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2008年12月11日 (木)

Bトレ日記 ~「西武鉄道5000系(レッドアロー)を作ってみた」の巻~

さぁ、今回から本格的に日記を書くぞっ

みなさん、よろしくね

今回は、鉄道模型の「Bトレイン」というジャンルのお話しぃ~

Bトレインとは、バンダイが販売しているショーティーモデルで、Nゲージの長さだけを半分に縮めて、かわゆ~くした物だ。
お子様や女性に人気なのよ

当面は、このBトレインの車両やジオラマの制作(改造)日記を書いていきますぅ~

では、スタート

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2008年11月に開催された、オラが所属するBトレイン集団「特攻野郎Bチーム」の展示会に間に合わせるべく、何か新作を作らねば…と思案の結果、素材を買ってから1年以上手付かずだった「西武鉄道5000系(レッドアロー)」を完成させる事にした。
ちょっと改造と塗装の難易度が高いので、躊躇していたんだよねぇ…

まぁ、何とか無事に完成したので、お披露目する事にした次第

まずは、完成作品をご覧いただこう。

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
Bトレイン・西武鉄道5000系レッドアロー制作記-1001
たいへんよくできました~~~~~っ

作った感想としては「…まぁ、よくこの自分が作れたものだなぁ~」という感じ。
(特に塗装がね…)

はっきり言ってしまえば「Nゲージのキットを切り詰めただけだろ」的なのだが、我が「西武王国」の主役になる車両なので、素組みだけで終わらせずに、ちょこっとだけ色気を付けてみた

まずは、普通に長さを半分に縮めていこう。

Bトレインの車体長は約6cmなので、違和感の無いように縮めなくてはならない。
なので、切断する前に、どのように切り刻んでつなぎ合わせるかを、よぉ~く考えなければならない。
それさえ済んでしまえば、後は淡々と作業をしていくだけだ

ベースとなる車両は、グリーンマックス(以下「GM」と表記)製の西武鉄道5000系のキットだ。

窓割りの関係上、正規のBトレインよりも若干長さが伸びてしまうが、そこは連結間隔で調整し、編成全体の長さは正規の物と全く変わらないようにした。
(直線を走る分には問題無いのだが、カーブに差し掛かると、ホームの端とかに擦っちゃうんだよねぇ…

切り詰める作業自体は楽なもので、それほど苦労はしなかった。
今まで、自分的には苦手な分野だったのだけど……何か慣れた。(笑)

切断は、カッター等を使用した。
ニッパーで「バチンっ」と切ると、プラスチックの素材や劣化状況によっては思わぬ方向にヒビが入ってしまう恐れがあるので、あまり力を入れずにゆっくり慎重に切ろう。

接着は、アロンアルファ(瞬間接着剤)を使用した。
これは、硬化すると紙ヤスリで簡単に削れて、しかもパテの代わりもしてくれるので、非常に便利だ
ただし、安価な瞬間接着剤を使うと、ちゃんと硬化せずにゴム球のように丸くなって使い物にならなくなってしまうので、ここはケチらないように。

切り継ぎも済んだので、お次は塗装だ。

Nゲージを作る場合と同じく、GMの缶スプレー「西武アイボリー」と「西武レッド」を使用する。

最初にアイボリーをプシュっと塗って、乾燥させる。
白っぽい色は、塗膜が薄くて下の色が透けてしまうので、一度に厚塗りをせずに、何回かに分けて薄く塗り重ねよう。

アイボリーが塗れたら、マスキングをして赤を塗ろう。
マスキングは、紙テープが一般的だが、オラはセロテープを使用している。
粘着力が紙テープよりも強いので、隙間からの塗料の漏れ(流れ出し)を防げるからだ。
横漏れストッパーの効果が強いので、多い日も安心だ(笑)

マスキングを剝がして、塗装の状態をチェック。
はみ出てしまった部分は、筆塗りで修正しておこう。

前面は、レッドアローは複雑なので、半分以上は筆塗りで対処した。
その方が、楽で早い。

さて、これで車体は完成だ

後は、組み立てるだけだぞ

ここで、バランスを見るために、実物の写真を見てみると…

…あれ片方の先頭車が、何か変だぞ。

…あっトイレが反対側に付いている

慌ててGMの説明書を見る。

すると「加工出来るものならやってみろ」的な感じで、下のほうに小さく1行書いてあった。
(昔のGM製品の解説は、結構上から目線だったのよ。職人気質だったからねぇ~。「完成品を買わずに自分でキットから楽しんで作るんだから、それくらいの努力はしなさい」みたいな。

もうすでに切り継ぎと塗装は終わっている。
今さら接着部分を外して云々…はやりたくない。

…という事で、「車体に穴を開ける&埋める」作戦で、トイレと車販準備室を左右入れ替える事にした。

しばらく戦って、何とか成功
…ふぅ、苦労したぜ

ごほうび()に、車販準備室の窓ガラスをはめ込み式にしてあげた。

何の事はない、Bトレインの西武101系の窓ガラスを無加工で使っただけだ。
偶然に、ぴったりサイズだったのでね
(まぁ、同じ西武鉄道の車両だから、基本的な寸法は同じなのでしょう)

