旅日記 ~「特急「ふじかわ」の旅」2017~
(一応、「しぞ~かおでんトレイン2017」からのつづきーっ!)
2017年1月29日、静岡から甲府まで特急「ふじかわ」に乗ったぞ♪
昨日の28日は、静岡鉄道の「しぞ~かおでんトレイン」に乗って大盛り上がり★
その翌日は静かにまったりと東京に戻ろうと決めていた。
…!!
そうだ、どうせ帰るなら普段は乗らない、変わったルートで帰ろう。
時間はタップリあるしぃ~♪
…ってなワケで、昨夜のうちにお宿の目の前にある「藤枝(ふじえだ)」駅の窓口で切符をGET。
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まわるでぇ~~~~~~ぃ★
静岡から東京へ行くには、新幹線か東海道本線で一直線に向かうのが一般常識であろう。
だが、今回は身延(みのぶ)線周りで山梨県へ抜け、富士山を半周するかのように戻る作戦に出た★
地図でご覧いただくと…
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(2017年のグーグルマップより)
おフジを舐め回せーーーーーーっ★
●…藤枝駅
■…静岡駅
▲…富士駅
◆…身延駅
▼…甲府駅
★…東京駅
★…新宿駅
●…東海道本線
●…中央本線
●…身延線
●→▲→(●経由)→▼→(●経由)→★と進む。
かなり遠回りのようにも思えるが、距離だけで見ると1.3倍くらいしかないのだ。
…距離だけで言うとね。
では、出発しよう。
朝、東海道線の藤枝駅から普通列車に乗る。
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めざせ、しぞーーーーかっ★
まずは特急「ふじかわ」の始発駅「静岡(しずおか)」まで移動~。
わずか数駅なので、お街(静岡駅前の商店街は昔からこう呼ばれている)へ遊びに行く学生達と一緒に座ってのんびり。
ほどなく、静岡駅に到着ぅ~。
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はなやかぁ~~~~~♪
静岡地区の東海道線って、いつも学生達…特に美少女が多くて華やかでイイね♪
「ふじかわ」が来るまで少し時間があるので、いったん改札を出て駅ビルの惣菜売り場へ…
(この切符は100Kmを越えているので、途中下車が可能なのだ)
そこで、車内で食べる秘密兵器と麦汁をGET♪
またホームに戻る。
ほどなく、「ふじかわ」がやって来た。
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よろしくーーーーーー♪
わずか3両しかないので、自由席にちゃんと座れるかどうか…
なぁ~~~~~~~んてね★
この列車が混むという事は年に数回しかないので、今日は余裕ブッこいていてもモウマンタイ(無問題)♪
列車が停まった。
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待ってろ、信玄★
今からは、山梨県の首都(笑)にある「甲府(こうふ)」駅まで行く。
ドアが開いた。
乗り込む客はポツポツ程度。
なので、余裕で眺めが良い席をGET。
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…あれ?後ろむきだぉ。
そうそう、途中の「富士(ふじ)」駅までは座席が後ろ向きのまま走る。
富士駅で進行方向が変わり、身延線内ではちゃんと前向きになる仕組み。
後ろ向きで走る時間は短いので、誰も気にせず座っている。
オラは富士山が見えるようにと、身延線内では右側が見えるD席を選んだ。
(結果的には長所・短所の両方あった…)
発車はお昼ちょい前なので、お腹空いちゃった…
もう食べちゃおう★(笑)
なので、発車すぐにおべんとタァ~~~~~~イム
まずは、コレ。
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ラッキー楼~~~~~~~ぅ
「好運楼」の点心パックと「伊豆の国ビール」のコラボから♪
昼から飲茶(やむちゃ)ッス。
…いや、飲酒(やむちゃう)か。
この好運楼の点心、超~まいう~~~~♪
前から店の前を通る度に気になっていたんだよね。
買って良かった
伊豆の国ビールも、修善寺の旅で買いそびれてからずっとGET出来ず…
何と静岡駅で発見したので、速攻GET★
コクがあって、まいう~ちゃん
…あ、もう点心が無くなっちゃった。(笑)
なので、お次の最終兵器の登場だ。
