旅と鉄道(06北陸)

2011年12月22日 (木)

旅日記 ~「Oh!No!ぜんぜん写っとらんやんけ:能生」2011~

(前回「ダスヴィダーニァ!富山港」のつづきーっ!)

富山漫遊記」の帰りに寄った駅のおハナシをば…
(すべての画像はクリックすると拡大するよん)

2011年10月8日富山駅からの帰り、車で新潟県の石打に向かっていた途中に、JRの駅に寄った。
301
ココは北陸本線の「能生(のう)」駅。

時間は22時過ぎだ。

日本海に面した小さな平地に接するようにある駅で、ハッキリ言って超ローカル駅だ。

暗い駅前広場に車を止め、改札に向かう。

路線図を見ながらいろいろ考える。
う~ん、どこに行くにも遠いなぁ…。

前回、豪雪の中を通過した時のことも思い出す。
…よく金沢まで行ったよなぁ~、青春18きっぷでさぁ。
(当時の日記はこちらをクリック

…思えば遠くに来たもんだ。

ちなみに、ココの線路の電気は直流区間
交流区間は3コ先の「糸魚川(いといがわ)」駅から。
梶屋敷(かじやしき)」~「糸魚川」駅間に「デッドセクション(無電区間)」があり、そこで切り替える。

感慨にふけりながら、無人の改札内に入る。
302
手前の2番のりばに、本日の最終列車がそろそろやって来る。

なので、「直江津・新潟・東京」方面の階段を上ることに…
(「東京」方面って、もう直通列車ナイでしょ…)

寒風(海風)の吹くホームに上がる。
…当然、誰もいない。

来た証拠に駅名板を撮ろうと思ったら、電照式ではなく真っ暗け。
303
う~ん、肉眼ではよく見えるのだが…
(これ以降の暗い写真は、明るさの補正をかなり掛けてある)

仕方ナシにフラッシュを付ける。
あまりやりたくはナイのだが…

ピカッ
304
おぉ、のぅーーーっ!!

まぶすぃい 

ホームを撮影。
305
ホームは2面。

線路は4線あり、待避が出来る一般的な造りの駅。
緩いカーブの途中にあり、手前(新潟)側は長いトンネルだ。
階段部分と、その付近のホームの防風板が物々しい。
冬の日本海から吹きつける寒風は、相当なものなのだろう…。

周囲は真っ暗で何も見えナイ。
左側はすぐ山だろう。
…たぶん。

突然、金沢方面のホーム(3番のりば)に列車接近のアナウンスが鳴った。
よく見ると、トンネルの中にヘッドライトがまぶしく光っている。

だが、ずっと見ていても一向に列車はやって来ナイ。
どんだけ長い直線トンネルやねん

しばしののち、やっと列車はやって来た。

列車は何だろう
金沢方面の普通列車はもう終了しているし…。
特急列車(はくたか)かなそれとも寝台列車(わくわく)

そして…
306
来たーーーーーっ!!

だけど、真っ暗。

…あ、貨物列車だ。
EF81型が牽引しているコンテナ列車。

ゆえに、EF81の側面の白帯しか写ってナイ…。

めげずに撮影を続ける。
307
今度はコンテナの白い部分しか写ってナイ…。

オシリも撮ってやるっ
308
あぁ、ブレブレ…。

テールライトが無情にゆらゆら揺れている。

こうして、貨物列車の撮影は大失敗に終わった。
…か、完敗だぁ。

肉眼で見ている分には、迫力あったのにぃ~っ
でも、暗闇の高速貨物カッチョエェ

しばし凹んだのち、気を取り直して3番のりばへ移動。
富山・金沢・大阪」方面の階段を上がる。

ほどなく列車接近のアナウンスが…
本日の最終普通列車「直江津(なおえつ)」行きだ。

JR有数の「本線」なのに、22時半で終電とゎ…。

列車はゆっくりとホームに入線してきた。

そして停車。
309
おぉ~~~っ475系だっ

しかも新色の「ブルーマン」だっ

食パン電車」こと419系が先日引退した今、これも「骨董品」のトップクラスになった。
ちうごく的に言えば「国家保護級」だ

横から来る寒風に耐えながらもアップで1枚。
310
カァ~~~ッチョエェ~~~

暗闇なので、外部の塗色は関係なくなっている。
…もう何色でもエェ。

ホームに降りた乗客も、ほんの数名。
(…でも、いたんだぁ。(笑))

周囲には国鉄チックな機器音が響き渡っている。
…ってか、それしか音が聴こえないほど静かだ。

ほどなく、列車は出発。
311
やっぱブレブレやんけ。

…ま、仕方ナイよね。
フラッシュ焚けナイしね。

ホームで出発の様子を見ていたら、ガラガラの車内に座っていた娘がこっちを見てビックリしていた。

…そりゃそうだ。

あんな真っ暗な無人のホームの先端に、人が1人ポツンと立っていたら怖いわなぁ。

列車はゆっくりとトンネルの中へ消えて行った。

さて、車に戻ろう。
階段を下りて、降りて来た乗客たちと一緒に改札へ向かう。
乗客たちも、奥の無人(のハズの)ホームから人が降りて来たのでビックリしていた。(笑)

駅前広場には迎えに来た家族の車が数台。
みんなそれらに乗り込み、早々と闇夜へと去って行った。

これで、この駅の本日の営業は終了
…といっても無人駅だが。
(駅事務室はある)

と~っても貴重な体験&時間だった。
…だが、写真的に言うと「Oh!No~~~!」ってなカンジだった。

次にまた能生駅に来るのはいつのことだろう…
10年後それとも来月?!

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 おまけ 

改札脇に貼ってあった。
312
また写真撮らせてくれマスカ!ット…?

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2011年12月19日 (月)

旅日記 ~「トヤマ、ダスヴィダーニァ!富山港」2011~

(前回「岩瀬まち歩き」のつづきーっ!)

富山港展望台」に登って、周囲を眺めた。
501
すると、なんかアヤシイカーブを描く道路が…。

それに倉庫も。

早速目の前にある倉庫に行ってみることに。
展望台の1階に古い地図と航空写真があった。
それを見ると貨物線があった跡がハッキリと

やっぱり

この展望台がある場所も遊歩道になっているのだが、この道のカーブも、いかにも「線路がありましたわん」というカンジだ。

写真の左手前にある倉庫へ行ってみた。
502
おぉ、いぇい

明らかに引き込み線があったようなフンイキ
それに、倉庫のサビれ具合もカッチョエェ 

一気にテンションが上がる。

もうちょっと見やすい所に移動しようと思ったら…
503
なぬーーーーっ!!

