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2011年7月14日 (木)

海外旅日記 ~「Go West!ユーラシア大陸横断鉄道旅行1996」その18:敦煌・街歩きと蘭州牛肉麺~

前回「その17」からのつづきーっ!)(「その1」はこちら

このシリーズは、香港からスタートし、中国・ロシア・北欧・南欧と進み、ユーラシア大陸最西端のポルトガルのロカ岬までの極貧鉄道旅行。

注:文中の地名等のふり仮名は、ひらがなは日本語読み、カタカナは北京語(普通話)読みなのだ
ふり仮名がない名称は、前回までの日記を参照されたし。

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1996年6月4日(火):晴れ

敦煌(とんこう:Dunhuang)

今日は、朝食(兼昼食)を隣のホテルの入口にある小さなお店で食べる。
お店のカンバンには(確か)「正宗 蘭州牛肉麺館」と書いてあった。

そう、牛肉ラーメン店だ。

ラーメンは漢字で「拉麺」と書く。
「拉」とは「引っ張る」と言う意味。(「拉致」とかもそうだね)
その名の通り、「」を「」してくれるのだ

早速、牛肉麺を注文。

店のオニイサンが麺を「」し始めた
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その18・敦煌・街歩きと蘭州牛肉麺-1801
(2006年にトルファンで撮影)
びよぉぉぉぉぉ~~~~ん

これはトルファンで撮ったものだけど、イメージは一緒。

…んで、その麺を茹でて具を載せてやって来たのが、これだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その18・敦煌・街歩きと蘭州牛肉麺-1802
(2007年に桂林で撮影)
美味そぉぉぉぉぉ~~~~う

これは桂林で撮ったものだけど、これもほぼ一緒。

スープは、日本の醤油ラーメンに少しラー油が入ったような味。
そこに(少しの)牛肉と香菜(ぱくちー:シャンツァイ)とネギが載っている。

日本人の口にヒジョーに合う、美味な逸品
蘭州牛肉麺」と書いてあれば、どこの店でもほぼこの仕様だ。

敦煌では1杯2元(27円)だった。

麺と一緒に「ナン」も注文する。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その18・敦煌・街歩きと蘭州牛肉麺-1803
(2006年にカシュガルで撮影)
えんばーーーーーーーーん

これもカシュガルで撮ったものだけど、イメージは同様。

ピザやピタパンのような形の、硬めでパサパサしたパンで、中に黄色っぽい香辛料が入っていた。
水分がナイと食べづらいけど、味はGood

大きさは直径20cmくらいで、厚さは1cm強ほど。
1枚5角(0.5元:7円)というリーズナブル価格だ

麺とナンで合計2.5元、日本円にして34円でおなか満足。

イイねぇ~

その後、N氏と一緒に「敦煌市博物館」に行く。

地図で見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その38・敦煌の地図-3807
(1996年当時の地図を撮影)
だよん

お宿はね。

博物館は、街の中心部に程近い「東大街陽関東路」の道路沿いにある。

余談だが、敦煌の街の道路名は、1996年当時と現在とでは全く変わってしまったようだ。
1996年当時の地図と、2006年の地図では、同じ道路名は1コもナイ…。
なので、道路名を書く時は、新旧両方とも書くねん旧称現在名

博物館の中に入ったら、グーゼン、日本人のお年寄りの団体と遭遇した。
宮崎から来たそうで。
さりげなく後ろを付いて行き、ちゃっかり日本語の解説を盗み聴き(笑)

一通り見たので、お宿に戻る。

夕方まで部屋でまったりし、友誼飯館へ夕飯を食べに行く。
その後21時頃、またもやカバブをかましに、市場巷の夜市へみんなで繰り出す。(地図の

23時頃まで大盛り上がり
1人20本は食べたなぁ…(笑)

今夜のカバブは、
・少林寺のカンフー映画に出て来そうな坊主頭のオジサン
・ピアノを弾くかのように物静かに淡々とカバブを焼く、芸術家風のオニイサン

の2店にロックオン。

どちらも独特の味で、甲乙つけ難い…。
両方のお店にガンガン注文をする。

片方の店が焼いているうちに、もう片方の店のカバブを食べまくる…という、待ち時間の少ない効率のイイ食べ方を開発していた。(笑)

昨日のリベンジ」とばかりに、今夜もワインを1本買ってみた
今回はみんなで慎重に選んだよ~。

少々高いけど、ラベルなどがしっかりしている中国ワインを購入。
名前は「長城白葡萄酒」(「万里の長城印の白ぶどう酒」という意味)。

味はまぁまぁ。

一応、国際的には許されるレベルだ
(中国ではブランドのワインだ)

