旅と鉄道(20三岐)

2016年7月25日 (月)

旅日記 ~「三岐鉄道の貨物だよ。2016」その2・東藤原駅~

前回「その1」からのつづきーっ!

2016年6月18日、期せずして再び三岐(さんぎ)鉄道を見て来たぞぇ

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さて、移動しよう。

…と言っても、先ほど「鉄橋のすぐ奥に次の駅がある」と言ったとおり、あっけなく次の目的地に着いてしまった。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1101
はったーーーーーーーーーっ

ココは「伊勢治田(いせはった)」駅と言う。
この駅には広大なヤード(留置線)があり、運がイイと貨物列車が観られると思うんだけど…

沿道から駅構内を覗いてみると…

…何も停まっちゃいねーよ。

とりあえず、オラもココでおトイレ休憩。
その間にも軽自動車がバンバンやって来て、学生達が降りて来た。

ホームを見ると、イチバン手前に黄色オレンジ色の物体がいるのが目に入った。

近寄ってみると…
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三岐鉄道の貨物2016その2-1102
さっきの回送列車だ

ココでしばらく停まっていたようだ。

柵も無く撮影しやすかたので(逆光だけど)、カメラを構えたら…
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三岐鉄道の貨物2016その2-1103
あれれ……動き出しちゃったよ

とりあえず、横のお姿を撮影。
全体的に、西武時代とほとんど変わっていないようだ。

そして、後ろのお顔が去って行った。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1104
バイバイキ~~~ン

また静かになっちゃった。

ホームに女子高生がやって来た。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1105
カワユス

朝日と女子高生」のコラボって、爽やかで画になるねぇ~~

そうそう、ココの駅名板って、前回から気になっていたんだけど…
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三岐鉄道の貨物2016その2-1106
…傾き過ぎでなくね

木で出来ているとはいえ、コレって片足の土台が沈んでいるのでは…

観るモノがナイので、さっさと次の駅へ行こう。

線路沿いの道を進んでいると…
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三岐鉄道の貨物2016その2-1107
…おっ、お山がクッキリ

なかなかイイ光景だったので、車を停めてもらってプチ撮影タイム。
ジオラマの背景に使えそう
(三岐鉄道限定だけどね…

ココで列車がやって来た。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1108
朝だからか、2両編成が多いね~。

…ってか、さっき丹生川駅で見た列車が、もう折り返して戻って来ちゃったっぽくね

この地点から次の駅は目の前だったので、アッサリと到着した。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1109
フージワラーーーーーーーーっ

ココが三岐鉄道の最大の拠点東藤原(ひがしふじわら)」駅だ。
貨物列車は、この駅から発車する。

駅舎前はこんなカンジ。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1110
ひろびろ~~~~

さすが地方の街、ほとんどが駐車スペースだ。

目の前に黒い貨車がいるねぇ…

近寄ってみた。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1111
ホッキーーーーーーーーーーっ

ホキ5700」という貨車で、セメント運搬用だ。
昔のスタンダード車両で、全国のセメント工場付近で一般的に見られた。
東京でも、八高線(高麗川~八王子間)等を走っていたッス

前回来た時は塗り替え中だったので、標記がナイ真っ黒くろすけ状態だった。●●●
(まるでHOゲージの模型だったよ…)
…ま、今の姿もピッカピカなので模型っぽいが。

横のフェンスからホーム側を見ると…
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三岐鉄道の貨物2016その2-1112
いたいた

三岐3セット」が並んでいるッス~~

停まっている機関車は、先ほどフライアッシュ貨物を引っ張って来た車両だ。
パンタグラフが降りているので、しばらく動かないのかな

機関車が違うだけで、昔の西武秩父線横瀬(よこぜ)」駅とほとんど同じような光景だ

まずは、機関車をアップで。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1113
いーーでーーーーーーっ

ED45」形という形式で、全部で9両いる。
それぞれ生まれや育ちがビミョーに異なり、お姿も何気に異なっている。

さっきは気付かなかったが、運転台が右側にあるんだねぇ~
(日本の車両は、通常は左側に運転台がある)

ほどなく、踏切が鳴った。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1114
戻って来ちゃったーーーーっ

さっきの回送列車が、上り営業列車として戻って来ちゃった。
運転士さんも「まだコイツ等いやがるよ…」と、思っているかもしれない。(笑)

そして、ホームで上下列車が並び、下り列車もやって来た。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1115
…ほぼ西武線だよね。(笑)

電車が去った後は、機関車を見に行こう。
踏切の向こう側に行ってみるべし

目の前にある踏切は、こんなカンジ。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1116
カンバン付きぃ~~~

太平洋セメント 藤原工場」の案内板がある。

太平洋セメントは、秩父セメント・小野田セメント・日本セメント(旧・浅野セメント)が合併した巨大な会社だ。
先ほどのホキ5700も、八高線や高崎線では黄色い「秩父セメント」のマークを掲げて走っていた。
ココ藤原工場は、小野田セメントだった。

踏切の足元に、こんな案内板があった。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1117
おぉ、いぇい

…何というステキな資料なんでしょ

コレで貨物列車の入れ替え時間がハッキリと判った

直近だと7:55~8:00だね。
あと10分チョットかぁ…

…待とう(笑)

その間に、まずは踏切の向こう側へ。

踏切の真ん中で、ホーム側を見る。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1118
黒タッキーが、うぢゃうぢゃいる

ホームの横が留置線になっていて、セメント貨車「タキ1900」がいっぱい並んでいる。
ココで出発準備を整えたり、翌日までお寝んねしたりする。

このまま後ろに振り返ると…
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三岐鉄道の貨物2016その2-1119
いろいろ伸びてるぅ~~~~~

全部で4方向に線路が伸びている。

左端が正面奥の工場へ、真ん中2本は貨物列車の入換え作業用、右端が本線だ。
その本線も、すぐ先でさらに分岐していて、右奥にある工場にもつながっている。
(右奥の工場の線路は、こちらの日記をご覧あれ

踏切全体のお姿は、こんなカンジ。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1120
ふつーーーーーーーぅ。

あまり特徴のナイ一般的なイナカの踏切なんだけど、工場へ通勤するらしい車が多くて交通量はかなりある。
…あ、ちょうど通勤時間だったか。
(寝ていないから、時間の感覚がぁ~)

ちょうど駅舎の対面に回り込んだぞ。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1121
う~ん、ローカル

貨物を取り扱っている路線(秩父鉄道等)では、よく見るスタイルだね。

電車とホームの長さに比べて、貨物列車用の待避線がかなり長いのが特徴。
それ故か、駅舎からホームへの通路も長くなっている駅が多い。
(信号機やポイントの位置関係で、ホームが駅構内の真ん中で、駅舎がはじっこに来る構造)

目的の電気機関車様が、目の前にいた。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1122
おぉ、いぇい

デッキ付きで車体に丸みがあるので、かなりバランスの取れたナイススタイルだ
国鉄で言えば、「EF10」をBトレインにしたような…

後ろの黒タッキー達も、ほれ、このとおり。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1123
癒されますのぉ~~~~(笑)

こんなに並んでいるのを間近で観るなんて、お子様の時以来だ
(西武線の所沢駅や飯能駅でよく観ていたッス~

タッキーをアップで。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1124
ずんぐりむっくり

この「タキ1900」は、積荷の重さの関係で長さが短い。
なので、カモりんのおなかのようにポッテリとしていて、ぷりちーなのだ

造られた時期によって、細部がかなり異なっている。
右の車両は、タンクに数本のリブ(縦の出っ張り)があるっしょ。

機関車の前にある小屋の脇に、何か真っ黄色のカタマリが…
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三岐鉄道の貨物2016その2-1125
ぷろーーーーーーーーーーぅ

スノープロウ」だね。
大雪が降った時に、機関車等の前にくっつけて雪かきをするモノっす。
この辺って、そんなに雪は降らナイよねぇ…

機関士さんがやって来て、機関車のパンタグラフを上げた。

そして各ポイントを点検開始。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1126
…いよいよ動くぞ

さっき走っていたんだから、パンタグラフを降ろさずにそのまま電源ON状態で停車させておけばイイと思うんだけど。
いろいろ取り決めがあるのだろう。

機関車の発電機やコンプレッサーが動き出す。

…あぁ、機関車の音だ

機関士さんは、運転台周りのチェックをしている。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1127
ぷしゅ~~~~ぅ。

色々な音がしだした。
まさに「生きている」カンジがプンプンぢゃ
(かなりオヂイチャンだが…)

そろそろ踏切が閉まる時間になるので、また駅舎側に戻ろう。

踏切を渡って、さっきのフェンス部分に来ると、上下の電車がやって来た。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1128
2両編成祭りだなや

前回来た時は3両編成の列車しか動いていなかったので、チョット新鮮

両方の電車が発車した後、線路上に係員さんがやって来た。

そして、線路脇にある箱を操作すると…
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三岐鉄道の貨物2016その2-1129
カンカンカンカン

踏切が鳴り出した。
このような貨物駅や臨海貨物線には、手動で踏切を操作出来る装置がフツーに設置されている。
(ONの時だけ手動で、列車が通過すると一般の踏切と同じく自動的にOFFになる)

そして、機関車がゆっくりとやって来た。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1130
ギギギギギギギ……っ

踏切上で停車。
その間に係員さんがポイントを切り替えて、今度は逆向きに動き出す。
そして、いったんホームの線路に停車。
(全国的に、安全上、誤って一発で本線上に出ることが無いような配線になっている)

またもやポイントが切り替わって、機関車がこっちにやって来た。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1131
いぃぃぃぃやっほぉぉぉぉぉ~~~~~ぅ♪

コレぞ貨物機関車っ

デッキに係員さんが乗っている姿がヒジョーによろすぃ
今から、奥にある工場へ貨車を迎えに行くのだ。

吊り掛けモーターの音が目の前を通り過ぎ…
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三岐鉄道の貨物2016その2-1132
バイバイキ~~~ン

ボブちんも一生懸命撮影しているねっ

さぁ、コレで三岐まつりも終~了~~

今度こそホントに彦根に行こう。(笑)
山脈の向こうは、もう彦根なのだ。

車に乗り込んで、移動開始っ

奥の工場も見えるかなぁ~と、裏道を走ってみたモノの、門しか見えず。
あとは林に囲まれて一切見えナイ。
(むしろ、電車からのほうが良く見えるッス♪)

工場を過ぎた辺りで、お山がクッキリと見えた。
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三岐鉄道の貨物2016その2-1133
どどーーーーーん!

いやぁ~、藤原岳(ふじわらだけ)ちゃん、今回もありがとうね
まさか今日、三岐詣でが出来るとは思わなかったッス~

途中から山道に入る。
この国道306号線を真っ直ぐ行けば、もう彦根の町へダイレクト・インだっ

…ん?

何やら案内板がたくさん。

この先、彦根へは通り抜けできません

…ねぇねぇボブちん、通り抜け出来ナイって。
戻って迂回しようよ。

ところがボブちん、ナゼかひたすらこのクネクネ山道を登り続ける。

途中には、コケて壊れたバイクとライダーの姿が…
助けないと…と思ったが、ライダーは縁石に座ってスマホをいじっていたので、何かしらのSOSは自力で発信しているようだ。

そして、県境の長いトンネルの入り口にたどり着いたら、目の前に…

「トンネル出口、法面(のりめん)崩落のため通行止

だから言ったぢゃナイかーーーーっ

ガッチリとバリアが張られていて、トンネルの中に入ることも出来ナイ。
法面崩落」って、カンタンに言えば「土砂崩れで道路が埋もれた or 道路の下の土が流れ去っちゃった」という意味。

コレはどうしようもナイ…

結局、麓まで引き返すことに。

…何やってんだよ、ブーボー。(ーー;)

どんどん寝る時間が無くなっていく。

さっきのバイクは、隣に身内らしい軽自動車が停まっていたので、大丈夫だろう。
麓まで降りたら、救急車が山道を登って行った。

結局、別の広い国道365号線を走り、関ヶ原(大垣)へと抜けた。
まだ岐阜県だよ…

さすがにボブちんも焦ったのか、ココからは名神高速道路へ…
短区間だけど効果は絶大で、あっという間に彦根へ到着した。
時間も9時半くらいだったので、何とかセーフ

…あぁ、さすがに疲れたよ。

今夜は「ビールde電車」に乗るんだから、しっかり寝かせてくれよぉ~~~っ

…ま、その前に展示会場を提供していただいたお店にご挨拶して、そのまま近江鉄道の「がちゃこんまつり2016」に行くんだけどねぇ~~

とりあえず、移動中も楽しめたし無事に着いたので、めでたし、めでたし

つづき「近江・がちゃこんまつり2016」はこちらーーっ!

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2016年7月21日 (木)

旅日記 ~「三岐鉄道の貨物だよ。2016」その1・丹生川駅~

一応、「三岐鉄道三岐線 2015」からのつづきーっ!

