旅と鉄道(14小田急・箱根・江ノ電)

2025年3月 3日 (月)

実物日記 ~「令和になって昭和が出現!小田急線新宿駅」2025春~

いやぁ~、最近こまごまと忙しい。

仕事の給料が減らされたので、休日出勤を増やしている今日この頃。
なので、ブログを書く時間もあまり無く…

久々に「おっ」というネタを発見したので、書いてみた

では、スタート

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今回の場所は、東京都の中心地にある、小田急線の「新宿(しんじゅく)」駅だ

以前は、このような立派な駅ビル(小田急百貨店)が建っていた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
小田急線新宿駅「令和になって昭和が出現!」2025春-1001
(2017年9月撮影)
新宿西口のシンボルぅぅぅ~~~~っ

新宿駅の西口」と言えば、まさにこの光景だった。

ところが、2024年3月から新宿駅周辺の大規模な再開発工事がスタートし、景色が一変してしまった。

この巨大なデパートも、きれいさっぱりと解体されてしまい、新宿駅の上空にはきれいな青空が広がっている。

現在の小田急デパートの前の道(写真に写っている歩道と車道ね)は、工事用のフェンスと上空の巨大な鉄骨に囲まれてしまい、狭くて暗い空間になっている。
そこに、円安で訪れている外国人観光客の集団が大荷物でのそのそと歩くものだから、歩きにくくてしょうがない…

…まぁ、しばらくはガマンだなや。

小田急線新宿駅のメインの改札「西口地上改札」は、現在も移設されずに同じ位置にある。

建物の外から改札までの通路は、一時的に上の写真の入口辺りまで延長されたが、2025年3月現在では、これよりも右側にあった入口とほぼ同じ位置に戻されている。
現在はプレハブの仮設通路なので、写真に撮るほどのものではない。
(壁の外側と上空には、今では何も無い)

以前の、華やかだった西口地上改札は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
小田急線新宿駅「令和になって昭和が出現!」2025春-1002
(2017年9月撮影)
これぞ小田急ぅぅぅぅ~~~~~~っ

頭端式(行き止まり式)のホームで、改札から段差無くホームに行けるようになっている。
(各駅停車は地下ホームね)
改札奥左側の朱色の部分は「ロマンスカーカフェ」で、出発前のくつろぎタイムに便利な存在だった。
特急ロマンスカーの多彩さもあって、かなり華やかな雰囲気だった。

なので、箱根や江の島に行く時には、お子様の頃からわくわくしたものだ

それが、今では頭のすぐ上まで鉄板で覆われ、暗くて狭い空間に変わってしまった。
改札の幅も2/3くらいに狭まっただろうか、全く違う雰囲気だ。

改札を抜けて、急行用のホーム(4・5番ホーム)に行くと、こんな感じだった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
小田急線新宿駅「令和になって昭和が出現!」2025春-1003
(2010年8月撮影)
白くて明るいぃぃぃぃ~~~~~~っ

ちょいと車両がレアだが(笑)、ご覧のように天井が高くて全体的に白色でまとめられた、清潔感のある空間だった。

ちなみに、この列車はJR東海371系あさぎり」で、2階建て車両があって東海道新幹線と同じ配色の、カッチョエェ~車両だった
7両編成が1本しか存在していなく、貴重な存在だったのだぁ~よ。
今では、富士山麓電気鉄道(富士急行)で、赤い色に変わって活躍している。

それが、2025年2月では、ホームはこんな姿に変わり果ててしまった。

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
小田急線新宿駅「令和になって昭和が出現!」2025春-1004
(2025年2月撮影)
地下鉄かぁぁぁぁぁぁ~~~~~~っ

全てが仮設の物で覆われてしまっている。
しかも、照明も少ないので、かなり暗い。

左側の2本目の柱が、1つ上の「あさぎり」の右横に写ってる柱だと思われる。

ちなみに、仮設の鉄板の屋根の上にも、まだ既存の屋根(天井)が掛かっている。
だが、まだ撤去する雰囲気が無いので、しばらくはこのままなのだろう。
もしかしたら、このまま上に新しい駅ビルを建ててしまうかもしれない。

この鉄板の上(改札の真上)で、工事中の工具あたりから火花が飛び散り、ボヤ騒ぎになった事がある。
仮設の屋根があったから小規模の火災で済んだのか、はたまた、屋根を造っている最中に火花が飛んだのか…

こんな暗いホームを平日は毎日利用しているのだが、ある日の降車時に、ふと気が付いた。

…あれこの壁って…!?

気になったので、日を改めて写真に撮ってみた。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
小田急線新宿駅「令和になって昭和が出現!」2025春-1005
(2025年2月撮影)
緑色ぉぉぉぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

降車ホーム(6番ホーム)の壁が、今までの白い板から緑色のタイル模様に変わっているのだ。

余談だが、これでもちゃんとホームの照明は付いているからね。
これだけ暗いのよ、今の新宿駅は。

列車のライトが、かなり眩しく見えるくらいだ
ちなみに、この車両は5000形の「もころん号」ね

白い壁が撤去される前のお姿は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
小田急線新宿駅「令和になって昭和が出現!」2025春-1006
(2006年9月撮影)
明るいぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

撮影地点は、ほぼ同じだ。
(ほんの数歩違う程度)

今となってはちょいとレアな「準急 本厚木(ほんあつぎ)」行きだなや
(複々線が完成してからは、準急列車は千代田線直通車のみとなってしまった)

この、右に見えている白い壁を撤去したら、緑色の壁が出現したという訳だ。

壁をよぉ~く見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
小田急線新宿駅「令和になって昭和が出現!」2025春-1007
(2025年2月撮影)
そうだこれだよぉぉぉ~~~~~ん

急に思い出した

オラがお子様の頃の、小田急線新宿駅の壁はこれだったんだよっ!!