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しーーすーーまみつぅぅぅぅ~~~~~ぅ★
せっかく静岡の駿河湾にいるんだから、やっぱ寿司でしょう♪
「魚がし握り」という名前で、お値段は1315円。
ウニとデッカいアナゴと身の厚いアジが載って、このお値段だぜぇぇぇぇぇぇ~~~~い★
コスパ最高
寿司を食べ始めたら、由比(ゆい)の海が見えて来た。
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…あ、向こう側。
でも、天気が良いので眺めはサイコーだ♪
検札も済んだので、後は甲府までのんびりしよう。
ほどなく、長~~い鉄橋を渡る。
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ふじかわ~~~~~~~~ぁ★
そう、この川がこの列車名にもなった「富士川」だ。
余談だが、この富士川は色々な面で「日本の境目」となっている。
まず、「電気の周波数が違う」。
写真の右側が東京電力で50Hz(ヘルツ)、左が中部電力で60Hzとなっている。
昔は周波数が違うと使えない家電製品が多かったが、今では両方対応出来るようになっているので、それほど境目を感じないだろう…。
次に「地層が違う」。
みなさん、「フォッサマグナ」という言葉を学校で習ったと思う。
その、地層(プレート)の境目がこの周辺なのだ。
富士川沿いに北上して、日本海の糸魚川(いといがわ)まで境目がある。
ちなみに、東海道新幹線は60Hzの電気で走っているので、この川から右(東)は、変電所で特殊な装置を使って50Hz→60Hzに変換している。
(周波数を変えるのは、簡単には出来ないのだ)
東海道本線は直流の電気なので、周波数は関係ナ~イ。
…ってな説明をしているうちに、富士山が見えて来た。
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おフジぃぃぃぃぃ~~~~~ん♪
今日のおフジは良く見えるッス
そして、列車は富士駅に到着した。(地図の▲)
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向きが変わるでぇ~~~~~♪
運転手交代やらなんやらで、数分停車。
そして、身延線に入って走り出した。
東海道線とは違って曲線が多いので、速度はあまり出せない。
次の停車駅までは何度か乗った事があるので、この区間はマッタリとおフジを眺める。
ほどなく、お次の「富士宮(ふじのみや)」駅に到着ぅ~。
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建物がデカ~~~~~い★
この駅は富士登山の起点で、近くに浅間神社(せんげんじんじゃ:富士山頂にもある)があるために、江戸時代から参拝客が多い。
昔はこの駅まで、日本全国から初詣の団体列車がやって来た。
そのため、臨時の長いホームや留置線があり、客車列車の機関車も前後付け替えられるような線路配置になっている。
今日は1月末なので、まだ少し初詣客がいるようだ。
浅間神社周辺の「富士宮やきそば」はまいう~ちゃんよん
(富士宮やきそばの日記はこちらをクリック)
列車はすぐに発車。
車窓におフジと鳥居が見えたので、慌てて撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
う~ん、まぁまぁか…な?
車内からにしては良く撮れたほうでは…
…ってか、いつの間にか高架区間になっていたのね、ココ。
そしてすぐにお隣の「西富士宮(にしふじのみや)」駅をゆっくり通過。
普通列車は、この西富士宮駅までは頻繁に走っているのだが、ココから先は1~2時間に1本しか走っていない「秘境」の区間となる。
日中は、2時間に普通・特急が各1本ずつしか走らないので要注意★
さて、撮るか。
おもむろに席を立とうとしたら、他の人も知っているらしく、数人が動き出した。
西富士宮から次の「沼久保(ぬまくぼ)」駅の間に絶景ポイントがあるのだ★
オラが乗っている車両は、すぐ後ろが後部の運転席なので、そこまで行ってスタンバイ。
この車両はガラスがデカいので、前後左右の展望が良いのだ♪
列車は平地から山際に入り、尾根沿いにクネクネと坂を登り始める。
(画像をクリックすると拡大するよん)
おフジが右へ左へ~~~~★
おフジが反復横飛びのように左右にスライドする。
その一瞬を狙って…
Yes! Yes!! Yes!!!
