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2019年9月 2日 (月)

シルクロード一人旅日記 ~「我的長征 2006」その43:北京・王府井を歩く~

前回「その42:ウルムチから北京へ」からのつづきーっ!
「その1」はこちら

このシリーズは、「香港」からスタートし、中国奥地にあるシルクロードの街「カシュガル」「トルファン」「ウルムチ」を巡って、無一文に近い状態で「北京」へ戻って来た、1ヶ月半の過酷な一人旅。

…では、スタート

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2006年7月25日(火):くもり 時々 雨

北京(ペイチン:Beijing)

おはよう

今日は8時半頃に起床した。

いつもより早いねぇ~って
だって、ド貧乏なので、今日からはお宿の朝食バイキングをしこったま食べておかないと生きていけないからね

…ってな訳で、シャワーをチャチャッと浴びて、お宿の2階にあるレストランへ行く。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4301
ガラス張りの部分がレストランだよぉ~~~ん

入口でおねぃさんに部屋番号を伝えて、中に入る。
席は自由だ。

場所を確保したら、早速お料理様のコーナーへ。

一般的なカフェテリア方式なので、どんどんお皿に盛りつけて行けば良い。
種類も豊富(中華と洋食)で、どれにしようか迷ってしまう。
困ったなぁ~~~~

とりあえず、第1弾をテーブルに運んで、いっただっきまぁ~~~~~っす

もぐもぐ。

激しくまいうーーーーーーーーっ

1ヶ月ぶり(香港以来)の近代的な設備と環境での文化的な食事なので、胃袋がビックリしているよーーーっ(笑)
数日前までは、ハエと戦いながら食事していたからねぇ~。

第2弾・第3弾と料理を運んで、ひたすらもぐもぐタイム。
オラ、中学生の時から朝食を食べない派(お寝坊さん)だったので、正直言って寝起きにこれだけ食べるのはキツいんだけど、この品質なら行けるでー

充分満足したので、お部屋に戻る。

朝から満腹なんて、人生で何度目だろう…

すぐにまたお部屋を出て、1階のロビーへ。

そう、今からお宿代を中国婦女旅行社の人に払うのだ。

10時に待ち合わせしていたので、少し前に行くと、すぐに旅行社のお兄さんがやって来た。

挨拶(お兄さんは日本語が話せる)をして、まずは証拠の紙を見せる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4302
(2006年当時の実物を撮影)
間違いなくオラだでぇ~~~~~~

そして、4050元(約6万円)をお兄さんに渡す。

人民元の100元札を40枚も人に手渡すなんて初めてだ
(中国は100元札以上の高額紙幣は無い。100元は約1350円)

そして、証拠として領収書が手渡された。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4303
(2006年当時の実物を撮影)
これが大事ーーーーーーっ

日付が昨日になっているが、これは大雨による大渋滞のせいでホテル到着が遅れたので仕方が無い。

そして、金額の欄は書き換え(偽装)が出来ないように、しっかりと漢字で書かれている。
肆仟零伍拾元整」は「四千飛んで五十元ちょうど」と言う意味で、日本でもちゃんとした契約書や領収書には、このような書き換えが不可能な漢数字(大字(だいじ)と言う)が使われる。
(0零・1壱・2貮・3参・4肆・5伍・6陸・7漆・8捌・9玖・10拾・20廿・30卅・100佰・1,000仟・10,000萬)

右下の「¥4050」は日本円ではなく、中国元で4050元と言う意味。
円も元も記号が同じなのだ。
(元の記号は「(円)」の中国語読み「ユアン(Yuan)」から来ている)

日中で記号が同じなので、おみやげ物屋さん等でぼったくられないように注意してね
(価値が13~16倍も違うからね)

余談だが、中国ではお店での金額表示は「」や「RMB(人民幣)」を使うけど、お札には「」と書かれていて、話し言葉では「(クァイ)」と言う。
慣れれば何ともないけど、初めのうちは混乱しないでね。
考えるな、感じろ」(ブルース・リー大先生の格言)の精神で。

さぁ、これで清算終了ぉ~~~~~~ぅ

あと支払うモノは、このお宿から空港へ行くタクシー代(約120元)だけだ。
それだけ取っておけば、手持ちのお金を使い切ってもモウマンタイ(無問題)
朝食があれだけ食べられるのも判ったので、食費を観光代に回す事も出来るぞ
(夜の缶ビールさえあれば良い

