海外旅日記 ~「Go West!ユーラシア大陸横断鉄道旅行1996」その14:西安・シルクロードの起点に立つ~
(前回「その13」からのつづきーっ!)(「その1」はこちら)
このシリーズは、香港からスタートし、中国・ロシア・北欧・南欧と進み、ユーラシア大陸最西端のポルトガルのロカ岬までの極貧鉄道旅行。![]()
注:文中の地名等のふり仮名は、ひらがなは日本語読み、カタカナは北京語(普通話)読みなのだ★
ふり仮名がない名称は、前回までの日記を参照されたし。
※西安の写真はあまり撮っていなかったので、他の年代や場所で撮った写真で補填するッス~★![]()
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1996年5月27日(月):晴れ
西安(せいあん:Xi'an)
おはよう♪![]()
今日は次への移動のために、駅へ切符を買いに行くことにした。![]()
まずは市内の地図をご覧いただこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年当時の地図を撮影)
❻から❶へ行くよん♪
➊…西安駅
➋…鐘楼と鼓楼
➌…東大街(繁華街)
➍…南門
➎…碑林
➏…お宿(勝利飯店)
➐…小雁塔
➑…大雁塔(三蔵法師が経典をまとめた大慈恩寺)
➒…シルクロード起点の碑
西安駅まで行き、2階にある「外国人用きっぷ売り場」へ…。
「確実に外国人料金が廃止された」と聞いたので、安心して窓口に。
専用とあって、売り場は空いている♪
29・30日の列車の切符(硬臥)を取ろうとするも「全て売り切れだ」と言われる。![]()
(この時代がイチバン列車の切符が入手困難だったのだ…
)
仕方ナイので、一旦退却。
その後、昼過ぎに「小雁塔(しょうがんとう)」(地図の❼)の近くにある「中国旅行社(CITS)」に行く。
でも、「ここでは列車の切符は扱っていない」と言われる。![]()
さらに、「駅の対面にある“解放飯店”の2階に行け」と言う。
えー、また戻るのぉ~~。![]()
外に出ると、偶然昨夜の「ひげもぢゃ」氏と遭遇★
なので、事情を話したら「一緒に行こう」ということになり、駅前まで移動。![]()
![]()
解放飯店の中にある旅行社で予約を取り、お宿に戻る。
…あれ?何かノドが痛いなぁ。![]()
最近、車の排気ガスでノドをやられているみたいだ。![]()
(この時代の中国は「排ガス問題」が大きかった。規制も緩かったのでね)
とりあえず、夜まで寝る。(笑)
ZZZZzzzz....
夜になったら、仲間の1人が「夜市へ出掛ける」と言う。
なので、「パンを買って来て♪」とお願いした。
そして自分は昨日買った本を読むことに。![]()
しばらくして仲間が帰還。
しかし、約束したパンを買って来てくれなかった。![]()
散歩に夢中で忘れていたらしい…。
仕方ナイので、自分で出掛けることに。
(横着した罰か…)
夜の西安の街は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2011年撮影)
まっくらぁぁぁぁ~~~~~っ★
メインストリートは明かるいが、一歩横道に入ればこんなもの。![]()
この写真を撮った2011年でも、変わりはなかった★
売店に入って、ビール・ハム・あんぱんを買う。
そして、テコテコ歩いてお宿に戻った。
しばらくしたら、ひげもぢゃ氏が部屋にやって来た。
24時近くまで色々ハナシ(旅の武勇伝等)をして盛り上った。![]()
![]()
よし、今日も楽しかった♪
おやすみんみ~~~~ん♪![]()
![]()
![]()
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1996年5月28日(火):晴れ
西安(せいあん:Xi'an)
今日はOFF♪![]()
長期旅行は、5日に1回くらい「オフ日」を設けないと、必ずカラダと精神を壊すので要注意★![]()
夕方から3人で四川料理を食べに外出。
