしが良くなった。
北口改札もファミリーマートも見えるようになっちゃったよ

数年前に比べたら、まぁ~空の広いこと。(笑)

鉄塔の根元は、こんな感じになっていた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1018
(2024年6月4日撮影)
穴がポッカリぃぃぃぃ~~~~~~っ

コンクリートの基礎は残っているが、その中心部は空洞になっているようだ。
なので「危険!開口部注意」と書かれた張り紙がしてあり、バリケードとネットで覆われている

ラフターちゃんの姿も消えたので、後は基礎をガリガリと削って行くだけのようだ。

余談だが、開口部左横のホームの下部分を見ると、大きな地下空間が出来ているのが判る。
先日、この広大な地下空間で、地域猫が縄張り争い(メス猫争奪戦)の喧嘩をしていたよ。
早朝の地下から「ニャ~~~~~~オ!!オ~~~~~ゥ!!ウニャニャニャニャっ」という声がこだましていたよ。(笑)

こうして、上りホームの横にあった建造物は全て無くなった。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1019
(2024年5月30日撮影)
スッカスカぁぁぁぁぁ~~~~~~っ

右側がスッカラカンだ。

…どんだけ田舎の駅なんだよ。(笑)

新しい地下ホーム(新宿方面の上り線)は、このスッカラカン部分に造られる。
今線路が敷いてある部分辺りに、新しい地下の下り線ホームが出来るようだ。
島式ホームの2面2線の構造で、一般的な私鉄の急行停車駅等と同じ造りになる。
(あ、でも沼袋駅には準急も急行も停まらないからね。ただの追い越しの退避用だからね

そして、新しい沼袋変電所()は、下りホームの新宿寄りに建てられている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2024春-1020
(2024年5月1日撮影)
新装開店~~~~~~~~~~~~っ

新変電所は、住宅地と線路の間に建てられているので、表通りからは見えない。
狭い生活道路に面している。
こちらの入口の写真は、次回にでも撮りましょう(笑)
(実際に歩いてはいるんだけど、写真には撮らなかったのよ

建物の色は、今までのアイボリーよりも少し濃く、ベージュに近いのかなぁ~。
アクセントで、薄めのウッドブラウンっぽい色も入っているね

今後は、この変電所が沼袋駅の地上で一番大きな建造物になるのか…な

今の線路部分は何になるんだろう???

駅ビルが建つのかな
駐車場になるのかな
緑道になるのかな
…あ、「練馬(ねりま)」駅と同様に、スーパーの西友(SEIYU)が戻って来るのかな

まぁ、小田急線の「下北沢(しもきたざわ)」駅前後(下北線路街)みたいな、お洒落なお店とかは立ち並ばないよねぇ…

地上のこの区間は、線路が地下に潜っても西武鉄道の土地だから、西武グループで何か開発するんでしょうねぇ~。

…まぁ、こんな感じで取材して来ましたよ、えぇ。

また変化が現れた時には、日記に書いていこうと思っておりまする。
…が、果たして仕事の都合でちゃと書く時間が取れるのか…な
(何せ、仕事の拘束時間が長過ぎて、この数年間まともに休日を楽しめていないのよ…

あまり期待せずに、気長~に待っていてくだされ。

では、また~

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2023年12月11日 (月)

実物日記 ~「形あるもの、自然遺産に。東京・中野 新井薬師前」2023秋~

前回「形あるもの、そろそろヤヴァい。2019秋」からのつづきーっ!

今回は、久々に続編を。

ここ数回の日記でもお知らせしたとおり、2023年11月4日、4年ぶりにまた「あの場所」へ行ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1001
ななどめぇぇぇぇぇ~~~~~~~っ

そう、西武新宿線「新井薬師前(あらいやくしまえ)」駅付近だ。

今からご紹介するものは、2014年の春から6回に亘って経過をご紹介して来たが、ここしばらくは大きな変化が無かった。
だが、今年になって両隣の駅が地下化工事で大きな変化が出たので、ついでにここにも調査しに来た

9年半に亘って撮影していると、付近の景色も変化する訳で…
線路の向こう側にあった石材工場が、高級な高層マンションに建て替わった。
通過している電車も、最新の「40000系」に進化している。

さて、ここはどこかと言うと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1002
(2018年のグーグルマップより)
の位置だよん

…西武新宿駅(歌舞伎町)
…高田馬場駅(JR山手線と東京メトロ東西線との乗換駅)
…地下化区間の起点(新宿区と中野区の境)
…新井薬師前駅
…現在地
…沼袋駅
…地下化区間の終点(環七のアンダーパスの手前)

の間(東京都中野区内)が地下に潜る範囲で、絶賛工事中。
途中には、新井薬師前駅と「沼袋(ぬまぶくろ)」駅があって、この2駅が地下駅になるのだ。

ここから左に視線を移すと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1003
崩壊ぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~っ

そう、「崩壊住宅」なのだ。

老朽化して壁が剥がれ始めたところに、2014年末の大雪と強風で壁が完全に崩壊。
線路際に落ちると危険なので、壁を強制的に落下させ、周囲を防護フェンスで覆われてから9年になろうとしている…。
2019年の春以降に、フェンスに落書きされたねぇ…
その後、すぐに落書きは消された。

ちなみに、写っている列車(10000系ニューレッドアロー)は、新宿線の特急「小江戸(こえど)」号だ。
この特急列車も「そろそろ新車に置き換わる」というアナウンスがあった。
ただいま検討中」との事。

さて、今回の調査では前回とどう変わったか…

建物の全体像は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1004
自然と一体化ぁぁぁぁ~~~~~~っ

…完全に葉っぱに覆われている。

以前よりも防護フェンスが高く増設されたので、なおさら葉っぱに囲まれる状態に…

線路脇にはアジサイの木が並んでいるんだけど、夏が過ぎるとこのようにツタのような植物に覆われてしまうのだ。
なので、パッと見がジャングル状態に…。
(毎年ちゃんと草刈りしているよん)

もはや「自然遺産」だなや

ちなみに、前回(2019年)の時は、こんな感じだった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1005
(2019年10月撮影)
よく見えるぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

防護フェンスも低かったので、建物がよく見えた。

通過している「6000系」電車も、今年になってからリニューアル工事がなされて、お姿と走行機器が少し変わった。

建物を別のアングルから見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1006
かろうじて見えるぅぅぅぅ~~~~っ

2階の上半分が、少しだけ見える状態。

2階の崩壊部分をアップで見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1007
剥き出しぃぃぃぃぃ~~~~~~~っ

パッと見は以前と変化していないように感じるが、部屋の中がちょいと変化している。

さらにアップで見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1008
レタスぅぅぅぅぅぅ~~~~~~~っ

2つの段ボール箱の位置が毎回の調査の目安になっている。
下の「レタス」の箱が目立つので、いつもこれを基準にしている。

前回の撮影時と比べると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1009
(2019年10月撮影)
レタス健在ぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

現在は防護フェンスが増設されているので見比べにくいが、2つの箱の位置には大きな変化はない。
ただ、左脇の物の位置が少し変化している。

これは、自然に崩れてきたものなのか、家の人がここに置いたのか、よくは判らない。
以前、この部屋に人がいたのを見た事があるので、動かしたのかもしれない。

さて、今回の調査では、この家の玄関も撮ってみた。

新井薬師前駅の踏切を渡って、線路の向こう側に移動。

線路と並行して道があるので、テコテコ歩いて、ほどなく到着ぅ~
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1010
普通の住宅地ぃぃぃぃ~~~~~~っ

何の変哲もない、ごくごく一般的な住宅地だ。
(奥の突き当り左側が新井薬師前駅ね

この建物の入口は、左の木が茂っている場所にある。

奥を覗いてみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1011
ここもジャングルぅぅぅぅ~~~~っ

入口もすでに密林と化していて、立派な自然遺産になっている。
奥に玄関があるのが見えるね。

入口から玄関までをよく見ると、人が歩く分だけ葉っぱが落ちていない。
なので、人が住んでいると思われる。
時々音が聞こえるから、やはり住んでいるのだろう…。
(時々見に来ているだけかもしれないけどぉ~)

こうやって見ると、アパートではなくて一軒家だね、これ。

住人が高齢化して、修理や建て替えをする気力や財力が無くなっているので、このままになっているのか…な
それとも、相続関連でこのまま放置されているのか…

オラの家も老朽化しているけど、リフォームする財力が無いので、いつかは同じ状況になるかもぉ…
なので、他人事では無いんですよ、はい。

東京都内では、このような「老朽化した家」と「空き家」が爆発的に増えていて、社会問題になっている。
(特に世田谷区は空き家だらけだそうな)

少子高齢化で人口が減っているのに、高層マンション等をバンバン建てていたら、そりゃぁ~こんな家も増えるわな。

オラの家も「予備軍」なので、気を付けていかないと…

崩壊住宅、まだまだ気になる物件である…

…あぁ、諸行無常。(ー人ー)

(つづくと思うーっ!)

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2023年12月 4日 (月)

実物日記 ~「西武新宿線 新井薬師前駅」2023秋~

前回「西武新宿線 沼袋~新井薬師前駅間2023秋」からのつづきーっ!
前回「西武新宿線 新井薬師前駅2018春」からのつづきーっ!

今回も、前回に引き続き、西武新宿線の地下化工事現場の現地調査レポートをば

前回では、西武新宿線の「沼袋(ぬまぶくろ)」駅からお隣の「新井薬師前(あらいやくしまえ)」駅手前までの変化をご紹介した。
今回は、新井薬師前駅をご紹介しよう

この日記は、以前の調査(2018年春)と比べると駅周辺の変化が激しいので、写真がかなり多くなっちゃった
(この1年間くらいで急に変化した)
2018年春のレポートはこちらをクリック

では、またまた地図をご覧頂こう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1001
(2017年のグーグルマップより)
が新井薬師前駅だよん

…西武新宿駅
…高田馬場駅
…地下化区間の起点
…新井薬師前駅
…新井薬師前の崩壊住宅
…沼袋駅
…地下化区間の終点

の間(東京都中野区内)が地下に潜る範囲で、途中には新井薬師前駅と沼袋駅がある。
この2駅が地下駅になるのだ。

今回調査した区間は、工事が完成すると全てがきれいさっぱり消え去ってしまうので、今撮っておかないとね

では、スタート

まずは、前回の日記でご紹介した終点(地図の)辺りから、新井薬師前駅に進んでいこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1002
(2023年11月4日撮影)
その子ぉぉぉぉぉ~~~~~~~~ぅ

ちょうど、お顔の白い「6000系」電車がやって来た。
この子は、元々は池袋線で走っていて、東京メトロや東急東横線にも乗り入れていた。
その乗り入れ開始時に、色々と機器を更新&追加したので、それに合わせてお顔が白く塗り替えられた。
昔から新宿線で走っている6000系の初期車は、お顔が銀色のままだ。
池袋線に「40000系」の新車を入れたので、新宿線の黄色い電車(2000系)を駆逐するために転属して来たのだ。

余談だが、今まで数回ほど、地図のの線路際(この写真のすぐ右側)にある、崩壊しかかっている住宅をこのブログでご紹介して来た。
今回も、この時点で撮影しておいたので、後日ご紹介しよう
興味のある方はこちらをクリック

ほどなく、目の前にある駅前(北口)に到着ぅ~。

その北口改札は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1003
(2023年11月4日撮影)
何も無ぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~いっ

沼袋駅同様、駅舎も以前にあった施設も送電線も、何もかも無くなった。

空が開けて見晴らしが格段に良くなったが、逆に、日が沈むと真っ暗なゴーストタウン状態になった…
沼袋駅前よりはまだ明るいが、以前に比べたらかなり暗いよね…

北口の改札は、写真で言うと中央奥にあって、昔の改札と位置はほぼ同じ。
北口駅舎(ビル)を解体している間は、左奥に臨時改札口を設置していた。
(後程ご紹介するね

前回(2018年春)のレポート時には「ここは解体されないだろう」と言っていた、左にあったビル(トラックが停まっている位置ね)も、きれいさっぱり解体されてしまった…
あぁ、オラのシュークリームの想い出が無くなってもうた…
(ここには大昔「ヒロタ」のシュークリーム屋さんがあった)

余談だが、このビルを解体している時にアクシデントが起こった。

それは、これぢゃ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1004
(2023年8月1日撮影)
ふっ飛んだぁぁぁぁぁーーーーーーっ

2023年8月1日の昼過ぎ、突然の突風によって解体現場の防護板が外れて飛ばされて踏切の線路上に落ちてしまい、電車がストップするという事故が起きた。
中央にいる警備員さんの頭上の板が、剝がれかかっているのが見えるでしょ。

ちょうどその時、オラは何も知らないでJR総武線の車内にいた。
すると、車内の案内板に「西武新宿線が止まっている」との情報が。

…何ぢゃいな」と思って、JR中野(なかの)」駅からテコテコ歩いて来たら…

…あれすごい人だかり…何だ

踏切の周囲には、警備員や職人さん達が大勢集まっている。
おまけに、オラの目の前にはTVカメラがあって、どこかのニュース番組がロケ(生中継か)をしている。
とりあえず、防護板は除去して運転が再開されたようで、電車が超低速で通過して行った。

…シュークリームの祟りぢゃ

さてさて。

この踏切から新井薬師前駅のホームを見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1005
(2023年11月4日撮影)
絶賛工事中ぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

手前の線路の下は、ガンガンに掘られている状態。
新井薬師前駅はだいぶ掘り進んだようで、所々の隙間から広い地下空間が見える。

ホーム自体は、2018年から変化が無い。
北口改札が少しの間だけ移動していたくらいだ。

以前、ここにあった跨線橋(こせんきょう)は、ホーム中程の位置に仮設で移設された。

地下に出来る新駅は、ご覧のような急曲線を緩和する為に、現在の線路よりも左側(北側)に造られる。
なので、写真の左側はまっさらな更地になってしまった。
ビルやマンションの解体が進んで大きく変化したので、今からご覧いただこう。

ここから、駅の周りを時計回りに一周するね

…という訳で、ここから左側を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1006
(2023年11月4日撮影)
結構な更地ぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

以前の駅ビルの横にあったファミリーマートが入ったビルも、きれいさっぱりと解体されてしまった。
写真の左に写っているオレンジ色のネットの地下に線路が来るので、右に写っている電柱辺りに上り線の線路が通るのではないかと思われる。

余談だが、奥の道路右側に建っているウッドブラウン色の建物は「東亜学園(とうあがくえん)」と言う私立高校だ。
野球やバレーボールで有名になり、今では結構名が知られている。
(昭和時代の東亜学園と言ったら……以下省略(笑))
南に行くと女子校もあるので、隣の沼袋駅と違って、この駅前には制服姿の学生が多い。

