旅日記 ~「紅葉の木曽路 王滝村・滝越」2014~
(前回「紅葉の木曽路・藪原~王滝村2014」からのつづきーっ!)
2014年11月1日に、長野県の木曽(きそ)地方に紅葉を観に行って来た。
その途中のおハナシ第4弾(ラストだよ)。
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さて、王滝森林鉄道の無事な姿を見たので、次はさらに奥にある秘境「滝越(たきこし)」地区に行ってみよう♪
松原スポーツ公園を出る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
次に来るのは来年の春かなぁ…
車は狭い谷の間をクネクネと進んで行く。
ココから先は完全に山岳地帯だ。
走り出してほどなく、イキナリナイスな空間が目に飛び込んで来た。
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おぉ、いぇい★
車を停めてもらって、何枚か撮影。
肉眼で見ると、こんなモノではナイ。
360度全てがこんなカンジなのだ
雨が強いので、そそくさと車内に戻り、発進。
だんだん道が険しくなって来た。
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断崖絶壁だらけだ。
だが、険しくなるほど紅葉は見事になっていく
しばらく進むと、イキナリ目の前に大きな人工物が現れた。
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デッカい橋だな~~~~。
何でこんな激しい場所にあるのだ?
近寄ってみた。
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スゲェ~~~~~~っ★
仲間曰く、「コレ送水管」。
どうやら、水力発電のためにダムから発電所まで引っ張って来ているパイプを通しているらしい。
(この上流に大きなダム(三浦湖)がある)
スゴい所に作ったモンだ…
この橋の周囲だけ、崖のコンクリート打設がハンパない。
横の王滝川も、この周辺だけはコンクリで固められている。
(…というか、(砂防?)ダムだそうだ)
崖が崩れないように必死の対策だ★
少し進むと、景色が開けた。
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おぉ、いぇい★
まるで上高地の大正池のような姿。
ココはなんぢゃらほい?
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「自然湖」というのか。
あまりにストレートな名前でなくね?
まぁ、ココ以外の周りは全て人造湖なので、こういう名前になったのだろう。
ちなみに、この2枚の写真に写っている湖上の小路(橋)は、森林鉄道の線路跡だ。
その証拠に、この小路の延長線上(上の写真の右側)には…
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まっすぐなトンネルが続いている。
いかにも鉄道があったような配置だね♪
トンネルを抜けると、秘境感がハンパ無くなって来た。
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紅葉がスゴ過ぎるぅぅぅぅぅぅ~~~~っ
走っている車の中から慌てて撮った。
数分走ると、また視界が開けて来た。
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おぉ、集落だ★
ココは王滝村の最奥にある「滝越(たきこし)」地区だ。
昔は1つの村(滝越村)だったそうな。
仲間曰く、「ココが本日の最終目的地」とのこと。
道は集落に入った。
すると、突然道幅が広くなって、広場のような場所に着いた。
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コレは、今来た道を振り返って撮ったモノ。
カンのイイ方ならもうお気づきだろう。
ココは森林鉄道の駅だった所だ。(滝越駅)
王滝から来た道(正面の山裾)が、いかにも線路跡っぽい曲線と勾配になっている♪
仲間が車から降りて写真を撮りに行った。
雨がひどいので、オラは降りずに車内から撮影。
この広場には、建物がいくつか建っている。
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どれも林業の作業用だ。
左の建物は、森林鉄道時代からのモノっぽい。
(作業員の詰所(つめしょ)だったらしい)
奥のほうを振り向くと…
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この建物は、当時の駅前商店だったそうな。
今も住居として使用しているっぽい。
昔は「デパート」や「スーパー」とも呼ばれた、この集落唯一の商店だったそうで。
商品は鉄道で運んでいたんだって。
当時の写真はコレ。
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(2012年版「王滝・滝越りんてつまつり」ポスターを撮影)
左端中央の建物が、この商店の全盛期のお姿だ★
森林鉄道の路線はまだ奥へとつづいていたのだが、この先はダムしかナイし、通行止めだ。
コレで今日の観光は終了かと思ったら、仲間が「さぁ、ラスト行ってみよう♪」だって。
…もう1ヶ所見どころがあるのか★
