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2014年9月25日 (木)

実物日記 ~「あずきと抹茶バニラ 仙台駅」1986~

今回は、1985~1987年の間に撮ったと思われるおさしんをば

場所は、みちのくの大ボス的存在、宮城県の「仙台(せんだい)」駅。
東北本線・常磐線・仙山線・仙石線などがやって来る、一大ジャンクションだ

そんな駅での、乗り換え時間の間に撮ったと記憶している写真が出て来た
電車の色合いと国鉄(JNR)マークからして、1985年9月~1987年3月の間のハズ~

まずは1枚目。

どん!
(画像さクリックすると拡大するよん)
仙台駅1986-1001
あずき色~~~~~

この、あずきとクリーム色の電車は「455系」という。
本来は急行列車用なのだが、急行列車の特急化により普通列車に転用された。

関東では「上野(うえの)」駅から北で、フツーに見ることが出来た存在。
東北・北陸・九州では、どこにでもいるごく当たり前の存在だった。

このあずき電車、普通列車に転用されてからはイメージアップのために塗装が変更された。

それがコレ。
(画像さクリックすると拡大するよん)
仙台駅1986-1002
ナウいべぇ~~~~~

グリーンライナー」という愛称も付けられた。
色的には「抹茶バニラ」といったカンジか?

ちなみに、最初の東北新幹線「200系」や東海道線特急「踊り子」号達のデビュー当時と全く同じ色だ。
塗り分け方が違うだけぇ~~

塗り替えている途中の時期だったので、こんな編成も停まっていた。
(画像さクリックすると拡大するよん)
仙台駅1986-1003
あずきと抹茶ぁ~~~~~~

チョット茶屋でまったり一休みしたくなるような組み合わせだ

さて、ココで先ほどの写真を、少し引いたアングルで見てみよう。
(画像さクリックすると拡大するよん)
仙台駅1986-1004
奥になんか停まっているねぇ…

留置線に停まっている抹茶バニラは、「715系」という電車。
コレは何と、寝台特急電車583系」を普通列車に改造したものだ
元は「上野~青森」間を日夜走っていた寝台車両だ。
超~財政難だった当時の国鉄の苦肉の策。

地方都市の近郊列車を、等時隔で頻繁に走らせて乗客を増やそうという作戦が全国で展開された。
今でこそ当たり前だが、昔の国鉄時代は、長編成の普通列車が時間間隔もバラバラで数本しか走っていなかった。
それを、短い編成にして15~30分間隔などで走らせるように変更。

この作戦には客車やディーゼルカーは性能的に無理があったので、大量の近郊通勤用電車が必要に…。
でもお金がナイ。

困っていたところ、新幹線開業で特急・急行列車が余った。
それを通勤用に改造してしまおう!と、全国で大々的に改造工事が行われた。
715系はそれの「異端児中の異端児」だった

余談だが、左奥に写っているメルヘンチックな塗装の車両は「食堂車」だ。
元は、この715系達と同じ583系(サシ581)。
みんなで一緒に手をつないで、みちのくを走っていた。

さすがに、食堂車を通勤車両に改造するのはコスト的にNGだったのだろう。
そのまま廃車され、日本各地で「電車のレストラン」として使用されていた。

ココに停まっている715系の編成は、実は前後でお顔が違うのだ。

そのもう片方お顔がコレ。
(画像さクリックすると拡大するよん)
仙台駅1986-1005
ほらね、特急電車のお顔でしょ~~~?

側面には特急車両の証「JNR(国鉄)マーク」がまだ残っている。

先ほどののっぺりしたお顔は、中間車に別に造った運転台を溶接したモノ。
先頭車が圧倒的に不足していたので、安価に造れるのっぺり顔の運転台を大量生産した次第。
おデコが広かったので、「食パン電車」というあだ名もあった

この列車の横に、また別のタイプのあずき電車がいるねぇ…。
最初の写真の455系とは、クリーム色の塗り分け方が違う。

同じ電車がホームに停まっていたのでご覧いただこう。
(画像さクリックすると拡大するよん)
仙台駅1986-1006
この電車は「417系」という。

最初から近郊の通勤用として製造された。
全国でも、ココ仙台に15両しかいなかったレアな子
(3両編成が5本のみ)

そのレアな子の、側面のお姿を。
(画像さクリックすると拡大するよん)
仙台駅1986-1007
ドアが2ヶ所で、室内にデッキはナイ。

元々急行用ではナイので、クリーム色は前面だけに、ちょこっとしか使われていない。
国鉄時代は、このような所にも種別(ランク)による「差別化」がされていたのだ
国民の税金で造っていたからねぇ~~

JRになる直前くらいから、この子達と同じ車体に載せ換えた改造車両が、東北・北陸・九州に大量に出現した。
構造的に使い勝手が良かったのだろう…

このようにして、格段に便利になった仙台地区の列車だが、その陰でひっそりと消えゆく存在もあった。
(画像さクリックすると拡大するよん)
仙台駅1986-1008
旧型客車たちだ。

機関車に引っ張られ、重い車体をゴトゴト言わせながら走っていた。
旅情」という点からすれば、彼らに勝てる存在はナイ
しかし、「サービス」という点から考えれば、彼らはあまりに「老兵」過ぎた…。
ファストフードの店頭に、80代くらいの店員さんがいるようなモノだ。

