旅日記 ~「羨ましがられたダムの旅 秩父・浦山ダム 2016」その1・いざダムへ~
(前回「秩父SLパレオエクスプレス 2015 その2」からのつづきーっ!)
2016年5月21日、またもや埼玉県の奥地「秩父(ちちぶ)」に行っちゃったぢょ♪
ハナシは数か月前にさかのぼる。
飲み会で、陽気な酒好き女子と知り合った。
その娘は「ダム子」で、ダムが大好きだそうな。
珍しい趣味だったので、ハナシを聞いてみた。
熱~く語っている姿を見ていたら、ダムを観てみたくなった。
…そういえば、今までダム湖には何度も行ったことがあるけど、ちゃんと堤体(みんながイメージする、あのコンクリの壁ね)を観た事がナイ。
ゴールデンウィーク中に、東京都のはじっこの「多摩湖(たまこ)」に行って来た。
そこでダムを見るも、平凡過ぎて何か物足りナイ…
(その時の日記はこちらをクリック)
…ってなワケで、「東京都心から電車でサックリ行けて、迫力ありそうなダムは無いかいな?」と、ぐるぐるマップ先生に相談した。
関東のダムは、群馬・栃木等に多いが、さすがにそこまでは遠い…
都内には「多摩湖」「奥多摩湖」の2つしかメジャーなダムがナイ。
神奈川・山梨・埼玉方面を、ぬぼへ~~~~っと眺めていると…
…おっ、秩父にダムあるやん♪
しかも、いつも乗っている秩父鉄道の駅から歩いて行ける距離だ。
ストリートびぅで観ても、文句ナシなお姿
…今まで全く知らなかった。●rz
コレは行くしかナ~~~イ
~ってなワケで、お天気と相談しながら、芝桜観光客のピークを外して出掛けることにした。
(全4回シリーズ)
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さて、決行当日。
まずは最寄駅から西武線に乗る。
そして、「飯能(はんのう)」駅へ到着。
ココで、「西武秩父(せいぶちちぶ)」行きの列車に乗り換える。
(画像をクリックすると拡大するよん)
白い4000系よぉ~~~~~ん♪
やっぱ、秩父へはこの車両でないと
乗って来た列車のタイミングが良く、停車中の西武秩父行きはまだガラガラ。
余裕で良い席をGET
発車までしばらく待つ。
車内はこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
白い4000系は、ゆったりしたボックスシートがご自慢なのよ♪
デビュー当時から、内装は変わっていない。
車体には、アニメのラッピングがされている。
秩父を舞台にした作品があり、それらを観光用に推し進めているのだ。
(「聖地巡礼」ってヤツっすよ…)
ガラガラの車内で座席を撮っていると、テーブルの下に「あのアイテム」をハッケーン★
(画像をクリックすると拡大するよん)
せそぬきーーーーーっ★
昭和中期の必須アイテム「センヌキ」様だっ
こんな比較的新しい車両(1988年製)にも、まだ設置されていたんだねぇ~~~。
説明書きも、国鉄の旧型客車と全く同じモノだ。
(旧型客車のセンヌキ様はこちらをクリック)
発車時間が近くなり、隣に「池袋(いけぶくろ)」駅からの急行列車がやって来た。
乗り継ぎ列車らしく、結構な人数がいそいそと乗って来た。
途端に席が埋まる。
グーゼンなのか、オラの周りは全て女性で囲まれた。
しかも、女子大生達だ
急に車内が華やかになる♪
最近、西武は秩父観光のCMをバンバン流している。
オマケに、三峯神社の「パワースポット」効果もあって、この数年で女子旅が急増。
今までの秩父線とは雰囲気がまるで違ってしまった★
CM効果ってデカいのぉ~~~。
前後と左を8人のぎゃる(イイ香り)に囲まれて、オラは秩父路の車窓をまったりと楽しむ。
女子大生達は新入部員歓迎の1泊旅行らしく、先輩のお姉さんがテンション上がっていろいろしゃべっている。
それをコッソリ聴いているのも楽しい★(笑)
正面の静かな2人組は、途中の何もナイ駅で降りて行った。
…片方は地元の娘かな?
