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2019年8月

2019年8月19日 (月)

シルクロード一人旅日記 ~「我的長征 2006」その42:ウルムチから北京へ~

前回「その41:トルファンからウルムチへ」からのつづきーっ!
「その1」はこちら

このシリーズは、「香港」からスタートし、中国奥地にあるシルクロードの街「カシュガル」「トルファン」「ウルムチ」を巡って、無一文に近い状態で「北京」へ戻って来た、1ヶ月半の過酷な一人旅。

…では、スタート

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2006年7月24日(月):くもり のち 雷雨

烏魯木斉(ウルムチ:ئۈرۈمچی) → 北京(ペイチン:Beijing)

おはよう

今日は9時頃に起床した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4201
(7月5日撮影)
ウイグルで迎える最後の朝だ

写真は行きに撮ったモノなので晴れているけど、今日は少し曇っている。

これから乗る飛行機は14:45発なので、昼過ぎまでのんびり出来る。
空港の真横のお宿だと移動が楽なので良い

ちなみに、今日の飛行機とお宿は、7月15日にウルムチ市内の旅行社で予約しておいた。
日本語が話せるおねぃさんがいたので、実にスムーズに予約出来た

シャワーを浴びてTVを観たりして、昼までゴロゴロ。

そして、12時過ぎにお宿をチェックアウトする。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4202
(7月5日撮影)
行きも帰りもお世話になったよぉぉぉ~~~ん

この「機場賓館」は、周りに何もないのを除けば、なかなか良いお宿だった

では、空港へ行こう。

…と言っても、目の前にあるので余裕で歩いて行ける。

お宿のすぐ目の前にある空港のゲートを通る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4203
(7月5日撮影)
自転車や歩行者はゲートが無いのでそのまま通過ぁ~。

…と言うか、歩道が無い。
これ、駐車場用のゲートなのか

ゲートから左を向くと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4204
(7月5日撮影)
あれッス

奥に見える建物が国内線ターミナルだ。
ちなみに、国際線ターミナルは右側にある。
(昨日の空港の写真がそう)

車に轢かれないように端っこを歩いて、数分でターミナルに到着。

やっぱり、歩いて来れるのは楽だねぇ~~~~
バスやタクシーの時間とか言葉の問題とか一切関係ないし、所要時間が確実に判るのでね。

カウンターに行って航空券を見せてチェックイン。
搭乗券をもらって手続き完了。

ただ今、12時45分

…空いていたのでチェックインが簡単に済んだから、時間が余っちゃったねぇ~。
搭乗開始まで1時間半ほどあるね。

指定された13番ゲート前のベンチに座って待ってまひょ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4205
(7月5日撮影)
涼しいぃぃぃ~~~~~~

…おっ、そういえば久々のクーラー様だ。(笑)

行きの7月5日にこのロビーを利用して以来、今日までクーラー様を使わなかった(出会わなかった)なぁ…

さて、ここで今から乗る便や今夜のお宿を再確認しよう。

まずは、ひこーき。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4206
(2006年当時の実物を撮影)
すでに読めなぁーーーーーーい

年月が経ってしまったので、印字が薄くなって読めなくなってしまった。
他の搭乗券は、2019年の今でもしっかり読めるのに…

この写真で判るのは、「中国南方航空」に乗るという事だけだ。(笑)

これでは何が何だか解らないので、搭乗券ではなくて「航空券」をご覧いただこう。

これが航空券。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4207
(2006年当時の実物を撮影)
こちらはハッキリ読める

烏魯木斉(ウルムチ)」14:45発の「北京(ペイチン)」行きCZ6903便だ。
北京には18:10到着予定で、所要時間は3時間ちょっとらしい。

…速ぇぇぇ

列車で4日も掛かる所を、ひこーき様は3時間ちょっとで移動してしまう。
2019年の今は、列車も新幹線になったのでかなり速くなった)

次に、今夜から帰国日(月末)まで泊るお宿の証明書(と言うか「控えのメモ」)が、こちら。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4208
(2006年当時の実物を撮影)
たっぴつーーーーーーーーぅ

ウルムチのビルの真っ暗なオフィスで、奥でポツンと仕事していたおねぃさんに書いてもらったものだ。
ビルの入口で警備員さんに案内された時は、真っ暗な部屋の中を歩いて行って不安だったけど、ポツンとライトが付いた机で仕事していたのは若いおねぃさんで、しかも日本語がペラペラだったのでビックリした次第。
希望を全部伝えたら、全て迅速に予約してくれた。

