海外鉄旅日記 ~「国境の国際都市・ジュネーヴ」1991&1996~
今回はスイスの西のはじっこにある有名な国際都市「ジュネーヴ(Genève)」をご紹介しよう。
写真は1991年と1996年に撮影。
ジュネーヴは国連機関があるように、国際的な都市だ。
地理的にはスイスの西の「はじのはじ」にポツンと飛び出たようなカンジ。
どの方向へも、ほんの十数キロも行けば、もうフランスとの国境だ。
スイスは大まかに「フランス語圏」と「ドイツ語圏」と「イタリア語圏」に分かれる。
同じ国だが、地域によって言語が違う。
スイス国民は「国語」として4ヶ国語を学ぶとか。(上記3ヶ国語+「ロマンシュ語」)
スイス中央部はドイツ語圏なので、アルプスなどに観光に行く時には多少のドイツ語が必要。
一方、こちらのジュネーヴは、完全にフランスに囲まれてるので、当然フランス語圏内だ。
ドイツ語はあまり通じない…というか、「喋ってくれない」だろう。
…ま、観光客はカタコトの英語で事足りるが。![]()
でも、やっぱフランス語喋れたほうが
おされ
だよねぇ…(私はムリ)
ちなみに、スイス国鉄の車掌さんは、全国的にフランス語を基本語として使っていた。
…さて、余談はこのくらいに。
ジュネーヴの駅にはフランス・イタリア方面からの国際列車がやってくる。
(1991年撮影) 
(1991年撮影)
スペインのフリーゲージ式高速列車「タルゴ(Talgo)」だ。
やたらと背の低い、連接式(車体どうしの連結部分に台車(車輪)がある)の客車。
カーブの多い路線を高速で走るのに適した方式だ。
台車は驚くなかれ、なんと「1軸」だ。そう、車輪がたったの1コしかない。
カンタンに言ってしまえば、日本のミニ貨車「ワム80000」よりも車輪が少ない。(半分だ)
乗り心地は…というと、これが意外にも良い。![]()
![]()
ただし、駅構内の複雑なポイント群を通過する時は、トンでもなく上下左右に揺れるが…。![]()
![]()
(ポイントのクロッシングレールの溝(隙間)に片方の車輪が落ち込むため)
ちなみに、機関車はフランス国鉄(SNCF)、客車はスペイン国鉄(RENFE)、駅はスイス連邦鉄道(SBB CFF FFS )のモノだ。
国際色豊かだねぇ~。
日本の「JR東日本の駅(東京)に、西日本の機関車が九州の寝台車を引っ張って来た」…とイメージしてもらえれば近いのかもしれないが、こちらは「国籍」が違うからねぇ~。
でも、走行距離的には日本とそう変わらないのだが。
ジュネーヴといえば、やはりコレだろう。
(1991年撮影)
フランスの誇る高速列車「TGV(テ・ジェ・ヴェ)」だ。![]()
![]()
(この色だった車両たちは、まだ生き残ってるのだろうか…?)
上記の写真は、フランス側からやって来たTGVを撮影したもの。
で、タルゴの横に入線。
(1991年撮影) 
(1991年撮影)
ちなみに、この2列車が停まっているホームは、もう「スイス」ではなく「フランス」だ。
手前の、写真を撮っているホームまでが「スイス国内線」用、写真に写っているホームが「フランス方面国際線」用だ。
階下のコンコースには出国・入国審査場があり、しっかりと国境のチェックが行われる。
(現在ではEU化などによってどうなっているかは分からない。多分、フリーパスだ。)
写真を見てる限りでは「ひょいっ♪」と渡って行けそうなのだが…。![]()
![]()
左下の線路横にある標識には「渡るなゴルァ!
」と4ヶ国語で書いてある。
もし渡れば「不法出入国」の疑いで拘束されること間違いナシ♪![]()
![]()
日本には存在しない「国境ホーム」だね。
外国では珍しくもナイのだが。
…で、国内線ホームに目を向けると…
なんか変わったのがいたぞ♪
(1996年撮影)
なんと、「メニューがすべてマックm」という食堂車。ウマいの…か?![]()
私は遠慮しておこう。
せっかく美しい国「スイス」まで来て、憧れの食堂車が「マック」だなんて…![]()
ちなみに、この96年当時の「ビックマックのバリューセット」、スイスではなんと1200円!(日本円換算で)
円高だったのに。税金高すぎ…![]()
では街中へ行ってみよう♪
(1991年撮影)
まず目に付いたのが↑コレ。
環境に配慮して、ショッピングエリアには自動車の乗り入れを禁止しているみたいだ。
乗り入れていいのは「電気で動く公共のモノ」だけ。![]()
路面電車は便利だね。
郊外から直接街の中心部へ入れるし…
(1996年撮影)
これも同じようだが、よく見るとバスがいる。
しかも、電気で走る「トロリーバス」だ。
完全に排ガスゼロにしてるんだねぇ…![]()
電車とバスが同じところを走るので、架線がどうなっているかが気になるなぁ…
(ちゃんと見ておけばよかった)
そんな街角に立っていた2人+1匹。
(1996年撮影)
下に置いたバケツにお金を入れるまで、彼らはピクリとも動かない。(わんこ除く(笑))
コインを入れると、1分ほど「あやつり人形」のように動いてくれる。
当時の日本には、こういった「大道芸」がまだなかったので、ものすごくオシャレに感じたものだった…。
チョット街の外側へ出てみた。
何気に目に付くのは「銅像」。あちこちにあった。
(1991年撮影)
↑台座のデザインが、後ろの建物とリンクしてるねぇ…

(1996年撮影)
↑こちらは、台座周りを花で飾っている。![]()
![]()
![]()
いかにも「欧州」といったカンジの光景だ。
こんなのもあった。
(1996年撮影)
やはりオシャレだねぇ~、「
美
」だねぇ~~♪
日本だと、どうしても「パチもの」になってしまう。
…「美」に金と魂を掛けないから。![]()
歩いていたら、工事現場に出た。こんな看板を発見!
