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2014年9月 4日 (木)

旅日記 ~「南アルプス縦断 飯田線2014」その2~

前回「飯田線2014 その1」からのつづきーっ!

愛知県の「豊橋(とよはし)」駅から飯田線の長距離普通列車に乗り、静岡県の「佐久間(さくま)」駅に着いた。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-401
さぁ、ココから先が絶景の秘境区間だ

わくわく♪

現在、13時少し前。
この先まだ4時間半も乗りっ放しだ…
飲み物もあまり摂らないようにセーブしている。
(列車にトイレあるケドねぇ~)

列車が動き出した。
ほどなく長~~いトンネルに突入。

ココからしばらくの区間は、佐久間ダム建設によって従来の線路が水没してしまうため、新たに造られた迂回路だ。
(「新たに」と言っても昭和30年だが。
なので、いったん山向こうの平地まで長~~いトンネルで通り抜け、また長~~いトンネルで山のこちら側に戻って来る。

トンネルを抜けると、景色が今までと少し変わってきた。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-402
愛知県内とは違って、川沿いをクネクネ進む。

数駅停まったのち「水窪(みさくぼ)」駅を出ると、また長~~いトンネルに入った。
飯田線の駅間は元私鉄なので短いのだが、所々に長い区間もある。
その区間には大抵トンネルがある。

トンネルを抜けると同時に駅に到着~。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-403
オォ~~~~~ソォ~~~~~レ ミィ~~~~~オ(_´Д`)ノ~~

大嵐(おおぞれ)」駅と読むのだ。

飯田線は難読駅名が多い。
この先もいくつか登場する。

子供の頃、何気なく撮った貨物列車の写真が、ココ大嵐駅だった
それ以来、何十年ぶりだろうか…

駅前…とは呼べないほど狭い駅前を撮ってみる。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-404
駅前には、目の前に見える家と吊り橋以外、ほとんど何もナイ。

つり橋の向こうは愛知県だ。
こちらは静岡県で、右の山向こうは長野県
3つの県が隣接している。

天気が目まぐるしく変わっている。
晴れたと思った次の瞬間には雨と霧に覆われたり…。
窓ガラスも、曇ったり透き通ったりと忙しい

列車は、雅子妃で有名になった隣の「小和田(こわだ)」駅を過ぎ、長~いトンネルを通って長野県に突入
いよいよ信州だ

長野県最初の駅は「中井侍(なかいさむらい)」という。
難読ではナイが、変わった駅名だ…。
県内で「最も標高が低い(289m)」のと「最も南にある」駅だそうで。

お隣の「伊那小沢(いなこざわ)」駅で、下り列車と交換のために小休止
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-405
外は晴れているのに、窓ガラスの外側は湿気で曇りまくっている…。

まぁ、この日差しも数分と持たナイが…

列車は、天竜川と山のすき間を、いくつものトンネルをくぐりながら縫うように走る。
(山が布だったら実際に縫ってるんぢゃなくね

天竜川も時々ワイルドな光景を見せてくれる。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-406
おぉ、いぇい

川もクネクネ、線路もクネクネ

途中で停まった駅の名前を見たら…
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-407
グリグリしてぇ~~~~~~~っ

為栗(してぐり)」なんて読めねーよ

みんなも一斉に写真を撮っていた。

線路がどんどんクネクネし出した。
列車の速度も遅めになる。
短いトンネルをいくつも抜ける。
トンネル内の上下の揺れも激しい。
とても外の写真を満足に撮れる状況ではナイ。

そんな中で、かろうじて撮れた写真がコレ。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-408
天竜川下りの観光舟だろうか、見えたので急いで撮ってみた。

舟は下ってないくて川上に向かって上っているし、架線柱に邪魔されるし…
でも、これ以外の写真はもっとダメダメだった。

…しっかし、よくこんな所に線路通せたよなぁ~。
当時の技術からしたら「お見事っ」としか言いようがナイ

途中の「田本(たもと)」駅で数人が下車した。
ココは「秘境駅」として有名で、崖と線路の僅かなすき間に狭~いホームがあるだけ。
集落も離れていて、「何故ココに駅があるの」というくらいのフシギな駅。