これは、そのお宿の分。

7月24日の夜から8月1日の朝までの8日間を1部屋。
費用は500元×8日間=4000元+手数料50元。
お客様の氏名は、まりりん。
7月24日にCZ6903便で北京に18:10に着く。
おおよそ19:30(北京時間)にはホテルに到着する予定。

…と、書かれている。

これを、北京のお宿で待っている別の旅行会社の人に見せて現金を支払えばOKという事だそうで。
(すでに電話でも連絡済みだけどね)

ちなみに、お宿の名前は「天倫松鶴酒店」と言う。
(日本語での通称は「まつつる」。「松鶴」は「ソンフー」と読む)
数年前にも泊ったことがあるので、安心だ

おねぃさんの署名を見ると、「新疆中国国際旅行社 日本部」となっている。
どうりで日本語がペラペラなはずだ

…で、北京で待っている人の会社名(一番上に書いてある)は「北京中国婦女旅行社」。

…オラ、婦女子(笑)

おねぃさんが知り合いに連絡したら、こうなった次第。

そして、今から移動する距離は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4209
(2016年のグーグルマップより)
端から端へーーーーーーーっ

…東京
…北京
…香港
…トルファン
…ウルムチ
…カシュガル

今はからへ移動する。

ちなみに、今回の旅行はと移動している。
やはり、ウルムチがウイグル自治区内での移動の拠点になる。

…こうやって見ると、中国でまだ行っていないエリアはチベットだけだ。
(細かい都市で言えばたくさんあるけどね)

余談だが、カシュガルと北京は、秋田盛岡とほぼ同緯度(北緯39度)だ。
ウルムチやトルファンに至っては旭川くらいの緯度(北緯43度)なのに、何だこの灼熱具合は…
夏で言えば、海に面した香港が一番涼しいという、この不思議。
(東京都心はヒートアイランド現状で異常だからねぇ…)

そろそろ搭乗開始時間だぞ。

今から乗るひこーき様は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4210
(7月5日撮影)
よろしくねん

これは行きに撮った機体だけど、まぁほぼ同じっしょ。

アナウンスが流れ、搭乗開始。

列車と違って、中華人民も静かにゆっくりと乗り込む。
やはり、飛行機を利用する金持ち人民は教養と民度が高い。

指定された席は「34A」で、翼のすぐ後ろの窓側なので見晴らしは抜群だ

飛行機は時刻通りに離陸した。

安定飛行に入ると、眼下には岩砂漠が無限に広がっているのが見えた。
オーストラリア大陸を縦断した時も、こんな景色だったなぁ…
(日本発のメルボルンやシドニー行きに乗ると観られるよん)

ほどなく、飲み物と食事が出た。

・ポロ(ウイグルのピラフ)
・パン2個
・ハミ瓜3切れ
・大根の漬物

ポロは、羊肉とにんじん・干しぶどう等のピラフなんだけど、このポロには肉が入っていなかった。
つまり、ただの「人参ピラフ」だ。

ポロとラグメンが選べたが、きっとラグメンも「ピーマン焼うどん」くらいのレヴェルだろう…

全体的には、ムスリム(イスラム教徒)向けの食事内容だね。
漢民族向けっぽいのは漬物だけだ。

炭水化物と糖分でお腹が膨れた(笑)ので、しばしまったり。

.....zzzzzZZZZZ

…おっ、軽く寝てしまったようだ。

すると、「まもなく北京空港への着陸準備が始まりますので座ってください」とアナウンスが…

えー、もう着いちゃうの!?

早過ぎるぅぅぅぅぅ~~~~~っ

外を見ると、北京上空にはものすごい雲が…
また天気が悪そうだ。
北京の雷は強烈だからなぁ…

飛行機は少し揺れながらも、ほぼ定刻に「北京首都国際機場」へ無事に着陸した。

やっぱり雨が強いねぇ…
機体にも雨がガンガン当たっている。

飛行機を降りて、ターミナルを出る。
(国内線なので簡単に出られる)