車を走らせる…も、集落内の細い道をソロリソロリ進んで、すぐに駐車場で停車。
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目の前に小さな公園があった。
「なかよしとりで」と書いてあったのが、風化?のせいで「なかよ と で」になっている。
ちなみに、写っている車が今回のレンタカー。
ココの背中側には、大きめの建物が建っている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
宿泊施設のようだ…
調べたら、「水交園(すいこうえん)」と言い、バーベキュー等も出来る宿だった。
仲間曰く、「ココが本日の最終目的地」だって。
建物に行くのかと思ったら、全然別の方向(上の写真の右側)に向かって歩き出した。
後ろからついて行く。
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おや?橋と標識が見える。
標識に近寄ってみた。
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おぉこの道は岐阜県までつながっているのかぁ~~~っ★
でも、林道なのか、一般車(者)は通り抜け出来ないようだ。
この集落の山向こうは、温泉で超有名な岐阜県の「下呂(げろ)」だ。
しかも、案内パンフによると、この先には隕石によって出来た湖(隕石湖)があるとか★
真偽のほどは…
橋の先が気になったので、行ってみることにした。
(写真に写っている人は、同行の仲間)
橋(滝越橋)の上に立つ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ナイス紅葉っ★
…見事過ぎる。
人がいなく、しっとりと静かな空間。
紅葉を楽しむにはサイコーの環境だ♪
下に王滝川が流れていたので、そのお姿も撮ってみた。
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イイねぇ~~~♪
奥の山々の向こうが下呂市。
すぐ左横を見ると…
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超~イイカンジぃ~~~~
川のせせらぎの音も良い♪
背中(下流)側を見ると…
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雄大だね★
この右側にダム(王滝ダム)がある。
我々は、正面の山裾を右から左へ走って来た。
右奥の方向が、王滝村の中心部だ。
橋の奥まで来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
道は静かに岐阜県へと消えて行った…
もうこの先にはホントに何もナイので、さっきの建物まで戻ろう。
建物の裏側に、何かいるのが目に入った。
…そっか、コレか。
建物の裏側に回り込む。
ココはバーベキューの炊事場になっていて、大きなワンコが1匹、暇そうに座っている。
我々が近づくと、興味津々でこちらを見ている。
ただ、いかんせん大型犬なので、うかつに近づいてもし吠えられたり噛まれたりしたら大変だ…。
しっぽを振っているので大丈夫だと思うが、あまり接近せずに横を通り抜けた。
(首輪も無さそう…)
そして、目的のモノの前に到着。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ザリガニ~~~~~っ★
いや、イメージからするとヤドカリか?
(宿泊施設だけに)
コレは除雪車「DB5型」。
側面のドア部分には「関西電力株式会社」と書いてある。
この上流にある三浦ダムは、関西電力の発電用なのだ★
(ちなみに、長野県は中部電力)
その隣にいる列車の前に、案内板が建っていた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
はとぽっぽぉ~~~~~★
「やまばと号」という、日本の森林鉄道ではココだけの通学用列車だそうな。
昭和34年4月に小中学校(分校)が、王滝村中心部の本校との合併により廃校となった。
そのため、生徒は12Kmも離れた本校に通学する必要が生じた。
そこで、森林鉄道を利用して、通学輸送をすることになったそうで。
コレは廃線になる昭和50年5月まで運転されていたとのこと。
12Kmを1時間で走る、のんびり旅。
山間部の、まともな道が無いこの地域では、森林鉄道が唯一の交通機関。
徒歩で山越えするよりも、はるかに安全で速い。
なので、本来は林業用の路線だが、学童用に専用車両を用意したのだろう。
フツーは木造車両だけど、落石等からの安全を考えて、この車両は外板が鉄板になっている。
大抵の森林鉄道では、一般人が乗車する場合は「命の保証はしない」という誓約をさせられていたそうだ。
それだけ危険な断崖絶壁を走るのが、森林鉄道だ。
…んでは、やまばと号を見てみよう。
まずは機関車。
(画像をクリックすると拡大するよん)
エル字ぃぃぃぃ~~~~★
コレは「AC40型」といい、森林鉄道では標準的なカタチだと思う。
特に解説する所は見られない。
(素人なモノで…)
側面と後ろ姿をば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
どっしり★
大量の材木も運ぶので、意外と力持ちなカンジ♪
客車を見てみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
カッチリ★