まぁ、仕方ナイわな。敷地内だし。
…ってか、警告文にロシア語もあるんですケド。 □

さすが日本海

では、フェンス越しに中をじっくり撮影してみますか。
今後のジオラマ作りの参考資料にもなるしね

左側から右側へスライドして見てみよう。

まずはいちばん左。
504
今も使っているのかいないのか

上階のドアも塞がれた跡が…。

地面にもガラクタがたくさん置いてあるねぇ~。

その上部。
505
文字やマークのかすれ具合が「歴史」を物語ってるね

イイ味出してるぅ~

つづいて真ん中。
506
ゴチャゴチャしてて、えぇのぉ~~~

こういうの好き

ペリン便コンテナが懐かしい…。

その上部。
507
やはり「日通」か。

ペリカン君たちが入り口を見張ってるんだね。

右はじ。
508
倉庫のドアの形状も数種類あることに気がついた。

使っている途中で取り換えたりしたのだろう…。

右の側面。
509
…お、ガードマンのおじさんが歩いていた。

なんか、アブナそうな刑事さんたちが走ってきそうなフンイキ

階段の放置具合もイイ感じだ

右はじから左側を見てみた。
510
う~~ん。イイっ

道路と建物の位置関係はこうなっている。
511
奥にニョッキリ生えているのが展望台で、その下の木々が遊歩道(廃線跡)。

そして、フェンスのあたりに引き込み線(ポイント)があったようなニオイがプンプン漂っている…。
線路配置を妄想するのって、たぁ~のすぃ~ねぇ~~♪

ココから右隣(奥)の倉庫側を見てみよう。
512
ここも線路のニオイがプンプンぢゃ

フェンスと道路境界の敷石の「無駄(不自然)な左カーブ」にワクワクする

入り口はこんなカンジ。
513
いかにも線路が建物に横付けされていて、荷物の積み下ろしをしていたようなカンジ

そして、線路が岸壁の突端まで伸びていて、船からも積み下ろし出来たのではないか…という勝手な妄想

さて、ココからは、ゲートなどに掲げられていた看板類を。
英語よりもロシア語に力が注がれているのが、ありありと解る。
それだけ、ロシア人は「おイタ」をしやすいということか

まずは…
514
ゲートのカンバン。

次は…
515
許可なく勝手に入るなよ」ということ。

そして…
(画像をクリックすると拡大するよん)
516
これは明らかにロシア人に対する注意書きだ。

マナー違反が多いのだろう。

文化・考え方の違い」と「まほうのみずウォッカともいう)の魔力」によって、地元住民とのすれ違いやイザコザも多いのだろう…。

特に2番がロシア人(西洋人)っぽい

さらに…
517
これもさっきのカンバンの4番と同じ内容だ。

それほど無断持ち去り(黙って転売)が多いのか…。

最後に。
(画像をクリックすると拡大するよん)
518
1番は、日本人(若者)に対する注意文だ。

日本人向けは初めてお目に掛かった。[  ]

2番は「闇(盗品)の転売」防止用だろう。

う~ん、やっぱ横浜港とかとは違うフンイキだ。

さて、倉庫類も見てハァハァ出来たので(笑)、岩瀬浜駅へ向かうことに…。
このままこの道を進むことにした。
港沿い→川沿い(水辺プロムナード)を歩き、橋のたもとにある「岩瀬カナル会館」へ。

そこから先はこちらの日記の後半を参照されたし。

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これで、富山クエストはすべて終了した。

富山駅まで戻り、昼に見た「北陸新幹線かまぼこ」などを買う。
そして、車に乗って市内の回転寿司屋さんへ。

ホタルイカカニエビなどを堪能。
まいう~~~~~~

富山を満足しきったので、新潟へと移動開始っ

今夜の宿泊地は、越後の「石打(いしうち)」なのぢゃ
(…っていうか、石打に行くのが今日本来の目的

…ってなワケで、今から日本海ドライブに行くよ~~~~~~ん

Тояма до свидания! (富山バイバ~イ!)
(↑トヤマ ダスヴィダーニァ!)

つづき「能生駅」はこちらーっ!

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2011年12月15日 (木)

旅日記 ~「まち歩きで跡ハッケン★ 富山港・岩瀬」2011~

(前回「東岩瀬駅」のつづきーっ!)

さて、ポートラム「東岩瀬(ひがしいわせ)」駅に降り立ち、観光スポットへ向かうことに。
(画像をクリックすると拡大するよん)
401
地図左側の駅(印)が現在地。

ココから点線の通りに歩いて行く予定。
まずは、●●●)と●●●)の点線を歩いて、港にある■4富山港展望台」まで行ってみよう
(距離は800mほど)

…あれ?案内図を見ると……道順、ぢゃね?
ま、いっか(笑)

道路をテコテコと歩き出す。
フツーの、「地方都市近郊」といったフンイキの中を歩く。
富山県は、西日本の文化の影響が大きいため、街並みはどこか「京都」などを思い起こさせるものがある。
家の造りが「西日本の家屋の規格」なのだろう。
山向こうの新潟県は、完全に東日本の文化なのだが…。

少し歩いたら、ほどなく「案内図上の右折地点」に着いた。
402
上の地図でいうと、●●●)と●●●)の点線の切り替わる部分(新川町通り終点)だ。

ココからがメインストリートのようだ。

いきなり景色が変わる。

江戸時代あたりを意識して再現した街並みになっていて、レトロ感タップリだ
403
このような雰囲気が500mほど続く。

季節と時間のせいか、観光客の数は少ない。

途中にはいろいろな店がある。しかもちゃんと営業している。
404
これはシブいお店だねぇ~

…お、釣具屋さんかぁ。
港は目の前だからね

…ってか、なんだ、あれ

写真の右奥にある茶色い自販機に注目っ

生えさ」って書いてあるねぇ。

近づいてみよう
405
…おぉ、いぇい

ホンマに釣りえさ売っとるーーーーっ
しかも名前が…

下段の「いそめ」「岩虫」は解るよ、うんうん。
上段の「かに」「ねりえ」もイイよ、許そう。
しかし、「ボケ」「チロリ」ってナニよ?まぢで

方言(地方独特の呼び名)
それともオラが知らないだけ?!

う~~ん、スゲェぜ、富山

更に歩き続ける。

どこでもそうだが、こういう古い街並みを再現したところにある企業の店舗は、みな景観を合わせるために、外観をレトロ調に仕上げてある。
406
北陸銀行」だ。

今まで見た銀行の中では、イチバンカッチョエェ~仕上がりだと思う
店から侍や商人が出て来てもおかしくないフンイキ。
(店の前にポスターがナイのがイイ)

途中にこんなオブジェがあった。
407
北前船(きたまえぶね)」だ。

江戸時代の貿易船で、日本海~関門海峡~瀬戸内海~大阪(大坂)へと、商品を運んでいた船(廻船)だ。

廻船問屋(かいせんどんや)」という言葉を聞いたことがあると思う。
時代劇で「おイタして、暴れん坊に悪代官と一緒に成敗されちゃう」人たちだ。
(…これは一部の悪い連中で、ホントはちゃんとしたイイ人たちだよ。念のため)

その廻船問屋がココにあったらしい(「北前船回船問屋 森家」)。

船のカタチがカッチョエェ
ポートラムのホームにあった、ガラスの絵と同じ船だね。(前回を参照のこと)

ココでちょうど真ん中くらい。
またもテコテコと歩く。

…お、誰かに見つめられている気配が。
408
Oh My God!(おーまえかーっ!)