ココで降りるなんて鉄道マニアくらいなモンだろ…」と見ていたら…
何と運転席の後ろで撮影しまくっていたおねいさんも下車していった。

…やはり「鉄子」の可能性が濃厚だ

列車はのてのてと走り、この地域の拠点「天竜峡(てんりゅうきょう)」駅に到着した。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-409
イケメーーーーーーーーーン

…何だ、コレ。(笑)

周りのみんなも笑いながら撮影している。
昭和なニオイがしながらも、なんか斬新だ(笑)

ココから先は景色が変わる。

視界が開け、市街地になってきた。
そして、列車は川沿いを離れ、坂道をどんどん登っていく。

その途中に停まった駅が、これまた難読で有名だ。
その駅名は「(かなえ)」。

とは、字の通りの形をした青銅器(土器)のこと。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-499
(2014年 香港・寶蓮寺で撮影)
笑っちゃうくらい「」の形をしているでしょ

さて、列車はこの一帯のボス的な市街地の拠点、「飯田(いいだ)」駅に到着した。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-410
やっと飯田まで来たぜぃ

ココまでで4時間、今夜の目的地「松本(まつもと)」まであと4時間
時間的には半分だ。

この飯田駅までは、JR東日本の車両が長野方面からやって来る。
豊橋から出ている特急「伊那路」様はココまで。

目の前に停まっている水色のJR東日本の車両を見て、「やっと長野に来た…」と実感する。
だが、まだまだ先は長い

余談だが、飯田には中央高速道が通っている。
なので、東京や名古屋からは、高速バスで来たほうが格段に速い&安い。
(比べものにならナイ)
飯田線でココまでやって来るのは、静岡方面と長野方面からの方がほとんどだろう…。
時間がナイ方は、ココで下車して高速バスで戻ることをオススメする。

しばらく停車したのち、列車は動き出した。

飯田駅は山寄りの標高が高い所にあるらしく、ココからは川のほうに向かって線路が下っていく。
車窓の両側に山が迫っていて、その間に都市がある。
久々に列車の速度が上がった

右側の景色はこんなカンジ。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-411
イイねぇ~~~~~

山の向こうには南アルプスの山脈がある。
でも、雲で見えナイね…。
飯田線は南アルプス木曽の山脈の間にある谷を、ひたすら走っているのだ。

天気もだいぶ良くなって来た

列車は「伊那大島(いなおおしま)」駅に停車。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-412
結構下って来たねぇ~~。

左側の景色を見ると…
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-413
駅名板の後ろの坂道がスゴい…。

イチバン上からに降りてきて、側にさらに下る。
車が停まっていて見えナイが、実はさらにに下っているのだ
(線路の下をくぐって、さらに下がっている)

ココでも列車交換待ちのため、しばし休憩
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-414
超~~~のどかな時間だ

上り列車がやって来たので、こちらも発車。
下り坂&比較的直線だったので速度を上げて快調に走っていたのだが、またもや上り坂になり、みるみる速度が落ちてゆく。
決して電車が非力なワケではナイ。
勾配よりもカーブが急なため、速度が出せないのだ

ココからしばらくの区間は、「原チャリのほうが速くね」ってな速度で連続急カーブをもそもそ走り続ける。
線路のアップダウンも激しい。
箱根登山鉄道に近い走り方だ…。

途中には「オメガカーブ」と呼ばれる、ギリシャ文字の「Ω(オメガ)」の形をした急曲線区間もある。
まっすぐ鉄橋を架ける技術or資金が無かったため、山裾をぐるっと迂回して線路を敷いたのだ。
カーブを走っている最中は、窓の向こう側にも線路が見える。

…コレでは飯田線が高速バスに負けるワケだ。 

国鉄末期、路線改良されナイまま放置されていたので、中央高速道の独壇場となってしまったのだ。
昔は東京(新宿)や長野からの直通急行列車もあったのだが、利用客がほとんどいなくなってしまったため廃止に。
飯田線の山間部は、建設当初から時代に翻弄され続けた感がある…。

