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2015年5月21日 (木)

旅日記 ~「初めてなのに懐かしい 三岐鉄道三岐線 2015」その2・近鉄富田→伊勢治田~

前回「三岐線2015その1」からのつづきーっ!

2015年4月12日三重県の「三岐(さんぎ)鉄道」を探検して来たぞ
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三岐鉄道三岐線2015その2-5201
鉄分全開で8回シリーズでお届けするわん

さぁ、いよいよ出発なのぢゃ~~~~

運転士さんが乗り込み、発車準備が整った。
ドアが閉まり、出発進行

懐かしい音と共に、列車は動き出した。
初めて来たのに、腰と耳がしっくりハマり過ぎているこのフシギ

列車はしばらく近鉄線とゆっくり併走する。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5202
右側の複線が近鉄線だ。

よく見るとお判り頂けるが、三岐と近鉄は線路の幅が違うのだ。
近鉄は新幹線と同じ幅(1435mm)、三岐はJR在来線と同じ幅(1067mm)。
なので、横を走るが近鉄に乗り入れるポイントは設置されていない。

ほどなく、近鉄線とバイバイキンしJR線を越える。
すると、横から線路が近づいて来た。
コレはJR富田駅からやって来た三岐の線路で、現在はセメント貨物列車のJR乗り入れ用に使われている。

貨物線と合流し、まっすぐ次の駅まで単線を走り始める。
速度が上がって気付いた。

…ハンパなく揺れるぞ、ヲイ。

線路を見ると、路面電車並みにヘロヘロだ。
全く整備されていないかのようだ。
近鉄の揺れない快適な列車に乗った直後なので、この差にはビックリする。

しかも最高速度は70Km
そんなに出してダイジョーヴなのか、この線路状態で…
速度が上がれば上がるほどハゲしい揺れが襲ってくる。

ローカル私鉄」を味わうなら、この揺れは鉄ちゃん的には堪らない要素なのだが、一般利用客としてはたまったモンぢゃない
オラが乗っている車両だけ空気ばね台車なので少々緩和されているが、後ろのコイルばね台車の車両は激しく揺れているのだろうなぁ…
(もちろん、この車両達は西武鉄道時代に高速(100Km)で走っていたけど、まったく揺れなかったぞ

昨日乗った浜松の遠州鉄道って、やっぱ凄かったんだなぁ…

列車はガッチョンガッチョン上下左右に揺れて走り、次の「大矢知(おおやち)」駅に到着した。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5203
構内の線路が長ーーーーーーーいっ 

貨物列車が走っているため、駅構内の待避線や各ホームの線路の長さはかなり長い。
電車でいうと10両編成くらいは停まれるそうだ。
電車は2~3両編成なので、ホーム自体の長さはそれほどナイ。

…なんか、昔の箱根登山鉄道祭田(まつりだ)」駅っぽい
(当時のお姿の日記はこちらをクリック

大矢知駅を出発。
直線をガッチョンガッチョン走る。
この辺は、西武線だと「東飯能(ひがしはんのう)~高麗(こま)」の地平時代や拝島・国分寺線っぽいカンジ。
…ただ、揺れはハンパないが。

ほどなくお隣の「平津(へいづ)」駅に到着。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5204
正面からも来ちょるぶぁ~~~~~ぃ

両方向から同時に進入して来た。
だんだん近づいてくるお顔が面白い

そして、対向列車はポイントを渡り、隣のホームへとやって来た。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5205
いやぁ~~~~~~~~ん

西武線に単線が多かった時代によく見た光景だ
懐かしぃ~~~ねぇ~~~

…ヤヴェ、コーフンして来た 

ココで上下列車交換待ちの後、すぐに発車。
こんなカンジで淡々とガッチョンガッチョン走り、3つ先の駅に近づいて来た。

周囲に急に線路が増えたと思ったら…
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三岐鉄道三岐線2015その2-5206
しゃっこーーーーーーーーーーーっ

ココに三岐線の車庫工場があるようだ。
同じお顔の車両が停まっているね。
でも、よぉ~~~く見ると、前面の行先字幕部分がLEDで黒かったり、台車が空気ばねだったり、後ろの1両だけ全然違う車体だったり…と、「レア編成」なのだ
後ろの1両が事故で廃車になってしまったので、替わりの別形式の車両(新101系)を西武からもらって来た。
なので、つなげて走らせられるように再改造されたというワケ。

このレア編成の後ろに、別の2両編成もいた。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5207
おぉ 新車ーーーーっ

三岐では新車の、元西武「新101」系だ。
今の西武でも、仲間が細々と走っている。
お顔はだいぶ現代風になっているっしょ

帰りの時に、逆向きから見てみようねぇ~

この列車たちの奥には、こんな光景が…
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三岐鉄道三岐線2015その2-5208
レトロだねぇ~~~~

