« グルメ日記 ~「金ちゃんヌードル」2017~ | トップページ | シルクロード一人旅日記 ~「我的長征 2006」その31:トルファン・高昌故城~ »

2017年10月26日 (木)

シルクロード一人旅日記 ~「我的長征 2006」その30:トルファン・艾丁湖~

前回「その29:トルファン・市内の夜市」からのつづきーっ!
「その1:香港へ」はこちら
「その10:カシュガル老城」はこちら
「その20:カシュガル駅」はこちら
「その40:トルファン食べ歩き」はこちら

このシリーズは、「香港」からスタートし、中国奥地にあるシルクロードの街「カシュガル」「トルファン」「ウルムチ」を巡って、無一文に近い状態で「北京」へ戻って来た、1ヶ月半の過酷な一人旅。

…では、スタート

この日も写真が多いので、数回に分けてご紹介ぃ~

-----------------------------------

2006年7月18日(火):ド快晴

吐魯番(トルファン:تۇرپان)

おはよう

…お、おトイレぇぇぇぇぇぇ~~~~~っ

…ふぅ、朝からお腹ピーピーだぜぃ。

まぁ、ちうごくではよくある事。
もう慣れた。

さて、今日もズノンさんと観光する約束になっているので、さっさと起きて支度しなきゃ。

10時(新疆時間では8時)にお宿を出る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3001
(2006年撮影)
超~~イイ天気ぃ~~~~

そして目の前のブドウ棚の道(青年路)に行くと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3002
(2006年撮影)
…いた、いた

昨日と同じ緑色のタクシーに乗り込む。

そしてズノンさんと「今日はどこに行こっか」と相談する。
昨日と違って1日フルに使えるので、まずは遠い所から行く事に。

そして決まったルートは、以下のとーり。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3003
(2017年のグーグルマップより)
青い所を観るわよぉぉぉぉぉ~~~~ん

…お宿(トルファン賓館)
…火焔山(かえんざん)
…吐峪溝(千仏洞)
…ピチャンの沙山公園(砂漠公園)
…艾丁湖(アイディン湖)
…高昌故城
…アスターナ古墳群
…ベゼクリク千仏洞

今日は青い記号の各所を上から順番に観光するッス

…ってなワケで、まずは「艾丁湖(アイディン湖)」から。

この湖は、ちうごくでイチバンの低地で、ちうごくでイチバン乾燥して暑い場所だそうな。

どのくらい低いかと言うと、海抜-154m
世界でも4位くらいの低地だそうで。
(この当時は「世界第2位」と聞かされていたんだけどなぁ…

湖のお姿は、昔のNHK特集「シルクロード」で見た事があるので解っている。
でも、自分の足で湖畔を歩いてみたいではナイかっ

では、出発しんこーーーーーーーぅ

昨日と同じく、スピードメータは0Kmのままカッ飛ばし、快調に進む。

でも、途中からは満足な舗装道路でなくなってしまったので、速度が下がる。
途中の集落に入ると、前に車がいるのでノロノロになる時もあった。
ズノンさんはノロノロになると、ちょっとイライラ。

…まぁまぁ、安全運転で行きましょうや

そんなノロノロ状態の時、横に見えた集落の建物が気になったので撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3004
(2006年撮影)
イイカンジぃぃぃぃぃ~~~

バイクを三輪トラック風に改造した車両を、男性数人でいぢくっている。
車の修理工場かな

ココは小さな商店街のようだ。

左側に商店があったので見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3005
(2006年撮影)
キッズの楽園~~~~~~ん

小さなお子様達がワイワイと遊んでいる。

みんな坊主頭なので判りにくいが、2~3人は女の子だ。
大抵、ワンピース等のスカート姿なので、服装を見れば判別は容易だ。
子供の頃は男女一緒に遊ぶ事があるが、ある時期からは完全に男女の行動が分けられる。

何をして遊んでいるんだろう…と思って観ていたら、手前にいた少年が突然走って離れた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3006
(2006年撮影)
…水槽

お子様プールのような水槽に水を張って、釣竿らしきものを使っている。

…魚釣り

日本の縁日の「ヨーヨー釣り」のようなモノかな
キッズは超~楽しそうに遊んでいて、まるで昭和30~40年代の駄菓子屋の前を見ているようだ。

懐かしいねぇ~~~~

前のノロノロさんがやっと動き出したので、我々もノロノロとスタート。

そのノロノロさんは、こんな車だった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3007
(2006年撮影)
おぉ、いぇい

映画「三丁目の夕日」を地で行くような、これまた懐かしいお姿。
三輪トラックの荷台に家族を乗せて、お父さんが運転しているっぽい。

イイねぇ~~~~

ナンバープレートも外れかけ、排気ガスも真っ白白すけ大開放状態なので、速く走れるワケがナイ。
道が広くなる場所までノロノロ後ろを付いて行き、ズノンさんがアクセルを「コンっ」とベタ踏み、イッキに抜き去った。

