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2023年12月11日 (月)

実物日記 ~「形あるもの、自然遺産に。東京・中野 新井薬師前」2023秋~

前回「形あるもの、そろそろヤヴァい。2019秋」からのつづきーっ!

今回は、久々に続編を。

ここ数回の日記でもお知らせしたとおり、2023年11月4日、4年ぶりにまた「あの場所」へ行ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1001
ななどめぇぇぇぇぇ~~~~~~~っ

そう、西武新宿線「新井薬師前(あらいやくしまえ)」駅付近だ。

今からご紹介するものは、2014年の春から6回に亘って経過をご紹介して来たが、ここしばらくは大きな変化が無かった。
だが、今年になって両隣の駅が地下化工事で大きな変化が出たので、ついでにここにも調査しに来た

9年半に亘って撮影していると、付近の景色も変化する訳で…
線路の向こう側にあった石材工場が、高級な高層マンションに建て替わった。
通過している電車も、最新の「40000系」に進化している。

さて、ここはどこかと言うと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1002
(2018年のグーグルマップより)
の位置だよん

…西武新宿駅(歌舞伎町)
…高田馬場駅(JR山手線と東京メトロ東西線との乗換駅)
…地下化区間の起点(新宿区と中野区の境)
…新井薬師前駅
…現在地
…沼袋駅
…地下化区間の終点(環七のアンダーパスの手前)

の間(東京都中野区内)が地下に潜る範囲で、絶賛工事中。
途中には、新井薬師前駅と「沼袋(ぬまぶくろ)」駅があって、この2駅が地下駅になるのだ。

ここから左に視線を移すと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1003
崩壊ぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~っ

そう、「崩壊住宅」なのだ。

老朽化して壁が剥がれ始めたところに、2014年末の大雪と強風で壁が完全に崩壊。
線路際に落ちると危険なので、壁を強制的に落下させ、周囲を防護フェンスで覆われてから9年になろうとしている…。
2019年の春以降に、フェンスに落書きされたねぇ…
その後、すぐに落書きは消された。

ちなみに、写っている列車(10000系ニューレッドアロー)は、新宿線の特急「小江戸(こえど)」号だ。
この特急列車も「そろそろ新車に置き換わる」というアナウンスがあった。
ただいま検討中」との事。

さて、今回の調査では前回とどう変わったか…

建物の全体像は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1004
自然と一体化ぁぁぁぁ~~~~~~っ

…完全に葉っぱに覆われている。

以前よりも防護フェンスが高く増設されたので、なおさら葉っぱに囲まれる状態に…

線路脇にはアジサイの木が並んでいるんだけど、夏が過ぎるとこのようにツタのような植物に覆われてしまうのだ。
なので、パッと見がジャングル状態に…。
(毎年ちゃんと草刈りしているよん)

もはや「自然遺産」だなや

ちなみに、前回(2019年)の時は、こんな感じだった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1005
(2019年10月撮影)
よく見えるぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

防護フェンスも低かったので、建物がよく見えた。

通過している「6000系」電車も、今年になってからリニューアル工事がなされて、お姿と走行機器が少し変わった。

建物を別のアングルから見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1006
かろうじて見えるぅぅぅぅ~~~~っ

2階の上半分が、少しだけ見える状態。

2階の崩壊部分をアップで見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1007
剥き出しぃぃぃぃぃ~~~~~~~っ

パッと見は以前と変化していないように感じるが、部屋の中がちょいと変化している。

さらにアップで見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1008
レタスぅぅぅぅぅぅ~~~~~~~っ

2つの段ボール箱の位置が毎回の調査の目安になっている。
下の「レタス」の箱が目立つので、いつもこれを基準にしている。

前回の撮影時と比べると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1009
(2019年10月撮影)
レタス健在ぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

現在は防護フェンスが増設されているので見比べにくいが、2つの箱の位置には大きな変化はない。
ただ、左脇の物の位置が少し変化している。

これは、自然に崩れてきたものなのか、家の人がここに置いたのか、よくは判らない。
以前、この部屋に人がいたのを見た事があるので、動かしたのかもしれない。

さて、今回の調査では、この家の玄関も撮ってみた。

新井薬師前駅の踏切を渡って、線路の向こう側に移動。

線路と並行して道があるので、テコテコ歩いて、ほどなく到着ぅ~
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1010
普通の住宅地ぃぃぃぃ~~~~~~っ

何の変哲もない、ごくごく一般的な住宅地だ。
(奥の突き当り左側が新井薬師前駅ね

この建物の入口は、左の木が茂っている場所にある。

奥を覗いてみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
東京都中野区・新井薬師前の崩壊住宅2023秋-1011
ここもジャングルぅぅぅぅ~~~~っ

入口もすでに密林と化していて、立派な自然遺産になっている。
奥に玄関があるのが見えるね。

入口から玄関までをよく見ると、人が歩く分だけ葉っぱが落ちていない。
なので、人が住んでいると思われる。
時々音が聞こえるから、やはり住んでいるのだろう…。
(時々見に来ているだけかもしれないけどぉ~)

こうやって見ると、アパートではなくて一軒家だね、これ。

住人が高齢化して、修理や建て替えをする気力や財力が無くなっているので、このままになっているのか…な
それとも、相続関連でこのまま放置されているのか…

オラの家も老朽化しているけど、リフォームする財力が無いので、いつかは同じ状況になるかもぉ…
なので、他人事では無いんですよ、はい。

東京都内では、このような「老朽化した家」と「空き家」が爆発的に増えていて、社会問題になっている。
(特に世田谷区は空き家だらけだそうな)

少子高齢化で人口が減っているのに、高層マンション等をバンバン建てていたら、そりゃぁ~こんな家も増えるわな。

オラの家も「予備軍」なので、気を付けていかないと…

崩壊住宅、まだまだ気になる物件である…

…あぁ、諸行無常。(ー人ー)

(つづくと思うーっ!)

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