(もう片方の娘は「この駅、何て読むの~?」と言っていたからね)
空いた席にも、また別の女性が座って来た。
結局、終点までれでぃに囲まれて行くことに。
…今日はイイ旅になりそうだ
山を越え、列車は半年前に降りた「横瀬(よこぜ)」駅にやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
白い恋人ぉぉぉぉぉ~~~~~ぅ★
展示されていた「いにしえの機関車」達は、普段はこのように白いカバーが掛けられて置かれているようだ。
2014年の豪雪で機関庫が倒壊してしまったため、屋外放置状態に…
(展示会の様子はこちらをクリック)
ほどなく、列車は終点の西武秩父駅に到着。
(画像をクリックすると拡大するよん)
イイ天気だぜぇ~~~い♪
今日にして良かった
ホームの階段を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
ぢょしだらけぇ~~~~~★
パワースポットとアニメの効果って、こんなにもあるんだぁ…
別に急ぐ旅でもナイので、ゆっくりと駅構内を撮影。
(画像をクリックすると拡大するよん)
くらしっくーーーーーーーーーぅ★
特急「ちちぶ」の「レッドアロー クラシック」車両だ。
先ほど飯能駅で追い抜かれたので、ココにいることは判っていたのだぁ~よ♪
…それにしても、線路際の標識が増えたな。
秩父鉄道と乗り入れを開始してから、秩父鉄道用の独特な標識(白い5角形)が立ち並ぶようになった。
本数が多いので、結構目立つ。
さて、秩父鉄道の駅に行きますか。
ゆっくり跨線橋を歩いていると、さっきの女子大生の団体を追い抜いてしまった。
…どんだけ歩くの遅いねん。(笑)
改札の先にある、秩父鉄道の乗り換え案内板には、次の列車は1時間後となっている。
えぇぇぇぇ~~~~~っ★
…ま、とりあえず駅まで行ってみまひょ。
かなり乗り換え時間に余裕を持って表示が切り替わるので、もしかしたら1本前に間に合うかもしれない★
改札を出て、駅前広場に出る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
げんかーーーーーん★
今やココが秩父の玄関口となってしまった。
少し離れた所にある、もっとデカい「秩父(ちちぶ)」駅前は閑散としている。
秩父鉄道の駅までは徒歩で行くのだか、現在、最短乗り換えルートは温泉施設工事中のため通行不能となっている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
なので、駅前の道路を歩いて迂回しなければならない。
駅前の商店街「仲見世通り」も、1/4ほどの規模に小さくなっている。
工事用フェンスに、こんな飾りがしてあった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
飢える噛むぅ~~~~★
秩父の名物がズラッと並んでいるッス。
先週までは、写真に写っているように芝桜がシーズンで、かなり混雑した事だろう…
水色の電車は、さっき乗っていた白い4000系を改造したモノで、「52席の至福」という名のレストラン列車だ。
列車内で調理された高級料理を食べながら、ゆっくりと都心から秩父までやって来るリゾート列車だ。
まだデビューしたてなので、予約が殺到中~★
(ココに来る途中ですれ違ったッス。4両編成で定員52名)
フェンスの後ろでは、一生懸命温泉を掘っているッス~~~
早く出てね
歩いて2~3分ほどで、秩父鉄道の駅に到着。
(画像をクリックすると拡大するよん)
おはなばたけぇ~~~~~ん♪
半年ぶり、再びの「御花畑(おはなばたけ)」駅だ。
左のおそば屋さんが好きで、大抵入ってそばを食べるのだが、今日はおぢさん達で混雑している。
列車が1時間後で、お店が空いていたら入ろうと思っていたんだけどなぁ…
改札口で時刻表を見たら、なぁ~~んだ、すぐ来るぢゃん★
…ってなワケで、すぐに切符を買ってホームに移動。
(画像をクリックすると拡大するよん)
空いてるねぇ~~。
ぎゃるが一人もいなくなっちゃった…
「いにしえのぎゃる」しかいない。
ちなみに、奥が秩父(熊谷)駅方面。
クルッと後ろに振り返ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
左上の高台にある駅が、西武秩父駅。
右の線路が本線で、左の線路が西武線の乗り入れ用。
乗り入れ線路は、西武秩父駅構内で西武線につながっている。
ちなみに、手前のゴツい架線柱がある踏切が、12月3日の「秩父夜祭」の時に山車が通る所。
このすぐ左側が急坂になっていて、最大の見せ場なのだ
山車が高いので、この踏切部分だけ架線が外せるようになっている。
ゆえに、架線柱がゴツいのだ★
12月3日の夕方からは、この先へ行く列車は全て運休する。
(この踏切の様子はこちらをクリック)