きいろいクマさん」だ。(あえて名前は出さないよ)
和菓子屋さんの店員なのだろう。

胸の名札には「いらっしゃいませ」と書いてある
きいろいクマさんは、アイスクリームを売っている担当らしい。

道のはじっこのほうまで来たので、振り返って1枚撮ってみた。
409
やはり、こういうレトロな街並み観光地には「女子旅」の姿は必須だろう

ムサい男たちでは、まったく画にならん。(笑)

…それにしても空いてるなぁ。
土曜の午後だというのに。

ま、この方が個人的にはのんびり出来て好きだが

道のはじっこに着いた。

ふと左側を見ると、画になる光景が…。
410
カッチョエェ~~のぉ~~~

かなり昔、これにすごく良く似た光景の、高級車の広告を見たことがある。
それを見て思った。
「(その写真を見せながら)コレ、友達の家だよ」とみんなに言って自慢してみたいと。
ホントにこんな家から出てくる友達(知り合い)を作りたいと…。

…今にして思えば大バカな発想だ。(笑)

ふと、そんなことを思い出してしまうほど、そっくりな光景だった。
…懐かしいなぁ~。

さて、この家を左折する。
最初の地図で言うと、赤い点●●●)が終わった所(大町通り起点)だ。
ガイドでは、次は「水色の点●●●)(右折)か、白丸(○○○)(直進)に進め」となっているのだが、あえて逆らってに曲がり、へ。

すると、50m先、ホントに目の前に港があった。

岸壁沿いの道に出る。
411
とたんに工場地帯の光景に。

この写真を見ただけでは、この工場のわずか50m後ろ(写真だと右奥)に、さっきの屋敷があるとは想像つかないだろう…。

次の目的地の「富山港展望台」は…

振り返って見る。

…あ、あった
412
上の工場を背にして、左側を見たところに展望台はあった。

これまたレトロなデザイン…

近寄ってみる。
人がほとんどいない。

どうやら入場料などはナイらしい。
…あ、中には人がいた
入ってみよう。

上から声が降ってきたので、上を見上げたら…
413
おぉ、いぇい

…コレ登れってか
巻貝の中にいるようだ。

歩き疲れ&寝不足の状態で「巻貝登山」…
でも、登るしかナイ

がむばって登ったさぁ~
414
びゅーちほー

あまり高くナイ塔なのに、見晴らしバツグンだ

晴れてはいるが、空気は澄んでないらしく、遠くの山々は拝めなかった…。
この地域の屋根瓦は黒いんだねぇ…。

地域(気候)によって屋根瓦の色に特色があるから、旅に出たときは注意して見ててねん
水色のトタン屋根が多い地域とか、オレンジの瓦が多い地域とか…)

ココは港なので、早速、港の景色を見てみよう

展望室の海側に回る。
415
おぉ港ぢゃぁーーーーいっ

…なんか車がいっぱい停まってるねぇ~。

…いや、「置いてある」だ。
みんな中古車っぽい。

右側を見る。
416
…おぉ、こっちはスクラップ

…そっか、ココは中古車(と部品)を運び出している岸壁なんだ。
しかも、奥に泊まっている青い船には「ロシアの国旗」が掲げられている。□

なるほど。ココからロシアに日本の中古車が輸出されているんだ
ニュースなどでは知っていたが、そっか、ココが「現場」なんだ。
太平洋側に住んでいる人間には、初めて見る光景だったりする。

そうだよなぁ~、ココの対岸はロシアだもんなぁ~。

余談だが、上の船、白い部分が風呂のフタみたいにパタパタめくれるそうな
見てみたいぃ~。

…んで、そのロシア側を見る。
417
おぉ、日本海

ふと下を見る。
なぁ~んか、気になる…。

ナニがって?……道路だよ。

」にはピーンと来る「曲がり具合」なのぢゃ

左と奥の倉庫の空き地部分が、ア・ヤ・スィ・ウィ
それに、この真下の遊歩道も…。
遊歩道」って~のが、いちばんアタリなのだよ。

そう、どうやらココには「貨物線」があったっぽい。

下に降りて調べに行こう
…と思ったら、展望台の1階に昔の地図と航空写真があった。
それにはしっかりと貨物線の跡が

やっぱそうかっ

さっきの東岩瀬駅にあった線路横のスペースもその名残かっ(前回の日記を参照)

予定変更~~~~~~っ

貨物線の跡を調査なのぢゃ
目指すは目の前の倉庫

…ってなワケで、ぢゃ、見に行くよ~~~~~~ん

つづき「ダスヴィダーニァ!富山港」はこちらーっ!

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2011年12月12日 (月)

旅日記 ~「孫と一緒に残ってます。東岩瀬駅」2011~

(前回「ポートラム」のつづきーっ!)

さて、路面電車「ポートラム」に乗っていた時に、途中下車した駅がある。
301
東岩瀬(ひがしいわせ)」駅だ。

なんでも、ココから終点まで、線路沿いの周辺に観光スポットがあるそうな。
同行の仲間に薦められるままに下車。

ホームの駅名標を眺める。
302
一つ一つのデザインがイイねっ

統一感もあってヒジョーに好ましい

降りたホームの全体を撮ってみた。
303
単線の線路と歩道の間に、新規に造られたようだ。

単線上の駅は、踏切を挟んで上下用ホームがそれぞれあるそうで。
しかも、遮断時間が短くなるように、必ず踏切の先(奥)にホームが来るようにしてあるとか…。
う~ん、ス・テ・キ

電車が停まっているのに、踏切閉まってて乗れなかった」というイライラを味わわなくて済む

…んぢゃぁ、もう片方(上り用)のホームはどこぢゃいな?

踏切の先を見る。
304
お~ぉあった、あった。

…ってか、デカくね?
しかも、線路の進行方向右側にあるし…??

とりあえず、踏切に行ってみよう。
305
なぁ~んだ、ちゃんと左側に上りホームあるぢゃん

イスの上の「北前船(きたまえぶね:貿易用の廻船)」がカッチョエェ

ホームから富山方面を眺める。
306
真っ直ぐだねぇ~~

…ってか、右側の駅みたいなの、何

…駐輪場?