この緑色を見ながら、次に来る急行列車をわくわくしながら待っていたんだよ

懐かしいねぇ~

ネットで画像検索してみると、1970年(昭和45年)の新宿駅の壁はこれだったので、20m車の10両編成に対応する第2次改良工事をしていた頃かな

いやぁ~、令和になって昭和が目の前に現れたよ

この壁に気付く人は。もう40代後半以上だなや…

オラ的には、この壁を見ると「箱根」「江の島」「新百合ヶ丘」を思い出すね
新百合ヶ丘(しんゆりがおか)」駅の近くに親戚が住んでいたので、年に数回遊びに行っていたのだ

当時は、まだ新百合ヶ丘駅は出来たばかりで、何も無い草むらのど真ん中にある状態だった。
(道路沿いをくねくねと走る線路を真っ直ぐに付け替えて、この新駅を造った)
駅前には、1軒も建物が建っていなかった。

そこに「急行列車が停まる」ということで、住民でさえも驚いていた。
隣の「百合ヶ丘(ゆりがおか)」駅前の方が発展していたので、子供ながらに不思議に感じていた。
それが今や、あんなに立派な駅と街になってしまって……ビックリだよ

1970年代の新宿駅ホームには、乗車口の足元にいくつもランプが埋め込まれていて、次に来る列車のドアの位置に合わせて点灯(点滅)する仕掛けがしてあった。
小田原(おだわら)」~「箱根湯本(はこねゆもと)」駅間に直通する列車には長さの制限があったので、18m3ドア車20m4ドア車を混結していたのだ。
なので、列車の行先によって使用する車両が異なるので、何パターンもの乗車位置があったのだ。

20m4ドア車に統一されてホームドアが設置された現在、今の若者達には想像も出来ないだろう…

最後に、再開発工事が始まる前の、小田急線新宿駅ホームのお姿をご覧いただこう。

ほれほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
小田急線新宿駅「令和になって昭和が出現!」2025春-1008
(2017年9月撮影)
最終形態ぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

このお姿が、工事開始前の最終形態と思われる。

特急ホーム(2番ホーム)から6番ホームを見た光景だ。

余談だが、昔は1番ホームも「特急用ホーム」として使われていた。
それが、いつの頃からか使用停止となり、イベント空間資材置き場に変わってしまった。

1番ホームは、使われなくなったとはいえ、ロマンスカーは常に停車(常駐)していた。

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
小田急線新宿駅「令和になって昭和が出現!」2025春-1009
(2017年9月撮影)
夢の併結運転~~~~~~~~~~っ

青い60000形MSE」と白い50000形VSE」の2大スターがいて、いつもきれいにお掃除をしていた。
(床の掃除機(クリーナー)ね

お子様が思わず乗ってしまいそうな、ぷりち~なデザインだった

さてさて。

ちょいと昭和なお姿も現れた小田急新宿駅、これからどう変わっていくのやら…

楽しみに待っていましょう

では、またぁ~

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2024年12月23日 (月)

お散歩日記 ~「東京23区の街なかの紅葉・世田谷編」2024晩秋~

前回「東京23区の街なかの紅葉・中野編2024晩秋」からのつづきーっ!

晩秋と言えば「紅葉」だよね

でも、今年は地球温暖化のせいか、紅葉が少し遅いような気が…

最近は貧乏なので、紅葉の有名な観光地に行く事が出来ないので(外国人観光客が多過ぎるというのもある)、日常歩いている場所で紅葉を楽しんでみた
東京23区内の、ごく普通の街なかにも、隠れた名所があるのだ

…という訳で、今回は「その2」として、東京都世田谷区で観た紅葉をご紹介

今回の場所は、小田急線の「祖師ヶ谷大蔵(そしがやおおくら)」駅の北側だ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷「東京23区の街なかの紅葉・世田谷編」2024晩秋-1001
(2024年のグーグルマップより)
の位置ね

…荒玉水道道路
…祖師谷住宅中央公園
…(旧)そしがや温泉21
…仙川

の下(南)に祖師ヶ谷大蔵駅があり、右(東)には「千歳船橋(ちとせふなばし)」駅があり、左(西)には「成城学園前(せいじょうがくえんまえ)」駅がある。

祖師ヶ谷大蔵駅から南北に向かって商店街が伸びており、今どきにしてはかなり活気のある、楽しい街だ
北に伸びる商店街の中程に、天然温泉の銭湯「そしがや温泉21」(地図の)があったのだけど、2023年3月に設備老朽化により閉店してしまった…

もう何十年も通った銭湯だっただけに、悲しい思いでいっぱいだ…
今は広大な更地になっていて、新たな建築工事が始まっている。
(そしがや温泉21の日記はこちらをクリック

そして、のすぐ上(北)には、有名な「木梨サイクル」がある。
とんねるず」の木梨憲武氏の実家で、店先に父親の作三(さくぞう)氏がいたのを何度も見た。
(以前は、この商店街の北のはずれに住んでいたそうな)

祖師ヶ谷大蔵駅と千歳船橋駅周辺は、今でも畑が残るのどかな近郊都市なのだが、団地がたくさん建っているため、朝の通勤時間帯は大変な混雑となる。
(なので、千代田線直通の準急列車が停まるのだ)

逆に、仙川(せんがわ)の谷を越えると、突然街の雰囲気が変わり、超高級住宅地となる。
地図の左側に区画整理された部分が見えるが、これが俗に言う「成城の豪邸」群だ。

このさらに左側には野川(のがわ)が流れていて、急な崖(国分寺崖線)になっている。
崖を下りると、またのどかな畑のある光景が広がる。

こんな感じね。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷「東京23区の街なかの紅葉・世田谷編」2024晩秋-1002
経済的国境ぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

右に見える高台が崖の上(成城の豪邸群)で、地下に成城学園前駅がある。
この野川のすぐ近く(左側)には「喜多見(きたみ)」駅がある。
奥に、小田急線の巨大なコンクリート橋が見えるでしょ

この野川の右側が「世田谷区成城」で、左側が「世田谷区喜多見」となっている。

町名のブランド力のせいか、右側には超高級な住宅しか建っていない。
僅かに、昭和の木造アパートが見えるが、全て川のすぐ傍にあるだけだ。
高台へ行けば行くほど、家のグレードが上がっている。

逆に、左に行けば行くほど畑が広がっている。(笑)
すぐ先は、もう「狛江市(こまえし)」だ。
(狛江市は日本で2番目に小さな市で、羽田空港の半分もない)

まだここはギリギリ東京23区内なのだが、すでに「多摩」の匂いが漂っている。
まぁ、数キロ先は、神奈川県の川崎市だからねぇ~。

余談だが、地図のの「荒玉水道道路(あらたますいどうどうろ)」は、道路の下に水道管が通っている。
そのためか、どこまで行っても真っ直ぐな直線となっていて、地図で見ると非常に面白い
杉並区の「高円寺(こうえんじ)」から世田谷区の多摩川の土手(狛江市との境目にある浄水場)まで、一直線だ
オラの、昔のサイクリングコースでもあった。

さてさて。

今回も、通勤途中に「あっ今撮っておこう!!」と、慌ててへっぽこスマホで撮ったので、画質が少々霞掛かっているのはご容赦を。(笑)

…これでも、翌朝に撮り直したんだけどね。
(最初に撮ったのは夕方で、全体的に暗かった…)

