(前回「その21」からのつづきーっ!)(「その1」はこちら)
このシリーズは、香港からスタートし、中国・ロシア・北欧・南欧と進み、ユーラシア大陸最西端のポルトガルのロカ岬までの極貧鉄道旅行。
注:文中の地名等のふり仮名は、ひらがなは日本語読み、カタカナは北京語(普通話)読みなのだ★
文中の地名等にふり仮名がない名称は、前回までの日記を参照されたし。
-----------------------------------
1996年6月10日(月):晴れ
烏魯木斉(ウールームーチー:Wulumuqi) → 天池(ティェンチー:Tianchi)
おはよう★
今日は、「天池(てんち)」ツアーの日だ♪
2泊3日のプチ旅行。
まず、天池がどこにあるかって~と、ココだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)

(2019年のグーグルマップより)
山の中ぁ~~~~★
●…ウルムチ駅
★…天池
8時に迎えが来ることになっていたので、早めに仕度をしていた。
…が、やっぱり10分早く迎えがやって来た。
慌ててチェックアウトをする。
中国での集合は、どうやら15分前までに集合場所に行っておいたほうがイイっぽい。
お宿の前に停まっていたミニバスに乗り込む。
他のツアー客と一緒に、街の北にある「紅山賓館」と言うホテルの旅行社に移動。
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年当時の地図を撮影)
中央を上下に走る大きな道路は、まだ工事中だった…。
➊.ウルムチ駅
➋.新疆飯店
➌.二道橋市場(バザール)
➍.自治区政府幹部招待所(トルディーさんが紹介してくれた宿)
➎.テングリモスク(南門モスク)
➏.漢民族の繁華街
➐.紅山地区(旅行社・郵便局)
今は❷から❼に来たところだよん。
ここで、他の団体とさらに合流。
そして、2つに分かれるそうだ。
我々の「天池」ツアーと、「南山牧場(なんざんぼくじょう)」ツアーとにだ。
(南山牧場は、上の衛星写真の右下から少し出た湖の側にある。トルファンに行く道の途中だよん
)
南山牧場ツアーのほうには、上海で留学しているという日本人女性がいた。
彼女は中国語(普通話:北京語のこと)を習っているので、喋りたくてしょうがない。
なので、ガイドさんたちに一生懸命に中国語で話し掛ける。
だが、ガイドさんはウイグル人とカザフ人だ。
それも日本語が堪能で、我々日本人には日本語で話し掛けているのにも関わらずだ。
まぁ、中国語も通じるからモウマンタイ(無問題)なのだけど…。
気持ちは解るが、いかがなモノでしょ?
(少数民族は、「征服者」である漢民族の言葉を話したがらない人も多い)
さてさて。
天池行きのバスが動き出した。

天池は、ウルムチの北東90Kmの所にある。
(道路があまり無い関係で、ぐるっと北に大回りして行くようだ)
ガイドさんは、日本語が話せる「トルディー」さんと言うウイグル人男性が付いてくれた。
その他に、このバスには漢民族女性と、今夜の宿の住人のカザフ族女性「クザット(Kuzat)」さんもガイドとして同乗。
トルディーさんとハナシをする。
すると、我々3人の卒業した大学に留学するかもしれないということが判明★
…何という偶然。
一気にハナシが盛り上る
(だが、当時は少数民族が海外に出るということは、漢民族の政府上層部が快く思っていなかった)
そしてお約束の、他の客からの「ねぇ、アナタ韓国人~?」との質問が…。
「日本人だよ」と言うと、「北京で京劇の役者でもやっていそうな顔立ちだね
」と言われる。
周りの人やガイドさん達も「私もそう思った」と言い始める。
…ということは、オラはちうごくでは「
イ・ケ・メ・ン
」ということで宜しいのですね?
(笑)
…まぁ、こんな感じで、バスは何もナイ平原をなごやかに走る。

すると、何やら遠くの道路上に物体が…
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
…おぉ!駱駝(らくだ)だ★
慌てて撮ったので、カメラのストラップが被ってしまったのは許してね
それも複数いる。
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
飼われているのか、野良なのか…
背中のコブがペッタンコなので、野生児かもしれない。
(飼われているのは栄養が行き届いているので、コブもピンと立っている)
車も何のそので、平気な顔をしてゆったり歩き回っている。
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
バスも停まって、プチ撮影タイム★
生まれて初めて見る、天然のラクダの群れ♪
…やはり動物園とは違う。(笑)
他の車たちも減速して通過。
ラクダ達は、すぐ近くを歩き回っている。
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
我々には良い観光イベントとなった♪
バスは山道へと入って行く。
だんだん景色が険しくなる。
日本の山奥とも、スイスアルプスとも言えるような、キレイな光景へと変化してきた。
そして、バスは天池に到着。(衛星写真の★)
…すんごくキレイだ