この道は「哲学堂通り(てつがくどうどおり)」と言い、この先に哲学堂という区立公園がある。
この辺の小学生なら、学校行事で必ず訪れる名園だ
花見会場としても有名。

写真の奥(北)に行くと「中野通り(なかのどおり)」と合流して、板橋区の「大山(おおやま)」方面に行ける。
背中側(南)を道なりに行くと、新井薬師(梅照院:ばいしょういん)の前を横切って中野通りの横っ腹に突き刺さる。
現在では、中野通りの裏道的な使われ方をしている。
昔(1970年代)は、中野通りは「新道(しんどう)」と呼ばれていたので、こちらの道のほうがメインだったのだろう。

では、白いフェンスと建物の間の前まで行ってみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1007
(2023年11月4日撮影)
ここが運命の分かれ道ぃぃぃ~~~っ

この細い道の左側の建物群は生き残ったが、右側は全て解体された。
カラオケ屋や居酒屋とかがあったよなぁ…

今では、白いフェンスが延々と続いている。

ここから右に振り向いて踏切を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1008
(2023年11月4日撮影)
至って普通ぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

左側が更地でなければ、ごく一般的な、至って普通の駅前の光景だ。
左の建物が無いので、以前よりは視界が広くなっている。

…おっ、踏切が鳴った。

少し待っていると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1009
(2023年11月4日撮影)
ドラドラドラぁぁぁぁ~~~~~~っ

西武新宿線名物の「DORAEMON-GO!(ドラえもん号)」(30000系)がやって来た
車内も全てドラえもんだよん

では、フェンス沿いに、奥に進もう。

少し進むと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1010
(2023年11月4日撮影)
地面がカラフルぅぅぅ~~~~~~っ

地面には、3色のスプレーで線が描かれている。
埋設している配管(電気・ガス・水道・下水道等)の位置を描いたのであろう。

そして、フェンスの下から鉄板が道路上にせり出しているのが見えるね。
この鉄板の端っこが、地下駅の上り線の端っこになると思われる。
鉄板との境目に立って振り返ると、ファミマやヒロタのビルが解体された訳が判る。
きれいな緩い曲線でつながっているのだ
(まぁ、航空(衛星)写真で見ると一発で判るんだけどね

ちなみに、ここで振り返ってみると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1011
(2023年11月4日撮影)
よく判らなぁぁぁぁぁ~~~~~いっ

フェンスで見えないけど、地面の鉄板の曲線が、奥のオレンジ色っぽい建物の左側につながっているような感じには見えるよね…。

工事が開始された頃の仮設の北口改札は、1つ上の写真だと、電柱の右斜め前辺りにあった。

とりあえず、そこまで行ってみよう。

少し進むと、視界が開けた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1012
(2023年11月4日撮影)
空が広ぉぉぉぉぉぉぉ~~~~~いっ

工事車両の出入口(ゲート)があるので、この一帯だけフェンスが低い。
なので、狭苦しさは無い。

仮設の改札は中程のゲート部分にあった(確か…そのはず)。

目の前に行くと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1013
(2023年11月4日撮影)
確かここのはずぅぅぅ~~~~~~っ

現在の沼袋駅と似たような構造の改札で、改札口のすぐ横に仮設の跨線橋があったから、多分ここで間違いない。
奥に見える仮設の跨線橋は、設置以後は移動していないので、ほぼ確定だろう。

…つまり、ここまで来ないと、ホームに入れないのだ。

高田馬場(たかだのばば)」駅で地下鉄東西線に乗り換える人達にとっては、と~~~っても面倒臭い場所に造られたので、結構不評だった。
一度この改札口まで来て、またホームを手前まで戻って行かなければならないのでね。
(まぁ、沼袋駅も似たようなもんだけど…ね)
駅より新宿寄りに住んでいる人達には、ラッキーな出来事だったんだけどねぇ~。

フェンスに透明な部分があったので、中を覗いてみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1014
(2023年11月4日撮影)
絶賛ほじほじ中ぅぅぅ~~~~~~っ

鉄板の下では、日夜地面が掘られている。

もうだいぶ掘り進んだようで、地下1階分くらいはあるようだ。
面積が広いので、かなりの工事になるよねぇ~。

さらに奥に進むと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1015
(2023年11月4日撮影)
鉄板祭りぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

道路が全て鉄板だ。
…という事は、地下の上り線はこの道の真下に造られるという事だ

そして、今見えている一帯の建物が解体されて、それまでクランク状だった道路が真っ直ぐになった。
これが、昔と比べると一番大きな変化だろう。

クランクがあった時代は、一瞬行き止まりに見えて、途中で引き返す人もいただろう…
オラも最初は戸惑った。

奥まで進み切り、駅構内の端っこに着いた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1016
(2023年11月4日撮影)
更地はここまでぇぇぇぇ~~~~~っ

広い更地は、ここで終わっている。
ここから新宿寄り(踏切の左側ね)は、線路1本分のスペースが更地になっているだけだ。
この道から右側が新井薬師前駅構内で、左側が線路が地上に出て来る部分だ。
左側は30.3‰(パーミル:1000m進むと30.3m上下するという意味。3.03%と同じ値)の急勾配なので、水平に走っていても地上に出て来れるくらいだ

ちなみに、この道が前回でもお話しした「新宿方面からの最短距離の道」なのだ。
上高田中通り(かみたかだ なかどおり)」と言い、奥(南)に道なりに進むとJR東中野(ひがしなかの)」駅前に最短で行ける。
背中(北)側は、すぐに哲学堂通りと合流しておしまい。
途中のY字状の交差点を左に進むと、クネクネしながらも都営大江戸線の「新江古田(しんえごた)」駅前まで行ける。
こちらの方が昔からある感じの造りの道なので、新井薬師への参詣道とかで江戸時代からあったのかもしれない。

ここから、今歩いて来た方向に振り返ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1017
(2023年11月4日撮影)
白い壁ぇぇぇぇぇ~~~~~~~~っ

沼袋駅同様、白い壁が延々と続いている。

ちなみに、左側の白いフェンスの部分には、かつて「東京ムービー新社」のビルがあった。
今で言うと「トムス・エンタテインメント」という会社だ。

ルパン三世」や「アンパンマン」等のアニメを作っていて、それらのポスターが窓に貼られていたので、ホームや列車から見る事が出来た。
ビルの玄関には、アンパンマンやばいきんまんのかわいいミニ石像があったのだが、ビル解体と共に姿を消した。
この道の左右に複数あったトムスのビルは解体されたが、今は線路の向こう側(南側)に1つだけ残っていて、そこには石像が3つある(後述)。
(昔のアンパンマンの石像の日記はこちらをクリック

右に写っている豆腐屋(山新)さんは、深夜の3時くらいから豆腐を作っていて、たまに夜勤明けでこの道を通ったりすると、1軒だけ明かりが点いていてガチャガチャと機械の音がしている。
店の周囲に漂う豆乳の匂いを嗅ぐと、飲みたくなっちゃうんだよねぇ~

白いフェンスに地下化工事の件名板が立てられているんだけど、それを見ると工期は「2027年3月31日まで」となっている。

…本当に4年後に完成するのぉ???

大抵の立体交差化工事の工期は、信用してはいけない事になっている。(笑)

さて、踏切を渡って線路の南側(下り線側)に移動しよう。

踏切の横には、仮設の歩道橋が設置されている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1018
(2023年11月4日撮影)
無理やり造ったぞぉぉぉぉ~~~~っ

買収した土地に無理やり設置したので、階段部分がクネクネしている。
右側の階段なんて、ビルの玄関(敷地内)にあるんだから

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1019
(2023年11月4日撮影)
無理にも程ガァァァァ~~~~~ルっ

このビルもトムスの所有だったけど、今では工事現場の事務所(詰所)として使っているようだ。
(トムスのビルは、全て同じ色(ウッドブラウン)に揃えられていた)

ちなみに、左側の階段は、住宅の隙間に無理やり設置してある。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1020
(2023年11月4日撮影)
家一軒壊しただろぉぉぉーーーーーぅ

どう見ても、住宅を1軒壊しているよね…

グーグルストリートビューで過去の画像を見ると、確かに住宅が建っていた。
(しかも、それほど古くはない一軒家だ)
東京都って、本気出すと何でも強力に買収するよねぇ~。

この歩道橋は、近くにある「新井小学校」と「上高田小学校」の生徒の為に造られている。
今は両校は統合されて、新井小学校の位置に「令和小学校」として新設された。(前回の日記を参照)
なので、今でも通学路には変わりがない。
(あぁ、「中野五中」の生徒も使うか…

踏切から新宿方面を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1021
(2023年11月4日撮影)
茶色い壁ぇぇぇぇぇぇ~~~~~~っ

カーブの途中に茶色い壁があるのが見える。
これは鉄の杭で、「土留め壁(どどめへき)」を固定する為のものだ。

この場所で線路の直下を掘っていて、完成後は、線路はここから地下に潜る。
実際は、線路は左側に少しずれるので、杭の左側に上り線のレールが来ると思われる。
反対側の「野方 (のがた)」駅手前でも、同様な工事が行われている。

地形的には、新井薬師前駅だけ高台にあるのだ。
前後にある他の駅は「妙正寺川(みょうしょうじがわ)」沿いにあるので、どこも低い。
なので、ここに急勾配が存在するという訳。

奥に見える緑の小山のような所には「目白大学(めじろだいがく)」があり、ここにも崖(急坂)が存在する。
大学から奥は、目白の台地だ。

この踏切上で、クルっと後ろに振り返って見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1022
(2023年11月4日撮影)
板だらけぇぇぇぇぇぇ~~~~~~っ

レールの周りが、板だらけだ

よく見ると、鉄橋のような構造になっていて、ここだけ地面が掘られている。
線路際の黒いパイプがうにゃうにゃとこの辺りに集まっているので、電線をこの部分で地下に通しているのかもしれない。

では、踏切を渡って、右に進もう。

線路沿いの道路(五中つつじ通り)に出て進むと、すぐにトムスのビルが現れる。
(上の写真の、鉄橋の左横のビルね)

ビルの全体像は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1023
(2023年11月4日撮影)
シンキングタぁぁぁぁ~~~~~イム

トムスの外には「西武信用金庫」が入っている。

右側にビルの玄関があるので、行ってみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1024
(2023年11月4日撮影)
残ってるよぉぉぉぉぉ~~~~~~ん

辛うじて残っている」という感じの、トムスのビルだ。
(まぁ、立ち退き料で相当…(以下略)

そして、この玄関に、アンパンマン達の石像が3体残っている。

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1025
(2023年11月4日撮影)
土禁ちゃぁぁぁぁぁぁ~~~~~~ん

ここには「ドキンちゃん」「しょくぱんまん」「カレーパンマン」がいる。

今や貴重な石像なので、みなさん大事に扱ってね

…では、先に進もう。

トムスのビルの辺りから、新井薬師の駅前方面を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1026
(2023年11月4日撮影)
静かな街ぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

広い道の割には交通量の少ない、静かな街が広がっている。

三連休の中日の正午」という事もあるが、駅前に比べて人がほとんどいない。
…まぁ、その方が撮影には好都合だが。

中程に見える白い2階建ての家の右側に、昔の歩道橋があったので、行ってみよう。

すぐに着いたぞ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1027
(2023年11月4日撮影)
広々ぉぉぉぉぉ~~~~~~~~~ぅ

今では駐車場になっていて見通しが良いが、かつてはここに寿司屋さんがあった。
なので、この道からは歩道橋の入口が見えないので、初めて通る人には判らなかった。
ホームからは良く見えるので、それほど困らなかったけどねぇ~。

正面の黒い車の後ろにある薄緑色のフェンス部分が、歩道橋の登り口だった。

近付いてみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1028
(2023年11月4日撮影)
わずかな痕跡ぃぃぃぃ~~~~~~っ

薄緑色のフェンス部分に、登り口の石段が3段分だけ残っている。
それ以外はきれいさっぱり消え去っている。
初めて見る人には、ここに歩道橋があったとは信じてくれないだろう…
2018年の写真と比べてみてね

余談だが、ここからクルっと後ろを振り向くと、横道の奥に垣根のある家が見える。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1029
(2023年11月4日撮影)
垣根の垣根の曲がり角ぉぉぉ~~~ぅ

童謡「たきび」の発祥地の古民家がある。
つい最近、奥に見えるように新しい家が増築されたが、それ以外は昔のまま(歌詞のまま)の光景が残っている。
(この古民家の日記はこちらをクリック

今はここで焚き火をしたら、即通報されて消防車が何台も来るわよん(笑)

では、先に進もう。

線路沿いの道をテコテコ歩くと、昭和のままのミニ商店街が現れる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1030
(2023年11月4日撮影)
天然のレトロぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

右の細い道がミニ商店街なので、そっちに進もう。

入口に着いた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1031
(2023年11月4日撮影)
上高田三丁目の夕日ぃぃぃ~~~~っ

ここは柳原可奈子さんの父上が飲食していたエリアだそうで、TV番組でその話をしていた。
インスタント袋麺をそのまま作るだけの専門の小さなお店もあって、なかなか面白いエリアだった。
(確か、中央の小さくて細いお店が、それだったと思う)
今では、コロナ禍の影響もあり、寂しい商店街になってしまった…

商店街の中程から振り返って見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1032
(2023年11月4日撮影)
下町だぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~っ

何となく、都電荒川線の沿線の光景にも似ているね。
目の前の文房具屋さんは、まだ営業しているようだ

ここから先は、建物が大きくなって雰囲気が変わる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1033
(2023年11月4日撮影)
今どきぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

このエリアは今どきの感じで、特に変わった所はない。
北口のファミリーマートが解体されてしまったので、この南口のファミマが改札口周辺で唯一のコンビニになってしまった…

ミニ商店街を抜けると、広々とした空間に出た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1034
(2023年11月4日撮影)
何も無ぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~いっ

ここにも飲食店がいくつもあったのだが、駅前広場になる為に全て解体された。
とんかつ・油そば・焼き豚・居酒屋……あぁ、全てが無くなった。
駅の南側では、ここが一番大きな変化があった。

右のファミリーマートは生き残るようだ。
でも、その奥に建っている郵便局は解体されるんだろうなぁ…
さらに奥にあったパチンコ屋は、早々に解体された。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1035
(2023年11月4日撮影)
更地まつりぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

右が郵便局で、その左横の白いフェンス部分がパチンコ屋だった場所だ。
左の緑の金網部分が不動産屋さんで、その奥のオレンジ色の金網部分が油そば屋さんで、正面の木が生えている所が居酒屋(焼き豚他)だった。