今日見て来た客車の中では、イチバンしっかりしている。
むしろ、地方ローカル私鉄の車両っぽい。
(デザインが、茶色い旧型国電っぽくもある…)
台車を見てみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
がっしり★
森林鉄道ではかなり上等な部類に入るぞ、コレは
しっかりとバネが付いているので、乗り心地は(森林鉄道としては)良さそうだ。
車内を見てみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
かなり立派だね★
昔の国鉄客車(オハ61系)みたいだ。
座席を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
「森林鉄道界のグリーン車」と言っても過言ではなさそうだ★
1両の座席定員は32人。
小学生用なので、座席は小さめだが問題なかったのだろう。
へぇぇ~~~~、こんな車両もあったんだぁ…。
なんか、森林鉄道にハマりそう★(笑)
さて、コレにて本日の観光は終~了~♪
仲間も、保存車両が全て見られて満足のよう。
あとは塩尻駅まで戻るのみ。
一応、17時に返却する予定にしていたので、時間的にもちょうど良い♪
車に乗り込み、一路塩尻駅を目指す。
王滝村の中心部をサクッと抜け、御岳湖まで戻って来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
もう日没も近いので、すごい天気になっちょる…。
でも、かなり楽しかったよ♪
また来年ね~
順調に木曽路を走って塩尻駅まで戻り、16時半頃にレンタカーを返す。
そしてすぐに帰りの特急列車の指定を取る。
案外、アッサリとGET出来た。
列車が来るまで30分ほど。
なので、いそいそと駅構内の喫茶店「MIDORI(みどり)」で駅弁を買う。
駅売店以外に、喫茶店でも駅弁が売っているのだ★
(種類も少し違う)
そして改札を通り、ホームに行った。
我々が乗る特急列車の前に発車する、普通列車が停まっていた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
激レアーーーーーーーーっ★
何とっスカ色(横須賀色)ぢゃナイかっ★
通常、この色の編成は、立川~小淵沢間しか走っていない。
(東京都内の「豊田(とよだ)」駅横の車庫所属)
つまり、長野県には来ないのだ。
…んぢゃぁ、ナゼいるのかって~と、コレはJRの長野支社内のイベント用に、松本所属の編成が塗り替えられたもの。
昭和の時代には、新宿~松本~長野間を毎日走っていたので、「レトロ」や「想い出の」といったの路線を狙って臨時イベント列車が走った。
その後も塗り直さずに、そのまま使用しているっぽい。
いやぁ~、懐かしい光景だねぇ~
この形式(115系)の車両自体が、あと数年で消えてゆく運命にある。
すでに銀色電車(211系)がたくさん走り始めた。
普通列車が出て行った後、少しして特急列車がやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
超~~~~あづさ♪
「スーパーあずさ」と言う、中央線最速の高速列車だ。
カーブでも減速しないで、ガンガン突っ込んで行く。
(実際、笑っちゃうくらい速い)
なので、ゆっくり駅弁も食べている時間はナ~イ★
早速、座席のテーブルの上に「駅弁さん、いらっしゃぁ~~~い」
(画像をクリックすると拡大するよん)
おぉ、いぇい★
「岩魚ずし(いわなずし)」だぜぃ♪
そして、お飲み物は…
当然、地ビールでしょ
その名も「塩嶺麦酒(えんれいばくしゅ)」。
「塩嶺」とは、塩尻と諏訪の間にある峠の名前。
その下にある長~~い塩嶺トンネルを、超~あずさはアッという間に通過してしまう。
イメージしている余裕すらナイ。
岩魚ずしの味は、酢が強めで岩魚の味があまり感じ取れなかった。
「駅弁」という性格上、常温保存というリスクに対応しないとね…
お腹も満足したら、寝不足のせいで寝落ちしてしまった。
そして目が覚めたら、もう東京都内まであとわずかという地点。
…まぢで速過ぎるんですケド。
そして、途中で仲間が下車。
オラだけ、終点の新宿駅まで乗車した次第。
いやぁ~~~、楽しかった♪
雨の木曽路もなかなかイイねっ
次回は春の新緑の時期かなぁ~~~
また行こ~~~~~っと★
(おしまーい!)
(翌日の行動はこちらーっ!)
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コメント
長野県は落葉松のお山が多い、愛知県の山は落葉松極少ないのだ、愛知山間部の話、まりちゃんの記事読んでて、昔走ってた田口線も森林鉄道だったんだよね、最後に乗ったのは高校3年だった、昭和39年だなや‥‥‥
投稿: bell | 2014年12月 8日 (月) 15時41分
★ おっかさま
木曽&南アルプスと秋田は森林鉄道の宝庫だったのですぅ~~よ



上松の赤沢では今でも観光用に走ってますよぉ~~ん


来年、王滝村に乗りに来ますかぁ~

投稿: まりりん | 2014年12月 8日 (月) 21時11分
渓流の
王様ダ~ヽ(´▽`)/
駅弁の中身はどんな感じ???
鯵の押し寿司みたいなんでしょうか(*˘︶˘*).。.:*♡
投稿: ヨメ | 2014年12月 9日 (火) 16時31分
★ ヨメちゃん
中身はまさに鯵の押し寿司のようなカンジで御座ゐました

投稿: まりりん | 2014年12月 9日 (火) 16時48分