プチ旅日記 ~「小さくて不思議な旅・川越」2010秋~
今回は「小江戸」こと埼玉県の「川越(かわごえ)」に、西武新宿線に乗ってお出掛けした時のお話しを。
川越は、埼玉県の西部にあり、東京都心の「池袋(いけぶくろ)」や「新宿(しんじゅく)」から電車で乗り換えなしで行ける、身近な観光地だ。
西武新宿線ユーザーにとっては、終点まで乗っていればサルでもたどり着く、非常に簡単に行ける観光地である。(笑)
なので、たま~に「電車でも乗りたいなぁ…」と思った時に、フラッと最寄り駅に行って西に向かう電車に乗り込む。
オラの大抵の行き先は「拝島(はいじま)」「秩父(ちちぶ)」「川越」の順だ。
…で、その川越が、どこにあるのかと言うと…
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(2023年のグーグルマップより)
●だよん★
◆…池袋駅
■…新宿駅
▲…上石神井駅
▼…所沢駅
●…本川越駅
★…拝島駅
●…西武新宿線
●…東武東上線
●…JR埼京・川越線
東京都心からは、西武新宿線・東武東上線・JR埼京(川越)線の3路線が、川越に通じている。
東武線と埼京線は地下鉄等に乗り入れているので、都心部のほとんどの場所から行く事が出来る、大変に便利な場所だ。
便利なので、観光だけでなく、通勤・通学にも多く利用されている。
西武新宿線には有料の特急「小江戸」号も走っているので、リッチな旅も楽しめる♪
最速で行くならば、東武東上線だ。
さぁ、川越に遊びに行こう★
まずは、西武新宿線の最寄り駅から各駅停車に乗り、途中の「上石神井(かみしゃくじい)」駅で急行に乗り換える。(地図の▲)
…お、急行列車が来たぞ。
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Yes!Yes!!Ye~~~s!!!
やったー!今回は301系が来たぞ★
これは、鉄ちゃん的には楽しい旅になるぞ
301系(新101系)は、高速時の走行音が存分に楽しめるのだ♪
…それにしても、右横の車庫は黄色い電車ばっかり。
銀色電車が全国標準の、このご時世に。
真ん中に、僅かに30000系(スマイルトレイン)が、白いお顔を半分覗かせているのみ。
何か、ひと昔前(昭和後期~平成初期)の光景だね。
急行列車がホームに到着した。
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とぷなぁぁぁぁぁぁ~~~~~~んっ★
ほぉ~、トップナンバー(301号)編成か。
これは良い走行音(モーター音)が楽しめるぞ
でも、この写真の一番手前に写っている「モハ302」と奥隣の「モハ301」は、モーターの音がいただけない。
新型の、「キーン」という不快な音を響かせるタイプだ。
(飛行機の音に近い不快音)
なので、迷わず同じ編成内の前方に連結されている「モハ301-1」「モハ301-2」の、どちらかに乗り込む事にした。
こちらの車両は初期タイプのモーターが使われていて、心地よい美しい和音を奏でてくれるのだ♪
急行電車は高速で西武新宿線を走り抜け、オラがす~っかりご満悦状態になっている時に、終点の「本川越(ほんかわごえ)」駅に到着した。(地図の●)
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くもひゃもいるぅぅぅぅ~~~~~っ★
この急行列車は10両編成で、301系は8両固定編成なので、先頭の本川越寄りに2両固定編成(こちらは新101系ね)も連結されていたのだ。
2両固定編成(クモハ101形)は全車両にモーターが搭載されているので、前面展望をしながら走行音が楽しめる、夢の車両なのだ
どちらの編成も、もう引退間近なので、記念に撮っておいた。
(今は一部が池袋線に異動になって、新宿線ではかなり見られなくなってしまった…)
連結部分のお顔のアップをば。
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良い感じぃぃぃぃぃ~~~~~~~っ★
個人的にはパンタグラフ付きの車両が先頭に立っている姿が好きなのだが、証拠写真としては、このように中間に入っている姿も良いね。
昔の西武線は、付属編成(2両編成や4両編成)の連結位置が決まっていたので、このパンタグラフ付きのクモハ101形は、池袋線でも新宿線でもほぼ先頭に立って豪快に走っていたのだ
現在では、どの運転台も平均的に使うべく、前後の連結位置にはこだわらずに自由につなげている。
(以前は、中間に入る運転台は、ほとんど使用されていなかった)
2両固定編成だけ撮ってみた。
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カァ~チョエェェェェ~~~~~~ぃ★
電車なのに、まるで電気機関車のような屋根上の賑やかさが好きな鉄道ファンも多い。
駅の改札側からも撮ってみた。
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これぞ西武線~~~~~~~~~~っ★
こんな光景もあと少し…。
1969年の登場以来、数十年も君臨してきた101系軍団にも、いよいよ終焉の時が来たか。
(※追記:2023年でもまだ走っているよ~ん★(笑))
さて、せっかく川越まで来たのだから、街に出よう♪
このまますぐに帰ったのでは、MOTTAI-NAI!!