❶駅前から❻お宿まで伸びている道「解放路(チエファンルー)」にある、看板に「麻婆豆腐店」とだけ書かれた小さなお店に入る。![]()
当然、「麻婆豆腐」を3つ注文する。
その他に、
・「炒青菜(チンゲン菜炒め)」
・「蛋炒飯(たまごチャーハン)」
・「酸辣面(スァンラーミェン:スーラー麺)」2つ
・「雪碧(シュエピー:スプライトのこと)」3つ
を頼む。
全部で29.5元(400円)。
…や、安いっ★![]()
![]()
麻婆豆腐は、美味いけど死ぬほど辛い★![]()
![]()
さすが本場「四川省」のすぐ近くなだけはある…。![]()
味的には、日本にある「陳麻婆豆腐店」や、陳健一氏の店のと酷似している。
唐辛子の辛さと山椒のピリピリ感が、半端ナイ。
あまりに辛いので、チャーハンを食べて小休止。![]()
仲間の2人も「からーーーいっ!![]()
」といって、箸休めに酸辣麺を食べる。
……も、
「もっとからぁーーーーーーーいっっ!!![]()
」と言って悶え始める。
そりゃそうだ。(笑)
…で、限界に達したのか、「そうだ!スプライトだ!
」と言って、店内あったスプライトをもらって飲んだ。
……が、
「うぉぉぉぉぉぉ~~~~っ★炭酸が痛いーーーーーーーっ!!
」
またも悶え死に
(笑)
2人からの視線はオラのチャーハンへ…。![]()
![]()
「一口もらってもイイですか?」と優しく言っているが、目は「それをくれっ!
」と訴えている。
なので、少し分けてあげる。
彼らはホッとした顔でチャーハンをほお張る。
代わりに、酸辣面をもらって食べてみた。![]()
…確かに辛い。![]()
日本そばみたいな色をしたラーメンにチンゲン菜が載って、麻婆のタレが掛かっていると想像していただければ、ほぼ同じだろう♪
味は、「酸っぱい<辛い<しょっぱい」という感じ。
この店のは、全体的に味付けが濃い。
いやぁ~、満足、満足![]()
一通り汗を出したので、バスでお宿に戻ることに。![]()
お宿の前の売店で、アイスと衛生紙(トイレットペーパー)を買い、部屋でくつろぐ。
今日はもうおしまーい。![]()
おやすみんみ~~~~ん♪![]()
![]()
![]()
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1996年5月29日(水):晴れ
西安(せいあん:Xi'an)
今日は昼頃にベッドから出る。そしてボーッと過ごす。
そして、14時頃に外出。
東大街(地図の❸)まで歩いていると、バッタリとひげもぢゃ氏に会う。
よく会うなぁ…(笑)
そして、昨日旅行社に頼んだ切符が取れなかったことを知らされる。
…またダメだったか。
こりゃ、長期戦だなや。![]()
バスという手もあったのだが、これより西の地域は、外国人は通過出来ない場所もあったので止めた。
(中国には、外国人立ち入り禁止の地域や宿がたくさんある)
散歩を続けた。![]()
![]()
途中の店で「羊肉包子(ヤンロウパオズ)」(羊の肉まん)を2つ買い、食べる。![]()
けっこう美味♪![]()
そして、東大街から「101」番のバスに乗る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2002年に北京で撮影)
トロリーバスだ★
これは北京で撮ったものだけど、イメージ的にはほぼ同じ。
うしろ姿は、こんな感じ。![]()
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2002年に北京で撮影)
レトロだねぇ~~~★
バスは走り始めるも……遅い。![]()
トロトロだ。![]()
![]()
これでは「とろりんバス」だ★
途中で後続の「101」番バス(普通のエンジンタイプ)に追い抜かれる。
…おいおい。![]()
![]()
さらに、もう1本後の「101」番トロリーバスに追い付かれた。
(トロバスは架線があるので追い越せないからねぇ~)
…ぅをい!このバスがへっぽこなのか?運転士がへなちょこなのか?![]()
![]()
まぁ、なんとか終点に到着。
街外れの静かな大通りの交差点だ。
ここから東に向かって大通りを歩く。