さて、市内へ向かうぞ。

ターミナルビルからは各地に行くエアポートバスがたくさん出ている。
タクシーの呼び込みも多く(白タクも多いので注意)、その度に断るのに多少イラつく。

バスのカウンターで「松鶴酒店に行きたい」と告げたら、「3綫(3号線)の北京駅行きに乗れ」と言われた。
16元(約210円)で市内に行けるので、ド貧乏の今のオラにはありがたい
(この2006年当時は、まだ空港への鉄道路線が無かった。2008年の北京オリンピック時に開通)

バスに乗り込むと、ほどなく発車した。

ただ今、18時半

今のところは予定通りだ

さて、今からどのように移動するのかというと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4211
(2006年当時の地図を撮影)
真っ直ぐやでぇぇぇぇ~~~~っ

…首都国際空港
…北京駅
…天倫松鶴酒店
…天安門と故宮

結果的にはと移動した。

空港から市内へは、黄色い高速道路をひたすら真っ直ぐ走ればすぐに着く。
距離は約20Kmで、この道は何回か通ったことがあるので安心だ

バスは実に快適で、さすが首都の乗り物なだけはある。
高速道路も滑らかに走る。
まだ雷雨が凄くて外の景色は遠くまで見えないけど、ゴミがほとんど落ちていないことにも驚いた。

…ずいぶん良くなったなぁ~。

海外旅行に行ける市民も増えたので、外国のキレイな街並みを見て「」や「環境」に対する意識もだいぶ高まったのだろう。
オラが初めて中国に来た時に比べたら、雲泥の差だ
お金が欲しくて夜中にマンホールを盗んで売っちゃう奴がいたので、「夜の道は足元を見て歩け」と言われていたよん。
ゴミ・泥水・マンホールの無い穴・ほんのわずかな照明……とにかく歩きにくかった。(当時はほとんどが未舗装)

沿道の看板を見ると、この高速道路は先週あたりから10月1日まで改修工事をしているとのこと。
10月8日安倍首相がやって来るから、それに合わせて工事しているのかな
ちなみに、この道や首都空港は日本の技術協力で出来ている。
それ故か、中国の高速道路の設備や標識類のデザインは、日本と結構似ている。

高速道路を快適に走って市内の環状線とのジャンクションに来ると、バスは途端に動かなくなった。
前方を見ると、テールライトの大行列。

…そうだ、月曜日の夕方だ。

平日の帰宅ラッシュに見事にハマッてしまったようだ。

北京は地下鉄路線も少ないので、ほとんどが車か自転車での移動をしている。
2006年は大々的に地下鉄工事中で、2年後の北京オリンピックに合わせて一斉に開業した)

…全く進まない。

5分で数メートル進んだか…と言う程度。
でも、耐えるしかない。

無事にお宿にチェックイン出来るかな
…ってか、婦女旅行社の人に会えるのだろうか

大渋滞の中、バスは途中のバス停に停まった。

唯一ここにだけ途中停車するっぽい。
ほとんどの乗客が降りてしまい、残っているのは数人のみ。
オラも降りればよかったけど、地理が解っていなかったので、終点の北京駅まで乗ることにした。
北京駅までは、あと2kmくらいなんだよねぇ…

…後で地図を見たら、ここで降りておけばお宿はすぐ近くだったのにぃ~
(地図のの右にあるオレンジの道ね)

バスはリアルにかたつむりの速度で進み、やっと北京駅前に到着した。(地図の
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4212
(2012年撮影)
激しく疲れた…

ただ今、20時

僅かな距離なのに、どれだけ時間が掛かっとんねん
昼間なら、空港からほんの30分程度で来れる距離だ。

バスを降りる。

相変わらず雨は強く降っている。
(雷は収まったようだ)

さぁ、どうしよう

夜だし、雨だし、帰宅ラッシュで全く勝手が解らない。
しかも大雨で駅前は大混乱。

まずは、松鶴酒店がどこにあるのかをきちんと把握しておかなければならない。

なので、駅前の売店に行き、地図(4元)を買った。

そして、おおよその位置を把握。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4213
(2006年当時の地図を撮影)
がお宿だよん

今いる北京駅からは、そう遠くない。

このお宿、実は周囲の全ての地下鉄駅から一番離れた場所にあるのだ。
この地図にはすぐ横に「灯市東口」と書かれた地下鉄駅があるように見えるが、まだ開業していない。
(しかも、この地図の細い道の形や位置は正確ではなかった…

