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2012年6月 7日 (木)

海外旅日記 ~「香港:“小心地滑”友の会 その7・食堂で飲茶」2012春~

前回「その6 香港の出前一丁2012春」からのつづきーっ!
「その1 二階建てトラムと夜景2008秋」はこちら

香港のつづきだよー
(画像をクリックすると拡大するよん)
香港・小心地滑友の会 その7・食堂で飲茶2012春-0701
何かドロドロしてるぅぅぅ~~~~っ

これは、紙に印刷して柱に貼ってあったものだ。

床が水で濡れているというよりも、油でドロドロしている感じが…
…まぁ、どちらにしても「スリップ注意」には違いない。(笑)

さて、今回は「その7」として、「香港人の朝食(飲茶)」をご紹介

文中のふりがなは、ひらがなが広東(かんとん)語読みで、カタカナは英語読みだよん。
(地名・道路名や駅名は、広東語と英語で全く違う時があるのでご注意を。)

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香港人の食事は健康に良いものが多い。
朝だから」といって、手を抜いたりしない。

香港や広州などの「広東地方」では、お昼くらいまでは「飲茶(やむちゃ)」をする習慣がある。

飲茶」とは、読んで字のごとく「お茶を飲む」こと。
お茶を飲みながら、軽い食事を摂る。
一般的には、「お粥(かゆ)」か蒸籠(せいろ)に入った「點心(でぃむさむ)」を食べる。
(「點心」は「点心」とも書く)

飲茶は、香港中のレストランでする事が出来る。
高級店でも、午前中の飲茶の料金は安い。

今回は、泊まったホテルの近くにあった一般のお店で食べてみた。
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香港・小心地滑友の会 その7・食堂で飲茶2012春-0702
普通のお店ぇぇぇぇ~~~~~~~っ

點心居(でぃむさむこぃ)」と言うお店で、一般の飲食店舗では珍しく、點心がメインだ。
(住所:九龍城 衙前圍道 92號:朝7時~深夜2時まで営業)

追記:2023年のグーグル画像を見ると、違う店舗になっていて、もうここには存在していないようだ…。

お店はどこにあるのか、地図をご覧いただこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
香港・小心地滑友の会 その7・食堂で飲茶2012春-0703
(2018年のグーグルマップより)
の位置だよん

…香港空港
…九龍城(カオルーンシティ)
…尖沙咀(チムサーチョイ)
…中環(セントラル)
…赤柱(スタンレー)

昔の「啓徳機場(カイタック空港)」の近くにあり、ちょうど旧滑走路の延長線上にある。
つまり、1997年までは、このお店のすぐ真上をひこーきが頻繁に飛んでいた訳。
(その時の爆音は、店内にいても会話が途切れるほどだったよ

すぐ近くには「アジア最狂の無法地帯」と恐れられていたスラム街「九龍城砦(かおるんせんつぁーぃ)」があった。
オラも、昔のツアーでバスの中からフェンス越しに見た事がある。
九龍城砦は、今ではおしゃれなショッピングセンターと公園になり、家族連れで賑わっている

では、お店に入ろう。

店内は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
香港・小心地滑友の会 その7・食堂で飲茶2012春-0704
ごく普通ぅぅぅぅ~~~~~~~~っ

内装は、一般の食堂とほぼ同じ。

隣では、女の子を連れた家族が食事をしていた。
他のテーブルでは老人の姿も多く、毎日話しをしに集まっているっぽい。
地元の人が多い店は、味・値段ともに安心だ

ちなみに、昔の空港に近いせいか外国人客も結構来るようで、マスターは日本語が喋れた。
(この周囲は、タイ人が多く住んでいるそうだ)
写真付きのメニューもあるので、何の心配もない。

さぁ、食べ物を見ていこ~う

まず最初に「お粥」から。
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香港・小心地滑友の会 その7・食堂で飲茶2012春-0705
おぉ、いぇい

おぉぅいきなり美味そぉ~~う

これは「皮蛋痩肉粥(ぺいたん さうよっ ちょっく)」で、HK$13(約130円)。

「皮蛋」は「ピータン(アヒルの卵)」、「痩肉」は「筋肉(赤身肉)」のこと。
つまり、「ピータンと豚肉のおかゆ」という訳。
こちらでは、ごくポピュラーなメニューだ。