キレイに撮れたよぉぉぉぉぉぉ~~~~~~ん
昔、何も知らないで山梨県側からこの坂にやって来た時に、いきなりこの光景…しかも夕日に当たるおフジを見て感動したのだ★
それ以来、「いつか撮ってみたい」と思っていた次第。
あの夕日もキレイだったぁ…
長年の念願が叶ったので、ウキウキしながら席に戻る。
このイベントが終わると、もう山の中に入ってしまい、景色は目の前の木々だらけになる。
ちょうど斜め前にいた観光客が車掌さんに「富士山はもう見えないの?」と尋ねていて、その答えを静かに盗み聞き。(笑)
そして、その一瞬を狙って撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
Yes!!
シャッターチャンスはわずか一瞬しか無かったのに、これはよく撮れた♪
もうコレでおフジとはバイバイキ~ン
オラが座っているD席側(今の進行方向で右側)は、この先はずっと山肌を見ることになる。
左のA席側はと言うと…
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イイながめぇ~~~~~♪
富士川がずっと車窓から見えるのだ。
…座席のチョイスをミスったか。
清水の付近でも、由比の海岸が良く見えたしなぁ~。
でも、今日はお天気が良いので、由比でも富士川でもずっと日差しが当たりまくりなのだ
「富士山+日陰」を取るか、「由比の海岸+富士川+直射日光」を取るか…
これはお好みでどうぞ♪
曇りの日なら、断然A席側が良い★
富士川はクネクネと山裾を流れているのだが、この身延線はトンネルでショートカットしている場所も多い。
でも、線形は良いとは言えず、山と川の間の僅かなすき間をの~んびり淡々と走り続けている状態。
途中駅で対向列車待ちのために停車しない分、普通列車よりは速いという程度。
少ししたら、対岸の道路の様子が変わって来た。
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どーーーーーーもんっ★
…エラいゴッツい洞門(どうもん)ですな。
崖に無理やり道を通したようで、落石から守る設備がハンパ無い。
大糸線の姫川沿い(「南小谷(みなみおたり)」駅以北)に近い重装備だ★
(やはりフォッサマグナの影響か?)
テコテコ順調に走っていた列車は、駅に停車した。
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久々の対向列車★(笑)
2時間に普通・特急各1本なので、理論上では30分に1本すれ違う計算だ。
あちらの列車は、普通で2両編成。
停車した駅は…
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うつぶな~~~~~ぁ★
「内船(うつぶな)」駅と言うそうな。
もうここは山梨県。
山向こうの飯田線とは違い、アッサリと静岡県を出た感じだ♪
そう言われてみれば、どことなく「山梨県のニオイ」がする。
(各都道府県には固有のニオイがある感じがしているのは……オラだけ?)
