シルクロード一人旅日記 ~「我的長征 2006」その21:ウルムチへ~
(前回「その20」からのつづきーっ!)(「その1」はこちら)
このシリーズは、「香港」からスタートし、中国奥地にあるシルクロードの街「カシュガル」「トルファン」「ウルムチ」を巡って、無一文に近い状態で「北京」へ戻って来た、1ヶ月半の過酷な一人旅。![]()
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…では、スタート★
(「その21」と「その22」で一日間ッス)
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2006年7月15日(土):晴れ
庫車(クチャ:كۇچار) → 烏魯木斉(ウルムチ:ئۈرۈمچی)
おはよう★
まだ明け方ッス…![]()
列車は14時半頃に「烏魯木斉(ウールームーチー)」駅に着く予定。
なので、まだまだのんびり出来るのだ♪![]()
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寝ずにダラダラしていると、列車はトルファン盆地に入ったようだ。
ココは中国一の低地で、世界でも2番目に低い場所もある。(←後日行くよ~ん)
なので、列車は下り勾配と戦い続ける。
どんどん下って行くのが解る。![]()
列車って、坂を上るよりも下る方がキツいのだ。![]()
がむばれぇ~~~ぃ♪![]()
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昔のNHK特集「シルクロード」で、この路線「南疆鉄道」の回があった。
途中の「庫尓勒(クーアールレイ:كورلا)」(こるら)駅までの鉄道開通時の映像で、SLが撮影隊用の特別列車を引っ張っている姿が映っていた。
人民解放軍の軍人達が一生懸命SLを動かしていたのが、印象的だった…![]()
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今はディーゼル機関車が涼しい顔をして、数時間でこの峠を通過している。![]()
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鉄道開通前は、この峠を越えるのに、ラクダで1週間ほど掛かっていたそうな。![]()
※カシュガルまで開通したのは、1999年12月とのこと。
2011年には、タクラマカン砂漠の南西にある「和田(フゥーティェン:خوتەن)」(ほーたん)駅まで伸びた。![]()
クネクネ曲がって坂を下り切ると、「吐魯番(トゥールーファン:تۇرپان )」駅に着いた。
ココで列車は走る向きを変える。![]()
列車が休んでいる間に、この周辺の地図をご覧いただこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2016年のグーグルマップより)
相変わらず険しい地形だ…![]()
■…カシュガル方面
▼…トルファン
●…ウルムチ
今まで、▼の左下に突き出た山脈と戦って来たワケだ。![]()
ココからは、▼と●の間にある山脈と戦うのだ★![]()
まだまだ機関車君には、がむばってもらうわよん![]()
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停車中にホームに降りて、汚れた窓ガラスを拭く。![]()
小さなティッシュしか持っていなかったので(水もわずか)、カメラで撮影出来るくらいの大きさしか拭けなかった。![]()
そしたら、それを見ていた横の寝台の女性が「自分の所だけ拭いてズルい
」みたいな感じで怒っている。![]()
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はぁ~~~~![]()
…自分で拭けよ。![]()
見知らぬ他人にイキナリ怒るとは、さすがちうごく。
こういう場面は少なくナイので、今や驚くことも無くなったッス★(笑)
彼氏が彼女のワガママさに困ったような顔をして、代わりに外に出て拭きに行ってあげた。![]()
優しいねぇ~~~♪
そう言えば、ちうごくの「小皇帝」達はもう大人になる年代だよねぇ…
(ちうごく版「ゆとり世代」ッス)
窓ガラスの汚れは強く、完全には落ちなかったが少しは見晴らしがよくなった。![]()
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ゾーキンと水があれば、もっとキレイに出来たんだけどねぇ~。![]()
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(そしたら横の彼女の分も拭いてあげたさ★
)
次の目的地はトルファンだったので、今降りても良いんだよねぇ~。![]()
でも、「列車旅を楽しみたい」というのと「ウルムチで一旦体力・気力を回復する」という目的もあった。![]()
「朝早い時間に途中下車する自信が無かった」と言うほうが正解かもしれナイ…![]()
駅の時計を見ると、列車は少々遅れているようだ。![]()
…まぁ、遅れてくれた方が、長い時間乗っていられるのでね★![]()
しばらくして、列車は発車した。
