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2023年11月

2023年11月27日 (月)

実物日記 ~「西武新宿線 沼袋~新井薬師前駅間」2023秋~

前回「西武新宿線 沼袋駅2023秋」からのつづきーっ!

今回も、前回に引き続き、西武新宿線の地下化工事現場の現地調査レポートをば

前回では、西武新宿線の「沼袋(ぬまぶくろ)」駅の変化をご紹介した。
今回は、沼袋駅からお隣の「新井薬師前(あらいやくしまえ)」駅までの区間をご紹介しよう

再度、地図をご覧頂こう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1001
(2017年のグーグルマップより)
の間だよん

…西武新宿駅
…高田馬場駅
…地下化区間の起点
…新井薬師前駅
…新井薬師前の崩壊住宅
…沼袋駅
…地下化区間の終点

の間(中野区内)が地下に潜る範囲で、途中には新井薬師前駅と沼袋駅がある。
この2駅が地下駅になるのだ。

今回調査した区間は、工事が完成すると全てがきれいさっぱり消え去ってしまうので、今撮っておかないとね

では、スタート

まずは、沼袋駅から新井薬師前駅に向かって歩いて行こう。
この区間は、線路際に道路がずっと続いているので、全区間を間近に見る事が出来る。

沼袋駅構内を抜けると、最初の踏切(前回の解説図の)が現れる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1002
(2023年11月4日撮影)
何も変化が無ぁぁぁぁぁ~~~~いっ

この「朝日通り」の踏切は、以前からほとんど変化していない。
細かい部分は変化しているのだけど、それは後程ご紹介しよう

この朝日通りを奥に進むと、都営大江戸線「新江古田(しんえごた)」駅や、西武池袋線「江古田(えこだ)」駅方面に行ける。
背中側に進むとJR中央線の「中野(なかの)」駅方面だ。
道なりに進むと「東中野(ひがしなかの)」駅前にも行ける。

新宿で飲んだくれて終電を逃した場合、この道で帰って来ると最短距離になる。
(もっと近道があるんだけど、文章だと説明が難しいので、次回に写真でご紹介

この辺の踏切は、なるべく渋滞しないように対策されていて、線路際の道との交差部分に信号機が無く、一方通行にしてある。
さらに、踏切からは右左折出来ないように規制されている。
東京西部の踏切と構造的には同じなのだが、車の流れはスムーズだ

この奥には、かつて「朝日通り商店街」があって、それなりに賑わっていたが、世代が変わると閉店してしまい、今では数店舗しか残っていない。
タクシーの抜け道等で車の量が増えて、ゆっくり買い物出来なくなったというのも一因だ。
商店街の端っこには「第二朝日湯」と言う銭湯があった。
この銭湯の脇の道(コインランドリー横)でキムタク(木村拓哉)がCMを撮影していたのが、放映されて初めて知ってびっくりした記憶がある。(笑)

この踏切の左側にも、コンビニ「ミニストップ」があって、踏切待ちの時に気軽に寄れる便利なお店だった

おっ、踏切が鳴った

そんじゃぁ、電車も撮ってみようかいのぉ~

程なく、電車が両方向からやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1003
(2023年11月4日撮影)
どっちもラッピングぅぅぅぅ~~~っ

何という偶然か、どちらの列車もラッピング車両だった。
左の紺色のが「L-Train」(20000系)で、埼玉西武ライオンズの各選手の雄姿が貼られている。
右のスマイルトレイン(30000系)は、「川越ボーイズシング」と言うご当地アニメのラッピングが施されている。
珍しくヘッドマークまで装着されていて、何気に目立っているね

電車が走り去ったので、先に進もう。

この踏切から、新井薬師前駅方面を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1004
(2023年11月4日撮影)
まっすぐぅぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

この区間だけ、きれいな直線となっている。

パッと見は何も変化が無いように思えるが、アップで見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1005
(2023年11月4日撮影)
何かいるぅぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

以前には無かった「鉄橋」が現れた

この部分には「妙正寺川(みょうしょうじがわ)」と言う川が流れていて、昔から橋はあった。
だが、その橋はコンクリート橋で、線路際に出っ張りは無かった。

橋の部分を横から見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1006
(2023年11月4日撮影)
絶賛工事中ぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

橋を取り囲むように、ガンガン工事が行われている。

手前の道路橋は「第十五号橋(だいじゅうごごうばし)」と言う名前で、この一帯の橋の名前とは違って番号が振られている珍しいものだ。

…で、この鉄道橋だが、道路からの見た目は鉄橋にはなっていない。

近寄ってみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1007
(2023年11月4日撮影)
以前のままぁぁぁぁぁ~~~~~~っ

側面はコンクリート橋がそのまま残っている。
でも、中身はこっそりと鉄橋に取り換えられた。
なので、走行音も鉄橋独特の「ゴーッ」という音に変わった。

余談だが、この第十五号橋から撮った昔の写真が出て来たので、ご紹介しよう。

まずは、これ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1008
(1980年頃撮影)
いつの時代ぢゃぁぁぁぁ~~~~~っ

恐らく1980年頃であろう。
まだご幼少だったオラが、親が持っていたへっぽこハーフカメラで撮ったものだ。
(ハーフカメラとは、フィルムの1コマを半分しか使用しない仕様の経済的カメラで、1本のフィルムで倍量撮れるが、当然画質は半分になる)

写っている車両は「クハ1411形」で、第二次世界大戦前の車両を改造したりして生まれた形式だ。
国鉄で言えば「クハ55形」とほぼ同型で、車内の床は木だった。
(今の「フローリング」とはちょっと違う)
運転席は向かって右側の窓1枚分しかなく、非常に狭い。
だが、乗客にとっては、中央と左の窓部分が鉄の棒1本でしか仕切られていなかったので、前面展望を楽しむには最高の車両だった

オラはこのクハ1411形が大好きだった
なので、撮っていたと思われる。

線路周りはさっぱりしているが、基本的には今も変わっていない。

この車両を横から撮ったものもあった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1009
(1980年頃撮影)
唸る吊り掛けぇぇぇぇぇ~~~~~っ

コンクリート橋の構造は、一度改修されているが基本的に変わっていない。
妙正寺川の川底は、洪水対策として倍の深さに掘り下げられた。
その時に鉄道橋も改修された……はず。

この赤い電車は「吊り掛け駆動式」と言う旧型のシステムで、この辺りから加速しだすので「う゛ももももぉぉぉ~~~~ん」という轟音が楽しめた。(笑)
今では、旧型の路面電車とJRの電気機関車くらいでしか聴く事が出来ない。

おまけにもう1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1010
(1980年頃撮影)
珍しやぁぁぁぁぁ~~~~~~~~っ

西武線内でも数の少ない「601系」と言う形式だ。
駆動システムは「カルダン駆動式」と言う、昭和中~後期では一般的な物なのだが、車体デザインは昔のままの、過渡期に製造された悲運の形式だ。
この時代を考えると、後ろにつながっている車両が写っていないので、オリジナルの601系(クハ1601形)のままだったのか、すでに旧型電車に組み込まれて「クハ1651形」となった後の姿なのかが判らない。
恐らく、クハ1651形ではないかと思われる。