新井薬師前駅は、沼袋駅と違って解体予定地にスーパーマーケットは建っていなかった。
なので、この街には激震は走らなかった。
1つ上の写真の、左奥に見える「マルエツ」で、安心してお買い物が出来る M
元々マルエツが出来る前は、大きなスーパーが存在しない街だった。
(小さな個人経営っぽいスーパーが北口にあるだけだった。マルエツが出来たのは2015年5月

このマルエツの存在は、何気に大きいのだ
オラも時々お買い物するぞ

ちなみに、沼袋と新井に住む大抵の住民は、新井薬師(梅照院)近くにあるスーパー「ライフ」に通っている。
品揃えも多くて規模も大きいので、いつも混んでいる。

そのマルエツから南口の改札を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1036
(2023年11月4日撮影)
改札が見えるぅぅぅぅ~~~~~~っ

今まで全く見えなかった改札口が、見えるようになった

正面にどでーん!と建っているビルは、色々なお店が入った雑居ビル(薬師駅前協同ビル)だった。
これも駅前広場を造るために、近々解体される事になった。
なので、この数ヶ月で次々と閉店していき、今はほぼがらんどう状態。

改札口をアップで見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1037
(2023年11月4日撮影)
ハッキリ見えるぅぅぅ~~~~~~っ

右に見える2階建ての建物が、新井薬師前駅の駅舎。

南口改札前は本当に狭くて、自転車も通り抜けにくい変な構造になっていた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1038
(2023年11月4日撮影)
狭ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~いっ

改札口から駅前通り(哲学堂通り)に出る通路(元駅前広場)が半分になってしまったので、余計に狭苦しい。

昔から思っていたのだが、正面の白いビルは、前後の茶色い雑居ビルとは別の建物になっている。
なので、本来はこの白いビルは取り壊されて、改札前の道が造られる予定だったのではないかと…。
そうすれば、改札前のスペースも広くなり、わざわざ改札口の屋根の下を通らなくても通り抜け出来たと思われる。
ここは小さな段差が多かったので、お年寄りはもちろん、自転車も通り抜けるのが面倒だった。
しかも、道路に穴が開いていた(削れて深くなってしまった)ので、なおさらだ。
(これは、最近やっと補修された)

余談だが、緑色の庇(ひさし)のお店「マリモ」(洋食屋)が、この雑居ビルでは最後まで営業していると思われる。

南口の改札は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1039
(2023年11月4日撮影)
広ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~~~~~いっ

駅前の狭い空間とは違って、こちらは広々としている。

…と言っても、昔は駅前広場も広かったので、バランスが取れていたのだ
付近に学校も多いし、新井薬師の参拝客も多いし、大昔は北口改札が無かったので、これだけの広さがあると思われる。

クルっと振り返って、南口改札から更地の方向(マルエツの方向ね)を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1040
(2023年11月4日撮影)
奥まで見えるぅぅぅぅぅ~~~~~っ

改札を出た瞬間にマルエツが見えるようになった日、「あぁ、ついに解体工事が本格化した…」と思った。
右に写っている部分も、解体されたら広大な更地になってしまうんだろうなぁ…
まぁ、そうすると、いままで日が当たらなくて常に暗かった改札口が「日当たり良好物件」になるんだろうけど。(笑)

南口改札から、最初に立った哲学堂通りの踏切方向を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1041
(2023年11月4日撮影)
廃墟ビルぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~っ

八百屋・お好み焼き屋・クリーニング屋・古本屋・ラーメン屋・定食屋・そば屋・居酒屋・唐揚げ屋……全部無くなっちゃった。

これって、駅前にあった飲食店の大半が消え去ったという事だ。
この辺で働く人達にとっては、昼食時は相当の打撃だろう…
仕事帰りの人も困っているだろうし、下校する学生達も楽しみが無くなってつまらなくなっただろうし…

…何か寂しいね。

雑居ビルのメインの入口は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1042
(2023年11月4日撮影)
けっこう立派ぁぁぁぁ~~~~~~っ

このビルが完成した当時は、この周辺ではかなり立派なビルだったんじゃないかと思われる。
でも、時代的に考えると、エレベーターは設置されていないはずだ。

…こうやって見ると、向こうとこっちの道では、僅かに段差があるんだね~。
あまり意識していなかったよ。

右のガラス戸がクリーニング屋さんで、左のシャッターがお好み焼き屋さんだった。
店の横に小さなベンチもあったので、学校帰りの学生達がよく食べていたよ
オラも、時々ワゴンセール(時間が経って値引きされた物)の焼きそばを買っていた。

中央の柱(実は階段の裏側の壁)に、ビル内の案内図があった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1043
(2023年11月4日撮影)
いろいろあるぅぅぅぅ~~~~~~っ

今思えば、飲食店が多く入っていたよねぇ~。

オラも、「福のから」「文林堂」「じゃんぼ總本店」「養老乃瀧」「富士そば」は利用した事がある。
福のから」の唐揚げと焼き物が、お気に入りだった

この案内図の部分が階段なのだが、上の階には行った事が無い。
大人のお店ばかりなのでね

哲学堂通りの踏切側から南口改札を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1044
(2023年11月4日撮影)
あんなにあった店が1つも無ぁ~いっ

かつては左側にも「西武新井薬師前名店コーナー」があって、駅前は賑やかだったのになぁ…
何度買ってもさっぱり当たらない宝くじ売り場も、もはや過去の想い出だ。(笑)

少し後ろに下がって、雑居ビルと踏切が一緒に入るように撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1045
(2023年11月4日撮影)
証拠写真~~~~~~~~~~~~っ

これで、駅前一帯の様子が判る「証拠写真」が撮れた

10年以上経ったら、この写真も「貴重な1枚」になる訳で…。
まだボケていなかったら、比較写真でも撮りに来るか。

さらに後ろに下がって、雑居ビル(薬師駅前協同ビル)の全貌を撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1046
(2023年11月4日撮影)
どでぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーん

改めて見ると、かなり大きいビルだよねぇ~。
存在感が半端ないや

地下化工事完成後は、このビルの辺りはバスロータリーになるとか。
まだ計画図の段階なので、決定はしていない。
(配置デザインは、中野区役所が決める)

最後に、南口の元駅前広場から、最初に立った踏切を見てみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・新井薬師前駅2023秋-1047
(2023年11月4日撮影)
これで一周ぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

はい、これでちゃんと一周して来ましたわよん

左に建っている交番は、このままなのかなぁ~
駅前広場が出来たら、もっと駅(地下への出入口)寄りに移動するかもしれないね。
現時点での計画では、この哲学堂通りは、踏切が無くなるだけで大きな変化はないそうだ。
(沼袋駅前の道は、現在の一方通行を両通行にする為に拡幅されるので、商店街が激変する)

最終的には、どこまで変化するのやら。
これからも観察していきまひょ

…まぁ、こんな感じで取材して来ましたよ、えぇ。

今後の進展は、あまり期待せずに、気長~に待っていてくだされ。

では、また~

(つづくーっ!)

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2023年11月27日 (月)

実物日記 ~「西武新宿線 沼袋~新井薬師前駅間」2023秋~

前回「西武新宿線 沼袋駅2023秋」からのつづきーっ!

今回も、前回に引き続き、西武新宿線の地下化工事現場の現地調査レポートをば

前回では、西武新宿線の「沼袋(ぬまぶくろ)」駅の変化をご紹介した。
今回は、沼袋駅からお隣の「新井薬師前(あらいやくしまえ)」駅までの区間をご紹介しよう

再度、地図をご覧頂こう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1001
(2017年のグーグルマップより)
の間だよん

…西武新宿駅
…高田馬場駅
…地下化区間の起点
…新井薬師前駅
…新井薬師前の崩壊住宅
…沼袋駅
…地下化区間の終点

の間(中野区内)が地下に潜る範囲で、途中には新井薬師前駅と沼袋駅がある。
この2駅が地下駅になるのだ。

今回調査した区間は、工事が完成すると全てがきれいさっぱり消え去ってしまうので、今撮っておかないとね

では、スタート

まずは、沼袋駅から新井薬師前駅に向かって歩いて行こう。
この区間は、線路際に道路がずっと続いているので、全区間を間近に見る事が出来る。

沼袋駅構内を抜けると、最初の踏切(前回の解説図の)が現れる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1002
(2023年11月4日撮影)
何も変化が無ぁぁぁぁぁ~~~~いっ

この「朝日通り」の踏切は、以前からほとんど変化していない。
細かい部分は変化しているのだけど、それは後程ご紹介しよう

この朝日通りを奥に進むと、都営大江戸線「新江古田(しんえごた)」駅や、西武池袋線「江古田(えこだ)」駅方面に行ける。
背中側に進むとJR中央線の「中野(なかの)」駅方面だ。
道なりに進むと「東中野(ひがしなかの)」駅前にも行ける。

新宿で飲んだくれて終電を逃した場合、この道で帰って来ると最短距離になる。
(もっと近道があるんだけど、文章だと説明が難しいので、次回に写真でご紹介

この辺の踏切は、なるべく渋滞しないように対策されていて、線路際の道との交差部分に信号機が無く、一方通行にしてある。
さらに、踏切からは右左折出来ないように規制されている。
東京西部の踏切と構造的には同じなのだが、車の流れはスムーズだ

この奥には、かつて「朝日通り商店街」があって、それなりに賑わっていたが、世代が変わると閉店してしまい、今では数店舗しか残っていない。
タクシーの抜け道等で車の量が増えて、ゆっくり買い物出来なくなったというのも一因だ。
商店街の端っこには「第二朝日湯」と言う銭湯があった。
この銭湯の脇の道(コインランドリー横)でキムタク(木村拓哉)がCMを撮影していたのが、放映されて初めて知ってびっくりした記憶がある。(笑)

この踏切の左側にも、コンビニ「ミニストップ」があって、踏切待ちの時に気軽に寄れる便利なお店だった

おっ、踏切が鳴った

そんじゃぁ、電車も撮ってみようかいのぉ~

程なく、電車が両方向からやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1003
(2023年11月4日撮影)
どっちもラッピングぅぅぅぅ~~~っ

何という偶然か、どちらの列車もラッピング車両だった。
左の紺色のが「L-Train」(20000系)で、埼玉西武ライオンズの各選手の雄姿が貼られている。
右のスマイルトレイン(30000系)は、「川越ボーイズシング」と言うご当地アニメのラッピングが施されている。
珍しくヘッドマークまで装着されていて、何気に目立っているね

電車が走り去ったので、先に進もう。

この踏切から、新井薬師前駅方面を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1004
(2023年11月4日撮影)
まっすぐぅぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

この区間だけ、きれいな直線となっている。

パッと見は何も変化が無いように思えるが、アップで見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1005
(2023年11月4日撮影)
何かいるぅぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

以前には無かった「鉄橋」が現れた

この部分には「妙正寺川(みょうしょうじがわ)」と言う川が流れていて、昔から橋はあった。
だが、その橋はコンクリート橋で、線路際に出っ張りは無かった。

橋の部分を横から見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1006
(2023年11月4日撮影)
絶賛工事中ぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

橋を取り囲むように、ガンガン工事が行われている。

手前の道路橋は「第十五号橋(だいじゅうごごうばし)」と言う名前で、この一帯の橋の名前とは違って番号が振られている珍しいものだ。

…で、この鉄道橋だが、道路からの見た目は鉄橋にはなっていない。

近寄ってみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1007
(2023年11月4日撮影)
以前のままぁぁぁぁぁ~~~~~~っ

側面はコンクリート橋がそのまま残っている。
でも、中身はこっそりと鉄橋に取り換えられた。
なので、走行音も鉄橋独特の「ゴーッ」という音に変わった。

余談だが、この第十五号橋から撮った昔の写真が出て来たので、ご紹介しよう。

まずは、これ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1008
(1980年頃撮影)
いつの時代ぢゃぁぁぁぁ~~~~~っ

恐らく1980年頃であろう。
まだご幼少だったオラが、親が持っていたへっぽこハーフカメラで撮ったものだ。
(ハーフカメラとは、フィルムの1コマを半分しか使用しない仕様の経済的カメラで、1本のフィルムで倍量撮れるが、当然画質は半分になる)

写っている車両は「クハ1411形」で、第二次世界大戦前の車両を改造したりして生まれた形式だ。
国鉄で言えば「クハ55形」とほぼ同型で、車内の床は木だった。
(今の「フローリング」とはちょっと違う)
運転席は向かって右側の窓1枚分しかなく、非常に狭い。
だが、乗客にとっては、中央と左の窓部分が鉄の棒1本でしか仕切られていなかったので、前面展望を楽しむには最高の車両だった

オラはこのクハ1411形が大好きだった
なので、撮っていたと思われる。

線路周りはさっぱりしているが、基本的には今も変わっていない。

この車両を横から撮ったものもあった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1009
(1980年頃撮影)
唸る吊り掛けぇぇぇぇぇ~~~~~っ

コンクリート橋の構造は、一度改修されているが基本的に変わっていない。
妙正寺川の川底は、洪水対策として倍の深さに掘り下げられた。
その時に鉄道橋も改修された……はず。

この赤い電車は「吊り掛け駆動式」と言う旧型のシステムで、この辺りから加速しだすので「う゛ももももぉぉぉ~~~~ん」という轟音が楽しめた。(笑)
今では、旧型の路面電車とJRの電気機関車くらいでしか聴く事が出来ない。

おまけにもう1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1010
(1980年頃撮影)
珍しやぁぁぁぁぁ~~~~~~~~っ

西武線内でも数の少ない「601系」と言う形式だ。
駆動システムは「カルダン駆動式」と言う、昭和中~後期では一般的な物なのだが、車体デザインは昔のままの、過渡期に製造された悲運の形式だ。
この時代を考えると、後ろにつながっている車両が写っていないので、オリジナルの601系(クハ1601形)のままだったのか、すでに旧型電車に組み込まれて「クハ1651形」となった後の姿なのかが判らない。
恐らく、クハ1651形ではないかと思われる。

オラ的には、この601系は好きではなかった。
なので、この1枚しか撮っていないようだ…
(同じお顔の551系は好きなんだけどね

ちなみに、後ろに写っているマンションは、リニューアルされて色合いは変わっているけど、現在でもそのまま建っている。
かなり昔、このマンションで事件があって、TVのニュースで映っていたなぁ…
(この写真と同じくらいの時代だと思う)

さてさて。

この妙正寺川は、現在では川の上にも工事用の資材置き場が造られていて、蓋がされている。

川の下流側から線路を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1011
(2023年11月4日撮影)
何にも見えなぁぁぁぁ~~~~~いっ