なので、歩いて行くかバスで行くか…という選択になる。
でも、この大雨でバスは動かないし、道は真っ暗でガタガタなので歩きたくはない。

駅前で困り果てて立っていたら、駐車場整理のおじさんが「どこに行きたいんだ」と訊いて来た。

なので「松鶴酒店に行きたいんです」と言うと「おぉ松鶴かっ」とすぐに理解してくれた。
そして「日本人かい」と訊いて来たので「はい」と答えると、目の前を通りかかったタクシーを無理やり停めてくれた。
タクシー乗り場ではなかったけど、「外国からのお客さんが困っているから乗せてあげて」と、おじさんが運ちゃんを口説いた。

お金が無いけど、もう乗り込むしかないっ

タクシーに乗り込んで「松鶴酒店まで」と言うと、運ちゃんが「はぁ~」と全く理解不能な顔をしてきた。
すると、おじさんも一緒になって「松鶴だよ●●にあるっ」と一生懸命に説明してくれた。
(●●は聴き取れなかった…)

運ちゃんも大体の場所は把握出来たようで、発車することに。

駐車場のおじさんに「謝謝!!」とお礼を言うと、おじさんもニコニコ頷いてくれた。

おじさん、優しい~~~~~~

やっぱり北京の人達は親切だ。
昔もだいぶ親切にしてもらったことがあるのでね

タクシーは、駅前から裏道を通って北上した。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4214
(2002年撮影)
このような道をひたすら走る。

当然、この時は道が真っ暗なので撮影出来ず。

運ちゃんが再度「どの辺にあるんだい」と訊いて来たので「王府井(ワンフーチン)の近くだよ」と言うと、無線でやり取りを始めた。
すると、無線の向こうから正確な位置を教えてくれたようで、運ちゃん、さらに空いている裏道を選んで走り出した。

実は、激ラッシュは表の大通りだけで、裏道はかなり空いていた。

これ、バスだったら動かなかったな……タクシーに乗って正解だ

そして、ほどなく「天倫松鶴酒店」に到着した。(地図の
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4215
(翌日に撮影)
そうそう、この道だよっ

この道「灯市口大街」は、有名な王府井の途中から右に曲がった所にある。

このすぐ先を右に曲がって、お宿の敷地内に入ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4216
(翌日に撮影)
見覚えがあるぅぅぅーーーーーーーっ

確かに、数年前に見た事がある。

見上げると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4217
(翌日に撮影)
間違いなぁぁぁぁぁーーーーーーいっ

松鶴」の文字が光っている。

…あれ前回来た時は「松鶴大酒店」だったのに、名前が微妙に変わっているねぇ…
(他のホテルと経営統合したらしい)

料金(19元)を払ってお礼を言って、タクシーを降りる。

そして、いそいそとロビーに入り、フロントへ…

フロントでパスポートを見せると、すぐにチェックインが済んだ。
予約してあったので、手続きが早いねぇ~

すると、フロントの人が「あとで旅行会社の人から電話が掛かって来る」的な事を伝えてくれた。

…そうだよね、もう20時半だしぃ~。

部屋の鍵をもらって、3階の327号室に入る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その42・ウルムチから北京へ-4218
ごうかけんらぁーーーーーーーーん

おぉぅ床がふっかふかだよ

今まで石やタイル張りの部屋が多かったから、何かスポンジの上を歩いているような気分

ベッドやカーテンの生地もしっかりしていて、昨日までとは比べ物にならないくらい、ス・テ・キ 
中国じゃないみたい(笑)

まずは荷物を置いて、ベッドに転がる。

何気にTVを点けて、チャンネルを変えていると…

えぬえっちけぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーいっ

NHK Worldが観られるよーーーーーーーん

7月3日以来のNHK(日本語のTV番組)だ。
1人で狂喜乱舞してしまった。(笑)

ほどなく、部屋の電話が鳴った。

…おっ、掛かって来たぞ

電話に出ると、婦女旅行社の人(お兄さん)からで、「明日の10時に代金を受け取りに行きます」とのこと。
はい、解りました~。よろしくお願いしま~す」と電話を切って、やり取りを完了。

