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2015年12月10日 (木)

旅日記 ~「秋の奥多摩ドライブ」2015~

2015年11月15日の奥多摩ドライブへと洒落込んだぞ

特攻野郎Bチーム」の「ヒロ」隊員から「大阪展示会の準備のついでに、ドライブ行きましょう」と連絡が来た。
静岡県からオラの家(東京)まで車で来て、大阪へ持って行く荷物を事前に積み込むことになっていたのだ。
それだけで帰るのはMOTTAI-NAI!と思ったのか、ドライブに行くことに…

秋なので「奥多摩に行こう」ということになった。

JR青梅線の「拝島(はいじま)」駅前で待ち合わせ。
オラは電車で拝島駅まで行っての合流ッス。

青梅街道をひたすら進みながら、一路奥多摩へ。
途中で「沢井(さわい)」駅下にある酒蔵「小澤酒造」に寄って観光&昼食も

青梅線の終点「奥多摩(おくたま)」駅を過ぎ、いよいよ山奥へ…
奥多摩湖の横を走り、紅葉を楽しむ。

一旦、「青梅街道の終点」を観に行くことにした。
古来からある青梅街道は、山梨県の「酒折(さかおり)」駅付近で甲州街道に合流して終わるのだが、現在の道路名としては東京・山梨の県境で終わっている。

チョチョッと走って県境に到着。
いろいろ解説しながら、ヒロちゃんは写真をたくさん撮った。
(この場所の日記はこちらをクリック

折り返し、オラの家に向かうことに。
東京都の西の端から、東端の23区へ…。

…では、ヒロちゃんには東京都の全てをお見せしよう(笑)

今来た道をひたすら戻ってもイイのだが、それでは何となく面白くナイ。
奥多摩湖の途中に、もう一つの都心への道が分岐している場所がある。

そこをサックリ曲がってGo

この道は「奥多摩周遊道路」と言い、昔は有料道路だった。
今は無料になっているが、夜間は通行止めとなるため、明るいうちにココを通過しないとイケナイ。
夜のドライブでは来れない区間なので、ちょいとヒロちゃんに無理を言って通ってもらった次第

道は湖から離れて、ひたすら坂を登る。
山の向こう側へ抜けるためだ。

途中、見晴らしのイイ場所もあったけど、車を停める場所がナイ…
う~~~~~~ん…」と唸る2人。

そしたら、「次のカーブを過ぎたらもう峠道になる」という場所に、見晴らし台があった
車もたくさん停まっている。

なぁ~~んだ、ちゃんと考えられているんぢゃん

みんなと同じように、駐車場に車を停めて降りてみた。
見晴らし台の先っぽへと移動。

するとこんな景色が。
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5001
おぉ、いぇい

結構イイんでないの~~~~~ぉ

目の前にあった案内板を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5002
標高993m」となっ

この道のすぐ先が、最高標高地点らしい。
その後はひたすら下りの道となる。

今いるお山は「月夜見山(つきよみやま)」と言うのか。
イイ名前ぢゃのぉ~~~

…んでは、目の前の奥多摩湖を見てみよう。

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5003
びゅーーちほーーーーーっ

ココも「東京」だぜぃ

へぇぇぇ~~~~、奥多摩ってこんなにキレイだったんだ。
杉の森」というイメージしか無かったから、こんなに紅葉するとは思っていなかった…

正面が東京都の北端「酉谷山(とりだにやま)」があるエリアで、その先は埼玉県の「秩父(ちちぶ)」の街がある。
東京都心は、はるか右(約60Km)にある。

眼下に広がる奥多摩湖をアップで。
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5004
おごぉ~~ちぃぃぃぃぃ~~~~~っ

ココが奥多摩湖のはじっこにあるダム壁だ。
奥多摩湖には「小河内ダム(おごうちだむ)」と言う名前もある。
(「小河内貯水池」が正式名称らしい)
ダムには発電所も併設されているそうな。

