« 海外旅日記 ~「Go West!ユーラシア大陸横断鉄道旅行1996」その8:広州・街歩き~ | トップページ | ジオラマ日記 ~「餘部鉄橋」の巻~ »

2011年5月 9日 (月)

海外旅日記 ~「Go West!ユーラシア大陸横断鉄道旅行1996」その9:広州・街歩きと苦難の切符購入~

前回「その8」からのつづきーっ!)(「その1」はこちら

このシリーズは、香港からスタートし、中国・ロシア・北欧・南欧と進み、ユーラシア大陸最西端のポルトガルのロカ岬までの極貧鉄道旅行。

注:文中のふり仮名は、ひらがなは広東語読み、カタカナは北京語読みなのだ
ふり仮名がない名称は、前回までの日記を参照されたし。

-----------------------------------

1996年5月19日(日):晴れ

広州(こうしゅう:Guangzhou)

今日もまどろみの中を、Y君の「いつまで寝てんだーっ」によって起こされる。
時計はもう10時半

確かに…

まずは「海宝」で飲茶。

Y君曰く「明日から宿を移そう」とのこと。
もっと安いお宿を見つけてくれたそうな
なので、近くにあるもう1つの宿に予約しに行った。

そしてゴロゴロし、15時頃に外出。

ここで再度、広州の地図をご覧いただこう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その38・地図-3805
(2001年当時の地図を撮影)
新しい地図なので、1996年当時とは建物や交通機関がだいぶ違うが…

…広州駅
…解放北路
…東風中路
…東山口
…北京路 (繁華街)
…列車の切符の場外売り場 (白雲路)
…天字碼頭 (埠頭)
…珠江沿いの夜景
…中大碼頭
…中山大学 (周囲の緑の枠内すべてが敷地)
…陳家祠 (陳氏書院)
…白天鵞賓館 (ホワイトスワンホテル)

中大碼頭から15:30発のお船に乗り、天字碼頭へ。(地図の

そこから珠江沿いの「沿江中路(ゆんこんちょんろう:ヤンチァンチョンルー)」を東(下流)に歩く。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その9・広州・街歩きと苦難の切符購入-0901
(2008年撮影)
川沿いは、お散歩&デートコースになっている。
(写真は辺りの「沿江西路」)

両替をしようと途中の立派なホテルに入るが、「宿泊者でないと両替出来ない」と断られる。
仕方なしに、そのまま道を進む。

今日は、「白雲路(ぱっくわんろう:パイユンルー)」にある鉄道切符販売所「火車售票処(ふぉちぇー さうぴうちゅー:フォチュォー ショウピァオチュー)」に行くのが目的だ。(地図の

カンタンに言えば「場外馬券売り場」みたいなもの。
駅まで行かなくても、市内で切符を売っているのだ。

ここは中国。
コンピューター(ネット環境)が発達しているワケもなく、指定券はほとんど帳簿を見ながらの手売り状態なのだ。

…まるで昭和30年代並みだね

白雲路に曲がろうとするも、道路工事中で入口を見失い、かなり先まで進んでしまった。
東山湖公園」まで来たことに気付き、道端にあった地図を見て引き返す。
何とか白雲路に入り、切符売り場に到着。(地図の

ここで次の目的地「西安(さいごん:シーアン)」までの列車の時間と値段を調べる。
同時に切符売り場の様子も伺っておいた。

…今日はまだ切符は買わナイよ。

何も準備出来ていないからだ。

このままお宿へ戻るのだが、天字碼頭でお船の時間を見たら少し余裕があったので、北京路に行くことに。(地図のの道)

近くにあった市場で「香腸(ひぇぉんちぇぉん:シャンチャン)」を買う。
(「蝋腸(らっぷちぇぉん)」とも言う)
中国風サラミ(腸詰め)」と言えば解り易いか…。

オラは、「1つちょうだい」という意味で、人差し指を1本立ててオバチャンに微笑んだ。
そしたら、目の前にゴッソリと香腸が…

わぁーーーーーーっ

「1」は「1」でも、「1本」ぢゃなくて「1Kg(1公斤)」だったのねーっ

慌てて「いやいや、半分でイイよっ」と、身振り手振りで叫んだ。
そしたら理解出来たらしく、500gにしてくれた。
お値段は21元(約280円)。

だが、それでも多い。
仕方なしに、そのまま持って帰ることに。

かじってみたら、す~~~~~んごく硬い
味はバツグンなのだが…。

後で聞いたが、これは蒸して食べるそうな。

列車内で「サラミのようにかじるべぇ~」と思っていたのにぃ~ 
(でも買っちまったから、しっかり列車内でかじったさぁ

そんな感じで、メチャクチャ趣のあった市場を後にした。
2011年の今では、あの市場はもう跡形も無くなっているだろう…

お船の時間になったので、埠頭に戻る。(地図の
グーゼン、仲間も同じ船に乗ろうとやって来たので、3人でお宿へ。

Y君は腹痛が治まらないらしく、今日もずっと寝ていたようだが、夕飯は一緒に北京ダックを食べた。
お値段は38元(520円)で、香港の半額だよ
(日本だったら8倍くらいするんぢゃぁ…