ここで馬に乗り換え、今夜のお宿へ向かうそうな。


この先は道路がナイ。
まずは、ゲートで入場券を買うそうな。
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年当時のものを撮影)
宿泊客からも金取るのかよぉ…
入場料は8元(105円)だった。
地元住民のガイドさんに付き添われながら、お馬さんに乗る。
そして、湖畔沿いの岩場をゆっくりと隊列は進む。

しばらくして、湖畔の宿に到着した。
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
…どうだい、キレイだろう

左の、湖面と木々の僅かな間を通って来た。
そして、お宿は…
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
ぢゃぁ~~~~ん
…そう、「パオ(包)」なのだぁ~★
(「ゲル」とも言う。カザフ語だと「キーグズイ」と言う)
わくわく


パオの中は…
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
ご覧のように、意外と「
ごーぢゃす
」だ★
居住性は良い。
背中の周りにぐるっと置いてあるのは、布団だ。
(幅は50cm程しかなくて、狭い)
この湖畔の周りは、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
のどかぁぁぁぁ~~~~~★
バスに添乗していたカザフ族女性(クザットさん)の家族が、夏季のみ住んでいる。
ついにオラも「遊牧民でびゅー」だっ

荷物を置いたら、早速「裏山に登るかい?」と聞かれた。
せっかくなので、登ることに。
「山に登っている間に、お昼ご飯を作っておくよ!」と言われた。
早速、希望者が集まって出発。
道らしいものはナイ。
「けもの道」程度の岩場の所を登って行く。
ほどなく山頂に到着。
大して高くないのでね。
(ホントに「裏山」という程度)
ここから湖を見下ろす。
…何ぢゃい、こりゃぁ。
左端から4カットでご覧いただこう。
まず左端。
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
森の向こうから歩いて来たんだよん★
右側に少しずつ移動。
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
ちょうど正面。
さらに移動。
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
池の端っこ(上流側)だ★
右のはじっこ。
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
右手前に見える森は、今登っているお山だよん★
…そして、これらを全部つなげたものが、これだ★
(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
…すばらしい♪

来て良かった★
ほどなく、下山開始。
名残惜しんでたいら、「明日はもっと凄いところ行くよ!
」とのこと。
それに「お昼ごはんが待っているよ
」とも。
その言葉に負け、いそいそと下山する。(笑)
お腹すいたぁ…
パオに戻ると、周囲にイイ匂いが漂っていた。
早速、ご飯をいただく。
今回は「すいとん」みたいな麺だった。
「麺」と言っても、小さな正方形の「きしめん」っぽい形をしている。
こちらでは、ごく一般的な家庭料理だそうだ。
トマト・ピーマン・白菜が入っている。
だしは肉であろう。(牛か羊
)
しょうゆ味でとってもGood!

日本人好みの味付けだ。
(ウイグル自治区では、この野菜と味付けは結構フツーにあちこちで食べられる)
一緒にバスで来た他の客達は、泊まらずに帰るそうなので、ここからは我々3人のみ別パターンでの行動となった。
ここで、日帰り組とはバイバイキン★
…食ったら寝る。
なので、今からお昼寝タイム♪
…寝たら食う。
なので、今から夕食タイム♪♪
…ってか、時間、早くね!?
とにかく、ここではガイドさんに従うしかナイ。
周囲に家もない。
電気・ガス・水道など皆無だ。
まだお腹が空いていなかったが、食べなければ…。
少し前に、同じパオに泊まるというフランス人のカップルがやって来た。■□■
今回の旅で初めて同室する西洋人だ★
ちょっと緊張…
でも、「ボンジュール♪」と挨拶したら、ビックリして喜んでくれた★
その2人と一緒に夕食。
今夜は「羊肉のピラフ」だ。
(ウイグル語では「ポロ」と言う)
ポロもウイグルでは定番のメニュー。(後で知ったが)
羊肉とニンジンのピラフで、味は薄めで食べやすい。
肉が新鮮(絞めたて!)なので、臭みはまったくナイ。
何気に完食★(笑)
さて、腹も満たされたので、湖畔でまったりと日記でも書くか。

(画像をクリックすると拡大するよん)

(1996年撮影)
お馬さん達と一緒に湖畔に座る。


日記を書いていたら、日が暮れてきた。
なので、パオに戻ると「寝る時間だよー!」とのこと。
…チョー早くね?
まだ18時くらいっしょ?
でも、電灯がナイので「日没=活動終了」なのだ。

ランプっぽいモノはあるけど、ここでは貴重な非常用だ。
う~ん、「生物本来の生活」とは、こういうものだったのか…。
幅50cmほどの狭くて硬い布団に寝っ転がる。
それとほぼ同時に消灯。
夜の散歩も行かせてくれなかった…。
(おばあちゃんが「寝ろーっ!」とウルサイ…
)
周りからは、湖畔のさざなみの音以外は聴こえて来ない。
家畜達もすでに「お休みモード」なのだろう…。
明日も早いので、今夜は早く寝よ~っと★
昼寝もしたので寝られるわけがナイ…と思っていたら、寝られるんだな、コレが。
(笑)
おやすみんみ~~~~ん♪


(つづき「その23」はこちらーっ!)
最近のコメント