こちらは特急なので、すぐに発車。
もうオラ側のD席の眺望は無いに等しいので、A席側の景色をまったりと眺める。
席を移ってもイイのだが、直射日光が延々と続いているので「ま、イイっか♪」という状態。
15分ほどで次の停車駅に到着ぅ~。(地図の◆)
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ちうしーーーーーーーーん★
「身延(みのぶ)」駅だ。
身延線と言うだけあって、この街はこの辺の中心地だ。
やはり身延山への参拝客が多く、駅の階段に高齢者用の杖が置かれているのが昔から有名。
以前、甲府から乗った普通列車は、この駅で1時間近く停車していた。
乗り通す客にとっては迷惑以外の何物でもなく、JR東海お得意の「特急に乗れ」という作戦だったのかもしれない。
(静岡地区での「こだま」への誘導作戦は、呆れるくらい見事なモノだ…)
今回はその特急様なので、すぐに発車した。
…おっ、こちら側も景色が開けてきた♪
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枯れた色ぉ~~~~~★
さすが山梨、静岡と違って緑色がナイ。(笑)
それだけ夜の寒さが違うのだろう…
右の山々の向こうは富士五湖(本栖湖)だからねぇ~。
10分弱で、次の駅に到着~ぅ。
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…来た事あるっ★
「下部温泉(しもべおんせん)」駅と言い、その名の通り温泉がある。
昔、本栖湖畔のキャンプ場に泊まった時に、みんなで車でココまで来た事がある。
(結局、温泉に入らなかったけど…)
なつかしい~~~ねぇ~~~♪
列車はココで対向列車待ちとのこと。
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しばしのんびり~~~~~♪
…ってか、特急様を待たせるのはどこのどいつだっ★
ほどなく、その主がやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
…おっ、特急様ね。
お互いに特急であれば仕方がナイ。
静岡行きも乗車率は同じくらい。
でも、思っていたよりは乗客が多い。
「山梨⇔静岡を行き来する人がそれなりにいる」という事だ。
昔は急行「みのぶ」が、新宿~甲府~身延間を走っていた。
だが、高速バスによって乗客がどんどん減っていき、廃止となった。
当時、「ふじかわ」も急行として走っていたが、乗車率は似たようなもの。
でも、JRになって新車を投入して「特急」として復活させたのだから、それなりに需要は見込めるのだろう…
確かに、山梨県(甲府盆地)から海へ出るには、この身延線が最短距離だ。
…距離だけはね。
この先は、10分弱ごとにこまめに停車していくようだ。
山間部だけど、静岡寄りの富士川のような険しい地形では無い。
なので、小さな町が点在しているのだろう。
とりあえず、全停車駅を撮ってみることにした♪
お次はこの駅。
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かいぃ~~~~~~~わま★
「甲斐岩間(かいいわま)」駅と言うそうな。
やっと「甲斐」の文字が目の前に♪
…おっ、向こうに高速道路のような道を建設中だ。
(後で調べたら、まさに身延線と並行する高速道路だった)
あれが出来たら、この特急「ふじかわ」はどうなっちゃうんだろう…?
明らかに向こうのほうが線形も良く、時速100Kmくらいは出せそうだからね★
そしてほどなく、次の駅に到着ぅ~。(1駅通過したのみ)
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かじかって見た事ナーーーーーーーーイ★
「鰍沢口(かじかざわぐち)」駅だ。
ここは甲府盆地の南端で、甲府発の普通列車はココまで止まりが多い。
つまり、静岡県の西富士宮駅~山梨県の鰍沢口駅の間が、超~ローカル区間という事ッス。
目の前に見えている列車は、ココ止まりの区間列車で、折り返し甲府行きになるのかな?
以前乗った時、この駅で足止めを食らい(ボックスシート車だったのでワザと乗った)、富士行き(ロングシート車)が来るまでの30分くらいの間、駅前をテコテコ歩いた想ひ出が…
ホゲ~~~~っと駅前を歩いていたら、突然床屋の前にいたキッズに「こんにちは~~♪」と警戒心の全くないナイスな笑顔で大声で挨拶されてビックリした★
その時に「あっ、イナカってイイなぁ~♪」と、じみじみ感じた次第
もうココまで来たら、甲府に着いたも同然★
山々もだんだん遠くに離れていく。
そしてすぐに次の駅に到着ぅ~。(ホントにお隣の駅)