今夜もしっかり酔った
お宿に戻って寝るよーーーーっ

おやすみんみ~~~~ん

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1996年6月5日(水):晴れ

敦煌(とんこう:Dunhuang)

今日は8時頃に、N氏西安に向けて空港へと旅立って行った…。
(空港は12Kmほど離れたところにある。当時は超贅沢な移動手段だった)

そして、K氏も昼近くに柳園駅へとバスで旅立って行った…。
次の目的地は「吐魯番(とるふぁん:トゥールーファン)」だそうだ。

あらら、急に寂しくなっちゃったねぇ…
何か「取り残された」気分。
我々も早く敦煌を脱出せねば…。

11:40頃に外へ出る。
CITS(中国旅行社)に列車の切符の確認を取りに行く。(地図の

…も、途中でCITSの人に遭遇し、呼び止められる。
まぁ、宿からCITSまで100m位しか離れてナイが。

彼曰く「6月7日の切符なら取れそうだ」とのこと。
さらに「6月”でイイんだよな」と聞いてくる。
オラが渡したメモには「5月7日」と書いていたらしい。

…ヤヴァい。もう「日にち」どころか「」までも判らなくなっている…。

彼は「じゃぁ、6日10時に切符を持ってホテルに行くよ」と言い、そのまま街に消えていった…。

敦煌のCITSで列車の切符を注文するということは、担当の人が毎日「柳園」駅の窓口まで行ってやりとりしているということ。
毎日あの砂漠の130Kmを往復してだ……相当な苦労だ。

もし旅行社に頼まなかったら、自分自身で柳園駅まで切符を買いに行かねばならない。
…それは無理だ。
往復6時間も掛けて行ったのに、窓口であっさり「没有(メイヨウ:無い)」と言われた日には…。

インターネットのナイ時代&地方の、汗と苦労の物語

その後、また隣の牛肉麺屋さんに行って、牛肉麺を食べる。
この店のメニューを見ると…

・牛肉麺 2元
・加肉麺 4元 (牛肉大盛り麺)
・醤牛肉 20元 (牛肉のみの単品)
・ナン 5角(0.5元)

のみだ。
今度は「加肉麺」を食べてやろうっと

またお宿に戻り、しばしの休憩。

暑い地では、日中はあまり無理をしないのが正解。

再度、街に出る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その18・敦煌・街歩きと蘭州牛肉麺-1804
(1996年撮影)
テコテコ街歩きぃぃぃ~~~

中心地へ行き、博物館(地図の)の前を歩いていたら、偶然、西安の「勝利飯店」で目の前の部屋に泊っていた日本人男女2人組に出会った。
あの、レストランで「そろばん」で盛り上っていた時にいた2人組だ。

しばしハナシをして、お互いに情報交換する。
その場で「では~」と言って別れ、再び散歩開始。

ふと街外れに行ってみたくなり、そのまま歩き続ける。
ほどなく街の端っこに到着。
そこにはが流れていた。
(どこかは失念。おそらく西(左)の大きな川沿いかなぁ…)
…も、乾季なのか、川に水はナイ

あれぇ~~~、ちょっとガッカリ。

仕方ナイので、そのままお宿に戻る。(地図の

その後、風味餐館で夕食を摂る。
酸奶(スァンナイ:ヨーグルトのこと)」がサイコーに美味かった
この当時では、中国のこんな僻地でヨーグルトが食べられるのは、ヒジョーに珍しかった。
(市民に「食品を冷やす」という概念がナイので…
1個1.5元

さぁ、もう今日はのんびりしよう
シャワーを浴び、部屋でガイドブックを読みまくって、今日はおしまい。

おやすみんみ~~~~ん

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1996年6月6日(木):晴れ

敦煌(とんこう:Dunhuang)

今日は10時にCITSの人と会う。
予約していた切符が無事取れたので、しっかりと頂く 

柳園駅7日18:54発「烏魯木斉(ウルムチ)」行き97次列車 8号車(軟臥)15・16・21番だ。

列車費は3人で594元。
それに諸々の経費・税金が加わり、合計では830元(11,200円)だった。
1人当たり3740円ほど。
まぁ、敦煌から脱出出来るうえにA寝台個室に乗れるのなら安いもんだ

いやぁ~、これでホッとした

安心したので、景気付けに牛肉麺屋で「加肉麺」を注文する。
お店のオニイチャンも「えっ」という顔をして、すぐにニコニコしながら麺を「」し始めた

来た来た
たしかに、肉がたくさん入っていてGood
オニイチャンも「美味いか」と聞く。
もちろん「美味い」と答える。

満足の後、お宿に戻る。
しばらくボーッとして過ごし、外出することに。

今度は街の北半分にあるメインストリート「北大街沙州北路」を歩いてみる。(地図のの左にある縦の大通り
…も、学校と工場しかないっぽい。
すぐに小学校からキッズが大群で出て来たので、それ以上進むのを諦めた。