改札を出て、定番の観光スポットに向かおう。
本川越駅前の道を真っ直ぐ北上するだけなので、誰でも迷わず行ける。
川越の町をアップで見ると…
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(2023年のグーグルマップより)
時の鐘と蔵のまちぃぃぃ~~~~~っ★
●…本川越駅
▲…川越駅
▼…川越市駅
◆…連雀交差点
■…時の鐘
★…菓子屋横丁
川越は、大昔「小江戸(こえど)」とも呼ばれた、城も大きなお寺もある、この地方の一大拠点だった。
なので、町のあちこちに江戸時代からと思われる古い建物が残っている。
町自体も非常に歴史があるので、その他の建物にも趣がある。
ちなみに、本川越駅は副名称が「時の鐘と蔵のまち」となっている。
(誰も日常生活では言ってはいないが。(笑))
江戸時代の古い町並みは、連雀(れんじゃく)交差点(地図の◆)から時の鐘(地図の■)の辺りに集中している。
時の鐘の左横にある「菓子屋横丁(かしやよこちょう)」(地図の★)も、まぁまぁレトロな街並みだ。
(こちらは昭和っぽい感じ)
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ここで1つ注意点をば★
川越には3つの駅があり、初めて観光で来る方々には少々紛らわしくなっている。
江戸時代の街並みに一番近いのは、西武新宿線の本川越駅(地図の●)だ。
「本」と付くくらいだから、昔からある街に最も近い。
次に多く利用するのが、川越駅(地図の▲)だろう。
東武東上線とJR川越(埼京)線の駅なので、池袋・大宮方面から来る人は、ほとんどここで降りると思う。
こちらは現在の繁華街の中心部で、今どきの長~い商店街をひたすら歩いて来なければならない。
最後に残ったのが、東武東上線の「川越市(かわごえし)」駅(地図の▼)だ。
この駅は、普通の住宅地の中にあるローカルな駅で、利用客もそれほど多くない。
本川越駅と川越市駅はまぁまぁ近いので、徒歩で乗り換える人も多い。
この駅のメリットとしては「始発列車が多いので、確実に座って帰れる」という事だ。
次の川越駅から多く乗って来るので、1つ手前のこの始発駅から乗れば、どんな時間帯でもまず座れる。
お好みに合わせて、利用する駅を選んでね★
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では、観光開始ぃ~♪
…お、いきなり何かハッケーン★
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ばぶるすたぁ~んあ~~~~~~~っ★
…こ、これはっ★
「♪ばぶるすたぁ~んあ~~~」という有名な歌に併せて、マッチョなオッサン(大物俳優)達が真っ裸にタオル1枚の姿で出ていた、伝説の“あの”CMのだ。
「原バブルスター」という商品で、今で言う「家庭用ジェットバス」の初期の製品。
日本中で有名になったのだが、色々良からぬ問題が発覚して倒産してしまった。
一大ニュースにもなった「お騒がせ製品」だった。
超~懐かしい★
まだ看板が残っていたとは…
そして、右下の中華屋さんの「昔と今を.ドッキング」という看板も、何気に気になる★
さらに歩いていると、交差点に出た。(地図の◆)
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レトロな洋品店~~~~~~~~~っ★
大正末期か昭和初期か……かなり古い建物の洋品(紳士服)店だ。
…おんや?
