お散歩日記 ~「東京23区の最北端と日暮里・舎人ライナーを初制覇!」2024春~
先日、お仕事で東京都と埼玉県の境目まで行ってきた。
その時に、都営「日暮里・舎人ライナー(にっぽり・とねりらいなー)」に初めて乗ったので、ちょいと写真を撮ってみた★
天気が良くない日の通勤途中に撮ったので、今回はサックリとね♪
本当は、埼玉県の現場なんて遠くて行きたくなかったんだけど、「おっ!日暮里・舎人ライナーに乗れるぢゃん」と判明してからは、いそいそとお出掛けしたお調子者である。(笑)
東京の西部に住んでいる民にとっては、こんな機会がないと乗る事が無いからねぇ~。
開業が2008年3月30日なのに、今の今まで乗った事が無かった…
「日暮里・舎人ライナーってどこ走ってるの?“舎人”って何て読むの?しゃじん???」とお思いの方、まずはこれを見たまへ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2024年のグーグルマップより)
▲と●の間を走っているのぢゃーーっ★
■…東京駅
◆…上野駅
▲…日暮里駅
▼…扇大橋
●…見沼代親水公園駅
★…草加市と川口市の境目(4枚目の写真の撮影場所)
「東京(とうきょう)」駅(■)から真北に少し行った所にある「日暮里(にっぽり)」駅(▲)が始発点だ。
そこから、「尾久橋通り(おぐばしどおり)」の頭上を真っ直ぐ北に向かって、埼玉県との県境にある「見沼代親水公園(みぬまだいしんすいこうえん)」(●)まで走っている。
●の場所は、東京23区内では最北端で、東京都足立(あだち)区の「舎人(とねり)」と言う町にある。
この地域の町名は、一ひねりある難読地名が多い。
東京都営の「鉄道」なのだが、ゴムタイヤで走る「新交通システム」なのが特徴。
バスと一般的な地方鉄道の中間くらいの輸送能力を持ち、東京湾岸の「ゆりかもめ」と似たような感じ。
今まで鉄道の空白地帯で、車の渋滞が激しかったので、東京都が気合を入れて造った次第。
おかげで、だいぶ便利になった
今回、お仕事で行った場所をアップで見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2024年のグーグルマップより)
境が複雑ぅぅぅぅぅぅ~~~~~~っ★
●が見沼代親水公園駅で、★の付近まで歩いて行ってきた。
(徒歩10分ほど)
その間に、東京都足立区と埼玉県草加(そうか)市との県境があり、さらに埼玉県内では草加市と川口(かわぐち)市の境目もある。
●の少し上を流れている「毛長川(けながかわ)」が県境なのだが、一部分は昔の川の流れていた位置らしき場所にずれている。
(少し太めの黒い点線ね)
川沿いの境目では、よく見られる現象だ。
そして、埼玉県内では黄色い線を境にして、右が草加市で左が川口市となっている。
何か、複雑だよねぇ~。
行きは朝の通勤時間だったので、サクサクと移動して現場に向かった。
そして、お仕事が終わって帰る途中に、ゆ~っくりと撮影したという流れ。
まずは、お仕事中に気になっていた場所(★)に行って、撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
境界マニアが大喜びぃぃぃ~~~~っ★
十字路の交差点に、2本のカーブミラーが並んで建っていた。
よく見ると、左は「草加市」で右は「川口市」のステッカーが貼られている。
この交差点のマンホールも、川口市の物と草加市の物が混ざって設置されている。
市の境目が、交差点を斜めに通っているような感じだ。
背中右側の住宅地も、一直線に並んでいるのに手前の数軒だけが川口市で、あとは草加市となっているようだ。
なので、お隣の家なのに車のナンバーが「川口」と「春日部(かすかべ)」と、別々になっている。
交差点の角には、東京ガスの調整設備があり、そこには草加市の「遊馬町(あすまちょう)」と書かれているが、その真横にある町名表示は「川口市榛松(はえまつ)」となっている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
面白ぉぉぉぉぉ~~~~~~~~いっ★
…って言うか「舎人(とねり)」「遊馬町(あすまちょう)」「榛松(はえまつ)」って、どれも素人には読めねぇーよ★
どれも、大昔からの由緒ある町名っぽいね。
この交差点の写真を数枚撮ったので、見沼代親水公園駅へ戻ろう♪
交通量の多い埼玉県の県道を歩き(埼玉は車社会だからね)、駅の近くまで戻って来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
これも境界マニアが大喜びぃ~~~っ★
一見、何の変哲もない大きな道なのだが、実は目の前に県境がある。
今は埼玉県草加市に立っていて、東京都足立区を目の前に見ている状態。
歩道にある背の低いポールの2本目(奥のやつね)と、歩道左側に停まっている銀色の車の間が、県境だ★
つまり、マクドナルドは草加市遊馬町に建っていて、銀色の車は足立区舎人に停まっている。
この道は、ここまでが埼玉県の県道で、県境から先は都道となる。
道路名はどちらも同じ「58号」で、「104号」線もこの部分だけ重複している。
通称名は、埼玉県側が「第二産業道路」で、東京都側が「尾久橋通り」だ。
この写真では、道路上の白い車は埼玉県から出ないでUターンしようとしていて、奥の黄色っぽい車は都内に今入ったばかりという状態。
では、県境まで近付いてみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
いろいろ違うぅぅぅぅぅ~~~~~っ★
まず目につくのが、道路上にある「東京都」「足立区」の大きな標識だ。
反対車線には、背中側に「埼玉県」「草加市」の標識が建っている。