まぁ、今日はこんなところかな…。

…んぢゃ、おやすみんみ~~~~ん

-----------------------------------

1996年5月20日(月):晴れ

広州(こうしゅう:Guangzhou)

今日もY君にたたき起こされた。

そしてチェックアウトの準備をする。
11時過ぎ頃に部屋を掃除に来た人によって、半分追い立てられるようにチェックアウトした。
(外国のチェックアウト時間は、正午がほとんど)

…ちうごく人って、自分に関係する事だと時間にウルサイんだよなぁ~。
(「5分前行動」ならぬ、「30分前行動」が基本らしい。この後も追い立てられるケース多し)

そして、大学内の西門の近くにある「中山大学酒店 管理培訓中心」まで歩き、「標準3人部屋」という部屋にチェックイン。(地図のの左)
5階の部屋に入る。
エレベーターはある訳がナイので、階段をヒ~コラ登ったッス…

眺めはヒジョーに良い。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その9・広州・街歩きと苦難の切符購入-0902
(1996年撮影)
おぉ、いぇい

この見える一面が大学構内だよ
(…と言っても、住宅等との敷地の境が明確ではナイので、詳細は良く解らん…

クーラーなし・シャワー付きで、1人当たり1泊35元(470円)。

メッチャ安いっ

浴室は、トイレと一緒になっていてヒジョーに広い。
日本だったら、この浴室だけでシングルルームが1部屋出来そうなイキオイ(笑)

あまりに広過ぎて、トイレが落ち着かナイ…

ドアを開けると、窓際にいた蚊の大群が一斉にオラを目指して飛んで来るっ
これさえ気を付ければ、実に快適なお宿なのだ
蚊は飢えているせいか、難なく退治出来るので、モウマンタ~イ(無問題)

荷物を置き、1階のレストランで食事。

その後、Y君は学生寮に戻り(また休息)、我々は街中へ行くことに。

いつもどおりにお船に乗り、天字碼頭へ。(地図の

珠江沿いを上流に歩き、近くの「海珠広場」横のホテル(中国銀行)で両替。

珠江沿いを軽くお散歩。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その9・広州・街歩きと苦難の切符購入-0903
(2008年撮影)
広州は暑いけど、ココは涼しぃ~~~ん(地図の

その後、また北京路に行き、百貨公司(デパートね)へ。
1時間フリーにして、ゆっくり見物。

今後の列車移動中の「まったりタイム」用に、茶葉を買った。
(列車内は、お湯はいくらでももらえるのだ

仲間と合流後、昨日の市場をまた見物。
今度はゆっくりと、説明しながら歩き回った。
2人も興味津々のようだ

そして、行きと同じルートで、お船で宿に戻った。(地図の

学生寮に行って、Y君の部屋を覗いてみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その9・広州・街歩きと苦難の切符購入-0904
(1996年撮影)
…暑くて狭い。

クーラーがナイので、扇風機と蚊帳で夜を過ごすっぽい。
この部屋は2人用だね。

その後、「近所にある」という旅行社を探しに、大学構内の外へ出る。
そこで切符を取れば楽だよ」とY君が言っていたので。

…も、探したけど見つからなかった。

なので、仕方なくお宿に戻り、あの硬い香腸をかじりながらゴロゴロ。
さて、寝るか。

…んぢゃ、おやすみんみ~~~~ん

-----------------------------------

1996年5月21日(火):晴れ

広州(こうしゅう:Guangzhou)

今日はヘンな電話で起こされた。
A503(号室)がどうのこうの…」と。

関係なさそうだったので、そのまま放置。

その後、すぐベッドメイキングの人がやって来た。
まだ8:40頃だ。

…ここの朝は早い。
(…っていうか、中国の朝はどこも早い)

仕方ナイので部屋を出て、海宝で飲茶

そして、昨日に続いて近所の旅行社を探すも、やはり見つからず…。

もうこうなったら…」と、バスで広州駅に行く。(地図の
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その9・広州・街歩きと苦難の切符購入-0905
(2001年に同行の仲間が撮影)
…も、大混雑で切符を買うどころではナイ。

明治神宮川崎大師並みの行列だ。
今日中に切符が買えるのだろうか…

なので、白雲路の場外切符売り場に移動し、そこの行列に並ぶ。(地図の
ここなら何とかなりそうだ…。

…も、正午になったら、一斉に窓口のカーテンが閉められた
係員が昼食を摂るためだ。

アイヤーーーーーーっ

並んでいる人民の「アイヤー」の合唱の中、人民達はビッチリくっついて並んだまま、1時間以上そのまま待機。
(隙間が少しでもあると割り込みされるため)