では、の場所にある「祖師谷住宅」に行こう。

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷「東京23区の街なかの紅葉・世田谷編」2024晩秋-1003
ウルトラなけやきぃぃぃ~~~~~っ

けやきロード祖師谷」と書かれた、昭和チックな商店街がある。
恐らく、この団地が出来た頃からこのままの姿なのだろう…
でも、中の店舗はお洒落に改装されていて、人気のコーヒー屋等もある。

けやきロード」と言うだけあって、見事なケヤキの木がたくさん並んでいる。

ちなみに、右に見える街灯は、ウルトラマンをモチーフにデザインされている。
祖師谷にはウルトラマンの撮影所があった関係で、町全体がウルトラマンで飾られている。

左に見えるのが祖師谷住宅で、この辺では最初期の団地ではなかろう…か
かなり老朽化が進んでいる感じだ。

この団地が出来た当時は、祖師谷はまだ「東京の端っこ」の田舎だったのだろう。
今の感覚で言うと、多摩ニュータウンや八王子市内の団地群に近い感じだろう…

このけやきロードを奥に進むと、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷「東京23区の街なかの紅葉・世田谷編」2024晩秋-1004
静かで爽やかな朝ぁぁぁぁ~~~~っ

鳥のさえずりと朝日の木漏れ日が、とても美しい

この祖師谷住宅はかなり広大で、見える範囲全てが団地となっている。

今立っている場所が地図ので、ここから左を見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷「東京23区の街なかの紅葉・世田谷編」2024晩秋-1005
うまい棒ぉぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

細長いイチョウの木が、公園(祖師谷住宅中央公園)を囲むように並んでいる。

…何か「うまい棒」みたい。(笑)

公園の中に入って見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷「東京23区の街なかの紅葉・世田谷編」2024晩秋-1006
黄色い壁ぇぇぇぇぇぇ~~~~~~っ

すごいでしょ

黄色い壁(カーテン)が見事だ

朝なのでまだ人もほとんどいないため、ゆっくりと撮影出来た。
(遅刻するぞ)

地図を見ると、このイチョウの木に囲まれた部分が「中央公園」で、隣接する同じような空間は「中央北公園」となっているようだ。
パッと見では、一続きの同じ公園に見えるね。

…で、中央北公園からイチョウの木を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷「東京23区の街なかの紅葉・世田谷編」2024晩秋-1007
黄色が燃えているぅぅぅ~~~~~っ

まぶしいくらいの黄色だ

このような、黄色一色の紅葉も良いね

この周辺を歩いていて発見したのだが、この団地もついに建て替えるらしい。
建築計画のお知らせが貼られていた。
何期かに分けて工事するようだ。

すると、このレトロな団地とのコラボも、今年で最後になるかもしれないねぇ…
祖師谷」と言えば、オラ的にはこの団地のイメージだったんだけどねぇ~。

撮っておいて良かったぁ~

最後に、別の場所で1枚撮ってみた。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷「東京23区の街なかの紅葉・世田谷編」2024晩秋-1008
昭和全開ぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

見事なまでの「昭和の秋」といった感じだ
(駐車場は今どきだが

ここは、同じ世田谷区の「千歳台(ちとせだい)」の5丁目で、地図で言うとのさらに上(北)にある。
祖師ヶ谷大蔵駅との距離を、さらに進んだくらいの位置にある。

もうこの周辺は畑だらけだ。
でも、畑のすぐ横には巨大な団地やマンションがいくつも建っていて、畑と団地が交互に見えるような、ちょいと変わった光景が広がっている。

以前、この近くでお仕事をした事があり、その時に撮った、1週間に1便しか来ない「千歳台五丁目」のバス停は、すぐ近くにある。
(バス停の日記はこちらをクリック

今回、久々にこの地にやって来たという訳。

このすぐ近くの生活道路も、そしがや温泉21に行く時に何度も通った、オラのサイクリングコースだ

懐かしいねぇ~

…まぁ、こんな感じで、今回も東京都心での紅葉を楽しみましたよ、えぇ。

何も、混雑する観光地に行かなくても、見事な紅葉は近場でも楽しめるのですよ、はい

来年は、カメラ片手にぜひぜひ遊びに来てくださぁ~い

では、またぁ~~~

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2024年8月12日 (月)

探検日記 ~「今や伝説の短絡線・代田連絡線」2024夏~

前回「一枚の写真から・都会の小さな楽園。東京・世田谷代田2024夏」からのつづきーっ!

今回はお盆休みなので、久々にちゃんとした日記を書こう。(笑)

前回では、東京都世田谷区にある小田急線「世田谷代田(せたがやだいた)」駅上の、小さな癒し空間をご紹介した。
今回は、そのすぐそばを走っていた「今や伝説と化した臨時の短絡線」をご紹介しよう

では、スタート

オラは、いつもは世田谷区内の北東部に当たる「北沢地区」を、毎日うろうろしている。
そんな中で、とある公園(代沢せせらぎ公園)に1つの案内板(地図)があるのを発見した

それは、これだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「伝説の短絡線・代田連絡線」2024夏-1001
文化地図ぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~っ

北沢地区の、文化人等の住居跡を記した地図だ。

歴史や文学が好きな人には、非常に嬉しい案内板だ
下北沢(しもきたざわ)」駅を起点に、2つの散策コースが設定されている。

さすが世田谷区、数々の著名人が住んでいたんだねぇ…
今でも超有名な芸能人等がたくさん住んでいるけど、どこに住んでいるかは教えなぁ~い
(毎日うろついていると大体判るのよ。工事現場のすぐ横だったりするからね)

そんな中、地図上に鉄ちゃんには見逃す事の出来ない、超重要な記述があった

アップで見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「伝説の短絡線・代田連絡線」2024夏-1002
伝説の路線~~~~~~~~~~~っ

何とっ僅か数年しか存在しなかった伝説の短絡線「代田連絡線(だいたれんらくせん)」が描かれているではないかっ!!