よく見ると、この小さな横道を境に、歩道の造りやガードレールの形や植栽が全て異なっている。
車道の舗装状態も異なっていると思われる。
昔、別の場所にある都と埼玉県境を通過した時は、路面の状態(メンテナンス)が極端に違っていて、埼玉県に入った途端にガタガタと激しく揺れた事があった。
まぁ、現在ではそれほど大きな差は無いでしょうけどぉ~。
足立区側の歩道は都内では標準の造りで、かなりしっかりと整備されている。
車道上の奥に見えている建物が見沼代親水公園駅(●)なので、開通時に一緒に整備されたのだろう。
草加市側の歩道は「昔ながらの道」と言った感じで、これがこの辺一帯の本来の姿だったのだろう。
「東京都」の標識の根元に自転車に乗ったお兄さんがいるが、この人は「東京都の端っこでスマホをいじっている」という事になる。(笑)
お兄さんの右横には「尾久橋通り ここから→」の標識も建っている。
ちなみに、歩道左側の銀色の車の後ろにある建物には「TEL03-3890-XXXX」と書かれているので、東京都内である事は間違いない。
さて、ひょんな事から「東京23区の最北端」を制覇する事が出来て大満足のオラ、日暮里・舎人ライナーに乗るとしますかいのぉ~♪
行きは朝ラッシュだったから、帰りはのんびりと景色を眺めよう★
朝は、日暮里駅の1つ手前にある「西日暮里(にしにっぽり)」駅から乗車したので、帰りは全線を乗り通すのぢゃ
まずは、改札を通ってホームに上がる。
結構な高さぢゃのぉ~。
道路上に造られているので、どの駅もビルの5~6階くらいの高さににホームがある。
すでに列車は停まっていたが、始発駅の昼過ぎなので、余裕で最前席に座る事が出来た
(画像をクリックすると拡大するよん)
眺めバツグぅぅぅぅぅ~~~~~~ン★
車両は新旧3種類あるようで、旧型はクロスシートがあって車窓の風景をじっくり眺められるのだが、新型は全てロングシートになっていて通勤・通学に特化したような感じ。
「ゆりかもめ」も同じような状況なので、乗る人が増えてきたという証なのだろう…。
(ネットで調べたら、増え過ぎてラッシュ時の混雑率ワースト1にもなった事があるようだ)
この車両は新型だね。
行きは旧型で、クロスシートに座って来た♪
最前席は運転台も兼ねているので、どの編成も前面に向かって座れるようになっている。
普段は無人運転だが、ごくたまに運転士が乗る事もある。
では、出発進行★
列車は静かに走り出し、淡々と南へ進んで行く。
この尾久橋通りは、関東平野を真っ直ぐ南北に走っているので、こう言っては何だが「景色に変化がない」のだ。
走り出してすぐに、大ききな「舎人公園(とねりこうえん)」を過ぎてしまえば、後はビルに挟まれた平坦で真っ直ぐな道を進むだけ。
前面展望が良くても、鉄ちゃん的にはあまり面白くない。
横に座った人達も、前面を見る事無くスマホをいじっている。
そんな中、1ヶ所だけ行きに「何か凄くない!?」と思っていた場所にやって来た。
行きは中間車で横を見ていただけなので、その全貌が見えていなかったのだ。
「扇大橋(おうぎおおはし)」駅(▼)に停車した時に、何気なしに前面を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
ねじれてるぅぅぅぅぅぅ~~~~~っ★
真っ直ぐだった線路が、左上に大きくねじれているではないかっ★
まるでジェットコースターだ。
…そういえば、行きに川を渡った時に、えらい高い所を走っていた感じがしていたぞ。
アップで見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
そういうことかぁぁぁぁ~~~~~っ★
幅の広い「荒川(あらかわ)」を渡るためでなく、土手の横を走っている首都高速道路の上を越さないといけないから、高くしたのねぇぇぇぇーーーーっ★
現時点でビルの5~6階の高さにいるのだから、あの頂点はどれだけ高いんだ!?
列車が動き出して、頂点に達した。
横を眺めると…
…10階分くらいはあるんでなくね?
左に建っている12階建てのマンションを見ると、最上階と大して高さが変わらない。
…これ、強風の時はかなり怖いんじゃない???
まぁ、鉄軌道と違ってコンクリートの箱の中を走っているから、強風に煽られて横転…ってな事にはならないと思うけどぉ~。
観光気分で乗っていたら、楽しいスポットでもある♪
荒川を渡った後は、都電荒川線と交差するくらいで特に変化はなく、西日暮里駅に到着。
そして急カーブの後、大都会のビル群に挟まれながら少し進み、またまた急カーブで終点の日暮里駅(▲)に到着ぅ~★
…ふぅ、ちょっとした「小さな旅」だったな♪
都営の1日乗車券で乗りに来ようと思って十年以上、やっと全線を乗り通す事が出来た
しかも、色々な境目も堪能する事が出来た
沿線住民でなければそれほど乗る機会のないこの路線、たまぁ~に観光気分で乗ってみるのも面白いかもね♪
オラも一応「都民」だから、利用しないとね★(笑)
ではではぁ~~~~♪
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コメント
こんばんは。
高いところからの景色ですから、地上から見るのとは全く違った風景を見せてくれて楽しかったです。
私が乗った時は、ちょうど都電荒川線の電車と交差する感じになりまして、それもまた楽しかったです。
投稿: いかさま | 2024年4月 1日 (月) 01時02分
★ いかさまさん
こんばんは。
さすが関東平野のど真ん中だけあって、見晴らしは抜群ですね★
天気が悪かったのですが、うっすらと筑波山も見えました♪
今まで都電を上空から見る事が無かったので、走っている都電車両を見られて結構楽しめました❤(^o^)
投稿: まりりん | 2024年4月 2日 (火) 20時59分