列車はのそのそ走り、「伊那市(いなし)」駅に到着。
ココからは結構乗り込んで来る。
地元の学生達と、お盆休みが終わって東京等に戻る人達だ。
今までの駅でも、家族が駅まで見送りに来ていた光景をたくさん見た。 

そっか、今日はそんな日か…

伊那市で列車交換のため小休止の後、列車は再び動き出す。
…おっ、ココからは速度が上がった
線形も今までより格段にイイ。
ココから先は平地を走るので、もう速度が下がることはナイだろう…。
(新宿~伊那市間だったら、特急列車も高速バスに対抗出来ると思う

列車は快調に淡々と走り、JR東海最後の駅に停車。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-415
ミヤッキーーーーーーーっ

ココ「宮木(みやき)」駅までがJR東海、この先「辰野(たつの)」駅からはJR東日本だ。

列車はほどなく辰野駅に到着。
飯田線はココまでで、ココから先は中央線だ。
飯田線の列車は、ほとんどがこの先の中央線の駅(岡谷~上諏訪)まで直通運転している。

辰野駅、昔は交通の要衝だったのだが、諏訪湖から松本方面へショートカットする「塩嶺(えんれい)トンネル」が出来てからは、すっかり衰退してしまった。
今や特急「あずさ」も来ず、飯田線の列車が停まるだけの広大なローカル駅となった。
当然、ココから松本方面へ行く線路も残されているが、列車は一日に数本のみ。

乗務員がJR東日本の人に交代され、列車は動き出した。
…また雨が降ってきたぁ~。

…さすが、廃れても中央本線。

線形がすこぶる良く、列車は今までとは全く違った高速&滑らかな走りをする。

ほんの2駅で、終点の岡谷駅に到着。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-416
いやぁ~~~~~、乗ったッス

豊橋10時42分発で、岡谷17時31分着。
6時間50分かぁ~~~~。

でも、今夜の目的地はココではナイ。
さらに30分列車に乗らねばならナイ

だが、次に来る長野行きは30分後
しばらく待つしかナイ…。

たまたまこの時間だけなのか、JR東日本の駅なのに、ホームにいる列車は3本とも全てJR東海の車両。

…あれ(笑)

30分待っている間に、東京方面に行く列車が3本も立て続けにやって来た。
特急「あずさ」が続行で2本。
お盆だから臨時も走っているんだろう…。

3本目の普通列車……そっか、コレ乗れば今日中に東京に戻れたかもしれない
でもさらに4時間以上乗るのは疲れるから、コレでイイのだ。

列車が出て行った後は、ホームが急に静かになる。
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南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-417
寒いなぁ…。

標高も高いし雨も降ってきたので、半袖1枚ではチト寒い…。
岡谷名物の中央高速の高架橋もひんやりとしてそうだ。

18時、やっと長野行きの列車がやって来た。
学生達と乗り込み、しばしまったり。
ココから先は、長~~い塩嶺トンネルを出たらフツーに市街地なので、特に見るモノはナシ。
おまけに日も沈んできたのでもう暗い…。

この列車は、つい最近、千葉や高崎から引っ越して来たロングシートの電車だ。(211系と言う)
さっき飯田駅で見た水色の電車と同じ。
中央線は、今までほぼボックスシートの列車しか走っていなかったので、観光客からすればサービスダウンだ。
でも、地元の通勤・通学客はこっちのほうが使いやすいのだろう…。
ロングシートで長~~~~いトンネルを通過していると、なんだか熱海の丹那(たんな)トンネルと錯覚する

18時31分、列車は定刻に松本駅に到着した。

コレで今日の移動は終~~了~~~~~っ

駅近くのホテルに行くため、いそいそと改札を出る。
駅ビルの外に出るとが…

一応、晴れた翌朝の松本駅をご覧いただこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-418
本来はこんなお姿だ

