海外旅日記 ~「Go West!ユーラシア大陸横断鉄道旅行1996」その40:バーサからウーメオへ~
(前回「その39」からのつづきーっ!)
(その1「香港」・その10「広州」・その20「ウルムチ」・その30「北京」
・その40「ウーメオ」・その50「ミュンヘン」・その60「セルベール」
・その70「アテネ」・その80「イスタンブール」・その90「クアラルンプール」)
このシリーズは、香港からスタートし、中国・ロシア・北欧・南欧と進み、ユーラシア大陸最西端のポルトガルのロカ岬までの極貧鉄道旅行。
注:文中の地名・名称等にふり仮名がないものは、前回までの日記を参照されたし。
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1996年7月9日(火):くもり
Vaasa(バーサ) → Umeå(ウーメオ) →
おはよう★
今日は9時頃にお宿で朝食を食べる。
朝食付きのお宿に泊まるのって、この旅では初めてかもしれない…
お味も雰囲気も、ヒジョーにGood★
さわやかな朝だなぁ~~♪
…ホントに北欧にいるんだぁ~★
(昨日から何度も言うな。笑)
そして、11:30頃にチェックアウト。
さぁ、スウェーデンに行こう★
今日のこれからの移動は、以下のとおり。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年当時の地図を撮影)
北欧の地図だどー★
「●バーサ(Vaasa)」からお船に乗って、対岸の「●ウーメオ(Umeå)」まで国境を越えて移動。
そして、スウェーデンの首都「●ストックホルム(Stockholm)」まで列車で移動する。
まずは、駅前から港へ向かう路線バスに乗る。(9マルカ=US$2=160円)
駅から港までは3Kmほど。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年当時の地図を撮影)
❶から❹に移動だよん★
❶…バーサ駅
❷…お宿
❸…マクドナルド
❹…港
10分ほどで港に到着。
…思ったよりも近かったね。
これなら、歩いて来ればよかったかな?
いやいや、荷物を持っているからバスに乗って正解だ。
バスから降りて、目の前のフェリーターミナルへ行き、ウーメオまでの切符を買う。
「買う」と言っても、ユーレイルパスが使えるので、実質はタダだ★
ユーレイルパスを見せて、チケットを発券してもらう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年当時の実物を撮影)
あっさりぃぃぃぃ~~~~っ★
これは「乗船するよ」という証明の、「形だけ乗船券」だ。
なので、日付・区間・時刻・名前しか記入されていない。
切符に書いてあるとおりの、13:30発のお船に乗り込む。
スカンジナビア半島の「北欧4ヶ国(フィンランド・スウェーデン・ノルウェー・デンマーク)」は協定を結んでいるため、国境をまたいだ移動は自由になっていて、パスポートさえ要らない。
だが、我々3人は東洋人のためか、乗り場で係員に呼び止められ、パスポートの提示を求められた。
周りの北欧人達も、不思議そうに我々を見つめている。
でも、日本人と判るとすぐに「OK」との返事が。
なので、そのままお船へと乗り込む。
お船は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年当時のパンフを撮影)
あざらっすぃ~~~~~~っ★
アザラシがトレードマークの、大きなお船だ★
「SILJA LINE」と言うようだね。
我々が入れる船室は「開放室」。
つまり、個室以外なら船内のどこにいても良い。
逆に言えば「指定された席がナイ」…。
ソファーやイスがあるので、それを見つけてテキトーに座る方式。
ちゃんと別料金で指定を取れば、コンパートメント(個室)がある。
お船は、時刻通りに出航した。
さて、今からは5時間ほどの船旅だ。
船内をうろついてみますかいのぉ~。
…おっ、売店やスロットマシーンや両替所があるねぇ~。
パスポート不要とはいえ一応「国際航路」なので、タバコ・酒等が免税でギャンブルもOKっぽい。
(北欧の税金は高いんだぞぉ~~~~★)
結構それなりに楽しめる設備が整っている。
両替所は、レートが悪そうだったので、今は替えないでおこう。
港に着いてから替えればイイや。
※外貨両替というのは、目的の国に入国してから現地で替えたほうがレートが良いのが一般的。
入国前の別の国で替えると、かなり率が悪い。
お天気は曇り空なので、甲板に行って観る景色は特にない。
…と言うか、途中に島は無いので、見えるモノが無い。
でも、波が穏やかなので、快適な船の旅だ★
4時間半ほど経った頃に船内アナウンスが流れた。
…そろそろ到着だな。