オラ的には、この601系は好きではなかった。
なので、この1枚しか撮っていないようだ…
(同じお顔の551系は好きなんだけどね

ちなみに、後ろに写っているマンションは、リニューアルされて色合いは変わっているけど、現在でもそのまま建っている。
かなり昔、このマンションで事件があって、TVのニュースで映っていたなぁ…
(この写真と同じくらいの時代だと思う)

さてさて。

この妙正寺川は、現在では川の上にも工事用の資材置き場が造られていて、蓋がされている。

川の下流側から線路を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1011
(2023年11月4日撮影)
何にも見えなぁぁぁぁ~~~~~いっ

白いフェンスだらけで、何も見えなくなっている。
ちょうど6000系電車が通過中なのだが、銀色電車なので目立たないから、アップで見ないと判らないね…

ちなみに、この左側の川沿いの道は、白いフェンス部分だけ車両通行止めになっている。
なので、車は下流側から線路沿いには出られなくなった。
(川の両側の道は、川を挟んで一方通行になっている)

先に進もう。

妙正寺川の少し先には「中野通り」の踏切がある。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1012
(2023年11月4日撮影)
定番スポットぉぉぉぉぉ~~~~~っ

この中野通りは桜並木で有名で、春には多くの人が訪れる。
(桜並木の日記はこちらをクリック

その桜の時期に撮った昔の写真が、これ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1013
(2017年4月10日撮影)
桜満開ぃぃぃぃぃ~~~~~~~~っ

2017年4月の写真だから、6年半前になるね。

パッと見は、特に変わっていないね。
車両も、昔の写真と同じになるように、黄色い「2000系」が来るまで待ってみた

ちなみに、この中野通りは、北(写真だと右)に進むと板橋区の「大山(おおやま)」に行ける。
南に進むと、品川区の「鮫洲(さめず)」に行ける。
正式名称は「都道420号線・鮫洲大山線」で、小田急線の「東北沢(ひがしきたざわ)」駅から「淡島通り(あわしまどおり)」までの1Km程の区間が未完成のため、京王井の頭線の「池ノ上(いけのうえ)」駅付近の狭い一方通行の道をむりやり都道に指定して、形式的には一応全通している事になっている。
現在のオラは、その未完成エリアで仕事をする事が多いので、「いずれ中野通りがここを通るのかぁ…」と密かにニヤニヤしている。(笑)

余談だが、この中野通りの踏切だけ、前後にある踏切よりも遮断時間が短い
開かずの踏切」対策で、遮断機が下りる時間をギリギリまで遅くしたのだ。
なので、ラッシュ時はこの踏切で待っていた方が、早く渡れる確率が高い。
この区間の列車の最高速度が60Kmに抑えられているので、このような小技が使える次第

この踏切で、以前と変わった点は2つある。

1つ目は、踏切の警報機や表示器類が新しく更新された事。

警報機類をアップで見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1014
(2023年11月4日撮影)
丸くてのっぺりぃぃぃぃ~~~~~っ

まずは、赤いランプが最新式のLEDタイプになった。
これは、どの方向から見ても赤く光っているのが判る仕様で、遠くからでもハッキリ見えるようになった。

お次は、電車がどっちの方向から来るかを矢印で示す表示器で、最近、こっそりと最新式のLEDに取り換えられた。
今までと違って非常に薄く、雨除けのひさしも無いので、すごくのっぺりとした印象になった。
道路の信号機も、最新式はのっぺりしているからねぇ~。

さらに、遮断桿(しゃだんかん)を動かすモーターが入った箱も、縦長の物に取り換えられている。
黄色と黒の塗分け方も、少々変わっているね…

2つ目は、線路脇(写真だと左側)にある小学校が改築された事。

まだ出来立てなので、ピッカピカだ
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1015
(2023年11月4日撮影)
令和の学校ぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

中野区立「令和小学校」で、以前は「新井小学校」と言う名前だった。
少子化で、近くにあった「上高田小学校」と統合されて、改称された。
(バス停の名前も改称された)

新井小学校は、元々は上高田・野方・江古田の各小学校から分割・独立されたので、元に戻った感がある。
なので、新井小の歴史はそれほど古くはない。

まだ新井小学校だった時の写真は、これ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1016
(2015年3月30日撮影)
桜の学校ぉぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

入学式や卒業式には最高のシチュエーションだ

ピンクの提灯が並んでいるのは、毎年行われる「中野通り桜まつり」の物で、期間中は中野通りに吊り下げられる。

奥に見える水色の歩道橋の上からこの踏切を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1017
(2023年11月4日撮影)
見晴らしが良くなったぁぁぁ~~~っ

ちょうど「20000系」のハリーポッターラッピング編成が通過中。

以前は、道路左側の桜の木も右側と同じく大木だったので、夏は葉が茂って小学校が全く見えなかった。
この数年、中野通りの桜の木々が老木となり、若い木に植え替える工事が少しずつ行われている。
なので、令和小学校に建て替えられる時期と同じくして、桜の木も植え替えられた。
そのため、現在では左側の見晴らしか良くなっている次第。
(歩道橋部分の歩道も広くなっている。以前は狭くて、自転車が来ると危険だった

逆に言うと、昔の写真のような桜のトンネルは、あと10年くらい経たないと復活しないだろう…。

この踏切で撮った昔の写真が出て来たので、それも比較してみよう

令和小学校の対角線上(踏切の北側ね)には、中野区清掃事務所の建物がある。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1018
(2023年11月4日撮影)
白くてきれいぃぃぃぃ~~~~~~っ

この建物の裏にはゴミ収集車がたくさん停まっていて、朝は一斉に出動する。
写真で言うと右横にはリサイクルセンターもあり、古着等が無料でもらえる。
(持ち込みも可能)
時々掘り出し物があるので、要チェック

この建物の昔の写真が、これ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1019
(1980年頃撮影)
茶色いぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

建物の色合いが茶色系だね。

リニューアルはされているけど、建物の形は昔と同じなので、改築はされていないと思う。

写っている車両は「701系」と言い、当時の西武線では一大勢力を誇っていた形式だ。
さっきの601系とは性能が同じだが、デザインが見直されて、少しイケメンになっている。
この後に出て来た「801系」や「101系」もほぼ同じデザインなので、当時の西武線と言えばこのお顔だった。

この赤い車両も、後に冷房装置を搭載されて黄色くなった。

余談だが、この時代の時刻表は、確か各駅停車は「拝島(多摩湖)・上石神井・新所沢・田無」行きが順番にやって来るパターンだったと思う。
その間に急行本川越」行きと準急新所沢」行きが走っていたような記憶が…