この湖は東京都民の飲み水として利用しているので、水上スポーツやボートなどは禁止
なので、「観光」としてはイマイチ発展させにくい面があるので、現在までマイナーなスポットとなっている。
その分、空いていて良いんだけど

余談だが、このダム壁まで、奥多摩駅から線路が伸びていたことがある。
ダム建設用の貨物線(小河内線)で、東京都が造ったモノ。
約5年間、貨車がたくさん走った。

ダム完成後は廃線となり、西武鉄道が買い取って「観光用に再利用しようか」と目論んだが、結局は不発に終わる。
現在は、奥多摩工業に譲渡されそのまま放置されているが、TV番組で「廃線復活」という内容で一部使われたこともあった。

今でも、道路沿いに遺構がチラチラ見えるので、廃線跡に興味ある方はどーぞ(笑)
落石や虫が多い所なので、自己責任で充分にご注意を

さて、景色に戻ろう。

今から進む、東京都心方面を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5005
雲でなんにも見えナイや…

でも、手前の紅葉は素晴らしい

この先は天気が良くなさそうだな…
雨が降っている場所もあるし。
まぁ、この山の周辺だけだと思うケド~

反対に、奥多摩湖のさらに上流側(左)を見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5006
もうこの先は「日本の屋根」だ。

山梨県と長野県方面で、有名な「八ヶ岳(やつがたけ)」もこの奥にある。

ちなみに、東京・山梨の県境は約4Km先だ。
多分、見えている範囲内にあるハズ~

さぁ、先に進もう。

車に戻る前に、駐車場に停まっていた車たちが気になっていたので、1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5007
カッ~~~チョエェェェェ~~~~

スポォツカー」の集団なだや
きっと、趣味のサークルのドライブだね。
休日の奥多摩は、車やバイクのツーリングが多い。

バブル期の昔は、峠を攻める無謀な走り屋が多かったけど、もう過去のハナシさ。

これらの「名車」を背景付きで1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5008
チト逆光になっちまっただなや… 

車に乗り込んで、出発

後から車がチョコチョコやって来る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5009
走っている車は少ないので、「みんなココに立ち寄っている」ということだね

今から進む道はこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5010
路面が雨で濡れているなぁ~。

対向車もあまり来ない道を進む。

ほどなく、もう1つの見晴らし台があった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5011
ココにも車がいたので、チョット停まって降りてみた。

正面の景色を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5012
スゲーーーーーーー雲っ

まるで竜巻が起こる前みたいだ…。

この雲と山の奥に、ある景色が見えるのだ。

アップで見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5013
ダイトカーーーーーーイっ

大東京の街並みが見えるのだっ

天気が良ければ、浅草のスカイツリーなども見えるかもしれない
同じ東京都とは思えない景色の差だなや

再び車で走り出す。
しばらく走ったら、人が大勢いる場所に出た。
お店もあったのでチョット寄り道。

大きな焼き団子(クルミだれ)を食べる。
超~~まいう~~~~

ココは「檜原都民の森(ひのはらとみんのもり)」と言うそうな。
」と言っても深い山の中なので、周囲との区別がつかナイ。(笑)
森の向こう側は山梨県だ。

お団子で満たされたので、再び発進

しばらく山を下り、集落に出た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5014
久しぶりの人家。(笑)

ココで一旦車を停める。
そしてヒロ氏に一言。

信号機を見てごらん
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5015
さらに、「ココの地名はなんて読む」と付け加える。

ヒロ氏:「人里…ひとざと

正解は、アップで見てみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
秋の奥多摩ドライブ2015-5016
ヘンボーーーーーーリ

そう、「人里」と書いて「へんぼり」と読むのだ

奥多摩には難読地名が多いが、「人里」は東京都でもラスボス級の難読地名で有名。
由来は、モンゴル語や古代朝鮮語あたりの「人がいる里」の意味の発音「フン(人)」「ボル(里)」が訛ったとか。
ココは、古代の渡来人が切り開いた集落らしい。
(近くの埼玉県にも「高麗(こま)」とう地名がある)

さすがのヒロちゃんも「えぇぇぇぇぇぇ~~~っ」と驚いていた。(笑)