おっしゃ、早速両替すっぺ

明日支払うのは4050元だ。
日本円に換算すると約6万円で、手持ちの現金から差し引くと、残りが2000円と350元(約4800円)になる。

フロントに行って為替レートの表を見ると、6万円だと4021元になる計算だ。

…おっ、僅かに足りない。

350元8月1日の帰国(北京空港を出発)までを過ごさねばならないので、これは厳しいなぁ…
空港へのタクシー代は約100~120元掛かるとガイドブックに書いてあるので、これを差し引いたら230元ぢゃん…。
(帰国便は早朝なので、バスが走っていないのだ)

…すでに破産状態だなや。

幸い、お宿代には朝食バイキングが含まれているので、朝にしこったま食べれば何とかなるか…
朝食付きにしておいて良かった

パスポートケースから6万円を取り出した時に気が付いた。

…そうだよ、これも両替出来るぢゃん

為替レートの表にもしっかりと書かれているしぃ~。
…ってか、それで気が付いたんだけどね。

日本円と一緒に眠っていた各国の外貨のうち、両替可能な金額があるお札を取り出した。
そして、6万円と一緒に「これもOK」と訊いたら「OK」とのお返事が。

ラッキーーーーーーっ

そのお金とは「ユーロ」で、数年前にドイツに行った時の余りモノだ。
わずか15ユーロとはいえ、日本円で言えば2000円くらいはあるので、中国だったら下町で使えば3000~4000円くらいの価値になる。
(西洋人相手の店に行ったら、コーヒーとサンドウィッチだけで即消え去る…)

…ってな訳で、6万円と15ユーロで4021元+148元=4169元が手元にやって来た。

お部屋に戻って、再度計算すると…

持ち金(4169元+350元)-宿代(4050元)=469元となった。

約470元あれば、帰りの空港までのタクシー代(余裕を見て120元)を差し引いても約350元は残る計算になる。

1週間で350元……1日50元で暮らすのかぁ~。
ギリッギリだなや。

それで無理なら、残りの2000円も両替して、成田空港でカードでお金下ろして帰りまひょ。
(盗難防止のため、日本の銀行のキャッシュカードは持って来ていない。Suicaも残金が僅か)
そうすると、1日70元くらい使えるねぇ~。

70元あれば、お部屋で夜に缶ビールを飲むくらいの余裕は出そうだ
(つまみは駄菓子で)

最後の最後は、マレーシア紙幣(リンギット)も少し持っている。
いくらになるか計算していないけど…
(実は5000円近くあったようだ)

27日に東京から友達がやって来るので、その時点でまた考えまひょ

あ~~~ぁ、今日は疲れた。

明日から気が楽だと思ったら、急に疲れが…

さっさとシャワーを浴びて寝まひょ。

では、おやすみんみ~~~~ん

つづき「その43」はこちらーっ!

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2019年8月12日 (月)

シルクロード一人旅日記 ~「我的長征 2006」その41:トルファンからウルムチへ~

前回「その40:トルファン・食べ歩き」からのつづきーっ!
「その1」はこちら

このシリーズは、「香港」からスタートし、中国奥地にあるシルクロードの街「カシュガル」「トルファン」「ウルムチ」を巡って、無一文に近い状態で「北京」へ戻って来た、1ヶ月半の過酷な一人旅。

…では、スタート

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2006年7月23日(日):ド晴れ

吐魯番(トルファン:تۇرپان) → 烏魯木斉(ウルムチ:ئۈرۈمچی)

おはよう

今日は9時半に起きた。

これから新疆ウイグル自治区の区都「烏魯木斉(ウルムチ)」へ移動するぞ

翌日に「北京(ペイチン)」へ移動して、月末に帰国予定。
北京では、日本から来る友達と合流して観光をすることになっている。

11時にロビーでズノンさんと待ち合わせているので、シャワーを浴びてチェックアウトの準備をする。

11時ちょっと前にロビーに行くと、ズノンさんとあのイケメン青年がやって来た。
なので、フロントに行ってチェックアウトをすると…

昨日の宿泊代をもらっていない

と、フロントの漢民族青年が言って来た。

…ほら来た。そんなはずは無いだろ。

毎日しっかりと支払って領収書を…

あっ!昨日のだけもらっていないっ

…仕組みやがったな。

この手のぼったくりにうんざりしていたので、ズノンさんに事情を説明して一緒に戦ってもらった。

さすが、地元民も巻き込むと、騙し方の手口が相手に丸見えになるので、青年の立場が一気に悪くなった。
2人で真顔で怒りながら「おい、どうなってんだよ、ハッキリさせろよ」と凄んだら、慌てて小さなテーブルの引き出しの中から領収書を取り出して…