日曜日には、西武新宿~西武秩父間に特急おくちちぶ」も走っていた。
5000系のレッドアロー号が1往復)
快速急行の西武秩父行き「奥武蔵」も、2往復走っていたよねぇ…

さらに先に進もう。

この踏切の新井薬師前駅寄りには、こんな看板が立てられている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1020
(2023年11月4日撮影)
スマイルトンネルぅぅぅぅ~~~~っ

30000系(スマイルトレイン)」が地下トンネルを走っている画だ。

みなさん、かなり誤解しているのだが、都内の鉄道の立体交差工事って、事業主は「東京都」だからね。
各鉄道会社では無いので、鉄道会社に文句言っても「うちではないので知りませぇ~ん」と返って来るだけだからね。

高架(地下)で複々線化する場合、従来の複線分は東京都が事業主だけど、増線分は鉄道会社が事業主となる。
なので、この場合は少々ややこしくなる。

今回の工事は中野区内だけなので、東京都と中野区と西武鉄道が協力して進められている。
(駅前広場の整備等は、中野区がメインで行う)

この看板が立っている場所も、昔と比べたら大きく変化した。

まずは、現在のお姿をば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1021
(2023年11月4日撮影)
拝島でないライナーぁぁぁぁ~~~っ

ちょうど「40000系」電車が通過中。
この車両は、平日の朝晩は座席指定列車「拝島ライナー」として走っているが、平日の日中と休日は一般運用にも入る。
この時は、急行列車として走っているもので、座席はロングシート状態に固定されている。

40000系の背後に、2019年頃に巨大な高級マンションが建てられた。
それ以前は、ここに砕石プラントか建築会社の資材置き場が(砂利の山)があり、ダンプカーが出入りしていた。

その当時のお姿が、これ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1022
(2014年4月7日撮影)
見晴らしが良いぃぃぃぃ~~~~~っ

青空が広々としていた。

このマンション、結構遠くからでも見えるので、この辺の新しいランドマークにもなっている。
近くの新井薬師(梅照院(ばいしょういん))横にもタワーマンションが建っているので、この2つが新たなランドマークだ
(沼袋駅の白い鉄塔は、間もなく撤去されるでしょうからね…)

さらに昔のお姿が、これ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線・沼袋~新井薬師前駅間2023秋-1023
(2007年5月3日撮影)
鉄塔まつりぃぃぃぃぃぃ~~~~~っ

以前は、線路上に東京電力の「目白線」が通っていた。
沼袋駅の白い鉄塔で「西武沼袋線」と分岐し、「下落合(しもおちあい)」駅の構内にある変電所まで続いていた。
雷がよくこの送電線の鉄塔に落ちて、瞬間の停電と共にすごい音がしたものだ。(笑) 
大雨の日は、送電線から漏電して鉄塔に電気が僅かに流れ出し、それが「ジジジジジ……」と静かに音を立てていたのが怖かった。
高校・大学では電気が専門だったので、感電する機会も多かったから、余計に怖かった…
(西武沼袋線のレポートはこちらをクリック

ちなみに、今立っている場所から左側を見ると、地図の崩壊住宅が建っているんだけど、これは別の回でご紹介を
(現時点では、以前から大きな変化はない)
今までのレポートを観たい方は、こちらをクリック

…まぁ、こんな感じで取材して来ましたよ、えぇ。

お次は、新井薬師前駅周辺のレポートだよん。

では、また~

つづき「西武新宿線 新井薬師前駅2023秋」はこちらーっ!

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2023年11月20日 (月)

実物日記 ~「西武新宿線 沼袋駅」2023秋~

今回は久々の新ネタで、しかも鉄三昧な日記だぞ

2023年10~11月にかけて、西武新宿線の「沼袋(ぬまぶくろ)」駅に大きな変化が現れたので、久々に行ってみた。
2017年3月16日以来の、6年振りのちゃんとした取材だ
(2017年春の日記はこちらをクリック

この間にもちょこちょこ撮ってはいたものの、それほど大きな変化はなかったので日記にしていなかった次第。
お隣の「新井薬師前(あらいやくしまえ)」駅にも大きな変化が現れたので、今回は両駅間を「速報」的にご紹介

西武新宿線は、東京都の「新宿(しんじゅく)」と埼玉県の「川越(かわごえ)」を結ぶ路線。
通勤輸送が主体だが、最近は「小江戸(こえど)」と呼ばれる古都・川越への観光輸送も増えている。

現在、この沼袋駅と新井薬師前駅は地下化工事の真っ最中で、将来的には地上にある駅設備が全て無くなってしまうのだ
沿線住民としても、これは放っておけない一大イベントだ。

6年経っても「沼袋ってどこぢゃいな池袋ちゃうのん新井薬師前ってどこぢゃいな西新井ちゃうのん」とお思いのあなた、まずはこれを見たまへ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1001
(2017年のグーグルマップより)
が沼袋駅だよん

…西武新宿駅
…高田馬場駅
…地下化区間の起点
…新井薬師前駅
…新井薬師前の崩壊住宅
…沼袋駅
…地下化区間の終点

の間(東京都中野区内)が地下に潜る範囲で、途中には新井薬師前駅と沼袋駅がある。
この2駅が地下駅になるのだ。

ちなみに、「池袋(いけぶくろ)」駅はの「高田馬場(たかだのばば)」駅から北(上)に2つ目の所にある。
西新井(にしあらい)」駅は、足立区の東武伊勢崎線(スカイツリーライン)にある。

池袋も沼袋も、名前の由来はほぼ一緒で、「袋状に窪んだ沼地(池)」という意味。
つまり、どちらもジメジメしている土地という事。

新井は「新しい井戸」の意味で、どちらも「新しく開墾した土地」というニュアンスだ。

今まで数回ほど、の線路際にある崩壊しかかっている住宅をこのブログでご紹介して来た。
今回も移動中に撮影しておいたので、後日ご紹介しよう
興味のある方はこちらをクリック

では、スタート

沼袋駅は、単に駅が地下に潜るだけではなく、駅前の道路(商店街)が一方通行から両通行に変更される。
大昔から議論されていたのだが、今回の地下化で確定した次第。

なので、道路が拡幅される事になった。

…という事は、「今ある商店が全て立ち退いてしまう」という事でもある。

そうすると、商店街の光景も一変してしまうので、これも記録しておこうと訪ねてみた。

まずは、沼袋駅周辺の地図(以降「解説図」と呼ぶよん)をご覧いただこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1002
(2024年のグーグルマップより)
数字がいっぱいぃぃぃ~~~~~~っ

数字と記号がいっぱい書いてあるでしょ。
今これらを全て解説すると、多分皆さんは覚え切れないので、順番に少しずつ解説していこう

今回の取材は、からの順番に歩き回った。

このうち、拡幅される道路(商店街)は、からまでの区間だ。
つまり、この区間の光景は、あと数年もしたらまるで違うものになってしまうという事。
子供の頃から馴染みのあるこの商店街、最後にちゃんと記録しておかねば…