写真を撮ったら、すぐに移動再開。

人家が増えてきた所で、道が右に曲がっている。
曲がった先には「檜原村役場」がある。

…そう、ココは東京都内陸部で唯一の「」なのだ。

離島にある小笠原村などを除けば、村はココだけになってしまった。
以前、真剣に「東京で村民になるか」と移住を検討したことがあった。

その結果、村の中心(役場近く)からであれば、都心への電車通勤も可能なことが判った。
(最寄り駅までは車が必須だけど)

都民で村民」にチョット憧れているんだよねぇ~~~

そんなハナシをしながら、車はJR「武蔵五日市(むさしいつかいち)」駅まで戻って来た。
ココから先は、もうフツーの住宅街だ。
都心まで延々と住宅地が続くので、ひたすら進むのみ。
淡々とオラのお家まで行きましたとさ。

いやぁ~~、久々の奥多摩は楽しかった

ヒロ氏には長距離ドライブをお願いしちゃって、さぞや疲れたことでしょう。
(この後、静岡県まで帰ったんだから…)

ありがとねぇ~~~~~

みなさんも、ぜひ奥多摩で大自然を満喫してねぇ~~~

つづき「青梅街道のはじっこ2011」はこちらーっ!

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コメント

へんぼりぃぃ???
いやぁ 私は絶対読めませんね
北海道へ行った時と同じ衝撃!
漢検一級レベルかと…(^^;

投稿: ヨメ | 2015年12月10日 (木) 01時36分

★ ヨメちゃん

大和言葉以外の、アイヌ語や琉球語・朝鮮語などが由来の地名は読めナイよねぇ~~

東京の西のボス「人里」に対して、東のボスキャラには、足立区に「舎人(とねり)」というのがいますよん

投稿: まりりん | 2015年12月10日 (木) 09時54分

東京は奥が深いねえ。
青梅っていうのも初めは読めなかった。
交通標識のローマ字が頼りだね
舎人は読めるさ~。
下っ端役人だもん。

豊橋で一番難しいのは「嵩山(すせ)」かな。
bellおっかさんの家からなら近いかも

投稿: ばんび | 2015年12月10日 (木) 10時42分

★ ばんびさん

「すせ」は読めないぃぃぃ~~~っ

中部地方って、地名に「嵩」「豊」の字が多いと思うんだけどぉ…
高い山と田んぼが多かったのかな?

奥多摩には「福生」「秋留」「増戸」「小作」「河辺」「軍畑」「古里」などの、チト読みにくい駅名もありま~す。

投稿: まりりん | 2015年12月10日 (木) 12時05分

秋のドライブも良いね~♫ 
なかなか見ることのない奥多摩の景色楽しめましたぁ~。

投稿: ひめ子 | 2015年12月10日 (木) 21時05分

★ ひめブー太郎

ひめぽからしたら、奥多摩なんて一生行かナイ場所だろうねぇ~
東京に来たって、奥多摩まで来る観光客はいやしない…

東京と山梨市民の隠れたスポットなのさっ

投稿: まりりん | 2015年12月10日 (木) 22時26分

へんぼり!里はともかく人がへんぼに訓化するのかな、そういえば昔奥多摩行った時「軍橋」をいくさばしと読む地名を思い出したわ、
「間人」はしうどさんって苗字の人がいたっけ、

投稿: belll | 2015年12月11日 (金) 09時23分

おほほ、ばんちゃんの嵩山に準じて「飯村」いむれもあり、

投稿: belll | 2015年12月11日 (金) 09時27分

★ おっかさま

「へんぼ(人)・り(里)」ではなく「へん(人)・ぼり(里)」と区切られているようです…

「飯村」のようにビミョーに違う地名、中央線沿線住民なら長野県の「小谷(おたり)」が読めるのだ。
特急「あずさ」の終点が「南小谷(みなみおたり)」駅なので、意外と知られている…

旅は面白い発見がイッパイなのぢゃ

投稿: まりりん | 2015年12月11日 (金) 13時31分

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