そして、お船はゆっくりとウーメオ近郊の港町「ホルムスンド(Holmsund)」に到着。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2019年のグーグルマップより)
今は▲に着いたよん★
ウーメオの町(●)までは、20Kmほど離れているようだ。
下船前に、時計を1時間遅らせる。
北欧4ヶ国のうち、フィンランドだけ時間帯が違うのだ。
船を降りて、すごく小さなターミナル内を歩く。
入国審査等は何も無く、完全にフリーでスウェーデンに入国出来た★ ╋━
あっけなく建物を通過し、バスターミナルらしき広場に出た。
審査も何もナイのはありがたいのだが、両替所もナイ…。
…困った。
スウェーデンの通貨「クローネ」を1枚も持っていない…。
船の中で替えておけば良かった…
…失敗した。
ウーメオの町まで行くバス乗り場の前に立つも、バスに乗れない。
お金はたくさん持っているのに、「無一文」状態だ。
(これは海外ではよく起きる事)
急がないとバスは出てしまう。
仲間が人のいる場所を駆け回り、かろうじて窓口で特別にUS10$(60クローネ)を両替してもらった。
ありがたや…(ー人ー)
でも、バスの料金は1人30クローネで、2人しか乗れない。
しかも、目の前のバス達はどんどん走り去っていく。
…ヤヴァい★
困っていると、目の前にバスが遅れて1台やって来た。
背に腹は代えられないっ★
仕方なく、そのバスの運転士さんに事情を話す。
すると、「ウーメオの街まで行くのか?まぁ、乗れや♪」みたいな返事をしてくれた。
なので、いそいそと乗車。
3人で不安な気持ちのままバスで移動。
乗客は我々3人のみで、ちょっと寂しい。
運転士さんとハナシが出来るように、バスの最前席に座る。
20分ほど走った頃、バスはウーメオの街に到着した。(地図の●)
お金を払う時に不安そうな顔をしていると、運転士さん「料金は2人分でいイイよ♪」とのお言葉。
えーーーーーっ!!イイのぉぉぉぉぉ~~~~っ★
3人でお礼を言って感謝し、運転士さんにお辞儀をする。
運転士さんも嬉しそうに「イイよ♪」といった顔をしてくれた。
チョー優しいぃ~~~~★
…ちょっと感動。
3人で瞳うるうる…。
そして、目の前にあるバスターミナルへ行く。
ガイドブックを見ると、ここからストックホルムまでの中間にある「スンツヴァル(Sundsvall)」という町まで行くバスがあるそうな。
バスに乗ろうと係員さんに尋ねてみたけど、「ユーレイルパスは使えない」と言われた。
なので、仕方なく、すぐそばにあるウーメオ駅までテコテコ歩く。
すぐに、ウーメオ駅に到着。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年撮影)
ぷりち~~~~~~
小ぢんまりとしていて、そのまま模型になりそうなカワイイ駅舎だ
駅舎内の窓口に行って、「コペンハーゲンまで行きたい」と伝えて、列車を調べてもらう。
すると、当駅始発のストックホルム行きの夜行列車があるではナイかっ★
しかも、コペンハーゲンまでの列車も予約出来ると言う。
ラッキーーーーーーっ
喜んで2等座席車の予約をする。
駅員さん、我々が1等のパスを持っているとは思いもしなかったらしく、2等車で予約されてしまったのだ…。
(発券後に「あっ★」と気付いたようだけど「このままでイイや」と変更しないでおいた)
…あっ、スウェーデンのお金を持っていない。
さっき、バスで全額使っちゃったんだっけ。
「今フィンランドから来たからスウェーデンのお金を持っていない」と駅員さんに言う。
困っていると駅員さんが一言、「クレジットカードでもOKだぞ♪」
…そっか、その手があったぁーーーーーーっ★
大学4年生の仲間2人には手が出せないクレジットカード様をオラがキラリンと見せて、支払うことにした。
支払いは問題なく済み、指定券が目の前にやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年当時の実物を撮影)
ありがたやぁ~~~~~★(ー人ー)
これが「Stockholm(ストックホルム)」までの座席指定券。(30クローネ:500円)
運賃は、ユーレイルパスが使えるので、座席指定分だけの支払いでOKだ♪
そして、これが…
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年当時の実物を撮影)
ありがたや、その2ぃ~~★(ー人ー)
「ストックホルム」から「Köbenhavn(コペンハーゲン)」までの指定券だ。(27クローネ:450円)
安心したので、発車時間(20:25発)までの1時間ほどで、ウーメオの街を歩くことに★
ウーメオの町は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2019年のグーグルマップより)
ミニ都市ぃぃぃぃ~~~~っ★