2016年6月18日、期せずして再び三岐(さんぎ)鉄道を見て来たぞぇ

特攻野郎Bチーム」の展示会が、6月19日に琵琶湖畔の「彦根(ひこね)」駅前で開催されることになった。
その前日の午前中に荷物を会場に運び込んで、ついでに夜は京阪電車の「ビールde電車」にも乗ってしまおうという作戦に出た

そんなワケなので、18日になったばかりの深夜1時ころ、Bチームの「ボブ」ちん(埼玉在住)の車に荷物を積み込んで、2人で東京を出発。
新東名高速をひた走る。

…この道、快適過ぎて眠くなるね。

明け方に「豊田ジャンクション」に着いた。
このまま東名高速に行って「彦根インター」で降りるのかな?…と思っていたら、ボブちんが「湾岸に行きますよ~」と一言。

…あれルート違うんぢゃナイの

何故に伊勢湾岸方面へ行くのか
ボブちんに何か作戦があるのだろうと思い、「OK~」と軽く返事をする。

海沿いにしばらく走って、ボブちんが一言。

…あれ彦根にたどり着かナイ…

この道を真っ直ぐ行くと、大津(京都)まで南側を迂回してしまうのだ。

…ほら、やっぱり。

なので、急遽、途中で高速を降りて一般道へ。
ココからは一山越えて彦根へ抜ける国道がある。

朝日を浴びて快適に走っていると…

「↑いなべ」

の標識が。

…あぁ、見ちゃった。

いなべ(員弁)」と言えば、この一帯は三岐鉄道の支配下である。(笑)
今日は11時に集合すればイイので、まだまだ時間には余裕があるねぇ…
(眠気だけが敵なのだ)

ボブちんに「三岐鉄道が観れるよ」と言ったら、「行っちゃいますぅ~」とすっかり乗り気に

本来ならば、もう彦根に着いて11時まで寝ている計画だったのに…
滋賀県に行くのに、何故「三重県」にいるのだ

…ってなワケで、国道を曲がって路地を走る。

しばらくすると…
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三岐鉄道の貨物2016その1-1001
踏切ハッケーーーーーン

眠気のせいで、最初は川の両岸を走るどちらの路線だか理解出来ていなかった。
でも、線路の幅を見てすぐに理解。

近鉄富田(きんてつとみだ)」駅~「西藤原(にしふじわら)」駅間を走っている、三岐線だ。

とりあえず、線路に沿って道を進む。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1002
いーーーーーーーーーおんっ

おぉコレがウワサの「イオンモール東員(とういん)」店かぁっ

前回の訪問時に、三岐線と対岸の北勢(ほくせい)線のどちらの駅にも案内があった、この辺りのランドマークだ
駅からのバス路線も結構あるみたいだね。

川岸をひたすら走っていると、前方に…
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三岐鉄道の貨物2016その1-1003
関ヶ原」の文字が。

…そうだよ、当初は関ヶ原を高速で通過する予定だったんだよっ

その奥に、観た事がある削れたお山の姿が…

…ってぇ~、こ・と・は(にや)

そして、道端にあった小さな「」という標識を見て、「ちょっくら寄ってみっぺぇ~」と左折。

細~い生活道路を進んで行くと、広い空間に出た。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1004
駅ッス~~~~~

道路の細さに比べて、駅前が異様に広い。

ホームのほうを見ると…
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三岐鉄道の貨物2016その1-1005
貨車が停まっているねぇ~。

これらの貨車を見て思い出した。

…そうだよ、この駅わっ

何ともラッキーな事か、三岐線でイチバンの「鉄スポット駅」にたどり着いたのだった
ココには昔の貨車がたくさん展示されているのだ

駅名はご覧のとおり。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1006
にゅぅぅぅぅぅぅ~~~~~ん

丹生川(にゅうがわ)」駅と言う。
(「丹生(にう・にゅう)」とは水銀の産地の事)

こんなに明るいが、まだ早朝の6時半
なので、人の姿はまばらだ。
(土曜日だしぃ~)

さて、貨車を撮りますか。

前回は途中下車しなかったので、今回はゆっくりと

まずは、目の前の銀色タンク君から。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1007
どどーーーーーーん

迫力ある撮り方で撮ってあげたので存在感がデカいが、本来は超~ちっこいタンク貨車なのだ。

車体の前に解説板があった。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1008
たむたむぅ~~~~~~

この子のお名前は「タム8000」と言う。
銀色なのは、「アルミ製のタンクだよ」という目印。
(昔はタンク体の色が素材や用途によって決められていた)

積荷は「過酸化水素」…つまり、水に溶かせば消毒液の「オキシドール」になる。

車体の台枠に、こんな銘板が…
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三岐鉄道の貨物2016その1-1009
こくてつーーーーーーっ

元は国鉄の貨車だったのだ。

テッペンを見上げてみた。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1010
カァ~~~~チョエェ~~~~~~っ

オラは「タンク貨車」が大好きなのだ

タンクには、各種標記がかろうじて残っているね…
黒い文字が剥がれるくらいだから、相当放置されていたんだろうなぁ~。

ココで、遠くから電車が来る音がした。
(イナカなのでよく聴こえる…)

少し待っていると…
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三岐鉄道の貨物2016その1-1011
しぇいぶしぇぇぇぇぇ~~~~ん

元西武401系の、101系だ。
(…紛らわしい

2両で走っていると、昔の西武多摩湖線を思い出させる

列車が停まったので、フツーに撮っていると、ボブちんが急に慌てて叫び出した。

「志村、うしろ、うしろーーーーーっ

…いや、「まりりんさん、後ろっ」と叫んでいる。

ほぇ」と思いながら、ゆっくり振り返ると…
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三岐鉄道の貨物2016その1-1012
おーーーまいがーーーーーーーっ

貨物列車ダヨーーーーーーっ
イインダヨーーーーーっ
グリーンダヨーーっ
(_´д`) アイ~ン

まさか来るとは思っていなかったので、2人で大コーフン

ココからは、ひたすら撮り続ける。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1013
重連だぜぇ~~~~~~~い

今や私鉄の貨物列車自体も珍しいのに、機関車が重連だぜぃ

しかも、引っ張っている貨車は…
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三岐鉄道の貨物2016その1-1014
ふらいあーーーーーーーっしゅ

ホキ1000」という、日本の貨車の中では新しい車両だ。
積荷は「フライアッシュ(石炭灰)」または「炭酸カルシウム」だって。
行きと帰りで積荷が変えられるのだ。

ホキ1000は、三重県と愛知県の間だけを往復していて、他の地域では見られナイ。
なので、関東の我々にとっては新鮮ッス

このような、コンテナ貨車でない専用貨車(「車扱い(しゃあつかい)」と言う)列車も激減したなぁ…

現在残っている専用貨車の列車は、石油・石炭・セメント関係がほとんどだ。
昔は陶器・小麦・家畜・海産物とかも運んでいたんだけどねぇ…。
全てコンテナまたはトラック化されてしまった。

貨物列車は停車するようだ。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1015
…な、長い。

踏切を塞いだまま、列車はギギギギギ…と停車した。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1016
カッチョエェ~~~のぉ~~~~

奥に見える削れた山(藤原岳)から、この貨車に積む炭酸カルシウム(石灰石)を産出している。

1分も停まっていなく、列車は再びゆっくりと動き出した。
信号とポイントが切り換わるのを待っていただけっぽいッス。

力強い吊り掛けモーターの低音が周囲に響く。

…たまんねっす

そして列車はゆっくりと去っていった。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1017
バイバイキ~~~~ン

少し先にある鉄橋を渡る音が聞こえた後、また静寂が戻って来た。

さぁ、駅周辺の見学を続けよう。

ココには小さな博物館があるのだ。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1018
貨物鉄道博物館」と言う。

ボランティア団体の運営なので、建物内は公開される時間が限られているが、外に置いてある車両達は自由に観ることが出来る
(公式サイトはこちらをクリック → 見れない場合はこちらをクリック

…ココの館長って、貨車好きなら知らない人はいないというくらいに有名な大御所、「吉岡心平」氏だったのね

建物と三岐線の間には、こんな車両達が展示されている。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1019
ぽっぽぉぉぉぉぉぉ~~~~~っ

小形の蒸気機関車と2軸貨車達だ。

このSL、こんな所に置かれているが、車体の社紋を見ると…
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三岐鉄道の貨物2016その1-1020
とぉーーーーーーーーーぶっ

上の丸い紋章は、東武鉄道の社章だ。
B4形 39号」というお名前で、貨物列車を引っ張って、関東平野を黙々(モクモク)と走っていたッス。

現在、東武鉄道ではJR北海道からSL「C11」を購入して、SL観光列車を鬼怒川地方で走らせる計画だ。
ビンボーなJR北海道から買い取る優しさもあると思うが、ココに自社のSLがあるぢゃん(笑)

…まぁ、パゥヲーが違うから、この「39」号機では勾配区間で客車を満足に引っ張れナイでしょうな。

このSLのお仲間が、とうきょうスカイツリー近くの「東向島(ひがしむこうじま)」駅下にある「東武博物館」にもいるよん
(オラの東武博物館日記はこちらをクリック

後ろにつながっている貨車はこんなカンジ。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1021
とーーーーーーーーーーっ

トラックのような木造貨車(無蓋車)で、お名前は「ト200」と言う。

車籍は「名古屋鉄道」、つまり「名鉄」の貨車なのだっ
昔は日本全国に、コレに似たような貨車が大量にいたッス。

さらに、木造貨車2両を挟んだオシリには…
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三岐鉄道の貨物2016その1-1022
わっふぅぅぅぅぅ~~~~ん

ワフ21000」と言う貨車で、半分が車掌室、残りが貨物室になっている。

社紋は「西濃鉄道」で、岐阜県大垣市に路線がある。
JR東海道線「美濃赤坂(みのあかさか)」駅が起点。西濃運輸とは無関係)

建物の先にも、貨車が停まっている。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1023
いろいろあるぅ~~~~~

屋根がナイので、こちらは金属車体の貨車ばかりだ。

手前は「テラ1」形と言う国鉄貨車。
(「」は鉄板の「」)

」は「名古屋鉄道管理局」の印。
独特な書体が、お子様の頃から気になっていた…

隣のタンク車はこんなカンジ。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1024
たむたむぅ~~~~~~

タム5000」と言う車両だ。

先ほどの「タム8000」と似たような車両だが、こちらはタンク体が鉄製だ。
このタム5000は、Nゲージの貨車で大昔から製品化されているので、馴染みがある方も多いハズ~~

この車両の積荷は「塩酸」。
中に入ったら死ぬでーーーーっ

そして、隣の石炭用貨車の奥には…
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三岐鉄道の貨物2016その1-1025
ほねほねぇーーーーーーーっ

車輪のお化けの上に恐竜の化石が乗ったようなお姿だ

この怪物のお名前は…
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三岐鉄道の貨物2016その1-1026
しっきーーーーーーーっ

シキ160」と言う。

そして、この車両の中心を見ると…
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三岐鉄道の貨物2016その1-1027
パッカリ

ど真ん中の部分で、前後2つに分割出来るようになっている。

この貨車は何なのか言うと、「巨大なお荷物を運ぶ」貨車なのだ。
主に、発電所や変電所などの「変圧器」を運ぶのが任務だ。

変圧器も、この「シキ」に挟めるように設計・製造される。
そして夜中などに線路上をゆっくり走る。
あまりにデカいので、走れる路線などが限定されているのだ

そして、イチバン奥には…
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三岐鉄道の貨物2016その1-1028
ちっこ~~~~~~い

ちっこくても、立派なディーゼル機関車だ。

日本全国の工場内や貨物駅の隅っこにいる一般的な存在で、意外と力持ちなのだ
(力がある故、速度はあまり出ナイ)
ココのは古いタイプなので、引退してから長いのだろう…

はじっこから、全体を撮ってみた。
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三岐鉄道の貨物2016その1-1029
奥行きがスゴーーーーーーーーい

それにしても超~イイ天気だなや
コレで明日は雨が降るって~予報なんだけど、信じられナイ。
(実際に降ったッス)

ぬぼへ~~~~~っとしていたら、電車の音が…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道の貨物2016その1-1030
おぉ、いぇい

土曜日とはいえ、朝ラッシュの始まる頃なので列車の本数が意外なほどに多い。
三岐鉄道って、結構走っているんだねぇ~。

列車は目の前を軽やかに通過し、奥の鉄橋へと進んで行った。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道の貨物2016その1-1031
望遠だとキツい…

もっと近くまで行ったら、キレイな写真が撮れるんだろうケドぉ~~。

鉄橋の後ろの森の向こうは、もう次の駅だ。
我々の進む方向も同じなので、各駅に見学して行きますか(笑)
(時間はぜ~んぜん余裕ッス …昼に寝なければね。

さて、移動再開しよう。

駅舎に戻って、ボブちんがトイレ休憩。

その間に駅舎内の掲示物を見る。
貨物列車についていろいろな解説や写真が飾られている。
貨物の駅」として、みんなに認知されているようだ。

その中に…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道の貨物2016その1-1032
コレだーーーーーーーっ

我々がイチバン見たかった「貨物列車時刻表」ッス

さっき通過して行ったのが、6:34の石炭灰(フライアッシュ)列車。
愛知県の碧南市(へきなんし)から来たんだねぇ~。

そして、次の貨物列車は8:37とのこと。
しばらく先だねぇ…
貨車も同じようだしぃ~。

…あ、よく見たら、8:37はこの駅で上下の貨物列車がすれ違うぢゃん

上り列車はセメント列車。
真黒な貨車が、ゾロゾロと16両編成で通過して行くのだ

…コレは観たかった

でも、さすがに8時半では集合時間ぐゎ~~~~ぁ。

ガッカリしていると、また踏切が鳴った。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道の貨物2016その1-1033
おぉ、新車

三岐鉄道では新車の、元西武新101系だ。
ココでは「751系」と名乗っている。

ホームにいる女性達が列車に見向きもしないし、ドアも開かナイので、回送列車のようだ。
そういえば、時刻表には書いていないね…

ほどなく、上り列車もやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道の貨物2016その1-1034
お花満開ぃ~~~~♪

車体の色とお花たんの色がマッチして、とてもキレイだ

さっきから見ていて思ったのだが、この時間は異様に女性(特に高校生)が多い。
ママが軽自動車で娘を駅まで送りに来る光景が、何度か見られた。
土曜日なので通勤する男性が少ないというのもあるかとは思うけど…

…ま、そのほうが写真撮る分には華やかさがアップするけどぉ~

こんな朝早くから出掛けるのは、大変ッスね…
(いや、都会の連中が夜ふかしし過ぎなんだよね

さぁさぁ、先へ進むのぢゃー

今からセメント貨車を観に行くから、そのまま待ってろーーーーーーーーっ
(だから、8時過ぎまで動かねーよ)

つづき「その2」はこちらーーっ!

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2015年6月25日 (木)

旅日記 ~「ぷりちー列車でまったり旅 三岐鉄道北勢線 2015」その4・帰りはまったり名古屋まで~

前回「北勢線2015その3」からのつづきーっ!)(「その1」はこちら

2015年4月12日に三重県の「三岐(さんぎ)鉄道」を探検して来たぞ
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5801
さぁ、レアなぷりちー列車で桑名に戻るのだぁ~

この先頭車は「クハ202」と言うのかな?
お顔とこの色が似合ってる
やはり、車両のお顔と色というのは、最初に登場した時の組み合わせがイチバン似合っていると思う。
塗装変更後にカッチョエェ~くなった車両というのは、全国的に見ても案外少ない…。
(むしろ老人の厚化粧に見える…

発車まであと数分

外観写真を急いで撮るのぢゃぁ~~~っ

ぷりちー3兄弟の中間車のお姿をば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5802
左右対称の美しいデザインだ

…和菓子のようで、美味しそう

お名前は「サハ101」と言うらしい。
」とは、「モーターの付いていない中間車(付随車)」という意味。

車端部にあった銘板が2つ写るようにして1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5803
お顔を撤去した車両は「サハ201」と言うようだ。

銘板をアップで見ると、「サハ201」の「サハ」がペンキ書きだ。
元々(改造前)は「モ201」と言ったのかな?
なので、「」の刻印を削り取ったカンジがする…。

それにしても、自重が「7.6t」と「10t」…。
…トラック並みに軽い。

なんか、連結面がパイプで賑やかだったので、アップで撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5804
れんせつーーーーーーっ

…なるほど、そういうワケね。

通常の車両同士の連結面は、このように配管がゴチャゴチャしていなく、床下で電線やエアホースをつないでいる。
なので、フシギに思って覗いて見たら、やっぱり「連接車」だった。

連接車」とは、1つの台車に2つの車体のはじっこを載せた構造のモノ。
一般的な車両は、1つの車体に2つの台車が付いている。
連接車は中間連結部分の台車が1つで済むので、編成が長いほど台車が少なくなって経済的だ
しかも、カーブでの左右の揺れが少ないので、乗り心地が良い♪

だが、連結間の中心に台車の中心も来るため、構造がフクザツになって、保守がタイヘンなのだ。
ご覧のように、連結面の床下が台車で占拠されているので、電線やホースは車体上部まで持って来てつながなければならない。

なので、急カーブ路線用に採用されている例がほとんどなのだ。(江ノ電路面電車とかね)
小田急ロマンスカーも、曲線と高速化と軽量化を考慮して連接車で造られた。

コレで外観の撮影はおしまい
内装を見てみよう。

まずは先頭の運転台をば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5805
かいほーーーーーーーーーーーぅ

なんと今や骨董品級の「半室運転台」だっ

戦前までは、このような構造の運転台がほとんどだった。
右半分はオープンになっていて、前面展望がかなり良い♪
戦後の超ラッシュで、このような構造は消えてしまった…。

今はローカル線のワンマン運転用に復活しだした。
お子様が前面にかぶり付いて眺めている姿も、たまに見かける
…歴史は繰り返すのか(笑)

少年が寄り掛かっている箱は、あの最新式ブレーキ制御用だね。

連接車なので、連結面の床も撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5806
丸いッス♪

このように、連接車の連結面の渡り板は特殊な構造になっている。
丸くなった部分の真下に台車の中心があるので、列車が左右に曲がっても、この丸い部分だけは移動しない
関節部分のように、丸くなっている面同士が回転するカンジでスライドする。

車内を移動していたら、フツーに歩いているだけなのにつまづいた
…まだ老化はしていないぞ。(ーー;)

なんか床に違和感があったので、振り返って見てみたら…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5807
なんと、台車の部分だけ床が高くなっているのだ

写真では見づらいが、床の影の出来方でご理解いただけるかと…
中間部分の床が低いのは、低重心化のためかな?