ほどなく、目的地が見えてきた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年撮影)
ざいでんしゅとらーーーーーせっ★
そう、コレが「絲綢之路起点群塑」だ
(地図の❾)
(「絲綢之路起点群像」等とも呼ばれている)
「絲綢之路」は「シルクロード」のこと。
「絲綢」で「シルク」だ。
つまり、シルクロードはここから始まっているということ★
ここはシルクロードの東端だ。
場所は、城壁の東側で、「西安西(シーアンシー)」駅の近くの「大慶路(ターチンルー)」上にある。
商人とラクダのキャラバン(商隊)の巨大彫刻だ。
今回の旅は「ユーラシア大陸横断」なので、シルクロードとは切っても切れない関係にある。
なので、どうしても訪れてみたかった場所だったのだ★![]()
![]()
この地点より西は「西域(さいいき・せいいき)」と呼ばれる。
西安が「長安」と呼ばれていた「唐」の時代では、ここから西は「外国」だったのだ。
当時はここに門があったそうな。
かつて西に「胡」という国があった。
なので、西方から来た物・文化には「胡」の文字が付いているモノが多い。
「胡弓(こきゅう)」「胡椒(こしょう)」「胡瓜(きゅうり)」「胡麻(ごま)」「胡坐(あぐら)」…みたいな。![]()
西域は、イスラーム文化の影響が大きくなってくる。
なので、この西安辺りから服装・料理・習慣等が変わり始める。
さっき食べた「羊肉」もそうだね★![]()
さて、あまりの静けさに、しばしまったり。![]()
満足したので、バスで西安駅まで行くことにした。
今度は「103」番のバスだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2002年に北京で撮影)
…お、連接バスだ♪
これも北京で撮ったものだけど、同じだよん。
まぁ、コイツもエンジンが非力なので遅い。![]()
さっきの「へっぽこトロりんバス」ほどではナイけどぉ…。![]()
車内はこんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2003年に鄭州で友人が撮影)
運転席横の出っ張りがポイント。
この脇にじょうろが置いてあるバスもあった。
停車する度にこのフタを開けて、中に水を注いでいたのだ。
…何だったのだろう?冷却水?![]()
しかも、停車する度にエンジンが止まる。
「アイドリングストップ」なんて概念のナイ時代にだ★(笑)
前面ガラスが平滑でなく、縦じま模様みたいに景色が歪んで見えるバスもあった。
前を見ていたら、気持ち悪くなった…。![]()
余談だが、西安は日本の京都と姉妹都市だ。
なので、西安の街に京都市営の中古バスが走っていた★
中国は車線が逆なので、一般道路では使えないため、観光地に行く直行バス等に充当されていた。
色もそのまま。車内広告もそのまま。
行き先は「四条大宮」なぁ~んて出ていたりした。![]()
全然違和感がナイのはナゼだろう…?(笑)
さぁ、西安駅に着いたぞ。(地図の❶)
(画像をクリックすると拡大するよん)
(1996年撮影)
ひろびろぉ~~~~~★![]()
駅の大きなカンバンは「黄河電器」って書いてあるんだよ。
日本の「横河電機」ぢゃナイよっ★![]()
駅前の売店で、オレンジ2個とソーセージを買う。
ソーセージは、イスラーム仕様のものだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2011年撮影)
細長ぁぁぁぁ~~~~~~っ★
「牛肉風味香腸」と書いてあり、肉だから分類的には「ソーセージ」っていうより「ウィンナー」だよね。![]()
ここから西では、定番中の定番商品。![]()
![]()
赤いのは、牛肉と鶏肉が入っている。
![]()
オレンジは、鶏肉のみのバージョンだ。![]()
(なので、インドでもOK★)
結構美味しいんだな、コレが♪
でも、ここから先は、飽きるほど食べた(食べさせられた…)。![]()
パッケージの、この部分に注目★![]()
(画像をクリックすると拡大するよん)