5Km四方くらいのサイズの都市のようだ。
これでも、スウェーデン北部地域では最大の町だそうで。
■が、今いるウーメオ駅ね★
街をアップで見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2019年のグーグルマップより)
シムシティ~~~~~~っ★
■…ウーメオ駅
▲…バスターミナル
●…噴水
町割りは、四角く整った区画になっている。
駅前に大きな川が流れているせいで、商店街はそんなに大きくナイため、すぐに見終わってしまう。
駅舎から川までは、800mくらい。
お散歩にはちょうどエェ~~~~★
駅前の道をまっすぐ歩くも、すぐに川に到達してしまった。
なので、ちょろっと川の景色を観てすぐに引き返す。
街の中心(駅と川の間)は、こんな感じ。(地図の●)
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年撮影)
おされぇぇぇぇ~~~~~★
小さいながらも、ヒジョーにキレイな街だ
ちょうど目の前に小さな噴水があってオシャレだったので、撮ってみた♪
完全な個人旅行だったら、少し滞在したい街だなぁ~。
列車の時刻も近付いて来たので、駅に戻って駅舎内に入る。
ちなみに、ウーメオ駅は「北緯63度49分50秒」にある。
今回の旅の最北地点だ★
(オラの人生の「最北到達点」でもある)
まだ少し時間があるので、ホームで撮影をば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年撮影)
イイねぇ~~~♪
典型的なローカル支線の終着駅だ★
模型で再現するには最適な駅だろう♪
この先には、港へ続く貨物線が伸びているだけ。
(2010年8月、少し進んだ場所にピッカピカの「ウーメオ東」駅と高速新線が出来たので、純粋な意味での「終着駅」ではなくなってしまった…)
右後ろの奥に、客車が停まっていた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年撮影)
あおいちゃぁぁぁぁ~~~~~ん★
この青い客車が、スウェーデンの標準的な車両だ。
白いのは荷物車のようだね。
我々が今から乗る車両も、このタイプ。
さらに奥には…
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年撮影)
電気機関車だ★
前面に書いてある「SJ」が、スウェーデン国鉄の略称。
オラ、何気にこの色遣いはお気に入りなのだ。
雪景色に映えるカラーリングだね♪
超豪雪地帯ならではの耐雪装備もカッチョエェ★
やがて、我々の乗る列車、20:25発の「900列車」がホームに入線した。
「35号車12番」の席に座る。
…「35号車」といっても、編成が35両あるわけぢゃナイよ。
座席は、ボックス状の向かい合わせで、ボックスごとに簡単な間仕切りがあるセミコンパートメントだ★
ほどなく、列車は静かに発車した。
車内設備は申し分なく快適なんだけど、荷物置き場を挟んでほぼ端っこの場所なので、車端の自動ドアがうるさい…。
しかも、「喫煙車」かつ「犬OK」の車両だったので、タバコの煙がやって来るは、わんこが通路を歩いて来るは…で、寝にくい。
この列車の2等車は、この1両のみなのだ。
欧州では「わんこ(ペット)OK」の車両が当たり前に連結されている。
その代わり、わんこもちゃんと口に防具(くつわ)を付けてからの乗車が義務付けられている。
(ちなみに、「自転車OK」の車両も当たり前に連結されている)
隣のボックス(コンパートメント)の黒いわんこに見つめられながら、車中を過ごす。(笑)
発車後、しばらくして夕焼けが見えだした。
あまりに見事な光景だったので、慌ててカメラを出して反対側の車窓に駆け寄った。
そしてパチリ★
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年撮影)
スゲぇぇぇぇぇ~~~~~っ★
これが北欧の夕日かぁ…
名残り惜しみながら観ていたのだが、いつまで経ってもこの光景が変わらない。
高緯度で夏なので、夕焼けが40分くらい続くのだ★
なので、もう1枚撮り直してみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年撮影)
イイ感じぃぃぃぃ~~~~★
…今日も良い1日だった★
北欧のみんなは優しいなぁ~~~
さて、寝るか。
明るいけど、おやすみんみ~~~~ん♪
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コメント
おはよう
北欧4カ国は国間移動にパスポートいらないんだね
楽チン~だね
それにしても~小銭が足りなくても
バスに乗せてくれた運転手さん、優しいね
外国の旅って結構優しさに触れ合えること多し~
北欧の夕日は40分も?