これで、実物と同じ窓配置になった訳だ。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
Bトレイン・西武鉄道5000系レッドアロー制作記-1002
揃ってるぅぅぅぅぅぅ~~~~~~ん

同じ側に車販準備室が揃っているでしょ

反対側も同様に…
(画像をクリックすると拡大するよん)
Bトレイン・西武鉄道5000系レッドアロー制作記-1003
これまた揃ってるぅぅ~~~~~~ん

おトイレ様が仲良く並んでいるよ~ん  

ここで気を良くしたというか、調子に乗ったというか…Bトレイン界初の「車内に椅子を付けちゃおう」作戦を開始する。
(恐らく、この時点では、まだ実践している人はいないと思う)

これも何の事はない、この直前にBトレイン化改造したTOMIX(トミックス)製のNゲージ国鉄14系客車の余った座席を移植しただけだ。

窓配置の見た目が似ているから「もしかして…」と思って当ててみたら、ビンゴだったという訳

廃材が、思わぬ所で再利用出来た訳で…
(画像をクリックすると拡大するよん)
Bトレイン・西武鉄道5000系レッドアロー制作記-1004
無駄が無いぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

う~ん、エ・コ

左の青い車体が、14系客車だ。
窓割りも似ているべ

ここまで来ると…人間、変な欲が出るというもの。

運転席後ろの壁も作りたくなった。
正面から見た時に、車内がスケスケじゃぁねぇ…

実車のイメージが出るように、緑色の紙を貼ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
Bトレイン・西武鉄道5000系レッドアロー制作記-1005
良い感じぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

おぉだいぶ実感的になったぞ

後になって「運転士を乗せればよかった」と後悔…

…さぁ、勢いは止まらない

中間車(モハ)のパンタグラフ周りの配管類の表現も、何とかならないものか…と考え始める。
GM製キットの屋根とBトレインの西武101系の屋根を並べて、じっと見つめる。

………!!

何と何もしなくてOKという結論に至った。

クーラーを中心にして屋根をBトレインの長さに切り落とすと、ちょうど配管のモールド(表現)がパンタグラフ付近にやって来るのだ。

配管の正確な位置等は関係無い。

所詮はBトレイン。
イメージがつかめれば、それで良いのだ

…で、単純に屋根を切ってパンタグラフを差し込む穴を開け、横にランボード(整備時に使う細長い足置き台)を接着すると、こんな感じに仕上がった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
Bトレイン・西武鉄道5000系レッドアロー制作記-1006
これも良い感じぃぃぃ~~~~~~っ

どうだいイケてるべ

屋ね全体のイメージは、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
Bトレイン・西武鉄道5000系レッドアロー制作記-1007
美しい仕上がりぃぃぃ~~~~~~っ

屋根を切り継いでいないので、仕上がりがきれいだ

さて、これで上半身の加工が済んだので、お次は床板の接着だ。

床板は接着してしまうので、その前に内装工事を終わらせないと、もう追加工事は出来ない
はやる気持ちを抑えて、慎重に考えて作業しよう

床板は何を使おうか…」と考えた結果、Bトレイン用の純正床板を使用せずに、GM製キットに付属の床板を切り詰める事にした。
この方が無駄が出ないし、純正の付属品なので、横幅の寸法的にも無加工でジャストフィットする。

う~~ん、エ・コ・エ・コ

まずは、加工後の接着したお姿をご覧いただこう。

ほれ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
Bトレイン・西武鉄道5000系レッドアロー制作記-1008
きれいに収まってるぅぅぅ~~~~ん

見た目は単純そうだが、実は難しかったのが、この床板の加工だ。

床板どうしを切って接着する時に、上下左右ともに歪みを出してはいけないからだ。
平らな板の上に置いて、定規を当てて、床板どうしを接着する。
固まるまで絶対に動かさない事

また、接着面をピッタリと合うようにさせようと削っているうちに、削り過ぎて長さが短くなってしまわないように気をつけなければならない。
程よい所で、「良い意味で妥協」しなければならない。

何事も、やり過ぎはいけません…。

…で、床板を車体に接着して、固まるまで待とう。
(歪んだり傾いたりしないように注意

おっしゃこれで何とか無事に完成~っ

…ふぅ、苦労したぜ

西武鉄道っぽい雰囲気の、住宅地のジオラマに置いて撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
Bトレイン・西武鉄道5000系レッドアロー制作記-1009
良い感じぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

側線にE851形の電気機関車がいるので、「所沢(ところざわ)」駅から「飯能(はんのう)」駅の間というイメージだね

さらに、山間部のジオラマにも置いて撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
Bトレイン・西武鉄道5000系レッドアロー制作記-1010
これまた良い感じぃぃ~~~~~~っ

西武池袋(秩父)線の「吾野(あがの)」駅付近というようなイメージ。

この車両は、山にも里にも似合うね

今日も元気に「レッドアロー」は武蔵野を走り回っておりまする

では、またぁ~

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コメント

ブログ開設おめでとうございます♪
記事が楽しみですねぇ~

さっそくがレアな感じでGood!ですねぇ。
これだと動力はないのかな?

投稿: ろんぽ | 2008年12月11日 (木) 09時46分

ありがとうございます

動力はいずれ入れようかと…
そのために、動力(予定)車には座席を入れておりませぬ。

投稿: まりりん | 2008年12月11日 (木) 10時35分

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