思ったよりも、毎日のお金のやり繰りに余裕が出そうだ
(それでも1日50~70元しか使えないけどぉ

さて、気が楽になったので、お散歩にでも行きますかいのぉ~

お宿のすぐ近くに、超有名な繁華街「王府井(ワンフーチン)」があるので、まずはそこを歩いてみまひょ。
十数年前から何度か歩いているけど、最新ファッションやトレンド等がバンバン入って来るので変化が激しく、常にどこかが新しくなっている。

最初に来た時なんて、ただの田舎の細~い商店街だったさぁ~。
(北京は街並みが古いので、上海とかよりも光景が田舎なのだ)

さて、王府井はどこにあるのかと言うと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4304
(2006年当時の地図を撮影)
北京のど真ん中ーーーーーっ

…お宿(天倫松鶴酒店)
…故宮(紫禁城)
…北京駅

王府井はお宿の左隣にある、南北に延びる道だよん。

この地図はちょいといい加減な部分もあるので、拡大したグーグル先生の地図もご覧いただこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4305
(2019年のグーグルマップより)
こっちのほうがまだ見やすぅ~~~~~い

2006年と比べて、細かい部分は北京オリンピックの関係もあって思いっきり改築されていると思うので、大体の雰囲気で見てくだされ

…お宿(天倫松鶴酒店)
…王府井(繁華街)
…屋台村(東華門美食坊夜市)
…故宮(紫禁城)
…天安門

今日は、結果的にはと歩いた。

上のから下のまでが1.2Kmなので、そんなに歩いていないね~。

余談だが、右上にある「灯市口」と書かれた地下鉄の駅は2006年当時は未開業で、お宿の最寄り駅は下のにある「王府井(ワンフーチン)」駅だった。
ちなみに、北京駅は王府井駅から右斜め下へ約1.2Kmの所にある。
(つまり、北京駅からお宿までは約2Kmなので、荷物が少なかったら歩いて来れる)

中国は4000年の歴史があるので、北京の町は非常に古くからある。
13億人の首都とは言え、最新の建物は一部のみで、北京の中心部には「胡同(フートン)」と呼ばれる古い街並みがたくさん残っている。
今回は、オラは胡同を観に北京まで来たのだ

どんな感じかを、衛星写真でご覧いただこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4306
(2019年のグーグルマップより)
いちもくりょうぜぇーーーーーーん

お宿のある王府井一帯以外は、全て古い街並みなのだ。
(画像の右側にも胡同が広がっている)
真ん中に平屋の小さな建物がたくさん並んでいるのが判るっしょ

余談だが、グーグルマップの中国国内の衛星写真は、文字や道路の表記が全て右上にズレているので気にしないでね。
(米中間の政治的なやり取りの影響ッス…

赤い記号はオラが付けたので、1つ上の地図と位置が同じだよん。

では、お散歩に行こう。

まずは、入口に出る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4307
いってきまぁ~~~~~~す

お天気がイマイチなんだけど、このほうが汗をかかないから良いか

お宿の敷地を出る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4308
にぎやかぁ~~~~~

ここは裏道的な存在なんだけど、車通りが多くて賑やかだ。

本当はこの奥(上の地図だと右側ね)に行きたいんだけど、あさってに東京から友達が来るので、それまでおあずけぇ~~~

なので、振り返って故宮の方向へ歩き始める。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4309
いい感じぃぃぃぃ~~~~

中国、特に北京の道は大きな街路樹がたくさん生えていて、都会の割には緑に囲まれていて気持ちが良い

日本の都会はすぐに剪定をしてしまうので、炎天下でも日陰が無くて歩きにくい。
その点については、日本の行政は何も考えていないと思う。
(地球温暖化防止とか緑地化とかって、まずはこういう方法から始めましょうよ…)

自転車専用道も広くしっかりと整備されているので、北京では歩道を歩いていれば安全だ。

ほどなく、王府井との交差点(地図の上の)に来たので、その前に振り返って1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4310
右奥の建物のちょっと先から歩いて来たよん

お宿の前の道は「灯市口大街(トンシーコウ ターチエ)」と言う。
(「灯市」の発音は日本語には無いモノなので、↑のカタカナをそのまま言っても通じないよ~ん

交差点を左に曲がって王府井に入った。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4311
ひろびろ~~~~~~~ぉ

日本で言えば、東京・銀座の中央通りと言った感じだねぇ~。

ここは地図の真ん中ののすぐ上辺りで、目の前の交差点を右に曲がればの屋台村がある。

目の前の交差点に来た。

ここから先は歩行者天国で、車は進入禁止になっている。
なので、背中側から来た車は全て左右に曲がって行く。

信号待ちをしていたら、バスがやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4312
ちょっと待てぇーーーーーーーーーい

アナタ、屋根に集電装置(長い2本の棒ね)があるからトロリーバスでしょ

なのに、何で架線が無い所を走れるの???