左にある小皿に載っているのは、「雲吞(わんたん)」の皮を揚げたもの。
お粥に入れてサクサク感を楽しむ
本来は「油条(やうてぃう)」と言う、細長い揚げパンを切って入れるのだが…

あっさりながらも、しっかり味の付いた美味なる一品
好みでコショウを一振りするも良し

続いて「點心」を見ていこう

まずは…
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香港・小心地滑友の会 その7・食堂で飲茶2012春-0706
おなじみのいっぴぃぃぃぃ~~~~ん

灌湯小籠包(くぅんとん しうろんぱう)」で、HK$16

言わずと知れた「小籠包(日本語で:しょうろんぽう)」だっ
左の赤い酢を付けて食べる。

中にはスープがたっぷり入っていて、とぉ~~~~ってもジューシー
ついお替りしてしまった

箸で掴まずに、レンゲに載せて食べるとスープがこぼれない

お次は…
(画像をクリックすると拡大するよん)
香港・小心地滑友の会 その7・食堂で飲茶2012春-0707
定番中の定番~~~~~~~~~~っ

筍尖鮮蝦餃(せぉんちむ しんはーかーう)」で、HK$20

竹の子とエビの蒸し餃子」で、簡単に言えば「えび餃子」。
これも定番中の定番

そのままでも充分味があるので、何も付けずに食べてみよう。
(豆板醤やからしを付けても美味い)

プリップリだぁ
これも毎日食べちゃった

もう1つ、お約束の品を…
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香港・小心地滑友の会 その7・食堂で飲茶2012春-0708
日本でもおなじみぃぃぃぃ~~~~っ

蟹籽焼売皇(はいちー しうまーいうぉん)」で、HK$18

カニの卵載せエビシューマイ」だ。
上に載っているオレンジ色のツブツブがポイント
どの店でも、何故か皮は黄色いという謎…。
(他のシューマイは白い)

みんなが普段「シューマイ(焼売)」と言っているのは、実は広東語なんだよ
(北京語は「しゃおまい」と読む)
ワンタン(雲呑)」も広東語。

以上の4つは絶対に食べなきゃダメ(笑)
横浜中華街でもいいからさ

さて、ここからは本場のメニューをば。

まずは…
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香港・小心地滑友の会 その7・食堂で飲茶2012春-0709
どうだぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!

湯気が、湯気がぁ~~~~~

原隻鮑魚焼売(ゆんちぇっく ぱうゆー しうまーい)」で、HK$36

アワビ載せエビシューマイ」だっ
…お値段も載っているぞ。(笑)

こんな所で蒸しアワビを丸ごとパクッと出来る、し・あ・わ・せ

落ち着いたところで、次へ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
香港・小心地滑友の会 その7・食堂で飲茶2012春-0710
ばくにゅうぅぅぅぅ~~~~~~~っ

爆汁牛肉餅(ぱーうちゃっぷ がうよっぺん)」で、HK$16

「爆汁」と言っても、溢れ出るほどスープが入っている訳ではない。
「爆」は「高温でサッと揚げる」というような意味もある。

肉汁が多く入ったモチモチ牛肉餃子」と言ったほうが、日本人には理解しやすいかも
何も付けずに、そのまま食べる。

これも美味ぁ~い

さてさて、お次は通なメニューをば。
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香港・小心地滑友の会 その7・食堂で飲茶2012春-0711
チャイナなクレープぅぅぅぅ~~~っ

韮王鮮蝦腸粉(かううぉん しんはー ちぇぉんふぁん)」で、HK$20

「腸粉」とは、米の汁から作った厚めの皮で、いろいろな具を巻いて蒸したもの。
醤油ダレを掛けて食べる。

これはえびバージョン。
他にも牛肉やチャーシュー等のバージョンもある。

食感はモッチモチ
材料が米とえびと醤油なので、日本人の口に合わない訳がない
日本でも食べられるので、ぜひぜひ

おっ意外なものがメニューにあった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
香港・小心地滑友の会 その7・食堂で飲茶2012春-0712
スプリングロールぅぅぅぅ~~~~っ