バイバイキ~ン

いやぁ~~~、イイ光景だった

そこそこの速さで走っていたら、道がもっと悪くなった。

さすがに速度が出せナイ。

集落を抜けて走ること40~50分、かなりワイルドな景色になった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3008
(2006年撮影)
何もなぁーーーーーーーーーーいっ

またもや、地平線が見えそうな荒野のど真ん中に来てしまった。

正面は、天山山脈の端っこ部分っぽい。
オラ、あの遥か左奥のカシュガルからココまで来たんだよなぁ~。

後ろに振り返ると、かんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3009
(2006年撮影)
燃えてますぅーーー。

ちょうど正面に見えるお山が、昨日観た火焔山(かえんざん)ではなかろうか…

道路を見ていただければ良~く解るが、超~ガッタガタだ
車も上下左右にボニョンボニョン揺れまくる。

20分ほどこの道を走り続けると、草も無くなってしまった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3010
(2006年撮影)
泥だらけぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~~っ

もはや「」と言うよりも「」に近い状態だ。
そんな中の道なので、細かい凸凹ばっかりになった。

草は無くなったが、代わりに電柱が…

この先に電気が通っているの???

どこで使うのさ(笑)

周囲は完全に「不毛の地」と化した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3011
(2006年撮影)
誰もいなぁ~~~~~~~い

…と思いきや、遠くを見ると重機のお姿がチラホラ。

何か作業をしているようだ。

そしてほどなく、道が十字に交差している箇所がいくつも現れた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3012
(2006年撮影)
明らかに何か作業をしているなぁ…

道の左側にはポンプらしきホースが、右にはタンクを載せた荷車があるねぇ~。

…何かを汲み取っているの

…って、ホントは知っているけどねぇ~~~~~ん

ほどなく、ズノンさんが「着いたよぉ~~~」と一言。

車から降りると、目の前に…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3013
(2006年撮影)
あいでぃ~~~~~~~~ん

艾丁湖」と彫られた、立派な石碑が。

」と言うのだから、この碑の先には立派な湖面が…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3014
(2006年撮影)
湖面が…

湖面が…

湖面が…

…無い。

…そう、ココはあまりの暑さと乾燥で、完全に干上がってしまったのだ
(流れ来る途中に灌漑用の用水路や井戸をたくさん造ったから…とも言われている)

大昔は、ちゃんと大きな湖があったそうな。
(…と言うか、死海のような内海だったらしい)

ココから流れ出る川は1本もナイのに、干上がるって…
どんだけ乾燥しているんだよ

湖面らしき部分が白く見えるでしょ。
あれは乾燥して固まった塩分だそうで。

…やはり「」だったんだね。

とりあえず、まずは記念撮影をば。
ズノンさんが「せっかく来たんだから撮ってあげるよ」と言ってくれたのでね

…ってなワケで、はいチーズ
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3015
(2006年撮影)
コレで証拠は残った

この石碑、裏側にも文字が彫られている。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3016
(2006年撮影)
読めなぁーーーーーーーーーーい

ウイグル語で「アイディン湖」と書かれているらしい。

…ってか、ココまで来て果物の皮らしきゴミが。
裏側にコッソリ捨てる」というのが、ちうごく人っぽい。

ゆっくり歩き回って来なよ」と言われたので、お散歩タァ~~~イム

まずは、さっき気になった機械が置いてある方へ…

途中で振り返ってズノンさんと車を撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3017
(2006年撮影)
…何も無ぇ。

見える範囲に人は我々2人だけ。
スゴい所だ。

歩いていると、地面がシャクシャク言い出した。

足元を見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3018
(2006年撮影)
しろーーーーーーーーーい

乾いた泥の下から白いカタマリが…。

…そう、コレがなのだ

結構浅い所に塩があるんだね。

少し歩くと、意外な光景が目に飛び込んで来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3019
(2006年撮影)
水ぅぅぅぅぅぅぅぅ

完全に干上がった」と聞いていたので、こんなに水が溜まっているとは思っていなかったのでビックリ
NHK特集「シルクロード」でも、このような映像は無かった。

全体を見渡すと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3020
(2006年撮影)
もはやプールやん

周囲を見渡すと、このようなデカい水たまりがいくつもあるようだ。

…なるほどね。

さっきのポンプやタンクや重機を見てからこのプールを見て解った。

…ココで塩を採っているんだ。

まぁ、太古の海水なので「天然塩」っちゅ~ワケですな

この塩水に浸かって、リウマチだったかの治療も行われているとのこと。
砂漠の熱い砂でも、リウマチ治療やっていたなぁ…

いったん車まで戻って、今度は湖面のほうへ進むことに。

ズノンさんが「奥まで行っておいで~~~」とニヤニヤしながら言っている。

でもオラはそのニヤニヤの意味を知っている。
日本のTVで観たから知ってるよ」と言ったら「なぁ~んだ…」と少々つまらなそうな表情に。

…ふふふのふ、残念。

では行ってみよう。

そのニヤニヤは突然発生するので、1歩1歩慎重に歩いて行く。

途中で振り返って、再び車を撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3021
(2006年撮影)
ホントに何も無ぇ…