トロリーバスとは電気で走る無公害バスで、昔は日本でもたくさん走っていた。
原理は電車と同じなので、路面電車と同じく架線が無い場所では走れないのだ。

このバスは、どう見てもエンジンは搭載されていない。
エンジンの音は全くしなくて、電気モーターの静かな音がするだけ。
(この当時は「ハイブリッド」なんて~車は存在していない)

…えっ、まさかバッテリーに充電して走っているの

だとしたら、日本よりもはるかに進歩したハイテクバスなんですけどぉ…

なぁ~んてね

実は、2002年6月に北京に来た時に、すでにこのハイテクバスは走っていたのだ。
オラの記憶からは消え去っていたけど、同行の仲間がしっかりと写真に撮っていた。
(少し後でご紹介するねん

確かこの2002年にこのバスの謎を調べたら、この王府井のエリアだけ架線が無く、他は一般的な架線の下を走っていた。
つまり、架線の下を走行中に急速充電しているという事だった。

日本の都心部もこの方式にすればイイぢゃん

何やってんだよ、東京都!!

この2000年代当時では「大ショック」とも言える先端技術を、まさかの中国国内で見せつけられてうろたえてしまった…
中国は共産・社会主義ゆえ、このようなインフラ系に関しては中央政府が「やるぞっ」と言えば、力技でものの数年で実現・普及する。
日本や他の資本・民主主義国では、このような早さで最新技術を導入出来ない。
新幹線や地下鉄等も、土地(国土)が全て国有地なので、着工からわずか数年で開通する。
これは中国の良い部分だと思う。
(他の部分は……言わないよ。

すぐに、普通のエンジンのバスもやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4313
超ピンクぅぅぅぅぅぅ~~~~~

こちらは2両連結の連接バスで、中国ではごく当たり前の存在。
日本はすぐに「法律が…規制が…」と言って、連接バスや2階建てバスは全く普及していない。
欧州では3両連結のバスまで走っているというのに。

…日本って、新しい事をやろうとすると全くもってダメな国ね。

さて、信号が青になった。

横断歩道を渡って(中国にしては珍しく交通整理のおじさんがいて、歩行者に信号を守らせている)歩行者天国のエリアに入った。
銀座の中央通りのホコ天と同じで、だだっ広い道路を自由に歩けるのは気持ちが良い

テコテコ歩いていると、足元に変わったデザインのタイルが…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4314
しゃれおつぅぅぅぅぅぅーーーーーーー

王府井」を絶妙にデザインしたシンボル(ロゴ)マークだ。

何と秀逸なデザイン

最近の日本人は、ロゴマークは何でもアルファベットにしてしまい、漢字や仮名をカッチョエェ~くデザインすることが出来ないようだ。
漢字をロゴマークにするデザインは香港人が上手なのだが、この王府井マークもオラ的には世界一級レヴェルのモノだべな

昔の日本人は屋号や社紋等に漢字や仮名を使って素敵にデザインしていたのに、何だ、この教養(技術)の低下ぶりは…
アルファベット多用を「世界に展開するため」と言うのが理由なら、漢字や仮名のマークの下にアルファベットで社名を併記すればいいだけのこと。

ひたすら歩いていると、歩行者天国なのに後ろから車がやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4315
…ここにもいたか。

