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2010年3月15日 (月)

実物日記 ~「セレブな街の大衆車。根岸線209系」2007~

今回も「引退シリーズ」として、京浜東北&根岸線209系のおハナシを…
01
神奈川県の根岸線「山手(やまて)」駅に進入してくる「快速:大宮(おおみや)」行きだ。

2007年5月4日の14時半に撮影。
この日は快晴で、何気に暑かったぁ…

ココ山手駅は、横浜でも屈指の高級住宅地だ。
私はこの界隈の雰囲気がとても好きで、小さいころから「憧れの地」(笑)として見つめていた。
港の見える坂の上の邸宅で優雅に生活する自分……。
ま、「憧れは憧れ」であるからこそ、夢と希望が持てるモノで
…って、完全なる言い訳だな。

以前、この付近を散策した時に、何気なく撮っておいた写真が出てきた。
まさか、これがもはや過去の光景になろうとゎ…。

209系は言わずと知れた「量販品」(笑)だ。
低コスト生産」を狙った、最初の形式。
クルマで言えば「フォルクスワーゲン・ビートル」だ

なので、アチコチに初期特有の「安かろう悪かろう」が見られる。
パワーも無く、雨の日はスリップしまくりで、まともに走れない。
短距離の「東京(とうきょう)」→「有楽町(ゆうらくちょう)」駅間にどれだけ時間掛かっとんねん
後発の山手線のほうがさっさと先着しているこの現実

まぁ、最初は「どこまでケチれるか?」という限界に挑戦しないことには、今後へのノウハウは得られない。
だから「走ルんです」と揶揄したい気持ちは解るが、あまり文句を言うモノではナイと思う。
この209系での教訓がE233系に反映されて、だんだん「イイ仕様」に仕上がって来ているんだから…
209系は実験的な「試作(思索?)品」と思ったほうがイイ

さて、…と。

山手駅を出る前に、少しだけ撮影タイムとしてみた。
ココは横浜205系や石油貨物列車も来るので、被写体は何気に種類がある。
貨物を期待したが、今回は「ついでに」なので、何も下調べして来なかったので遭遇せず。
ま、209系でガマンしてやろう。(笑)

東急東横線の地下化前の「反町(たんまち)」駅付近にも京急線にも似たような雰囲気のトンネルから、209系がやって来た。

なので、数枚撮ってみた。
02
この相対式(そうたいしき)ホームは、「関内(かんない)」・「石川町(いしかわちょう)」駅と共に、根岸線独特の雰囲気を出している。

まぁ、横浜市内の駅って、私鉄も含めて雰囲気似てるよね

…で、どうだい?
209系の側面、ベコベコだろう
これに日が当たるともっと醜い
ウワサでは、屋根の垂木の一部がホントに「木製」(難燃木)であったとか…。

車両にはまったく魅力を感じなかったので、全体の雰囲気を撮ることに。
スナップ写真」的なカンジでね

駅を去っていく姿も収めた。
03
やっぱ東急東横線っぽいなぁ…。

武蔵野人から見ると、そんなイメージ

手前のホームの列車も撮影した。

…ってか、コレに乗って来たのだが
04
この駅、「大船(おおふな)」駅寄りの先端だけ細くなっている。

で、ちょうどその部分の柵に、線路の勾配標が「縛って」ある。(笑)
柵の下は道路だ。
この駅の周辺は高低差がとても激しい。
窪地に造った高架駅」とイメージしていただければ解りやすいかと
駅の前後はすぐトンネルだしね。

同じ地点から振り返って1枚。
05
…ね、もうココの柵の横の土地は高くなってるし。

まぁ、こんなカンジで撮ってみた「何気ない日常の209系」、いかがでしたかな?
西日暮里(にしにっぽり)」駅で、ホームの端に群がって引退最終編成を撮るよりは、コッチのほうがよっぽど「本来の209系らしさ」が出てるとは思うのだが…。

ちなみに、青い209系の最期の姿はこちらをクリック

…思い入れのナイ形式(車両)なので、今回はこの辺で。
今度は、異動先の千葉県内でも撮ってみよう

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旅と鉄道(03関東)」カテゴリの記事

コメント

私は横浜エリアでも遊びますから、使う機会は多かったりします。
石川町でいつも降りてます。

…確かにプレハブチックな感じがします。
最近の銀電は地のギラ付きが毒々しくなりがちで
火葬場に連れてかれそうな雰囲気なので
色遣いとか一工夫するだけで、地が脇役になって
好感度も増す事が出来ると思うのですが。
人間のコーデも一緒ですけどね

ちなみに最近の東急が無愛想一直線からの脱却を
図ろうとしているように見えるのは私だけでしょうか?

時代の潮流も鮮やかな感じに戻っていくのかもしれませんね。
銀電であっても、それを感じさせないのが
一番良いと思います。

投稿: CHIANTI | 2010年3月15日 (月) 00時11分

私も石川町エリアはよくうろついています。
…ま、私の場合は「中華街」が目的ですが

銀電は、そろそろ色々な試行錯誤から抜け出して、落ち着きを取り戻していくのではナイでしょうか…?
バブル期頃に始まった「軽薄短小」(←もう死語だね☆)の流れも終わりに近づいてきたような。
まぁ、その時の世間を動かしていた連中が歳を取って、そのポストから外れてきたからと言うのがあると思いますが…。
「教育」や「日本語回帰」の潮流とシンクロするモノもあると思います。個人的に。

また本来の意味での「ゆとり」が復活して来るんではナイでしょうか

投稿: まりりん | 2010年3月15日 (月) 00時31分

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