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2011年6月27日 (月)

海外旅日記 ~「Go West!ユーラシア大陸横断鉄道旅行1996」その15:西安・大慈恩寺と大雁塔~

前回「その14」からのつづきーっ!)(「その1」はこちら

このシリーズは、香港からスタートし、中国・ロシア・北欧・南欧と進み、ユーラシア大陸最西端のポルトガルのロカ岬までの鉄道旅。

注:文中の地名等のふり仮名は、ひらがなは日本語読み、カタカナは北京語(普通話)読みなのだ
ふり仮名がない名称は、前回までの日記を参照されたし。

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1996年5月30日(木):くもり のち 雨

西安(せいあん:Xi'an) →

おはよう

今日は11時に「西安(シーアン)」駅前の旅行社に行くために、9時に起きた。
10時にお宿を出て、仲間の1人と駅前に向かう。

まずは市内の地図をご覧いただこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その38・西安の地図-3806
(1996年当時の地図を撮影)
からへ行くよん

…西安駅
…鐘楼と鼓楼
…東大街(繁華街)
…南門
…碑林
…お宿(勝利飯店)
…小雁塔
…大雁塔(三蔵法師が経典をまとめた大慈恩寺)
…シルクロード起点の碑

まずは、駅前で「刀削面(タオシャオミエン)」を食べる。
1杯3元(40円)。

刀削麺とは、読んで字の如く、(小麦粉を練った塊)を(と言うかヘラ)でって、鍋に入れて茹でるもの。
日本で言えば「すいとん」に近い感じ。

スープは醤油ベースでほんのり酸っぱ辛く、「香菜(シャンツァイ:パクチー)」とチンゲン菜が載っていた。

腹も満たされたので、旅行社に行く。

西安から次の目的地「敦煌(とんこう:トゥンフアン)」に行くために、最寄り駅である「柳園(りゅうえん:リウユァン)」までの切符を頼んだ。
それまで頼んでいたのは全て×だった…

ここで仲間と別れて、自由行動。

今日は「大雁塔(だいがんとう:ターイェンター)」に行くことに。(地図の
ここもぜひ行ってみたかった場所だ

駅前の道をひたすら真っ直ぐ南に行けば、自動的に着く。

お宿の前も通過し、大雁塔に到着。
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ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1501
(1996年撮影)
目の前に見える塔が大雁塔だ。

ここは、本当は「大慈恩寺(だいじおんじ)」と言う。
何の場所かって

…ふふふのふ。

ココは「西遊記」でおなじみの「三蔵法師」が、「天竺(てんじく)」から命懸けで持って帰って来た、ありがた~~~い経典をまとめたお寺なのだぁ
ここを訪れなかったら、西安に来た意味がナイ

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 おまけ 

上の写真はのどかな光景が広がっているけど、2011年に再び訪れた時はこうなっていた…
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1502
(2011年撮影)
おぅ、ぢーざす!

…何だよ、まったく面影ナシ。

さらに、大雁塔の真下から西安駅に続く道を撮った光景はコレだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1503
(2011年撮影)
オラの「西安の想ひ出」を返せーーーーーっ

大雁塔の周囲は、もはや1996年の面影を残している場所なんて存在しないだろう…
どこもものすごい勢いで大規模ビル(商業施設)を建設している。

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入口周辺は、観光地化されていて少しゲンナリしたけど、中に入ったらGoodだった
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1504
(1996年撮影)
むかし「西遊記」で見たような…

これを見て「ゴダイゴ」の歌がアタマに流れて来たら、もう立派なお年頃よん

まずはチケットを買う。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1551
(1996年当時の実物を撮影)
ジオーーーーーーーーン

甲種で13元
9元から価格改定された痕跡が見える。
1人だったし、ケチらずにしっかりと観たかったので、素直に外国人丸出しでチケットを買ったッス
(外国人料金用のチケットの為か、なぜか漢字は繁体字で書かれている)

境内に入る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1505
(1996年撮影)
ほうほう。

大雁塔が真正面に。
ありがたや…(ー人ー)