上海等でもよく見かける、観光用の乗り物(電動バス)だ。
歩く速度でカタツムリ走行をして、同乗しているガイドさんが街並みについて解説をする。

後ろの車両にいるオレンジのシャツの人を見れば、歩く速度で走っているというのがお判りいただけよう。

…あ、雨が降って来ちゃった。

ただ今、10時15分

10分ほどしか歩いていないけど、仕方がないからお宿に戻ろう。
貧乏トラベラーは、傘を買う余裕も無いのだ

周囲のお店を見ると、折り畳み傘は30~35元くらい。
1日50元(約680円)で生活する人間には、35元と言ったら大金なのぢゃ

サクサク歩いてお宿にご帰還~~~~。

お部屋に入って、ベッドに寝っ転がりながらTVを観る。
チャンネルは、もちろん「NHK WORLD

あぁ、日本語の響きってキレイでいいわぁ~~~~

中国語は、早口だとやかましいだけ。
NHKの「漢詩紀行」くらいゆっくり発音してくれると美しいんだけどね…

.....zzzzzZZZZZ

コンコンっ

…ハッ

寝てしまったようだ。

…ってか、誰か来たぞ。

ドアを開けると、ベッドメイキングのお兄さんだった。
そっか、お昼だもんねぇ…

非常に丁寧で爽やかで紳士的な話し方で「ベッドメイキングをいたします。よろしいでしょうか」と訊いてくる。
物腰も柔らかくて接しやすくて、さすが北京の人達はモラル・マナー・教養があって素晴らしい

昨日の朝まで過ごしていた地域と同じ国とは思えない。

ベッドもピシーーーーッと整ったので、再び寝っ転がってシワシワにする。(笑)

…時が流れた。

腹減ったーーーーーーーーっ

ただ今、16時

朝にあれだけ食べたのに、空腹に耐えられなくなった。
毎日かなり歩き回っているから、やっぱり腹も減るわな…

どこか、安く食べられる場所はないかな…

…おっ、あるぢゃないか 

そうだよ、午前中に見えた屋台村に行けばいいんだよ

今日はまだ1元も使っていないから、50元まるまる夕飯代に充てられるぞ

再び王府井へと出掛ける。

歩行者天国の始まる交差点(地図の真ん中の)まで来ると、午前中には見られなかった「ある設備」が動き出すのが見えたので、いそいそと近付いてみた。(真ん中ののちょい下左側のビル)

そして数分後…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4316
飛んだぁーーーーーーーーっ

簡単に言えば「逆バンジージャンプ」で、ぶらんこのような椅子に数人が座って地上に固定され、両側の塔のテッペンまでゴムが引き伸ばされると、椅子の固定が外されて空中へジャンプする仕組み。
人気が無いのか、怖いのか、料金が高いのか、お天気のせいか、あまりチャレンジする人がいなかったので、午前中は動いているのを見られなかった。

…これはスゴい。

写真では塔のテッペンまで飛んでいるが、実際はもっともっと高い所まで飛び上がっている。
周囲の見物人達も「アイヤー」と驚いているよ

椅子の上下の「ビヨーン・ビヨーン」が収まると、ゆっくり降下してきて着地しておしまい。
乗っていた人達も「凄かったよーーーっ」的な表情をしている。

この絶叫マシーン、2002年6月に来た時にもあった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4317
(2002年6月に同行の仲間が撮影)
オラの記憶にはほとんど残っていない…

バスの後ろにあるのが見えるっしょ。

当時はまだ歩行者天国ではなく、バスが普通に走っていた。
でも、ご覧のとおり、先ほどのトロリーバスが架線の無い道を走っている。
さっきのバスよりも旧型なので、20世紀末からすでにハイテクバスは走っていたと思われる。

やはり日本は、バスとケータイに関しては世界よりかなり遅れている…

では、ご飯を食べに行こう。

また交差点まで戻って道を曲がると、目の前にこんな看板が…(地図の
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4318
びしょくーーーーーーーーーぅ

東華門美食坊夜市」と書かれている。
そっか、「夜市」だから本格的な営業は夕方からなのね。

ちなみに、「東華門」はこの道をまっすぐ行った突き当りにある、故宮の門の名前ね。
東京の皇居の門(半蔵門や桜田門など)と同じ感覚。

この夜市、どれくらいの規模かというと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4319
長ぁーーーーーーーい

かなり奥まで露店が並んでいて、どれを食べようか悩んでしまうくらいだ

ちなみに、歴史は古いらしく、手持ちの1993年発行のガイドブックにも「東安門夜市」として紹介されていた。
(写真を見たら、こんなに近代的な設備ではなかったけど)
東安門は東華門の手前にあった門の名前で、この夜市の道路名は「東安門大街」と言う。(地図のの左横に書いてあるよん)

