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2011年6月 6日 (月)

ジオラマ日記 ~「列車の来ない風景」の巻~

今回ご紹介するワンジオ「列車の来ない風景」も、「特攻野郎Bチーム」の展示会用に作って、Bチームのホームページに掲載したもの。
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…どうッスか

我々Bチームで「ワンジオ(ワンショット・ジオラマ)」と呼んでいる、小形のジオラマだ。
小さなスペースに、いかに「それらしく」エッセンスを凝縮して再現するかが、腕の見せ所。
カンタンな様でいて、案外難しい…(プランを決めるまでが難しく、制作自体はカンタンだ)

ベースのサイズは223mm×114mm
個人的にはイレギュラーなサイズだ。

イメージしたのは、神奈川臨海鉄道横浜本牧(よこはまほんもく)」駅から分岐している「国際埠頭専用線(こくさいふとうせんようせん)」。
ココは、JR根岸線の「根岸(ねぎし)」駅から分岐した貨物線にある、横浜本牧駅の近くだ。
交差点の名前でいえば「かもめ町第2」の海寄り。

現在は列車の運用がなくなり、もうココに貨物列車は走らナイ。
2005年7月に廃止された)
なので「列車の来ない風景」なのだ

実景はこんなカンジ。
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塀だらけぇ~~~っ

塀の向こうは「三菱重工業(株)」の本牧工場。
右奥は「国際埠頭(株)」の岸壁だ。

では、フタをはずして見てみよう…
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まずは、正面側を。

道路と工場の敷地の間に沿って線路が敷かれている。

全部の方向から見てみよう
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正面左側の、横浜本牧駅側から見た光景。

次に後ろ側を…
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…こちら側は見ないでネ

樹木(KATO(ウッドランドシーニクス)製)は、実はこのように貼り付けている。
スペースの関係上、薄っぺらくペッタンコだ。

さらに、正面右側から見た光景を。
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こちらも特に特徴はナイ…。

…これで一周見て回った。

では、細部の解説を。
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線路はTOMIX製の線路を切って使用。

ベース板の上にゴム系ボンド(G17)で直接貼り、周囲に木工ボンド原液のまま塗って、ブレンドしたバラスト(砂利)を撒いて固定。

道路は、「お約束」のグレーの画用紙だ。
塀はGM(グリーンマックス)製品、塀の下は細い角材を貼って色を塗り、コンクリート製の土台を表現。
これらは全てゴム系ボンドで接着したッス。

アングルを変えて、実際の目線で見てみよう。
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イイしょ

草木の部分は、濃淡組み合わせた緑色のスポンジを使用。
あとは、線路の周囲にも雑草を表現してある。

…で、これを実景で見ると…
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…どぉ似てるべ

ちゃんと塀に貼ってある警告文や、柵(古枕木)のヨレヨレ具合も表現してあるッス

では、正面左側から右に向かって少しずつ移動してみよう。
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左端から見た光景。

郵便車は、樹木のとトレーラーのの色彩を考慮して配置。
いいアクセントになっている。

今回は太陽光の下で撮影した。
なので、結構リアルだべ

トレーラーのおしり部分を…
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カァ~~~~ッチョエェ~~~~

超リアルだなや

トレーラーは、TOMYTECH(トミーテック)製品をそのまま置いた。

少し引いたアングルで。
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夏の午後」ってカンジでしょ

実際に現地調査しに行った時も暑かったぁ~。
(現地の実景は、次回でご紹介

今度は、トレーラーの前側を。
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実景に合わせていろいろ配置してみた。

赤い矢印の傾いた白い棒は、一体ナニモノ

正解はコレ。
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何者(トラック)かの仕業により「メキョって」しまった道路標識の残骸だ

直してナイところが、いかにも工業地帯っぽくて良い

では、最後に線路の上から見てみよう。
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結構イイねぇ~

…んで、これを実景に置き換えると…
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どうだい、ナイスだろう

…ま、ってなカンジでアッサリ作ってみましたとさ。
結構カンタンに作れるので、週末にでもおひとつどぉ

次回は実際の現場をご紹介~

つづき「横浜本牧2007」はこちらーっ!

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