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2010年8月26日 (木)

海外旅日記 ~「香港:“小心地滑”友の会 その1・二階建てトラムと夜景」2008秋~

「その5 香港の中の日本」2012春はこちら
「その10 香港のパンダ2014夏」はこちら
「その15 香港文化博物館2014夏」はこちら

超~久々に海外ネタなんぞを…。

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
香港・小心地滑友の会 その1・二階建てトラムと夜景2008秋-0101
しょうしんじすべりぃぃぃーーーーっ

オラ、実はこう見えても(えっ見た事ない)海外旅行が好きで、しかも“専攻”は「香港(ホンコン)」だったりする。

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1992年に初海外旅行をし、目的地はドイツの「フランクフルト(Frankfurt am Main)」だった。
しかし、航空機はJAL(日本航空)やルフトハンザ航空等の直行便だと高いので、安くするために、香港の「キャセイパシフィック航空(國泰航空)」をチョイス。
当然、香港で乗り換え(トランジット)となる。

初めて降り立った国外の地が、夜の香港「啓徳機場(カイタック空港)」(機場は空港のこと)だったという訳。
あの、住宅の真上をスレスレでゴーカイに着陸する空港ね
(今は、西にある島の埋め立て地に移動している)

ドイツ(と言うか、ドイツ国鉄「DB」)に憧れていた当時のオラ、意外にも、香港の夜景を目にして一目惚れ

…そんな訳で、2回目の旅行は香港となった次第。
それ以来、香港にハマり、最多で年3回も通ったりした時期もあった。

今では「影のツアーコンダクター」として、周囲の皆様に絶大な人気がある。

…そう、旅行会社のツアーでは絶対に行かないようなレアな場所に連れて行くので…ね
特に「鉄ちゃん」には堪らない場所に

…乗り物に乗らせて、超美味しい広東(かんとん)料理を食べさせれば、洗脳は簡単でしょ。
もう何人連れて行ったことか…。
20人弱かな

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さて、今回は「その1」として、香港名物「2階建てトラム(路面電車)」をご紹介

それも、いきなり「夜バージョン」。
まぁ、「バーチャル香港旅行」という感じで見てくだされ
(内容は2008年版という事で~)

遅くなってしまったが、タイトルの「小心地滑(しょうしんじすべり)」とは何ぞや
ちなみに、広東語では「しうさむていわーっ」と読む。

これは上の写真のとおり、「小心(しうさむ)」=注意・用心、「地滑(ていわーっ)」=スリップという意味。
簡単に言えば「スリップ注意」や「濡れた床は滑りやすいので、足元にご注意ください」という意味になる。
(日本語だと、長っ

よく、トイレ等に掲出されていて、しょっちゅう目に入る。
日本人が最初に覚えなければならない広東語(中国語)かもしれない。(笑)

我々「特攻野郎Bチーム」関連の香港旅行好き(ハメさせた)メンバーは、別名「小心地滑友の会」とも呼ばれている。

文中のふりがなは、ひらがなが広東語読みで、カタカナは英語読みだよん。
(地名・道路名や駅名は、広東語と英語で全く違う時があるのでご注意を。)

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さて、本題に入ろう。

まずは、朝に千葉県の成田空港から「へにょれ~~」と、ひこーきに乗る。
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香港・小心地滑友の会 その1・二階建てトラムと夜景2008秋-0102
快適な空の旅ぃぃぃぃ~~~~~~っ

行きはジェット気流に逆らって進むため、5時間ほど掛かる。
ちなみに、帰りは3時間半ほど。

そして、午後に「香港國際機場(ひぇぉんこん くぉっくちゃい けいちぇぉん:Hong Kong International Airport)」に到着ぅ~。

現在の香港空港はどこにあるのかと言うと…
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香港・小心地滑友の会 その1・二階建てトラムと夜景2008秋-0103
(2018年のグーグルマップより)
の位置だよん

…香港国際空港
…尖沙咀(チムサーチョイ)
…中環(セントラル)
…北角(ノースポイント)
…赤柱(スタンレー)