白いフェンスだらけで、何も見えなくなっている。
ちょうど6000系電車が通過中なのだが、銀色電車なので目立たないから、アップで見ないと判らないね…

ちなみに、この左側の川沿いの道は、白いフェンス部分だけ車両通行止めになっている。
なので、車は下流側から線路沿いには出られなくなった。
(川の両側の道は、川を挟んで一方通行になっている)

先に進もう。

妙正寺川の少し先には「中野通り」の踏切がある。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1012
(2023年11月4日撮影)
定番スポットぉぉぉぉぉ~~~~~っ

この中野通りは桜並木で有名で、春には多くの人が訪れる。
(桜並木の日記はこちらをクリック

その桜の時期に撮った昔の写真が、これ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1013
(2017年4月10日撮影)
桜満開ぃぃぃぃぃ~~~~~~~~っ

2017年4月の写真だから、6年半前になるね。

パッと見は、特に変わっていないね。
車両も、昔の写真と同じになるように、黄色い「2000系」が来るまで待ってみた

ちなみに、この中野通りは、北(写真だと右)に進むと板橋区の「大山(おおやま)」に行ける。
南に進むと、品川区の「鮫洲(さめず)」に行ける。
正式名称は「都道420号線・鮫洲大山線」で、小田急線の「東北沢(ひがしきたざわ)」駅から「淡島通り(あわしまどおり)」までの1Km程の区間が未完成のため、京王井の頭線の「池ノ上(いけのうえ)」駅付近の狭い一方通行の道をむりやり都道に指定して、形式的には一応全通している事になっている。
現在のオラは、その未完成エリアで仕事をする事が多いので、「いずれ中野通りがここを通るのかぁ…」と密かにニヤニヤしている。(笑)

余談だが、この中野通りの踏切だけ、前後にある踏切よりも遮断時間が短い
開かずの踏切」対策で、遮断機が下りる時間をギリギリまで遅くしたのだ。
なので、ラッシュ時はこの踏切で待っていた方が、早く渡れる確率が高い。
この区間の列車の最高速度が60Kmに抑えられているので、このような小技が使える次第

この踏切で、以前と変わった点は2つある。

1つ目は、踏切の警報機や表示器類が新しく更新された事。

警報機類をアップで見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1014
(2023年11月4日撮影)
丸くてのっぺりぃぃぃぃ~~~~~っ

まずは、赤いランプが最新式のLEDタイプになった。
これは、どの方向から見ても赤く光っているのが判る仕様で、遠くからでもハッキリ見えるようになった。

お次は、電車がどっちの方向から来るかを矢印で示す表示器で、最近、こっそりと最新式のLEDに取り換えられた。
今までと違って非常に薄く、雨除けのひさしも無いので、すごくのっぺりとした印象になった。
道路の信号機も、最新式はのっぺりしているからねぇ~。

さらに、遮断桿(しゃだんかん)を動かすモーターが入った箱も、縦長の物に取り換えられている。
黄色と黒の塗分け方も、少々変わっているね…

2つ目は、線路脇(写真だと左側)にある小学校が改築された事。

まだ出来立てなので、ピッカピカだ
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1015
(2023年11月4日撮影)
令和の学校ぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

中野区立「令和小学校」で、以前は「新井小学校」と言う名前だった。
少子化で、近くにあった「上高田小学校」と統合されて、改称された。
(バス停の名前も改称された)

新井小学校は、元々は上高田・野方・江古田の各小学校から分割・独立されたので、元に戻った感がある。
なので、新井小の歴史はそれほど古くはない。

まだ新井小学校だった時の写真は、これ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1016
(2015年3月30日撮影)
桜の学校ぉぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

入学式や卒業式には最高のシチュエーションだ

ピンクの提灯が並んでいるのは、毎年行われる「中野通り桜まつり」の物で、期間中は中野通りに吊り下げられる。

奥に見える水色の歩道橋の上からこの踏切を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1017
(2023年11月4日撮影)
見晴らしが良くなったぁぁぁ~~~っ

ちょうど「20000系」のハリーポッターラッピング編成が通過中。

以前は、道路左側の桜の木も右側と同じく大木だったので、夏は葉が茂って小学校が全く見えなかった。
この数年、中野通りの桜の木々が老木となり、若い木に植え替える工事が少しずつ行われている。
なので、令和小学校に建て替えられる時期と同じくして、桜の木も植え替えられた。
そのため、現在では左側の見晴らしか良くなっている次第。
(歩道橋部分の歩道も広くなっている。以前は狭くて、自転車が来ると危険だった

逆に言うと、昔の写真のような桜のトンネルは、あと10年くらい経たないと復活しないだろう…。

この踏切で撮った昔の写真が出て来たので、それも比較してみよう

令和小学校の対角線上(踏切の北側ね)には、中野区清掃事務所の建物がある。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1018
(2023年11月4日撮影)
白くてきれいぃぃぃぃ~~~~~~っ

この建物の裏にはゴミ収集車がたくさん停まっていて、朝は一斉に出動する。
写真で言うと右横にはリサイクルセンターもあり、古着等が無料でもらえる。
(持ち込みも可能)
時々掘り出し物があるので、要チェック

この建物の昔の写真が、これ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1019
(1980年頃撮影)
茶色いぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

建物の色合いが茶色系だね。

リニューアルはされているけど、建物の形は昔と同じなので、改築はされていないと思う。

写っている車両は「701系」と言い、当時の西武線では一大勢力を誇っていた形式だ。
さっきの601系とは性能が同じだが、デザインが見直されて、少しイケメンになっている。
この後に出て来た「801系」や「101系」もほぼ同じデザインなので、当時の西武線と言えばこのお顔だった。

この赤い車両も、後に冷房装置を搭載されて黄色くなった。

余談だが、この時代の時刻表は、確か各駅停車は「拝島(多摩湖)・上石神井・新所沢・田無」行きが順番にやって来るパターンだったと思う。
その間に急行本川越」行きと準急新所沢」行きが走っていたような記憶が…

日曜日には、西武新宿~西武秩父間に特急おくちちぶ」も走っていた。
5000系のレッドアロー号が1往復)
快速急行の西武秩父行き「奥武蔵」も、2往復走っていたよねぇ…

さらに先に進もう。

この踏切の新井薬師前駅寄りには、こんな看板が立てられている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1020
(2023年11月4日撮影)
スマイルトンネルぅぅぅぅ~~~~っ

30000系(スマイルトレイン)」が地下トンネルを走っている画だ。

みなさん、かなり誤解しているのだが、都内の鉄道の立体交差工事って、事業主は「東京都」だからね。
各鉄道会社では無いので、鉄道会社に文句言っても「うちではないので知りませぇ~ん」と返って来るだけだからね。

高架(地下)で複々線化する場合、従来の複線分は東京都が事業主だけど、増線分は鉄道会社が事業主となる。
なので、この場合は少々ややこしくなる。

今回の工事は中野区内だけなので、東京都と中野区と西武鉄道が協力して進められている。
(駅前広場の整備等は、中野区がメインで行う)

この看板が立っている場所も、昔と比べたら大きく変化した。

まずは、現在のお姿をば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1021
(2023年11月4日撮影)
拝島でないライナーぁぁぁぁ~~~っ

ちょうど「40000系」電車が通過中。
この車両は、平日の朝晩は座席指定列車「拝島ライナー」として走っているが、平日の日中と休日は一般運用にも入る。
この時は、急行列車として走っているもので、座席はロングシート状態に固定されている。

40000系の背後に、2019年頃に巨大な高級マンションが建てられた。
それ以前は、ここに砕石プラントか建築会社の資材置き場が(砂利の山)があり、ダンプカーが出入りしていた。

その当時のお姿が、これ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1022
(2014年4月7日撮影)
見晴らしが良いぃぃぃぃ~~~~~っ

青空が広々としていた。

このマンション、結構遠くからでも見えるので、この辺の新しいランドマークにもなっている。
近くの新井薬師(梅照院(ばいしょういん))横にもタワーマンションが建っているので、この2つが新たなランドマークだ
(沼袋駅の白い鉄塔は、間もなく撤去されるでしょうからね…)

さらに昔のお姿が、これ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1023
(2007年5月3日撮影)
鉄塔まつりぃぃぃぃぃぃ~~~~~っ

以前は、線路上に東京電力の「目白線」が通っていた。
沼袋駅の白い鉄塔で「西武沼袋線」と分岐し、「下落合(しもおちあい)」駅の構内にある変電所まで続いていた。
雷がよくこの送電線の鉄塔に落ちて、瞬間の停電と共にすごい音がしたものだ。(笑) 
大雨の日は、送電線から漏電して鉄塔に電気が僅かに流れ出し、それが「ジジジジジ……」と静かに音を立てていたのが怖かった。
高校・大学では電気が専門だったので、感電する機会も多かったから、余計に怖かった…
(西武沼袋線のレポートはこちらをクリック

ちなみに、今立っている場所から左側を見ると、地図の崩壊住宅が建っているんだけど、これは別の回でご紹介を
(現時点では、以前から大きな変化はない)
今までのレポートを観たい方は、こちらをクリック

…まぁ、こんな感じで取材して来ましたよ、えぇ。

お次は、新井薬師前駅周辺のレポートだよん。

では、また~

つづき「西武新宿線 新井薬師前駅2023秋」はこちらーっ!

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2023年11月20日 (月)

実物日記 ~「西武新宿線 沼袋駅」2023秋~

今回は久々の新ネタで、しかも鉄三昧な日記だぞ

2023年10~11月にかけて、西武新宿線の「沼袋(ぬまぶくろ)」駅に大きな変化が現れたので、久々に行ってみた。
2017年3月16日以来の、6年振りのちゃんとした取材だ
(2017年春の日記はこちらをクリック

この間にもちょこちょこ撮ってはいたものの、それほど大きな変化はなかったので日記にしていなかった次第。
お隣の「新井薬師前(あらいやくしまえ)」駅にも大きな変化が現れたので、今回は両駅間を「速報」的にご紹介

西武新宿線は、東京都の「新宿(しんじゅく)」と埼玉県の「川越(かわごえ)」を結ぶ路線。
通勤輸送が主体だが、最近は「小江戸(こえど)」と呼ばれる古都・川越への観光輸送も増えている。

現在、この沼袋駅と新井薬師前駅は地下化工事の真っ最中で、将来的には地上にある駅設備が全て無くなってしまうのだ
沿線住民としても、これは放っておけない一大イベントだ。

6年経っても「沼袋ってどこぢゃいな池袋ちゃうのん新井薬師前ってどこぢゃいな西新井ちゃうのん」とお思いのあなた、まずはこれを見たまへ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1001
(2017年のグーグルマップより)
が沼袋駅だよん

…西武新宿駅
…高田馬場駅
…地下化区間の起点
…新井薬師前駅
…新井薬師前の崩壊住宅
…沼袋駅
…地下化区間の終点

の間(東京都中野区内)が地下に潜る範囲で、途中には新井薬師前駅と沼袋駅がある。
この2駅が地下駅になるのだ。

ちなみに、「池袋(いけぶくろ)」駅はの「高田馬場(たかだのばば)」駅から北(上)に2つ目の所にある。
西新井(にしあらい)」駅は、足立区の東武伊勢崎線(スカイツリーライン)にある。

池袋も沼袋も、名前の由来はほぼ一緒で、「袋状に窪んだ沼地(池)」という意味。
つまり、どちらもジメジメしている土地という事。

新井は「新しい井戸」の意味で、どちらも「新しく開墾した土地」というニュアンスだ。

今まで数回ほど、の線路際にある崩壊しかかっている住宅をこのブログでご紹介して来た。
今回も移動中に撮影しておいたので、後日ご紹介しよう
興味のある方はこちらをクリック

では、スタート

沼袋駅は、単に駅が地下に潜るだけではなく、駅前の道路(商店街)が一方通行から両通行に変更される。
大昔から議論されていたのだが、今回の地下化で確定した次第。

なので、道路が拡幅される事になった。

…という事は、「今ある商店が全て立ち退いてしまう」という事でもある。

そうすると、商店街の光景も一変してしまうので、これも記録しておこうと訪ねてみた。

まずは、沼袋駅周辺の地図(以降「解説図」と呼ぶよん)をご覧いただこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1002
(2024年のグーグルマップより)
数字がいっぱいぃぃぃ~~~~~~っ

数字と記号がいっぱい書いてあるでしょ。
今これらを全て解説すると、多分皆さんは覚え切れないので、順番に少しずつ解説していこう

今回の取材は、からの順番に歩き回った。

このうち、拡幅される道路(商店街)は、からまでの区間だ。
つまり、この区間の光景は、あと数年もしたらまるで違うものになってしまうという事。
子供の頃から馴染みのあるこの商店街、最後にちゃんと記録しておかねば…

さぁ、から歩き出そう

新青梅街道(しんおうめかいどう)」の「沼袋」の交差点に立つ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1003
(2024年7月6日撮影)
ここから始めるよぉぉ~~~~~~ん

奥が沼袋駅方面で、背中側が「練馬(ねりま)」駅と「桜台(さくらだい)」駅方面。
右に行くと「青梅(おうめ)」駅に、左に行くと「目白(めじろ)」駅方面に行ける。

左の茶色い建物は「中野区障害者福祉会館」と言う。
昔は地域センターだったのだが、いつの間にか変わっていた…

よく見ると、福祉会館の側面が削られているねぇ…。
(2階より上の銀色っぽい部分ね)
道路を拡幅する為に削ったようだ。

昔は歩道の部分に植栽が色々と置いてあったのだけど、きれいさっぱり撤去して、ちゃんとした歩道に整備し直されている。
まぁ、この歩道も、後で再整備されると思うんだけど~。

では、奥に向かって進もう。

少し歩いた辺り()で、クルっと後ろに振り返って見ると、こんな感じだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1004
(2023年11月4日撮影)
閉店ガラガラぁぁぁぁ~~~~~~っ

立ち退きに備えてか、もう閉店してしまった感じのお店が多く並んでいる。

正面中央のみかん色の庇(ひさし)のお店は、個人経営っぽいミニスーパーで、駅前の西友(せいゆう)が立ち退いてからは重要なお店だった。
もう閉店しちゃったのか…な

恐らく、今見えている建物は全て解体されると思われる。

道路のこちら側は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1005
(2023年11月4日撮影)
まもなく閉店~~~~~~~~~~っ

すでに立ち退いて更地になっている部分が、いくつか見えるね。
このファミリーマートも、そう遠くないうちに閉店してしまうのだろう…。

…沼袋の民は、ますます「買い物難民」になってしまうぞ

先に進もう。

また少し歩いて、の場所までやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1006
(2023年11月4日撮影)
すでに下がってるぅぅ~~~~~~っ

右側の建物は、すでに下がった(後退した)位置に新築されている。

拡幅される部分を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1007
(2023年11月4日撮影)
かなり広いぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