トタン張りの車庫&工場ピットだ。
手前に見える、電車と同じをした小屋のようなモノは、「トラバーサー」という車両を左右にスライドさせる装置の操作室。
小屋の手前にある鉄板部分の線路ごと左奥へスライドする。

そして列車は真横にあるホームに到着した。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5209
広々した構内の中にホームがポツン…

目の前に駅名板があったので、撮ってみた。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5210
ほぼ到着ぅぅぅぅ~~~~~っ

ココは「保々(ほぼ)」駅と言う。
この駅止まりの列車も多く、富田から続いた生活(住宅)圏はこの辺りまでだという雰囲気がある。
乗客も半分近く降りて、ガラガラになった。

すぐそばに周辺案内板もあった。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5211
…何も無ぇッス。

デカデカと「イオンモール東員(とういん)」と書かれているね。
この辺最大のショッピングモールのようだ。

列車が発車した。
ココから先は「ローカル区間」ということになるのかな?
わくわくしながら外を眺めていると、突然「あのお方」が現れた

慌ててカメラを構えて撮影したのが、コレ。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5212
来たーーーーーーーーーーーーっ

電気機関車様だっ

やっとお目に掛かれたよぉぉぉぉぉ~~~~ん

この電気機関車は、セメント貨物列車を引っ張るためにたくさんいるのだ
今では超~貴重な、私鉄の現役貨物列車牽引機だ

すぐ振り返って、後ろ向きにも機関車様を撮ってみた。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5213
カァ~~~~~ッチョエェ~~~のぉ~~~~

ココにいるのは、2両とも東武鉄道からやって来た。
車体色も、黄色帯が加わっただけで東武当時に近い。

西武の車両に乗って、東武の機関車を見ながら、ローカルな単線を走る…

…コレって埼玉県の秩父鉄道ぢゃなくね?

関東の鉄ちゃんなら、みんながそう感じるだろう。
ハッキリ言って、三岐は「中部の秩父鉄道」だ

雰囲気がことごとく似ているのだ。
どちらも西武・東武の車両が走り、セメント貨物列車が頻繁に走っている。

オラが三岐鉄道を乗りに来たのは、実はこういうワケ。
埼玉県で失われてしまったオリジナルの姿を、三重県で味わおう」という作戦だったのだ
秩父鉄道が近代化されてきてしまったため、往時の雰囲気を残している三岐鉄道に望みを託したのだ。

来て大正解だった
お子様の頃の記憶がよみがえる

駅構内を抜けると、景色が広々して来た。
やはり住宅地はこの辺までだったようだ。

住宅の代わりに、前方にこんなモノが見えてきた。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5214
おやまぁ~~~~~~~~っ

右奥に見えるのが「藤原岳(ふじわらだけ)」というお山で、三重県と滋賀県の県境にある。
表面が段々状にガッツリ削り取られているね…。

コレこそが、三岐線の存在理由のトップである「セメント鉱山」の証。
三重県側はセメント採掘でかなり削られている。

コレも、秩父鉄道に乗っていると秩父駅付近で見える「武甲山(ぶこうざん)」に似ている。
武甲山のセメントは、西武線の貨物列車が都心まで運んでいた。
E851」という国鉄と同じ大きさの巨大な機関車が、昔は池袋駅や国分寺駅まで走っていた。
(廃止までの後半は、JR武蔵野新秋津(しんあきつ)駅まで)

まさに長瀞(ながとろ)駅方面から秩父駅に向かって走っているようなフンイキ
モーターの音も心地よい

列車は数駅走り、「丹生川(にゅうがわ)」駅に到着した。

ホーム横を見ると…
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三岐鉄道三岐線2015その2-5215
何かいるぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~っ

昔の貨車だ
黒くて平べったいのが「ト15」と言う、元名鉄の砂利などを運ぶ貨車。
銀色の丸っこいのが「タム8000」形と言うタンク車。
タンクに「過酸化水素専用」と書いてあるので、オキシドールのような液体を運んだのだろう…。

さらに、駅を発車してすぐ目の前に…
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三岐鉄道三岐線2015その2-5216
黒いのがいっぱぁーーーーーーーーーいっ

何か貨車がいっぱいいるぞ
まるで今にでも動き出しそうな、現役貨物列車のようだ…

実は、この駅には「貨物鉄道博物館」という建物がある。
この保存・展示されている貨車達の、真横の白い倉庫みたいな建物がソレだ。

ココはボランティアの方々が運営しているそうで、建物の中に入れる日は限られている
詳細はこちらのサイトをご覧あれ

外に置いてあるこの黒貨車達を外から見るのは自由なので、電車の中からぢっくりと拝んでやろうぢゃぁ~ナイかっ 

まずは先頭から。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5217
ぽっぽぉぉぉぉぉ~~~~~~っ 