すみません、確認ミスでここにありました

と、言い訳にもならない言い訳をして、領収書をオラに手渡した。

オラとズノンさんで「いつまでもこんなことをしているんじゃないよ」と言って(オラは日本語で言った)睨んで、一件落着。

青年、マジでビビッていた。
表情は、「まさかあの弱気な日本人が…」という感じだった。

新疆では、どこに行っても最後の最後で騙してぼったくるな…

さて、これでトルファンもおしまい、ウルムチへ移動しよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4101
トルファン賓館、バイバイキ~~~~~ン

(いろいろな意味を含めて)楽しかったよ。(笑)

バスターミナルへ行く」とズノンさんに告げ、すぐ近くのターミナルへ移動。
(前回の地図ののすぐ上にある、ベンツみたいなハンドルのマーク)

するとズノンさん、「おみやげは買ったの」と訊いて来たので「買っていないよ」と答えると、「じゃぁ、バザールに行っておみやげを買おう」と言って来た。

一緒に目の前にあるバザールに行く。(前回の地図の
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4102
ラストバザールでござぁ~~~~~~る

入口近くの、民族グッズを売っているお店に寄った。
ズノンさんの知り合いの店っぽい。
そこで、ウイグルの民族衣装を買うことに。

ちょっと「欲しいな…」と思っていたので、ズノンさんと店主のおじさんにチョイスしてもらった。

まずは、シャツを1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4103
(2006年当時の実物を撮影)
イイっしょ

生地と形からするとブラウスっぽい、つるっとした触り心地だ。

これはウイグル青年が着る一般的なデザインとのこと。
友達の分も含めて、3枚チョイスした。

そして、忘れてはならない、ムスリム(イスラム教徒)用の帽子だ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4104
(2006年当時の実物を撮影)
ましかくーーーーーーーぅ

海の岩場にへばりついていそうな柄と形をしている。(笑)

裏側は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4105
(2006年当時の実物を撮影)
まっかっかーーーーーーーーっ

ますます海辺の生物っぽい。

表面は布なんだけど、裏側は目の細かい麦わら帽子のような感じで、固くて型崩れしない。
これを、■ではなくて◆の向きで頭にちょこんと載せれば、ウイグル青年の出来上がりぃ~~~~。

お店で実際に着てみた。

ズノンさんと店主がニコニコ観ていたのだが、オラが着終わって目の前に立ったら、表情が固まった。

…お前さん、どっからどう見てもウイグル人だよ

あまりに似合っていたので、2人ともビックリして固まったようだ。

ズノンさんも「これで口ヒゲがあって黒いズボンと革靴だったら、完璧にウイグル人だ」と絶賛

…帰国後、いつか試してみようと思ったけど、日本では「そっくりさ」を理解してくれる人がいないので、ヒゲは生やさないでいた。(笑)
なので、誰もオラのウイグル人姿を見た人はいない。

お金を支払おうと思ったら、すでにズノンさんが払ってくれていた。
えっ」と言ったら「いいよ、プレゼントするよ」とのこと。

ラッキーーーーーっ

さて、おみやげも買ったことだし、ターミナルに戻りますかいのぉ~。

するとズノンさん、「お昼だからご飯を食べに行かないかい」と一言。

…確かに、もう12時だ。

ウルムチへは夜までに到着していればイイので、バスに乗れる限り急ぐ必要もない。

うん」と答えると、タクシーで近くのお店に連れて行ってくれた。
ここは「ポロ」が美味しいと評判のお店だそうで。

お店に入って、席に座る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4106
王様やでーーーーーーーーっ

」と名乗るくらい、味には絶対の自信を持っているようだ。
事実、お客も多い。

ぶどうを食べながら待っていると、ポロがやって来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4107
ごはんポロポロぉぉぉぉぉ~~~~~ぅ

