旅日記 ~「Oh!No!ぜんぜん写っとらんやんけ:能生」2011~
(前回「ダスヴィダーニァ!富山港」のつづきーっ!)
「富山漫遊記」の帰りに寄った駅のおハナシをば…
(すべての画像はクリックすると拡大するよん)
2011年10月8日、富山駅からの帰り、車で新潟県の石打に向かっていた途中に、JRの駅に寄った。
ココは北陸本線の「能生(のう)」駅。
時間は22時過ぎだ。
日本海に面した小さな平地に接するようにある駅で、ハッキリ言って超ローカル駅だ。
暗い駅前広場に車を止め、改札に向かう。
路線図を見ながらいろいろ考える。
う~ん、どこに行くにも遠いなぁ…。
前回、豪雪の中を通過した時のことも思い出す。
…よく金沢まで行ったよなぁ~、青春18きっぷでさぁ。
(当時の日記はこちらをクリック)
…思えば遠くに来たもんだ。
ちなみに、ココの線路の電気は直流区間。
交流区間は3コ先の「糸魚川(いといがわ)」駅から。
「梶屋敷(かじやしき)」~「糸魚川」駅間に「デッドセクション(無電区間)」があり、そこで切り替える。
感慨にふけりながら、無人の改札内に入る。
手前の2番のりばに、本日の最終列車がそろそろやって来る。
なので、「直江津・新潟・東京」方面の階段を上ることに…
(「東京」方面って、もう直通列車ナイでしょ…)
寒風(海風)の吹くホームに上がる。
…当然、誰もいない。
来た証拠に駅名板を撮ろうと思ったら、電照式ではなく真っ暗け。
う~ん、肉眼ではよく見えるのだが…
(これ以降の暗い写真は、明るさの補正をかなり掛けてある)
仕方ナシにフラッシュを付ける。
あまりやりたくはナイのだが…
まぶすぃい
線路は4線あり、待避が出来る一般的な造りの駅。
緩いカーブの途中にあり、手前(新潟)側は長いトンネルだ。
階段部分と、その付近のホームの防風板が物々しい。
冬の日本海から吹きつける寒風は、相当なものなのだろう…。
周囲は真っ暗で何も見えナイ。
左側はすぐ山だろう。
…たぶん。
突然、金沢方面のホーム(3番のりば)に列車接近のアナウンスが鳴った。
よく見ると、トンネルの中にヘッドライトがまぶしく光っている。
だが、ずっと見ていても一向に列車はやって来ナイ。
どんだけ長い直線トンネルやねん★
しばしののち、やっと列車はやって来た。
列車は何だろう?
金沢方面の普通列車はもう終了しているし…。
特急列車(はくたか)かな?それとも寝台列車?(わくわく)
だけど、真っ暗。
…あ、貨物列車だ。
EF81型が牽引しているコンテナ列車。
ゆえに、EF81の側面の白帯しか写ってナイ…。
めげずに撮影を続ける。
今度はコンテナの白い部分しか写ってナイ…。
テールライトが無情にゆらゆら揺れている。
こうして、貨物列車の撮影は大失敗に終わった。
…か、完敗だぁ。
肉眼で見ている分には、迫力あったのにぃ~っ
でも、暗闇の高速貨物はカッチョエェ
しばし凹んだのち、気を取り直して3番のりばへ移動。
「富山・金沢・大阪」方面の階段を上がる。
ほどなく列車接近のアナウンスが…
本日の最終普通列車「直江津(なおえつ)」行きだ。
JR有数の「本線」なのに、22時半で終電とゎ…。
列車はゆっくりとホームに入線してきた。
しかも新色の「ブルーマン」だっ
「食パン電車」こと419系が先日引退した今、これも「骨董品」のトップクラスになった。
ちうごく的に言えば「国家保護級」だ♪
横から来る寒風に耐えながらもアップで1枚。
カァ~~~ッチョエェ~~~★
暗闇なので、外部の塗色は関係なくなっている。
…もう何色でもエェ。
ホームに降りた乗客も、ほんの数名。
(…でも、いたんだぁ。(笑))
周囲には国鉄チックな機器音が響き渡っている。
…ってか、それしか音が聴こえないほど静かだ。
…ま、仕方ナイよね。
フラッシュ焚けナイしね。
ホームで出発の様子を見ていたら、ガラガラの車内に座っていた娘がこっちを見てビックリしていた。
…そりゃそうだ。
あんな真っ暗な無人のホームの先端に、人が1人ポツンと立っていたら怖いわなぁ。
列車はゆっくりとトンネルの中へ消えて行った。
さて、車に戻ろう。
階段を下りて、降りて来た乗客たちと一緒に改札へ向かう。
乗客たちも、奥の無人(のハズの)ホームから人が降りて来たのでビックリしていた。(笑)
駅前広場には迎えに来た家族の車が数台。
みんなそれらに乗り込み、早々と闇夜へと去って行った。
これで、この駅の本日の営業は終了★
…といっても無人駅だが。
(駅事務室はある)
と~っても貴重な体験&時間だった。
…だが、写真的に言うと「Oh!No~~~!」ってなカンジだった。
次にまた能生駅に来るのはいつのことだろう…?
10年後?それとも来月?!
----------------------------
★ おまけ ★
最近のコメント