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2011年10月20日 (木)

海外旅日記 ~「Go West!ユーラシア大陸横断鉄道旅行1996」その22:烏魯木斉から天池へ~

前回「その21」からのつづきーっ!)(「その1」はこちら

このシリーズは、香港からスタートし、中国・ロシア・北欧・南欧と進み、ユーラシア大陸最西端のポルトガルのロカ岬までの極貧鉄道旅行。

注:文中の地名等のふり仮名は、ひらがなは日本語読み、カタカナは北京語(普通話)読みなのだ
文中の地名等にふり仮名がない名称は、前回までの日記を参照されたし。

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1996年6月10日(月):晴れ

烏魯木斉(ウールームーチー:Wulumuqi) → 天池(ティェンチー:Tianchi)

おはよう

今日は、「天池(てんち)」ツアーの日だ
2泊3日のプチ旅行。

まず、天池がどこにあるかって~と、ココだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2201
(2019年のグーグルマップより)
山の中ぁ~~~~

…ウルムチ駅
…天池

8時に迎えが来ることになっていたので、早めに仕度をしていた。
…が、やっぱり10分早く迎えがやって来た。
慌ててチェックアウトをする。

中国での集合は、どうやら15分前までに集合場所に行っておいたほうがイイっぽい。

お宿の前に停まっていたミニバスに乗り込む。

他のツアー客と一緒に、街の北にある「紅山賓館」と言うホテルの旅行社に移動。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その38・ウルムチ市街の地図-3808
(1996年当時の地図を撮影)
中央を上下に走る大きな道路は、まだ工事中だった…。

.ウルムチ駅
.新疆飯店
.二道橋市場(バザール)
.自治区政府幹部招待所(トルディーさんが紹介してくれた宿)
.テングリモスク(南門モスク)
.漢民族の繁華街
.紅山地区(旅行社・郵便局)

今はからに来たところだよん。

ここで、他の団体とさらに合流。
そして、2つに分かれるそうだ。
我々の「天池」ツアーと、「南山牧場(なんざんぼくじょう)」ツアーとにだ。
(南山牧場は、上の衛星写真の右下から少し出た湖の側にある。トルファンに行く道の途中だよん

南山牧場ツアーのほうには、上海で留学しているという日本人女性がいた。
彼女は中国語(普通話:北京語のこと)を習っているので、喋りたくてしょうがない。
なので、ガイドさんたちに一生懸命に中国語で話し掛ける。

だが、ガイドさんはウイグル人カザフ人だ。
それも日本語が堪能で、我々日本人には日本語で話し掛けているのにも関わらずだ。

まぁ、中国語も通じるからモウマンタイ(無問題)なのだけど…。
気持ちは解るが、いかがなモノでしょ
(少数民族は、「征服者」である漢民族の言葉を話したがらない人も多い)

さてさて。

天池行きのバスが動き出した。
天池は、ウルムチの北東90Kmの所にある。
(道路があまり無い関係で、ぐるっと北に大回りして行くようだ)

ガイドさんは、日本語が話せる「トルディー」さんと言うウイグル人男性が付いてくれた。
その他に、このバスには漢民族女性と、今夜の宿の住人のカザフ族女性「クザット(Kuzat)」さんもガイドとして同乗。

トルディーさんとハナシをする。
すると、我々3人の卒業した大学に留学するかもしれないということが判明

…何という偶然。

一気にハナシが盛り上る
(だが、当時は少数民族が海外に出るということは、漢民族の政府上層部が快く思っていなかった)

そしてお約束の、他の客からの「ねぇ、アナタ韓国人~」との質問が…。

日本人だよ」と言うと、「北京で京劇の役者でもやっていそうな顔立ちだね」と言われる。
周りの人やガイドさん達も「私もそう思った」と言い始める。

…ということは、オラはちうごくでは「イ・ケ・メ・ン」ということで宜しいのですね(笑)

…まぁ、こんな感じで、バスは何もナイ平原をなごやかに走る。

すると、何やら遠くの道路上に物体が…
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2202
(1996年撮影)
…おぉ駱駝(らくだ)だ

慌てて撮ったので、カメラのストラップが被ってしまったのは許してね

それも複数いる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2203
(1996年撮影)
飼われているのか、野良なのか…

背中のコブがペッタンコなので、野生児かもしれない。
(飼われているのは栄養が行き届いているので、コブもピンと立っている)

車も何のそので、平気な顔をしてゆったり歩き回っている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2204
(1996年撮影)
バスも停まって、プチ撮影タイム

生まれて初めて見る、天然のラクダの群れ

…やはり動物園とは違う。(笑)

他の車たちも減速して通過。

ラクダ達は、すぐ近くを歩き回っている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2205
(1996年撮影)
我々には良い観光イベントとなった

バスは山道へと入って行く。

だんだん景色が険しくなる。
日本の山奥とも、スイスアルプスとも言えるような、キレイな光景へと変化してきた。

そして、バスは天池に到着。(衛星写真の

…すんごくキレイだ

ここでに乗り換え、今夜のお宿へ向かうそうな。
この先は道路がナイ

まずは、ゲートで入場券を買うそうな。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2206
(1996年当時のものを撮影)
宿泊客からも金取るのかよぉ…

入場料は8元(105円)だった。

地元住民のガイドさんに付き添われながら、お馬さんに乗る。
そして、湖畔沿いの岩場をゆっくりと隊列は進む。

しばらくして、湖畔の宿に到着した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2207
(1996年撮影)
…どうだい、キレイだろう

左の、湖面と木々の僅かな間を通って来た。

そして、お宿は…
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2208
(1996年撮影)
ぢゃぁ~~~~ん

…そう、「パオ(包)」なのだぁ~
(「ゲル」とも言う。カザフ語だと「キーグズイ」と言う)