我々もその中に埋もれたまま待機。
途中、ダフ屋に何回か声を掛けられるも無視。

そしたら、仲間の1人がダフ屋に紙切れを見せた。
我々が予約をしようとしてた列車の候補を、いくつか書いたものだ。

すると、彼はダフ屋に連れられて、行列のイチバン前に行かされた。
すぐに我々も呼ばれた。

何だろう」と思って列を抜けて前に行くと、ダフ屋曰く「お前達は外国人だから一番前で買え」とのこと。
周りから文句が出るが、「こいつらは外国人」と言うと、みんな黙ってしまった。

恐るべし、外国人パワー…。

13時過ぎ、満腹&昼寝後でヤル気のナイ係員達が窓口に着き、カーテンが上がる。

そこでダフ屋が仕切って、広州発西安行きの寝台を3人分取ってくれた。
5月23日8:51発 第44次特快 硬臥(日本で言うとB寝台)。

料金を払い、無事に入手したら、ダフ屋に建物の入口に連れて行かれた。
そしてダフ屋が一言。

手数料をくれ」。

モタモタしていたら「公安に見つかるとヤバいから、さっさと払え」と言われた。

声は小さかったが語気は強い。

3人分として、合計で100元も持って行かれた。

ちょっと想定外の出費だったが、あの状況を考えたら、ろくに中国語も喋れナイ外国人が「硬臥」の切符をおいそれと入手出来る訳がナイ。
プラス100元で買えたのなら、むしろ感謝しなければならないくらいだ
(当時は列車の本数と旅客数の需給バランスが全然取れていなくて、切符の入手は大変困難だったのだ。今で言うプレミアムチケット

この切符、後で思わぬ事実を知るハメに…
(うー、地雷を埋められていたー

その後お宿に戻り、今後のことについて3人で話し合う。
1人だけ旅の方向性の違いにより、軽く討論となる。
(とにかくインドに激安で行くことしか頭にナイ

しばらくして、仲間の片割れとY君と3人で外出。
現地在住の日本人女性と待ち合わせ、海鮮レストランへ。

ヘビのから揚げ等も食べたぞ

白身でアッサリしていて、言われなければ「キス」や「カレイ」等と間違えそうだ。
でも、料理によってはウナギもヘビも輪切りで調理されるので、見れば一発で判る

一緒に食事をした女性、ずっとホテル暮らしをしているそうな。
そのほうが楽だから」だって~

リッチだねぇ~~~。

その後、珠江沿いに散歩しながら夜景を見る。(地図ののエリア)
(画像をクリックすると拡大するよん)
ユーラシア大陸鉄道横断旅行 Go West!1996その9・広州・街歩きと苦難の切符購入-0906
(1995年撮影)
キレイだけど暗い…

香港の夜景を観て来た後なので、真っ暗に見える。
(電力事情が良くナイので、気軽にライトアップ出来ないのだ)

唯一光って目立っているのが、高級ホテル「白天鵞賓館(ぱっくてぃんんごー ぱんくぅん:パイティェンウー ピンクァン)」(ホワイトスワンホテル)だ。(地図の

23時頃にお宿へ戻り、先日「お母さんが亡くなった」と言っていた広州の友人に連絡を取り、明日会う事にした。

今日も楽しかった~

さて、寝よう。

…んぢゃ、おやすみんみ~~~~ん

つづき「その10」はこちらーっ!

|

« 海外旅日記 ~「Go West!ユーラシア大陸横断鉄道旅行1996」その8:広州・街歩き~ | トップページ | ジオラマ日記 ~「餘部鉄橋」の巻~ »

▼ユーラシア大陸横断鉄道旅行」カテゴリの記事

コメント

地図見てたら ●●●●路っていっぱいあるね
ん~。なんだか段々と読んでいく度に、想像以上に凄い旅してる気がしてきた。私なんか日本でもまだまだ行った事がない所だらけなのに…。(゚ー゚;
なんかBSとかで海外の列車の番組があるのをチラッっと予告してたの見たんだ。ああいう番組も見てみたくなってきたね。(゚▽゚*)

へびの唐揚げ美味しかった?

投稿: ひめ子 | 2012年6月19日 (火) 18時13分

★ ひめぽ

この旅は、日本国内の「まともな接客の旅」しか体験していない人には理解すら出来ない出来事がたくさんあった。
日本で「常識」だったことは、まったく通用しない。

おかげで考え方が広くなったさぁ~。
細かいことに拘っている自分がバカバカしくなったさぁ~

今思うと、「観光旅行」というよりも「人生修行」だったような気がする

BSやNHKの紀行モノ、結構面白いよ 
時間があったら録画してみてごらん

ちうごくの道は「大街」「路」「里」といいような名前が多いんだ。
道の規模によって呼び名が変わる。
日本も「街道」「筋」「道」「通り」「横丁」ってなカンジでしょ

ヘビはアッサリ淡白な味の白身で、とってもおいちい
ヘビさんはスープで食べることがが多いようだ。

投稿: まりりん | 2012年6月20日 (水) 01時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 海外旅日記 ~「Go West!ユーラシア大陸横断鉄道旅行1996」その8:広州・街歩き~ | トップページ | ジオラマ日記 ~「餘部鉄橋」の巻~ »