ホームの駅名板は、こんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
しばざくらぁ~~~★
副名称として、「芝桜」駅と名付けられている。
駅名らしく、お花たんも置かれているね。
この左横には…
(画像をクリックすると拡大するよん)
しばってるぅぅぅぅ~~~~ん★
シーズンが過ぎたので、「芝桜」ならぬ「芝」になってしまっている。
そのせいか、無造作に詰所の布団がどどーーーん!と…(笑)
線路の向かいにあるホームの駅名板は、こんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
しんぷるぅ~~~~ん★
西武線直通列車専用ホームのため、次の駅は「かげもり」ではなく、西武線の「よこぜ」となっている。
ほどなく、列車がやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
とうよこせーーーーーん★
東急東横線…というか、大井町線の駅っぽく見える。
いやぁ~、時代は変わったね★
今日はたった2駅しか乗らナイので、テキトーに座る。
クーラーが効いていて、涼しぃ~ん
列車は淡々と走り、2つ先の駅に到着した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
曲がってるッス★
この駅は急カーブ上にあり、かなり曲がっているのだ。
それゆえに、車両のドアが中程の2つしか開かナイ。
一緒に降りた乗客は、登山客と女子学生ばかり。
フツーの格好をした一人旅の客は、オラだけだ。
ココで降りるのは初めてなので、記念に撮っておいた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
うらやまーーーーーーっ★
「浦山口(うらやまぐち)」駅と言う。
撮っているうちに、列車のドアが閉まった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
すぐに発車ッス★
列車がゆっくりと動き出す。
(画像をクリックすると拡大するよん)
バイバイキ~~~~ン♪
急カーブなので、線路が「ゴゴゴゴ…キキキ…」と唸っている。
ホームの先はすぐに鉄橋なので、鉄橋を渡る音も響いている。
では、進みまひょ。
改札口はこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ローカルだねぇ~~~~♪
オラの好きな駅の1つだ★
改札の前に、小さな案内板があった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
…おっ、ダムまでしっかり導いてくれる予感
一応、地図を印刷して来たんだけど、要らなそう♪
それに、この辺では有名っぽいね。
「1.6Km 25分」…毎日歩いている距離以下だよ。
当然ながら、川沿いを歩くので、坂道も少ないハズ~。
ならば、25分も掛からナイっす♪
横にはデッカい観光マップが…
(画像をクリックすると拡大するよん)
結構いろいろ観光スポットがあるんだね~~~★
今日は、右下の「秩父さくら湖」(浦山ダム)が目的地だ。
…う~~ん、予想以上にデカそうだ。
湖に行く道がクネクネと峠道になっているが、そこは通らなくても楽に行けるのだ★
それだけは下調べしておいたッス♪
あとはワザと調べナイで、現地で「おぉぉぉーーーっ★」という感動を味わうために残しておいた。
(「知る権利」と同様、「知らないでおく権利」も大事なのだ)
駅舎から道路に出る道はこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
わかばもえーーーーーーっ★
いやぁ~~、新緑の季節
とってもナイスな道だ
歩き出す前に、駅前の雰囲気も撮っておいた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
模型のジオラマのようだ★
築堤の上にポツンとあるので、駅前は狭い。
それゆえ、イイカンジな空間になっている。
奥のベンチで、さっきホームにいた女子学生が座って本を読んでいた。
コレも画になるねぇ~~♪
では、移動開始★
緑の坂道を降りて、駅前の道路に出る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
たかーーーい★
結構高い所を走っていたのね…
橋脚の部分(カーブミラーの左横)に、コッソリと「浦山ダム→」の標識があった。
なぁ~んだ、楽勝ッス~~~♪
鉄橋をくぐると、こんな景色が…
(画像をクリックすると拡大するよん)
関東甲信越、小さな旅ぃ~~~♪
家に籠っていなくて良かったぁ~
湧き水が流れているッス♪
あぁ、空のペットボトルを持っていれば…
すぐ目の前に、分岐点が現れた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
どっちだ?