蒸気機関車だ。
コレは「39」号機と言い、元東武鉄道の汽車ぽっぽ。

動輪が2つしかないので「B」形だね。
(有名な「D51」は動輪が4つあるので「D」なのだ。故に「C62」は動輪が3つ
小型なのでパワーはそれほどナイだろう。
元々、どこまでも平らな関東平野を走る機関車だったので、それほどパワー(登坂力等)は必要なかったのだろう…

黒貨車達のオシリのほうはこんなカンジ。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5218
いろんなタイプが勢ぞろりぃ~~~

右手前の半分写っているのは「ワフ21000」形と言う、車体の1/3が貨物室で残り2/3が車掌室
見えている部分は車掌室。

黒い丸っこいのは「タム5000」形と言うタンク車。
タンクに「塩酸専用」と書いてあるので、中に入ったら死ぬでーーっ

余談だが、昔はこのお仲間が「味の素」の原料になるアミノ酸を運んでいた。
神奈川県の京急大師線上を、味の素の工場に向けて夜中にコッソリ走る姿が、昔は「知る人ぞ知る迷列車」として有名だった
この貨車には「味タム(あじたむ)」というニックネームもあった

その隣にいるのが「ホサ1」形と言う、石灰石などを運ぶ貨車。
福井鉄道とのことだが、その前は奥多摩の石灰石を、青梅線南武経由で川崎臨海地帯まで運んでいたようだ。

イチバン奥が「テラ1」形と言う、車体が鉄製の貨車。
テラの「」はのテ。
これは日本全国でたくさん見られた、一般的な車両。

コレで終わりかと思ったら…
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三岐鉄道三岐線2015その2-5219
スゲェーーーのがいるぞぉぉぉぉ~~~~っ

この車輪だらけの巨大な恐竜の化石みたいな貨車は、「シキ160」形と言う運搬車。
巨大な変圧器(トランス)などを運ぶためのモノ。

荷があまりに重いので、車輪をいっぱい付けて負荷分散しているのだ
使用時は、真ん中からパカーーンと前後2つに分割し、その中間に変圧器などを挟み込む。
その変圧器は、設計時からこの貨車で運べるように寸法や固定用の穴の位置などを考慮しておく。

そして、大トリには青いトリさんがいた。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5220
ヒッパレーーーーーーーッ

小型のディーゼル機関車だ。
工場や貨物駅の中などでは、この位のサイズの機関車が活躍している。
この子のお名前は「DB101」。
(「D」はディーゼルのD、「B」は動輪が2つの意味)

はたして、この青いトリさんは後ろのシキを引っ張れるのだろうか…?
み~んなで~ ヒ~~ッパァ~~レェ~~~~

さて、大きなイベントも終わった。
またまったりと車窓を眺めよう

列車は田園風景の中を進む。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5221
ナイス田舎(笑)

昔は埼玉県の狭山(さやま)の辺りもこんなカンジだったよなぁ~~。
西武線の窓を開けてよく眺めていたっけ
拝島線だって、こんなカンジだったのだぞ

そして列車は、お隣の駅にやって来た。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5222
おぉ、広いぞ

この駅は構内がすごく広い。
乗っている車両のせいか、「影森(かげもり)」駅?と思ってしまった。
秩父鉄道の影森駅(秩父駅から2つ目)に似たフンイキ。(線路配置が左右逆だが)

そしてホームに停車。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5223
この駅は「伊勢治田(いせはった)」と言う。

貨物を扱うローカル駅の、典型的なお姿だ
この写真だけ見ると、昔の西武秩父線「横瀬(よこぜ)」駅にも見えなくもナイ。
ホームの案内板の文字の色()が、昔の西武線のと同じなのだ

三重県まで来て、アタマの中はすっかり埼玉県になっていて済みませぬのぉ~~

ココで、上下列車交換待ちとのこと。
立ち上がって体を伸ばす。

すると、ほどなく上り列車がやって来た。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5224
わぁ~~~~~~~~~~~~~い

懐かしいねぇ~~~~~
西武秩父線そのものの光景だよ

構内踏切があるこの姿、昔の西武線では結構見られた。
あの西武新宿線「野方(のがた)」駅でさえ、こんなカンジだったのだ

上り列車が停車して、ドアが開いた。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5225
イイねぇ~~~~~~~♪

昔、何度も見た光景だ
ちょうど女子高生が降りて来て、キレイな画になった

…ってか、奥地から乗って来たのに、こんな途中駅で降りるんだね。

さて、こちらの列車も発車するぞ。
終点まではあと3駅

お次はいよいよメインイベント区間に突入なのだーーーーーっ

わくわく

つづき「三岐線2015その3」はこちらーっ!

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コメント

保々駅の駅名看板も
MITSUBISHIのレームエアコノも…
文字が剥がれとる
めっちゃ気になるぅ
誰か~~ 直してぇ

投稿: ヨメ | 2015年5月23日 (土) 13時48分

★ ヨメちゃん

ほぼ無理ぃ~~

投稿: まりりん | 2015年5月23日 (土) 15時01分

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