いったん踏切まで戻って、向こう側に行ってみよう。

踏切で再度眺める。
307
…これって、あきらかに「」だ。しかも立派なホームまである。

しかし、ホームにが張り巡らされてるねぇ…。

踏切を渡り、この建物の前に立つ。

すると、目の前に案内板が…。
(画像をクリックすると拡大するよん)
308
ほぅほぅ。そっか、昔の「国鉄電車」時代(しかも大正)からの駅だったのかぁ~。

ジィちゃんが一緒に佇んでいるようなフンイキだ
(おとーちゃんはどこ行った…

ここで仲間曰く、「中に入れるよ~ん♪

…入るしかナイだろ。

早速、駅舎の正面に回る。
309
ほ~ぅ、趣のある駅舎だ。

そっかぁ、大正13年に建てられたのかぁ~~。

…鉄道模型(TOMIX製)の木造駅舎(いなか駅)っぽい

現在は「休憩所」として開放されているとのことなので、中に入ってみる。
310
…おっ、意外とキレイ

キチンと整備されているんだねぇ~。
でも「アンティーク」なカンジはそのまま残してるのがイイ

右側を見てみる。
311
こちらには、キレイなおトイレ様がいらっしゃる。

観光スポットの拠点(出発点)として、ちゃんと案内図パンフも用意されている。
地元の気合の入り方が解るねぇ~

観光地の出発点には、トイレと地図(見どころ案内)は大事だよ。
特に女性に対しては…。

さて、ではホームに行ってみよう

駅舎からホームへの出入り口はこんなカンジ。
312
シブい木のドアを開けると、ホームへ出られる。

駅名標がこれまたシブいねぇ~~~~
しかも、柱にはJR西日本仕様のも残っている。

シブい駅名板をアップで。
313
カッチョエェ~~~~のぉ~~~♪

」と「」の字がイイ味出してるぅ~~~
やっぱ、駅名のカンバンは「職人の手書き」に限る

そのまま屋根を見上げてみる。
314
JR時代の最後の姿も残してあるようだ。

屋根の板や柱もカッチョエェ。

ホームの奥も見てみよう。
315
典型的な「ローカル駅」だなや。

KATO製の模型にもありそうな、屋根の形状。

ホームの先端まで行ってみた。
316
従来はこの先にもホームがあったそうな。(4両編成が走っていたので)

線路の両側が広いねぇ…。
右側はホームがあったから解るけど、左側は…?

それに左奥に、なんか木のホームらしきものが。
う~ん、気になる。
チョット調べてみよう
(この後すぐに判明した)

はじっこから振り返って見てみた。
317
…この屋根、イイねぇ~~~

気に入った

右側に、チラリと現在の上りホームが見えるね。

一通り見たので、駅舎を出て観光スポットへ向かうことに。
目の前の道路を渡ったら、踏切が鳴り出した

振り返ってカメラを構えること30秒ほど…。
318
来たーーーーっ!!

…って、あれ?さっき乗って来たヤツぢゃん。
もう戻って来ちゃった。
…ってか、それだけ滞在してたってコト

おぉ~~っ
急がねばっ日が傾いてきた。

さて、駅前にあった案内図を見て、ぐるりと街めぐりへ。
319
水色の線がポートラム。点線が観光ルートだ。

今は左側のポートラムの駅(印)にいる。
ココから右側の終点の駅まで、点線(●●●)を歩こうというのだ

…ってなワケで、ぢゃ、行ってくるよ~~~~~~ん

つづき「岩瀬まち歩き」はこちらーっ!

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2011年12月 8日 (木)

旅日記 ~「むかしゲタ電、いまトラム。富山港線」2011~

(前回「富山駅」のつづきーっ!)

さて、富山駅北口でクエストした後は、路面電車「ライトレール」に乗ってみることに…。
ライトレールのホームに向かう。
201
起点は「富山駅北」駅。

とやまえききたえき」という、少々ややこしい駅名だが、慣れていただこう。

ホームに行き、今来た道を振り返る。
202
このように、JRの北口からは目の前のところにある。

ますのすし」…あぁ、カブりつきたひ

ホームはこんなカンジ。
203
1面2線の島式ホームと、右側に対向式ホームが1面がある。

通常、電車は右側の線路を使用する。(ワンマン運転なので)

右側の対向式ホーム(降車専用)から見たのがコレだ。
204
ホームはかなり低い。ヨーロッパのそれに近い。

…お、電車がやって来た。
205
カッチョエェ~~のぉ~~~

富山路面電車3兄弟」すべてに、このタイプのイケメンが走っている。
路線ごとに車体色(個性)が違い、滲み出る雰囲気も異なっている。

ココのは「」だなや。
(万葉線は「真紅」。地鉄は「」「」「」の3種類)

この編成は「黄緑」がアクセントだ。
各編成ごとに配色が異なっている。
京王井の頭線」のようなイメージだ。

電車が停まった。
なので、入り口へと移動する。

その手前で、側面を眺めてみた。
206
ほうほう。この路線のみが「富山ライトレール」というのか。

それに「ポートラム」という愛称が付いているんだ…。
2006年の開業だって。

連結部分も見てみた。
207
幌がアコーディオンのように「びろぉ~~ん」と付いているね

車体の上部に書かれている「TLR0604A」は車両番号。
形式は「TLR0600」形というそうな。
電車は2車体なので、それのAとBというコト。

車内に乗り込んでみた。
208
万葉線の車両と、ほぼ同じ印象。

座席はロング(横向き)とクロス(向かい合わせ)が混じっている。

運転席も見てみた。
209
低床式車両なので、客席と運転席との床の段差がハンパない。
(当然、客室内は段差はナイ。ホームともほぼ同一面の高さだ)

これは欧州のトラムと同じだね。

走行中、運転台を覗く。
210
シンプルで操作しやすそうな運転台だ。

運転士さんも、インカム付けてカッチョエェのぉ~

現代のおされな乗り物」ってなカンジだ
どこかのアトラクションっぽい。

さて、電車は少し走った後、全然景色の違うところに出た。
211
今までは、駅前から道路上をテコテコ走っていたのだが、突然、ローカル線のようなフンイキになった。

2駅目の「奥田中学校前(おくだちゅうがっこうまえ)」駅からは、このように一般的な線路上を走る。

ナゼかって?!

…そう、実はココは「再利用線」なのだ。

以前はJRの「富山港(とやまこう)」線と言った。(今でもだが)
国鉄時代は、水色の旧型国電(クモハ73)がのへのへと、JRになってからは415・475系などがひっそりと走っていた。
1~2時間に1本」という、超ローカル線だったのだ。
しかも、北陸地域JR(国鉄)唯一の直流電化路線としての「レアさ」もあった。

それを、廃止を機に、地元が活性化を図り、路面電車のおされな路線として蘇らせたのだ
今では「約15分に1本」という、便利で使いやすい路線になっている。

…ってなワケで、ココから先は、JR西日本の線路上と同じような光景になる。(笑)

撮影したこの「城川原(じょうがわら)」駅には車庫もある。
212
国鉄時代から車庫があったそうで。

現ホーム(低床式)は、昔のJR電車用ホームと同じ場所に新築されたとのコト。
デザインがおされだね
イスの上のガラスには、昔の駅の様子がプリントされているのだろうか…。