ここで雨が降って来た。

…まぁ、この程度ならまだ大丈夫だなや。

とりあえず、奥まで行って全てのお店を見てから、4品をチョイスした。

・焼きそば(上海焼きそば風:8元)
・坦々麺(5元)
・鶏のカバブ(数本セットで5元)
・狗不理包子(小籠包:6元)

合計で24元だ。

お値段は北京の物価から言えば安いほうで、この値段でこの味だったらOKだ
(当然、ちゃんとしたお店で食べるほうが美味しい。日本の縁日と同じ感覚で食べてね)

ちなみに、この夜市は各露店には必ず価格表許可証が掲示されていて、販売員全員に身分証を首から下げることを義務付けている。
店員さん達も「ウチはちゃんと許可をもらって営業している安全なお店だよ」とお客さん達にアピールしている。
なので、品質・衛生の面では安心して良いだろう

…ってか、カシュガルの屋台に比べたら綺麗過ぎるくらいだ。(笑)

ゴミも全く落ちていないでしょ。
ちゃんとゴミ箱が用意されていて、お店でも回収してくれる。

食べ終わったら、雨が強くなってきた。

…これは本降りだなぁ。

困っていたら、すかさずおばちゃんが寄って来て「傘は要らないかい」と、いっぱい持っている折り畳み傘をオラに見せた。
お値段を聞くと「10元」と言う。

…王府井のお店の1/3ぢゃないか。

すぐブッ壊れてもいいので、日本の100円ショップ的な感覚で1本買ってみた。(約135円)
(帰国後もずっと使い続けられたちゃんとした物で、後で日本で買った傘のほうが先に壊れた。(笑))

現在の使った金額は34元
あと16元は使えるぞ

とりあえず、王府井まで戻る。
傘があるので慌ててお宿まで戻る必要が無いので、いくつかのお店を覗くことに。

まずは、お宿で飲む用にダイエットペプシコーラ(500ml)を3本買う。(15元

そして、「Baleno」で靴下を買う。(3足で30元。1足だと12元)
こんなキレイな最新ファッションのお店に入るのは、香港以来だ。

ここまでで使った金額は79元

あれれ?50元を超えちゃった…

かなり靴下がヘタッていたのでね…
穴が開いた靴下で歩き続けると、足の皮が剥けたりして痛いのでね。
こういう大事な部分では、ケチッてはいけない

…まぁ、「初日の様子見」という事にすればいいっか。(笑)

予算オーバーなので、今日はビールは無し~~~~~ぃ

では、お宿に戻ろう。

数分でお宿に到着。

お部屋に入って、コーラを飲みながらTVを観つつ、ベッドでゴロゴロ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その43・北京・王府井を歩く-4320
快適、快適

いやぁ~、今日は「NHK WORLD」を観まくっているね
オラ、それだけ日本語に飢えているのかな

…あ、もう1時だ。

寝るべ、寝るべ。

では、おやすみんみ~~~~ん

つづき「その44」はこちらーっ!

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コメント

ビールのない1日を過ごせたなんて信じられな~~い( ゚Д゚)
バス料金は高いのかな?緑色のバス乗ってみたいなあ。

投稿: ばんび | 2019年9月 2日 (月) 14時05分

★ ばんびさん

夜市で座ることが出来たなら、缶ビールも買って飲んだんですけどねぇ~

バス料金は2元です。(均一料金)
現在の日本の物価に換算すると、60~100円くらいでしょうか。
1時間乗っても2元なので、時間に余裕がある時はガンガン利用しましょう

緑色のバスは観光用ですから、20元くらい取られるかもね★(^艸^)

投稿: まりりん | 2019年9月 2日 (月) 17時46分

バスの後ろにある青い袋みたいなのがブランコ?こんな大通りでいいのか?

投稿: ばんび | 2019年9月 3日 (火) 15時10分

★ ばんびさん

大通りじゃなかったら、人目に付かなくて商売にならないじゃないですか。(^^;)
ブランコ自体は上下にはビヨーンするけど、前後左右にはそれほど動かないのです。
後ろの一段引っ込んだ建物でも解るとおり、このマシーンが置いてある場所は広くなっているのでモウマンタ~~~イ♪
青い袋で椅子をカバーしているという事は、この時も動いていなかったという事ですねぇ…
(ホントに記憶に無いんだよなぁ…(汗))

投稿: まりりん | 2019年9月 3日 (火) 19時17分

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