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2013年12月23日 (月)

海外鉄旅日記 ~「Go West!ユーラシア大陸横断鉄道旅行1996」その56:リスボア・ロカ岬~

前回「その55」のつづきーっ!)(「その1」はこちら

このシリーズは、香港からスタートし、中国・ロシア・北欧・南欧と進み、ユーラシア大陸最西端のポルトガルのロカ岬までの極貧鉄道旅行。

 祝! ユーラシア大陸最西端到達!! 

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1996年7月22日(月):晴れ

Lisboa:リスボア ←→ Cabo da Roca:ロカ岬(カボ・ダ・ロカ)

今日は記念すべき一日だ

昼ごろまで宿でのんびりした後、仲間と3人で出掛ける。
(今朝も向かいの宿屋のオバちゃんに「こっちに泊まりなー」と叫ばれた。

旧市街地を歩き、近郊電車の駅「Cais do Sodré(カイス・ド・ソドレ)」(前回「その55」にある地図の、青い★)に行く。

ユーラシア大陸最西端の「ロカ岬」は、リスボアから近郊電車で行くことが出来る。

ロカ岬の位置はご覧のとおり。
(画像をクリックすると拡大するよん)
5601
(2013年のグーグルマップより)
案外近いのだ。

黄色い…リスボア市内(カイス・ド・ソドレ駅)
桃色の★…カスカイス駅(近郊電車の終点)
赤色の★…ロカ岬(ユーラシア大陸最西端)

テコテコ歩いて、カイス・ド・ソドレ駅に着いた。
この駅に来る路線の名前は「カスカイス線」と言う。
その名の通り、近郊の「Cascais(カスカイス)」駅まで走っている。

ココは、他の路線とはつながっていないような、独立した路線のカンジがする。
それ故か、「ポルトガル国鉄」というよりも、私鉄っぽいフンイキが漂う。
東京で言えば、一昔前ののようなカンジか…。

早速きっぷを買う。
5602
(1996年当時のモノを撮影)
左が行き、右が帰りのきっぷだ。

料金は、片道180エスクード(約130円)。
乗車時間は40分ほど。

駅構内に入る。

う~~ん、和風

この路線、ポルトガル国鉄の路線なのに、至るところに「和風な匂い」がしていて、あまり「欧州の鉄道」という感じがしない。
ホントに日本のどこかのローカル私鉄みたいだ。

ホームの横にある留置線に電車が停まっていた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
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(1996年撮影)
う~~ん、和風

車輌のデザインも、前面はJRのディーゼルカー「キハ20」、全体的には昔の「営団地下鉄日比谷線3000系」にかなり似ている。
外板はステンレスで、窓周りが黄色で裾は紺色の塗装。

日本人にはすんなり馴染むデザインだ。(馴染みやす過ぎる)
車内はチャチなクロスシート(ビニール革張りだったけ?木のベンチだったっけ?)で、クーラー様なんて高級なものはあるワケがナイ。

こんな車両達が5~7両くらいでトコトコ走る姿はもう「懐かしの東急目蒲線

さてこの電車、なんと快速運転もしていて、快速は途中の駅(ちょうど中間位)までノンストップ。
そこから終点まで各駅に停車する。(相鉄や京阪みたいな運転形態だね…)
カイス・ド・ソドレ駅からは快速と各停が交互に発車。各停は快速の最初の停車駅まで。
終点まで行くので当然「快速」に乗り込んだ。

海の近くをひたすら西へ走るこの線は、雰囲気がとても良く、江ノ電っぽくもある。
ちょうど夏休みシーズンということもあって、あちこちの駅でバカンスを楽しむ人達が乗り降りしていた。

ちょうど頃良い時間に、電車は扇風機をプルプルいわせながら、ユーラシア最西端のカスカイス駅に到着(12時着)。
(画像をクリックすると拡大するよん)
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(1996年撮影)
ユーラシア最西端への「鉄旅」の最後を締めくくるにふさわしい路線だった

もうこの先にレールはナイ

ここからはバス(路線No.403)に乗り「Cabo da Roca(ロカ岬)」に行くのだが、わずか数分の差で間に合わず(12時発)…
地元のおばさんが親切に教えてくれたところによると、次のバスはなんと1時間半後(13時半発)
仕方ない、待つとしよう…。

…ん?そうだ!