綺麗な夕日だわ
投稿: piyoko | 2012年10月 4日 (木) 05時44分
まだ、ユーロ前だから両替必要だったのね。
小銭の思い出。
トイレに行くと必ずおばさんが立っていてチップを取られた。
日本円で100円も出したのに怒られたことあります。
大回りしてストックホルムへ。船にも乗れたし良かった~
いい駅舎ですね。まだ新しい感じ。
東京駅もアムステルダム駅に似せて作られたけど、
ローカル駅でこのくらいおしゃれだといいなあー。
駅ってその国や街の顔ですね。
投稿: ばんび | 2012年10月 4日 (木) 08時08分
久々の日記だから その39も読んだぞー。
海外旅行したことないから 今一つ状況がつかめれないけど 両替はかなり大事ってことは頭の片隅に覚えておきます。
ウーメオ駅の駅舎。
写真見た瞬間に私も「模型さん~!!」っと思ったよ。(笑)
黒いわんこと見つめあってるまりちゃん……
夕日は良いよね。
あまりにキレイだとカメラ構えちゃうもん。
投稿: ひめ子 | 2012年10月 4日 (木) 17時32分
まりりんのパスポ^トは、たくさんのハンコなんだろうね・・・。すごいねー☆
いつも思ってたんだけど、英語ぺらぺら???
お友達がロシア在住で、写真や話はきいてるけど・・。ロシア女性は美人なんだよね^^よかったね、声がかかって;(´∀`*)ウフフいろいろな国に行くまりりんの日記は楽しみです♪
投稿: すー | 2012年10月 4日 (木) 21時36分
★ おピヨ
北欧人はパスポ要らないけど、外国人は当然持ってないとイケナイよ
オラは海外の旅で困った事ナシ
みんな優しくしてくれたよ
それも、こちらから心の壁を作らずに話しかけたからだ
投稿: まりりん | 2012年10月 4日 (木) 21時50分
★ ばんびさん
ユーロ。なぜ1996年に存在しなかったのか…
この「通貨」にまつわるハナシは、この後頻繁に登場するッス
このウーメオ駅はかなりの「ナイス駅舎」にランクインされるのでゎ
投稿: まりりん | 2012年10月 4日 (木) 21時52分
★ ひめぽ
当時は「ユーロ」というナイス通貨がなかったので、これからこの先、あちこちで苦労するハメに…
この当時に「ユーロ」があったら、最初の国で十万円くらい両替しておけば何も困らなかったハズ…
国境とはこういうモノだ。
同じ民族でも通貨・言葉・文化が違う場合もある。
(香港と中国大陸のように…)
夕焼けに飽きたのは、人生で初めてだった。(笑)
投稿: まりりん | 2012年10月 4日 (木) 21時56分
★ すーたん
オラのパスポは香港とマカオとちうごくのハンコばっかり。(笑)
欧州はハンコ押してくれないんだ。
なので、証拠が残らない…
英語はオラの中ではイチバン喋れない言語。
…といっても日本語以外、もうアヤシイが。
(その日本語ですら、すでにアヤシイ)
ロシア女性は24歳まで。
あとは…(以下略)
投稿: まりりん | 2012年10月 4日 (木) 22時00分
まりちゃん
北欧でも日本人はブランドみたいな扱いなんだね~
安心・安全な国のイメージは嬉しいし、
バスの運ちゃんのさりげないオマケ…泣けるね~
何だか夕日までがおされ~な北欧の旅
ほっこりいたしやした°。゜(# ̄ ▽. ̄#)~( ̄▽ ̄;)
投稿: あめぶる | 2012年10月 4日 (木) 23時22分
★ 師匠ぉ
この時代、日本人は「地球の優等生」的存在でした。
お店でも、商品を客の前に置いたまま、別の在庫を取りに行ったりするのは日本人に対してのみでした。
他国の客の前では、商品はいちいちケースにしまってから別の在庫を取りに行ったりしていました。
基本的に、欧州人は日本人には親切です
投稿: まりりん | 2012年10月 5日 (金) 00時11分