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2009年3月19日 (木)

ジオラマ日記 ~「桜のある風景」の巻~

今回はの季節に合った、Bトレ用に作ったミニジオラマの解説を…。
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今回ご紹介するワンジオ「桜のある風景」は、「特攻野郎Bチーム」の展示会用に作って、Bチームのホームページに掲載したもの。
我々Bチームで「ワンジオ(ワンショット・ジオラマ)」と呼んでいる、小型のジオラマだ。
小さなスペースに、いかに「それらしく」エッセンスを凝縮して再現するかが、腕の見せ所。
カンタンな様でいて、案外難しい…(プランを決めるまでが難しく、制作自体はカンタンだ)

このワンジオは、100円ショップの野球ボールサイズのケースを使用。
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ベース板のサイズは84mm×84mm。

まず最初に、「この小さなスペースに何を表現しようか」と考えた。
アタマに浮かんだのは…
1.桜の木
2.花見の光景
3.西武線
だった。

当時、まだBトレのラインナップはほんの僅かで、103系から西武線を作って「見せびらかしてやろう」という目論見もあった。(笑)
再現する場所は「東村山~西武園」間をイメージ。(あくまでイメージ)

まずは全景から。
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一応、表現したいモノはすべて取り込んだ。

では各方向からアップで見てみよう。
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線路はKATOのユニトラックの端切れを使用。モジュール制作で加工した線路の余ったモノだ。
線路の端っこにはグレーの画用紙を貼って美観度アップ
レールには水性塗料の「ウッドブラウン」を筆塗りしてある。
水性なので臭いも少なく、筆も水で洗えるので、夜間の部屋での作業に非常に役立った。
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桜の木はウッドランド(KATO)製の樹木に桜色のスポンジ(建築模型用)を接着したもの。
この微妙かつ絶妙な色合いの「ソメイヨシノ」的ピンク色は、現在あまり市販されていないので、入手困難だ。
また手に入れたいのだが…まだ売ってる所あるのかなぁ~?(2011年現在では再発売されたので売っているよん

ブルーシートは青い画用紙を切って表現。
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西武線は、JR103系の車体にGM製キットの西武401系のお顔を接着。
塗装を変えただけでも、結構それっぽく見える。
乗務員扉横の戸袋窓は、黒いシールを貼って表現。

401系は、作った当時は大好評だった。西武線はまだ発売されてなかったのでね
だが、しばらくして製品が出たので「お役御免」となり、このワンジオに鎮座(接着)するコトになった。

では次に、裏側から見てみよう。
07_2
ワンジオに限らず、レイアウトやジオラマ制作のイチバンのコツは「見せ場を作る」コトだ。
全体的にまんべんなく風景を作っても、完成後に見ると味気ないモノに見え、やがて飽きが来る。
なので、1ヶ所だけ「まずココだけは見てくれっ!」的なシーンを作ろう。
この「桜のある風景」の見所は「花見客」にした。
決して「車両」にしてはイケナイ。(これがポイント

人形や物の置き方を工夫しよう。
自分がその場所にいて、「これからそこで何が始まるのか」を考えれば、おのずと人や物の配置が見えてくるから…
08_2
花見客の見せ方も重要だ。
時間の設定は「午前9~10時ごろ」にした。
一般のファミリー(主婦)たちが到着するであろう標準的な時間。

…ただ、それだけでは表現に「オチ」がナイ。(笑)

そこで、「徹夜で場所取り」の若いオニイチャンを登場させてみた。
これで風景に「ストーリー(時間の流れ)」が生まれる。
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ブルーシートの上で、寒さに耐えながら寝っころがって朝を迎えたオニイチャン。
そこに最初のカップル2人がやって来て、彼を起こさないように、花見用の荷物を置いて準備をはじめる。
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そしたら、後から「お呼ばれ」されたカップル2人がやって来た…

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…そんなシナリオだ。

コレを見て、その光景(流れ)をイメージ出来たとしたならば、こんな嬉しいコトはナイ。
私の伝えたかったコトはすべて通じた

これで小さな何気ないジオラマに「訴えかける力」というパワーが備わった
美術品の絵画とかと同じノリだなや。
ぢゃ、この作品って「芸術品」?(笑)