…これは珍しい

今まで代田連絡線がちゃんと描かれた地図はほとんど存在せず、「幻の線路」となっていたのだ。

見付けちゃったからにゃぁ~、撮るしかないわね

炎天下のクソ暑い中、スマホを取り出して地図を撮影。

後は現地を調べてみるだけだ

…なぁ~んてね

実は、この連絡線の場所は、半年間も毎日常駐していたエリアなのだ。
なので、この地図を見た瞬間に、どこの家の所を通っていたかが瞬時に解った
あまりにいつも居た場所なので、写真すら撮った事が無いエリアだよ。(笑)
顔見知りになった住人さんも多い

…で、今回は日記を書く時間も出来たので、この線路跡をご紹介してみようと思った訳

では、この代田連絡線の解説をしよう

場所はどこ

現在の小田急線「世田谷代田」駅と京王井の頭線「新代田(しんだいた)」駅の間。
造られた当時は、世田谷代田は「世田谷中原(せたがやなかはら)」駅、新代田は「代田二丁目(だいたにちょうめ)」駅と名乗っていた。
(現在の代田2丁目は全く違う場所にあり、世田谷代田駅の南側の一帯なので、むしろ世田谷代田駅が代田二丁目駅を名乗ってもいいくらい。(笑))

何の目的で造られたか

小田急線の車両を井の頭線に送り込むため。

何でそうしたのか

第二次世界大戦中の1945年(昭和20年)5月25日の早朝に、米軍の空襲によって、井の頭線の「永福町(えいふくちょう)」駅にあった車庫が大打撃を受けた。
井の頭線在籍の全31両中の、24両もが被災したそうで。
それで、急遽小田急線から車両が送り込まれる事となった。
軍隊も応援に来て、1ヶ月弱の短期間で完成したとの事。

戦争中なので民間の土地を強制的に接収して、焼け残った民家も取り壊しての、突貫工事だったらしい
(土地は戦後に返還されている)

何で小田急線からなの

戦時中は、政府の政策によって、小田急も京王も京急も、全て東急電鉄に合併されていた。
なので、同じ会社どうしで線路の幅と架線電圧が同じ事から、小田急線から送り込まれた。
(京王の本線は、線路の幅が路面電車と同じで広い)

…と言うか、東急合併前は、井の頭線は小田急の路線だった。
(現在の京王電鉄となったのは、戦後の分割後)

余談だが、改良(地下化)される前の地上時代の下北沢駅には、小田急線と井の頭線の間に中間改札は無かった。
なので、どの改札口から入っても、どちらの列車にも乗る事が出来た。
現在、改札前に水色とピンクでしつこく「小田急線はこちら」「井の頭線はこちら」と大きく書かれているのは、その名残りだ

いつまであったの

1945年6月頃(文献によって年月が違うものがあるので、定かではない)から1953年9月までとの事。
使用していたのは最初の数年間のようだ。
(京王1800形の新車搬入まで使っていたという記述がある)

これで解説はおしまい

では、現在の代田連絡線の跡地を見て行こう

地図の下(世田谷代田駅)から上(新代田駅)へ向かって見て行こうね。

まず最初の、世田谷代田駅から。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「伝説の短絡線・代田連絡線」2024夏-1003
(2024年のグーグルストリートビューより)
今や温泉~~~~~~~~~~~~っ

今立っている場所は、世田谷代田駅の真上に出来た遊歩道「下北線路街」だ。
この右斜め後ろには、小さな改札口(東口)がある。
正面の左右に見える和風な建物は「由縁別邸 代田(ゆえんべってい だいた)」と言う高級温泉旅館で、箱根から源泉を運んで来ている。

連絡線は、駅前ロータリーの環七通りと交差する部分(地上時代の踏切の少し先)で分岐して、この左側の建物辺りを走っていたものと思われる。
…あ、戦時中の資材不足の中での突貫工事なので、もちろん単線

線路は、正面左側に見えるマンションの部分から、左に曲がり始めるようだ。

マンションの前に行ってみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「伝説の短絡線・代田連絡線」2024夏-1004
(2024年のグーグルストリートビューより)
痕跡無しぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~っ

今や完全に痕跡は無い。

線路は、右の電柱の辺りから、正面の丁字路部分で左にカクッと曲がって進んでいるようだ。
正面の大きな木が稲荷神社で、地図を見ると、この手前を通過している。

余談だが、正面突き当りの白い建物の左横が、前回ご紹介した「白髭(しろひげ)のシュークリーム工房」だ。

その白い建物のすぐ右横の場所が、前回の日記の「癒しの空間」になっている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「伝説の短絡線・代田連絡線」2024夏-1005
癒しの空間~~~~~~~~~~~っ

この写真で言うと、正面の和風な建物の後ろを、連絡線が右奥へとカーブしている訳だ♪ 

では、進もう。

ここで道路はいったん下り坂となる(その先は上り坂)が、線路はそのままの高さで通っていたのではないかと思われる。
この谷っぽい地形は、現在ここを横切っている道路の為に切り下げられたものかもしれない。
(下北沢駅前(鎌倉通り)と環七をつなぐ、この辺りのメインの道路でもあるため)

この、交通量の多い道を横切って坂を上りきると、こんな住宅街になっている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「伝説の短絡線・代田連絡線」2024夏-1006
(2024年のグーグルストリートビューより)
線路どこよぉぉぉぉぉぉ~~~~~っ

何の変哲もない普通の住宅街だが、オラには超見慣れた場所だ。(笑)
この電柱の場所に立って警備(通行止め)した事が、何度もある。

地図を見ると、連絡線は左斜め後ろからやって来て、この黒い車から正面の白い家に進んでいる。
地図で言うと「代田連絡線跡」の「」の字と「戦時応急車両搬送線」の「」の字の間ね

さらに進もう。

ここからは、連絡線は直線に近い形で進んでいる。
左に見える白い車の横にも真っ直ぐな道があるのだが、この部分だけ究極的に狭く、小型車以外は通り抜け出来ない。
そこを無理やり通ろうとする奴もいるようで、この一帯の家の車や壁には傷を付けられた跡が残っている。
どこにでも、悪い奴がいるもんだ…。

少し進むと、直線部分の中間地点に出る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「伝説の短絡線・代田連絡線」2024夏-1007
(2019年のグーグルストリートビューより)
まるで判らなぁぁぁぁぁ~~~~いっ

…これ、連絡線があった事を知っている人じゃないと、全く判らないよね。

場所的には、地図の「戦時応急車両搬送線」の「」の字の所ね

奥に進む道路の右側の家々が、連絡線の跡地と思われる。
家並みが奥で左にカーブしていて、地図の線路跡と同じ形になっているので、ほぼ間違いないだろう

先ほどの写真もそうだけど、ここから右側は下り坂になっていて、この高さが小田急線と井の頭線を難なく結ぶのにちょうど良いようだ。
ちなみに、左側は上り坂になっている。

この日記を書くのに、「鉄道ピクトリアル」の2003年7月号「京王電鉄特集」(No.734)を参考にしたのだけど、そこの173ページに写っている1950年代の当時の写真、もしかしたらこの場所かもしれない。
…何か、直感で感じる。(笑)

余談だが、オラが警備員になって初めての世田谷区内の仕事(入社10日後)が、この十字路に立って右の下り坂を通行止めにする事だった。
なので、感慨深い場所でもある。(笑)
その後は、約半年間、この周囲を毎日うろうろしていた。