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大門くんっ★
「市川大門(いちかわだいもん)」駅ッス。
意外な事に、この辺から乗ってくる客もいるのだ★
ビジネスや「ちょいとお急ぎ」系の人達っぽい。
(後で知ったが、この列車に乗ると最速で新宿(東京)にたどり着けるのだ)
周りにだんだん家が増えて来た。
視界も広がって来た。
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ひろびろ~~~~~~ぉ♪
畑や工場がチラホラと。
もう完全に甲府盆地に入って来たね♪
そしてすぐに、次の駅に停車。(3駅通過)
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…まだ停まるの?(笑)
「東花輪(ひがしはなわ)」という駅で、もう甲府はすぐそばなんだけどねぇ~。
まぁ、ココから静岡に行く人だっているでしょうからね★
一般的に、両端の駅近くではこまめに停まる方が、便利で乗車率が良くなる法則がある。
「さぁ、次は甲府駅だろう」…と思ったら。
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南が付いているよぉぉぉぉぉぉぉーーーーん★
「南甲府(みなみこうふ)」駅に停車ッス。(4駅通過)
さすがに、この先はわずか3駅だからも~~~~う停まらないだろ。
次の「善光寺(ぜんこうじ)」駅は中央本線から枝分かれしたすぐ先にあるちっこい駅だし、その次の「金手(かねんて)」駅は中央本線の脇にある「あれって駅」レベルの存在だしぃ~。
オラが予想するまでもなく、すぐに中央本線の立派な複線が近づいて来て、アッと言う間に甲府駅に到着してしまった。(地図の▼)
(画像をクリックすると拡大するよん)
着いたでぇ~~~~~~♪
これで身延線を久々に完乗。
しかも、「ふじかわ」初乗車~~~♪
ただ今、14時2分。
静岡駅を出たのが11時40分だったので、2時間22分掛かった事になる。
…静岡駅から2時間22分あったら、東海道線の普通だと「大船(おおふな)」駅まで来ているよ。
富士駅発が12時11分なので、身延線内だけだと1時間51分掛かった事になる。
…東海道線の普通より遅い特急。(笑)
まずは、お約束でホームの写真をば。
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超~久々のアングルぅぅぅぅ~~~~♪
写っているのは別の普通列車で、オラが乗って来た特急「ふじかわ5号」は右側にいる。
余談だが、このホームはJR東海で、残りのホームはJR東日本だ。
なので、同じ駅構内なのに駅名板の色とデザインが違っている。
乗り換え案内を聞いていたら、すぐに「新宿(しんじゅく)」行きの特急が来るようだ。
う~ん、どうしよっかな?
普通列車でのんびり帰ろうか…
奥に見える特急が停まるホームの自由席部分には、それなりの人の列が。
まずはあの列まで行ってみまひょ。
それで無理なら普通列車で戻るッス。
階段を上がってコンコースに行くと、次に来る特急は「スーパーあずさ18号」と表示されていた。
…おっ、「超あづさ」か。
それならハナシは別だなや。
「スーパーあずさ」は中央線最速の特急列車で、とにかく速いのだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2009年6月に松本駅で撮影)
ボーリングのピンではナイ。
その速さは笑っちゃうくらいで、普通列車とは雲泥の差なのだぁ~よ。
何となくの流れで、自由席の列に並ぶ。
ほどなく、あずさちゃんがやって来た。
…おっ、座れそう♪
午後の新宿行きなんて始発列車じゃなきゃ座れない事が多いのに、今日は少し空いているッス★
イキオイで車内に入ってみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
窓側に座れたッス~~~~
ほな、このまま新宿まで戻りまひょ♪
あずさちゃんはすぐに発車。
動き出してすぐにアナウンスが。
「次は八王子に停まります」
何ですとーーーーーーーっ★
…コレが「とっきう」というモノだよ。うん、うん。
「八王子(はちおうじ)」駅は東京都の西の主要都市。
つまり、今から山梨県内はノンストップで走り抜ける。
東京都内は「立川(たちかわ)」駅に停まるだけで、3駅目はもう終点の新宿駅だ★
すぐに、近くにいた人が、仲間がいる席の横が空いたらしく移動して行った。
なので、速攻で進行方向右側の窓側の席に移動。
検札が来たので自由席特急券を買う。
甲府から新宿までで1340円。
…あれ?