車が1台横向きに置けるくらい、後退するようだ。

…これだけ後退するって~事は、左側の商店達は解体されないで生き延びるのか…な

こちら側がこれだけ後退するという事は、さっきのファミマは間違いなく解体される運命のようだ…。

商店街は、ここから緩い下り坂になる。

少し前に進むと()、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1008
(2023年11月4日撮影)
見慣れた光景ぃぃぃぃ~~~~~~っ

右の中華料理屋さんは、昔は何度か通った事がある。
店名も変わっているので、もう経営者も違うのだろう…。

余談だが、自転車でこの坂を下っている時にブレーキのワイヤーが切れた事があった。
すでに1本切れていたので、2本目が切れてしまった今は「ノーブレーキ」状態に

結構なスピードで走っていたので、下り坂だから速度が落ちない。
必死に靴底を地面に擦り付けて減速させようと試みるも、坂はそれを許してはくれない。

横道から人が来たら轢いてしまうっ!!」と焦っていたが、何とか無事に坂を下り切った辺りで止まってくれましたとさ

…あぁ、怖かった。

それ以来、ちゃんと自転車を整備するようになりました

さてさて。

その、恐怖の横道との十字路()から沼袋駅方面を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1009
(2023年11月4日撮影)
左が立ち退いてるぅぅ~~~~~~っ

ここから先は、右側の建物がどれも大きいせいか、左側の小さな商店が立ち退いた跡が目立つ。
道路のどの部分を拡幅するかの詳細が判らないので、右側の建物群は現段階ではどうなるか判らない…。

奥の突き当りが、沼袋駅前ね。

少し進むと、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1010
(2023年11月4日撮影)
沼袋の胃袋ぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

この辺が飲食店が多いエリアで、小さなお店がたくさん並んでいる。
右側の赤い入口は「まいばすけっと」で、西友亡き後は、ここが一手に買い物難民を引き受けている。
まいばすは、レジのシステム上で時間が掛かるので、夕方以降の店内はレジ待ちで大行列となる。
オラも何度か入ったが、あまりの長蛇の列で、諦めて出て来た事がある。

ここも立ち退いたら、沼袋は完全に不便な街になる。
の近くにも、もう1店舗まいばすがあるんだけど、そっちは小さくて品数も少ない)

…まぁ、すでに大半の沼袋民は、広々した「ライフ」(解説図の下部のにあるね)で買い物をしているんだけどね
逆に言えば、もはやライフしか存在していないので、「ライフ一強(独り勝ち)」状態だ

飲食店エリア()は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1011
(2023年11月4日撮影)
賑わっている感じぃぃ~~~~~~っ

店舗数も多いし、自転車の数もそこそこあるので、賑わっているように見えるけど…
実際は、それほど人は多くない。
小田急線の「祖師ヶ谷大蔵(そしがやおおくら)」駅前と比べると、まるで違う。

解説図の一番上(の上ね)に「国際短期大学」があるので、そこの学生達も歩いているんだけど、それほどは多くない。
両隣の、新井薬師前駅と「野方(のがた)」駅の方が、通行人は多い。
(そのせいか、沼袋駅周辺は両隣の駅よりも家賃が比較的安い)

この写真の中で一番混んでいるのは、右側にある「ドトール」だ。
日中に行くと、空席が無い場合も多い。
(そもそも、今の沼袋には喫茶店が少ない)

一番気がかりなのが、左側にある居酒屋「つぼ八」だ。

昔はどこの駅前にもあったチェーン店だったが、今では関東には数店舗しか無い。
(元々は、北海道発祥のチェーン店だよん)
西武線沿線では、今ではここ沼袋駅と「清瀬(きよせ)」駅にしかない。
(以前は「新所沢(しんところざわ)」駅前にもあって、狭山の仲間と飲みに行った事がある。)

メニューも値段も良い感じなので、好きなんだけどなぁ…
(公式サイトはこちらをクリック

ここも、そう遠くないうちに立ち退いてしまうのだろう…

少し奥の右側に、赤い建物が見えるでしょ。
そこまで行ってみよう。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1012
(2023年11月4日撮影)
夢の終わりぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

ここはちょうどの場所で、この商店街の中心部といったエリアだ。

この赤い建物はパチンコ屋さんで、比較的早く閉店した。

新井薬師前のパチンコ屋といい、撤退するのが早いよねぇ~。
(イメージ戦略なのか、赤字で立ち退き料が早く欲しかったのか…)

閉店した時の店名は「DELUXE7(デラックスセブン)」と言った。
2015年までは「SILKROAD(シルクロード)」という名前だったので、今見えている看板の跡は、その時代のものだ。

さらに昔は「百億(ひゃくおく)」と言う、大変に景気の良い名前だった。
百億は、沼袋の民ならみんなが知っている有名店だった。

以前、仕事仲間と沼袋の話しをしていたら…
仲間「あぁあぁ駅前のパチンコ屋行った事があるよっ十億だっけ
オラ「一桁少ないよ…
という、コントみたいなやり取りをした記憶が残っている。(笑)

その時代は、駅前にはパチンコ屋と喫茶店が多かった記憶が…
日曜日は、父親にくっついてよく行ってたなぁ~。

百億円をGETする夢は、遠い過去へと消え去ってしまった…

パチンコ屋の角に立って駅前方向を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1013
(2023年11月4日撮影)
いい感じぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

オラ、こういう光景が好きなのよ

駅前に線路と直交して商店街があって、商店街から踏切を通過する電車を眺められる街がね

以前は、東京の私鉄沿線各地にあったのだけど、立体交差化でほとんど消えてしまった…
今では、京王線西武新宿線東武東上線が、最後の楽園だ

右側にある「みずほ銀行」のATMコーナー、横には「三菱UFJ銀行」のATMもある。
さらに横には郵便局もあるので、年金がらみでお年寄りが多く集まる。

月末になると、必ず私服警官が立っていて、お年寄りが「振り込め詐欺」に遭わないように目を光らせている。
(この周辺の駅前には必ずいるね)

…この「沼袋の財務省」も、立ち退いちゃうんだよねぇ…

先に移転が済んでから解体しないと、とんでもない事になるぞ…

余談だが、この左側の奥には銭湯「一の湯(いちのゆ)」があって、沼袋の人気スポットになっている。
男湯には、小さいながらも「なんちゃって露天岩風呂」もあり、プチ温泉旅行気分が味わえる
昔は、一の湯に入った後に横に並んでいる焼き鳥屋やラーメン屋等で飲む人も多く、賑わっていた。

写真をガンガン撮っていたら、後ろで見慣れた光景が展開されていた。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1014
(2023年11月4日撮影)
狭いんだよぉぉぉぉぉーーーーーーぅ

この商店街、実は路線バス(京王バスの「中92」系統の「中野(なかの)」駅行き)が走っているのだ

しかも、普通サイズの大きいバスなので、このように納品のトラック等が停まっていると、歩行者が歩けなくなってしまうのだ…。

さらに、この道は一方通行なので、逆方向(下りの練馬駅行き)のバスは少し離れた「中野通り」まで大きく迂回して走っている。
こんな状況なので、この道を両通行にして、下りのバスを迂回させないで走らせようという計画なのだ

解説図のが練馬駅行きのルートで、中野通りと新青梅街道を経由する。
が中野駅行きのルートで、沼袋駅を経由してサックリと中野駅方面に抜け出ている。

練馬駅行きを利用する場合、沼袋駅の代わりになるバス停は「令和小学校」「大下橋」「江古田四丁目」の3つになるのかなぁ…
いずれも、600m程歩かなければならない。

…ね、不便でしょ。

だから、沼袋の民は商店街の拡幅にはそれほど反対していない。
オラは賛成派だ。

新井薬師前駅の「哲学堂通り」は何の問題も無いので、あとは野方駅前のバス停問題だけだな…。
(野方駅でのバス利用は、超~不便

余談だが、昔は解説図のの「下田橋(しもだばし)」バス停から「新橋駅(しんばしえき)」行きのバス(「橋63」系統)が走っていた。
(都営と京王の共同運行路線)
大都会の新橋駅から発車するバスが、こんな何も無い住宅地で終点となるのも、大変不思議だった…。
大抵の人は「下田橋行きです」と言われても、どこだか解らないよね…。
都営バスのターミナル「江古田二丁目(えごたにちょうめ)」バス停がすぐ近くにあるので、その関連で「下田橋」なんていう辺鄙な場所が終点となった次第。
その後も、下田橋~国立病院医療センター(「中63」系統)と大久保駅~新橋駅(「橋63」系統のまま)に2分割され、その後に下田橋側(中63)が廃止された次第。
中野駅を南北に通り抜ける路線だったので、それなりの需要はあったが、全体的には利用者は少なかった。
オラも、たま~~~~にしか乗らなかった。

…話しを戻して。

バスがオラの横を通り過ぎる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1015
(2023年11月4日撮影)
結構ギリギリぃぃぃぃ~~~~~~っ

白線よりもはみ出ると、バスは通れなくなってしまうのだ。
たま~に、バカが自転車や車を停めておいて、バスが立ち往生して後ろが大渋滞する事がある。
しかも、朝は踏切が開かないので、なおさらだ。

余談だが、左側に歩いている人がいるでしょ。
オラ、昔そこで京王バスに圧死されそうになった事がある。

バスと後ろのフェンス(確か工事中だった)と横に建っていたポールの僅かな隙間に閉じ込められたのだ。
あの時は「…あ、オラこのまま死ぬかもしれない」と本気で思った。
僅か3秒ほどの出来事だったが、今でもはっきりと覚えている。
(運転士さんからは見えない、死角だったんだろうなぁ…)

その、圧死されそうになった場所からクルっと振り返って見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1016
(2023年11月4日撮影)
普通の商店街ぃぃぃぃ~~~~~~っ

まぁ、ごく一般的な商店街だ。

オラ、この右側のポールのおかげで助かったようなものだ。
ありがとん

左にある「Cafe CROWN(喫茶クラウン)」は、子供の頃はよく父親と入っていた。
ここの「レモンケーキ」がお気に入りだった
今では、隣の「矢崎薬局」で、高血圧と高尿酸血症の薬をもらう日々。

…この薬局も立ち退いちゃったら、オラ、非常に困るんですけどぉ…

そして、沼袋駅のお顔の、北口駅舎前()に到着。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1017
(2023年11月4日撮影)
何も無ぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~いっ

駅舎も以前にあった施設も送電線も、何もかも無くなった。

空が開けて見晴らしが格段に良くなったが、逆に、日が沈むと真っ暗なゴーストタウン状態になった…
(新井薬師前駅も同じ)
本当に駅前に明かりが無い状態。
奥多摩の方の駅だって、もうちょっと明るいぞ。(笑)

余談だが、ちょうど20000系の「ハリーポッター」ラッピング車両が通過中。
この編成は池袋線から貸し出されていて、期間限定で新宿線でも走っている。
しばらくしたら、また池袋線に帰ってしまうので、まぁまぁ貴重な1枚かもしれない

北口の改札は、写真で言うと中央奥に移設されていて、もう5年くらい経っている。
南口の改札は、ほぼ同じ位置のまま変わらない。

まずは、南口改札を見に行こう。

南口に行くには、踏切を渡らなければならない。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1018
(2023年11月4日撮影)
踏切カンカぁぁぁぁぁ~~~~~~ン

この踏切は、人の往来が多い。
(西武線を使わずに、JR中野駅を利用する人も多いので)

踏切が開くと、車よりも先に人と自転車がドバーッ!と流れ込む。
その流れが収まってから、車はそぉ~っと動き出す感じだ。
バスがいるとなおさらで、ラッシュ時は車が横断出来ない場合も多い。

この踏切は歩道部分がかなり広いので、混乱する事は起こっていない。
(新井薬師前駅の踏切は歩道が狭いので、雨の日は結構危険なのだ

この踏切を違うアングルで見てみると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1019
(2023年11月4日撮影)
無駄に広ぉぉぉぉぉぉ~~~~~いっ

建物が何もなくなってしまったせいで、今や無駄に広く感じる。(笑)
バス停がぽつねんと建っているだけだ。

左のフェンス部分には、かつては交番があり、その横にはカフェのようなおしゃれなお店もあった。
右のフェンス部分にはみずほ銀行があって、この写っている位置は宝くじ売り場だった。

…ここは僅かに当たったのみ。
でも、新井薬師前駅の宝くじ売り場よりは良かった。

踏切の向こう側にある山吹色の看板のお店は「四文屋(しもんや)」と言い、新井薬師前駅の裏道にある小さなお店が発祥の、焼き鳥屋さんだ。
何を思ったのか、突然全国展開を始めて、今では日本のあちこちで見掛ける。
焼き鳥だけでなく、焼き豚や海鮮等のお店もあり、素材ごとにお店が分かれている。
(このお店は、焼き鳥と焼き豚の両方がある

西武線と中央線沿線では結構人気で、いつも賑わっている。
(中野駅の裏道にも数店舗ある)
公式サイトはこちらをクリック

さぁ、踏切を渡ろう…と思ったら、珍しいバスがやって来た。

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1020
(2023年11月4日撮影)
懐かしやぁぁぁぁぁぁ~~~~~~っ

京王電鉄がまだ「京王帝都電鉄」だった時代のカラーリングを再現した車両だ

今見ると、昔の都電と同じ塗り分けだよねぇ~。

これより以前の塗分けは、西東京バスの旧塗装とほとんど同じだった。
塗装簡略化の為に、赤帯1本だけになったと思われる。
(西東京バスのお姿はこちらをクリック

今度こそ踏切を渡ろう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1021
(2023年11月4日撮影)
中野の匂いぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

目の前に見える空間がで、南口改札は左側にかすかに見えている。

南口は狭く、奥に見えるマンションの手前までしかない。

マンションの手前には「妙正寺川(みょうしょうじがわ)」が流れている為、商店街が発展しなかったのだ。
3駅先の「鷺ノ宮(さぎのみや)」駅も、同じような地形と状況になっている。

沼袋」と言う町名は目の前の川までで、そこから先は「新井」となる。
新井町は沼袋駅と中野駅の間にあるので、雰囲気的には中野駅の匂い(文化圏)に満ちた町になっていて、沼袋臭さは無い。(笑)
なので、この川…と言うか橋が、沼袋と中野の「文化的国境」になっている。

そのせいか、橋より先はすでに道路が2車線分あり、拡幅する必要が無い。
なので、今回の拡幅工事は、この橋までとなっている。

昔、川の向こうには大きな「中野公園」と「中野刑務所」があった。
中野刑務所が移転する事になり、広大な土地は「平和の森公園」として整備される事になった。
(地下には下水処理場もある)
その時に、前もって広い道路を造っておいた次第。