食べ始めてから慌てて撮ったので、食べかけで申し訳ないッス…

ポロ」とは、ご飯に羊肉とにんじんや干しぶどう等を入れて炒めた「ウイグル風ピラフ」のようなもの。
味はアッサリしていて、日本人の口にはヒジョーに良く合う

このお店のは特に美味しいらしく、ズノンさんも「ここのは美味しいよ~」と満足顔。

確かに、John's Cafeで食べた「ポロらしき炒飯」とは雲泥の差だ

美味しく食べ終わったら、ズノンさんが「本当にウルムチまでバスで行くのかい」と訊いて来た。

…もうお金ないよ。

この心の声がオラの顔に出ていたのか「お金はいいから、ウルムチまで送って行くよ」とポツリ。

…今までの言動から見ても、これは怪しい。

でも、真顔で「ここまで仲良しになれたのだから、ぜひ送って行きたいんだ」と言う。
バスでウルムチまではわずか33元(450円)で行けるのに、タクシーで行ったらいくら請求されるんだよ。
困ったな…

…そうだっ

それだったら、1ヶ所行きたい所があるんだけど、そこに連れて行ってくれる」と尋ねた。
香港で買った、中国版「ナショナルジオグラフィック」の「中国国家地理」と言う本に、その記事が小さく載っていたのだ。
それを見て行ってみたかったのだけど、今回の旅では無理だろうと諦めていたのだ。

本をズノンさんに見せたら「ウルムチから近いの」と訊いて来たので「近くと思うけど、詳細は全く判らない」と答えた。

すると、「じゃぁ、行ってみよう」というハナシになり、バスではなくてズノンさんのタクシーでウルムチ空港のホテルまで行くことになった。

タクシーで行けば、ウルムチ市内で自力でゴチャゴチャ移動するよりも楽なのだけど、これが後でねぇ…
(この時点では、まだウイグル人の「暗黒面」をナメていた…

ズノンさん、急にニコニコして行動を開始した。
(今思えば、この表情がこの後の全てを物語っていたのだ…

周りに「今からウルムチに行ってくるよ」と嬉しそうに話している。
奥さんに電話までしているよ…
まぁ、仕事だけど大都会に行けるのだから、フツーは嬉しいよね。

そんな訳で、バスターミナルには戻らずに、ズノンさんのタクシーに乗り込む。

今から移動する場所は、こんな所だ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4108
(2019年のグーグルマップより)
山あり谷あり砂漠ありーーーーーーーっ

…トルファン市内(現在地)
…世界一の風力発電所
…アジア大陸の中心地
…ウルムチ空港(ウルムチ市内の北)

結果的には、の順で移動した。

こうやって見ると、中央にある雪山からトルファンへ水が流れているのが良く解る。
でも、灼熱過ぎて川は無いので、カレーズ(井戸)を掘って用水路を何本も引いたんだねぇ~。
の右下の茶色い部分はリアルな砂漠で、左下は世界で2番目に低い土地だ。
(海抜マイナス154m。現在では世界第4位らしい)

そうそう、オラが行ってみたかったのは、の「アジア大陸の中心地」だったのよ

行けると判っただけで、オラもテンション上がりまくりぃぃぃぃ~~~~ 

では、れっつらごーーーーーーーーぅ

ド晴天の中、車は快調に時速0Kmでカッ飛ばす。
(最後までスピードメーターがピクリとも動かなかったね…)

途中に「達坂城」と言う観光スポットもあるとのことだが、暑いのと城には興味が無いのでパスした。

…で、15時くらいだろうか、再びあの風力発電所のエリア(達坂城風力発電站)にやって来た。(地図の
行きのバスは真っ直ぐ通過したのだけど、実はここに停車して撮影出来るスポットがあるとのこと。
ズノンさんが、日本の高速のPAみたいな所に車を停めて、「好きなだけ撮ってきて~」と言った。

車を降りて、周囲を観ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4109
おぉ、いぇい

アジア最大の風力発電所で、約250機あるらしい。
動いている子もいれば、サボッている子もいるし、黒焦げでヘタっている子もいる。

ご覧のとおり、本線とはガードレール2本でしか仕切られていないので、撮影には充分ご注意を

振り返ってウルムチ方向を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4110
売るほどあるぅぅぅぅぅぅ~~~~~っ

これだけの風力発電機を建てるという事は、それだけこの地は一年中風が強いという事だ。
今は無風に近いので、珍しいのかもしれない…

では、先に進もう。

この発電所があるという事は、ウルムチ市内はもうすぐだ。

いったん、ウルムチ市内の入口に入る。
そして、あのアジア大陸の中心地がどこにあるのかを、ズノンさんが地元民に訊きながら移動する作戦になった。
(ズノンさんも全く知らないらしい)