「ふじかわ」よりも「あずさ」のほうが安いぞ。
ココで、両者の走行距離や時間などを比較してみよう。
------------------------
「スーパーあずさ18号」
甲府14:09発→新宿15:33着
1時間24分・123.8Km
自由席1340円
「ふじかわ5号」
静岡11:40発→甲府14:02着
2時間22分・122.4Km
自由席1830円
「ふじかわ5号」(身延線内)
富士12:11発→甲府14:02着
1時間51分・88.4Km
自由席1180円
※以下、参考
東海道線普通列車
富士12:27発→辻堂14:02着
1時間35分・91.4Km(乗り換え時間含む)
自由席0円
東海道線普通列車
富士12:27発→横浜14:21着
1時間54分・117.4Km(乗り換え時間含む)
自由席0円
中央線普通列車
甲府14:46発→新宿17:28着
2時間42分・123.8Km(乗り換え時間含む)
自由席0円
------------------------
「ふじかわ」のほうが、同じ距離で500円高いぢゃねーかっ★
身延線内では、東海道線の普通列車に遠く及ばず、静岡~甲府間では中央線の普通列車(乗り換え時間なし)とほぼ同速度。
逆に、「スーパーあずさ」の中央線でのカッ飛ばしっぷりがハンパ無いのが良く解る★
(普通列車の乗り換え時間は、高尾駅で6分)
…これでは「ふじかわ」に乗らんわな。
ただ、先ほどのように「静岡県⇔山梨県」内の移動には需要があるので、この路線で攻めていくしかない。
山向こうの似たような飯田線とは違い、活路はまだある方だろう…
そんなことを考えていたら、超あずさちゃんはアッという間に甲府盆地のフチを登り始め、「勝沼ぶどう郷(かつぬまぶどうきょう)」駅付近まで来てしまった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
今日も良い眺めぇ~~~~~~ん♪
もう何十年も通い慣れた道、景色は全て把握している。
そして甲府盆地とはバイバイキン★
長いトンネルに入った。
超あずさちゃんは、ココぞとばかりにフル加速する。
普通列車でも唸りを上げる区間で、115系のモーターが壊れそうな悲鳴を上げていたのが懐かしい…
(鉄ちゃんには堪んねぇ音ッス)
国境の長いトンネルを抜ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
雪国であった。
まぢっすかーーーーーーーっ★
そうだよね、今は1月なんだよね。
温暖な静岡県にずっといたから、忘れていたよ。(笑)
山梨県はすっかり雪景色。
日陰の雪は、融けずにかなり残っている。
…という事は、今外に出たら寒いんだよね?
しぞ~かって、やっぱ暖かいんだね
思わぬ2017年初の雪景色に、ちょいとコーフンして眺める。
すると、ほどなく「大月(おおつき)」駅まで来てしまった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
3倍速ぁーーーーーーーーいっ★
正面から見ると3倍速そうな、「富士山ビュー特急」が富士急線ホームに停まっていた。
こちらも3倍速いので、相対的に9倍の速さですれ違ったため(ウソ)、上手く撮れなかった。
大月まで来たら、超あずさちゃんだったら、もう東京に戻って来たも同然。
ほどなく東京都に入り、最初の「高尾(たかお)」駅を通過し八王子駅に停車。
ココから先は通勤線区なので、超あずさちゃんとは言え速度は下がる。
甲府~八王子間(86.7Km)が54分なのに対し、八王子~新宿間(37.1Km)は29分掛かる。
(それでも、29分は京王線より約10分早いけどね)
夕日を浴びる高層ビルを見ながら、列車は新宿駅にサックリ到着ぅ~。
…メッチャ速かった。
いやぁ~、「ふじかわ」って何だったんだろう?(笑)
まぁ、単純に比較してはイケナイ要素がタップリあるので、「ふじかわ」は「ふじかわ」、「あずさ」は「あずさ」で見ないとね★
旅的には、両極端の在来線特急に乗れて楽しかったッス♪
また乗ろっ~と♪
今度は逆に、静岡へ行く時にでも…
…あっ、兄弟分の「伊那路」(豊橋⇔飯田)にも乗らないとっ★
1日で「ふじかわ」「伊那路」に乗って一周したアホ2人が、「Bチーム」とか言う団体にいたっけなぁ~~~(笑)
さぁ、お家に帰ろう。
ほんぢゃ、またねぇ~~~~~~ん♪
※2018年1月のおでんトレインに乗ることが急遽決まったので、おそらくつづくーっ(笑)
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