床を見ている時に、もう1点見つけた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5808
ドアの部分にステップがあるね。

ホームの高さに少しでも合わせようと、床を低くしたのかな?

3兄弟の「顔なし」君の連結面を、ちゃんと撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5809
…ノッペリ。

コレで大体は撮影したぞ
…さて、どこに座ろうか

先頭はキッズとレディで占められているし、後ろの「鉄ちゃんシート」は本格的なお方がすでに缶チューハイ片手に座っているし。
3兄弟の中間車に座ろうかとも思ったが、後ろ向きになるのを承知で四角い「クモハ277」の真ん中に座ることにした。
やはり、吊り掛けモーターの「ビリビリ感」をもっと味わいたい

席に座り、落ち着く。

…あぁそうだ座席を撮っていなかった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5810
バスの椅子をそのまま使っているよね、コレって。

なので、向きは変えられナイ。
後ろ向きでも車窓の景色が楽しめるので、この車両でイイのだ

オラも列車も発車準備が整った
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5811
…何気にしっくり景色に溶け込んでいるなぁ~。

列車が発車した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5812
今来たばかりの道を、右奥に戻って行くのだ。

最後尾車両のせいか、他の車両よりも空いている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5813
鉄ちゃんシートでは一人盛り上がっていらっしゃるようだ

地元の女子高生も、この車両の椅子については知っているみたいだね。
フツーに乗り込んで来て、まったりと景色を眺めていた。

静かな車内に「ぐもももももぉぉぉ~~~ん」と吊り掛けモーター音が響く。
サイコーのひと時

沿線では、行きよりもこの列車の写真を撮っている人を見かけた。
かなりの人気者のようだ

…ふたたび流暢な英語の車内アナウンスが聞こえて来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5814
アーーーノゥ

穴太(あのう)」駅は、至ってフツーの日本の駅であった…

帰りの景色は行きと全く同じなので、撮影せずにまったり景色を楽しむ。
揺れるし曇っているので、写真がブレるというのが正直なトコロ。

在良(ありよし)」駅で、またがやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5815
わおぉぉぉぉぉぉぉ~~~~ん

駅名板を撮ろうとしたら、グーゼンわんこがやって来たというのが事実。

さらに、行きに気になっていた「西別所(にしべっしょ)」駅横にある工場を撮影。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5816
この寂れ具合が気に入ってたのよ…

今は稼働していないのかな?
日曜のせいか、人の気配が感じられナイ。

そして、昼からガッチョンガッチョン揺られること数時間、16時半前に「西桑名(にしくわな)」駅に戻って来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5817
いやぁ~~~~、乗った

こんなに「ローカル私鉄の電車」を長時間乗ったのは久々だよ
満足、満足

三岐線北勢線、すぐそばを走っているのに雰囲気がまるで違っていて、メッチャ楽しめる
5時間あれば両方楽しめることも解った。
次に来る時は午前中から攻めてみるか…

さて、改札に行きますか。

テコテコ歩き出したのだが、やはりこの子が気になって1枚撮ってしまった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5818
…やっぱフシギなお顔。

連結面が丸出しになったら、きっと蚊取り線香のブタさんみたいなお顔なのだろう… 

ハイハイ、改札口に行くよん
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5819
駅員さんに「乗り放題パス」を見せて外に出る。

またもや振り返って、蚊取りブタさんを1枚。 
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5820
ブヒッ

ハイ、コレで三岐鉄道の旅はおしまい。
名古屋に戻りますわよん

今夜は名古屋の「大須(おおす)」で買い物して夕飯食べて、シンカンセン様で東京に帰るのだ

また近鉄線で名古屋に戻ろう
駅前の歩行者デッキに上がるべく、行きと同じ道を戻る。

その手前で、キッズが電車を眺めていたので、オラも横から写真を撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5821
やっぱこっちの駅の方が画になる…

この車両にはレトロな雰囲気の駅が似合う
列車の周囲では数人が撮影していたので、引き上げるまでしばし待機して撮影。
数枚撮ったけど、もう夕方なのでブレちゃっていた…

デッキに上がり、近鉄線ホームを目指す。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5822
いやぁ~~~、お腹空いちゃったねぇ~~。

シャレで焼きハマグリでも食べてやろうかと思ったが、名古屋でのミッションを完遂するためにガマンの子。

大人しく改札を通り、近鉄線のホームに立った。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5823
をぅ北勢線って、このホームから見えてたのねーーーーっ

行きには列車が停まっていなかったので、こんなに近いとは判らなかった…。

ほどなく、名古屋行きの急行列車がやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5824
座席はどうかなぁ~~~~??

もちろん、クロスシートの可能性を賭けて、後ろ寄りの車両の位置でスタンバイ。
列車が停車した。

ドアが開いて中に入ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5825
ビンゴぉぉぉぉぉぉ~~~~ぅ

今回もクロスシートだった
しかも、横向きにしてロングシートにもなる「L/Cカー」だっ

今日乗った急行は、全てクロスシートに座れた。
ラッキー――――っ

全車両がロングシートの編成も結構見掛けていたのでね…

車内は混んでいたので、のんびりと景色を見ることは出来なかったが、20分ほどで快適に名古屋駅に到着した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5826
…何気に近鉄線もだいぶ乗ったなぁ~~。

名古屋・京都・大阪・奈良周辺は制覇した
これからは、もっといろいろ乗ってみよう

改札に向かおうとしたら、すぐ後に特急列車がやって来ていた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5827
赤イルカぁぁぁぁぁぁ~~~~~っ

この赤いイルカさんは「伊勢志摩ライナー」のバージョンだ。
北勢線に乗る前に見たのは黄色バージョン。

改札はイチバン前なので、ひたすらホームを前に進む。

途中にいくつも待ち構えている「ハエトリソウ」に食べられないように注意する。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5828
コイツに噛まれたら逃げることは出来ナイ…

改札に行く途中で、近鉄名古屋の証拠写真も撮っておいた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その4-5829
コレで完璧だぜぇぇぇぇぇ~~~~~ぃ

改札を出て、駅前の写真を数枚撮り、コインロッカーに向かう。
清算して、高級ちくわ様とコートとの数時間ぶりのご対面

コレで東京に帰る準備は整った

さぁ、大須に行って最後のミッションを完遂するわよぉぉぉ~~~~ん

つづき「大須グルメリベンジ2015」はこちらーっ!

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2015年6月22日 (月)

旅日記 ~「ぷりちー列車でまったり旅 三岐鉄道北勢線 2015」その3・東員→阿下喜~

前回「北勢線2015その2」からのつづきーっ!)(「その1」はこちら

2015年4月12日に三重県の「三岐(さんぎ)鉄道」を探検して来たぞ
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5701
この、ちっこくてぷりちーな列車の旅も、いよいよ後半。

黄色い三岐カラーが良く似合うね
近鉄の時代は、ワインレッドオレンジの濃い配色だった。
レモン」と「ざくろ」くらいの印象の差がある

列車の斜め前に、変わった車両が停めてあった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5702
とろっこ~~~~~~~~ぅ

線路の砂利運搬用の、工事用トロッコ列車だ。
後ろの貨車がちっこくてぷりち~

この時、左の視界の中に動くモノが…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5703
イオーーーーーーン

三岐線の「保々(ほぼ)」駅で見た案内板に書いてあった、「イオンモール東員」へのシャトルバスのようだ。
やはり、この辺の一大ショッピングモールみたいだね
週末は混むのだろう…

さて、いよいよ出発だ
席に座り、発車を待つ。

ドアが閉まり、列車が動き出した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5704
おぉ車庫だっ

動き出してすぐに、左前方に車庫があるのが見えた。
結構規模が大きく、とてもナローゲージ路線の車庫には見えナイ…

列車は揺れながらも淡々と走る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5705
線路の幅以外は、ごく一般的な私鉄路線というカンジ。

景色ものどかだ
山がまだ迫って来ていないので、視界は広い。

そして、列車は突然の急勾配に差し掛かった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5706
僅かな区間だけかなりの急勾配になっている。

そして、坂の上にはがあるようだ。
対向列車が停まっている。

あれ?向こうの列車も黄色くナイねぇ…

列車が駅構内に入ったので、近くで見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5707
わおぉぉぉぉーーーーーーん

わんこのラッピング車両だっ

わんこ列車の後ろのお顔も見てみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5708
ホントに「WAON(ワオン)」だった(笑)

WAON」とは、「イオン(EAON)」系の電子マネーのことだそうな。
さっきのイオンモール東員絡みの広告だろうね。

後ろの駅名は「楚原(そはら)」って書いてあるね。
ココ止まりの列車も多いようだ。
ちなみに、終点まではあと2駅

列車が発車した。
だんだん山裾が近づいて来た。

なので、沿線にもが増えた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5709
視界が狭くなって来たね…

…と思ったら、突然広い場所に出た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5710
川の向こう側がこんなに近くに…

対面の山の下辺りに三岐線が走っている。

そして、目の前に鳥居大きな柱が見えた。
線路はかなりの急カーブで右に曲がっているね…

列車がキーキー音を立ててゆっくり急カーブを曲がっていると、カーブの内側に神社があった。
鳥居からの道もココにつながっていた。
神社を避けるために、線路が急カーブで囲むようなカンジになっているフンイキ。
なので、カーブの内側を見ていると、神社をくるっと見ることが出来る。

…なんか、この辺りから景色が変わってきたぞ

それに、終点までの2駅は駅間がかなり長い
今までとはまるで違ったフンイキだ。

また見晴らしのイイ場所に出た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5711
イイカンジぃ~~~~~♪

ナイスローカル線っ

そしてさらに…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5712
グレイトっ

コレはまるで「ココで撮影してください」と言わんばかりのナイスカーブ
事実、帰りの列車ではココで撮影している人を数人見掛けた。
(この写真も超ドアップで見ると、奥に撮影している人がいる…

列車は森の中へ入る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5713
なんか山岳路線みたいになって来たぞ

そして「麻生田(おうだ)」駅に停まり、すぐに発車。

またもやに突入する。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5714
スゲーーーーーーーーーっ

手を加えていない、「天然の森」というカンジがする。

以前乗った、静岡県のみたいだ。
(天浜線の日記はこちらをクリック

森を抜けると、景色が一変した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5715
どどーーーーーーーーーん

目の前に「藤原岳(ふじわらだけ)」が、どどーんと迫って来た
そしてその下にはメカメカしい工場が。

…そう、あそこが三岐線の「東藤原(ひがしふじわら)」駅なのだぁ~よ。
数時間前には、あちらで「うけけけけけけけけけっ」と写真撮りまくっていたのだ

お山が正面に見えたら、いよいよ終点
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5716
線路の先に「阿下喜(あげき)」駅が見えて来た。

結構大きい街のようだ…。

列車はゆっくりとカーブを曲がりながら坂を下り、駅の手前にやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5717
…あれ?駅がデカい。

ナローゲージのローカル線の終着駅」でイメージしていた駅と全然違う…
もっとひなびたカンジぢゃナイの?

さらに近付いた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5718
西藤原駅と逆ぢゃなくね?

駅の規模と車両のサイズから見ると、むしろ「三岐線の終点」というフンイキだ。
西藤原駅がこの姿ならしっくり来る。

あまりのキレイさにキョトンとしながら眺めつづける。
ホームではこちらを撮影している人が多い。

列車はホームに到着した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5719
…なんか「鉄ちゃん」がいっぱいいるぞ。

ドアが開いた。
列車を降りてホームに立つ。

すぐに振り返って1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5720
四角い車両だとこの駅は似合っているね

まずは改札まで行こう。

駅舎方面を眺める。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5721
新しく整備したみたいだね。

…なんか、フンイキが豊橋鉄道の「三河田原(みかわたはら)」駅にソックリ
(豊橋鉄道の日記はこちらをクリック

改札付近まで来て、ホーム全体が入るように撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5722
ホームが立派過ぎるぅぅぅぅぅぅ~~~~っ

ハッキリ言って、「列車が負けている」。
このホームに立てる数の人々がいたら、列車に乗り切れナイだろうに…

…さて、これからどうしよう

とりあえず、帰りの列車の時刻表を見る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5723
う~~ん、4分後か32分後かぁ…

次に来る列車は、すれ違ったのでもう判っている。
駅前に出て街並みを見てみたいというのもある。

う~~~~ん…

…この列車で引き返すか。

今回は「お試し体験」というスタンスで、サックリ見て帰ろう。
また次回来る時には、ちゃんと下調べして来てガッツリ見てやろぅぢゃぁ~ナイかっ
三岐線北勢線の駅間を歩いてみたいというのもあるしぃ~

発車まで4分しかナイので、慌てて写真を撮りまくることに
改札へ行くのは止めた。

この阿下喜駅の横にも、西藤原駅と同様に鉄道公園があった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5724
こちらは凝っているね…

真ん中の転車台(ターンテーブル)は、実際に使用していたモノだろう。
それを残して有効活用

周囲に線路が敷いてあるね。
ミニ列車にでも乗れるのかな?