余談だが、新井薬師前駅は新井町ではなく上高田町に存在している。
新井薬師(梅照院)自体は新井町にあるので、間違ってはいない。(笑)
何とな~くイメージ的に混乱するんだよねぇ~。

南口の商店を見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1022
(2023年11月4日撮影)
コンパクトぉぉぉぉぉ~~~~~~っ

店舗数が少ないにもかかわらず、生活に必要な物はほとんど揃っている。

中でも、奥のセブンイレブンが重要で、今では貴重な「駅前のコンビニ」になっている。
南側に行く人達にとってはこれが唯一の店舗なので、利用客が多い。

ここが立ち退いたら、オラ、知らないよぉ~。(笑)

混乱必至ですな

ちなみに、奥の左側に見える2階建てのプレハブ小屋は、現在の交番だ。
以前のように北口にあった方が便利なのだが……まぁ、しばらくは仕方が無いよね。

道路の左側は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1023
(2023年11月4日撮影)
あんまりないぃぃぃぃ~~~~~~っ

黒い建物がフィットネスジムで、それ以外には何も無い。

以前は横道に飲食店が数店舗あったのだけど、全て立ち退いてしまったようだ。
元々は、ここに石材屋さんがあったので、店舗は昔から少なかったのだ。
(石材屋さんが、今の南口改札になった)

そう言えば、昔の沼袋駅前って、材木屋と石材屋が鎮座していたんだよねぇ…
付近にお寺が多いせいかもしれないけど、変な駅前ぇ~(笑)

奥に見える緑色の看板が「西武沼袋医院」で、子供の頃は何度か通った事がある。
西武」と名が付いているが、西武鉄道とは関連性が無いと思われる。

ここから左を見ると、南口の改札がある。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1024
(2023年11月4日撮影)
工場かぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~っ

…パッと見、工場の建物に見えるね。(笑)

以前は、もっとメルヘン調な建物だったんだけどねぇ~。

この改札の位置は、以前とほとんど変わっていない。

少し左に視線を移すと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1025
(2023年11月4日撮影)
なごり道ぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

白いフェンス(折り戸)の部分が、昔の下り線とホームがあった場所だ。

道路の緑色の部分がきれいでしょ。
線路を撤去して遮断機を移設して、舗装し直したからだ。

踏切上から線路を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1026
(2023年11月4日撮影)
特に変化無しぃぃぃぃ~~~~~~っ

駅の構造とホームは、ここしばらくは変化が無い。
上空は少し変化したけど…(後述)

後ろにクルっと振り返ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1027
(2023年11月4日撮影)
こちらも変化無しぃぃ~~~~~~っ

こちらも特には変わっていない。

線路右側のみずほ銀行だった部分は工事用のスペースになっていて、多分ここも掘っていると思われる。

このまま右に視線を移すと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1028
(2023年11月4日撮影)
これぞ沼袋ぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

狭い商店街からひょこっと顔を出す京王バスと、あまり街に馴染んでいないお城チックなビルの組み合わせこそ、沼袋駅前の光景だ
(このお城、一度も中に入った事が無い(笑))

さて、再び北口の駅前()に戻って来た。

これで商店街の調査は終了~

ここからは、線路沿いに調査していこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1029
(2023年11月4日撮影)
奥に進むよぉぉぉぉぉ~~~~~~ん

フェンス沿いに、奥へ進もう。

北口は、商店街の面積が結構広い。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1030
(2023年11月4日撮影)
奥も左も商店街ぃぃぃ~~~~~~っ

奥の線路沿いと左に入る道にも、商店が並んでいる。

ちなみに、左の自販機部分が材木屋さんで、ここだけ雰囲気が昭和で止まっている。
奥にある氷川神社のお祭りの時には、ここがお神輿のベース拠点となる。
(普段は喫煙者のベース拠点だ 

昔は、この時計の場所に公衆トイレがあった。
深海魚のお顔みたいなデザインで、結構インパクトがあった

左の道は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1031
(2023年11月4日撮影)
小さいお店がいっぱい~~~~~~っ

ちょうど見えている範囲辺りまでが商店街だ。

ただ、こちらは半分「シャッター商店街」になっていて、営業しているお店はそれほど無い。
西友が無くなってから少し後に、中央右側に「まいばすけっと」の沼袋での2号店が開店したので、買い物客の姿はそこそこある。

目の前にある「想い出マグロ」の部分にも小路があって、その少し先に一の湯がある。
この小路にも商店は多い。
(こちらも半分は営業していない感じだけどぉ~

余談だが、この想い出マグロのお店、昔は「サーティーワン(31)」のアイスクリーム屋さんだった。
子供の頃は、西友で買い物をして、ここでアイスを買って食べるのが大好きだった
オレンジシャーベット」と「レモンマシュマロ」のヘビーユーザーだったなぁ…
今思えば、「中央線」と「総武線」の色やん
寝ても覚めても鉄道のことばかり考えていたご幼少のオラ、食べ物まで鉄道チックだったんだね。(笑)

正面奥には「禅定院(ぜんじょういん)」と言う、大変古いお寺(真言宗豊山派)があり、境内にある大きな銀杏(いちょう)の木が有名だ
秋には真っ黄色に輝くので、沼袋の名物になっている。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1053
(2022年12月20日撮影)
真っ黄色ぉぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

お見事でしょ

子供の頃、横に併設されている「沼袋幼稚園」の屋根に友達と一緒に登って、えらく怒られたなぁ~。

では、先に進もう。

線路沿いの道を少し進むと、こんな感じになる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1032
(2023年11月4日撮影)
ホワイトクリフぅぅぅぅぅ~~~~っ

レッドクリフ(赤い壁)ならぬ「ホワイトクリフ(白い壁)」が、万里の長城のように続いている。
(新井薬師前駅も同じね)

左側の店舗群は、改札口が近いせいか、ほとんどが営業している。

奥の右側に、赤いカラーコーンが並んでいるねぇ~。▲▲▲

そこまで行ってみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1033
(2023年11月4日撮影)
ここが昔の沼袋の中心地ーーーーーっ

白い折り戸がある部分が、かつて「西友(SEIYU)」があった場所。
なので、昔はここに大勢の買い物客がやって来ていた。

左にあるラーメン屋さんがかなり奮闘していて、客も多い。
真っ暗な駅前に、ラスベガスのように光り輝いている

その左隣にあるダイニングバーは「中野十一中(なかのじゅういっちゅう)」と言う名前だ。

…あれ学校の名前そのまんまじゃん。店名に使っていいの

最初はそう思っていた。

…でも、待てよ。もう十一中は存在していないじゃん。

中野十一中は六中と合併して「緑野中学校(みどりのちゅうがっこう)」と名前を変えたのだ。
(解説図のね)

じゃぁ、名前を使ってもモウマンタイ(無問題)なのね…。

でもさぁ、沼袋駅前って「中野七中」()の縄張りなんだよねぇ~。
だから、この周辺には十一中の卒業生はいないんだよねぇ~。

…と、生粋の中野区民のオラは、いつも心の中でつぶやいている。(笑)

ちなみに、西友があった時代のこの場所は、こんな感じだった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1034
(2016年5月21日撮影)
全ての道は西友に通ずーーーーーーっ

午後は駐輪場が溢れ返っていたよ…。 

1階が食料品で、2階が衣料と日用品の売り場だった。
深夜1時まで営業していたので、かなり便利だった。
入口右側にある「ちよだ鮨」も、お気に入りだった

左のラーメン屋さんは、今と店が違えど、昔から光り輝いていた

西友の左横に人が歩いているでしょ。
今の北口改札は、その場所にある。

近付いてみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1035
(2023年11月4日撮影)
目立たなぁぁぁぁぁぁ~~~~~いっ

初めて来た人には、ここに改札口があるとは判りにくい感じになっている。

改札口の正面、上の写真で言うと人が立っている左側に、地下駐輪場の入口がある。
(上は幼稚園と老人ホームになっている)
なので、自転車を使う人達にとっては、改札口が目の前に移って来たのでラッキーだったろうねぇ~

左のシャッターのお店は、お洒落なパン屋さんで、女性に人気がある。

逆に言うと、北口改札前で買い物をしようとしたら、このパン屋さんしかないのだ

これはかなり不便な状態で、沼袋の民は困っている。

その北口改札()は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1036
(2023年11月4日撮影)
絶賛工事中ぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

改札前の通路以外は、ガンガンに掘られている状態。
このエリアはだいぶ掘り進んだようで、時々隙間から地下空間が見える。

この改札前には地域猫が数匹おり、実に堂々とのんびり歩きまわっている。
歩いている女性達にも人気のようだ

余談だが、目の前にある黄色いカラーコーン、西武線を意識したのか、101系2000系っぽい色合いになっている。
昼に見ると白い帯が巻かれているようにみえるが、夜になると…

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1037
(2023年11月2日撮影)
しぇいぶしぇぇぇぇぇ~~~~~~ん

白い帯が銀色に反射して、完全な西武線の車両状態に

…えっ近江鉄道??

北口改札から駅前広場の方に振り返ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1038
(2023年11月4日撮影)
妖怪ぬりかべぇぇぇぇ~~~~~~っ

…もう壁しか見えないでしょ。
本当に何も無いのよ。

さて、つい先日、ここに大きな変化が現れた。

買い物難民」だった沼袋の民に、明るい一筋の光が降り注いだのだ

ここから右側を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1039
(2023年11月4日撮影)
家族の市場ぁぁぁぁぁ~~~~~~っ

ファミリーマート沼袋駅北店」が開店したのだぁ~

更地だった小さな空き地に、突然平屋の建物が建てられた。
最初は「…駅前に平屋って、何て贅沢な造りだ」と思ったのだが、よく見ると仮設(プレハブ)っぽい簡素な造りになっている。
…もしかして、コンビニ」と思ったら……案の定って~やつ。(笑)

沼袋民待望のファミマは、2023年11月8日にオープンした。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1040
(2023年11月4日撮影)
開店準備中ぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

面積が広くないので、販売アイテム数はやや少ないものの、今まで何も無かった改札前に出来たのは大きな効果がある
これまでは南口のセブンイレブンしかなかったのでね。
(後は「スーパーマーケット問題」だけなんだよねぇ~

建物の造りからして、北口改札(仮設)が存在している間だけ商売する気なのかもしれない。
まぁ、西武鉄道とファミリーマートは仲良しなので、いずれ完成した駅前広場に移転するのでしょう。
(現在のエキナカのコンビニ「トモニー」は、ファミマがやっている。昔のファミマは西武グループの企業だった)

さてさて。

このファミマ以外にも大きな変化が表れているので、ご紹介しよう。

下りホームから少し新井薬師前寄りに進んだ所に、新しい変電所が造られた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1043
(2023年11月4日撮影)
本格稼働開始ぃぃぃぃぃ~~~~~っ

建物はだいぶ前に建てられたが、中の設備や送電線等の工事をしていたのだろう、本格的な稼働は今年になってからだと思う。
(新しい送電線は、この周辺の道路の地下を通っていると思われる)

それに伴って、既存の沼袋変電所()は役目を終えて、解体されることになった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1044
(2023年11月4日撮影)
街のシンボルの終焉~~~~~~~っ

上りホーム脇に建つ旧変電所に、10月25日に足場が架けられ、11月1日頃から緑色のネットで覆われた。

沼袋のシンボル「西武沼袋線の白い鉄塔」も、そう遠くないうちに撤去されるのだろう。
他の西武沼袋線の鉄塔は、完全に撤去されている。

ちなみに、地下に潜る新駅は、女性が歩いている場所までずれる事になっている。
女性の位置が、上りの待避線部分になる。
毎晩、その境界線まで地面の蓋が開けられて、ガンガン掘られている。

新井薬師前駅も、新駅が来る位置まで道路上に鉄の蓋がされているので、どこを通るのかが地上からでも判る。
スプレー等で道路に境界線が描かれているので、今なら一目瞭然だ
(両駅とも、急曲線緩和のために、現在のホームの位置から左右にずれる事になっている)

旧変電所が稼働停止したので、それに付随する設備は全て撤去された。

なので、空中の送電線や本線の架線に給電する設備(複雑な架線柱群)も、きれいさっぱり無くなった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1045
(2023年10月13日撮影)
何も無ぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~いっ

JR中野駅前も再開発で更地になっているので、中野区内の駅の上空はどこも広々としている。
この数年で、急に見晴らしが良くなったよなぁ~。

余談だが、写真に写っている40000系電車、平日は毎朝6時49分頃に「急行 西武新宿」行きで通過して行く。
それが折り返し「急行 拝島」行きとなり、更にその折り返しが上りの「拝島ライナー」となる。
なので、この列車か折り返しの下り列車に乗れば、座席指定料金なしに拝島ライナー気分が味わえるのだ(笑)
(座席は全てロングシート状態なので、あくまで「気分」で

では、先に進もう。

既存の沼袋変電所()の周辺は、こんな感じになっている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1046
(2023年11月4日撮影)
僅かな店舗ぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

ここには小さな飲食店が4店舗あるだけで、買い物が出来るお店は無い。

つまり、北口改札からこちら側に住んでいる人達にとっては、家から改札口までに全く店舗が無いのと同じ状況なのだ。
故に、ファミリーマートが出来たのは大きな効果があるのだ

さらに奥に進むと、こんな感じになる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1047
(2023年11月4日撮影)
金網まつりぢゃぁぁぁーーーーーいっ

道路の左右に金網がびっしりと張られていて、ただの通路になってしまっている。

この真下をガンガンに掘っていて、毎晩多くの作業員が行き来している。
左の金網の中には、工事用の機材や資材が収められている。
左手前の家は、工事に伴って、面積縮小の上で建て替えられたようだ。

右側の信号機がある辺りは、昔から撮影スポットで、ここで撮られた列車の写真を雑誌やネット上で見掛ける事も多かった。
今はもう不可能だ…。

余談だが、今立っている場所の左には座禅が出来る建物があって、毎朝行っているそうだ。
参加自由なので、興味のある方はどうぞ
その横にある街中華屋「大陸」は、座席数が少ない上に常連客が毎日飲んでいるので、一見さんはちょっと入りにくい。(笑)
老舗なのだが、オラは一度も入った事が無い。

もうちょっと先に進むと、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1048
(2023年11月4日撮影)
鎮守の森ぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

高い木々が生えている場所は「氷川神社(ひかわじんじゃ)」と言い、この辺ではかなり有名な神社だ
初詣や七五三で訪れる人も多い。
ちょうどこの日は、七五三の子供達で賑わっていた。

余談だが、北口改札を出てこちら側に進んで来た人達が買い物が出来るのは、この2台の自販機しかない。(笑)