わくわく 

パオの中は…
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2209
(1996年撮影)
ご覧のように、意外と「ごーぢゃす」だ

居住性は良い。
背中の周りにぐるっと置いてあるのは、布団だ。
(幅は50cm程しかなくて、狭い)

この湖畔の周りは、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2210
(1996年撮影)
のどかぁぁぁぁ~~~~~

バスに添乗していたカザフ族女性(クザットさん)の家族が、夏季のみ住んでいる。

ついにオラも「遊牧民でびゅー」だっ

荷物を置いたら、早速「裏山に登るかい」と聞かれた。

せっかくなので、登ることに。

山に登っている間に、お昼ご飯を作っておくよ」と言われた。

早速、希望者が集まって出発。

道らしいものはナイ。
けもの道」程度の岩場の所を登って行く。

ほどなく山頂に到着。

大して高くないのでね。
(ホントに「裏山」という程度)

ここから湖を見下ろす。

…何ぢゃい、こりゃぁ。

左端から4カットでご覧いただこう。

まず左端。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2211
(1996年撮影)
森の向こうから歩いて来たんだよん

右側に少しずつ移動。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2212
(1996年撮影)
ちょうど正面。

さらに移動。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2213
(1996年撮影)
池の端っこ(上流側)だ

右のはじっこ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2214
(1996年撮影)
右手前に見える森は、今登っているお山だよん

…そして、これらを全部つなげたものが、これだ
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2215
(1996年撮影)
…すばらしい

来て良かった

ほどなく、下山開始。

名残惜しんでたいら、「明日はもっと凄いところ行くよ」とのこと。
それに「お昼ごはんが待っているよ」とも。

その言葉に負け、いそいそと下山する。(笑)

お腹すいたぁ…

パオに戻ると、周囲にイイ匂いが漂っていた。
早速、ご飯をいただく。

今回は「すいとん」みたいな麺だった。
「麺」と言っても、小さな正方形の「きしめん」っぽい形をしている。
こちらでは、ごく一般的な家庭料理だそうだ。

トマトピーマン白菜が入っている。
だしは肉であろう。(牛か羊
しょうゆ味でとってもGood!
日本人好みの味付けだ。
(ウイグル自治区では、この野菜と味付けは結構フツーにあちこちで食べられる)

一緒にバスで来た他の客達は、泊まらずに帰るそうなので、ここからは我々3人のみ別パターンでの行動となった。
ここで、日帰り組とはバイバイキン

…食ったら寝る。

なので、今からお昼寝タイム

…寝たら食う。

なので、今から夕食タイム♪♪

…ってか、時間、早くね!?

とにかく、ここではガイドさんに従うしかナイ。
周囲に家もない。
電気・ガス・水道など皆無だ。

まだお腹が空いていなかったが、食べなければ…。

少し前に、同じパオに泊まるというフランス人のカップルがやって来た。

今回の旅で初めて同室する西洋人だ
ちょっと緊張…
でも、「ボンジュール」と挨拶したら、ビックリして喜んでくれた

その2人と一緒に夕食。

今夜は「羊肉のピラフ」だ。
(ウイグル語では「ポロ」と言う)

ポロもウイグルでは定番のメニュー。(後で知ったが)
羊肉ニンジンのピラフで、味は薄めで食べやすい。
肉が新鮮(絞めたて)なので、臭みはまったくナイ。
何気に完食(笑)

さて、腹も満たされたので、湖畔でまったりと日記でも書くか。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その22・烏魯木斉から天池へ-2216
(1996年撮影)
お馬さん達と一緒に湖畔に座る。

日記を書いていたら、日が暮れてきた。
なので、パオに戻ると「寝る時間だよー」とのこと。

…チョー早くね

まだ18時くらいっしょ

でも、電灯がナイので「日没=活動終了」なのだ。
ランプっぽいモノはあるけど、ここでは貴重な非常用だ。

う~ん、「生物本来の生活」とは、こういうものだったのか…。

50cmほどの狭くて硬い布団に寝っ転がる。
それとほぼ同時に消灯。
夜の散歩も行かせてくれなかった…。
(おばあちゃんが「寝ろーっ」とウルサイ…

周りからは、湖畔のさざなみの音以外は聴こえて来ない。
家畜達もすでに「お休みモード」なのだろう…。

明日も早いので、今夜は早く寝よ~っと

昼寝もしたので寝られるわけがナイ…と思っていたら、寝られるんだな、コレが。(笑)

おやすみんみ~~~~ん

つづき「その23」はこちらーっ!

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コメント

中国の集合って早めがいいんだね。
私はギリギリでの行動が嫌な性格だから 早めに集合する方かな?
「少数民族は、「征服者」である漢民族の言葉を話したがらない人も多い」
「少数民族が海外に出るということは、漢民族の政府上層部が快く思っていなかった」
こういうことって どうやって知るの?
ラクダって漢字で書くと「駱駝」って書くんだね。初めて知った。
旅先でのお泊り。パオのような宿っていいなぁ~。

投稿: ひめ子 | 2012年8月16日 (木) 23時18分

★ ひめぽ

>こういうことって どうやって知るの?

歴史(近代史)を知ればすぐに解るよ。
第一次世界大戦前後からね。

あとは、地元のみんなが(漢民族に聴き取られナイように)日本語で小さな声で教えてくれる。

フランス人が英語を話したがらナイのも、世界では当たり前の事として知られているよ。
(フランス人は「我々が世界一」と思っているから


動物などの名前、パソコンで打ち込んでみて変換キー押してみ。
たいていの漢字は出てくるで~~~★

パオはね、布団さえ柔らかければ、あとは何も言うことはナシ

投稿: まりりん | 2012年8月16日 (木) 23時45分

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