ジオラマ日記 ~「列車の来ない風景」の巻~
今回ご紹介するワンジオ「列車の来ない風景」も、「特攻野郎Bチーム」の展示会用に作って、Bチームのホームページに掲載したもの。
…どうッスか?
我々Bチームで「ワンジオ(ワンショット・ジオラマ)」と呼んでいる、小形のジオラマだ。
小さなスペースに、いかに「それらしく」エッセンスを凝縮して再現するかが、腕の見せ所。
カンタンな様でいて、案外難しい…(プランを決めるまでが難しく、制作自体はカンタンだ)
ベースのサイズは223mm×114mm。
個人的にはイレギュラーなサイズだ。
イメージしたのは、神奈川臨海鉄道「横浜本牧(よこはまほんもく)」駅から分岐している「国際埠頭専用線(こくさいふとうせんようせん)」。
ココは、JR根岸線の「根岸(ねぎし)」駅から分岐した貨物線にある、横浜本牧駅の近くだ。
交差点の名前でいえば「かもめ町第2」の海寄り。
現在は列車の運用がなくなり、もうココに貨物列車は走らナイ。
(2005年7月に廃止された)
なので「列車の来ない風景」なのだ★
塀の向こうは「三菱重工業(株)」の本牧工場。
右奥は「国際埠頭(株)」の岸壁だ。
道路と工場の敷地の間に沿って線路が敷かれている。
全部の方向から見てみよう♪
正面左側の、横浜本牧駅側から見た光景。
樹木(KATO(ウッドランドシーニクス)製)は、実はこのように貼り付けている。
スペースの関係上、薄っぺらくペッタンコだ。
…これで一周見て回った。
ベース板の上にゴム系ボンド(G17)で直接貼り、周囲に木工ボンドを原液のまま塗って、ブレンドしたバラスト(砂利)を撒いて固定。
道路は、「お約束」のグレーの画用紙だ。
塀はGM(グリーンマックス)製品、塀の下は細い角材を貼って色を塗り、コンクリート製の土台を表現。
これらは全てゴム系ボンドで接着したッス。
草木の部分は、濃淡組み合わせた緑色のスポンジを使用。●●●
あとは、線路の周囲にも雑草を表現してある。
ちゃんと塀に貼ってある警告文や、柵(古枕木)のヨレヨレ具合も表現してあるッス♪
では、正面左側から右に向かって少しずつ移動してみよう。
左端から見た光景。
郵便車は、樹木の緑とトレーラーの青の色彩を考慮して配置。
いいアクセントになっている。
今回は太陽光の下で撮影した。
なので、結構リアルだべ?
超リアルだなや★
トレーラーは、TOMYTECH(トミーテック)製品をそのまま置いた。
実際に現地調査しに行った時も暑かったぁ~。
(現地の実景は、次回でご紹介)
今度は、トレーラーの前側を。
実景に合わせていろいろ配置してみた。
赤い矢印の傾いた白い棒は、一体ナニモノ
正解はコレ。
何者(トラック)かの仕業により「メキョって」しまった道路標識の残骸だ★
直してナイところが、いかにも工業地帯っぽくて良い♪
…ま、ってなカンジでアッサリ作ってみましたとさ。
結構カンタンに作れるので、週末にでもおひとつどぉ?
次回は実際の現場をご紹介~♪
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