2011年と比較してみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1506
(2011年撮影)
ほうほう。

…良かった、あまり変わってナイや

塔の下にある建物に近寄ってみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1507
(1996年撮影)
お宝ぁぁぁぁぁ~~~~っ

大雄宝殿」と書かれているねぇ…。

これも2011年と比較してみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1508
(2011年撮影)
…あれデカくなってない

…ってか、階段が拡がっているのかぁ
建物の壁や飾りを見比べると、色は変われど建て替わってはいないようだ。

…んで、真ん中の西洋ネーチャンは何

女子って、こういう所ではゼッタイ変なポーズを取るよね。(笑)
これは世界的に見られる現象だ。
女子の本能

ちょっと引いたアングルでご覧いただこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1509
(2011年撮影)
木も一緒か…な

おそらく、2本の木はそのままの位置で成長したのであろう。 

建物の中を観てみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1510
(2011年撮影)
ぴかりんこぉぉぉぉぉ~~~~ぅ

中は金ピカで、仏像が安置されている。

境内の周囲の建物は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1511
(1996年撮影)
おどぉぉぉぉーーーーう

法堂」と書かれているね。

右のカンバンの「保護文物 人人有責」が良い
1996年当時の風俗が凝縮された1枚だ

…んで、お目当ての大雁塔に近付いた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1512
(2011年撮影)
おぉ、いぇい

聳えてるぅ~~~

塔の入口に立つ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1513
(2011年撮影)
これもお宝ぁぁぁぁぁ~~~~っ

まぁ、カンタンに言えば「国宝級だよ」という意味。

チケットを買って、登ってみよう
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1552
(1996年当時の実物を撮影)
さんぞぉぉぉーーーーう

気分は三蔵法師

中に入って階段を登り始めると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1514
(1996年撮影)
…結構疲れる。

階段も急だしぃ~。

内部は思ったより広くなく、ここで数名の僧侶が経典の編集をしていたにしては狭いような…。
経典の保管所だったのかな

塔の上まで上ったぞ
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1515
(1996年撮影)
仏像があった

後ろの空には、高い建物がまだ僅かしかない。

一通りぐるっと見て回ったので満足

では、お宿に戻ろう。(地図の

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 おまけ2 

2011年の光景を、もう少し。

大雁塔の境内を歩いていると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1516
(2011年撮影)
IT革命やぁぁぁぁ~~~~っ

人目に付かない場所で、パソコンをいぢっている僧侶。

もはや仏教界にもIT化の波が…

街中にて。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1517
(2011年撮影)
電線ぐるぐるーーーーっ

多分、通信用の電線だろう。

これから工事をする前準備だと思うけど、タイヤがぶら下がっているようにしか見えない…
もし、こんなグルグル状態で通電していたら、電磁力で発熱や通信障害等の影響がかなり出ると思う。

昔の中国だったら、一夜で盗まれていただろうね

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お宿に戻ってからは、14時半頃まで休憩。

その後、再び駅前の旅行社へと向かう。(地図の

今度は1時間半くらい待たされる。

…が、結局、今夜の「第143次直快 庫尓勒(こるら)行き」の軟臥(A寝台)ならあるということなので、それにした。
硬臥(B寝台)の切符を待ってあと数日も西安に留まるなら、倍額近くても軟臥で移動した方が結局は安上がりだ
1996年当時の中国国鉄は、どの駅からも方面別に見ると、1日数本しか走っていなかった。普通列車も「1日2往復のみ(全席指定)」なんて当たり前)

さぁ、そうと決まったら移動の準備だ

お宿に戻り、支度をする。
部屋には、ひげもぢゃ氏と同室の日本人が遊びに来ていた。
なので、彼らと一緒に夕食を摂る。
食後、部屋に戻り、彼らとハナシをする。

すると、ひげもぢゃ氏は20時半頃発の列車で「上海(シャンハイ)」へ、我々は21:40に「敦煌」へ、もう1人の日本人は22時半頃に「成都(せいと:チェントウ)」へ…と、同じ日にバラバラに分かれることが判った。