せっかく水着持って来たんだから、目の前海だし、泳ごう

…といって泳いじゃったよ、夏の大西洋
(画像をクリックすると拡大するよん)
5605
(1996年撮影)
いぃやっほ~ぅ♪

イメージとしては最高でしょう?
でも現実は×
いくら暑くても水温は低いのだ。

よく考えたら、ココは北緯38度
仙台や「あの北の国」の軍事境界線と同じ緯度…。

西洋人と東洋人は寒さ・冷たさに対する感覚が違うらしく(後で知ったのだが本当にそうらしい…)みんな平気で泳いでいる。
オラも頑張ったけど、5分もしないうちに「ごめんなさい」。

さっさと服を着て、仲間と近くのオープンカフェテリアで海を見ながらTea time
こっちのほうが優雅だねぇ~

そして、やっとバスが来たので乗り込んだ。
バスは電車と違って近代的。新車だね
料金は、片道280エスクード(約200円)。

のどかなイナカ道をトコトコ西へ…。
もう地元の人しかいない、完全な生活路線
そこに少しだけロカ岬に行く観光客が乗っている感じ。

ここはあまり訪れる人は少なく、欧州人は特に少ないらしい。
(東洋人は宿でそそのかされるが。(笑))

やがて視界が開け、海が一望できる崖だらけの所にバスはやって来た。
キレイだねぇ~~

目の前に灯台が見えて来た。
どうやら目的地はココみたいだ。

運転士のおじちゃんが、すんごい巻き舌で「ロロロロ~~カ」と大声で教えてくれて、数名が下車。
(ポルトガルとスペイン語は、「R」を巻き舌で発音する)

バスはこの先まだ走って行くらしく、僅かな人を乗せてバイバイキ~ン。 

バスを降りると、目の前に小さな観光案内所があった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
5606
(1996年撮影)
いぇ~~~~い

とりあえずは、「CABO DA ROCA」の文字と一緒に記念撮影

では、早速はじっこの地点へ行こう

はじっこは、観光案内所のすぐ後ろにあった。
5607
(1996年撮影)
来たーーーーーーーーーーーーッス

ついに、ついに終点が目の前に…。

わくわく♪

まずはユーラシア大陸最西端の碑で記念撮影。
(画像をクリックすると拡大するよん)
5608
(1996年撮影)
いぃぃぃやっほぉぉぉぉ~~~~い

やっと到着!最西端!!

少し離れた場所から、この碑を撮ってみた。
5609
(1996年撮影)
…う~ん、崖っぷち。

ホントに、間違いなく「はじっこ」のようだ。

そして、ユーラシア大陸のホントのはじっこで撮影。
5610
(1996年撮影)
海のはるか向こうは、もうアメリカだ。

5月7日香港に始まり、中国・ロシア・北欧・欧州と続いた列車旅の「ゴール」に、ようやっとたどり着いたぞ
もう7月22日かぁ…。
長かったぁ~~~。

これで我が旅の目的は終了

…さぁて、日本に帰るか

意を決して、「帰路の第一歩」を踏み出す。
もう今からは「ひたすらを目指す」のだ。

バスの時間までまだあるので、少しのんびりしよう

行きのバスで見えた灯台も見てみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
5611
(1996年撮影)
右にかすかに写っている屋根が、観光案内所だ。

立っている場所の背中側に最西端の碑がある。
灯台の中には入れないようだ。

観光案内所を覗いてみた。

ココでは「最西端に来た」という証明書を書いてもらうことが出来るとのこと
5612
(1996年当時のモノを撮影)
当然お願いする事に

グレードが2種類あって、500エスクード(350円)と800エスクード(570円)と、値段も違う。
ココは奮発して、800エスクードのを頼んだ。
人生の一大記念日に200円ケチってどーする。(笑)

上の写真は表紙だ。
証明書は中に入っている。

見事な書体(ドイツの飾り文字みたい)で名前と日付を証明書に入れてもらい、完成
(画像をクリックすると拡大するよん)
5613
(1996年当時のモノを撮影)
おぉ、いぇい

この証明書には通しナンバーが打ってあり、全く同じものは存在しない。

これですべて証拠は揃った

安心したせいか、お腹が空いた。
建物内のバーに行き、オニオンバーガーを注文。

どかーーーーーん

うゎぁぁぁぁぁぁ~~っ

…デカい
マクドナルドとかのハンバーガーしか見たことがなかったので、この肉のデカさに驚いた。
そして、食べてみると…。

なんぢゃい、こりゃぁぁぁぁぁぁーーーっ

…なんてぇ美味さだ
作りたてなので、肉汁が染み出してくるぅ~

これが「本当のハンバーガー」というヤツか。 

この1996年当時は、日本に「フレッシュネスバーガー」などの本格的なお店はまだ少なかった。
 (「モスバーガー」がやっと…ってカンジか…な?)
 なので、ハンバーガーと言えば「マック」や「ロッテリア」などの薄っぺらいものしかイメージ出来なかったのだよぉぉぉ~。