(1996年撮影)
JRにはこんなシンプルかつカッコいいデザインの看板は作れまい。
(「CFF」はスイス国鉄のコト)
公園に行ってみたら、こんな光景が…
(1996年撮影)
…巨大なチェスだ。![]()
大人が真剣にやっているところが、また面白かった。![]()
歩いていたら、開けた場所に出てきたぞ…
(1996年撮影)
ジュネーヴといえば「レマン湖」だろう。
非常にキレイな湖だ。![]()
![]()

(1996年撮影)
↑ここに住んでいたら、何も言うことはナイだろう…イイなぁ。![]()
ちなみに、この撮影した場所、夏には「
ビーチ
」のようなカンジになって、みんな泳ぎに来る。
入場料1フランを払って、湖上の浮島みたいな場所に入る。
日本のプールみたいに、飲食も出来る。![]()
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周りを見回せば……女性(西洋人)はみんなトップレス!![]()
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文化の違いを見せ付けられた。![]()
↓湖に
灯台…。それだけこの湖はデカいということか。
湖岸の半分はフランスだし。
(1991年撮影)
↓西洋人の子供って、ホント絵になるよなぁ…![]()
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(1991年撮影)
↓夜景がキレイだったので撮ってみたが、ブレた…![]()
(1991年撮影)
後半は鉄道とは関係ない写真が多かったが、「その地域の文化(背景)を知らないと、そこの鉄道の真の姿は理解できない」というコトで。![]()
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レイアウト(ジイオラマ)製作時の参考にでもしていただければ…と♪![]()
次回の「アルプス編」につづくー。![]()
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コメント
ヨーロッパレイルウェイストーリー・ジュネーヴ編ですね(笑)
>TGV
そのうち動力分散方式になって、様変わりするでしょう。
でも、欧州の新型新幹線は本当に好感持てます。
日本は500系のぞみまでですね
>街中
良いですねぇ、都電荒川線のレトロ電車なら
違和感なくマッチするような気がします。
阪急とか京阪も溶け込めるのでは?
欧州の街並みは基本的に統一されていますので、
綺麗なんですよね
>レマン湖
湖畔が見事なまでに整備されてますね。
緑の秩序をもった雰囲気はフランスの影響を感じます。
ひなびておらず、オシャレな感じです。
ビーチもイマジネーションが湧いてきます。
>その地域の文化(背景)を知らないと~
仰るとおりだと思います。
ただ車両だけ知っているよりも、そこの文化を理解してこそ
鉄道に対する造詣が深まると思います。
地域あってこその鉄道ですものね
やはり私には欧州チックなレイアウトの方が
向いているのかも知れません
次はぜひアルプス編を
投稿: CHIANTI | 2009年2月 9日 (月) 15時47分
TGVのb-トレほしいな~(こう何でもかんでもb-トレにしたくなってきたあたりもうだめぽ。。。;´Д`)ゝ)TGV(550km/n)ですが、現在さらに速いAGVという車両が開発中だそうです。
それと「タルゴ」!?1軸の車両が走り得たなんて・・・(゜0゜)
投稿: しげぺ | 2009年2月 9日 (月) 16時05分
★ CHIANTIさん
>ヨーロッパレイルウェイストーリー
…どこかの衛星放送で聞いたことあるような名前ですね。
日本の新幹線、今度出る東日本のE5系が、どんなカンジになっているかにかかってますねぇ…
京阪…そう言われれば確かに似合いそうです!
和なテイスト版としては、京阪の浜大津駅界隈がこれに匹敵するでしょう…
レマン湖は、琵琶湖とは違いますね。(笑)
ただ、何となく河口湖はイメージが似てるような…気がします。
多分、雪山(日本は富士山)が後ろに聳えてるからでしょうかねぇ…?
アルプス編、多分フツーの旅行記になりそうな気配です。(笑)
一応、みなさんのために登山電車なども極力盛り込みますが…
のんびり待っててください♪
投稿: まりりん | 2009年2月 9日 (月) 23時03分
★ しげぺさん
TGV、550Km出してますが、試験運転の映像見られたコトありますか?
…あんなモン、絶対に営業運転はムリですね。
500Kmオーバーといったら、ジャンボ機が離陸する速度以上です。
タルゴは、子孫が増えて、ドイツなどでも走ってますよ。
カーブなどもホントになめらかに通過しますが、まぢで駅構内のポイント(特にダブルスリップ)はカンベンしてもらいたいですね。
グラスの中の水はこぼれます。確実に。
タルゴは、通過するときのジョイント音が面白いですよ♪
ものすごい速さで「タン・タン・タン・タン・タン…」という単発的な音しかしませんから。
投稿: まりりん | 2009年2月 9日 (月) 23時13分