線路の先を追っていくと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5725
赤い展示車両があった。

おそらく、近鉄時代の色だね。

車両に目が行ってしまったが、線路の配置をよ~~く見てみると…

なんぢゃい、こりゃぁ~~~っ

真ん中の本来のレールの両側にミニ列車用の線路を敷いているのだが、その内側のレールが共用されている。
つまり、レールの両側を車両が走れるようになっている、日本では超レアな線路配置。

さらに、本来のレールの内側にも、また小さなレールが敷いてある。
コレはライブスチーム(人が乗れる大きさの鉄道模型)用なのかな?
まぁとにかく、僅かな距離なのに線路だらけ 

展示車両の側面はこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その3-5726
モニ226」と言う、荷物室が付いた旅客車両だ。

三岐鉄道的に表現すれば「クモハニ226」となるであろう…
右奥のドアと左隣の窓の部分が荷物室。

さぁ、出発までの数分間、サクサク撮りまくるのぢゃぁ~~~~っ

つづき「北勢線2015その4」はこちらーっ!

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2015年6月18日 (木)

旅日記 ~「ぷりちー列車でまったり旅 三岐鉄道北勢線 2015」その2・西桑名→東員~

前回「北勢線2015その1」からのつづきーっ!

2015年4月12日に三重県の「三岐(さんぎ)鉄道」を探検して来たぞ

さて、いよいよ出発だ
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5601
通常のと塗装が違うこの列車でマッタリ旅なのだ

ドアが閉まる。
列車が動き出した。

く゛も゛も゛も゛も゛も゛も゛ぉぉぉ~~~~ん…

吊り掛けかーーーーーーーーーっ

現代的な車体に似合わない、古老の電車と同じ吊り掛けモーター音が車体にビリビリ響く。
…何だこのギャップは。
まるで少年の格好をしたオジイチャン

そしてこの揺れ。
三岐線よりももっとスゴいぞ
まだ低速で走っているのに、すでに揺れが激しい…。

…この先、かなり期待できそうだ(笑)

列車はモソモソと坂を登り、ゆっくりJR線近鉄線を跨ぐ。
地平に戻り、速度を上げて走り出した。

線路はこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5602
線路がカクカク折れ曲がっちょる…

キレイな曲線ではなく、直線を少しずつ斜めにズラしていったカンジ。

…コレはスゴい。

列車は加速を止めた。
速度を見ると40Kmほど。

この北勢線、最高時速はなんと45Kmだそうだ。

…でもこの線路を見て納得。
それ以上出したらアブナイ。
車両的には70Kmで走れるように大改良したそうだが、地上の設備改良が追い付いていないとのこと。
…ってなワケで、路面電車ほどの速度で、のてのて走る。

あちこちで速度制限が掛かる。
なので、時速30Kmも出ていればイイほう。
そして揺れも半端ナイ。

鉄ちゃんシートでカメラを構えていても、こんなに揺れたのではまともに撮れナイ。
がむばって、揺れが小さい時に撮りまくる。

ほどなく、お隣の駅にたどり着いた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5603
わー、線路ガタガタ…

ココのポイントの制限速度は20Kmだ。
貨物線並みだね…。

ガッコンガッコン揺れながら、吊り掛けボーイはホームに停車した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5604
馬道(うまみち)」駅と言うのか…

大昔、馬車が通る街道でもあったのだろう。
歴史ある名前と見た。

再び列車は「ぐももももぉ~~ん」と発車。
左右にハゲしく揺れながらポイントを通過。

そして次の駅へと向かう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5605
直線なのにレールは真っ直ぐではナイ。

左右にはもちろん、レールのつなぎ目では上下にも歪んでいる
レールは交換していないらしく、上面は完全に削れていて全ての部分がピッカピカだ。
(通常は内側半分くらいしか光っていない)

ロシアの列車のように上下左右ハゲしく揺れながら、またもや駅にたどり着いた。
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三岐鉄道北勢線2015その2-5606
…お、ココで上下列車の交換だ。

そうそう、この黄色い列に乗りたかったんだよ

列車がホームに停車した。
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三岐鉄道北勢線2015その2-5607
在良(ありよし)」駅と言うそうな。

向こうの上り列車の車内を見ると、全てロングシート車両だった。

…あれコレってラッキー 

カラーリングと言い、もしかしてこの列車は特別レアなのかな
そう言えば、沿線でこの列車を撮影している人もいるな…。

こちらの列車も発車した。
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三岐鉄道北勢線2015その2-5608
もう、ポイントもギザギザ。

北勢線には「美しい曲線」という概念は存在しないらしい…。

だが、架線柱は真新しいコンクリート製。
…新旧ゴチャゴチャだなや。

途中、見通しのイイ場所に出た。
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三岐鉄道北勢線2015その2-5609
踏切は古いが、架線柱は新品だ。

そして、左側に家が建っている所にホームがあるのが見えた。
駅が目の前に見えているのだが、なかなか近付かナイ。(笑)
一般的な電車の感覚で見てはダメなんだねぇ…。

ふと、右側の車窓を見ると…
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三岐鉄道北勢線2015その2-5610
かなりな住宅地だねぇ~~~~~っ

沿線の人口はかなり多いようだ。

…何故に北勢線は今日までこのミニサイズで残って来たんだろう?

これだけ家が建っていたら、フツーは一般的なサイズの電車が走れるように改良するんだけどなぁ…。
まぁ、だからこそ、今でも本格的なナローゲージ列車に乗れるというもの
日本では超~貴重な存在

だんだん景色が開けて来た。
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三岐鉄道北勢線2015その2-5611
畑が多くなって来たね~。

新しいコンクリート橋を進む、古老のレトロ列車。
運転士さんを見たら、コレまたシヴいお父さんぢゃないの
この列車にすんごく似合ってる

北勢線の大ベテラン」なのだろう。
…なんかものすごい安心感と信頼感

そして列車は、何やら大き目の駅にやって来た。
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三岐鉄道北勢線2015その2-5612
おぉ、黄色い電がいっぱい

…ってか、目の前のポイントがぁ~~

どう見ても、直線どうしで分岐してるよね?
まるで森林鉄道みたいだ。
まぁ、留置線への分岐なので構わないんでしょうね…。

ホーム上ではこの列車を録画している人もいるね。
…やっぱ注目車両なんだ。

列車はホームへ到着した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5613
ココは「東員(とういん)」駅だってぇ~~~。

どうやら、北勢線最大の拠点らしい。
ココ止まりの列車も走っている。

しばらく停車するとのこと。
そして運転士さんも交代のようだ。

ナイスお父さんが、背中の哀愁をタップリ出しながら詰所へと去って行った…。
やっぱ、この列車と似合うねぇ~~~
代わりに来たのは、比較的若い運転士さんだった。

空いているので、車外に出て写真を撮ることにした。

まずは、対面にいる上り列車を。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5614
とりあえず、黄色い電をガッツリ見れたからイイっか

黄色いのに乗るのはいつでも出来る
この車両もロングシートだ。
…どうやら、クロスシート車はオラの乗っている車両しかナイっぽい。

両方の列車が入るようにして1枚。
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三岐鉄道北勢線2015その2-5615
よく見ると、似ているけど車体の造りが違うね。

この「クモハ277」だけ、別構造(別形式?)のようだ。

…んでは、こちらの車両達をば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5616
パンタグラフがデカい…

このカラーリング、調べたら「三重交通」の色だそうな。
北勢線は、近鉄の路線になる前は三重交通の路線だったそうな。
その当時の色らしい。
この色は、後ろの丸っこい車両達が主役

さて、気になるその丸っこい車両達をば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5617
う~~~ん、ぷりち~

連結面の、ナゾの小窓が気になる。
どうやら運転台だったようだ。
運転台を撤去して、中間車に改造された模様。

ぷりちー兄弟たちを見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5618
3両で1組の兄弟のようだ。

カタチもキレイに揃っているね
…ということは、後ろには本来のお顔があるということ。
本来のお顔は、「その1」の23枚目に写っているので見てね
(「その3」にも出てくるよぉ~ん)

ホーム対面の黄色いほうにも、丸っこいのがつながっていた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5619
…なんか美味そう(笑)

似ているけど、こちらのとはまた違う形式のようだ。
それに、丸いのは2両しかつながっていないしぃ~。

…結構たくさんの形式(カタチ)の車両があるみたいだね
(逆に、モーター車は種類が少ないっぽい)

こちらのモーター車(クモハ277)の連結面を見てみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5620
かるーーーーーーーーーーーい

自重「13.8t」って、今ドキの旅客車両にしちゃぁ~軽過ぎぢゃなくね
(JR線などの一般形車両は、25~45tくらい)

よく見ると、「クモハ277」の「」と「」の文字だけペンキで書き足されている。
他の文字は全て銘板に刻まれていて、字の部分が盛り上がっている。

コレは、三岐鉄道になる前は「モ277」という名前だったからだ。
グーゼンか、上手い具合に「」と「277」の間にスペースがあったので、不自然にならなかったようだ

お次に、ぷりちー君の改造された「元お顔」部分を中から見てみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5621
…いかにも撤去跡だね。

側面の窓は、乗務員用扉があった部分を活かして取り付けられたのだろう。
連結面の窓は、新たに貫通路を造った関係で、オリジナルとは全く関係のナイ窓が付けられたと思う。
壁が傾斜しているためか、座席は設置されなかったようだ…

他の鉄道でも、老朽化や編成組み換え等で更新改造された車両には、このような運転台撤去跡がよく見られる。

ぷりちー3兄弟の車内はこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5622
いたってフツーのロングシート車内だ。

ちなみに、四角いモーター車(クモハ277)はこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5623
…まさにバス。

…この一番前のイスに1人ポツンと座っているのって、かなり「勇気」か「開き直り」か「周りが見えない自己中心の強い心」が必要だ。
車内が混んでいればモウマンタイ(無問題)なのだが。

ドアの上には路線図があった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5624
歴史ある土地なのか、難読駅名が多い。

穴太(あのう)」駅の車内アナウンスなど、英語で「Anow」(アノゥ)と言っているように聞こえる
あまり流暢に発音すると、ネイティブには「Anal(アナル:肛門)」と聴こえるから要注意

英語っぽいなどと思っていたら…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5625
わーるどわいどぉーーーーーーーーっ

何と6ヶ国語で書かれていたっ

…各言語の言い回し方が一般(ネイティブ)的ではナイような…

他のドア横の広告枠には、こんなのもあった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5626
買ってぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~ん

三岐鉄道オリジナルグッズ、絶賛発売ちう
路線存続のためにも、みんなで買うてやぁ~~~

…そうそう、広告といえば、ずっと気になるのがあったのよ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5627
たいやきぃ~~~~~~~~

たいやき桜鯛」の名前の通り、あんこに桜が入っていたり、カスタードが入っていたり…

…食べてみたひ

ただ、お店の場所の情報が、コレでは地元民にしか解らナイ
今度来た時に捜してみよう

…さて、席に戻りますか。

鉄ちゃんシートに戻り、発車を待つ。
もう少し時間があるようだ。

ココに座った時から気になっているモノがあった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その2-5628
…なんだろこの大きな箱。

よく見ると、他の車両たちにも付いている。
箱の下の方に「B-1」「電磁給排弁」と書かれている。

…そっか、ブレーキ制御器か。

三岐鉄道の車両達、見た目はかなり古いのだが、ブレーキシステムは全て最新式なのだ
ヘタな大手私鉄の車両よりも、ブレーキシステムは素晴らしい

…この線路に必要ナイくらいに。

全車両、将来の高速化に対応するために更新されたようだ。
なので、あとは地上設備の対応だけ。

さぁ、そろそろ出発時間だ。

終点目指して、レッツらゴーーーっ(←超~死語)

つづき「北勢線2015その3」はこちらーっ!

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2015年6月15日 (月)

旅日記 ~「ぷりちー列車でまったり旅 三岐鉄道北勢線 2015」その1・西桑名駅~

前回「三岐線2015その4」からのつづきーっ!

2015年4月12日三重県の「三岐(さんぎ)鉄道」を探検して来たぞ

さて、三岐鉄道のもう一つの路線「北勢線(ほくせいせん)」に乗りに行くぞ
せっかくの1日フリーパス、有効に使わなくてはっ
(片方の路線を往復する料金と大体同じなので、コレはお得

今から目指す北勢線の列車はこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5501
超~ぷりちーーーーっ

何ともちっこい電車だ。
この、日本では珍しい「ぷりちー列車」にまったり往復2時間も乗れるのだから、楽しくナイ訳がナイっ

さて、まずは近鉄線で「桑名(くわな)」駅まで移動だ。

近鉄富田(きんてつとみだ)」駅から急行列車に乗る。
車窓から今まで乗って来た三岐線の線路を見ていると、JR富田駅から貨物列車がモソモソ動いて来たのが見えた。

…あぁ、やっぱり途中下車しておけば…

貨物列車が短時間で上下2本観れた可能性が高い。
うぬぬぬぬぬぬ.......

…いやいや、ココはガマンの子ぢゃーーーー

そして、10分ほどで桑名駅に到着。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5502
今回もクロスシート車だったよぉ~~ん

大阪(伊勢)寄りの4~6両はクロスシート車の確率が高い
名古屋寄りの2両は、ほぼロングシート車だ。

まずは桑名に来た証拠の1枚を撮影。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5503
人生初桑名ぁ~~~~~

余談だが、近鉄はホーム案内板の列車停車駅案内が、モノによってはトンデモナイ状態になっている。
名古屋から大阪と伊勢・志摩方面への全停車駅が書いてあったりするからだ
さすが日本一の私鉄なだけはある。

関東でもが近い状態だが、近鉄のほうが凄まじい…
(特に切符売り場の上の路線図)

急行列車を見送ると、奥のホームに特急列車が停まっていた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5504
このオレンジ色の列車が、近鉄の一般型特急車両だ。

ココから志摩大阪方面に乗るならイイが、逆の近い名古屋までも特急に乗せようとしている。

…その手は桑名の焼きハマグリだぜぃ( ̄∀ ̄)/゜ちちち

名古屋へは急行列車で充分快適だ
20分もあれば名古屋に着く。

さて、北勢線のホームへ行こう。

路線図を見ると、北勢線だけ「西桑名(にしくわな)」駅となっている。
その他のJR・近鉄・養老鉄道は「桑名」駅だ。

桑名駅とは少し離れているのかな?
とにかく、ホームの案内板に従って歩き出す。

ホームの階段を上がって跨線橋を歩ていると、不思議な光景が目の前に…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5505
超~~~~広い改札ぅ~~~~

通路いっぱいの幅に自動改札機が1組だけ…。
あまりにフシギなこの光景に、しばし立ち止まって眺めてしまった。

…改札閉まっても素通り出来るやんけ。(笑)

天井にある案内を読んで、裏側を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5506
…にゃるほど。

JRと近鉄の間に中間改札口がナイので、「乗り換える場合はICカードをこの改札機にタッチせよ」ということか。
郊外の駅などにあるスタンド型を数本立てておいても良かったんでなくね?