店の名前を見ると…
「洋服はスメル」…って。
あ~た、「スメル(Smell)」は英語で「臭い(におい)」よ★
「洋服は臭う」って…
あぁ、川越って、ス・テ・キ
(本当は「匂う(香る)」という意味合いだろうけど(笑))
…それにしても、コーナー部分の黄色い縞々のコンクリート壁が物々しい。
そんなに激しく車が突っ込んで来るのか?
まぁ、埼玉だからあり得るか。(笑)
(※追記:2023年では、道路拡幅に伴って周囲の光景は変わっていて、この建物もビルに建て替わっていた)
あれ、何か変なバスが来たぞ。
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ちょっと違うぅぅぅぅぅ~~~~~っ★
色的には西武線沿線ではお馴染みの「西武バス」なんだけど、よく見ると西武バスではない。
パクリか?
しかも、行き先は「学校法人 星野学園」で固定されているしぃ。
側面に書いてあるバス会社名を見てみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
謎な会社名ぃぃぃぃぃぃ~~~~~っ★
「西武総合企画」……何だか怪しげな名前だ。
まぁ、西武バス系列の会社である事は間違いないだろうが、「総合企画」なんて漠然とし過ぎて、何をやっている会社だか判りゃしない。
さて、先に進もう。
婦人服屋さんがあるねぇ~。
…ん?待てよ。
再び戻って、店内をよぉ~く見ると…
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おぉ、いぇい★
「ふくよかな熟女」向けのマネキンがあるとは…
初めて見た。
やっぱり、お客様の需要には応えないとね♪
これなら、川越の熟女も安心してお買い物出来るね
さすが、川越。半端無ぇ
…お、観光エリアに入ったぞ。
ここからは建物の景観がある程度揃えられていて、全体的にレトロ調になっている。
なので、こんなお店も…
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にゃぁぁぁぁ~~~~~~~~~~っ★
クロネコヤマトの宅急便だ。
入口をアップで見てみると…
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純和風でござるぅぅぅぅ~~~~~っ★
なかなか凝っているねぇ~
パッと見だと宅急便屋さんだとは判りにくいが、景観に配慮してこうなっている。
全国各地の観光地でも、こういった姿が見られるよね♪
ここちょんまげ姿の武士や商人がいても、何の違和感も無いだろう。
カッチョエェ~★
続いて…
何か真っ黒な建物があるぞ。
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黒ヤギさんたらお手紙食べたぁーーっ★
こちらは、川越元町郵便局だ。
成田山や伊勢神宮にも、似た感じの建物があった。
川越は「蔵の町」なので、蔵造り風の建物になっている。
ちなみに、川越の町の古い家は黒い壁が多い。
これは「江戸黒(えどぐろ)」と言われるもので、武家屋敷が白壁だったので、町人は遠慮して黒壁にしたのだとか。
江戸の職人が川越まで来て造ったので、江戸の町とそっくりな光景が見られる。
中心地に着いた。
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小江戸と言うより今や江戸ぉぉぉ~ぅ★
そのまんま、江戸時代だね♪
ここは、時の鐘のすぐ近くだ。(地図の■)
新宿から僅か1時間でこんな景色が見られるんだぜぃ!
すごくね?
右端の理髪店、「銀巴里(ぎんパリ)」と言う名前がナイス
(たしか銀座にもあったような…。「巴里」はフランスのパリの当て字ね)
時の鐘の目の前まで来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
ここが観光の中心点~~~~~~~っ★
右横が時の鐘だ。
でも、何故か写真は撮っていない…
鐘楼が高いので、この地点からだとうまく撮れなかったので、諦めた気がする。(笑)
奥の突き当りの建物が、銀巴里ね。
周辺を散策してみた。
何かゴツゴツした建物があるぞ。
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扉が重厚ぉぉぉぉ~~~~~~~~ぅ★
これはリアルに昔ながらの商店だ。
「素晴らしい」以外の言葉は無い。
2階は蔵になっているのだろう。
湿気や火災から荷を守るために、これだけの分厚い扉…というか雨戸(?)になっているっぽい。
おっ!ちょっと大正チックな建物ハッケーン!
(画像をクリックすると拡大するよん)
大正ロマン~~~~~~~~~~~っ★
「埼玉りそな銀行」の建物だ。
これもカッチョエェのぉ~♪
さて、最後に、昔から気になっていたお店があったので、行ってみた。
その場所に着くと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
閉店ガラガラーーーーーーーーーーっ★
何と、すでに閉店してしまっていた…。
このお店、看板にデカデカと「ないものはない」と書いてあった。
雑貨(日用品)屋さんだったのかな?