幸い、今でも旧型客車たちは各地で大事に保存され、実際にイベント列車などで乗ることが出来る
みんなも、今のうちに乗っておこうね

こんなのどかな仙台駅、今ではほとんどが軽快な銀色になってしまった。
コレも時代の変化だねぇ~~~

もっと年配の方々には「ほとんどが蒸気機関車だったよ!」って言われそう…

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旅と鉄道(02東北)」カテゴリの記事

コメント

ずんだ色はなかったの?
仙台駅は新幹線ができてからしか行ったことないです。
初めての大きい駅ってちょっと不安で案内板しかみてない。

投稿: ばんび | 2014年9月25日 (木) 08時03分

まりりんさん、こんにちは^^

今は銀板車体にラインカラーという電車が多くて
ある意味個性がなくなって残念ですが、
昔は個性的なカラー電車が走っていて楽しかった♪

455系といえば、私は高校卒業まで水戸に住んでいたので、
もうなくなってしまった急行「ときわ」(常磐線)&
「つくばね」(常磐線&水戸線)でなじみがあり、
写真を見てとても懐かしくなりました♪
大学生の時、友人たちと北陸貧乏旅をした時、
たしか金沢駅だったかしら、そこでもあずきとクリームの
車体に対面したのでした。
当時「なぜここに!なんでいるの?」と驚きました@@
1983年の話だから、記事を読んでいて
そういう流れがあったのかと理解しました♪
会津若松までしか北は訪れたことがないので
そのむこうに一度行ってみたいです。


投稿: はるる | 2014年9月25日 (木) 10時08分

あずき色の塗装って いま見ると何か新鮮ですね

いまでもイケるカラーじゃないでしょうか

投稿: ヨメ | 2014年9月25日 (木) 16時39分

★ ばんびさん

国鉄時代は、その車両の目的によって色が決まっていたので自由度は無かったッス…

今思えば、「ずんだ色」は仙石線でしたねぇ~~

乗り換えに30分以上あると、のんびり駅の中を探検できます

投稿: まりりん | 2014年9月25日 (木) 21時15分

★ はるるさん

国鉄時代は「交直流電車」は、特急以外はあずき色って規則で決まってましたからねぇ~

なので、常磐・東北・北陸・山陽(鹿児島)の各線では、あずき色がフツーに見られました。
車両も2種類しかなかったですからね。

今はすべて銀色ですが。

投稿: まりりん | 2014年9月25日 (木) 21時22分

★ ヨメちゃん

あずきとクリーム色はカッチョエェ~のですが、あずき色だけの通勤車両は野暮ったく見えて、沿線では不評でした。

なんか編成全体がサツマイモに見えて仕方なかったッス

茨城の名産はサツマイモ…
ソレが余計に「田舎臭い」とバカにされてたのかも。
つくば万博を機会に、今の「白に青帯」に変わってからは、イメージもだいぶ変わりました

日本各地であずき色が残らなかったのを見ると、みんな「イイ色」だとは思っていなかったのかも…

投稿: まりりん | 2014年9月25日 (木) 21時28分

エイティース(^。^)だわー。
あずきに、抹茶にバニラ・・・どれも食欲の秋にふさわしい感じ(^-^)。

投稿: hiro | 2014年9月26日 (金) 22時11分

★ hiroさん

抹茶とあずき…

う~~ん。
京都や奈良の雅な香りが。(笑)
 

投稿: まりりん | 2014年9月26日 (金) 23時38分

私はあずき色といえば阪急電車ですね~
こっちの薄いあずき色とのコントラストも
なかなか食欲をそそりますね
ダイエット中の身なので何でも食い物に見えます

投稿: mitsumiya | 2014年9月28日 (日) 08時09分

★ mitsumiyaさん

阪急電車を「あずき色」なんて言ったら、沿線住民に怒られまっせ~ 

あの色は「マルーン」と呼ばなければナリマセン。

関西では「チョコパフェ」とも言われてますが。

投稿: まりりん | 2014年9月28日 (日) 13時31分

はじめまして

懐かしい写真見せていただきました。
通学時によくこの光景見てました。

455系が白系になって行く中、なぜか417系が遅くまで茶色で残っていたような気がします。

この写真で一番嬉しかったのは、東口にあったサシ利用の喫茶店でしょうか。
探していたのですが、なかなか見つからず残念に思っていた所でした。

あと、駅構内南端の郵便?ホームにいた旧客群も懐かしいですね。
その後どうなったのか。

貴重な写真ありがとうございます。

投稿: mae | 2015年1月15日 (木) 21時28分

★ maeさん

はじめまして。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

若い時分に、訳も分からず撮りまくった写真がお役に立ててうれしいです

やはり、何でも取って(撮って)おくもんですねぇ…

今や417系もあぶQにいる時代。
当時では想像すらできないですね

これからもよろしくお願いいたします

投稿: まりりん | 2015年1月15日 (木) 22時12分

715系は土崎工場で乗ったきり、営業中のを見たのも1度だけ。
無骨な感じで好きでしたが、あっという間に消えちゃいました。

投稿: 小鶴 | 2017年12月 2日 (土) 00時11分

★ コヅールたん

715系、兄弟分の419系(北陸ね)に1回しか乗ったことがありません…
あの天井の高い広々した車内に、あのちっこい折り戸2か所で「大丈夫かいな?」と思っていました。
天井が低ければそうは思わなかったのかぁ…

投稿: まりりん | 2017年12月 3日 (日) 19時38分

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