あまりに美味かったので、ビールを注文。
Super Bock」というビールで、こちらではスタンダードなモノらしい。

いやぁ~、非常に満足
今日は言うことナシ

15:25発のバスに乗り、カスカイス駅まで戻る。
そして電車に乗り、リスボアへ。

夕飯は、昨日食べたレストランのすぐ手前にある店に入ってみた。

・シーフードのリゾット(風?)
・タラとタマネギと卵の炒め物
・焼きタラのオリーブオイルがけ(昨日のに似ている)

ココも美味しい
こちらの店は香菜(パクチー)が効いてるね。
お値段は全部で9110エスクード(6500円)。

満足しながら宿に戻る。

今夜は記念すべき日なので、日本の友達に手紙を書こう
途中で買った絵葉書を数枚書く。

そしてシャワーを浴び、今日はおしまい

おやすみぃ~~~

つづき「その57」はこちらーっ!

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コメント

泳ぐのには最高というロケーションなのにね~
そういえば…こっちでも真夏でも泳いだことないし。
「最西端に来た」という証明書…一生モノの宝物ね^^v

投稿: あめぶる | 2013年12月23日 (月) 14時28分

ロカ岬の岩が凄いね。
岩や海の色は南国風なのに、水が冷たいとは…
実際に行ってみないと分からないって、とこですね
オニオンバーガーと、美味しそう

投稿: ジャネット・ぽこ・リン | 2013年12月23日 (月) 16時55分

★ 師匠ぉ

気温は夏なのに、水温は秋でしたとさ

この証明書、大掃除後に一度見つからなくなり焦りました
でも、ちゃんとしまっていた場所の中で、他の資料と一緒に挟まっていたので一安心

投稿: まりりん | 2013年12月23日 (月) 19時30分

★ ジャネぽこさん

日本人からすると、「南欧」って九州・沖縄あたりのイメージがしますよね。
でも、やっぱ仙台と同じ緯度なので、気温は高くても水温は高くなってくれませんでしたとさ。とほほ。

オニオンバーガー、コレ食べた後はホントにマックとかのハンバーガーが食べられなくなりました。 

投稿: まりりん | 2013年12月23日 (月) 19時34分

祝! ユーラシア大陸最西端到達!! 
写真に写ってるまりちゃん、嬉しそうだね~♪
目標が達成した時って 「うぉ~~!!」ってこみ上げてくるものがあるよね♪

そういやぁ~。
テレビで外人さんが日本は暖かい★(冬なのに・・・)
って言ってるもんね。
着ている服も薄着だった
そうそう。私、寒いと鼻が真っ赤になるの。(笑)
中学ん時に男子に笑われた

投稿: ひめ子 | 2013年12月25日 (水) 20時18分

★ 赤鼻のひめぽ

そりゃぁ~、2ヶ月もかけてたどり着いた終着点さ、嬉しいさぁ~~~

ひこーきではなく、「すべて列車でたどり着いた」という点がカンドーだね

これで「香港からポルトガルまで地面はつながっている」というのを実際に確認できたワケだ

香港に行くと、西洋人のオジィさん達が、グッタリしながら短パンとTシャツで歩いているのをよく見かけるよん。
そんな中、広州の90歳のオバァが、30℃で4枚も服を着ていて「アンタ達は薄着だねぇ~。寒くナイのかい?」と聞かれた時は、さすがに笑うしかなかったッス

投稿: まりりん | 2013年12月25日 (水) 21時59分

わっかーい!少年まりちゃんだ。
ロカ岬到達おめれとう^^
って記事アップがだね。
海はいいよね。ちたまは海の星だね。

投稿: ばんび | 2014年1月 8日 (水) 21時41分

★ ばんびさん

この時のオラは、まだ5歳だったからのぉ~
('0ノ'*)オーホホッ

結局、いまだに「アメリカ」と名の付く所は行ったことがナイ。
大阪のアメ村以外は。

投稿: まりりん | 2014年1月 8日 (水) 22時35分

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