実物日記 ~「セレブな街の大衆車。根岸線209系」2007~
今回も「引退シリーズ」として、京浜東北&根岸線209系のおハナシを…
神奈川県の根岸線「山手(やまて)」駅に進入してくる「快速:大宮(おおみや)」行きだ。
2007年5月4日の14時半に撮影。
この日は快晴で、何気に暑かったぁ…
ココ山手駅は、横浜でも屈指の高級住宅地だ。
私はこの界隈の雰囲気がとても好きで、小さいころから「憧れの地」(笑)として見つめていた。
港の見える坂の上の邸宅で優雅に生活する自分……。
ま、「憧れは憧れ」であるからこそ、夢と希望が持てるモノで♪
…って、完全なる言い訳だな。
以前、この付近を散策した時に、何気なく撮っておいた写真が出てきた。
まさか、これがもはや過去の光景になろうとゎ…。
209系は言わずと知れた「量販品」(笑)だ。
「低コスト生産」を狙った、最初の形式。
クルマで言えば「フォルクスワーゲン・ビートル」だ★
なので、アチコチに初期特有の「安かろう悪かろう」が見られる。
パワーも無く、雨の日はスリップしまくりで、まともに走れない。
短距離の「東京(とうきょう)」→「有楽町(ゆうらくちょう)」駅間にどれだけ時間掛かっとんねん
後発の山手線のほうがさっさと先着しているこの現実★
まぁ、最初は「どこまでケチれるか?」という限界に挑戦しないことには、今後へのノウハウは得られない。
だから「走ルんです」と揶揄したい気持ちは解るが、あまり文句を言うモノではナイと思う。
この209系での教訓がE233系に反映されて、だんだん「イイ仕様」に仕上がって来ているんだから…★
209系は実験的な「試作(思索?)品」と思ったほうがイイ♪
さて、…と。
山手駅を出る前に、少しだけ撮影タイムとしてみた。
ココは横浜線205系や石油貨物列車も来るので、被写体は何気に種類がある。
貨物を期待したが、今回は「ついでに」なので、何も下調べして来なかったので遭遇せず。
ま、209系でガマンしてやろう。(笑)
東急東横線の地下化前の「反町(たんまち)」駅付近にも京急線にも似たような雰囲気のトンネルから、209系がやって来た。
なので、数枚撮ってみた。
この相対式(そうたいしき)ホームは、「関内(かんない)」・「石川町(いしかわちょう)」駅と共に、根岸線独特の雰囲気を出している。
まぁ、横浜市内の駅って、私鉄も含めて雰囲気似てるよね♪
…で、どうだい?
209系の側面、ベコベコだろう♪
これに日が当たるともっと醜い★
ウワサでは、屋根の垂木の一部がホントに「木製」(難燃木)であったとか…。
車両にはまったく魅力を感じなかったので、全体の雰囲気を撮ることに。
「スナップ写真」的なカンジでね♪
武蔵野人から見ると、そんなイメージ♪
手前のホームの列車も撮影した。
…ってか、コレに乗って来たのだが★
この駅、「大船(おおふな)」駅寄りの先端だけ細くなっている。
で、ちょうどその部分の柵に、線路の勾配標が「縛って」ある。(笑)
柵の下は道路だ。
この駅の周辺は高低差がとても激しい。
「窪地に造った高架駅」とイメージしていただければ解りやすいかと♪
駅の前後はすぐトンネルだしね。
同じ地点から振り返って1枚。
…ね、もうココの柵の横の土地は高くなってるし。
まぁ、こんなカンジで撮ってみた「何気ない日常の209系」、いかがでしたかな?
「西日暮里(にしにっぽり)」駅で、ホームの端に群がって引退最終編成を撮るよりは、コッチのほうがよっぽど「本来の209系らしさ」が出てるとは思うのだが…。
ちなみに、青い209系の最期の姿はこちらをクリック。
…思い入れのナイ形式(車両)なので、今回はこの辺で。
今度は、異動先の千葉県内でも撮ってみよう★
| 固定リンク
「旅と鉄道(03関東)」カテゴリの記事
- 探検日記 ~「今や伝説の短絡線・代田連絡線」2024夏~(2024.08.12)
- つぶやき日記 ~「一枚の写真から・都会の小さな楽園。東京・世田谷代田」2024夏~(2024.08.10)
- つぶやき日記 ~「一枚の写真から・全て曲がってます。東京・四谷」2024夏~(2024.08.26)
- つぶやき日記 ~「一枚の写真から・修行の聖地?東京・中野」2024夏~(2024.08.05)
- お散歩日記 ~「京王線代田橋駅のエレベーター」2024初夏~(2024.06.24)
コメント
私は横浜エリアでも遊びますから、使う機会は多かったりします。
石川町でいつも降りてます。
…確かにプレハブチックな感じがします。
最近の銀電は地のギラ付きが毒々しくなりがちで
火葬場に連れてかれそうな雰囲気なので
色遣いとか一工夫するだけで、地が脇役になって
好感度も増す事が出来ると思うのですが。
人間のコーデも一緒ですけどね
ちなみに最近の東急が無愛想一直線からの脱却を
図ろうとしているように見えるのは私だけでしょうか?
時代の潮流も鮮やかな感じに戻っていくのかもしれませんね。
銀電であっても、それを感じさせないのが
一番良いと思います。
投稿: CHIANTI | 2010年3月15日 (月) 00時11分
私も石川町エリアはよくうろついています。
…ま、私の場合は「中華街」が目的ですが
銀電は、そろそろ色々な試行錯誤から抜け出して、落ち着きを取り戻していくのではナイでしょうか…?
バブル期頃に始まった「軽薄短小」(←もう死語だね☆)の流れも終わりに近づいてきたような。
まぁ、その時の世間を動かしていた連中が歳を取って、そのポストから外れてきたからと言うのがあると思いますが…。
「教育」や「日本語回帰」の潮流とシンクロするモノもあると思います。個人的に。
また本来の意味での「ゆとり」が復活して来るんではナイでしょうか
投稿: まりりん | 2010年3月15日 (月) 00時31分