案の定、展示会ではキッズや車両マニアには見向きもされないが、一般のファミリー、特にママ(女性)に高評価をいただく。
…作戦通りだ。(笑)

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まぁ、こんなカンジでジオラマ(レイアウト)を制作されてみてはいかがでしょうか?
まずは小さなスペースで練習しましょう
気楽にスタート出来ますしね~
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もうひとつの花見のワンジオはこちらをクリック

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コメント

秋葉原の、某ビルの2階にある“例の”スペースにありますね。

レイアウトですと、走らせますから
どうしてもメンテナンス上の点も考えないといけないですね。
その点ジオラマは純粋に光景だけを表現できますから、
ある意味レイアウトよりも奥が深いのかも知れません。
ましてや、今回のようにスペースが限られていると
なおの事だと思います。

ちなみに私が今作ってるのはレイアウト兼ジオラマという
つもりで作ってます、一応は

>見せ場を作る
第一印象でインパクトを与えるには、それしかないですものね。
のんべんだらりんでは見ていてつまらないですし

>ぢゃ、この作品って「芸術品」?(笑)
ジオラマの行きつくところはそこだと思います

投稿: CHIANTI | 2009年3月19日 (木) 13時17分

すごいですね~(・∀・)bこの小さい空間にこんなにも「濃いめ」の世界が構築できるなんて、・・・(´▽`)ステキ~
ちなみに僕は、見た瞬間「竹の子公園」(・・の芝生側のところ)
かな~?とか思ったんですが・・・(´▽`)ナハハ・・

>ジオラマ(レイアウト)を制作されてみてはいかがでしょうか
僕も作ってみようと思うのですが、ベース板は、発泡スチロール(普通の荷物とかに入っている白いもの)でも良いでしょうか?
その他にもアドバイスが何かあったら教えていただけるといいのですが・・・m(. ̄  ̄.)m

投稿: しげぺ | 2009年3月19日 (木) 15時56分

★ CHIANTIさん

はい、“例”のスペースに置いてあります。

ジオラマは「動きがない」ので、見た人にいかに動的なイメージを抱いてもらうかが勝負ですねぇ…

何気にこのサイズ、プラン練りが難しいです。
Bチームのメンバー「SF」の作品には私も一目置いてます。
方眼紙で作成しているにもかかわらず、私のハートを鷲掴みにしてくれます。
彼の作品には素朴ながらも「魂」が入ってます。
そう、棟方志功のように…

そんな彼を私は「師匠」と呼んでいます。まだ大学生ですが。(笑)

投稿: まりりん | 2009年3月19日 (木) 22時33分

★ しげぺさん

「たけのこ公園」は別の作品として作ってBチームHPに載せてあります。
実際に現地を見たことのある方ならば、あの作品があの公園のすべてを物語っていると感じていただけると思います。
それだけ気合入れて作ってます、ハイ。

今回の「花見」は半分架空の設定です。
この場所、ホントは菖蒲園か何かになってるんじゃなかったっけかなぁ…

発泡スチロールをベースにするのは避けたほうがいいと思います。
軟らか過ぎて、意外と加工に不向きです。
ゴム系ボントを使うと、スチロールが溶けますしね。
木の板でも金属板でもイイので、その上に茶色かグレーの画用紙を貼って、ベースにしてください。
そうすると歪みや経年変化も少なく、木工ボンドもゴム系ボンドも使えますから。
あと、前出のBチーム「SF」の作品も参考にしてください。
彼の作品はほとんどが方眼紙製ですから。
「ビンボー学生」ゆえに編み出された、目を見張る技法です。
あと、彼の着眼点のセンスも見習いたい所ですね♪

とりあえず、B-Dashの「ワンジオキューブ」1個買って作ってみてください。(笑)
そこに私の「ジオラマ道」が詰まってますから…
(B-Dash製品のほとんどは私が作ってます)

投稿: まりりん | 2009年3月19日 (木) 22時47分

ご教示ありがとうございます(/ ^^)/
そうですか~スチロールは不向きだったのですね~・・
部屋を大掃除してしまったので、今のところ部屋に転がっている何かを工夫するしか無さそうかな~(´、`)

>たけのこ公園
たまに写真を撮りにいきます。青梅街道の踏切付近の大カーブでクネクネする車両が(^^)bグッドです。

投稿: しげぺ | 2009年3月20日 (金) 18時54分

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