何という偶然…。

今夜が西安という街との「潮時」なのかもしれない

それぞれに別れの挨拶をした後、西安駅に向かう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1518
(1996年撮影)
これが最後の西安駅だ

わずかな日数だったけど、何度も通ったなぁ…

駅に着いたので「軟席候車室」(グリーン車旅客用待合室)へ入る。

いやぁ~、リッチ

フッカフカのじゅうたんに、ゆったりソファー。

貴賓室で列車を待つこの快感
ほんの少し前までは、軟座と軟臥車なんて、共産党幹部外国人しか乗ることが出来ない「超高級車両」だったのだ。

そして、第143次直快のアナウンスが…。

ゆったりと席を立ち、2番ホームへ移動。
乗る車両は「7号車」で、寝台番号は「14・15・16」だ。

車両は、深緑色の旧型車(22型)だ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1519
(2001年に広州郊外で撮影)
わくわく

ついに、この旧型車両に乗れる日が来た
長年の夢だったのだ
(ちなみに、中国国内では「緑皮車」と呼ばれている)

軟臥車両の外観は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1520
(2006年に北京で撮影)
ゆったり

窓の数しか個室がなく、4人用のコンパートメントになっていて、室内は非常にゆったりとしている。
硬臥とは大違いだ
(硬臥は狭くて個室は無く、6人で1区画(3段寝台)になっている)

車体のドア横に書いてある形式名「RW」とは、「軟臥」の発音「ルァン ウォー:Ruan Wo」の頭文字を取ったもの。
この車両は22型なので、「RW22」となる。
(硬臥車両は「イン ウォー:Ying Wo」なので「YW22」となる)

ホーム上で7号車専属の車掌に切符を見せ、室内に入る。
我々のベッドは、上段2つに下段1つだった。

検札に来た専属の車掌さんは、若い女性で、とぉ~~~ってもLovely
超絶カワイイ
しかも笑顔で親切

我々の切符を預け、代わりに寝台番号が書かれた札をもらう。
(寝ている間の盗難防止のため)
ちゃんと部屋の鍵を掛けてくださいね」と言って、笑顔で去っていった。

かぁ~~わぁ~~いぃ~~うぃ~~~

…ヤヴェ、この列車にして大正解(笑)
最初は高くて文句を言っていたケチな仲間の片割れも、彼女を見てニッコニコ

料金というのは、高ければ高いなりに見返りがあるのだよ。(笑)

へぇ~、中国国鉄も変わったなぁ…
そう言えば、旅行社のおねぃさんも親切だった

中国人も親切な人が多いね」と思った、今日この頃だった…。

時間になり、列車はゆっくりと発車。

いよいよ西安ともお別れかぁ…

まずは、西安にカンパイ
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その15・西安・西安・大慈恩寺と大雁塔-1521
(1996年撮影)
再見西安

…って、飲みっぱなしだよ、このバカども。(笑)

…んぢゃ、おやすみんみ~~~~ん

つづき「その16」はこちらーっ!

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コメント

刀削面ってテレビで見た事あるような気がする…。
文章読んだ感じではそんな気がするなぁ。

まりちゃんって中国に何か特別な思いがあるの?
何度も訪れているよね。歴史や文化に興味があるとかかな?

西遊記は見た事あるけど、お話ばかり楽しんでてあまり建物とか覚えてないや…。
中国はあまり興味がない国だったけど、知ろうとしなかっただけなのかもしれない。いろいろと知ってみると また見方が変わるかもしれないと思う私なのでした。

投稿: ひめ子 | 2012年8月 4日 (土) 22時19分

★ ひめぽ

刀削麺って、すいとんみたいなカンジだよ

オラ、前世はちうごく人ぢゃなかったのかな…
ちうごくの文化も難なく受け入れられるし、ちうごく語を学んでも何の苦労もなかった…
現地の人々にも間違われるんだから、ほぼ間違いナイでしょう…

投稿: まりりん | 2012年8月 5日 (日) 00時48分

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