「無いものは無い」
…どっちの意味だろう?
1.「うちで扱っていない商品なんて無いくらい、品数豊富だぞ♪」
2.「うちの店中どんなに探したって、見つからなかったら在庫が無いんだから、存在しないんだよ!」
…う~ん、昔から気になっていた。(笑)
2階の窓上にも、右から「ナイモノハナイ」(イナハノモイナ)と書かれていた。
その痕跡がかすかに見えるね★
他にも、このすぐそばに江戸時代風の外観のコンビニとかあったのだが、すでに無くなっていた。
あれも写真に撮っておきたかった…。
…まぁ、こんな感じで気軽に川越を楽しんで来た。
都心からは西武線と東武線で手軽に行けるので(JRは高くて遅い)、休日に「へにょれ~」と出掛けてみては?
通勤圏だけど、色々な発見があるよん★
お子さんがいる方なら、
「行きは西武レッドアロー、帰りは東武TJライナーで」
または…
「行きはレッドアローで、帰りは埼京線で新幹線と併走を見せてあげる」
という、安上がりかつ、キッズ大興奮の日帰り電車旅も出来ますよん♪
地ビールや地酒、スイーツ(さつま芋が名産)もあるしぃ
では、またぁ~♪
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コメント
sigepe的に前半の黄色一色の部分だけでもう(゜∀゜)=3ムッハー
なのに、その上川越ですか・・・・ダブルパンチで萌え死にそうですぅ~(。A。)
>んで、急行到着
THE・西武な風景ですね。。一段下降大窓もいいですが、
二段下降小窓がズラ~っと並ぶ光景は格別ですね。
いっそのこと、SEIBUは今度の新車を菱型パンタ+二段下降窓+戸袋窓付き3ドアにしてくれないものですかね。(←現・101系系列と何が違うのかは謎ですがw。。)
>かはごえ
お芋が美味いです!
時の鐘、一度も鳴っている所に遭遇したことがありませんが、いつ鳴っているのでしょうか?(?-?)
>リアルに昔ながらの商店だ
GMのキットにありそうですねw
>すでに閉店してしまっていた
こちらはKATOでしょうか?w
「ナイモノハナイ」初めて知りましたがとても気になりますね。。
投稿: sigepe | 2011年5月19日 (木) 16時21分
おひさしぶりです。
自分もたまには川越に行きたいですね。
あ、今度の部活の取材で行くかな??
投稿: 303Fby西武好き | 2011年5月19日 (木) 17時49分
★ sigepeさん
西武は「島式ホーム2面で中線は両側ホームの折り返し用」という駅が多いですね。
(上石神井・田無・石神井公園・玉川上水・本川越・飯能…)
これに黄色い3ドア車は「おやくそく」以外の何者でもナイでせう
>現・101系系列と何が違うのかは謎ですが
それは「3000系」というんだよ。
まぁ、また川越を盛り上げようとしているみたいなので(最近、駅などでポスターをよく見かける)、学校帰りにでもへぼ~っと行ってみては?
オラは昔よくやった
投稿: まりりん | 2011年5月19日 (木) 23時20分
★ 303Fさん
おひさしぶりっ
写真は301Fでしたね…
ま、地域活性化のためにも、川越に遊びに行ってあげてくださいまし。
結構楽しめる街なので
投稿: まりりん | 2011年5月19日 (木) 23時22分
そうそう♪こんな感じの(江戸時代)街並みって休日にふらぁ~っと行ってみるの良さそう♬
京都も、やっぱり好きなんだよね~。
こうして自分が行きたい所を思い出して考えてみると
違う場所であってもどこか共通してたりする。
・・・時の鐘って三島にもあったね~♪
投稿: ひめ子 | 2014年2月25日 (火) 22時27分
★ ひめぽ
川越と皇居(江戸城跡)を歩くと、東京にいても京都のフンイキは味わえる(それっぽくは…ね)。
でも、錦市場やおけいはんはナイ。
川越は気軽にお江戸を味わえる貴重な場所なのだ
川越の時の鐘はデカい(高い)ぞぉ~~~
投稿: まりりん | 2014年2月25日 (火) 23時15分