さぁ、から歩き出そう

新青梅街道(しんおうめかいどう)」の「沼袋」の交差点に立つ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1003
(2024年7月6日撮影)
ここから始めるよぉぉ~~~~~~ん

奥が沼袋駅方面で、背中側が「練馬(ねりま)」駅と「桜台(さくらだい)」駅方面。
右に行くと「青梅(おうめ)」駅に、左に行くと「目白(めじろ)」駅方面に行ける。

左の茶色い建物は「中野区障害者福祉会館」と言う。
昔は地域センターだったのだが、いつの間にか変わっていた…

よく見ると、福祉会館の側面が削られているねぇ…。
(2階より上の銀色っぽい部分ね)
道路を拡幅する為に削ったようだ。

昔は歩道の部分に植栽が色々と置いてあったのだけど、きれいさっぱり撤去して、ちゃんとした歩道に整備し直されている。
まぁ、この歩道も、後で再整備されると思うんだけど~。

では、奥に向かって進もう。

少し歩いた辺り()で、クルっと後ろに振り返って見ると、こんな感じだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1004
(2023年11月4日撮影)
閉店ガラガラぁぁぁぁ~~~~~~っ

立ち退きに備えてか、もう閉店してしまった感じのお店が多く並んでいる。

正面中央のみかん色の庇(ひさし)のお店は、個人経営っぽいミニスーパーで、駅前の西友(せいゆう)が立ち退いてからは重要なお店だった。
もう閉店しちゃったのか…な

恐らく、今見えている建物は全て解体されると思われる。

道路のこちら側は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1005
(2023年11月4日撮影)
まもなく閉店~~~~~~~~~~っ

すでに立ち退いて更地になっている部分が、いくつか見えるね。
このファミリーマートも、そう遠くないうちに閉店してしまうのだろう…。

…沼袋の民は、ますます「買い物難民」になってしまうぞ

先に進もう。

また少し歩いて、の場所までやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1006
(2023年11月4日撮影)
すでに下がってるぅぅ~~~~~~っ

右側の建物は、すでに下がった(後退した)位置に新築されている。

拡幅される部分を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1007
(2023年11月4日撮影)
かなり広いぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

車が1台横向きに置けるくらい、後退するようだ。

…これだけ後退するって~事は、左側の商店達は解体されないで生き延びるのか…な

こちら側がこれだけ後退するという事は、さっきのファミマは間違いなく解体される運命のようだ…。

商店街は、ここから緩い下り坂になる。

少し前に進むと()、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1008
(2023年11月4日撮影)
見慣れた光景ぃぃぃぃ~~~~~~っ

右の中華料理屋さんは、昔は何度か通った事がある。
店名も変わっているので、もう経営者も違うのだろう…。

余談だが、自転車でこの坂を下っている時にブレーキのワイヤーが切れた事があった。
すでに1本切れていたので、2本目が切れてしまった今は「ノーブレーキ」状態に

結構なスピードで走っていたので、下り坂だから速度が落ちない。
必死に靴底を地面に擦り付けて減速させようと試みるも、坂はそれを許してはくれない。

横道から人が来たら轢いてしまうっ!!」と焦っていたが、何とか無事に坂を下り切った辺りで止まってくれましたとさ

…あぁ、怖かった。

それ以来、ちゃんと自転車を整備するようになりました

さてさて。

その、恐怖の横道との十字路()から沼袋駅方面を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1009
(2023年11月4日撮影)
左が立ち退いてるぅぅ~~~~~~っ

ここから先は、右側の建物がどれも大きいせいか、左側の小さな商店が立ち退いた跡が目立つ。
道路のどの部分を拡幅するかの詳細が判らないので、右側の建物群は現段階ではどうなるか判らない…。

奥の突き当りが、沼袋駅前ね。

少し進むと、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1010
(2023年11月4日撮影)
沼袋の胃袋ぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

この辺が飲食店が多いエリアで、小さなお店がたくさん並んでいる。
右側の赤い入口は「まいばすけっと」で、西友亡き後は、ここが一手に買い物難民を引き受けている。
まいばすは、レジのシステム上で時間が掛かるので、夕方以降の店内はレジ待ちで大行列となる。
オラも何度か入ったが、あまりの長蛇の列で、諦めて出て来た事がある。

ここも立ち退いたら、沼袋は完全に不便な街になる。
の近くにも、もう1店舗まいばすがあるんだけど、そっちは小さくて品数も少ない)

…まぁ、すでに大半の沼袋民は、広々した「ライフ」(解説図の下部のにあるね)で買い物をしているんだけどね
逆に言えば、もはやライフしか存在していないので、「ライフ一強(独り勝ち)」状態だ

飲食店エリア()は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1011
(2023年11月4日撮影)
賑わっている感じぃぃ~~~~~~っ

店舗数も多いし、自転車の数もそこそこあるので、賑わっているように見えるけど…
実際は、それほど人は多くない。
小田急線の「祖師ヶ谷大蔵(そしがやおおくら)」駅前と比べると、まるで違う。

解説図の一番上(の上ね)に「国際短期大学」があるので、そこの学生達も歩いているんだけど、それほどは多くない。
両隣の、新井薬師前駅と「野方(のがた)」駅の方が、通行人は多い。
(そのせいか、沼袋駅周辺は両隣の駅よりも家賃が比較的安い)

この写真の中で一番混んでいるのは、右側にある「ドトール」だ。
日中に行くと、空席が無い場合も多い。
(そもそも、今の沼袋には喫茶店が少ない)

一番気がかりなのが、左側にある居酒屋「つぼ八」だ。

昔はどこの駅前にもあったチェーン店だったが、今では関東には数店舗しか無い。
(元々は、北海道発祥のチェーン店だよん)
西武線沿線では、今ではここ沼袋駅と「清瀬(きよせ)」駅にしかない。
(以前は「新所沢(しんところざわ)」駅前にもあって、狭山の仲間と飲みに行った事がある。)

メニューも値段も良い感じなので、好きなんだけどなぁ…
(公式サイトはこちらをクリック

ここも、そう遠くないうちに立ち退いてしまうのだろう…

少し奥の右側に、赤い建物が見えるでしょ。
そこまで行ってみよう。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1012
(2023年11月4日撮影)
夢の終わりぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

ここはちょうどの場所で、この商店街の中心部といったエリアだ。

この赤い建物はパチンコ屋さんで、比較的早く閉店した。

新井薬師前のパチンコ屋といい、撤退するのが早いよねぇ~。
(イメージ戦略なのか、赤字で立ち退き料が早く欲しかったのか…)

閉店した時の店名は「DELUXE7(デラックスセブン)」と言った。
2015年までは「SILKROAD(シルクロード)」という名前だったので、今見えている看板の跡は、その時代のものだ。

さらに昔は「百億(ひゃくおく)」と言う、大変に景気の良い名前だった。
百億は、沼袋の民ならみんなが知っている有名店だった。

以前、仕事仲間と沼袋の話しをしていたら…
仲間「あぁあぁ駅前のパチンコ屋行った事があるよっ十億だっけ
オラ「一桁少ないよ…
という、コントみたいなやり取りをした記憶が残っている。(笑)