いったん中心地のロータリー交差点に戻って、「東大街陽関東路」をまっすぐ歩く。
敦煌賓館」を過ぎると、もう街の端っこだ。(地図のの右の小さな橋)

この先は、まっすぐな並木道になっている。
その並木道の手前には、小さな川(用水路)が流れている。

ここの流量はかなりあり、乾燥しきった砂漠の中にいるとは思えないほどだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その18・敦煌・街歩きと蘭州牛肉麺-1805
(2006年にトルファンで撮影)
うるおいぃぃぃぃぃ~~~っ

これはトルファンで撮ったものだけど、イメージ的には同じだ。

帰国後に地図を見ると、川の上流にダムがあって、そこからこの用水路に水を流しているようだ。
なので、川の本流に水が無かったという訳っぽい。

橋の手前で小川からさらに用水路が分岐していて、並木道に沿って流れている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その18・敦煌・街歩きと蘭州牛肉麺-1806
(2006年にトルファンで撮影)
いやし~~~~~~~っ

これもトルファンで撮影したもので、イメージはかなり近い。

水があると、何だかホッとするね
キレイな景色だ…

ここで引き返す。

博物館の前まで戻って来た時に、歩道上に「注意と警告」のカンバンがあるのが目に留まった。
何だろう…」と思って近付いて見てみると…

何と、そこには交通事故に対する注意と警告のための写真が、たくさん貼られていたのだ。
当然、「恐怖を煽る」狙いもあるので、無謀な運転・乗車等をして(死亡)事故を起こした人達の無残な姿がボカシもなしにそのまま写っている。
腿の骨が出ている人、あばら骨が見えている人、顔の1/3が剥がれている人などなど…
もちろん、写真に老若男女の区別はナイ。

以前からウワサでは聞いていたが、そうか、これがそうなのか…。

この当時の中国では、いくら言っても言うことを聞かないので、このように「結果論」で示さないと誰もルールを守らなかったのだ。

確かに、トラックに10人以上乗ってスピード出したら、こうなるわなぁ…

その後、このような看板を見た外国人観光客がショックを受ける例が頻発したので、だんだん見られなくなった次第。

ホントに交通事故には気を付けよう。

ちょっと現実に引き戻された感を味わいながら、おとなし~くお宿に帰還。(笑)
気を取り直して、風味餐館に行く。

今回は…
・フレンチトースト
・ヨーグルト
・カレー麺

を注文。

ちょっと洋風なモノも食べたくなったのさぁ~
(もう1ヶ月も中国圏にいるからねぇ…)
けっこう栄養もあり、なかなかGood

いやぁ~、今日も楽しかった

さぁ~て、明日はいよいよ敦煌を離れる日だ。
夜更かししないで早く寝よっと。

おやすみんみ~~~~ん

つづき「その19」はこちらーっ!

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コメント

1枚目の写真。あんな風に調理している姿見ながら待ってるのってワクワクして好きだなぁ・・・。なんか自然な感じで作ってる姿がイイ。
そう思うと 海外旅行も楽しそう。(…でも怖い)
牛肉麺の麺がラーメンというより細うどんぽく見えちゃった。

ワインってあんまし飲めない。美味しい?(笑)
きっと イイワイン飲んでないんだね、私。

切符の予約取るの大変なんだね。
一般的にはみんな旅行社に頼んでるのかな?

その38での地図で場所の確認が楽々だった。(笑)

投稿: ひめ子 | 2012年8月 8日 (水) 23時40分

★ ひめぽ

本当のラーメンはおいしいぞ~

2枚目の写真、かなりうどんっぽいね。
これしか写真持っていなかったから…
フツーはもう少し細い。

列車の切符、今はかなり簡単に買えるようになったよ。
でも駅で並ぶのは大変だから、旅行社で買うのがベターだね

ワインは、まずはドイツの白ワイン(「マドンナ」「リープフライミルヒ(聖母のお乳)」「シュバルツカッツ(黒猫)」とか)から飲むとイイよ。
甘くてジュースみたいだから。
慣れたら、ドイツの甘い赤ワイン→チリやフランスなどの渋め赤ワインへと進んでいこう。
日本の「甲州」ワインは渋めのほうだ。

投稿: まりりん | 2012年8月 9日 (木) 02時26分

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