恐らく日本全国でも滅多にナイ存在だと思うので、記念にアップで撮ってあげた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5507
永遠に閉じることのナイ改札機…(^艸^)

通路を端まで行くと、ちゃんとした改札口があった。
(JR・近鉄・養老の共用改札)
やはり、北勢線の駅は外にあるようだ。

改札を出て、案内板に従って右に曲がる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5508
線路に沿って、長い歩行者用デッキがつづいている。

テコテコ歩き出すと、左側に賑やかなロータリーが視界に入って来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5509
くゎなっし~~~~~

ココが桑名市の玄関のようだ。

駅構内の規模に比べると、思ったりよりは街が大きくナイカンジが…
繁華街は少し離れた所にあるのかな?

デッキの端まで行くと、目の前にホームと線路が見えて来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5510
ちっこーーーーーーーーーーーい

…コレが北勢線の西桑名駅か

ヘタな路面電車の駅よりもちっこくねーか
弘南鉄道の「中央弘前(ちゅうおうひろさき)」駅とイイ勝負だ。

階段を下りて、ホームを眺める。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5511
う~~ん、ローカル。

しかも線路の幅(軌間)もかなり狭い。(762mm)
一般的には森林鉄道などの「軽便(けいべん)鉄道」の幅だ。
世界的に「ナローゲージ」と呼ばれる。
(世界標準軌間1435mmより狭いものは全てナローゲージ。日本では一般的にJR在来線(1067mm)未満の線路を指す)

コレが元「近鉄線」だったとはイメージしにくい…。
大手私鉄がこのような路線を持っていたとゎ。

…何でもっと早く来なかったんだろ。

矢印に従って、駅舎へ向かう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5512
おぉ意外と近代的っ

線路のイメージとはかなり違って、今ドキの駅ぢゃん。

余談だが、後日ネットで調べたら、昔の西桑名駅は少し違った場所にあったそうな。
さらにJR等の桑名駅と近付ける計画もあるらしいが、ハナシは進んでいないという。

そして、桑名駅の南東にあるのに西桑名駅…

コレは町名から取ったそうな。
東京の「品川(しながわ)」駅のにある「北品川」駅と似たような関係か。
(品川駅は、実は品川区にはナイ。港区だ)

まずは改札前に行って、時刻表をチェック。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5513
日中は1時間に1本か…

それにしても、この時刻表は見づらい。
終点の「阿下喜(あげき)」駅に行くには一番下だけ見ればイイが、途中駅に行く人はそれぞれの段を全て見なければならない。
しかも、上から下に見て行くと時間通りに並んでいないので、初めて来た人にはまるで理解が出来ない。(特に8時台に注目)

フツーに行き先と時間を順番に書いて、下に路線図書いてくれればイイのに…

この時刻表は、完全に地元の利用者だけが対象のようなカンジがする。

…とにかく、次の列車は14時35分発ね。
20分ほど余裕があるぞ

駅前は特に変わったモノはナイ。
お腹が空いていたので、隣のハンバーガーショップで何か食べようかとも考えたが、乗車中にトイレに行きたくなったら1時間ムダになる。
なので、ガマン。
(結局、今日も朝から何も食べていない…

…ま、ホームに行って列車を待とう。

改札はこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5514
近代的ぃ~~~~

とてもナローゲージのちっこい列車が来るようには見えナイ。
フリーパスは自動改札を通れナイので、窓口で駅員さんに見せて通してもらう。

改札を抜けて、ホームに行くと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5515
うーーーーーーーーーばんっ

ちょうど目の前に近鉄特急「アーバンライナー」が通過中だった。
この列車は快適だぞ
また大阪に行く時に乗ってみよう

ちなみに、真ん中にあるホームはJR線
金網を隔てて、全て線路の幅が違う
奥に行くほど広くなる。(三岐762mm・JRと養老1067mm・近鉄1435mm)

では、その狭い幅の線路を見てみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5516
う~~~~ん、軽便

遊園地にある、お子様用のSL列車などの幅と同じくらいだ。

電車が来る路線なのに、ナゼか非電化路線でディーセルカーが油を垂らしたかのように黒く汚れている
意図的なモノなのか?この位置に油を垂らす機器が来るのか?
それとも夜中にココで車輪等に油を差しているのか…?

どっちみち、ローカル線のニオイがタップリぢゃ
(リアルな匂いという意味で

ホームはこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5517
線路の幅以外は、いたってフツーな地方私鉄駅のフンイキ。

反対向きはこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5518
線路の幅だけがアンバランス…

今このホームにいるのは、ほとんどが女性だ。
男子は2人くらい。
やはり、地方都市だと青年は車に乗っちゃうからねぇ…

ホームの先っぽまで行って、これから乗る路線を見る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5519
JR線とはガッツリ金網で仕切られている。

なんか隅っこで肩身の狭い存在だなぁ…

線路を見ていたら、あることに気が付いた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5520
ちじょーーーーーーーーしぃ~~

列車の速度を監視する「ATS(自動列車停止装置)」の、地上側のセンサー「地上子(ちじょうし)」(レール横にある平べったいモノ)が、線路の外側についている。
通常は、線路の内側に付いているのだ。

線路の幅が狭いので、内側に取り付けられなかったのだろう。
上り列車と下り列車で別々の地上子を使うので、この幅の線路の真ん中に両方設置したら、どちら向き用の地上子だか列車側のセンサーが判別できなくなってしまう。
他の路線では、左右どちらかに寄せて設置してあるので、興味があったら駅で見てみてね~
(最近はデジタル化されているモノもあるので、その場合はど真ん中に設置してあるかもしれない)

そんなのをボケーッと眺めていると、目の前を近鉄電車がバンバン通り過ぎて行く。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5521
近鉄特急はいろんな種類があって、見ていて飽きないね

この列車は「伊勢志摩ライナー」と言い、その名の通り、伊勢志摩に向かう。
ちなみに、「アーバンライナー」はその名(都市間)の通り、主に大阪へ向かう。

停車中の特急を眺めていたら、奥に別の列車がいるのが見えた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5522
よ~~~ろれいひぃ~~~~

ワインレッド色の列車は養老鉄道だ。
この路線も元々近鉄線だった。
なので、車両の色が昔の近鉄電車と同じになっている。
…ってか、車両自体も元近鉄電車だ。

…アレも今度は制覇してみたい

さて、ホームのアナウンスが流れ、いよいよ列車がやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5523
ちっこーーーーーーーーい

そして、

黄色くナーーーーーーーイっ

あれれ????
この列車、色が違うぞ?
通常は三岐線と同じ、黄色オレンジ色の裾なのに…

…ちょっとガッカリ。

目の前を通り過ぎる各車両を見ていると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5524
なんかフシギな丸っこい形の車両がいるぞ…

しかも改造された感が半端ナイ。
コレは後でぢっくり点検しなければっ

このレトロ感満載の列車がホームに停車した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5525
あれぇ~、こっちの先頭車だけ四角い~~

しかも、良く見るとこの先頭車だけクロスシート

ラッキーーーーーーーっ

運転席下にある車番を見る。
この車両は「クモハ277」というのか。

ドアが開いた。
先頭には誰もいなかったので、ココは敢えて、かなり「鉄オタク」臭がプンプンする運転席直後の「鉄ちゃんシート」に座ってみた。

だって観光客だモン(笑)

席が確保出来たところで、この車両の車内を撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5526
…バスみたいだ。

まさにバスのような座席が並んでいる。

そして、「鉄ちゃんシート」はこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5527
コレはマニアのためにある座席だろーーーーーーっ

京急江ノ電でもこのような前面展望出来るシートがある車両が存在する。
江ノ電は観光客がニコニコ笑顔で座っているが、京急は「いかにもヲタク」の連中がいつもニタニタ顔で座っている。
その京急の姿が心に強く残っているので、最初は躊躇したが、「観光客だモン」の江ノ電モードで座ることにした

コレで終点までの50分間は、思う存分景色が楽しめるぞ

落ち着いたところで、車内もいろいろ撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5528
運賃表ッス~~~~~

終点の「阿下喜」駅まで、往復で940円
フリーパスが1100円
三岐線の終点「西藤原」駅までの往復が1040円だった。

つまり、2980円分が1100円で乗り放題~~~~~ぃ
途中下車したらもっとお得だ

お約束の、運転台も撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道北勢線2015その1-5529
結構近代的ね

車体も食パンスタイルで、国鉄の通勤電車(103系)みたいなカンジなので、比較的新しい(昭和末期?)のだろう。
後ろの車両は昭和初期のニオイがするからね…

さて、そろそろ発車時間だ。

運転士さんもやって来た。

さぁ、ぷりちー列車でまったり旅なのぢゃぁ~~~~~~~

つづき「北勢線2015その2」はこちらーっ!

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2015年5月28日 (木)

旅日記 ~「初めてなのに懐かしい 三岐鉄道三岐線 2015」その4・西藤原→近鉄富田の車窓の旅~

前回「三岐線2015その3」からのつづきーっ!)(「その1」はこちら

2015年4月12日に三重県の「三岐(さんぎ)鉄道」を探検して来たぞ

さて、「近鉄富田(きんてつとみだ)」駅まで一気に戻りますかいのぉ~。
今日中にもう一つの路線「北勢線(ほくせいせん)」も乗りに行きたいのでね
どちらの線も列車本数が少なく、終点まで1時間ほど掛かるので、のんびりとはしていられナイ。

まずは、先頭のお顔を1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5401
キッズがハゲしくチョロチョロしていたので、タイミングを見計らって素早く撮った。

このキッズは車でココに来ているようだ。
なので、電車の発車時間には無関心
1時間に1本だから、乗るならそろそろ慌てないとね(笑)

発車する前に、車内のパーツもいろいろ撮ってみた。

まずはコレ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5402
近鉄富田寄りの先頭車「クモハ805」の銘板。

」は「モーター(動力)のある車両」の意味。

運転席背後にあるこの銘板、「西武 所沢車両工場 昭和42年」のプレートが丸い旧タイプのものだ。

だけど、同じ車両の連結面寄りに行って見上げると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5403
年号は同じなのに、新タイプの菱形プレートが付けられている。

コレはかなりレアである。
…ナゼって?

銘板は、国内では通常は1両に1つしか取り付けられていない。
なのに、この車両には2枚も付いている。
しかも新旧両タイプが…

この理由は、元々中間車だった「モハ」に、先頭車「クハ」の運転台部分をスパッと切ってくっつけちゃって「クモハ」にしたからだ
まるで模型のような切り継ぎ合体改造

新タイプの銘板でも、年号が古いのは時々見掛けた。
古い銘板が破損したり、工場で内装(化粧板)をリニューアルしたりすると、新しいのに取り替えられることもあったからだ。
昭和42~44年辺りが銘板デザインの過渡期っぽい)

禁煙」のプレートは西武当時のまま。
車両番号「805」のプレートは、三岐に来る前は「781」番だった。
(運転席背後は、元「1781」番)

では次に、中間車「モハ」の銘板等をば。

近鉄富田(クモハ)寄りはこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5404
銘板機器箱が取り付けられている。

危険品持込禁止」もオリジナルのまま。
機器箱は、ドアや側面ランプ等のスイッチが入っている。

余談だが、貫通扉上部に細長いプレートを剥がした跡があるでしょ。
非冷房の時代には、そこに車両番号のプレート(「781」)が付いていた記憶がある。
もう相当昔のことなので、記憶が曖昧。
記憶が間違っているかもしれナイ…

反対向きの西藤原(クハ)寄りはこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5405
こちらは製造銘板車番禁煙プレートがある。

製造銘板は旧タイプで「昭和42年」。
車番は「806」、つまりこの車両は「モハ806」と言う。

余談だが、この端面だけ他の部分と違って白い板でナイでしょ。
コレは、ココに横長の機器箱が設けられているためで、結構室内側に出っ張っているのだ。
なので、表面の仕上げが、天井の白でなく室内のベージュと同じ色になっているワケ。
貫通路の上に大きなフタがあるのが判るっしょ

…んでは、室内の注意書きプレート等をば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5406
お願い」プレートと「シルバーシート」のステッカーだ。

コレはオリジナルのまま。
現在の西武線でも同じ「お願い」プレートが付いている。

子供の頃は、「お願い」を「おがんい」と読んで(親に?)笑われたっけかな…
なので、今でも通勤時に心の中で「お・が・ん・い」と読んでいる(笑)

下の「窓から手や顔を~」ステッカーは、新しいね。
JRで現在貼られているモノにかなり近いデザインなので、最近貼られたのだろう。

もういっちょ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5407
非常用ドアコック」のプレートだ。

これも西武時代のオリジナル。
幸い、今までコレを実際に操作している場面に出くわしたことはナ~イ。

最後に、車体外側の連結面をば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5408
形式名・重さ・定員・検査日が書いてある。

26.4」は「平成26年4月」に「22.6」は「平成22年6月」に定期検査(車で言う車検)を受けたという意味。
これらの表記は法規で義務付けられているので、日本国内の車両にはどこかしらに書かれている。
書体は三岐鉄道仕様のようだ。

さて、コレで各部の点検も終わったぞ

前方を見ると、出発信号がに変わっている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5409
いよいよ発車だ。

運転士さんもやって来た。
帰りも「かぶり付き席で」と思ったのだが、発車近くになって男性が一人最前部までやって来た。

…コレでは窓を開けて楽しめナイ。

そこでチト考えた。

……!!

そうだ、京都……いや、中間車に行こう。

中間車の連結面の小窓を開けて、走行音を楽しむのだ
子供の頃はよくこの窓を開けて、レールのつなぎ目の爆音を楽しんだよなぁ~
幸い、中間車に乗客は誰もいない。

小窓をオ~~~~プン

ほどなく列車は発車した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5410
いぃぃぃぃぃぃやっほぉぉぉぉぉ~~~~ぅ

そうこう、この音とこの眺め

新型車両の窓が下から開けられなくなってしまった今の世では、コレは貴重な体験だ
一気に子供時代の懐かしさがこみ上げてくる

この車両は、窓を全て上にしまって全開にすることも出来るのだが、もうイイ大人なんだから、そこまですることもナイだろう。
…危険だし。
下半分を開けてしばらく楽しむ。

ふと上を見上げたら…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5411
イイねぇ~~~~~~♪

西武時代のままだ
車体がかなり汚れているが、太陽光線とのコラボがカッチョエェ~

さて、行きにコーフンして撮りまくった、東藤原のセメント工場が近づいて来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5412
林の向こうに工場が見えるね

カメラを持ってスタンバイ。

列車が林を抜けたと同時に、再び撮りまくった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5413
カァ~~~~~ッチョエェ~~~~~

こっち向きのほうが、ぜ~んぜんエェやん
いかにもセメント工場」的なニオイがプンプンなのぢゃ

そして、つづけて…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5414
めかめかーーーーーーーーーっ

なんというメカメカしさ
この建物を設計した人、超スゲーよ 

ココは速度も出ているので、アッという間に通り過ぎてしまう。

東藤原駅に伸びる貨物線もしっかり撮っておいた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5415
パッと見、複線のようだね…

…ってか、架線柱の辺りの左側のレール、少し盛り上がってませんかぁ~?
上下にズレているのなら車両が少し斜めに傾く程度で済むが、左右に歪んでいたとすると脱線する可能性がある。
(多分、上下の歪みでしょう…)
まぁ、ココを走る貨物列車は速度がかなり低いので、それほど危険性はナイのかもしれないケド~。

さて、行きに撮影出来なかった展示車両(貨車)を撮ってやろうぢゃナイかっ

今度は展示場所も判っているので、しっかりとカメラを構えてGo!
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5416
ホッキーーーーーーーーーーっ

真っ黒で車体表記が何もナイが、コレは「ホキ5700」形というセメント用ホッパー車だ。
車番は「ホキ25767」。
全国でもよく見られた形式で、関東では秩父鉄道JR八高線でも走っていた。
この車両を画像検索すると、2014年はサビサビだが車体表記もあったので、お化粧直しの最中なのかな?

