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2017年8月10日 (木)

旅日記 ~「仙台臨海鉄道・仙台港駅とコンテナ列車」2017春・その2~

前回「仙台臨海鉄道・仙台港駅とコンテナ列車 2017春・その1」からのつづきーっ!
初回はこちら

今回も、2017年3月4~5日に出掛けた、宮城県「仙台(せんだい)」のおハナシをば

さぁ、お次はコンテナ貨物列車を観て行こう。

ディーゼル機関車「DE10」の右を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7401
コッキーーーーーーーーっ

コンテナを載せる貨車「コキ」がズラッと並んで停まっているッス。
車種は数種類あるようで。
(「」はコンテナのコ、「」は重さの記号(「ム・ラ・サ・キ」の順で、キは一番重い))

パッと見はみんな似ているので、サクサク観て行こうね~。

このコンテナ列車のお姿は、こんなカンジ。
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7402
結構長ぁーーーーーーいっ

10両編成くらいかな
JRの本線上だと、20両くらいつながっているんだけどねぇ~。

目の前に見える「JOT」と書かれた丸っこいコンテナは液体輸送用で、頑丈な枠に囲まれて守られている。
…まぁ、枠がナイとリフトで持ち上げたり出来ナイからねぇ~。

せば、順番に歩きながら観て行くべぇ~

まずは、手前の子をば。
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7403
グレーーーーーーーーーイ

車体がグレーのこの子は「コキ107」形と言う、JR貨物の中でも新しい車両だ。
現在使われている、いろいろなコンテナを載せることが出来る。

丸っこいコンテナの奥の車両達は、こんなカンジ。
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7404
チャイローーーーーーーイ

こちらはレンガのような赤茶色(赤3号)の車両で、「コキ50000」形と言う国鉄時代の車両だ。

コンテナ貨車は、車種や目的によって車体の色が分けられているんだけど、貨物列車は汚れやすいので見分けが付きにくい…
みんな、汚れで茶色っぽいグレーになってしまう。

国鉄時代に造られた車両なので、載せられるコンテナの種類には制限がある。
最高速度も、JRの新車達よりもやや低い。

上に載っているワインレッドのコンテナは、現在の日本の鉄道コンテナの標準型で、基本寸法は国鉄時代からあまり変わっていない。
これは後ほど見て行こう。

コキ50000の側面は、こんなカンジ。
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7405
何にもなぁ~~~~~いっ

ハシゴのような形をした骨組みの台枠が車体そのもので、上面には何もナイ。
側面に書かれている文字と数字は形式と車番で、「コキ51278」は「コキ50000形の1278番の車両」という意味。

積5.0 空1.8」と書かれているので、「コンテナ積載時の重さは約50t、空荷の状態では約18t」というのが判る。
(実際の重さは18.3tで、コンテナは37tまで載せることが出来る。車端部にちっこく書いてあるッス)

台枠のフチの上面にポコッと出ているのは、コンテナを固定するための金具で「緊締装置(きんていそうち)」と言う。
コンテナを上から置くと、一瞬で「カチッ」とはまってズレなくなる。

コンテナは、この金具でしか固定されていないって、意外でしょ

緊締装置はコンテナの種類に合わせて取り付け位置が決まっているので、車種によって個数は違う。

台車部分を見ると、こんなカンジ。
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7406
検査の嵐ーーーーっ

あらゆる検査標記が書かれている。
定期検査(車で言う車検)を行った日時と工場名が書かれていて、「輪西派」はどこだろう…
左には小さく「郡山車」と書かれているね。

郡山車」は、福島県の「郡山(こおりやま)車両センター」の略。

輪西派」を調べてみたら…「苗穂車両所 輪西派出(なえぼしゃりょうじょ わにしはしゅつ)」だって。
北海道の室蘭市にある、JR貨物の工場だそうな

へぇぇぇぇぇぇ~~~~~っ

さすがみちのく、ホッカイドーの子だよっ

この先のコッキー達はみんな「コキ50000」のようなので、上に載っているコンテナを観て行こう。

前方を見ると…
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7407
ワイン祭りーーーーっ

グーゼンなのか、全てがワインレッド色のJRコンテナだ。

国鉄時代は黄緑色(山手線と同じ色)と(冷蔵用)、国鉄末期は空色(京浜東北線と同じ色)、JR初期は水色、そして現在がワインレッドと変化して来た。
私有のコンテナは色に制限が特にナイので、カラフルで楽しい

遠目に見ると全く同じように見えるコンテナも、近くで見るといろんな種類があるようだ。
同じ形でも、ロゴの大きさや位置の違い等もあるようで…。

せば、目の前にいるコンテナ君から観てみよう。
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7408
目が細ぉーーーーーーいっ

薄っすら目を開いているかのようなこのお顔の子は「V19B」形と言い、「通風コンテナ」と呼ばれるタイプのようだ。
野菜等の、換気をしながら運んだ方が良いモノを運んでいる。

V」は換気(Ventilation・ベンチレーション)の意味。
電車の屋根に付いている換気器具(通風器)は「ベンチレーター」と言う。

お次もコレ。
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7409
せなかーーーーっ

この子も同じ「V19B」形なのだけれど、パカーンと開く扉がナイねぇ~。
恐らく背中側を向けているのだろう…

右隣りの子は「19G」形と書かれているねぇ~。
JRF」のロゴが小さくて、番号が縦書きになっている。

さらに右を見ると…
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7410
きょうだいーーーーーっ

この子も「19G」形だけど、ロゴと車番のデザインが違うねぇ~。
整備した工場や時期によってデザインが変わっているようだ。

そうそう、ワインレッドの本来の色は、右の車両に載っている子がそうだよ。
左の車両の子達は色褪せちゃって、赤味が飛んで紫色が強くなっているッス

3個とも「19G」なのに、全て違っていて個性があるねぇ~

では、その右側の車両をば。
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7411
ソロットルーーーーーっ