以前はの右やや斜め上にある細長い埋め立て地に空港があった。
啓徳機場(かいたっく けいちぇぉん:Kai Tak Airport)」と言い、ビルの真上をひこーきが飛んで着陸する、超難易度の高い空港として有名だった。
狭いし危険なのと、騒音が桁違いにすごかったので、香港の中国返還を機に、1998年に何も無い西の島のはずれに移転したという訳。

啓徳機場は町中にあったので、すぐにホテルや観光地に移動出来たので便利だった。
香港空港は、町の中心から約35Kmほど離れているので、移動に時間とお金が掛かる。

日本で言うと、羽田と成田、小牧と中部、伊丹と関空等の地理関係に近い。

香港国際空港からは、電車かバスで市内へ移動する。
(タクシーだと、ちょいとお高いねぇ~)

オラ達は「鉄ちゃん」なので、当然、電車の「機場快綫(けいちぇぉんふぁいしん:エアポートエクスプレス)」(意味は空港快速線)に乗って市内に向かう訳だ

空港の入国ゲートを過ぎてロビーに出ると、目の前に乗り場がある。
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香港・小心地滑友の会 その1・二階建てトラムと夜景2008秋-0104
どどぉぉぉぉーーーーーーーーーーん

わくわく

香港の物価から考えれば運賃がちょいと高いが、時速135Kmでスッ飛ばしてくれる、速くて快適な青い列車だ
(まぁ、東京都心から成田空港まで特急列車で行けば、料金は同じくらいか…

その青い勇士のお姿は、こんな感じ。
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香港・小心地滑友の会 その1・二階建てトラムと夜景2008秋-0105
カァ~ッチョエェ~~~~~~~~ぃ

ちなみに、空港からだと、進行方向左側に座ると景色が良いよん
(左が海で、右は山ばっかり)

さて、列車に乗り込もう。
この機場快綫は改札が無く、そのままホームに行って乗る事が出来る。
他の停車駅に改札があり、乗る前か降りた後のいずれか1回のみ改札を通れば済むので合理的だ。

20分ちょっとで、市内の「香港(ホンコン)」駅に到着ぅ~。(地図の
ここで地下鉄(MTR)に乗り換えよう。

終点の香港駅は、乗り換え通路がかなり長いよん。
あれいつの間にか改札を出ちゃった!?」と思うくらいに長い。(笑)
地下鉄は「中環(ちょんわん:セントラル)」駅という別の名前なので、ご注意を。

すぐにホテルに行きチェックイン。(地図の
そして小学生のようにランドセル…いや、荷物を部屋に放り投げて、街へGo

早速、近くの小さなお店(食堂)で麺やお粥を食べる。
もちろん、ビールと海鮮類も外せない
(お料理は、後の回でご紹介ぃ~

とりあえず、「ウェルカムフード」(笑)に満足した後は、早速夜の街に繰り出して、超有名な2階建てトラム(路面電車)を楽しもう
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香港・小心地滑友の会 その1・二階建てトラムと夜景2008秋-0106
ガタン、ゴトン、ギギギーーーーーっ

この歴史あるトラム、全線乗ってもたったの2ドル。(1乗車につき。バスと同じ)
(1香港ドルは11~15円くらいで変動。13.5円くらいが一般的な目安)

1時間近く乗っても30円
これ以上のナイスな観光アイテムは無い
電車の行き先がいくつかあるので、一番遠くまで行く電車に乗ると良い。

ちなみに、香港ではこの2階建てトラムの事は「電車(てぃんちぇー)」と言う。
日本人の言う「電車」とは意味合いが違うので、ご注意を。

トラムが近づいて来た
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香港・小心地滑友の会 その1・二階建てトラムと夜景2008秋-0107
ギシギシ、キキキキィィーーーーーっ

良いねぇ~

急カーブの勾配区間なので、車輪がギシギシ・キーキーと音を立てている。

そして、反対側の電停に停まった。
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香港・小心地滑友の会 その1・二階建てトラムと夜景2008秋-0108
昼と違ってまっ暗けぇぇぇ~~~~っ

場所は「香港上海銀行(HSBC)」(通称「蟹ビル 」)の前で、地下鉄の中環駅出口の前でもある。

この車両は、鉄道模型で言うと、NゲージのKATO製「ポケットライン(小さい2軸動力車両)」をそのまま大きくした感じ。
乗り心地は……バネ(クッション)がほとんど無いので、ワイルドよ