その隣のアパートは、夜になると防音シート(フェンス)が立て掛けられる。
毎晩21時半頃に立て掛けられ、翌朝には取り外される。
毎日毎日、大変な事だ…

では、氷川神社の前()まで行ってみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1049
(2023年11月4日撮影)
ちょっとすっきりぃぃ~~~~~~っ

以前はもっと鬱蒼とした森だったのだが、1~2年くらい前に大幅に伐採して空が見えるようになった。
境内が明るくなったけど、昔の緑豊かな方が好きだったんだけどなぁ…

地下化工事を始める際に、この氷川神社に工事関係者が集まって祈禱が行われたそうで。

その他にも、昭和天皇の「大喪の礼」等にも関わっていたそうで。
そのせいか、過激な輩に放火されて、新築したばかりのお社が全焼してしまった事がある。
(すぐにまた新築された)

オラは、お祭り等で何度もここに来た事がある。
この石段の上から眺める西武線が好きだった

ちょっと先に進もう。

ここまで来ると、沼袋駅構内の端っこ辺りになる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1050
(2023年11月4日撮影)
道路が全部鉄の蓋ぁぁぁぁ~~~~っ

この辺りは、道路が全て鉄板になっている。
この真下辺りで、上りの待避線が本線と合流するのだろう。

右にちょろっと見えているのが、新しい変電所ね

最後に、この先にある踏切()まで行ってみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1051
(2023年11月4日撮影)
今回はここまでぇぇぇ~~~~~~っ

目の前にあるのが「朝日通り(あさひどおり)」の踏切だ。
沼袋駅構内は、ここまで。

ここから先は、新井薬師前駅まで線路沿いに真っ直ぐ進んでいる。

昔、コンビニが流行った時代には、踏切の右脇に「ミニストップ」があって、便利だったんだけどなぁ~。
(今はレンタル倉庫になっている)
この一帯だけで4店舗もコンビニがあった。
今では、中野通りのファミリーマートだけ。

朝日通りの左奥に見える3階建てのマンションっぽい場所も、昔は広大な駐車場だったのが老人ホームになってしまった。
景色は変わってしまったが、狭過ぎて危険だった歩道が拡幅されたので良しとしよう

…まぁ、こんな感じで取材して来ましたよ、えぇ。

また変化が現れた時には、日記に書いていこうと思っておりまする。
…が、果たして仕事の都合でちゃと書く時間が取れるのか…な
(何せ、仕事の拘束時間が長過ぎて、この数年間まともに休日を楽しめていないのよ…

あまり期待せずに、気長~に待っていてくだされ。

では、また~

つづき「西武新宿線 沼袋~新井薬師前駅間2023秋」はこちらーっ!
つづき「西武新宿線 沼袋駅2024春」はこちらーっ!

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2023年10月 9日 (月)

つぶやき日記 ~「秋になったら風邪ひいたよ」2023秋~

いやぁ~、急に冷え込んだよね。

30℃超えの酷暑からの突然の10℃台……体調も狂うよ。

なので、コロナ禍以来、数年ぶりに風邪をひいてしまった…。

熱は無いんだけど、喉がイガイガするのと、鼻水の大放出祭りの今日この頃。
この3連休でガッツリ寝ていたら、少しは良くなったんだけどねぇ~。

仕事も、本部は気を利かせてくれているのか、自宅待機を2回も入れてくれた。
(緊急出動が掛かったら、出掛けなきゃいけないんだけどね)

そんな感じなので、暖かくした部屋に籠ってパソコンをいじっている毎日。

おかげで、古い日記をリニューアルする時間がたっぷり出来た(笑)

ここ最近は、「西武鉄道」に関連するカテゴリーの日記をリニューアルしている。
この日記の「旅と鉄道(16西武・秩父)」の日記達ね。

今までの小さなサイズ(470ピクセル)の画像を、大きいサイズ(1024ピクセル)に取り換えて、文章も解り易く直している。
地図も追加して、どこの事を書いた日記なのか解り易くもした。

まず最初に、西武多摩川線の日記をリニューアル。
(画像をクリックすると拡大するよん)
「秋になったら風邪ひいたよ」2023秋-1001
西武線と言ったらこのお顔ぉぉ~~ぅ

一昔前の西武線と言ったら、大半の車両がこのお顔だった。

これは、このお顔の最後の車両達(101系)が引退する直前に、府中まで出掛けて撮った日記。
確か、中野杉並から自転車で行ったよなぁ…

次に直したのが、この日記
(画像をクリックすると拡大するよん)
「秋になったら風邪ひいたよ」2023秋-1002
絶賛工事中ぅぅぅぅ~~~~~~~っ

現在、東京都が進める鉄道立体交差化工事の1つで、西武新宿線の「中井(なかい)」駅~「野方(のがた)」駅間を地下化するというもの。
これは、その中間にある「沼袋(ぬまぶくろ)」駅を詳細にレポートした時の日記。
西武鉄道の公式サイトがいつまで経っても更新されないので、自分で調べて皆様にご紹介した次第

地下化工事が発表された頃から撮り続けていたので、年を追うごとの比較写真が豊富にある、オラ的決定版だ

最近、また新たな進捗があったので、気力があったら撮影しに行こう…
(隣の「新井薬師前(あらいやくしまえ)」駅も変化があったのでね)

今回の3連休では、この日記をリニューアルした。
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「秋になったら風邪ひいたよ」2023秋-1003
小江戸ぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~ぅ

小江戸(こえど)」こと、埼玉県の「川越(かわごえ)」にフラッと出掛けた時のものだ。
地元の西武新宿線を使えば、乗り換えなしで終点まで乗っていると、簡単にこのレトロな光景に出会える
休日のぶらり旅に最適だ

そして、今夜はこの日記をリニューアル。
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「秋になったら風邪ひいたよ」2023秋-1004
癒しの空間~~~~~~~~~~~っ

東京都を横断して流れている「玉川上水(たまがわじょうすい)」の日記だ。
多摩川の上流から分岐して、新宿の高層ビル群がある場所(都庁の周辺ね)まで流れていた、水道用の用水路だ。
現在は、途中までの区間は今でも使用されているが、都心に近い部分では使用されていない。
でも、当時の雰囲気が楽しめるように、一部の区間では水を流して再現されている。

この日記は、この玉川上水と「残堀川(ざんぼりがわ)」と言う川が直角に交差している、日本全国でも珍しい光景をご紹介したもの。
子供の頃からの謎が、この調査によって更に深まって、家に帰ってネットで調べたらあっさりと解決したというオチもあった。(笑)

リニューアルしたい日記は、まだまだたくさんあるんだけど、少しずつやってききますよ、えぇ。

とりあえずは、風邪を治さないと頭がボーッとして何も出来ないので、それからだね。
でも、元気になると出掛けちゃったりするんでしょ、オラってば。(笑)

コロナ禍もだいぶ落ち着いてきたので、そろそろ遊びに出掛けても良さそうな感じだしぃ~
でも、仕事が忙しければ、休みの日に外出する気力も無くなるんだろうけどぉ~。

まぁ、気力・体力・財力のバランスを考えて行動しますよ。はい。

では、またぁ~

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2020年12月 7日 (月)

お散歩日記 ~「♪垣根の垣根の曲がり角ぉ~。東京都中野区・新井薬師前」2019秋~

オラが今まで何年も目の前を歩いていたのに全く気が付かなかった、日本人なら誰でも知っている「名所」があった。

なので、紅葉の時期に改めてゆっくりと訪ねてみることにした。

その場所とは、ここ。
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1001
垣根の垣根の曲がり角ぉ~~~

そう、童謡「たきび」の歌の発祥地だ

確かに、垣根がず~っと並んでいるし、曲がり角もある。

…まさか、家のこんな近くでこの歌が作られたなんて

何で今まで気付かなかったかと言うと、夕方の暗い時間にしか通過しなかったから。

前職はずっと座り仕事で立つ機会がほとんどなかったため、帰りは数駅手前で降りてずっと歩いて家まで行くという「歩け歩け運動」をしていた。
歩くルートは数種類にほぼ固定されていたので、数年間、週2~3回のペースでこの垣根の前を歩いていたという訳。
(途中の銭湯やスーパーに寄ったりして、なかなか楽しいお散歩コースだった

垣根の対面の建物も古めかしくて、そっちも気になっていつも見ていたから、余計にこの垣根の正体が判らなかった次第。

2019年12月16日、お天気が良かったので昼前に訪ねてみた。

この時は無職(転職活動中)で、コロナウイルス騒ぎもまだ初期段階で、時間は限りなくあったので。
9月に死亡した父親の身元がDNA鑑定で確実に判明するまで、警察に「待っててね」と言われて就職活動が出来なかったのもある)

2020年の今年は、新しい仕事にまだ慣れていないのと、貴重な休日の時間がバタバタして忙しいので行けなかった…
毎日外で立って勤務しているので、休日くらいは部屋に籠って座っていたいというのもあるし…ね。

まずは、この垣根がどこにあるか、地図で見てみると…
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1002
(2020年のグーグルマップより)
だよん

…垣根の家
…西武新宿駅
…新宿駅
…東京駅

東京都中野区にある、西武新宿線「新井薬師前(あらいやくしまえ)」駅の近くだ。

アップで見てみると…
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1003
(2020年のグーグルマップより)
えきちかぁぁぁぁぁ~~~~

駅から徒歩4~5分くらいかな。
住宅街の細い生活道路に囲まれた場所にある。

なので、地元の住民しか通らないような道なので、意外と世間には知られていないのだ
オラも含めて、中野区民だって知らないよ。(笑)

では、行ってみよう

まずは、西武新宿線に乗って、新井薬師前駅で降りよう。
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1004
(2018年5月撮影)
足元にちうい~~~~~~っ

カーブがきつい線路上にあるホームなので、車両とホームの隙間に注意

只今、絶賛地下化工事中なので、数年後にはこの光景は激変しているかもしれない。

都心方面から来る場合は、西武新宿駅または「高田馬場(たかだのばば)」駅で西武新宿線の各駅停車に乗れば、10分ほどで着く。

電車から降りたら改札に行こう。

(上の写真で)今立っている場所(1番線本川越方面)の、右斜め背中側に南口改札がある。
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1005
ひろびろぉぉぉぉ~~~~ぅ

立地の割には広々とした改札がある。
改札機奥の右側を見ると、1つ上の写真の光景が見える。

多くの人は、この改札を出ると左側の駅前バス通りに行くのだが、今回は右側の細い道へ。

ここから右を見ると、こんな感じ。
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1006
狭ぁぁぁぁ~~~~~い

とても「駅前」とは思えないような狭さだ。

でも、この一角は雑然としているが故に小さな飲食店が多く、それがいい味を出している

右側に見える店舗達は、駅の地下化工事に伴う再開発(駅前整備)で、そう遠くないうちに無くなってしまう可能性もあるので、ご利用はお早めにぃ~

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余談だが、焼き鳥(焼き豚)の居酒屋「四文屋(しもんや)」は、ここが発祥(本店)なのだ。
西武線・中央線沿線では多く見かけるチェーン店で、ここ数年で急に全国展開を始めた。
コスパも良くて美味しいよん
(公式Twitterはこちらをクリック

その四文屋本店は、上の写真の右側の道の裏側にあり、一角はレトロな雰囲気を醸し出している。

ほれ。
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1007
(2020年9月撮影)
昭和レトロぉぉぉぉぉ~~~~う

たまたま人が歩いていない時に撮ったので、映画のセットやテーマパーク内のようにも見える。

正面やや左の、燃えているような赤い提灯(笑)が四文屋本店で、奥の横断歩道が駅前のバス通り。
南口改札は、右の建物の裏側にある。

ご覧の通り、この駅前には焼き鳥(焼き豚)屋が多い。
有名な芸能人(芸人)達も意外と住んでいて、こっそり通っている店もある。

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先に進もう。

この細い道を道なりに真っ直ぐ進むと、すぐに隣に並行していた広い道と合流する。

そして、最初の十字路に立って後ろを振り返ってみると…
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1008
景色が一変~~~~~~っ

この辺は、いたって普通の駅前の住宅街だ。
この道は広いけど交通量がすごく少ないので、いつ来ても実際よりも広々しているように感じる。

赤いの奥から出て来たところで、今度はへと進む。

ちなみに、この地点の右側を見ると、こんな感じ。
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1009
行き止まりぃぃぃぃ~~~~っ

すぐ目の前に駅のホームがあって、先には進めない。
以前はここに歩道橋があってホームの向こう側に行けたけど、地下化工事の進展で新宿寄りに移設されてからは「ただの行き止まり」になってしまった。

さぁ、後ろに振り返って先に進もう。
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1010
もうすぐーーーーーーーぅ

目的地は、奥に見える高い木々の場所。

…ね、結構近いでしょ

つまり、「駅のホームからも、たきびの垣根は見える」という事。

真っ直ぐテコテコ歩くと、すぐに到着ぅ~~~。(地図の
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1011
垣根の曲がり角ぉぉぉぉぉ~~~~ぅ

…まさに歌詞の通りだ。

でも、目の前にある段ボールで焚き火しちゃダメよ(笑)

ここから少し左側を見てみると…
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1012
良いっしょ

オラは、いつも日が暮れてから、奥(高田馬場方面)から手前に向かって歩いていた。
家の明かりも無いので、そりゃ気付かないわな。
道の反対側の、古めかしい工場跡のような建物のほうが気になっていた次第。

…でも、何となぁ~く「垣根の垣根の曲がり角ぉ~」と心の中で歌って、「歌詞に似ている場所だよねぇ~」とは感じていた。
きっとこんな雰囲気の場所が歌詞の舞台だったんだろう」と思っていたら、まさかここがまさにその場所だったなんて…

では、垣根の周りを一周してみよう

いつも歩いていた道(左側)ではない、右側から反時計回りで回ることに。

こちらは竹で組まれた背の低い垣根があるだけなので、中の様子も良く見える。

柵の周りで作業をしている植木職人さんがいるので、邪魔にならないようにサクッと撮影開始っ

中の建物が見えたので、見てみると…
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1013
…で、でかい。

建物は大きいけど敷地が広くて遠いから、小さく見える。(笑)

昔は相当立派なお屋敷だったのだろう。

正面に、まだ新しめのクーラーの室外機や湯沸し器が見えるので、人が住んでいるようだ。
物の置かれ方に「生活感」を感じる。

…んぢゃ、あまり撮影は出来ないな。

当然、中にも入れないだろうから、外観だけをくるっと見ることにしよう。

さっき職人さんがいた場所に、小さな門があった。
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1014
立派ですな

小さいながらも立派な門だ。

家の規模からしたら「勝手口」かな

門の先に、カクカクッとした曲がり角が現れた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1015
へっこんでますぅぅぅぅ~~~

真四角な土地ではなく、ちょいと欠けた形をしている。

この辺は生垣になっているので、歌詞の「さざんか~さざんか~」かと思ったら、グーグルストリートビューで見ると赤い葉になっていたので、「山茶花(さざんか)」ではないようだ。
全国でごく一般的に見る、赤い葉の生垣だね。

生垣の上に中野区の「保護生け垣」の標識が見える。
区内のあちこちの大木等にも「保護樹林」の標識が付いている。

右側の、カクカクした奥のほうに進むと、普通サイズの一軒家がいくつか建っている。
ここもこの屋敷の一部なのだろうか分譲した土地なのだろうか

…相当な地主だな。

昔は庄屋だったのだろう。

オラの家も昔は庄屋だったっぽい。
実はオラ、世が世なら「旦那様」になるはずだったのよ(笑)
でも、ひい爺さん辺りが散財してしまったらしく、もう土地も金も無いよ。
今では、あっしは「ただの下民」でさぁ~な。

一軒家を過ぎて角を曲がって歩いていると、駐車場の奥に母屋の全貌が見えてきた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1016
武蔵野だぁーーーーーーーっ

これぞ本当の「武蔵野の雑木林」だっ

令和にもなって、昭和初期の姿を留めているなんて…

オラがお子様の頃は、こんな感じの家と庭が中野区内にもいっぱいあったんだけどなぁ~。
懐かしや

今では、東京の西側の国分寺市府中市辺りまで行かないと、こんな光景は見られないんだろうなぁ…

目の前に大きな入口が見えたので、近付いてみよう。
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1017
…すげぇ

これは誰がどう見ても立派なお屋敷でしょう

門が無いので、どこまで入っていいのか判らない。
多分、この道路から一歩も入ってはいけないのだろう。

正面から中を見てみると…
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1018
ご立派

とても令和の中野区内とは思えない、超レトロな光景。

右側の建物を見ると、昭和でも初期の頃に建てられたっぽいよねぇ~。
90年くらい経っているんじゃないの!?