今度は長い上り坂だ★![]()
列車は遅れのせいか、速度を上げずに走っている。![]()
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…いや、列車が重いのかな?![]()
ココからウルムチまでの路線は、ちうごくでも有数の大幹線。
石油貨物列車等がバンバン走っている。![]()
途中の山脈は、岩砂漠のような光景だ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年トルファンで撮影)
赤茶色の世界ぃ~~~~っ★
上の写真は後日トルファンで撮ったモノだけど、雰囲気は似ているッス。
この辺で2回目の食事を摂る。![]()
・ナン
・鶏肉ソーセージ
・オレンジジュース
・黒加侖汁
ナンとソーセージは保存食のせいか、塩味が強めだった★![]()
オレンジジュースは、世界的に一般的な味。●
ココで、今回の旅での「ベストドリンク」をハッケーーーン★![]()
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黒加侖汁、コレ、超まいう~~~~![]()
「黒加侖汁(ヘイチアーロン チー)」と書かれていたのでナゾだったんだけど、イラストがブルーベリーっぽかったので買ってみた次第。
ペットボトルに入ってフツーに大量に売られていたので、こちらでは定番ドリンクなのだろう。
味も濃くて甘過ぎず、暑い気候には合うかもぉ~~~♪
(調べてみたら、中国原産のユキノシタ科の「フサスグリ」で、カシスの仲間らしい)
「黒加侖汁」といい「麦汁」といい、「汁」と付くものは美味いのだ
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※この時は読み方が判らなかったので、帰国するまで心の中で「くろかろんじる」と呼んでいたッス♪(笑)
日本では「くろかりん」って読むんだって★
勾配を登り切ったら、周囲が開けた。![]()
すると、変わった光景が目に入って来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
くるくるぅ~~~~~~~~★![]()
無数の風力発電機が建ち並んでいる。![]()
スゲー数だ…![]()
途中で、奥の方から線路が近づいて来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
…あっ、機関車もいるーーーぅ★![]()
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後で聞いたら、ココはもうウルムチ郊外で、アジア最大の風力発電所だそうで。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
約250機もあるんだって★![]()
無数のプロペラが回っている姿は圧巻![]()
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中にはヤル気のナイ子や壊れた子もいたけど…![]()
…ということは、ココはいつも風が強く吹く場所なのだろう。![]()
列車でサックリとやって来ているが、大昔の人はこの過酷な地をラクダで移動していたワケでしょ?
昔の人達は偉大だよねぇ~~~。![]()
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あと、今の鉄道も偉大ッス![]()
奥の方に、大都会が見えて来た。![]()
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ウルムチシティーだ★(笑)
少し坂を下りながら列車は快調に走り、工場地帯をゆっくりと通り抜け、街の南西にあるウルムチ駅に到着した。![]()
時計を見ると、15:20。
1時間遅れくらいか…な?
懐かしいなぁ~~~♪![]()
10年前の1996年にも来ていたので、駅の勝手は解っている。![]()
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ホームを人民と共にゾロゾロと歩いて、駅舎の外に出る。
駅舎を出て、振り返って見てビックリ★![]()
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(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
ぜんぜんちがぁーーーーーーーーーうっ★![]()
昔の記憶と全く違うんですけどぉ…![]()
こんなにキレイで大きくなかったぞ。![]()
「西部大開発」作戦は、こんなにも進んでいたのかぁ~。
当然、駅前も大きく変わっている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
バスがいっぱい★
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バスもこんなにいなかったよなぁ…![]()
グーゼンなのか、目の前にいた2台のバスの広告がどちらも「牛奶(牛乳)」だねぇ~。![]()
牛乳が人気なのかな?