さてさて、ココからはフツーのJRの近郊路線(単線)と同じフンイキなので、特に見るところはナシ。(笑)
ライトレール用に、列車交換施設が増設されたぐらいか。

…んで、我々は終点の「岩瀬浜(いわせはま)」駅まで行かずに、2コ手前の「東岩瀬(ひがしいわせ)」駅で下車した。
213
踏切を挟んで上下用のホームがそれぞれあるという、典型的な路面電車の造りの駅。

手前のホームが下り用だ。
単線の駅では、踏切の遮断時間を短くするために、必ず踏切の先にホームがあるそうだ。

料金(200円)払って電車から降り、電車を見送る。
214
バイバイキ~~~ン

新車なので静かに走り去ってゆく。
老兵のクモハ73とは大違いだ。(笑)

しばらく見続ける。
215
ひまわりがキレイやのぉ~~~
(2011年10月8日撮影)

この富山港線、直線が多いので、ずっと列車を見ていることが出来る。

東岩瀬駅で一休みした後、近くの観光地を歩くことに。
これも同行の仲間のオススメだったからだ。

その様子は次回から連続でご紹介

…んで、観光地を一巡りした後、ポートラムの終点「岩瀬浜」駅に向かうことに。

途中に、おみやげ物屋も入った「観光センター」っぽい建物(岩瀬カナル会館)があった。
その脇にイイ撮影スポットがあったので、電車が来るまで待ってみることにした。

すぐ上の橋にもカメラを構えた青年が…
そして左横には、近所のオバーチャンが「よっこいしょ」と腰掛けてきた。
…あれ有名な場所?ココって。

ほどなく電車が来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
216
イイねぇ~

ただ、電車が接近する「気配」を感じ取れるモノ(音)が周囲にナイため、いつ来るかさっぱり判らない。
(時刻表持っていれば別だが…)
イキナリ来るのでタイミングが合わず、2・3回撮ってみたモノの1枚だ。

右にいるのは人魚?だ。バーチャンではナイ。
バーチャンはこの画面のすぐ左に「のへ~~っ」と腰掛けている

カナル会館でみやげ物を眺めた後は、岩瀬浜駅へ移動。

目の前なのですぐに着いた。
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正面奥の、Y字(T字)の屋根がホームだ。

線路はココで終わっている。

チョットしたら、折り返しの電車がやって来た。
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おぉ、今度は黄色だ。

コレに乗り込み、富山駅へと戻る。

夕方なのと、歩き疲れたのとで、車内ではウトウト…
部分的にしか、あまり記憶に残っていない。

まぁ、こんなカンジで、人生初の富山港線を楽しんで来ましたとさ
面白いよ、富山県

つづき「東岩瀬駅」はこちらーっ!

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2011年12月 5日 (月)

旅日記 ~「とやまえきのとっきうでんしゃ」2011~

(前回「アイトラム:万葉線」のつづきーっ!)

もうちょっと続くぞ、「富山クエスト」シリーズ

さて、高岡市内をぐるぐるクエストした後は、「富山(とやま)」駅に移動。
駅前近くの駐車場に車を停め、駅ビルへと向かう。

ほどなく駅前の交差点に出た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
101
おぉ!富山地方鉄道(地鉄)の路面電車だ

なかなか丸っこくてぷりちーな車両だね

このすぐ左横を見ると…
102
これがJRの駅舎だ。

…っていうか、駅舎はもっと左にある。
現在、北陸新幹線の工事中なので、駅前がゴチャゴチャだ。
写っているのは商店などが入った「駅ビル」だ。

右奥の高いビルの下あたりに、地鉄の駅(電鉄富山駅)がある。
駅の詳細はこちらの日記をクリック

駅前ロータリーの中に高い鉄骨みたいなのがあった。
近くで見たら、なんでも「井戸」(災害時用)を掘ってるとか…。

昼も過ぎて腹が減ったので、昼食を摂ろうと駅ビルに入る。
2階に上がると…

なんと、もう既に北陸新幹線の車両(E2系)が搬入されていたっ!!
(画像をクリックすると拡大するよん)
103
おぉ!いぇい!

これは何とも「ぷりちーで美味しそう」な新幹線だこと…。

車両の裏側も見ることが出来た。
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ほうほう。「かまぼこ」か。

富山はこういった「デコったかまぼこ」が伝統の名産品なのだ。
結婚式のお祝いなどに、「寿」とかデザインされたかまぼこ達が出されるそうで。
他にも、ぷりちーなかまぼこがたくさんあった。

あとでもう1回見に来ようっと

さて、3階に上がって昼食を摂ることに。
レストラン街っぽくなっている中の、最初から決めていた店「白えび屋」に入る。
同行の仲間のオススメ店だ。

…んで、言われたままにオススメ料理を注文する。

ほどなくやって来た料理がコレだ。
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いぃやっほぉ~~~~~~~~~ぅっ!!

白えび天丼」だぁ
これで730円
えび本来の味を味わってもらうため」ということなので、
味付けはあっさりだ。好みで塩や醤油を付け足そう。
もちろん、そのままでも充分美味しい

他にも、カニほたるいかなどもあるので、旬に合わせて何度かトライ(渡来)することをオススメする。
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単品料理もあるので、「呑んべぇ」でもダイジョーヴ

とっきう列車乗る前に、ココに寄ってプレ宴会
あとは「居酒屋サンダーバード」なり「スナックはくたか」なりで2次会を。

お腹も満足したので、駅の北口へと移動する。
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さて、ココからが富山駅周辺でのメインイベントだ。

…というところで、左上側のJRホームに、「なんか列車が来るよ~ん」と放送があった。

「何が来るのかなぁ~」と見ていたら…
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お、サンダト。

目の前でちょうど停まった。
富山止まりの列車だ。停車直後から字幕がくるくる…

側面のマークも撮影。
109
…こういっては何だが、475系でも来るのかとワクワクしていたのだが。

ちょっと「当たり前」過ぎてガックリ。

では、改めて。
立っている場所から右側を見る。

すると…
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こんな景色が見える。

目の前になんかホームっぽいのがあるねぇ~。

近寄ってみた。
111
富山駅北」駅だそうで。

ちゃんと読むと「とやまえききたえき」になるね
(むかし、京成にも「国鉄千葉駅前」駅というのがあった。今の「京成千葉」駅)

そう、ココは富山県にある三大路面電車の1つ「富山ライトレール」の始発駅だ。
(富山には「ライトレール」「地鉄」「万葉線」がある)

駅の全体が映るように下がって撮影。
112
う~ん、入りきらなかった…。

何気にホームが長い。

…お、右はじに美女がいる

アップで見てみよう
(画像をクリックすると拡大するよん)
113
背景の絵と電柱と服の色が絶妙にコラボしてて、なんかすんごくイイ雰囲気

えぇのぉ~~~♪

では、ホームに行ってみよう。

…お、ココにも何かいる~
(画像をクリックすると拡大するよん)
114
カボチャーマンだっ

ハロウィンの季節だからなぁ~。
(2011年10月8日撮影)

ココもグーゼン、左にいる女性の服装もコラボってるねぇ
みんなおされだなぁ…。(イイことだ)

さて、いよいよ電車に乗って出掛けてみますか。
…って、ここで お時間ナリ~~~(何の?:笑)

つづきはまた次回ね~。

つづき「ポートラム」はこちらーっ!