駅前広場の対面にあるスーパーに早足で逃げ込む。
ココの地下で夕食を調達。
ホテルで食べるのさぁ~~

このスーパーはヒジョーに便利
知っておくとかなり役に立つ

30%OFF等の惣菜をいっぱい買い込み、ホテルへ向かう。 
あれ雨も止んだみたい

ラッキー

こうして、豊橋からの飯田線大移動の旅は無事終了した。

あ~~、楽しかった

18日は、松本駅を10時40分に出る中央線の普通列車「高尾(たかお)」行き(14時21分着)に乗り、これまた長距離普通列車の旅で帰京しましたとさぁ~
松本から東京都まで乗り換えナシって、すごくね

当然、乗る前にはこんなモノも食べたッスよ
(画像をクリックすると拡大するよん)
南アルプス縦断・飯田線完全乗車2014その2-419
やっぱ松本は駅そばっしょ~~~~~っ

さぁ、次に飯田線に乗るのはいつの日やら…

飯田線走破の旅。ぜひみなさんもお試しあれ……とは言えナイ

つづき「飯田線1983」はこちらーっ!

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コメント

生来最も身近な飯田線がこんなにドラマチックとは!まりちゃんと同乗体験、嬉しかったじょ⭐️

昭和40年、友と諏訪湖へ一泊旅行行ったっけ、準急「伊那号」は当時豊橋から上諏訪まで直行だったよ、

投稿: おっかさんbell | 2014年9月 4日 (木) 08時45分

伊那のかんてんぱぱで
ダイエットしたのを思い出した~
すぐ飽きてやめちゃいましたが
駅そば えぇ匂いや~(*˘︶˘*)

投稿: ヨメ | 2014年9月 4日 (木) 09時20分

★ おっかさま

飯田線ほどドラマチックな路線はナイっすよ

よく似た弟分として身延線がありますが、景色はワイルドではナ~イ。
唯一、1箇所だけ富士山がどどーーんと観れる所があるだけです。

伊那号、急行列車で走っていたのは覚えています。
ソレは次回の日記の時代だにぃ~

投稿: まりりん | 2014年9月 4日 (木) 10時36分

★ ヨメちゃん

かんてんぱぱ、庭もきれいだし美味しそうやん
でも寒天だけぢゃぁ~味がナイか。

駅そば、どこの駅でもイイので、たまには食べてみよう

投稿: まりりん | 2014年9月 4日 (木) 10時39分

大嵐駅の向こうの橋を渡ったところが日本一人口の少ない村・富山村だったのだ。今は合併のあらしで地区になっちゃったけどね。
キャンプ場で毎年人形劇のフェスティバルをやってました。
マムシや蜂の子、鹿肉、イワナも食べて超ハードな夏を過ごしたよ。
飯田まで行ったのは天竜下りをするためだったと思う。
船頭さん二人に乗客二人。貸切ではなく定刻発船に乗れました。
寒天パパの工場見学行きたいっす!!

投稿: ばんび | 2014年9月 4日 (木) 22時58分

★ ばんびさん

次回は、かんてんぱぱで党大会でっか? 

今度行く時は、特急「伊那路」様に乗ってみよう

投稿: まりりん | 2014年9月 5日 (金) 02時16分

列車旅に行った気になったよ~。
楽しかった♡。

投稿: hiro | 2014年9月 5日 (金) 18時17分

子供の頃に乗った経験があるみたいだけど 
まりちゃんのようにお父さんも飯田線に乗ってみたかったから
乗ったとか?!
違うかな?(笑)
今年の天気は目まぐるしく変わることが多いよね。
こんなにも長い時間乗った事がないから 実際に乗ってみたら
どんな感じなんだろう。
山深い景色を見ながらワタシも列車に乗りたいなぁ~♫

投稿: ひめ子 | 2014年9月 5日 (金) 20時30分

★ hiroさん

↓関西線もオススメでっせ~~~~
https://marilyns-room.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/20131-c45a.html

投稿: まりりん | 2014年9月 5日 (金) 20時49分

★ ひめ

お子様の頃の日記は次回だよぉ~~~ん 
(次回もしっかり読むのだぞーっ

とーちゃんも乗ってみたかったかどうかは、今ではワカラナイ…

松山5:59発の多度津行き普通列車が早朝にある。
4時間の旅が出来るよん

投稿: まりりん | 2014年9月 5日 (金) 21時07分

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