(2011年撮影)
はら~~~~~~~る★
「清真」がイスラームの意味で、「イスラームの戒律に則って作られた食品(肉)だよ」という証。
ムスリム(イスラーム教徒)は、戒律に則って処理された食品(ハラール食品)以外は口にしない。
(
豚肉は決して食べない)
日本でも、関西(大阪)には似たような商品があるとTVで見たが…![]()
全国区の商品にはなれなかったらしいので、今度大阪で食べてみよっと♪![]()
駅前からは、おとなしくお宿に戻る。
部屋でアイスを食べ、のんびり。![]()
すると、ひげもぢゃ氏と、その同室のドイツ人(アメリカ在住)とアメリカ人とで夕食を食べることになった。![]()
宿の中にあるレストランに行って、色々ハナシをする。
西洋人の2人は、どちらも写真家であることが判った。![]()
ドイツ人(ハンス氏と言う)は写真集を出すそうで、そのために撮影に来たらしい。
テーブルの対面に日本人2人組みがいたので、加わって一緒にハナシをする。
(なんか急に日本人が増えたなぁ…
)
彼らは何と、これからエジプトに行くらしい★![]()
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最後に会計という頃、カウンターの上に置いてあった「そろばん」にアメリカ人の目が釘付けになった。![]()
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「あれは何だ?」と言うから、「計算機だよ」と言ったら信じてくれなかった。![]()
店員の女性も一緒に加わって、そろばんの説明をしだす。![]()
オラが計算の方法を見せてあげたら、店員の女性が「あら、日本人もそろばんを使うの!?
」と驚いた★
玉の数は違うが、使い方はほぼ一緒だ。
その横でアメリカ人の「おーまいがーっ!なんてクールでナイスなアイテムなんだっ★
」と、目を爛々とさせて見入っている姿が面白かった。![]()
特に「掛け算」と「割り算」を見せてあげたら、ものすごーーーくビックリしていた。![]()
![]()
…東洋文化をナメんなよっ★(笑)
あぁ、楽しかった♪
23時頃に部屋に戻って、寝る準備をした。
ここのところ、廊下じゅうに少女の歌声が響いている。![]()
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どうやらコンテストがあるらしい。
美声なのだが、ずっと歌っていてウルサイ…![]()
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ぢゃ、おやすみんみ~~~~ん♪![]()
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コメント
四川料理って料理名だけパッと見ると美味しそうなんだけど、辛いんだね。そう思うと、自分は日本人好みの味付けされた料理しか食べてないんだな…っと思ってしまった。
だから横浜中華街とかも行ってみたいんだけどね。(今頃になって、まだお金にも余裕があった若かりし頃に、いろんな所へ旅すればよかったと後悔している)
トロリーバス。見た目がレトロだ~
とろとろでも私は好きかも?(笑)
西方から来た物・文化には「胡」の文字が付いているって初めて知った。 φ(・ω・ )メモメモ
ソーセージ。今 我が家の冷蔵庫にもあるよ。
小腹がすいた時にドラえもん好きのおチビちゃんが ムシャムシャ食べてるのさ。( ´艸`)
投稿: ひめ子 | 2012年8月 4日 (土) 15時50分
★ ひめぽ
日本の四川料理は、現地の同じものに比べたら全然辛くナイ。

辛さは食べ続けていると慣れてくるので、本当の四川料理を食べたければ事前に「訓練」しておくべし
今どきのトロリーバスは、とっても近代的で速くて快適だよ

追い越しとかもできないので、最近ではかなり減ってしまった…
日本のソーセージは「魚肉」だよね。


西域のは「牛肉」「鶏肉」だよん
投稿: まりりん | 2012年8月 4日 (土) 16時11分