今の常駐現場の工事でも、この交差点のちょっと奥をやった。
久々に立って、懐かしかったねぇ~

2020年5月に仕事内容も地理も何も解らず緊張して立っていたこの場所に、今やこの辺の地理(特にトイレの場所(笑))に精通したリーダー(警備隊長)となって悠々と立っている事に、時の流れを感じる。(笑)
この辺ならば、「住んでるよ」とウソを付けるくらいに詳しいよん

でも、まさかこの見慣れた場所に代田連絡線があるとは思いもしなかったねぇ~。
オラ程のヘビーな鉄ちゃんでも気付かないんだから、一般の方々はなおさらだよ

先に進もう。

奥の突き当りに見えている家辺りで線路も左に緩くカーブしている。
この家の数軒後ろは、もう井の頭線の線路だ

ちょうどこの位置の井の頭線は、この道路の高さと同じになっている。
(左から右への下り坂の途中の、ちょうど良い中間点だね)

最後は、井の頭線の新代田駅のホームから見てみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「伝説の短絡線・代田連絡線」2024夏-1008
(2024年のグーグルストリートビューより)
おそらくここぉぉぉぉぉ~~~~~ぅ

上りホームから下北沢駅(渋谷)方面を見たところ。

線路の奥に見える電車の位置が、下北沢駅のホームね。

…で、連絡線の位置は、地図と写真の建物の関係からして、右手前のアパートと奥の白いマンションの間にある一軒家であろうと推測出来る。
鉄道ピクトリアル」の当時の写真と見比べると、この2軒の一軒家が線路に対して斜めに建っている事と、連絡線の合流地点のカーブがかなり似ているのだ

ちなみに、ホームの背中側の上空には環七通りが走っている。
…という事は、代田連絡線は「環七に対して半円状に造られていた」という事だ
まぁ、当時は「環状七号線」という言葉(計画)すら無かったのではないかと思われるので、たまたまの偶然でしょう…。

おっしゃこれで代田連絡線の探検は終~了~ぅ

今や伝説の路線と化してしまったので、「みなさんもいかがぁ~」とはお勧め出来ないけど(笑)、身近にある「隠れた廃線跡」を探してみるのも楽しいかもね

では、またぁ~

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2024年8月10日 (土)

つぶやき日記 ~「一枚の写真から・都会の小さな楽園。東京・世田谷代田」2024夏~

今回はサックリと。

オラのお仕事は、通常は東京都世田谷区の北沢地区(「下北沢(しもきたざわ)」駅を中心とした一帯ね)を毎日うろうろしているのだが、この1ヶ月間程は、現場の都合で違う場所に行きまくっていた。
(ほとんどが大田区の「蒲田(かまた)」駅周辺だったけどね)

…で、久々にいつもの北沢地区に戻って来た

やっぱり落ち着くねぇ~
もう、ほとんど「地元」と言ってもいいくらいだ。(笑)
(もう4年間もうろついているからねぇ~)

そして、いつもの休憩スポットに行ってみると…

…あれこんなに自然が豊かだったっけ???

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「都会の小さな楽園。世田谷代田」2024夏-1001
山の中ぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~っ

…んここ、下北沢駅から歩いて10分かからない場所だよね
しかも、真下(地下)に小田急線が走っているよね

こんなに緑がたくさんあったっけ…

どうやら、木々の葉っぱが増えたようで、去年と比べたらかなり違っている。

…何か、すんごい山の中の楽園っぽいんですけどぉ~。

今座っている場所は、小田急線の「世田谷代田(せたがやだいた)」駅の新宿寄りの端っこで、おそらくこの真下にホームの端っこがあると思われる。
(写真の左斜め奥が改札口ね)
地上に線路があった時代は、ここまで増設(延伸)ホームが伸びていて、目の前を横切っている道は歩道橋だった。(1988年当時)
さらに昔の1980年当時は、ホームも延伸されておらず、ここは踏切だったのが昔の動画で見てとれる。

この楽園は「下北線路街(しもきたせんろがい)」と言う緑道(遊歩道)の途中にある。
下北線路街は、小田急線が地下に潜った部分の跡地(「東北沢(ひがしきたざわ)」~「世田谷代田」駅間)に造られた、お洒落な空間だ。
まだ下北沢駅前が未完成だが、全体の80%程は完成しているんじゃないか…な

正面の建物は「由縁別邸 代田(ゆえんべってい だいた)」と言う高級温泉旅館で、箱根の芦ノ湖温泉から源泉を運んで来ている。
この狭い横道に、大きなタンクローリーが入って来るのは、なかなかの見物よ
小田急線の地下化完成と同時に出来た、まだ新しい旅館だ。
(公式サイトはこちらをクリック

背中側には、小田急線の換気塔らしき施設と幼稚園があり、お洒落で都会的な光景になっている。
緑道(遊歩道)の奥には下北沢駅も見える。

この場所の正面と後ろで全く雰囲気が違うので、なかなか面白い

…で、右側には小さな稲荷神社があり、この周辺が森になっている。
地元の人に聞くと、この一帯の大地主の土地だそうだ。

そして、その右側に「白髭(しろひげ)のシュークリーム工房」というお店があり、女性に大人気の観光スポットになっている
トトロのシュークリーム」と言えば判る人も多く、早めに買いに来ないと売り切れてしまう程だ。
冬は店の横の大きなモミの木に電飾をするので、実物大のクリスマスツリーが見られるよん
(公式サイトはこちらをクリック

さらに、左側には街の小さなコンビニ「ヤマザキYショップ・サンカツ酒店」がある。

このサンカツさんは、この地域では有名で、名物の親切なおばちゃんがいる。
オラも、年始の日記で書いている干支のビールは、ここで買っている。

サンカツさんの数軒横には、かつてタモリ氏が住んでいたマンションがあり、「ブラタモリ」で映していた。
おばちゃんと一緒に撮った写真も店内に飾ってある。

おばちゃんに「ブラタモリ観ましたよ」と言ったら、少々照れ臭そうにしていた

余談だが、タモリ氏が住んでいたマンションの数軒隣には、コーヒーで有名な「KALDI(カルディ)」の本社がある。

下北線路街は色々なお店があって楽しく、この楽園も途中にあるので、シモキタの散策がてらに訪れてみては

この楽園にはさらなる秘密があるのだが、それは次回ご紹介しよう

では、またぁ~

つづき「今や伝説の短絡線・代田連絡線2024夏」はこちらーっ!