行きに留置線に停まっていた貨物列車は、もういなかった。
…残念。

…いや、待てよ。

いない」ということは「今日は貨物列車が動いている」ということ
期待が高まる

途中下車して貨物列車を撮影しても良いが、今日はあまり時間に余裕がナイ。
初めての地なので、無理して飛ばさナイようにしなければ…。
また来ればイイんだしぃ~

列車が東藤原駅のホームに停まった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5417
いやぁ~~~~~~~~ん

メッチャ目の前にタッキー様が

1996年以来、約20年ぶりに見る「タキ1900」が連なった貨物列車だ
かつて、西武線であれほどフツーにいつでも見れていた列車だったのに…
(西武の貨物列車は1996年3月廃止

ヤヴェェェ、スイッチ入った

連結面の窓はもうイイ
右側の窓を開けてカメラを構えてスタンバイ。

このセメント満載の貨物列車、どうやらこれからJR富田駅まで走るっぽい。

…動き出すのを見てみたい。

…でも時間ぐゎ~。

泣く泣く諦め、車内から撮影することに。

先頭の機関車は、結構近くにいた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5418
あぁ、これぞ貨物列車。

貨物は、機関車が付いてこそ「列車」だ

こちらの列車が動き出した。

ホームを抜けると、機関車が近づいて来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5419
…ち、近い。

こんな間近で見る貨物列車は、秩父鉄道以来だ
(秩父の貨物列車日記はこちらをクリック

車は機関車の横を通り過ぎた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5420
あぁぁぁぁぁぁ…

また見に来るよぉぉぉぉぉぉ~~~ん

列車は淡々と走り、次の「伊勢治田(いせはった)」駅に停車。
上り列車だけあって、乗客が増えて来た。

先頭車を見ると、女子高生の1グループが中ほどにいるだけだ。
むしろこっちの中間車のほうが人が乗っている。

…ってなワケで、今のうちに先頭の「かぶり付きシート」にそそくさと移動した。

あとは大人しく前方を見て行こう。
人が増えたからもう窓も開けられナイしね。

そして再び、車庫のある「丹生川(にゅうがわ)」駅へ到着。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5421
どこでもそうだが、駅名板をイタズラする高校生って必ずいるよね…

下り列車と交換後、列車は発車。

行きとは逆方向から車庫を見てみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5422
手前にいるラッピング車両の他に、奥にも同じ形式の車両がいるのが見えた。

この車両は「101系」といい、元西武の「401(411)系」だ。
2両編成で、お顔が平べったい食パンタイプなのが特徴。

今乗っている801系とは兄弟だ。
西武時代も仲良く手をつないで走っていた。

そして、留置線にいた列車も撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5423
ココにもいたね、食パン君

かつで西武線にいた3ドア車両のほとんどは、この乗っている列車のお顔か、ココにいる2つのお顔の、計3タイプのどれかに当てはまる。
つまり、三岐線には一昔前の西武の代表的なお顔が全て揃っているのだ

駅構内を出てすぐに、行きにすんごぉ~~~~く気になっていた場所に戻って来た。

それはコレだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5424
あくろばっとぉぉぉぉぉぉぉーーーーーっ

なんと線路の真上に工事現場がっ

コレは初めて見た。
通常、線路上に橋を架ける時などは、別の場所で組み立てた橋を巨大クレーンで吊り上げて「よっこらせぇ~」と一気に設置してしまう。
あるいは、太い鉄骨を1本先に架けておいて、そこに肉付けをしていくとかの工法だ。

巨大な仮設足場が宙ぶらりん…
解っちゃいるけど、「落っこちて来ないのかな」…?

さてさて、列車は淡々と各駅に停まり、再び「平津(へいづ)」駅に戻って来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5425
行きに見たのと全く逆の立場のアングルっす~~~~

…コレはなかなか面白い

さぁ、あと2駅で終点の近鉄富田駅だぞ
この先、線路はほぼ直線だ。

景色も街中なカンジになってきた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5426
奥地の山林から戻って来ると、大都会に見える(笑)

このすぐ先が、近鉄富田駅(旅客列車)とJR富田駅(貨物列車)への分岐点だ。

JR線を鉄橋で越えると、すぐ目の前に分岐点のポイントがある。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5427
左が貨物、右が旅客だ。

オラは貨物ではナイので、当然右へ曲がる。

すると、貨物線は地平へと下って行く。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5428
右側にある青い鉄橋の下はJR線で、正面は近鉄線だ。

短い距離でJR線を2度跨ぐのだ。(「」の字状)
ちょうど目の前に近鉄電車が走って来た。

駅まで一緒に行こうねぇ~~

三岐線が近鉄線の横に並んだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5429
おぉ、なんかカッチョエェ

まさか併走してくれるとは思わなかった。
チョイと大阪あたりの複々線っぽいフンイキも

そしていよいよ駅のホームが見え…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5430
名古屋方面の列車も来てるね

およそ2時間ぶりにご帰還~~~
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5431
意外と長かったよぉ~~~~~ん

列車はホームに停車。
乗客全員がぞろぞろと下車する。

記念にお顔を1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5432
やっぱ萩山(はぎやま)駅にしか見えなぁ~い

いやぁ~~~、楽しかったよ
久々にありがとうね
飯能(はんのう)」~「西武秩父(せいぶちちぶ)」間の往復並みの満足度

最後に、駅名板と列車を一緒に撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その4-5433
また来るよぉぉぉぉぉ~~~ん

さて、もう14時だ。
急いで次の北勢線に向かわねばっ

いったん改札を出て、近鉄線の切符を買う。
そして同じホームに戻って、近鉄電車を待つ。

さぁ、桑名駅まで戻るのぢゃぁ~~~~~~~

つづき「三岐鉄道北勢線2015その1」はこちらーっ!
つづき「三岐鉄道の貨物だよ2016」はこちらーっ!

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2015年5月25日 (月)

旅日記 ~「初めてなのに懐かしい 三岐鉄道三岐線 2015」その3・伊勢治田→西藤原~

前回「三岐線2015その2」からのつづきーっ!)(「その1」はこちら

2015年4月12日に三重県の「三岐(さんぎ)鉄道」を探検して来たぞ
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5301
三重なのに埼玉エキス全開ぢゃぁ~~~~~

さぁ、いよいよメインイベント区間に出発なのぢゃ~~~~
出発進行

列車は「伊勢治田(いせはった)」駅を出発した。
もう車内はほとんど乗客がいない。
1両まるまる貸し切り状態

田園風景の中を、ガッチョンガッチョン揺れながら走る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5302
のどかだねぇ~

中央の、林の裏側の低くなった所に「員弁川(いなべがわ)」が流れている。
その先にある山との間には、もう一つの三岐鉄道「北勢線」が走っている。
この辺りは、両者は結構近くを並行して走っているらしい。
事実、歩いて連絡することも可能
…橋が少ないので、渡れる橋は限られているが。

ほどなく、列車は次の駅にやって来た。

前を見ていると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5303
来たーーーーーーーーーーっ

コレだよ、コレっ

貨物祭りぢゃーーーーーーーーーーーい

…あぁ、もう西武線では観られなくなってしまった懐かしの光景が、今目の前に

わくわくしながら窓を開けて写真を撮りまくる。
車内に1人だけなので、誰にも迷惑が掛からナイ
(もちろん、運転士さんには迷惑掛けナイよっ)

列車はゆっくりと駅構内に進入。
(余談だけど、線路のへろへろ具合が良く判るから、写真のレールを見てね~

側線に停まっていた貨車を激写する。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5304
いやぁ~~~~~~~~~ん

石灰(セメント)タンク貨車「タキ1900」と、背後のセメント鉱山とのナイスコラボ
アタマの中は完全に西武秩父線「横瀬(よこぜ)」駅だぜぇ~~~~い
(秩父鉄道の「秩父(ちちぶ)」駅も、かなり近いフンイキ)

西武線を走っていたセメント貨車も、全く同じ車両だった。
側面のロゴ(太平洋セメント)が違うだけ。
西武のは「三菱鉱業セメント株式会社」(後期は「三菱マテリアル」)だった。

列車はホームに停車した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5305
この駅は「東藤原(ひがしふじわら)」と言う。

このアングルだと秩父鉄道っぽい
やっぱ貨車があるとイイねぇ~~。

いやぁ~~、三岐鉄道、良いね 

左右にうろちょろしながら前方を見ると、さらに気になる存在が…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5306
カモレぇ~~~~~~~~~~

ちゃんと編成に仕立ててある貨物列車だっ
留置線に停めてあるっぽい。
今日はこの列車、動くのかなぁ~~
休日だからどうだろう…?

機関車はお隣でお休みちう。

余談だが、この先の僅かな区間の線路は新品のようだ。
枕木も新しいコンクリート(PC)枕木だね。
ココだけはへろへろ感がナイ(笑)

さて、列車が発車した。
左側の窓を開けて、カメラ構えてスタンバイ

…と思ったら、右側にも貨車が展示されていたーーーっ

あたふた、あたふた @@;
…まぁ、帰りに撮ればイイや。

まずは、貨物列車に近づいたところで1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5307
イイねぇ~~~~♪

急いでもう1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5308
ながーーーーーーーーーーーーーい

かなりの長さの貨物列車だぞ
20両はつながっていそうだ

この留置線が終わったら、今度は右側に大きな工場が見えて来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5309
…かなりデカい工場だぞ

隣には貨物線が伸びている。

そして、緩いカーブを曲がっていたその先に…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5310
来たーーーーーーーーーーーーーっ

ココがセメント詰め込みの現場のようだ。
斜めに伸びたコンベアでセメントが上に運ばれて、下にある貨車に落とし込んでいるのかな?

すっかりコーフンしていたオラに、さらにショーゲキの光景が待っていた。

どん!
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5311
カァ~~~~~ッチョエェ~~~~~~

なんぢゃい、こりゃぁ~~~っ

超クールでカッチョエェんですけど

地形の関係でか、詰め込み用の線路を伸ばしたら高架になってしまったようだ。
こんな光景は、今までの貨物線(工場構内線路)では実際に見たことがなかったのでビックリ
(大昔の石炭積み降ろし用の線路で似たようなのは雑誌で見たが)

急いでもう1枚撮ってみる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5312
おぉ、いぇい

このメカメカしさに、もうメロメロ

この高架線路が無かったら、ココまでメロメロにはならなかっただろう。
余談だが、高架線路の設備、三岐鉄道よりもかなりしっかり作られているカンジが…
まぁ、資本力が違うのと、車両の重さもまるで違うのでね。
(セメント満載にすると、1両で54tにもなる。電車は1両37tほど)

列車は速度を上げながら、セメント工場とバイバイキン。
すぐさまに入り込む。

林をサッと抜けると、また田園風景に戻った。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5313
右奥に見える白っぽい建物群の辺りが、北勢線の終点「阿下喜(あげき)」駅らしい。

この数時間後には、向こう側からこっちを眺めるのか… 

ほどなく、列車は小さな駅に停車した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5314
西野尻(にしのじり)」駅と言うのか…。

ホームが1本しかナイ、まるで模型のミニジオラマのようなホントにちっこい駅。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5315
三岐線でイチバンちっこいのではなかろうか…?

秩父鉄道の「白久(しろく)」駅や、JR青梅線の「白丸(しろまる)」駅も、こんなカンジでちっこい。
山奥の終点1つ手前の駅というのは似てしまうのかな…?

いよいよ次は終点だ。

前方を見ると、イキナリになっていて景色が一変
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5316
なんかイイカンジだったので、思わず撮ってしまった…。

でも揺れるからブレブレだけどね
(今回の日記の画像は、数枚撮り続けたうちの、なるべくブレてナイものをチョイスしておりまする)

山が近づいて来たせいか、曇ってきたせいか、チョット肌寒くなってきた。
…まぁ、まだ電車の窓を閉めればイイだけのレヴェルのハナシ。

そして列車は、終点の「西藤原(にしふじわら)」駅にやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5317
おぉキッズがお出迎え~~~~~~

この数駅、ほとんど人がいない中を走って来たので、こんなに人がいるとビックリ
駅の横が公園みたいになっているねぇ…
ココに遊びに来ているようだ。

列車はホームに停車した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5318
これで三岐線制覇ぁ~~~~~~っ

近鉄富田駅から40分チョットの旅だった。
かなり楽しめたぞ

このまま折り返しこの列車で戻ることにした。
ココで次の列車をボーッと1時間待つのはツラい…

なので、サクッと写真を撮りまくることに。

まずは駅名板と列車を。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5319
コレで証拠は残ったぞ

コレだけ見ていると、西武秩父線の途中駅っぽい。

では次に駅舎を。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5320
ぽっぽーーーーーーーーーーーぉ 

何と汽車ぽっぽの形になっちょるぶぁ~~~い
しかも、後ろの緑色の建物は客車っぽくしてあるぅ~

駅全体が「鉄道公園」みたいになっているっぽいね。

とりあえず、三岐線の終端部を撮っておいた。 
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5321
奥がホントの終点。

この先は山間部になるんだね。
さらに岐阜県へと伸びることもナイだろう…。
(岐阜県には、実は別の路線(養老鉄道)が伸びている)

左側のお山も撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5322
さっきのセメント鉱山ほどではナイが、荒々しい岩肌が見えている。

それ以外は、いたってフツーの山間部の集落というフンイキ。

改札口付近から振り返って、ホームと列車を撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5323
ナイスローカル駅

イイ佇まいだ♪

さらに列車をメインで1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5324
…あぁ、裾のオレンジ色が無ければ。(笑)

車両の外観を撮っていなかったので、数枚撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5325
コレは社紋と形式番号。

社紋は、「」の字が3つで「三岐(さんぎ)」。
昔の人は文字遊びのセンスがあった。

クハ」は、「」が「くるま」で「運転台がある」という意味、「」が「イロハ」で「3等車(普通車)」という意味。

大昔の国鉄は1~3等車まであったので、その名残で普通車は「」を名乗る。
今のグリーン車は旧2等車なので「」を名乗っている。
」は昔の一等展望車
つい最近になってJR九州の「ななつ星in九州」で「」が復活した。

余談だが、お召車両には「イ・ロ・ハ」はナイ。
だが、陛下が一般特急列車にご乗車されるときは、JRならば「」に乗る。
…つまり、ななつ星の乗客の方が陛下よりもワンランク上の車両に乗っているというワケだ。(笑)

さて、ココでミョーな考えがひらめいた

ソレを狙って撮った1枚がコレだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5326
せいぶせーーーーーーーーーーん

裾のオレンジ色が見えないように、黄色だけ写るようにして撮ってみた。

これだけ見たら、そのまんま当時の西武線だってばよぉぉぉぉぉ~~~~~ぅ

プチ満足(^艸^)

では、さっきからチロチロ見えている機関車たちを見て行こう。
駅のホームにいるが、公園に展示されている車両という扱いっぽい。

まずはコレから。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5327
ディーゼル機関車だね。

コレも貨物の操車場などではスタンダートなカンジのタイプ。
貨車を移動させたりつなぎ替えたりするのに使う。

横から見るとこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5328
三岐通運」という名からして、地元っ子だね。

裾にある表記を見たら「最高速度10Km」だって…
…チャリより遅い。

では、もう1つの機関車をば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5329
ぽっぽーーーーーーーーぉ

蒸気機関車だ。

駅舎は、この子の存在にイメージを合わせたのだろう…。

後ろから見るとこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その3-5330
コレもかなり小型だ。

ディーゼル機関車と同じで、貨物の入れ替え用だったのかな?