その時代は、駅前にはパチンコ屋と喫茶店が多かった記憶が…
日曜日は、父親にくっついてよく行ってたなぁ~。

百億円をGETする夢は、遠い過去へと消え去ってしまった…

パチンコ屋の角に立って駅前方向を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1013
(2023年11月4日撮影)
いい感じぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

オラ、こういう光景が好きなのよ

駅前に線路と直交して商店街があって、商店街から踏切を通過する電車を眺められる街がね

以前は、東京の私鉄沿線各地にあったのだけど、立体交差化でほとんど消えてしまった…
今では、京王線西武新宿線東武東上線が、最後の楽園だ

右側にある「みずほ銀行」のATMコーナー、横には「三菱UFJ銀行」のATMもある。
さらに横には郵便局もあるので、年金がらみでお年寄りが多く集まる。

月末になると、必ず私服警官が立っていて、お年寄りが「振り込め詐欺」に遭わないように目を光らせている。
(この周辺の駅前には必ずいるね)

…この「沼袋の財務省」も、立ち退いちゃうんだよねぇ…

先に移転が済んでから解体しないと、とんでもない事になるぞ…

余談だが、この左側の奥には銭湯「一の湯(いちのゆ)」があって、沼袋の人気スポットになっている。
男湯には、小さいながらも「なんちゃって露天岩風呂」もあり、プチ温泉旅行気分が味わえる
昔は、一の湯に入った後に横に並んでいる焼き鳥屋やラーメン屋等で飲む人も多く、賑わっていた。

写真をガンガン撮っていたら、後ろで見慣れた光景が展開されていた。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1014
(2023年11月4日撮影)
狭いんだよぉぉぉぉぉーーーーーーぅ

この商店街、実は路線バス(京王バスの「中92」系統の「中野(なかの)」駅行き)が走っているのだ

しかも、普通サイズの大きいバスなので、このように納品のトラック等が停まっていると、歩行者が歩けなくなってしまうのだ…。

さらに、この道は一方通行なので、逆方向(下りの練馬駅行き)のバスは少し離れた「中野通り」まで大きく迂回して走っている。
こんな状況なので、この道を両通行にして、下りのバスを迂回させないで走らせようという計画なのだ

解説図のが練馬駅行きのルートで、中野通りと新青梅街道を経由する。
が中野駅行きのルートで、沼袋駅を経由してサックリと中野駅方面に抜け出ている。

練馬駅行きを利用する場合、沼袋駅の代わりになるバス停は「令和小学校」「大下橋」「江古田四丁目」の3つになるのかなぁ…
いずれも、600m程歩かなければならない。

…ね、不便でしょ。

だから、沼袋の民は商店街の拡幅にはそれほど反対していない。
オラは賛成派だ。

新井薬師前駅の「哲学堂通り」は何の問題も無いので、あとは野方駅前のバス停問題だけだな…。
(野方駅でのバス利用は、超~不便

余談だが、昔は解説図のの「下田橋(しもだばし)」バス停から「新橋駅(しんばしえき)」行きのバス(「橋63」系統)が走っていた。
(都営と京王の共同運行路線)
大都会の新橋駅から発車するバスが、こんな何も無い住宅地で終点となるのも、大変不思議だった…。
大抵の人は「下田橋行きです」と言われても、どこだか解らないよね…。
都営バスのターミナル「江古田二丁目(えごたにちょうめ)」バス停がすぐ近くにあるので、その関連で「下田橋」なんていう辺鄙な場所が終点となった次第。
その後も、下田橋~国立病院医療センター(「中63」系統)と大久保駅~新橋駅(「橋63」系統のまま)に2分割され、その後に下田橋側(中63)が廃止された次第。
中野駅を南北に通り抜ける路線だったので、それなりの需要はあったが、全体的には利用者は少なかった。
オラも、たま~~~~にしか乗らなかった。

…話しを戻して。

バスがオラの横を通り過ぎる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1015
(2023年11月4日撮影)
結構ギリギリぃぃぃぃ~~~~~~っ

白線よりもはみ出ると、バスは通れなくなってしまうのだ。
たま~に、バカが自転車や車を停めておいて、バスが立ち往生して後ろが大渋滞する事がある。
しかも、朝は踏切が開かないので、なおさらだ。

余談だが、左側に歩いている人がいるでしょ。
オラ、昔そこで京王バスに圧死されそうになった事がある。

バスと後ろのフェンス(確か工事中だった)と横に建っていたポールの僅かな隙間に閉じ込められたのだ。
あの時は「…あ、オラこのまま死ぬかもしれない」と本気で思った。
僅か3秒ほどの出来事だったが、今でもはっきりと覚えている。
(運転士さんからは見えない、死角だったんだろうなぁ…)

その、圧死されそうになった場所からクルっと振り返って見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1016
(2023年11月4日撮影)
普通の商店街ぃぃぃぃ~~~~~~っ

まぁ、ごく一般的な商店街だ。

オラ、この右側のポールのおかげで助かったようなものだ。
ありがとん

左にある「Cafe CROWN(喫茶クラウン)」は、子供の頃はよく父親と入っていた。
ここの「レモンケーキ」がお気に入りだった
今では、隣の「矢崎薬局」で、高血圧と高尿酸血症の薬をもらう日々。

…この薬局も立ち退いちゃったら、オラ、非常に困るんですけどぉ…

そして、沼袋駅のお顔の、北口駅舎前()に到着。
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西武新宿線沼袋駅2023秋-1017
(2023年11月4日撮影)
何も無ぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~いっ

駅舎も以前にあった施設も送電線も、何もかも無くなった。

空が開けて見晴らしが格段に良くなったが、逆に、日が沈むと真っ暗なゴーストタウン状態になった…
(新井薬師前駅も同じ)
本当に駅前に明かりが無い状態。
奥多摩の方の駅だって、もうちょっと明るいぞ。(笑)

余談だが、ちょうど20000系の「ハリーポッター」ラッピング車両が通過中。
この編成は池袋線から貸し出されていて、期間限定で新宿線でも走っている。
しばらくしたら、また池袋線に帰ってしまうので、まぁまぁ貴重な1枚かもしれない

北口の改札は、写真で言うと中央奥に移設されていて、もう5年くらい経っている。
南口の改札は、ほぼ同じ位置のまま変わらない。

まずは、南口改札を見に行こう。

南口に行くには、踏切を渡らなければならない。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1018
(2023年11月4日撮影)
踏切カンカぁぁぁぁぁ~~~~~~ン

この踏切は、人の往来が多い。
(西武線を使わずに、JR中野駅を利用する人も多いので)

踏切が開くと、車よりも先に人と自転車がドバーッ!と流れ込む。
その流れが収まってから、車はそぉ~っと動き出す感じだ。
バスがいるとなおさらで、ラッシュ時は車が横断出来ない場合も多い。