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2023年4月17日 (月)

つぶやき日記 ~「ちょいと時間が無いのよ…」2023春~

…何だか話が違って来てるんですけどぉ。

お仕事、「3月下旬までは忙しいけど、4月に入ればゆっくり出来るよ」と言われていたのに、「今週からまた多忙な日々が始まる」との事。

原因はいくつもあるのだが、一番大きいのは「従業員が一割近く辞めてしまったのに、受注数を減らさない」事にある。
つまり、1人当たりの働く時間が増えてしまったという事。

日勤→夜勤→日勤」という、24時間以上も連続して働かないといけない状況になっている。

隙間の時間でちょこっとだけ寝る訳だが、体質によって大丈夫な人もいれば全然ダメで動けなくなってしまう人もいる。
オラは動けなくなるタイプだ。

…このような日々が今後も続くようでは、転職も視野に入れて生活していかねばならないねぇ~。

突発的に仕事を入れられて、計画的に生活する事がほぼ不可能な状態になっているので。
これでは、家庭を持っている人はすぐに辞めてしまうよ。
家族で遊びにも行けないし、入学・卒業式等の大事な行事にも行けない事が多々あるので。

だから、警備員はいつも人手不足なのだ。
労働環境が全然整備されていないのでね。
(休暇に関して、ちゃんと考慮されている会社も少しはあるでしょうけど…)

また今週からも、こんな時間にこんな場所で仮眠する事も増えるんでしょうねぇ…
(画像をクリックすると拡大するよん)
ちょいと時間が無いのよ・2023春-1001
改札開いたよぉぉぉ~~~~ん

4時45分の、小田急線「下北沢(しもきたざわ)」駅の改札口だ。
まさに、改札のシャッターが開いた瞬間。
これは、駅前のベンチで寝ている時に撮ったもの。
地下のホームまで行ってベンチで寝れば、雨と寒さはしのげるけど、当然料金は掛かる。

これからの季節は、冬ほど寒くはないのでまだ辛くはないが、眠さは変わらない。
タクシーを使えば、いったん家に戻って仮眠して身支度を整える事も可能だが、そうすると、夜勤分の収入が全てタクシー代で消えてしまう。
それでは意味がない。
(まぁ、「体調管理」という面では効果があるんだけどねぇ…)

さて、どうしたもんだか。

…まぁ、こういう訳ですので、しばらくの間はオラの過去の楽しい旅日記をお読みくだされ~

ではでは。

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2022年12月12日 (月)

お散歩日記 ~「いつまで待ってもバスが来ないんですけどぉ…世田谷区・千歳台5丁目バス停」2022秋~

今回もサックリと。

2022年10月末、お仕事で東京都世田谷区の千歳台(ちとせだい)まで行ってきた。
仕事場は、昔にサイクリングで頻繁に通った道の周囲で、懐かしさがいっぱいでお仕事をしていた。

その休憩時間中に広い道を歩いていると、バス停を発見した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「小田急バス・千歳台5丁目バス停」2022秋-1001
ごちゃうめぇぇぇぇ~~~~~~~っ

小田急バスの「千歳台5丁目」というバス停だ。
バスの系統は「歳22」で、案内図を見ると小田急線の「千歳船橋(ちとせふなばし)」駅から団地まで行って、くるっと循環して駅に戻ってくるルートになっている。

では、この千歳台5丁目のバス停はどこにあるのかと言うと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「小田急バス・千歳台5丁目バス停」2022秋-1002
(2022年のグーグルマップより)
の位置ね

…千歳台5丁目バス停
…新宿駅

小田急線の千歳船橋駅と「祖師ヶ谷大蔵(そしがやおおくら)」駅、京王線の「八幡山(はちまんやま)」駅と「千歳烏山(ちとせからすやま)」駅の中間くらいにある。
どの駅からも、徒歩だと20~25分くらい掛かる。

すぐ近くには環状8号線(環八通り)が走っていて、交通の便は良いのにまだまだ畑も残っている、のどかな場所だ。
町の区画も整理されているので、いつもいる下北沢界隈とは「同じ世田谷区か」というくらいに街の雰囲気が違う。

…で、この千歳台5丁目バス停、どれくらいの頻度でバスが来るのかな…と、時刻表を見てみたら…

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「小田急バス・千歳台5丁目バス停」2022秋-1003
少ないにも程があるぅぅぅ~~~~っ

何とっ1週間に1便しかないではないかっ

14時35分(日曜・祝日のみ運行)となっている。

…おいおい、どんだけローカル線なんだよ。(笑)

おそらく、東京都内で一番本数が少ない路線では
ウチの近所にもローカル路線はあるけど、「毎朝1便のみ」くらいのレベルやで。
…まぁ、都心の皇居の近くから出る都バスも「毎朝3便」しか走っていないので、こういったローカル路線は何気に多いのだ。

これは、取得した路線の営業免許を失いたくない(取っておきたい)と言うのが理由で残してあるケースが多い。
この路線もそうなのかもしれない。

この「千歳台5丁目バス停」はただの飾りなのか…と言うと、実は目の前ではこんな光景が見られる。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「小田急バス・千歳台5丁目バス停」2022秋-1004
バスがいるぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

目の前の交差点には、小田急バスが頻繁に走っている。
でも、ご覧の通りに全て交差点で曲がってしまい、こちらにはやって来ない。

行先も同じ千歳船橋駅行きなので、ちょっと歩いてあちらのバス停に行けば困ることは無いのだ
団地にも、各方面に行くバスが頻繁に走っているのでモウマンタイ(無問題)

久々にこんな「都会のローカルバス停」を見たよ。
いやぁ~、面白かった

では、またぁ~~~~

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2022年11月21日 (月)

お散歩日記 ~「あれ?フジテレビって、こんなローカルだったっけ??」2022秋~

今回はサックリと。

日本人なら知らない人はいない、日本を代表するテレビ会社「フジテレビ」。

本社社屋は、観光地としても有名だ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷区「東北沢のフジテレビ」2022秋-1001
球が刺さってるぅぅぅぅ~~~~~っ

東京の湾岸部にある「お台場(おだいば)」に建っていて、船・飛行機・高速道路等、どこからでも見える目立つ存在だ

元々は新宿区河田町に建っていたのだが、バブル期あたりに湾岸部へ引っ越して来た。
この時代はフジテレビ一強で、番組を観ていてもまさに「イケイケムード」(もはや死語だね…)だった。
とんねるずのみなさんのおかげです」が大ヒットしたのも、この頃だよねぇ~。

そんなフジテレビも、バブルに浸りきっていてその後の時代の流れを見ていなかったせいか、段々と衰退してきた。
他のテレビ局に人気が移りだして、今では当時の栄光はまるで無い。
お台場の一帯も衰退してしまって、観光客も減っている。
(東京人の多くは「わざわざあんな遠くて面倒臭い場所まで行く必要がない」と言っている)