さて、先頭に行ってみますかいのぉ~。
帰りも先頭でかぶり付こうかな

では、近鉄富田駅まで戻るのぢゃぁ~~~~~~~

つづき「三岐線2015その4」はこちらーっ!

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2015年5月21日 (木)

旅日記 ~「初めてなのに懐かしい 三岐鉄道三岐線 2015」その2・近鉄富田→伊勢治田~

前回「三岐線2015その1」からのつづきーっ!

2015年4月12日三重県の「三岐(さんぎ)鉄道」を探検して来たぞ
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5201
鉄分全開で8回シリーズでお届けするわん

さぁ、いよいよ出発なのぢゃ~~~~

運転士さんが乗り込み、発車準備が整った。
ドアが閉まり、出発進行

懐かしい音と共に、列車は動き出した。
初めて来たのに、腰と耳がしっくりハマり過ぎているこのフシギ

列車はしばらく近鉄線とゆっくり併走する。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5202
右側の複線が近鉄線だ。

よく見るとお判り頂けるが、三岐と近鉄は線路の幅が違うのだ。
近鉄は新幹線と同じ幅(1435mm)、三岐はJR在来線と同じ幅(1067mm)。
なので、横を走るが近鉄に乗り入れるポイントは設置されていない。

ほどなく、近鉄線とバイバイキンしJR線を越える。
すると、横から線路が近づいて来た。
コレはJR富田駅からやって来た三岐の線路で、現在はセメント貨物列車のJR乗り入れ用に使われている。

貨物線と合流し、まっすぐ次の駅まで単線を走り始める。
速度が上がって気付いた。

…ハンパなく揺れるぞ、ヲイ。

線路を見ると、路面電車並みにヘロヘロだ。
全く整備されていないかのようだ。
近鉄の揺れない快適な列車に乗った直後なので、この差にはビックリする。

しかも最高速度は70Km
そんなに出してダイジョーヴなのか、この線路状態で…
速度が上がれば上がるほどハゲしい揺れが襲ってくる。

ローカル私鉄」を味わうなら、この揺れは鉄ちゃん的には堪らない要素なのだが、一般利用客としてはたまったモンぢゃない
オラが乗っている車両だけ空気ばね台車なので少々緩和されているが、後ろのコイルばね台車の車両は激しく揺れているのだろうなぁ…
(もちろん、この車両達は西武鉄道時代に高速(100Km)で走っていたけど、まったく揺れなかったぞ

昨日乗った浜松の遠州鉄道って、やっぱ凄かったんだなぁ…

列車はガッチョンガッチョン上下左右に揺れて走り、次の「大矢知(おおやち)」駅に到着した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5203
構内の線路が長ーーーーーーーいっ 

貨物列車が走っているため、駅構内の待避線や各ホームの線路の長さはかなり長い。
電車でいうと10両編成くらいは停まれるそうだ。
電車は2~3両編成なので、ホーム自体の長さはそれほどナイ。

…なんか、昔の箱根登山鉄道祭田(まつりだ)」駅っぽい
(当時のお姿の日記はこちらをクリック

大矢知駅を出発。
直線をガッチョンガッチョン走る。
この辺は、西武線だと「東飯能(ひがしはんのう)~高麗(こま)」の地平時代や拝島・国分寺線っぽいカンジ。
…ただ、揺れはハンパないが。

ほどなくお隣の「平津(へいづ)」駅に到着。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5204
正面からも来ちょるぶぁ~~~~~ぃ

両方向から同時に進入して来た。
だんだん近づいてくるお顔が面白い

そして、対向列車はポイントを渡り、隣のホームへとやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5205
いやぁ~~~~~~~~ん

西武線に単線が多かった時代によく見た光景だ
懐かしぃ~~~ねぇ~~~

…ヤヴェ、コーフンして来た 

ココで上下列車交換待ちの後、すぐに発車。
こんなカンジで淡々とガッチョンガッチョン走り、3つ先の駅に近づいて来た。

周囲に急に線路が増えたと思ったら…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5206
しゃっこーーーーーーーーーーーっ

ココに三岐線の車庫工場があるようだ。
同じお顔の車両が停まっているね。
でも、よぉ~~~く見ると、前面の行先字幕部分がLEDで黒かったり、台車が空気ばねだったり、後ろの1両だけ全然違う車体だったり…と、「レア編成」なのだ
後ろの1両が事故で廃車になってしまったので、替わりの別形式の車両(新101系)を西武からもらって来た。
なので、つなげて走らせられるように再改造されたというワケ。

このレア編成の後ろに、別の2両編成もいた。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5207
おぉ 新車ーーーーっ

三岐では新車の、元西武「新101」系だ。
今の西武でも、仲間が細々と走っている。
お顔はだいぶ現代風になっているっしょ

帰りの時に、逆向きから見てみようねぇ~

この列車たちの奥には、こんな光景が…
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三岐鉄道三岐線2015その2-5208
レトロだねぇ~~~~

トタン張りの車庫&工場ピットだ。
手前に見える、電車と同じをした小屋のようなモノは、「トラバーサー」という車両を左右にスライドさせる装置の操作室。
小屋の手前にある鉄板部分の線路ごと左奥へスライドする。

そして列車は真横にあるホームに到着した。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5209
広々した構内の中にホームがポツン…

目の前に駅名板があったので、撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5210
ほぼ到着ぅぅぅぅ~~~~~っ

ココは「保々(ほぼ)」駅と言う。
この駅止まりの列車も多く、富田から続いた生活(住宅)圏はこの辺りまでだという雰囲気がある。
乗客も半分近く降りて、ガラガラになった。

すぐそばに周辺案内板もあった。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5211
…何も無ぇッス。

デカデカと「イオンモール東員(とういん)」と書かれているね。
この辺最大のショッピングモールのようだ。

列車が発車した。
ココから先は「ローカル区間」ということになるのかな?
わくわくしながら外を眺めていると、突然「あのお方」が現れた

慌ててカメラを構えて撮影したのが、コレ。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5212
来たーーーーーーーーーーーーっ

電気機関車様だっ

やっとお目に掛かれたよぉぉぉぉぉ~~~~ん

この電気機関車は、セメント貨物列車を引っ張るためにたくさんいるのだ
今では超~貴重な、私鉄の現役貨物列車牽引機だ

すぐ振り返って、後ろ向きにも機関車様を撮ってみた。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5213
カァ~~~~~ッチョエェ~~~のぉ~~~~

ココにいるのは、2両とも東武鉄道からやって来た。
車体色も、黄色帯が加わっただけで東武当時に近い。

西武の車両に乗って、東武の機関車を見ながら、ローカルな単線を走る…

…コレって埼玉県の秩父鉄道ぢゃなくね?

関東の鉄ちゃんなら、みんながそう感じるだろう。
ハッキリ言って、三岐は「中部の秩父鉄道」だ

雰囲気がことごとく似ているのだ。
どちらも西武・東武の車両が走り、セメント貨物列車が頻繁に走っている。

オラが三岐鉄道を乗りに来たのは、実はこういうワケ。
埼玉県で失われてしまったオリジナルの姿を、三重県で味わおう」という作戦だったのだ
秩父鉄道が近代化されてきてしまったため、往時の雰囲気を残している三岐鉄道に望みを託したのだ。

来て大正解だった
お子様の頃の記憶がよみがえる

駅構内を抜けると、景色が広々して来た。
やはり住宅地はこの辺までだったようだ。

住宅の代わりに、前方にこんなモノが見えてきた。
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三岐鉄道三岐線2015その2-5214
おやまぁ~~~~~~~~っ

右奥に見えるのが「藤原岳(ふじわらだけ)」というお山で、三重県と滋賀県の県境にある。
表面が段々状にガッツリ削り取られているね…。

コレこそが、三岐線の存在理由のトップである「セメント鉱山」の証。
三重県側はセメント採掘でかなり削られている。

コレも、秩父鉄道に乗っていると秩父駅付近で見える「武甲山(ぶこうざん)」に似ている。
武甲山のセメントは、西武線の貨物列車が都心まで運んでいた。
E851」という国鉄と同じ大きさの巨大な機関車が、昔は池袋駅や国分寺駅まで走っていた。
(廃止までの後半は、JR武蔵野新秋津(しんあきつ)駅まで)

まさに長瀞(ながとろ)駅方面から秩父駅に向かって走っているようなフンイキ
モーターの音も心地よい

列車は数駅走り、「丹生川(にゅうがわ)」駅に到着した。

ホーム横を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5215
何かいるぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~っ

昔の貨車だ
黒くて平べったいのが「ト15」と言う、元名鉄の砂利などを運ぶ貨車。
銀色の丸っこいのが「タム8000」形と言うタンク車。
タンクに「過酸化水素専用」と書いてあるので、オキシドールのような液体を運んだのだろう…。

さらに、駅を発車してすぐ目の前に…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5216
黒いのがいっぱぁーーーーーーーーーいっ

何か貨車がいっぱいいるぞ
まるで今にでも動き出しそうな、現役貨物列車のようだ…

実は、この駅には「貨物鉄道博物館」という建物がある。
この保存・展示されている貨車達の、真横の白い倉庫みたいな建物がソレだ。

ココはボランティアの方々が運営しているそうで、建物の中に入れる日は限られている
詳細はこちらのサイトをご覧あれ

外に置いてあるこの黒貨車達を外から見るのは自由なので、電車の中からぢっくりと拝んでやろうぢゃぁ~ナイかっ 

まずは先頭から。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5217
ぽっぽぉぉぉぉぉ~~~~~~っ 

蒸気機関車だ。
コレは「39」号機と言い、元東武鉄道の汽車ぽっぽ。

動輪が2つしかないので「B」形だね。
(有名な「D51」は動輪が4つあるので「D」なのだ。故に「C62」は動輪が3つ
小型なのでパワーはそれほどナイだろう。
元々、どこまでも平らな関東平野を走る機関車だったので、それほどパワー(登坂力等)は必要なかったのだろう…

黒貨車達のオシリのほうはこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5218
いろんなタイプが勢ぞろりぃ~~~

右手前の半分写っているのは「ワフ21000」形と言う、車体の1/3が貨物室で残り2/3が車掌室
見えている部分は車掌室。

黒い丸っこいのは「タム5000」形と言うタンク車。
タンクに「塩酸専用」と書いてあるので、中に入ったら死ぬでーーっ

余談だが、昔はこのお仲間が「味の素」の原料になるアミノ酸を運んでいた。
神奈川県の京急大師線上を、味の素の工場に向けて夜中にコッソリ走る姿が、昔は「知る人ぞ知る迷列車」として有名だった
この貨車には「味タム(あじたむ)」というニックネームもあった

その隣にいるのが「ホサ1」形と言う、石灰石などを運ぶ貨車。
福井鉄道とのことだが、その前は奥多摩の石灰石を、青梅線南武経由で川崎臨海地帯まで運んでいたようだ。

イチバン奥が「テラ1」形と言う、車体が鉄製の貨車。
テラの「」はのテ。
これは日本全国でたくさん見られた、一般的な車両。

コレで終わりかと思ったら…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5219
スゲェーーーのがいるぞぉぉぉぉ~~~~っ

この車輪だらけの巨大な恐竜の化石みたいな貨車は、「シキ160」形と言う運搬車。
巨大な変圧器(トランス)などを運ぶためのモノ。

荷があまりに重いので、車輪をいっぱい付けて負荷分散しているのだ
使用時は、真ん中からパカーーンと前後2つに分割し、その中間に変圧器などを挟み込む。
その変圧器は、設計時からこの貨車で運べるように寸法や固定用の穴の位置などを考慮しておく。

そして、大トリには青いトリさんがいた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5220
ヒッパレーーーーーーーッ

小型のディーゼル機関車だ。
工場や貨物駅の中などでは、この位のサイズの機関車が活躍している。
この子のお名前は「DB101」。
(「D」はディーゼルのD、「B」は動輪が2つの意味)

はたして、この青いトリさんは後ろのシキを引っ張れるのだろうか…?
み~んなで~ ヒ~~ッパァ~~レェ~~~~

さて、大きなイベントも終わった。
またまったりと車窓を眺めよう

列車は田園風景の中を進む。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5221
ナイス田舎(笑)

昔は埼玉県の狭山(さやま)の辺りもこんなカンジだったよなぁ~~。
西武線の窓を開けてよく眺めていたっけ
拝島線だって、こんなカンジだったのだぞ

そして列車は、お隣の駅にやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5222
おぉ、広いぞ

この駅は構内がすごく広い。
乗っている車両のせいか、「影森(かげもり)」駅?と思ってしまった。
秩父鉄道の影森駅(秩父駅から2つ目)に似たフンイキ。(線路配置が左右逆だが)

そしてホームに停車。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5223
この駅は「伊勢治田(いせはった)」と言う。

貨物を扱うローカル駅の、典型的なお姿だ
この写真だけ見ると、昔の西武秩父線「横瀬(よこぜ)」駅にも見えなくもナイ。
ホームの案内板の文字の色()が、昔の西武線のと同じなのだ

三重県まで来て、アタマの中はすっかり埼玉県になっていて済みませぬのぉ~~

ココで、上下列車交換待ちとのこと。
立ち上がって体を伸ばす。

すると、ほどなく上り列車がやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5224
わぁ~~~~~~~~~~~~~い

懐かしいねぇ~~~~~
西武秩父線そのものの光景だよ

構内踏切があるこの姿、昔の西武線では結構見られた。
あの西武新宿線「野方(のがた)」駅でさえ、こんなカンジだったのだ

上り列車が停車して、ドアが開いた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その2-5225
イイねぇ~~~~~~~♪

昔、何度も見た光景だ
ちょうど女子高生が降りて来て、キレイな画になった

…ってか、奥地から乗って来たのに、こんな途中駅で降りるんだね。

さて、こちらの列車も発車するぞ。
終点まではあと3駅

お次はいよいよメインイベント区間に突入なのだーーーーーっ

わくわく

つづき「三岐線2015その3」はこちらーっ!