芝士蝦春巻(ちーしー はー ちぇぉんきゅん)」で、HK$16

「芝士」は「チーズ」の事で、つまり「チーズえび春巻」だ。

中華料理では、通常はチーズは使用しない。
近年になって、西洋料理の影響でチーズを使うようになってきた。
これはその典型。

味は、日本にある物と全く一緒。
手前にあるウスターソースを付けるというのが、唯一の違いか。
パリパリで美味しい

最後に、甘いものをば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
香港・小心地滑友の会 その7・食堂で飲茶2012春-0713
蜜が流れる華南の地ぃぃぃぃ~~~っ

蜜汁叉焼包(まっちゃっぷ ちゃーしうぱう)」で、HK$12

中に、トロトロで甘~いタレのチャーシューが入ったまんじゅう。
俗に言う「チャーシューまん」だ。

お店のママが、むりやり薦めてテーブルに置いていった。(笑)
味は言う事なしっ

てっぺんがメロンパンっぽかった…。
(このメロンパンっぽいのも、香港ではスタンダードな存在なんだそうで)

この時は色々食べてみたくなったので、3日間でいっぱい食べてしまった…。
普通の香港人は、1回で数品しか頼まないからねっ

ちなみに、お茶(飲み放題)は1人につきHK$2だった。

…ふぅ、満腹

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…こんな感じで、香港人は朝をまったり楽しんでいるのであった。
(  ̄◇ ̄)旦~~ あ~、茶がうまひ…

まりりん旅行社ではこんなツアーも隠れてやっているよ~ん
(…依頼があればね(笑))

さらにいろいろ出掛けてみよ~う

つづき「その8 食堂のご飯2012春」はこちらーっ!

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コメント

アワビがのってるのがいいな~。
赤い酢ってどんな味

投稿: ばんび | 2012年6月 7日 (木) 01時00分

★ ばんびさん

アワビは小さめだったので、一口で消えてしまいました…
もっと味わってよ~く噛み噛みすれば良かった。

赤い酢は「紅酢(こうず)」?ホンチョ?!
酢は慣れていないので、あまり付けたことがアリマセン。
なので味はぁ……(もう記憶に残ってナイ)

投稿: まりりん | 2012年6月 7日 (木) 02時16分

んん~見覚えのある奴!

投稿: 大佐 | 2012年6月 7日 (木) 09時41分

★ 大佐たん

…そうです。ヤツです。

投稿: まりりん | 2012年6月 7日 (木) 11時15分

お粥のボリュームが結構あるように見えるよ。
確かにいろいろ食べてみたくねるよね。
その分 たくさん歩いて観光楽しめば良いし
お買いものに、飲茶旅行楽しかったみたいだね

投稿: ひめ子 | 2012年6月 7日 (木) 17時38分

>小心地滑
どこにでもあるんですね!

>点心
美味しそう過ぎてヤヴァイです!
ちょっと今から崎陽軒に乗り込んでこようか・・・www

投稿: sigepe | 2012年6月 7日 (木) 18時24分

★ ひめぽ

お粥は結構量があるよ

でも、日本のと違って。コメのつぶつぶは溶けてほとんどないのでスープ的な感覚で飲めるから、このくらいの量でも胃に優しい

香港、とにかく食べるので、本気で毎日歩かないと美味しいものが口に入らなくなる…

まりちゃんは、香港には人生の半分の期間通ってるから、そりゃぁ~楽しいさぁ~~~~
もはや「旅行」ぢゃなくて「帰省」かな?

投稿: まりりん | 2012年6月 7日 (木) 20時26分

★ しげ兵

小心地滑」はどこにでも掲出されている。
そしてどこにでも売っている。

おいしい点心なら、ちうか街へ行けっ
かなり本場の味に近いよん

投稿: まりりん | 2012年6月 7日 (木) 20時29分

食いて~~~
冷凍でのセット販売してチョーライ
出前一丁と抱き合わせで… ウホウホ

投稿: あめぶる | 2012年6月 8日 (金) 08時24分

★ 師匠ぉ

では、香港のそごうで仕入れて、冷凍便でお届けぇ~~

ってか、東京や横浜でも売ってるゾ★

投稿: まりりん | 2012年6月 8日 (金) 17時36分

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