こちらはキレイに揃っていて、美しい

さらに歩いて行くと…
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7412
違うのがいたーーーーーっ

19D」形と言うコンテナで、左2人は同形ながらデザインが全く違うッス
右2人は「V19C」形で、コレも通風コンテナのようだ。

これらの子達、姿は似ているが形式名が違うと必ずどこかに差異がある。
寸法が少し拡大されていたり、扉の位置(向き)が変更されていたり…

トラックに積んだ時の道路輸送上の都合等も含めて、細かく設計変更されているッス。
ちなみに、内装はベニヤ板張りが基本っぽい。

…ふぅ。

もうコンテナはお腹いっぱい。

だって、色が全部同じなんだモン(笑)

この先もこの子達の種類は増えないだろう…

…ってなワケで、前方を観ると…
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7413
機関車がいたーーーーーっ

パッと見でも、どの機関車がつながっているかは予想出来る。
日本のディーゼル機関車は種類が少ないのでね
(数種類の形式がそれぞれ大量生産されたので)

機関車に近付くと…
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7414
でーーーいーーーーーっ

予想通りの「DE10」形だ。
さっき見た、イチバン上の写真の機関車と同型だ。

…でも待てよ。

よく見ると、前面の番号が「DE10」ではなく「DE65 2」となっている。

…あれれ

JRの機関車ではナイねぇ~。
65」という番号からして、私鉄の機関車のようだ。
(国鉄(JR)車両の番号には法則があり、「65」だと性能が全く違う高速タイプの車両になる)

同行の小鶴たんに聞くと、「うん。秋田の臨海鉄道からの借り物だよ」とのこと。

東日本大震災の時の大津波で、自社の機関車が流されてしまって廃車になってしまったために、復興支援で8年間借りているそうな。

…なるほどねぇ~。

では、改めてお姿を拝見しよう。

どん!
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7415
見た目は一緒ーーーっ

見た目はJRの「DE10」と全く一緒で、番号だけが違うカンジ。

反対側のはじっこからも観てみると…
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7416
うん、一緒だ。

このおさしん、敢えて「仙台」の文字と地面に置いてあるコンテナが一緒に写るように撮ってみた。
コレで証拠写真になるっしょ
(…さっきの「苫小牧埠頭 低温倉庫」だと証拠にならないけどね

アップで見ると…
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7417
まったくもって、でーいーてん。

そうだ
さっきの、向こうにあったDE10は金網等で撮りづらかったので、こっちでちゃんと撮っておこ~ぅ
しかも「生きている」機関車だしね

まずは、側面も写るように、少し斜めに入るようにして1枚。
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7418
イイカンジぃ~~~~

床下も黒々していてキレイだ

次に、車輪が3つあるほうの台車をば。
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7419
たいへんよく撮れました

やっと全体像が撮れた…

そして、先ほど撮り忘れた、もう片方の車輪が2つの台車をば。
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7420
こんぷりーーーーーと

コレで、大体の細部を撮る事が出来たと思う
(裏側は撮れていないけど~

運転席の下部(写真中央)には、「秋田臨海鉄道」の社紋と「がんばろう東北」のステッカーが。

貸し出しは8年間だから……2019年までだね。
その後はどうなるんだろう…

左寄り下部に見える「汽車會社(汽車会社)」は、昔の有名な車両メーカーで、1972年(昭和47年)に現在の「川崎重工」に吸収合併されているッス。

最後に、機関車とコッキーの隙間から「いかにも仙台」な写真を撮ってみた。
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仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7421
仙台港駅のエキスが凝縮ーーーーぅ

奥には、来た時に観たタッキー(石油タンク貨車「タキ1000」)とタンクローリーのお姿も

コレ1枚で仙台港駅を語れるだろう

さぁ、次へ移動しよう

タッキーの時と同じように、小鶴たんが車を先頭に移動してくれているので、サックリ乗り込んで次へ移動しますかいのぉ~

車に乗り込む前に、振り返ったアングルで1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
仙台港駅とコンテナ列車2017春その2-7422
楽しかったよぉぉぉぉぉ~~~~ん

お次はラストの鉄スポットだそうで。
でも、その前にちょいと寄り道するそうな。
再びお口でも仙台を楽しむんだって~~

わくわく

ほな、れっつら・ごぉーーーーーーーぅ

つづき「仙台と言えば笹かまとシュークリームだべ♪」はこちらーっ!

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コメント

こうみると、12ftにも色々顔があるんですね。
製造・整備時期によって、結構マーキングも違っていて面白いです。

あと、今気が付きましたがコキ107系の側面から「突放禁止」と
「JRFマーク」が消えていますね。
逐次整備されていて、生きている車両というのが伝わってきます。

投稿: 小鶴 | 2017年8月14日 (月) 19時01分

★ 小鶴たん

JRになってから、コンテナのデザインが多種多様になりましたねぇ~

突放禁止……突放OKになったのかな?
それとも、突放するようなヤードが無くなったから標記を省略されたのかな?

タッキーの突放は観た事あるけど、コッキーのは観た事ナイなぁ…

投稿: まりりん | 2017年8月15日 (火) 17時09分

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