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2015年5月18日 (月)

旅日記 ~「初めてなのに懐かしい 三岐鉄道三岐線 2015」その1・近鉄富田駅~

前回「豊橋・ロシア料理バイカル2015」からのつづきーっ!

さぁ、今日(2015年4月12日)は今回の旅の第2目的、三重県の「三岐(さんぎ)鉄道」探検なのだーーーーっ
(全8回シリーズ)

9時半頃、「豊橋(とよはし)」駅前のお宿をチェックアウトする。
そして、おととい行って飲んだ、駅西口にある飲み屋街を撮影。 
駅前でおみやげの「ヤマサのちくわ」をガッツリ買い込み、そのまま名鉄線の乗り場へ…

今日は、まず「名古屋(なごや)」駅まで移動して、近鉄線JR関西線に乗り換えて三重県へ乗り込むのだ
名古屋駅までは名鉄線をチョイス
JR線はさんざん乗っているのでねぇ~

停車中の「快速特急」が間もなく発車なので、急いでホーム前方へ移動した。
名鉄での名古屋移動は今回で2度目~
(前回の移動の日記はこちらをクリック

編成は、今日も「パノラマスーパー」だった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5101
この写真も使い回しぃ~

今回も、全く同じ号車と場所の座席に座る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5102
前回と全く同じアングル

服装も荷物も飲み物も、前回と大して変わらず。
…おみやげまで一緒なのは、いかがなモノか。(笑)

…ま、そんなことは気にせず(笑)、まったりと車内でくつろぐ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5103
お茶は地元の「豊橋茶」だぜぇ~い

お値段も安くて、「えぇじゃないか

車窓から観る景色も、2度目なので落ち着いて眺められる。
なので、前回撮れなかった場所を狙ってみた。

カメラを構えてスタンバイ。

そして、お目当ての場所でシャッターを切った。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5104
きっかんしゃーーーーーーっ

そう、名鉄の工場(舞木検査場)に停めてある電気機関車を撮りたかったのだ
でも窓ガラスがきちゃない…

名鉄の機関車は、青いのだ。
赤い電車の中にいると、ものすごく目立つ。

つい最近、なんと赤い電気機関車新製されたのだ
日本の私鉄で最も新しい電気機関車で、私鉄では西武鉄道「E31」形や大井川鐵道「ED90」形以来の、数十年ぶりの新製車なのではないかぇ?
(東京都交通局「E5000」形という、2005年生まれの激レア地下鉄用機関車もいたなぁ…

今までの青い機関車は、もう間もなく廃車される予定。
この機関車「デキ300」は、書類(法規)上ではもう「車両」ではなく工場内の「設備」扱いなので、もしかしたら残ってくれるかも…

ついでに工場の建物も撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5105
銀色電車は目立たナイのぉ~~~。

今日は「中京競馬場前(ちゅうきょうけいばじょうまえ)」駅にも臨時停車。
降車客は「夢見るオッサン」ばっかりで、女性が一人もいなかったのにはチョット笑えた。

列車は快調に走り、名古屋駅に到着。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5106
ハイ、この写真も使い回しですぅ~~~

降車ホームから改札を出る。
そして目の前のコインロッカーにコートと荷物を預ける。
…何気にちくわが重かったので。
この季節なら、保冷剤入ってナイけど大丈夫だろう…

超~身軽になったので、気分スッキリ

さて、三重県に移動しよう。
ココはやはり近鉄だなや

名鉄と近鉄の名古屋駅は、実は壁1枚しか隔たっていない。
なので、改札もすぐ隣にあるのだ。

…だが、そこには「階段ダンジョン」という魔物が存在する。
コインロッカーを使いたかったがために、乗り換え改札が通れなかったからだ。

初心者を不安に陥れる魔物と戦い、軽く迷って近鉄の改札前の広場に出た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5107
どうやら無事たどり着けたようだ

だが、ココで安心してはイケナイ
振り返って、帰りのコインロッカーまでの道順と景色を記憶しておく。
高級ちくわ様を忘れるワケにはいかないのだ…

切符売場上にある路線図で、降りる駅を確認。
…「桑名(くわな)」駅か「近鉄富田(きんてつとみだ)」駅で降りればイイんだな
どっちで降りるかは、列車のダイヤ次第だ。

とにかく、改札の中に入ろう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5108
Suica(ICカード)でサックリと中に入る。

頭上の発車案内板を凝視し、どの列車ならOKなのかを調べる。
そしたら、すぐに発車する急行列車が両方の駅に停まることが判明
そそくさと急行用ホームへ移動する。

すると目の前に…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5109
まっさかさまーーーーーーーーっ

急行「松阪(まつさか)」行きが停まっていた。
コレに乗ればイイんだな

…あぁ、松阪ビーフ様を食べてみたい

発車まであまり時間がナイので、急いで先頭の方へ移動する。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5110
手前の改札に近い方は混んでいる。

このような「頭端(とうたん)」(櫛形)ホームの終着駅は、どの私鉄でも混む場所は一緒だ。
小田急新宿駅や阪急梅田駅とかね)

先頭へ進む途中に、他のホームに停まっている列車も撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5111
イイねぇ~~~

近鉄名古屋駅は、実は3度目だ。
初回は阪神大震災の年(1995年)に、大阪へ行く時に特急「アーバンライナー」に乗った。
2回目は、2008年のお伊勢参りだ。(その時の日記はこちらをクリック

名古屋から一般車両に乗るのは初めてなので、ちょっとドキドキ

この急行列車は、ロングシートだね。
でも、3両目から別の形式の車両がつながっていた。

中を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5112
クロスシートやん♪

慌てて空いている席を探して、ギリギリ窓側の席をGET出来た
あと30秒遅かったら窓側には座れなかった…

コレで近鉄での快適な旅は保証された

ほどなく、列車は発車した。
特急列車と急行列車は車内のフンイキがまるで違うので、景色もまた違って見えるからフシギだ。

列車は淡々と走り、いくつもの川を横切る。
この周辺は異様なまでに川が密集している。

そして大河に差し掛かった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5113
川幅ひろーーーーーーーーーいっ

コレぞ、この地域のラスボス「木曽川(きそがわ)」だ。
なので、鉄橋の長さもハンパない。

目の前に見える橋は、国道1号線だ。
反対の上流側にはJR関西本線の鉄橋がある。
近鉄線とJR線は、それほど離れていない距離を絡むようにずっと併走している。
JR線は、見える度に単線になったり複線になったりしていて、変化が目まぐるしい

快適な旅も早いもので、20分ほどで桑名駅に到着。
チョット考え、「ココは降りずに、まずは富田へ行こう」と決めた。

発車後、ちょうど頭上に三岐鉄道の黄色い列がやって来て、桑名駅へ向かって走って行った…。
…あっやっちゃった」と思ったけど、もう後の祭り。

…見なかったことにして、富田へ行こう。(笑)

10分も掛からず、近鉄富田駅に到着。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5114
いやぁ~~、良かったよ。近鉄ちゃん

走り去る急行ちゃんを、お見送りする。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5115
バイバイキ~~~ン

近鉄は便利だね

近くを併走しているJR線は、2両編成が単線を約15分おきに1本
近鉄線は、2~6編成の列車が複線をバンバン走っている。

JR東海さんよぉ、完全に勝負捨ててるだろ。
実質、紀伊半島の先っぽへ行くために乗る路線となっているようだ。

さて、ココで三岐鉄道に乗り換えだ。
三岐の列車はどこから発車しているのかな?
駅は近いのかな??

まずは、改札に向かって移動する。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5116
これといって特徴のナイ、一般的な駅だね。

乗り換え案内に従って歩いていると、「向こう側のホームへ行く階段を降りろ」との矢印が。
階段を降りると、「上り(名古屋方面)ホームに階段を上って行け」との矢印。

階段を上がってホームに行ってみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5117
をぅ 同じホームから出てるのねぇ~~~っ

中間改札ナシに、近鉄三岐の乗り場が並んでいる。
…って~ことは、いったんこの駅の改札を出て、切符を買い直さねばならないというワケか

まずは階段を下りて改札に行って、Suicaで出札。
そして、三岐鉄道の切符を窓口で買う。

…何故に券売機でなく、窓口か?

それはコレを買うためだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5118
ふり~~~~~~~らんすザンス

1日乗り放題パス」がお得なのぢゃぁ~~~~~

1100円で、三岐鉄道の全ての区間が乗り降り自由なのだ
コレはかな~りお得なのだぞぇ

パスの裏側はこんなカンジ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5119
路線図と付近の案内が描かれている。

さて、ココで三岐鉄道の解説をば

三岐鉄道は2つの路線がある。
今いる近鉄富田駅からは「三岐(さんぎ)」という路線が、桑名(西桑名)駅からは「北勢(ほくせい)」が、川を挟んでほぼ並行して伸びている。

北勢線は、以前は近鉄の路線だった。
それが赤字ローカル線ゆえ、近鉄からバイバイキンされた。
それを三岐鉄道が「ウチにおいで」と引き取った次第。

なので、北勢線はオラ的には「近鉄路線」というイメージが今でも強い。
まぁ、今日乗れば認識も変わるだろう

ちなみに、「三岐」とは「」と「」を結ぶ路線という意味。
だが、その意味には達成出来なかったようだ…。

さぁ、三岐線を探検しよ~~~う

人生初の三岐鉄道、わくわく感がハンパないのぢゃ

まずは、ホームに立つ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5120
ホームが共用なので、案内板は近鉄様式だ。

バンバン通過して行く近鉄線を横目に周囲を眺めていたら、三岐の列車接近のアナウンス。
いよいよ来るぞ

そしてほどなく…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5121
超~~~来たーーーーーーーーっ

わーーーーーっ来た来た~~~~~~ぁ
来ちゃったよぉぉぉぉぉぉぉ~~~~~ん

お久しぶりです

お元気でしたか?
顔色も変わらず(笑)、がむばっているようで
少しほっぺに赤みが差したね。健康そうで何より

一人ニンマリしながら、列車が停まるのを待つ。

…あぁ、このブレーキの音

そして、列車が停まってドアが開く。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5122
はぎやまーーーーーーーーーーーっ

…あぁ、もうオラには「萩山(はぎやま)」駅にしか見えない
(ソックリだ

そう、この列車は元「西武鉄道」の車両(701系)なのだ。
オラが生まれてからずーーーーーーーーーっと乗り続けて来た「超幼なじみ」なのだ
いわば「近所のお兄ちゃん」的存在。

この車両のことなら、隅から隅まで知っている

早速、運転室の真後ろにある「鉄ちゃんシート」をGET
コレで終点までカブり付くぞ

発車までしばらく時間があるので、あちこち点検しよう

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ハイ、ココからは鉄分丸出しで行きますので、詳しくナイ方はサックリと読み流してね
このブログでは超~珍しく、今回のシリーズは鉄道趣味エキス特濃の日記になりますぢゃ

車外を撮った後は、車内の点検をば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5123
変わってナーーーーーーーーイ

往時と何ら変わっていないお姿に、もうメロメロパンチ
強いて言えば、座席のモケットの色が褪せすぎてしまっていることくらいか…。

まだクーラーが付いていなかったベージュの車体色の時代は、座席の色はあずき色(ワインレッド)だった。
クーラーが取り付けられて黄色くなった時代あたりから、座席の色がレンガ色(ウッドブラウン)に変わった。

余談だが、登場時の内装の色(ベージュの壁にワインレッドの座席)は、当時の国鉄2等車(今のグリーン車)と同じだった。
関東でも有名なオンボロ&ヘッポコの西武線車両、「せめて色だけは豪華に…」という思いだったのだろう。
JRでは、「サロ165」「サロ110-1200」等のグリーン車が同じ色だった。

…今こうして改めて見ると、吊革や手すりが少なかったねぇ~。
よくコレで日本有数のラッシュ区間を捌いていたモノだ。

ラッシュの混雑が激しかったせいか、天井の冷風吹き出し口からは、夏は最強パワーで真っ白な冷気が吹き出していたこともあった。
オレ達は西友の野菜売り場の野菜かっ」とみんなで震えていたこともあったっけ…。
(スーパー「西友」は、その名の通り、昔は西武鉄道系列の会社だった)

運転台と客室の仕切り壁上部を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5124
そのまんまーーーーーっ

車両の番号こそ変わっているが、銘板などは当時のまま。
西武 所沢車両工場 昭和41年」…コレだよ、コレ
この丸みのある銘板が「西武生まれ」の証。

西武鉄道は、1999年までは自分の工場で車両を造っていた
車両メーカーに頼まず、車体は全て自作というのは凄い技術力だと思う

この銘板の「工場」の「」の字がクネクネしているのが、お子様の頃は「学校で習った字と違う…」とヒジョーに気になっていた。

鉄ちゃんシート」に座った状態で撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5125
ムフフのフ

コレぞ、オラがご幼少の時にいつも見ていたアングル

まだまだ時間があるので、運転台周りを点検することに…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5126
あぁ、落ち着くお顔

行先表示器の「近鉄富田」の4文字も、「西武新宿」などと同じバランスで違和感ナシ
サイクルパス」の場所には、「急行」や「準急」などの種別板がぶら下げられていた。

では、運転席をのぞき込むぞ
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5127
イヤァ~~~~~~~~~ん

めっちゃそのまんまやぁ~ん

運転席左側(写真だと奥)の壁にあった受話器などが撤去されて三岐仕様になっているが、右側のスイッチ類などはそのまま。

次に、運転台のアップをば。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5128
左のマスコンハンドル脇の放送装置など、部分的に三岐仕様になっているね…

右側のスイッチ、手前に引いたり奥に押したりしてON・OFFする。
ピンボールの、はじく部分見えて遊びたくなった想ひ出が…
(触ったらアカンで

天井を眺めてみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5129
基本的な構造は昔のままだが、自動放送装置などが追加されているね。

中央のクリアーブルーの覗き窓から見える、行先字幕の文字を見るのも好きだった
三岐だと、行先字幕のコマ数が9個かぁ…少ないね。
西武時代は40コマあった。
右側にあるレバーをくるくる回すと、字幕もくるくるスクロールしていく。
レバー下の赤い矢印が、コマ数が大きい方に太くなっていくデザインも好きだった

さぁ、コレで一通り点検したぞ

席に座って出発を待つ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
三岐鉄道三岐線2015その1-5130
…あぁ、懐かしいアングル

実は、この席側の運転室との仕切り窓には大きな鉄板があり、視界が半分くらいになってしまっている。
機器類を追加したためのようだ。

でも、座っていれば前方は見れるので、モウマンタ~イ(無問題)

そろそろ発車時間だ
運転士さんが駅員さんと一緒に詰所からやって来た。

わくわく

わくわく

さぁ、いよいよ出発進行~~~~~ぅ

つづき「三岐線2015その2」はこちらーっ!

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