入口の左横に案内板があったので、近付いてみると…
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1019
動かぬ証拠ぉぉぉぉぉーーーーぅ

「たきび」のうた発祥の地……やっぱり、まさにここがそうなんだ。

解説を読むと、たきびの歌は昭和5年頃に作られたようで。
すると、この家もそれ以上昔から存在するわけで…

…えっ大正時代の建物??

この一帯の住所は「上高田(かみたかだ)」と言い、高台にある平らな場所なので、新田開発して庄屋になったのかもしれないね。
上高田の両側は「新井」「中井」なので、井戸水には困らなかったはず。
隣駅は「沼袋」なので、水運にも便利な場所だったであろう。

オラ子供の頃は、近くを流れる「妙正寺川(みょうしょうじがわ)」沿いに町工場がたくさんあった。
カメラ業界では有名な「オリエンタル写真工業」の大きな工場を、外から観るのが好きだった
(現在の「哲学堂公園(てつがくどうこうえん)」の横に立っているマンションの位置)

関東では有名な「神州一味噌(しんしゅういちみそ)」の「宮坂醸造(みやさかじょうぞう)」の工場も妙正寺川沿いにあった。
今でも会社は川沿いにあるらしく、横にあるセブンイレブンでは神州一味噌のキャラクター「み子ちゃん」のクッキーが売られている。
このクッキーはかなりレアなので、東京土産にいかが
(公式サイトはこちらをクリック

…話を元に戻そう。(笑)

正面からいつも歩いていた道に曲がろうと歩いていたら、垣根の近くの敷地内に小さな祠(ほこら)があった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1020
小さいながらもご立派ぁぁぁ~~~~っ

この土地の神様だろうか農作の神様だろうか

まだ新しいから、最近修繕されたのかもしれないね。

いつも歩いていた道に出たので、振り返って見てみると…
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1021
いい感じぃぃぃぃぃ~~~~

紅葉を見ると、「ちょっと来るのが遅かったかなぁ~」という感じ。
一週間前くらいがベストだったか

奥に写っているご婦人2人組も、この垣根を見にやって来たようだ。
ガイドブックっぽい物を見ながら歩いて、たきびの解説板の写真も撮っていたので。

最後に、いつも見ていたアングルで見てみると…
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東京都中野区・新井薬師前駅付近の「たきび」の歌発祥の地2019秋-1022
そうそう、これこれ

これで日が沈んだら、見慣れた景色になる。

真っ直ぐ奥に歩いて、近くにある銭湯「新越泉(しんえつせん)」に寄って、の~んびり温まって帰ったなぁ~
(公式サイトはこちらをクリック

もうコロナウイルスのせいで生活が一変してしまったけど、たまにはこの辺をお散歩してみますかいのぉ~

都会の中に貴重な昭和が残っているので、みなさんも、ぜひ行ってみてくださいな
この一角はなかなか面白いエリアだよん。

でも、垣根の前で焚き火しちゃダメだからね

…んぢゃ、またねぇ~~~~ん

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2020年7月13日 (月)

お仕事日記 ~「一枚の写真から:東京郊外の朝」2020夏~

今回もサックリと。

2020年5月から、警備業の仕事で都内の各地に行くようになった。

最近は、当面の間は同じ現場に行くことになっている(オラがその現場のリーダーに任命されているので)のだけど、天候によっては別の現場にも行く。
先日は雨の予報で、前日のうちから工事中止が決まっていたので、久々に別の現場へ飛ばされる事に…

朝の7時前から西武線の電車に揺られ、たどり着いたその先は…

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・国分寺の朝2020夏-1001
ラララ無人くぅ~~~~~~ん

…人がいねーよ。

ここは東京都の西部にある衛星都市「国分寺(こくぶんじ)」駅前。
JR中央本線と西武国分寺線と西武多摩湖線が接続する、東京西部では「立川(たちかわ)」「八王子(はちおうじ)」「吉祥寺(きちじょうじ)」に次ぐ一大ターミナルだ。

余談だが、JR中央本線の都内には「」の付く駅名が3つある。
(「高円寺(こうえんじ)」「吉祥寺」「国分寺」)
そのどれも賑わっているので、沿線では「~~寺駅」はちょいとしたブランド名となっている。
(まぁ、八王子も北条氏の時代には「八王寺」と書いていたっぽいんだけどねぇ~)

この国分寺は、その名の通り「武蔵国分寺」があった場所で、大昔(西暦700年代)は武蔵の国の首都だった。

歴史の授業でも習った、日本全国にある「国分寺」は、国の施策として全く同じ時に建てられた。
(トップである総国分寺は、奈良の東大寺)

…それが今やどうだい

この写真は、朝8時過ぎの駅前を撮影したもの。
奥の黄色いビルの右側すぐに、駅前ロータリーと駅ビルがある。

通勤時間帯で駅も人が多いのに、僅か100mほど歩いただけでこの無人さ…

オラ、ちょいとビックリしてしまったよ、えぇ。

まぁ、正直言えば、国分寺で発展しているのは駅ビルだけで、その周囲は小さなお店が少しあるだけで、あとは住宅街になっている。
アーケード商店街のような、大きな商店街が存在しない。
学校と住宅と研究所と工場が多いような街だ。

この撮影した場所の背中側のちょっと先には「国分寺崖線(こくぶんじがいせん)」という多摩川が造り出した長~い崖があり、東急東横線の「田園調布(でんえんちょうふ)」駅の先まで崖が伸びている。
河岸段丘なので何段かの崖があり、途中の小田急線「成城学園前(せいじょうがくえんまえ)」駅付近の高低差はかなりなものだ。
チャリンコで坂を下りたらブレーキが効かずにパトカーに追突しそうになったり(笑)、上りではキツ過ぎてチェーンが外れそうになったり…と、チャリにはかなりの難所なのだ。

でも、崖のあるおかげで湧水も多く、清流がいくつか流れている。
(全て多摩川へ合流する)

そんな高低差のある複雑な地形なので、近くの現場で警備していても人と車の往来が少く、正直、普段の現場(23区内)の1/20も仕事をしなかった。
ボケーッと2時間半ほどつっ立っていたら、職人さんに「これで仕事終わりです。帰りますねー」と言われて本日の業務終了。

…10時半に今日の仕事終わっちゃったよ。(笑)

昼飯持って来た意味無ぇーよ。

さすが、東京の地方都市は人が少なくて、のんびりしていて良いねぇ~~~

オラ、本当はこういう東京都下で働きたかったんだよね。
前回の西武池袋線「清瀬(きよせ)」駅に近い「下里団地(しもさとだんち)」も、最高の労働環境だった
幸い、今日は僅かな小雨程度で済んだしね

週に1回くらいは都下の現場に行きたいねぇ~。

まぁ、梅雨時だから来れたんだろうね。
23区内は人が多過ぎて、かなり神経を使うよ。

会社に電話したら「帰っていいよぉ~」と言われたので、そそくさと西武線で帰宅しましたとさ。
行きの最短時間でのルートとは別の経路で帰っても、11時半には家に着いたよ。(笑)
(これでも1日分の賃金はちゃんと支払われる)

…何か、「仕事をしに行った」というより「西武線のあらゆる支線を久々に乗りまくった」日だった。
(国分寺の北側は、西武線の各路線が複雑に入り組んでいるのだ。歴史的な流れでそうなった)

西武線好きのオラにとっては、またとない1日でしたとさぁ~~~~~ 

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2020年6月29日 (月)

通勤日記 ~「一枚の写真から:だいたい、そこそこ」2020夏~

今回もサックリと。

毎日電車で通勤していて、いつも気になっている看板がある。

あまりに気になったので、ついに撮ってしまった。

どん!
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東京・新宿「だいたい、そこそこ」2020夏-1001
たまには来てねぇぇぇぇぇ~~~~~っ

西武新宿線「西武新宿(せいぶしんじゅく)」駅のホームにある「オスロ―バッティングセンター」の看板だ。

このバッティングセンターは有名な老舗で、オラが小さい頃から存在していて、何度か行った事がある。
東京…いや世界の歓楽街「新宿・歌舞伎町」の真ん中に突如現れるグリーンのネットと「カキーン」という野球の金属バットの音。
確か、1階はゲームセンターになっていたよなぁ…

昔は地味ぃ~~~な存在だったけど、この看板になってからはやたらと目について、気になるようになってしまった。
これと大体同じデザインの正方形の広告シールが、西武新宿線の車内(連結面の窓部分)にも貼られている。

何と言っても、気になるのは「だいたい」「そこそこ」「あんまり」「たまには」の、ユ~~ルユルな文言だ。

居酒屋系の「元気いっぱい」「今日も張り切って」「一生懸命」「年中夢中」とは対極的な、何という控え目さ。(笑)

さらにやる気の無さ…と言うかユルさが感じられるのは、各キャラ達のネーミング。

めぐみ」「たかぎ」「けんた」は解るよ。
(「たかぎ」だけ名字なのが気にはなるけど)
像さんの「まんもす」もナイスな名前だよ。
小鳥の「こんどる」も軽くひねりが効いていてナイスだよ。

…で、熊さんの「なつみ」はどこから来た???
(個人的には好きなひねり方

そして、もぐらの「もぐろー」、もうひねりが感じられなくなってきた。

うさぎの「うさやま」は、立ち位置からして多分メインキャラクターだと思うので良しとしよう。

最後に残った、豚さんの「ぶたやま」……完全にネタ切れか面倒臭くなったのか…

西武新宿は始発駅なので、発車まで数分間はこの看板を眺めている事が出来る。

…するとね、何かぢわぢわと笑いが込み上げて来るのよ

多分、この広告制作者の思惑は、オラにはド直球でヒットしている。

…恐るべし。(笑)

まぁ、みなさんも時間に余裕があったら、たまには行ってあげてください

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2020年2月24日 (月)

つぶやき日記 ~「骨董品?西友ストアの毛布」2020春~

前回「丸井中野本店創業50年記念トランプ」からのつづきーっ!

またまた懐かしグッズが発掘されたぢょん

…というか、長い間目の前にあってたまに使っていながら、気付いていなかっただけの事ぉ~

それは、これぢゃ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西友ストアの毛布2020春-1101
毛ぉ布ぅぅぅぅぅ~~~~

タネも仕掛けも無い、ごく普通の毛布だ。

冬に時々こたつ用として使ったりしている。
触り心地が良くて厚みがあって暖かいので、結構重宝している

子供の頃からあったような記憶が…。

つい先日、この毛布を何気なく「ぺらりんちょ」とめくったら、この商品のタグが表面に出て来た。
なので、ちょいと見てみると…

おーまいがっ

アップでご覧いただこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西友ストアの毛布2020春-1102
せいゆぅぅぅぅぅぅーーーーーん

あらまっ、懐かしい(笑)

…そういえば、そうだったね。

そのタグには「ボンネル®スイート毛布 アクリル(ボンネル)100% seiyu store 三菱レイヨン」と刺繍されている。
ボンネル」は三菱レイヨンの素材の商品名のようだ。

この中で、何が懐かしいかって、西友ストアのロゴマークだよ

seiyu」の文字の左にある野球のボールのようなロゴは、関東地方…特に東京都民と埼玉県民は半数が知っている有名なものだ。

このロゴマークは何かというと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西友ストアの毛布2020春-1103
しぇいぶしぇぇぇぇ~~~~~~ん

そう、西武線の車体にも掲げられている通り、西武グループのロゴマークなのだ。

漢字の「西」を丸くデザインしてある。
西武ライオンズが出来るはるか昔から使われているので、野球のボールと間違えないように。

…つまり、西友ストアは、昔は西武系列だったのだ。

昔の西武グループは鉄道系と百貨店(流通)系の2つがあり、創業者の息子2人がそれぞれトップに君臨していた。
(まさに殿様のように君臨していた)
流通系(セゾングループ)には西武百貨店・西友ストア・PARCO・無印良品・ファミリーマート等があり、吉野家ダンキンドーナツも一時セゾングループだった。

なので、西武沿線…特に駅前にこれらのお店が多くあるという訳。

今は、創業者の堤家は経営から完全に離れ(と言うか違法行為で失脚し)、これらの会社はバラバラになって別々のグループ会社に組み込まれていった。
絶対君主的な堤王国を知る世代にとっては、まさかの信じられない展開だったのだが…

西友ストアは、現在は米国ウォルマート社の傘下なので、西武時代の面影は僅かしか残っていない。
(商品の質はだいぶ変わった(価格と共に下がった)ね…)

この毛布ちゃんは、西武王国が華やかで繁栄していた時代の生き証人なのだ
(…生き毛布か(笑))

生地がしっかりしているので、まだまだ活躍してもらうわよん

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…とりあえず、今回はこんなところでぇ~。

また発掘されたらご紹介するねん

では、またぁ~~~

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