力が衰えたとはいえ、日本を代表するテレビ会社なのは間違いないが、何もここまで小ぢんまりとする必要は無かろう。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷区「東北沢のフジテレビ」2022秋-1002
ローカル過ぎるぅぅぅぅ~~~~~っ

右側に「世田谷区北沢三丁目5」と表示されているとおり、世田谷区内の住宅地にポツンと存在している。
小田急線の「東北沢(ひがしきたざわ)」駅のすぐ近くだ。

入り口に行ってみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷区「東北沢のフジテレビ」2022秋-1003
ローカル全開ぃぃぃぃぃ~~~~~っ

地方のローカル局でさえ、もっと大きいぞ。
ラジオ局並みだ。

…なぁぁぁぁ~~~~~んてねっ

この会社は、元々は「不二テレビ」だったそうで、社名変更で「フジテレビ」になったそうで。
通信機器の製造等をやっているようだ。
会社の詳細(公式サイト)はこちらをクリック

この北沢町(東北沢駅)界隈は、急行列車も停まらない小さな町だけど、フジテレビパルコもあるお洒落最先端の町なのだっ
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷区「東北沢のフジテレビ」2022秋-1004
へーベルなパルコぉぉぉぉぉ~~~ぅ

へーベルハウスで出来たパルコは、そうそう無いぞ。

では、またぁ~~~~

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2022年11月14日 (月)

つぶやき日記 ~「なにぃ~!そしがや温泉21が閉店するだとぉ~!?」2022秋~

穏やかな秋の朝、お茶を飲みながらまったりとネットのニュースを眺めていたオラに、激しい衝撃が走った。

世田谷区の老舗銭湯「そしがや温泉21」が来春で閉店

何だとぉぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

そしがや温泉21」は、オラがもう20年以上は通っている天然温泉(黒湯)の銭湯なのだ。
オラにとっては「世田谷区内一のオアシス」と言っても過言ではない。

これは一大事だっ

真偽を確認するため、そしがや温泉21の公式サイトを見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷「そしがや温泉21閉店のお知らせ」2022秋-1001
おーーーーーーまいがっっっっっっっ

日付を見ると今日なので、まさに発表されたばかりのようだ。

…あらららら、どうしよう…

令和5年3月31日に閉店」となっているので、まだ通えるチャンスはたくさんある。
これは頻繁に通うしかないの…か

設備老朽化により」と書かれているが、確かに、全体的に古くなってきている感はある。
何せ、初めて行った時からそれほど変わっていないからねぇ~。
(浴室内の大型テレビとロッカー類と一部の照明器具が新しくなった程度かな)

追記
お店の人の話では「ボイラーがもうダメ」とのこと。
他のお客さんに話していた。

まぁ、東京のどこの銭湯も同じくらいの時期に建てられたので、この10年間くらいであちこちで閉店しているからねぇ~。

この銭湯は上階がマンションになっているので、全体的に建て替えるのかな

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さて、オラにとっては「癒しの道」である、駅から銭湯までの道を歩いてみよう

ここを夕方に歩くのが好きなのよ

まずは、最寄り駅で下車するのぢゃ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷「そしがや温泉21閉店のお知らせ」2022秋-1002
そっしぃぃぃぃーーーーーーーーーっ

小田急線の「祖師ヶ谷大蔵(そしがやおおくら)」駅だ。

超高級住宅地で有名な「成城学園前(せいじょうがくえんまえ)」駅の1つ手前(新宿寄り)にある庶民的な街で、「ウルトラマン」で有名。
近くに撮影所があったのが由来で、駅前広場にもウルトラマンがいる。
…と言うか、街のあちこちにいる。

オラが通い始めたのは、小田急線がやっと高架化され始めた頃で、まだ上り線は地上だったような気が…
この街に学生時代の仲間が住んでいたので、そこに遊びに来たのが最初。
そしがや温泉の存在を知ったのは、その少し後だった。

…で、この場所からくるっと後ろに振り返ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷「そしがや温泉21閉店のお知らせ」2022秋-1003
(2022年のグーグルストリートビューより)
しゃうてんぐゎぁぁぁぁ~~~~~い

駅前から真っ直ぐに商店街が伸びている。
この商店街は距離も長く、活気があって大好きなのだ

オラ、駅の横に踏切があって、その道から商店街が伸びている光景が好きなのよ。
昔は東京都内ではどこでも見られたのだけど、線路の高架化(地下化)によって少なくなってしまった。
商店街の先の踏切を横切る電車を見ると、何だか「ホッ」としたものだ…。

この商店街を真っ直ぐテコテコ歩く事5分ほど、細い丁字路を左に曲がると、目の前にそしがや温泉21が見えてくる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷「そしがや温泉21閉店のお知らせ」2022秋-1004
とうちゃくぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

商店街には特に案内図も出ていないので、最初に来る時は、曲がる場所が判らずに通り過ぎてしまうかもしれない。
そんな時は、少し先にある「木梨サイクル」を目印にすると良い。
(「とんねるず」の木梨憲武氏の実家で、自転車屋さん)
木梨サイクルまで行くと行き過ぎなので、その手前を曲がるように覚えればOK

この、ウッドブラウン色をしたマンションの1階が「そしがや温泉21」だ

今は、東京都内の銭湯の入浴料金は500円
ここでは入り口の自販機でチケットを買って、フロントに渡すシステム。
サウナ(とミニプール)は別料金なので、好みでチケットを追加購入する。
靴箱と脱衣所のロッカーは、それぞれ100円玉が必要なので、最低でも700円は持って来ないと温泉に入れないぞよ
(ロッカー類の100円は後で戻って来るからご安心を(実質無料))

スタンプカードもあり、10回入ると(スタンプが10個貯まる)と1回無料になる。
なので、複数人で来た場合は、1枚のカードにまとめて押してもらったほうがお得なのぢゃ

ここでは、オラは40分~1時間程度、まったりと過ごす。
以前は時間に余裕があったので、1時間半くらいいたんだけどねぇ~。

仲間が、ここの温泉に浸かりながら大画面のTVで大相撲を観るのが好きだったので、18時前までに急いで行って、横綱の一番をよく観たなぁ~。
…で、その後は商店街の居酒屋で「カンパぁぁぁ~~~~イ」か、隣の成城学園前駅まで歩いて行って、高級スーパー「成城石井」の成城店(本店なのかな)で値引きされた高級食材を買うのが定番コースだった。