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2011年11月28日 (月)

旅日記 ~「アイトラムに愛捕らむ:万葉線2」2011~

(前回「万葉線:越ノ潟駅」のつづきーっ!)

越の潟、まったりのんびり大作戦」の後は、高岡駅方面へ戻り、城端(じょうはな)の貨物列車を撮りに行くことに…。
(この富山シリーズの日記は、実際の行動とは順番が逆に連載されているので、ご注意を)

万葉線「越ノ潟(こしのかた)」駅周辺でまったりタイム
51
駅の目の前の渡し船(フェリー)乗り場はサイコーだ

すぐ横に建設中のつり橋「新湊大橋」も見事だ。
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完成したら、ドライブデートスポットになっちゃったりするんだろうなぁ…。ゼッタイ

いったん、駅のホームに戻る。
ホームから、線路のはじっこと船着き場を見る。
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ジオラマに良さそうな光景だ

ホームの先端を見る。
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先っぽは延長された跡があるねぇ…。

良く見ると、ホームの右側には線路を剥がした跡が…。

1面2線だった駅を、1面で2両(2編成)停まれるように改造したっぽい。
ダイヤ(臨時電車)調整とかで、ホームに2編成を停められるようにしたのかな?
それともワンマンカー対策?

さて、車に乗って移動しようと思っていたら、踏切が鳴りだした。
次の電車がやって来るようだ。

…あ、なんか来た。
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おぉ!カッチョエェーーーーーっ!!

なんだこの赤い電車ゎ?!

カッチョエェのが停車した。
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う~ん、右の自販機と同じくらい目立ってる。(笑)

…ってか、デザイン、カブッてる?!

お客も降りたので、近寄ってまぢまぢ眺めてみることに。
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まぁるいのぉ~~。

…そっか。
こう言ってはなんだが、「こんなへっぽこなローカル路面電車」に、こんなカッチョエェ最新デザインのライトレール車両がいるとは思わなかった。

スゲェぜ、富山

万葉線は開業10周年なのかぁ~。
緑色のステッカーが赤い車体に似合ってるね

前のほうにも行ってみよう。
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う~ん、な香り

ヨーロッパの路面電車のフンイキでいっぱいだ
色と形のせいか、スイスの車両っぽい。

この車両、形式は「MLRV1000アイトラム)」という。
「MLRV」の意味は、車体の窓上に書いてあった。

誰もいないので、車内も見てみよう。
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運転席と客席の床の高さの違うこと…

振り返ってみた。
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低床車両って、最近のバスと雰囲気が似てるね。

外に出て、中間部分を見てみる。
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窓と外板に段差がナイから、キレイなラインが出ててカッチョエェ

…あ、船が着いて乗客がやって来た。
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新しい車両と若いファミリー」って、絵になる組み合わせだね

そろそろ出発の時間になるので、ホームを出て、電車の反対側に移動した。
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比較的新しいモノの多い風景の中に、年季の入ったホームが「一人」…。

若者を見守る「ご隠居さま」のようだ

電車が発車したので、我々も車に乗り込む。
そして線路に沿って高岡駅方面へ移動。

隣の駅前に着いた。
この駅の名は「海王丸(かいおうまる)」という。
…そう、ココはあの大きな帆船「海王丸」の本拠地なのだ。

今日は停泊していなかった…。

またもや踏切が鳴った。
しばし待つ。

電車が来た
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おぉまたもやカッチョエェやつ

この線路、どう見ても工場の敷地の間を走りぬけている貨物線っぽい…。
イイねぇ~、こういう雰囲気
(実際は、富山地方鉄道「射水(いみず)」の譲渡区間だ)

電車は駅に停車。
65
このすぐ左側がホームだ。

ココからは工場群の中の道路を進む。
ほどなく、先ほど(前回の日記)の併用軌道に戻って来た。
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あれぇ~、またもや赤いファッションリーダー

そんなにたくさんいるんだぁ…。

なぁ~んとなく、大昔の東急「たまでん」の「ペコちゃん(いもむし)」っぽいイメージも…。
意外と富山って、おされだなぁ~

…こんなカンジで「アイトラムに愛捕らむ」出会いは終了した。
路面電車もイイねっ

つづきはこちらーっ!

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2011年11月24日 (木)

旅日記 ~「まったり、のんびり。万葉線」2011~

(前回「高岡貨物駅」のつづきーっ!)

高岡貨物駅ぐるり盗撮大作戦」の後は、すぐそばを走る路面電車「万葉線(まんようせん)」のリスペクトを開始

氷見線の「能町(のうまち)」駅から北上して高岡貨物駅に向かう途中、しばし路面電車の線路と並走した。
01
この路線は「万葉線」といい、高岡駅から港に向かって伸びている路面電車だ。

どことなく「函館(はこだて)市電」や「伊予鉄(いよてつ)」にも似た光景。
まぁ、地方都市の路面電車(併用軌道)は、どこも似たものになってしまうのだろう…。

だが、この路線が面白いのは、この先だ

港に近付くにつれ、「市街地」というよりは「工業地帯」という雰囲気になる。
しかも、途中から線路が単線になるのだ。
02
イイねぇ~

ところどころ路面電車らしからぬ雰囲気の場所を通り抜ける。(工場の脇とか)
これは他の路面電車にはナイ醍醐味だ
この単線区間、元々は、「加越能(かえつのう)鉄道」(その前は「富山地方鉄道」)の路線だったそうで。

単線ではあるが、数か所に行き違いが出来る交換用の複線区間(電停も兼ねている)がある。
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ココで両方向の電車がすれ違う。
道路上の青い部分は電停(「新吉久(しんよしひさ)」駅)だ。

しばらく進むと、向こうから電車がやって来た。
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イイねぇ~~

単線なので、なんとなく「江ノ電(えのでん)」っぽい。
だが、車体の色と建物からすると「名鉄(めいてつ)」のイメージのほうが強いかも…。

車の中からガンバって撮ってみる。
05
たいへんよくできました

お互いに走ってて、これだけ撮れればOKでせう

電車の向こうに電停(「吉久(よしひさ)」駅:道路の水色の部分)が見えるね。
夜にココに立っていたら…
立ってる人もクルマ運転している人も、どっちも怖ぇな。(笑)

川も越えたりしてしばらく走り、終点に到着。
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…お、ちょうど電車が停まっていた。