この踏切は歩道部分がかなり広いので、混乱する事は起こっていない。
(新井薬師前駅の踏切は歩道が狭いので、雨の日は結構危険なのだ

この踏切を違うアングルで見てみると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1019
(2023年11月4日撮影)
無駄に広ぉぉぉぉぉぉ~~~~~いっ

建物が何もなくなってしまったせいで、今や無駄に広く感じる。(笑)
バス停がぽつねんと建っているだけだ。

左のフェンス部分には、かつては交番があり、その横にはカフェのようなおしゃれなお店もあった。
右のフェンス部分にはみずほ銀行があって、この写っている位置は宝くじ売り場だった。

…ここは僅かに当たったのみ。
でも、新井薬師前駅の宝くじ売り場よりは良かった。

踏切の向こう側にある山吹色の看板のお店は「四文屋(しもんや)」と言い、新井薬師前駅の裏道にある小さなお店が発祥の、焼き鳥屋さんだ。
何を思ったのか、突然全国展開を始めて、今では日本のあちこちで見掛ける。
焼き鳥だけでなく、焼き豚や海鮮等のお店もあり、素材ごとにお店が分かれている。
(このお店は、焼き鳥と焼き豚の両方がある

西武線と中央線沿線では結構人気で、いつも賑わっている。
(中野駅の裏道にも数店舗ある)
公式サイトはこちらをクリック

さぁ、踏切を渡ろう…と思ったら、珍しいバスがやって来た。

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1020
(2023年11月4日撮影)
懐かしやぁぁぁぁぁぁ~~~~~~っ

京王電鉄がまだ「京王帝都電鉄」だった時代のカラーリングを再現した車両だ

今見ると、昔の都電と同じ塗り分けだよねぇ~。

これより以前の塗分けは、西東京バスの旧塗装とほとんど同じだった。
塗装簡略化の為に、赤帯1本だけになったと思われる。
(西東京バスのお姿はこちらをクリック

今度こそ踏切を渡ろう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1021
(2023年11月4日撮影)
中野の匂いぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

目の前に見える空間がで、南口改札は左側にかすかに見えている。

南口は狭く、奥に見えるマンションの手前までしかない。

マンションの手前には「妙正寺川(みょうしょうじがわ)」が流れている為、商店街が発展しなかったのだ。
3駅先の「鷺ノ宮(さぎのみや)」駅も、同じような地形と状況になっている。

沼袋」と言う町名は目の前の川までで、そこから先は「新井」となる。
新井町は沼袋駅と中野駅の間にあるので、雰囲気的には中野駅の匂い(文化圏)に満ちた町になっていて、沼袋臭さは無い。(笑)
なので、この川…と言うか橋が、沼袋と中野の「文化的国境」になっている。

そのせいか、橋より先はすでに道路が2車線分あり、拡幅する必要が無い。
なので、今回の拡幅工事は、この橋までとなっている。

昔、川の向こうには大きな「中野公園」と「中野刑務所」があった。
中野刑務所が移転する事になり、広大な土地は「平和の森公園」として整備される事になった。
(地下には下水処理場もある)
その時に、前もって広い道路を造っておいた次第。

余談だが、新井薬師前駅は新井町ではなく上高田町に存在している。
新井薬師(梅照院)自体は新井町にあるので、間違ってはいない。(笑)
何とな~くイメージ的に混乱するんだよねぇ~。

南口の商店を見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1022
(2023年11月4日撮影)
コンパクトぉぉぉぉぉ~~~~~~っ

店舗数が少ないにもかかわらず、生活に必要な物はほとんど揃っている。

中でも、奥のセブンイレブンが重要で、今では貴重な「駅前のコンビニ」になっている。
南側に行く人達にとってはこれが唯一の店舗なので、利用客が多い。

ここが立ち退いたら、オラ、知らないよぉ~。(笑)

混乱必至ですな

ちなみに、奥の左側に見える2階建てのプレハブ小屋は、現在の交番だ。
以前のように北口にあった方が便利なのだが……まぁ、しばらくは仕方が無いよね。

道路の左側は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1023
(2023年11月4日撮影)
あんまりないぃぃぃぃ~~~~~~っ

黒い建物がフィットネスジムで、それ以外には何も無い。

以前は横道に飲食店が数店舗あったのだけど、全て立ち退いてしまったようだ。
元々は、ここに石材屋さんがあったので、店舗は昔から少なかったのだ。
(石材屋さんが、今の南口改札になった)

そう言えば、昔の沼袋駅前って、材木屋と石材屋が鎮座していたんだよねぇ…
付近にお寺が多いせいかもしれないけど、変な駅前ぇ~(笑)

奥に見える緑色の看板が「西武沼袋医院」で、子供の頃は何度か通った事がある。
西武」と名が付いているが、西武鉄道とは関連性が無いと思われる。

ここから左を見ると、南口の改札がある。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1024
(2023年11月4日撮影)
工場かぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~っ

…パッと見、工場の建物に見えるね。(笑)

以前は、もっとメルヘン調な建物だったんだけどねぇ~。

この改札の位置は、以前とほとんど変わっていない。

少し左に視線を移すと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1025
(2023年11月4日撮影)
なごり道ぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

白いフェンス(折り戸)の部分が、昔の下り線とホームがあった場所だ。

道路の緑色の部分がきれいでしょ。
線路を撤去して遮断機を移設して、舗装し直したからだ。

踏切上から線路を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1026
(2023年11月4日撮影)
特に変化無しぃぃぃぃ~~~~~~っ

駅の構造とホームは、ここしばらくは変化が無い。
上空は少し変化したけど…(後述)

後ろにクルっと振り返ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1027
(2023年11月4日撮影)
こちらも変化無しぃぃ~~~~~~っ

こちらも特には変わっていない。

線路右側のみずほ銀行だった部分は工事用のスペースになっていて、多分ここも掘っていると思われる。

このまま右に視線を移すと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1028
(2023年11月4日撮影)
これぞ沼袋ぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

狭い商店街からひょこっと顔を出す京王バスと、あまり街に馴染んでいないお城チックなビルの組み合わせこそ、沼袋駅前の光景だ
(このお城、一度も中に入った事が無い(笑))

さて、再び北口の駅前()に戻って来た。

これで商店街の調査は終了~

ここからは、線路沿いに調査していこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1029
(2023年11月4日撮影)
奥に進むよぉぉぉぉぉ~~~~~~ん

フェンス沿いに、奥へ進もう。

北口は、商店街の面積が結構広い。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1030
(2023年11月4日撮影)
奥も左も商店街ぃぃぃ~~~~~~っ

奥の線路沿いと左に入る道にも、商店が並んでいる。

ちなみに、左の自販機部分が材木屋さんで、ここだけ雰囲気が昭和で止まっている。
奥にある氷川神社のお祭りの時には、ここがお神輿のベース拠点となる。
(普段は喫煙者のベース拠点だ 

