海外鉄旅日記 ~「スイスアルプス」1991・その2~
今回は「グリンデルヴァルト」から「ユングフラウ山頂まで」の話題を…
「ベルナーオーバーラント鉄道(BOB)」の終点「グリンデルヴァルト」駅で、隣に停車している「ヴェンゲルンアルプ鉄道(WAB)」に乗り換える。
WABの車両は、江ノ電のような深緑&クリームの塗装だ。
これまたシックな色合いだ。![]()
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…ん?よく考えると、BOB色もWAB色も江ノ電にあるなぁ…。
シックさを求めると、おのずと似てしまうのか、それともパクリか![]()
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ちなみに、WABの新車は色が濃い。
ちょとキツいカンジもするが…![]()
白銀の中では目立つほうがイイのだろう。![]()
列車の側面を見てみよう。
「WengernAlpBahn」は「ヴェンゲルンアルプ鉄道」の意味。
路線の途中にヴェンゲルンアルプという街がある。
この登山鉄道3社、ともにホームの高さは無いに等しい。
なので、となりのホーム(乗り場)に行く時は、線路を跨いで移動する。
そのため、線路間の中央にあるラックレール(歯車を受けるギザギザのレール)に足を引っ掛けたり、物が当たってラックの歯が欠けたりしないようにと、ラック周辺が保護板で覆われている。
(一番上と下の写真を参照)
列車は、その時の乗客数によって、臨機応変に増発したりするようだ。
バスや路面電車のような柔軟な運用に感心する。![]()
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その場合は、正規の列車のすぐ後を「続行運転」でくっついて行く。![]()
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併結はしないようだ。
BOBとJB(後述)と、WABの線路幅は違うらしく、乗り入れはできない。
(前者は1000mm、WABは800mmらしい)
WABは「グリンデルヴァルト」駅と、「ラウターブルンネン(Lauterbrunnen)」駅の2ヶ所から、別々の路線で上り始める。
で、終点の「クライネシャイデック(Kleine Scheidegg)」駅で合流する、「ヘ」の字形の路線だ。
大雑把に言えば、BOBの「Y」字形の両先端の終点が、WABの「ヘ」の字の両下端に接続している。
「Kleine Scheidegg」は(クライネ)小さな、(シャイデック)境界・分岐点というような意味。
…たぶん。![]()
どちらの路線も、かなりの勾配で山を登る。
…で、ゆっくりと一生懸命に登りきった電車は、山中の何もないクライネシャイデック駅に到着する。
余談だが、ラック式レールのポイント部分(写真右側)というのは実に
メカメカしいカンジがしてカッチョエェ♪![]()
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ここからは、「JB」こと「ユングフラウ鉄道(JungfrauBahn)」に乗り換えて頂上を目指す。![]()

こちらの車両は、ウッドブラウンにクリームという、ワゴン・リの客車(オリエント急行)をイメージさせるような配色だ。![]()
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「Jungfrau」とは、(ユング)若い、(フラウ)女性、つまり「乙女・処女・聖母」という意味。
まぁ、これは山の名前なので、日本的に言えば「乙女山」とか「聖母山」というカンジなのだろう…。![]()
さぁ、ココからはいよいよ「雪山」の世界に突入だ!![]()
緑色の草木も消え、茶褐色の世界になってきた。
遠くの眼下に、グリンデルヴァルトなどがある緑の地域が見える。
列車は褐色の世界を写真の右上へと登ってゆく。![]()
お、いよいよ雪山が近付いてきた★
終点は、この写真のもっと右側にはずれた山頂だ。
列車は雪(氷河)の中に突入。
みんなワクワクしている♪![]()
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雪中の急勾配を列車が滑ることのないように、しっかりと支えてくれている頼もしい「ラックレール君」を撮ってみた。
レールの真ん中にあるギザギザしたのがそれで、これは「リンゲンバッハ式」ラックレールと言うそうだ。
先ほどのグリンデルヴァルトなどの地域が眼下に小さく見える。
山の影の大きいこと…日陰と日向の差が激しい。
この少し先で列車はトンネルに入ってしまい、もう表には出ない。
ここで全員が下車。
ここから山頂の展望台(室)までエレベーターで上がる。
こんな山のテッペンにエレベーターとは…![]()
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で、展望台からの景色はこんなカンジだ。
雪、ゆき、ユキ…とにかく「白の世界」。![]()
少しだけ外に出られるようになっているので、チョット出てみた。
…即、凍死。![]()
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ハンパでない寒さだ。風もかなり強い。![]()
そりゃそうだ、ほぼ富士山の山頂と同じところに秋の服装で来てるんだから…。![]()
さっさと室内に入り、ゆっくりと景色を眺めた。
絶景だねぇ~~~♪![]()
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この日は
天気も良く、アルプスの山々をハッキリと眺められてラッキーだった。![]()
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スイスは本当に美しい国なので、一生に一度は訪れることを強くオススメする。![]()
(おしまい)
おまけ:スイスアルプスについてもっと詳しく知りたい方は、「旅の車窓から」という、すばらしいHPを書かれている方がいらっしゃるので、ぜひご覧ください。
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コメント
日本にラックレール区間は大井川鉄道のアプトいちしろ-長島ダムだけなので結構持てはやされたりしてますが、スイスの人たちにとってはコレが当たり前なんですよね~(世界は広い!!)
・・・とすると、現地のNゲージにはラックレールの表現がなされていたりするのでしょうか~(@_@)/?
投稿: しげぺ | 2009年3月 5日 (木) 10時56分
ラックレールにもいろいろな方式(歯と歯車のカタチ)がありますので、それぞれ特色があって面白いですよ。
あと、欧州では一般的にはHOゲージです。
Nゲージは日本とアメリカくらいですかねぇ…
もともとNゲージはKATOの会長さんが世界的に確立されたようなものですから。(何気にすごい人なんですよ!)
HOではラックレールってあったっけかなぁ…
いちど、モデルバーン(海外専門の鉄道模型店)を覗いてみるのもオススメです☆
海外鉄旅シリーズ、しばらく続きますよ。
次回以降は、スイスから南下していこうかと…。
投稿: まりりん | 2009年3月 5日 (木) 11時09分
1枚目の画像は江ノ電を彷彿とさせますね。
ちなみに車両表面にコルゲート加工がされているようですが、
ステンレス塗装車でしょうか?
何ともあか抜けた色合いとデザインです
山岳地帯はさすが本場、と言う感じですね。

全体的に自然なのに秩序があります
日本の山って何となくゴチャゴチャしていて好きになれません。
流石欧州、自然までオシャレですか
続編、期待しております
投稿: CHIANTI | 2009年3月 5日 (木) 17時36分
コルゲート付き車両は、つなぎ目がナイように見えるので、ステンレス車ではナイと思われます。
おむすびみたいな赤い機関車ネ)もコルゲートありましたよね、確か…
スイス国鉄のRe460(
WABの新車の色は、なんか「ブラジル」を連想させます。
続編は、この山脈の向こう側です♪
でもそんなに鉄道車両撮ってないので、フツーの旅行記になりそうです…
投稿: まりりん | 2009年3月 5日 (木) 18時23分