カンバンの多さからして左上に進むのかな…?と、数歩歩いたけど立ち止まる。
念のために持って来た地図を見ると…
右ぢゃん★
アブナイ、アブナイ…
ムダに坂道を登る所だった。
ぐるぐる先生、ありがとう♪
右に進んで行くと、駅のホームが見えてきた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ぢおらまーーーーーーっ★
ホントに模型みたいな駅だなや。
ココから先は、川沿いに道があるようだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
イイ眺めぇ~~~♪
川の音がなんとも
この川が「浦山川」と言って、ダムから流れているようだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ダムの下流ではお約束のカンバンですな★
道を歩いていると、こんなカンバンも…
(画像をクリックすると拡大するよん)
こどーーーーーーーぅ★
札所巡りの、江戸時代の古道のようだ。
そういえば、さっきの分岐点にも「28番」って書いてあったねぇ…
道は川沿いなのだが、少し高い所を通っている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
フツーの山道のようだ…
気温も暑くもなく、歩くのにはちょうど良い気候ッス♪
森の中を抜けると、小さな集落っぽい場所に出た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
一気に住宅街になったッス★
ココには民宿もあるそうで。
夜はさぞかし静かなんだろうなぁ~。
…ん??
あの正面の奥にチロッと見える巨大な壁って…
もう少し進んだ、見晴らしのイイ所で再確認。
(画像をクリックすると拡大するよん)
デカぁーーーーーーーーーいっ★
えーーーーっあんなにデカいのーーーっ?
想像をはるかに超えるデカさに、初めてスカイツリーを真下から見上げた時の記憶がよみがえる。
…まるで欧州の城ぢゃん。
急にテンションが上がった
早く行こうぜぇ~~~い♪
いそいそ歩いていると、すぐに大きな橋に差し掛かった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ゴールは目前だ★
地図を見ると、ダムまでは川(橋)の両側に道がある。
でも、左側の道を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
業務用の専用道路だねぇ…
なので、右側の道を歩かねばならない。
…って、ちゃぁ~~んと事前に調べてあるよぉぉぉぉ~~~~ん★
そんなワケで、橋をゆったりと渡る。
橋の途中からダムを見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
スゲーーーーーーーーっ★
今行くから、そのまま待ってろーーーーーーーーっ★
(動かねーよ)
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コメント
し・しまった!昨日、秩父から来た人に会ったのに最寄りの駅を聞き忘れた。
首都圏の水がめが不足気味だそうですね。
ダムしっかり点検して下され\(;゚∇゚)/
投稿: ばんび | 2016年6月13日 (月) 21時10分
★ ばんびさん
秩父は一駅違うだけでイナカ度合いが極端に変わります
東京の水道は大半が利根川水系なので、群馬と栃木に降ってくれないと…
投稿: まりりん | 2016年6月13日 (月) 22時08分