昔は、この時計の場所に公衆トイレがあった。
深海魚のお顔みたいなデザインで、結構インパクトがあった

左の道は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1031
(2023年11月4日撮影)
小さいお店がいっぱい~~~~~~っ

ちょうど見えている範囲辺りまでが商店街だ。

ただ、こちらは半分「シャッター商店街」になっていて、営業しているお店はそれほど無い。
西友が無くなってから少し後に、中央右側に「まいばすけっと」の沼袋での2号店が開店したので、買い物客の姿はそこそこある。

目の前にある「想い出マグロ」の部分にも小路があって、その少し先に一の湯がある。
この小路にも商店は多い。
(こちらも半分は営業していない感じだけどぉ~

余談だが、この想い出マグロのお店、昔は「サーティーワン(31)」のアイスクリーム屋さんだった。
子供の頃は、西友で買い物をして、ここでアイスを買って食べるのが大好きだった
オレンジシャーベット」と「レモンマシュマロ」のヘビーユーザーだったなぁ…
今思えば、「中央線」と「総武線」の色やん
寝ても覚めても鉄道のことばかり考えていたご幼少のオラ、食べ物まで鉄道チックだったんだね。(笑)

正面奥には「禅定院(ぜんじょういん)」と言う、大変古いお寺(真言宗豊山派)があり、境内にある大きな銀杏(いちょう)の木が有名だ
秋には真っ黄色に輝くので、沼袋の名物になっている。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1053
(2022年12月20日撮影)
真っ黄色ぉぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

お見事でしょ

子供の頃、横に併設されている「沼袋幼稚園」の屋根に友達と一緒に登って、えらく怒られたなぁ~。

では、先に進もう。

線路沿いの道を少し進むと、こんな感じになる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1032
(2023年11月4日撮影)
ホワイトクリフぅぅぅぅぅ~~~~っ

レッドクリフ(赤い壁)ならぬ「ホワイトクリフ(白い壁)」が、万里の長城のように続いている。
(新井薬師前駅も同じね)

左側の店舗群は、改札口が近いせいか、ほとんどが営業している。

奥の右側に、赤いカラーコーンが並んでいるねぇ~。▲▲▲

そこまで行ってみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1033
(2023年11月4日撮影)
ここが昔の沼袋の中心地ーーーーーっ

白い折り戸がある部分が、かつて「西友(SEIYU)」があった場所。
なので、昔はここに大勢の買い物客がやって来ていた。

左にあるラーメン屋さんがかなり奮闘していて、客も多い。
真っ暗な駅前に、ラスベガスのように光り輝いている

その左隣にあるダイニングバーは「中野十一中(なかのじゅういっちゅう)」と言う名前だ。

…あれ学校の名前そのまんまじゃん。店名に使っていいの

最初はそう思っていた。

…でも、待てよ。もう十一中は存在していないじゃん。

中野十一中は六中と合併して「緑野中学校(みどりのちゅうがっこう)」と名前を変えたのだ。
(解説図のね)

じゃぁ、名前を使ってもモウマンタイ(無問題)なのね…。

でもさぁ、沼袋駅前って「中野七中」()の縄張りなんだよねぇ~。
だから、この周辺には十一中の卒業生はいないんだよねぇ~。

…と、生粋の中野区民のオラは、いつも心の中でつぶやいている。(笑)

ちなみに、西友があった時代のこの場所は、こんな感じだった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1034
(2016年5月21日撮影)
全ての道は西友に通ずーーーーーーっ

午後は駐輪場が溢れ返っていたよ…。 

1階が食料品で、2階が衣料と日用品の売り場だった。
深夜1時まで営業していたので、かなり便利だった。
入口右側にある「ちよだ鮨」も、お気に入りだった

左のラーメン屋さんは、今と店が違えど、昔から光り輝いていた

西友の左横に人が歩いているでしょ。
今の北口改札は、その場所にある。

近付いてみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1035
(2023年11月4日撮影)
目立たなぁぁぁぁぁぁ~~~~~いっ

初めて来た人には、ここに改札口があるとは判りにくい感じになっている。

改札口の正面、上の写真で言うと人が立っている左側に、地下駐輪場の入口がある。
(上は幼稚園と老人ホームになっている)
なので、自転車を使う人達にとっては、改札口が目の前に移って来たのでラッキーだったろうねぇ~

左のシャッターのお店は、お洒落なパン屋さんで、女性に人気がある。

逆に言うと、北口改札前で買い物をしようとしたら、このパン屋さんしかないのだ

これはかなり不便な状態で、沼袋の民は困っている。

その北口改札()は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1036
(2023年11月4日撮影)
絶賛工事中ぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

改札前の通路以外は、ガンガンに掘られている状態。
このエリアはだいぶ掘り進んだようで、時々隙間から地下空間が見える。

この改札前には地域猫が数匹おり、実に堂々とのんびり歩きまわっている。
歩いている女性達にも人気のようだ

余談だが、目の前にある黄色いカラーコーン、西武線を意識したのか、101系2000系っぽい色合いになっている。
昼に見ると白い帯が巻かれているようにみえるが、夜になると…

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1037
(2023年11月2日撮影)
しぇいぶしぇぇぇぇぇ~~~~~~ん

白い帯が銀色に反射して、完全な西武線の車両状態に

…えっ近江鉄道??

北口改札から駅前広場の方に振り返ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1038
(2023年11月4日撮影)
妖怪ぬりかべぇぇぇぇ~~~~~~っ

…もう壁しか見えないでしょ。
本当に何も無いのよ。

さて、つい先日、ここに大きな変化が現れた。

買い物難民」だった沼袋の民に、明るい一筋の光が降り注いだのだ

ここから右側を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1039
(2023年11月4日撮影)
家族の市場ぁぁぁぁぁ~~~~~~っ

ファミリーマート沼袋駅北店」が開店したのだぁ~

更地だった小さな空き地に、突然平屋の建物が建てられた。
最初は「…駅前に平屋って、何て贅沢な造りだ」と思ったのだが、よく見ると仮設(プレハブ)っぽい簡素な造りになっている。
…もしかして、コンビニ」と思ったら……案の定って~やつ。(笑)

沼袋民待望のファミマは、2023年11月8日にオープンした。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1040
(2023年11月4日撮影)
開店準備中ぅぅぅぅぅ~~~~~~っ

面積が広くないので、販売アイテム数はやや少ないものの、今まで何も無かった改札前に出来たのは大きな効果がある
これまでは南口のセブンイレブンしかなかったのでね。
(後は「スーパーマーケット問題」だけなんだよねぇ~

建物の造りからして、北口改札(仮設)が存在している間だけ商売する気なのかもしれない。
まぁ、西武鉄道とファミリーマートは仲良しなので、いずれ完成した駅前広場に移転するのでしょう。
(現在のエキナカのコンビニ「トモニー」は、ファミマがやっている。昔のファミマは西武グループの企業だった)