のんびり走っていても、線路がガタガタなので結構揺れる。

でも、それが良いっ

トラム全区間の下には地下鉄も走っているが、急がない時はいつもトラムに乗っている。
ちなみに、クーラーは御座居ません~~
(香港は海沿いの都市なので、内陸部のような酷暑にはならない)

早速来た電車に乗り込み、2階の最前席をキープ。
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香港・小心地滑友の会 その1・二階建てトラムと夜景2008秋-0109
そうそう、このアングルだよーーーっ

ここが一番の特等席だ

深夜のトラムは、空いていて快適だ。

…あ、「香港(海外旅行)の素人」は深夜の2階には乗らないように。
何を盗られても(やられても)知らないよ
(昔は「夜中は絶対に2階に乗るな。1階に乗れ」と言われていた)

治安は日本並みに良いのだが、用心に越したことはない。
でも、年々治安は良くなって来ているので、最近は香港の女性も普通に2階に乗っているね。
周りに誰もいない時が要注意

このまま、ホテルのある街まで乗り通す。
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香港・小心地滑友の会 その1・二階建てトラムと夜景2008秋-0110
もう寝る時間だよぉぉぉーーーーーぅ

だいぶネオンも消えていて、静かな雰囲気だね…。

途中、沿線の一番の繁華街「銅鑼灣(とんろーわん:コーズウェイベイ)」を通過。
(画像をクリックすると拡大するよん)
香港・小心地滑友の会 その1・二階建てトラムと夜景2008秋-0111
不夜城で御座いますーーーーーーーぅ

ここだけ明かりが眩しい…

左側奥(赤いバスの所ね)の大きなビルは、「そごう(崇光)」デパートだ。

…そう、日本のそごう。
こちらでは香港最大級の百貨店。

地下の食品売り場が楽しいよん
日本の食材も、難なくここで手に入る。
もちろん、刺身や寿司もね
(ちゃんと日本人の板前さんがいる)

さらに進み、トラムは下町の住宅街に差し掛かる。

すると、そこには面白い設備があった。
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香港・小心地滑友の会 その1・二階建てトラムと夜景2008秋-0112
くるりんぱぁぁぁぁ~~~~~~~っ

ここが終点の電車が折り返すための、小さなループ線を発見

真ん中の2本の線路が本線。
左に分岐した線路がクルッと回って、黄色い電車がいる所につながっているのが判る。

う~ん、コンパクト

香港のトラムは片運転台方式を採っているので、こうしている次第。
(車両には前後に運転台があるが、後ろ側は使用していない)

交差点内なので、ちょうど赤いタクシー達が通過している最中だ。
香港の2階建てトラムは、ほぼ全線が道路上を走る「併用軌道」だ。

…まぁ、こ~んな感じで、酔っ払いながらホテルに戻って来た。(地図の

到着初日にしては充分でしょう

…んぢゃ、おやすみんみ~~~~~ん

つづき「その2 下町(春秧街)の二階建てトラム2007夏」はこちらーっ!

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コメント

そうそう。トラムも載ってた。
高層ビルとかとか繁華街とか
なんだこの楽しそうな国は…って。
世の中知らなすぎだ…。(笑)
ほんと 海外って興味なかったから。
もっと ずぅ~~と前にまりちゃんに出会っていれば
一緒に行けたかな?(笑)
余談だけど。私 こちらで そごうの地下の食品売り場にいましたヽ(´▽`)/

投稿: ひめ子 | 2012年3月31日 (土) 23時16分

★ ひめぽ

今でも、一緒に行ける口実なんてどーにでも作れる。(笑)
香港、行こうゼ

香港のそごうは楽しいよぉ~~~~
やっぱ、デパ地下だよね

投稿: まりりん | 2012年3月31日 (土) 23時46分

一緒に行きたいよぉ。
(´;ω;`)ウウ・・・
いけない事 考えてしまうよぉ( ̄○ ̄;)!

投稿: ひめ子 | 2012年4月 1日 (日) 00時14分

★ ひめぽぅ

知ぃ~らないっと

とにかく、香港で待ってるでぇ~~

投稿: まりりん | 2012年4月 1日 (日) 01時14分

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