しかもすぐ発車するっぽい。

発車シーンを撮ってみた。
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動き出してすぐいったん停車

すると、ココでが作動し、遮断棒が降りる。
それを確認して再度発車するといったカンジ。

…ってか、誰もいないし見晴らしバツグンなんだから、そのまま発車してもイイんぢゃなくね

まぁ、こうやって電車はてこてこと住宅地の中へ消えていった…。
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のどかだのぉ~~

電車が行ったので、ゆっくり駅を見てみよう
09
う~ん、何ともナイスな佇まい

ホームに行ってみよう。
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この緩~いカーブがイイ感じ

…ってか、「先っぽの延伸部分がカーブに掛かってしまった」というようだね。

ホームの壁を見てみよう。
まずは駅名板を…
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越ノ潟(こしのかた)」駅というのか…。

決して「 越ノ湯」ではナイぞ

この駅に来る電車は比較的多い。
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ほぼ15分間隔だね。

利用客を増やすために、本数を多く設定している。
たしかに、これだったら便利だ

万葉線の路線図があった。(画像をクリックで拡大)
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結構、長距離を走ってるんだね~。

この中の、「(14)能町口(のうまちぐち)」から「越ノ潟」までは、昔の富山地方鉄道「射水(いみず)」線をそのまま再利用しているそうな。

「(19)庄川口(しょうがわぐち)」の手前には長い鉄橋がある。
この路線図にも写真が載ってるね。(右下の「撮影スポットB」)

…お、なんか文字だらけのカンバンもあるぞ。
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おぉ!さすが「万葉線」というだけあって、万葉集の歌が掲げてある。

その横には…
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電車まつり」が開催されるそうな。

…ってか、ちょうど今日ぢゃないかっ
でも時間ナイしなぁ~~~。う~~~ん…。

さらに隣には…
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おぉ!いぇい!!

食いてぇ~~~~~~~っ

やっぱ「富山」といえば「カニ」「エビ」「ホタルイカ」でせう

…さて、海産物に夢中になっている場合ではナイ。
つづきをば。

駅(線路)のはじっこはこんなカンジ。
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目の前に建物が立ちはだかっている。

しかもその先は海だ。
線路はこれ以上進むことは出来ない…。

この建物はフェリー乗り場で、対岸までの「渡し船」的役割をしている。

建物に近付いてみよう。

…あれ?なんか看板が立ってるぅ。
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…イカした看板だこと

建物の中に入ってみた。(画像をクリックで拡大)
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目の前に見えるオレンジの物体がフェリーだ。

出入り口の上には時刻表が。
大体15~30分おきに出航しているね。

電車と接続がしっかり取れている。

…ってか、時刻表の標記

日本語と英語の他にロシア語も書かれているぅーーーーっ
しかも、英語よりも順位が上(笑)

さすが、日本海の港。
日本海の対岸は、もうだしぃ~。(北朝鮮もだね)
事実、ロシアから来る貨物船も多い。

さて、気になるフェリーの料金だが…
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そう、「無料」なのだ

県営」なので、料金は徴収していない。
…ってか、もともとこの部分の港(富山新港)は存在していなかった。
従来の小さな港(伏木港と富山港)しかなかった。

それが、大型船が泊まれるように、新港の建設工事を行ったそうで。
そしたら、「線路が海で分断されてしまう」という事態になり、この部分は船で連絡するということになった次第。
港の向こう側の線路は1980年に廃線になってしまった。(富山地方鉄道「射水(いみず)」線)

…お、フェリーが出航した。
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のどかだねぇ~

無料だから、往復してみても良かったのだが
まったりみぢかい船の旅

フェリーは、ゆっくり対岸に向かって進んで行く。
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むかし、瀬戸内で見た光景にも似ている…。

対岸の乗り場は、こんなカンジ。
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奥に見えるオレンジ色の屋根の建物あたりが、たぶんそうだ。

現在、横に大きなつり橋(新湊大橋)が造られている。

岸壁の先っぽから、振り返って乗り場を見てみた。
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イイねぇ~

イイ感じにコンパクトにまとまっている。
ホントに静かでのどかな、まったりタイム

この位置から左側を見ると…
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手前には巡視艇らしき船が並んで泊まっている。

奥の対岸は、工業港の岸壁になっていて、大型運搬船が積荷の出し入れをしていた。

…こんなカンジで「越の潟、まったりのんびり大作戦」は終了した。
ココ、かなりイイねっ

つづきはこちらーっ!

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2011年11月21日 (月)

旅日記 ~「コンテナ de テトリス:新湊線高岡貨物駅」2011~

(前回「能町駅」のつづきーっ!)

能町(のうまち)」駅を発車したコンテナ列車の、ストーキングを早速開始

目的地は貨物線の終点にある「高岡貨物(たかおかかもつ)」駅。
車に乗り込み、てこてこと出発。

そんなに慌てなくてもモウマンタイ(無問題)。
なにせ、この貨物列車はトロい
高速貨物」という種別の列車なのだけどね

能町駅から北上して、しばし路面電車と並走する。
この路線は「万葉線」という。(後日別途ご紹介する)
ほどなく、高岡貨物駅に到着。

車を停められる場所を探す。

…お、ココで曲がってみよう。
601
…わーーーーっ!!いきなりコンテナ!
しかも20フィートぉーーーっ

フェンスの切れ目(入り口)を塞ぐように「でで~ん」と積み上げられている。

…仕方ナイ、もう少し奥に行こう。

道は、駅に沿って伸びている。
602
このように、道路からはコンテナがビッシリと並んだ姿が見える。

…なんかテトリスっぽい

奥まで行ったら、車を停車できる場所があったので、降りて少しだけ撮影。

いろんなコンテナがあるぞ
603
おぉ!国鉄の最終モデル
左上に赤い「JNR」マークも残っているね。

この青いのを最後に、JR貨物に移行し、あの水色コンテナが製造された。
その後は現在のワインレッド色のコンテナへと進化。

貨物駅に沿って移動。
604
おぉこれはタンクコンテナ。

ラテックス専用」って書いてあるねぇ~。
…タンクの中に入ったら気持ち良さそう♪

貨物駅の事務所付近の、駅の入り口側に到達。
605
このように、コンテナ積んだトラックが出入りしている。

この駅は、港の少し手前に設置されている。
貨物線の名前は「新湊(しんみなと)」線といい、昔は旅客駅もあったそうな。

昔の、本来の終点(「新湊」駅)は、もう少し奥の海沿いまで伸びていたそうで…。
今、その廃線部分付近には「万葉線」の路面電車が走っている。
この高岡貨物駅は、2002年に現在の位置へ移転したとのこと。

この駅の周囲を見まわしてみる。

まず、すぐ右側を見ると…
606
赤い橋の向こうに工場が見える。

この一帯は工場地帯で、製紙工場などが多い。

橋の部分には川(運河?入り江?)がある。

さらに右を見る。
607
道路のすぐ向こうは水面だ。

小型船がたくさん泊っている。
工場地帯だが、船は漁船っぽいね。
この右奥は、1Kmくらいで海だ。

…さてさて、視線を貨物駅に戻そう。

ストーカーしようとした列車は、とっくに到着していた。
…チッ。(笑)

駅では、貨車の入換え&コンテナの積み下ろし作業が行われている。
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…お、なんか来たよ~~~んしかもバックで。

そして…
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テトリスコンテナに近付きぃ…

やさぁ~しく…
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ぷっすり

そ~こ~か~ら~のぉ~~~
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ぃよっこいしょっと

やーん重くて腕がプルプルしてきたぁ(…えっ?)