…そうそう、「ウルムチ」って「美しい牧場」という意味なんだって★![]()
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さて、お宿に行こう。![]()
今日は、10年前に泊まったお宿に行くつもりだ。![]()
駅の目の前なので、迷うことはナ~イ♪![]()
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迷うことは……
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
道が変わっちょる。![]()
こんな高架道路も無かったぞーーーっ★![]()
お宿自体は、姿も変わらず正面奥に建っていらっしゃる。
(青いカンバンの建物ね)
昔の記憶を頼りに歩道をテコテコ歩き、すぐにお宿に到着。
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(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
懐かしマックスーーーーーぅ★![]()
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いやぁ~、変わってナイ![]()
「新疆飯店(シンチァン ファンティェン)」というお名前のお宿だ。
バックパッカーや出稼ぎ労働者が泊まれるドミトリーもあり、予算に合わせて部屋が選べる。![]()
1階の左奥にある旅行社も、まだあるようだ♪
…もうあの美女はいないだろうけど★![]()
(10年前のウルムチ日記はこちらをクリック
)
横のお店も、10年前のままのような…![]()
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
そうそう、これこれ♪![]()
確か、この北京ダック(北京烤鴨)屋さんもあったよねぇ~♪
右の小さな売店(紫の日よけ)もあったぞ♪
何回かアイスを買った記憶があるッス★![]()
フロントに行って、空き部屋を聞く。
今夜はのんびりとイイ部屋に泊まろうと思っていたら、オラの姿を見ただけで、勝手にドミトリーと同じランクの安い2人部屋にされてしまった。![]()
…ま、安いからイイけどね★![]()
1泊1部屋60元(約800円)で、シャワー・トイレ共同だ。
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デポジット(保証金)50元を人質(金質)に取られ、607号室の鍵を渡される。![]()
エレベーターで6階に上がると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
昔のまんま![]()
おそらく、ほぼ変わっていないカンジ。![]()
奥の中ほどが中心部で、エレベーターホールがある。![]()
トイレ・シャワーは手前右側にあり、当然男女が別れている。![]()
ちなみに、トイレは「人民式」。(笑)
「ドア」という高級品は装備されていない。
こんなだったっけかなぁ~~~?
(トイレだけは記憶にナイ![]()
)
607号室は、結構はじっこにあった。![]()
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
今夜の部屋は、右側ッス。![]()
部屋の中に入ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
一通りのモノは揃っているね。
10年前は4人部屋だったので、それに比べれば快適そうだ♪![]()
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左側はこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
イスとテーブルがある。
お湯は、床にあるポットに入っていて、無くなったら廊下にある給湯室に行って入れて来る。![]()
ココのお茶っ葉も、「悲しい味」のモノっぽい。(笑)
ちうごく人は、果実の皮などを平気で床に捨てるせいか、お宿の床はどこもタイル貼りの所が多い。
お宿側から見れば、「モップで拭き掃除しやすい」というメリットもあるのだろう…![]()
そしてベッドと窓は、こんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
変わってナイっす♪
シーツやまくらには、多少のシミはあれど、洗濯されていて清潔だ![]()
1人で泊まるので、ゆったりと使えるッス~♪![]()
(ちうごくの宿は「1部屋いくら」で貸している)
窓の向こうにはウルムチ駅前が見える。
早速、重~い窓を開けて観てみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2006年撮影)
なつかぴーーーーーーぃ★![]()
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10年前も同じように写真を撮ったなぁ~~~♪![]()
では、その10年前のおさしんをご覧いただこう。
どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年撮影)
超~ちがぁーーーーーーうっ★![]()
左の白いビル以外、同じモノがナイ…![]()
中央奥がウルムチ駅。
現在の駅舎は目立っているが、10年前の駅舎は背が低いのでチョットしか見えていない。
しかも、何だか後ろのお山が小さく見える…![]()
さて、コレで落ち着く場所が決まった。![]()
チョット休んだら、10年ぶりの街中探検ぢゃーーーーっ★![]()
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コメント
かりんというと、のど飴に使う花梨を思い浮かべちゃうけど、スグリなんですね。
フサスグリはよく生け花に使うのだけど、透き通った赤い小さな実が房状になっていてきれいです。食べたことないけど、熊の好物だそうで…
中国って女性のほうが威張ってるのかな?
日本を旅行中の方もいつも女性が怒鳴ってる気がします。
投稿: ばんび | 2016年9月29日 (木) 09時45分
★ ばんびさん
日本語で読むと、どっちも「かりん」になってしまいますねぇ…
ちうごく語って、強く息を出す発音が多いので(同じ音でも弱く息を出すと違う意味になる)、声の高い女性のほうが日本人から見ると怒鳴っている感じがしますね。
本人達は全くそんな気はナイのです。
ただ、外国人女性は意思はハッキリと示しますので、日本女性からすれば気が強い印象を受けます。
…逆に日本女性が何も言い無さ過ぎなんですよ。
周囲を気にし過ぎ。
あと、ちうごく人は単純に「声がデカい」というのもあります。
昔の日本人も、軍隊に行ったおじいちゃん達は声がデカかったしねぇ~。
知的レベルが上がると、声が小さくなる傾向があります。
香港・台湾人は実に静かなモンですよ、ハイ。
投稿: まりりん | 2016年9月29日 (木) 13時14分