夏は日没が遅いので、大相撲を観た後でも、温泉の外に出るときれいな夕焼けが目の前に広がっていた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京・世田谷「そしがや温泉21閉店のお知らせ」2022秋-1005
最高の癒しなのぢゃーーーーーーーっ

昔は温泉(マンション)の隣は畑だったので、きれいな空が広がっていたんだけど、あっという間に戸建て住宅がいくつも建ってしまい、もうこんな広々とした光景は見られなくなってしまった…

閉店まで残り4ヶ月半、悔いのないように温泉に浸かりに来ましょう

4月からは、もう祖師谷の町に来る機会が激減してしまうのかなぁ…
大好きな街なんだけどなぁ~。

う~~~~~~~ん……

…ま、4月になったら考えまひょ(笑)

ではでは~

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2022年9月19日 (月)

お散歩日記 ~「世田谷・東北沢:落ち着いた公園にはオチがある」2022秋~

先日、仕事の休憩時間に、東京の世田谷区内にある「北沢公園(きたざわこうえん)」に行った。

この公園は、小田急線の「東北沢(ひがしきたざわ)」駅のすぐそばにあり、オラはしょっちゅう利用している。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区・東北沢「落ち着いた公園にはオチがある・いまけっとばす」2022秋-1001
癒しの空間~~~~~~~~~~~っ

公園内のはじっこに、小さな滝とせせらぎと木陰があって、暑い夏でも涼しく過ごす事が出来る

ちなみに、この右側に1分ほど歩けば、東北沢駅の改札がある。
左斜め前の、公園沿いに走っている道路は「茶沢通り(ちゃざわどおり)」と言い、この公園のすぐ近くが起点(終点)で、「三軒茶屋(さんげんぢゃや)」と「北沢(きたざわ)」を結んでいるので「茶沢」という名になった。

この茶沢通りには、すぐ目の前にスーパー(と言うかコンビニの大きい版)の「まいばすけっと」があり、お弁当を買って公園で食べる事も出来るので、大変便利だ
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区・東北沢「落ち着いた公園にはオチがある・いまけっとばす」2022秋-1002
充実の駅前ぇぇぇぇ~~~~~~~っ

東北沢駅前って、商店街(飲食店)がほとんど無いんだけど、この「まいばすけっと」と公園があるので、警備員や工事現場の職人さん達には好評の場所なのだ

休憩時間が終わったので、現場に戻ろう。

自販機で飲み物を買うべく、公園の横にある小道を歩く。
この公園の周りには安い自販機が多いので、これまた暑い夏には嬉しいスポットなのだ

飲み物も買ったので、現場に向かって歩き出すと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区・東北沢「落ち着いた公園にはオチがある・いまけっとばす」2022秋-1003
いかにも世田谷ぁぁぁぁ~~~~~っ

電柱に書いてある文字が「いかにも世田谷区」な内容になっている。
ここから右に100mも歩けば、渋谷区になってしまうんだけどね。
ちなみに、目の前が茶沢通りで、背中側が東北沢駅だ。

ふと、電柱の前にある消火器に貼られたシールが目に入った。

この辺は、落書きや縄張りを示すシールがたくさんあるからねぇ~。
特に「下北沢(しもきたざわ)」駅の周辺はすごいよ。

…ん何か気になる。

あれさっき見たような文字が書いてある。

アップで見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区・東北沢「落ち着いた公園にはオチがある・いまけっとばす」2022秋-1004
けっとばせぇぇぇぇぇ~~~~~~ぃ

何とっまいばすけっと(My Basket)」じゃなくて「いまけっとばす(今蹴っ飛ばす)」なのねっ

違法なシールだとは言え、良く出来てるなぁ~。

字体もオリジナルの「まいばすけっと」と同じなので、最初は気が付かなかったよ…
語学のセンスがあるよね

気付いた人だけが「クスッ」と笑えれば、それでOKなのだろう。うん、うん。

いやぁ~、こんな落ち着いた公園に、こんな見事なオチがあるとは。

どこかに1店舗ぐらい「いまけっとばす」があっても良いんぢゃね(笑)

いやぁ~、久々に「クスッ」と笑ったよ

ではではぁ~~~~

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2022年7月18日 (月)

お散歩日記 ~「東京・祖師谷・夕焼けとウルトラマン」2022夏~

今回はサックリと。

1ヶ月ほど前の2022年6月中旬に、久しぶりに世田谷区にある小田急線の「祖師ヶ谷大蔵(そしがやおおくら)」駅までお出掛けした。
目的は、駅前商店街の近くにある銭湯「そしがや温泉21」で、天然温泉に浸かって疲れ切った体を癒したかったのだ 

オラ、そしがや温泉には、もう25年以上は通っているだろうか…。
それほど馴染みのある温泉銭湯だ。
(公式サイトはこちらをクリック

黒湯温泉に浸かってスッキリ癒された後、いつも通りに駅前商店街をテコテコ歩く。

オラ、夕方の駅前商店街の雰囲気って好きなのよ

祖師谷の商店街は、規模も大きく活気があって、特に良い
(町の名前は「祖師谷」で、駅名は「祖師ヶ谷大蔵」と「」が入る)

…で、駅前広場まで戻った時に、きれいな夕焼けが目に飛び込んで来たので、急いでスマホで撮ってみた。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「祖師ヶ谷大蔵駅前・夕焼けとウルトラマン」2022夏-1001
雲がニョキニョキぃぃぃぃぃ~~~~っ

駅から雲が数本、放射状に生えているかのようだったので、「ちょいと面白いな」と思って撮った次第。
(雲の幅が広かったので、全体は撮れなかった…

…ん真ん中に何かいるぅぅぅぅ~~~~~っ

…って、これは世田谷区民と小田急線沿線民だったら、かなりの人が知っている存在。

もっとちゃんと見える位置まで移動してみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都世田谷区「祖師ヶ谷大蔵駅前・夕焼けとウルトラマン」2022夏-1002
うるたぁーーーーーーーーーーーまんっ

日本を代表する特撮モノ「ウルトラマン」の像だ

小田急線が高架複々線化された際、駅前広場の整備と一緒に設置された。
…広場自体の完成は、つい最近だけどね。
(完成に伴って、像の位置が移動した)

何でウルトラマンがここに居るかというと、近くにウルトラマンの生みの親「円谷(つぶらや)プロダクション」本社があったため。

ちなみに、祖師ヶ谷大蔵駅前にある3つの商店街も「ウルトラマン商店街」と名乗っている。
頭上をウルトラマンが飛んでいるよ~ん
(公式サイトはこちらをクリック

夕焼けとウルトラマン」という組み合わせも、なかなか良いですな

皆さんも、機会があったら立ち寄ってみてねぇ~~~

ではではぁ~~~~

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