おーもーいーっ早く早くぅ
612
そ~ぉれっ

やったぁー!上手に載ったよぉ~(…なぜ乙女?)

…こんなカンジで(どんなカンジなんだよっ!)、手際良く積み下ろしが行われる。

そのフォークリフトを撮ってみた。
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うん、良く撮れた

…って、志村ーっ!うしろーっ!うしろーーっ!!

あーーーーっ!!なんか動いてるぅ

慌ててカメラを後ろに合わせる。
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おぉシブい機関車だ。「D352」と書いてあるねぇ~。

色といい、カタチといい…(わぉ)

背面の工場もイイ味出してるぅ~

機関車をアップで。(↓クリックで拡大)
615
…素晴らすぃ

この機関車は、「荻布倉庫」という会社の所有だそうで。
荻布倉庫への貨物輸送は、昔に終わってしまったらしい。
機関車だけまだ借りて使ってるそうな。

いやぁ~、まったく下調べしてなかったので、かなりサプライズな出会いとなった

…さて、次の「城端」線への移動のために、車に乗り込むことに。
(この富山シリーズの日記の順番は、実際の行動と逆に進んでいるので注意されたし)

車に向かっててこてこ歩くと、目の前に放置(あまり動いた形跡がナイ)されたコンテナが…。
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中の積荷がぁ~~~~っ!!

う~ん、この中は、劇・物・地・獄

そして、その横には…
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ぱかーーーーーーーーーーーんっ

全開バリバリのコンテナだ。
これ以上はもう開かない。
丸出し」の「モロ出し」だ

まさかコレって……「虫干し

…こんなカンジで「高岡貨物駅ぐるり盗撮大作戦」は終了した。
コンテナ列車もまぁまぁイイね。(笑)
(私は「タキ(石油タンク)」などの「車扱(しゃあつかい)列車」が大好きなので)

つづきはこちらーっ!

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2011年11月17日 (木)

旅日記 ~「いろんなコンテナ見れまっせ!:氷見線能町駅」2011~

(前回「コンテナ列車偶然電撃追跡作戦」のつづきーっ!)

今回も、前回の「城端(じょうはな)線コンテナ列車」に関連したモノを…。
まず、富山県に来て最初に訪れたのがココ。(2011年10月8日)
理由は、「コンテナ列車を撮影したいっ!」という同行の友人の一言だ。

場所はJR西日本の氷見(ひみ)線「能町(のうまち)」駅(富山県)。
501
ヒジョーにローカルな佇まいだ

ココは、起点の北陸本線「高岡(たかおか)」駅から2つめ。
502
前回の城端線と同じ高岡駅が起点だが、逆()の方向に伸びている路線だ。

ローカル線ゆえ、旅客列車のダイヤはこんなもの。
503
う~ん、少なひ…。

だが、北陸本線の「富山~直江津」間もこんなもの。
幹線でさえそうなんだから、本数は「多いほう」なのかもしれない…。

駅前の様子をば。
504
駅前は案外広い。

右奥は氷見方面。

駅舎前はこんなカンジ。
505
店舗は無く、いきなり目の前にアパートがある。

このアパートのカンバン(名称)が「マンション」になっているのは気のせいか…?

この場所から真後ろに振り返ると…
506
おぉなんかいるぞ

近づいてみよう…
507
国鉄時代のコンテナだ。それも新旧ある。

右側のは平成の時代(JR移行後)でも見られた、フツーのタイプ。
問題なのは左側(笑)

さらにアップ。
508
いやぁ~古い

これってKATO(Nゲージ)の古い製品のコンテナ貨車に載ってるヤツだぜぃ!!
(ビミョーにタイプ(扉の位置とか)は違うが…)

ご隠居コンテナ」を撮影していたら、奥のほうから音が聴こえてきた。
見てみると…
509
おぉ貨物列車だっ

…そうそう、これが目的だったんだっけ。(笑)

無人の駅舎を抜け、線路際(構内踏切)に立つ。
ココで1枚。
510
列車は、ホームの向こう側の側線に停車した。

ホームまで行き、近寄って1枚。
511
イイねぇ~

下から舐める」アングルで撮ってみた
どぉ?

機関車「DE10」も、よく見てみよう。
512
う~ん、「模型と一緒」という感想。

汚れ具合がイイ
このオリジナルの色も、今や貴重になってきたんだろうなぁ…。

小休止の後、発車時間となった。

前方を見る。
513
正面奥のの手前で、線路が二手に分かれる。
左側が本線。右側が貨物線だ。

この駅からは、貨物線が貨物駅へと伸びている

当然、このコンテナ列車は右側へ進む。

列車が動き出した
514
黒煙もうもうと、力強く動き出す。

カッチョエェのぉ~~

ゆっくりと、静かに、列車は加速する。
515
イイねぇ~~。

さらに撮影。
516
長いのぉ~

…あ、コンテナの色が青系に変わった
いろんなコンテナが載っているねぇ
何気に面白い

こうして、この「高速貨物」列車はゆっくりと去っていった。

ココで、駅を見回してみる。
517
へぇ~、「JR西日本」と「JR貨物」のカンバンが両方出てるんだぁ…。

どっちの職員もこの施設を使う」っていうコトかな?

チョットしたら、旅客列車がやって来た。
518
ココの列車は、「キハ40」系列に統一されている。(つい最近、統一された)
コレは「キハ40(奥)+キハ47(手前)」だ。

ホントは前述の「忍者ハットリくん列車」を撮影したかったのだが、やって来たのはフツーの車両だった。
…なんか、この色ってさぁ、さっきのコンテナたちと同じ色だよねぇ~。

…ん?どうやら列車交換をするっぽい。

少し待つと…
519
下り列車もやって来た。

こちらはキハ40の1両編成だ。
…1両だから、「編成」とは言わないか

下り列車はすぐに発車。
520
み、みぢかひのぉ…。

列車は、森の左側に向かって去っていった…。

何も、誰も、いなくなった駅に佇み、ふと足元を見る。
521
放置されたポイントだ。

昔は「貨物の拠点駅」として栄えていたのだろう。
構内も広いしなぁ…。

チト「諸行無常」や「(つわもの)どもが夢の跡」のフレーズが、頭をよぎる。

…こんなカンジで「コンテナ列車まったりお出迎え作戦」は終了した。
さて、このコンテナ列車を、今からストーカーしますか

つづきはこちらーっ!

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