再び前進する。

サクサク、サクサクジャクジャクぐにゅ~~~~ん…

…おっ、この辺が限界のようだ。

この先が「ニヤニヤゾーン」だな

足音が変化した辺りで立ち止まり、湖面を撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3022
(2006年撮影)
まっしろだ…

この先も歩いて行けそうに見えるでしょ。
でもね、行っちゃダメ

先のプールを見てもお解りの通り、地下には水分がタップリとあるのだ。
表面だけ干からびているので、知らずにズンズン歩いて行って、突然足の付け根までズッポリと埋もれてしまう人が多いそうな。
NHK「シルクロード」でも、ズッポリ埋まってしまったスタッフがロープで救出されるシーンが映っていた。

ズノンさんに後で聞いたら、「西洋人の女の子に何も教えずに歩かせて、ズッポリ足を埋めさせてあげた」だって
イタズラにも程が…
(ズノンさんは直接何もしていないんだけどね

まぁ、ココは究極に乾燥しているので、泥水に埋まっても30分も日に当てていれば乾くッス。

その女の子も、ココで乾かして泥を大雑把に払って車で帰ったらしい。
ズノンさんも「乾いているから汚れないので構わないよ」だって。
まぁ、自分でワナにかけたんだから、多少の車内の泥汚れはねぇ~

湖の奥の白い部分だけをアップで撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3023
(2006年撮影)
…海に見えなくもナイ。

アイディン」とはウイグル語で「月光の湖」だとか。
夜は月明りで塩の白い結晶がキラキラ光って見えるらしい。

湖の大きさは、東西40km・南北8kmほどらしい。
グーグルマップで見ても、水面がナイから大きさが判らナイけどね。

ココなら足が沈んで行くことはナイので、チョット立ち止まって周囲の音を聞いてみた。

…ドクン、ドクン、ドクン。

何てこったい。

自分の心臓の音しか聞こえねーよ

人がいないので全くの無音なのだ。

ひこーきも飛んでいない、道路が無いので車も走っていない。
水がナイので動物もいない。
草がナイので葉が風で擦れる音もしない。

耳を塞いでいないのに、普段聞いている全く何も音がしない

聞こえるのは、自分の鼓動と呼吸音、それに泥が干からびて割れる時の「パキッ」という小さな音のみ。

この「騒音大国」中国で、無音の場所があるのが超オドロキだっ

あまりの静かさで、チョット怖くなって来た。
こんなのが地球上で体験出来るんだ…

静か過ぎて逆に耳が痛くなってくるカンジがする。

そろそろ車に戻ろう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3024
(2006年撮影)
たったコレだけの距離なのに、ホントに音が聞こえナイ。

車に近付くと、日常の音が耳に入って来た。
(この場合はエンジン音とズノンさんが動いている音ね)

…あぁ、何だかホッとする

ズノンさんが「あれもういいの」と聞いて来たので「うん、満足」と言った。

そろそろ次の場所に行きますか。
ココに来るだけで1時間チョット掛かったからね~。

最後に、ズノンさんと記念を撮影しよう

ズノンさんに言ったら、「うん、いいけど2人しかいないのにどうやって撮るの」とフシギ顔。??
2017年だったらスマホで「自撮り」も出来るが、今は2006年だ。

石碑の台にカメラを置いてタイマーで撮る、昭和から続くアナログ作戦に。
ズノンさん、「カメラにタイマーがある」のを知らなかったっぽい。

カメラを石碑に置いて、シャッターを押してズノンさんに駆け寄る。
ズノンさんに「数秒後に撮れるよ~~」と説明して、ハイ、チーズ

仕上がりはどうかなぁ~~
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その30・トルファン・艾丁湖-3025
(2006年撮影)
イイんでないのぉ~~~~ぅ

ちゃんと湖面も写っているし、なかなかのナイスショットぢゃ

いやぁ~、人生初の超~貴重な体験だった
無音体験」は、一生忘れる事はナイだろう…

車に乗り込む。

久々の、ひ・か・げ

ご覧の通り、周囲には日陰というモノは存在していないのでね。
何気にお肌焼けっ放しだったよ。

ほな、次行くでぇ~~~~

つづき「その31」はこちらーっ!

 

|

« グルメ日記 ~「金ちゃんヌードル」2017~ | トップページ | シルクロード一人旅日記 ~「我的長征 2006」その31:トルファン・高昌故城~ »

▼シルクロード一人旅」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« グルメ日記 ~「金ちゃんヌードル」2017~ | トップページ | シルクロード一人旅日記 ~「我的長征 2006」その31:トルファン・高昌故城~ »