さてさて。

このファミマ以外にも大きな変化が表れているので、ご紹介しよう。

下りホームから少し新井薬師前寄りに進んだ所に、新しい変電所が造られた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1043
(2023年11月4日撮影)
本格稼働開始ぃぃぃぃぃ~~~~~っ

建物はだいぶ前に建てられたが、中の設備や送電線等の工事をしていたのだろう、本格的な稼働は今年になってからだと思う。
(新しい送電線は、この周辺の道路の地下を通っていると思われる)

それに伴って、既存の沼袋変電所()は役目を終えて、解体されることになった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1044
(2023年11月4日撮影)
街のシンボルの終焉~~~~~~~っ

上りホーム脇に建つ旧変電所に、10月25日に足場が架けられ、11月1日頃から緑色のネットで覆われた。

沼袋のシンボル「西武沼袋線の白い鉄塔」も、そう遠くないうちに撤去されるのだろう。
他の西武沼袋線の鉄塔は、完全に撤去されている。

ちなみに、地下に潜る新駅は、女性が歩いている場所までずれる事になっている。
女性の位置が、上りの待避線部分になる。
毎晩、その境界線まで地面の蓋が開けられて、ガンガン掘られている。

新井薬師前駅も、新駅が来る位置まで道路上に鉄の蓋がされているので、どこを通るのかが地上からでも判る。
スプレー等で道路に境界線が描かれているので、今なら一目瞭然だ
(両駅とも、急曲線緩和のために、現在のホームの位置から左右にずれる事になっている)

旧変電所が稼働停止したので、それに付随する設備は全て撤去された。

なので、空中の送電線や本線の架線に給電する設備(複雑な架線柱群)も、きれいさっぱり無くなった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1045
(2023年10月13日撮影)
何も無ぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~いっ

JR中野駅前も再開発で更地になっているので、中野区内の駅の上空はどこも広々としている。
この数年で、急に見晴らしが良くなったよなぁ~。

余談だが、写真に写っている40000系電車、平日は毎朝6時49分頃に「急行 西武新宿」行きで通過して行く。
それが折り返し「急行 拝島」行きとなり、更にその折り返しが上りの「拝島ライナー」となる。
なので、この列車か折り返しの下り列車に乗れば、座席指定料金なしに拝島ライナー気分が味わえるのだ(笑)
(座席は全てロングシート状態なので、あくまで「気分」で

では、先に進もう。

既存の沼袋変電所()の周辺は、こんな感じになっている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1046
(2023年11月4日撮影)
僅かな店舗ぉぉぉぉぉ~~~~~~ぅ

ここには小さな飲食店が4店舗あるだけで、買い物が出来るお店は無い。

つまり、北口改札からこちら側に住んでいる人達にとっては、家から改札口までに全く店舗が無いのと同じ状況なのだ。
故に、ファミリーマートが出来たのは大きな効果があるのだ

さらに奥に進むと、こんな感じになる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1047
(2023年11月4日撮影)
金網まつりぢゃぁぁぁーーーーーいっ

道路の左右に金網がびっしりと張られていて、ただの通路になってしまっている。

この真下をガンガンに掘っていて、毎晩多くの作業員が行き来している。
左の金網の中には、工事用の機材や資材が収められている。
左手前の家は、工事に伴って、面積縮小の上で建て替えられたようだ。

右側の信号機がある辺りは、昔から撮影スポットで、ここで撮られた列車の写真を雑誌やネット上で見掛ける事も多かった。
今はもう不可能だ…。

余談だが、今立っている場所の左には座禅が出来る建物があって、毎朝行っているそうだ。
参加自由なので、興味のある方はどうぞ
その横にある街中華屋「大陸」は、座席数が少ない上に常連客が毎日飲んでいるので、一見さんはちょっと入りにくい。(笑)
老舗なのだが、オラは一度も入った事が無い。

もうちょっと先に進むと、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1048
(2023年11月4日撮影)
鎮守の森ぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

高い木々が生えている場所は「氷川神社(ひかわじんじゃ)」と言い、この辺ではかなり有名な神社だ
初詣や七五三で訪れる人も多い。
ちょうどこの日は、七五三の子供達で賑わっていた。

余談だが、北口改札を出てこちら側に進んで来た人達が買い物が出来るのは、この2台の自販機しかない。(笑)

その隣のアパートは、夜になると防音シート(フェンス)が立て掛けられる。
毎晩21時半頃に立て掛けられ、翌朝には取り外される。
毎日毎日、大変な事だ…

では、氷川神社の前()まで行ってみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1049
(2023年11月4日撮影)
ちょっとすっきりぃぃ~~~~~~っ

以前はもっと鬱蒼とした森だったのだが、1~2年くらい前に大幅に伐採して空が見えるようになった。
境内が明るくなったけど、昔の緑豊かな方が好きだったんだけどなぁ…

地下化工事を始める際に、この氷川神社に工事関係者が集まって祈禱が行われたそうで。

その他にも、昭和天皇の「大喪の礼」等にも関わっていたそうで。
そのせいか、過激な輩に放火されて、新築したばかりのお社が全焼してしまった事がある。
(すぐにまた新築された)

オラは、お祭り等で何度もここに来た事がある。
この石段の上から眺める西武線が好きだった

ちょっと先に進もう。

ここまで来ると、沼袋駅構内の端っこ辺りになる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1050
(2023年11月4日撮影)
道路が全部鉄の蓋ぁぁぁぁ~~~~っ

この辺りは、道路が全て鉄板になっている。
この真下辺りで、上りの待避線が本線と合流するのだろう。

右にちょろっと見えているのが、新しい変電所ね

最後に、この先にある踏切()まで行ってみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
西武新宿線沼袋駅2023秋-1051
(2023年11月4日撮影)
今回はここまでぇぇぇ~~~~~~っ

目の前にあるのが「朝日通り(あさひどおり)」の踏切だ。
沼袋駅構内は、ここまで。

ここから先は、新井薬師前駅まで線路沿いに真っ直ぐ進んでいる。

昔、コンビニが流行った時代には、踏切の右脇に「ミニストップ」があって、便利だったんだけどなぁ~。
(今はレンタル倉庫になっている)
この一帯だけで4店舗もコンビニがあった。
今では、中野通りのファミリーマートだけ。

朝日通りの左奥に見える3階建てのマンションっぽい場所も、昔は広大な駐車場だったのが老人ホームになってしまった。
景色は変わってしまったが、狭過ぎて危険だった歩道が拡幅されたので良しとしよう

…まぁ、こんな感じで取材して来ましたよ、えぇ。

また変化が現れた時には、日記に書いていこうと思っておりまする。
…が、果たして仕事の都合でちゃと書く時間が取れるのか…な
(何せ、仕事の拘束時間が長過ぎて、この数年間まともに休日を楽しめていないのよ…

あまり期待せずに、気長~に待っていてくだされ。

では、また~

つづき「西武新宿線 沼袋~新井薬師前駅間2023秋」はこちらーっ!
つづき「西武新宿線 沼袋駅2024春」はこちらーっ!

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