移動しては訊き、また移動しては訊き、少し戻って訊いては曲がったり……と奮闘し、やっとたどり着いた。(地図の
(地元民もまだ知らないらしい)

タクシーを降りて向かう事に。
ズノンさんも「ここは初めてだから一緒に行く」とのこと。

車を降りて、周囲を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4111
…何もナイ。

遠くに入口のゲートらしき建造物が見える以外は、周囲は大平原だ。

…ってか、左に歩いている人がいるよっ

熱中症にならないのかなぁ…
…ってか、オラ達も今から歩くんだけどね。

途中に、見た事がある物体が地面に転がっていた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4112
そうそう、これだよっ…って……

本で見た中心地の碑のテッペンの部品ぢゃないか、これ…

今はどうなっているの
まさか、もう無くなっているとか???

進んで行くと、遠くに見た事がある碑が見えて来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4113
あったーーーーーーーーっ

テッペンが新しいモノに付け替えられたようで、しっかりと鎮座していましたわん

ズノンさんも「お~ぉ、初めて見た」と興味津々

まだ世間にもあまり知られていないらしく、訪れている人はごく僅か。
当然、観光地として整備されていなく、入場料とかはナイ。
…ってか、ゲートも柵も係員もいない。
2019年の今では、しっかり整備されて入場料を取られるようで)

ある程度近付いた所で、全体像を撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4114
何もなぁーーーーーーーーい

まるでモンゴルの大草原に来てしまったかのような、何も無さ。
ここに人がいること自体が奇跡に感じてしまう…

碑の手前の地面には「亜洲中心和平原場(アジアの中心と平原場)」と書かれている。

この碑の形、もうお気付きであろうか
これはアジア(Asia)の「」の形をしているのだ

ここで、ズノンさんにお願いして、記念撮影。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4115
これで証拠は残った

すると、ズノンさんも「僕も撮って」と一言。
撮りましょう、撮りましょう

もっと近付いて撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4116
イイんでなぁ~い

…ホントにモンゴルみたい。

すぐ横に、この碑の説明文があった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4117
ちょい欠けぇぇぇぇぇ~~~~~っ

風雨のせいか欠けてしまっているが(雨ではないか)、由来がしっかりと石板に刻まれていた。

亜洲大陸地理中心的測定

1992年に、中国と欧州の学者達によって現代技術と設備で測定して、東経87度19分52秒、北緯43度40分37秒がアジア大陸の中心点と判った。
この場所は、ウルムチ市永豊郷の包家槽子村にある。

と書いてある。

ユーラシア大陸」ではなくて「アジア大陸」なので、ユーラシア大陸として計測するとかなり西に移動することになるだろう。
ロシアのウラル山脈からトルコのイスタンブール(ボスポラス海峡)までが、アジア大陸の西端ッス。

この場所は、ウルムチ市内から南西へ約40Kmほどで、南山牧場へ行く道から分岐して進んで来た所にある。
(行きは迷ったので、もっと近道があるかもしれない)

では、碑に近付いてみよう。

まずは、見上げて…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4118
あみたまーーーーーーーっ

網状の球が載っている。
恐らくは地球をイメージしているのだろう。

そして、そのまま下に視線を移すと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4119
やじるしぃぃぃぃぃ~~~~~~っ

巨大な矢印が地面を差している。

そして、その矢印の下にある丸い石柱を覗いてみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4120
ここだーーーーーーーーーっ

この十字の中心の小さな○が、アジア大陸の中心点だっ

東京・日本橋の「日本の道路の原点」みたいに、ひっそりと存在感を示している。

矢印をアップで見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4121
…刺さりそう。

落っこちて来たら、ぷっすりと刺さりそうだ。(笑)

矢印から見上げてみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4122
おぉ、いぇい

世界広しと言えども、このアングルで撮影した人は少ないであろう

碑は4本の足で造られている。

ここでズノンさんが「記念撮影」というので、撮ってもらった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4123
アジアの中心、制覇っ

アジアの端っこの日本から、はるばる4000Kmもやって来たぜぇ~~~~い
(…という事は、アジア大陸はまだ西に4000Kmもある訳で…

ズノンさんも記念撮影。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4124
う~~~ん、マーシー

ズノンさん、意外と背が低いのね。

この碑の周囲には、アジア各国の国土と解説が描かれた石碑が円状に建っている。
当然、日本もあるので眺めていると…

日本で僕も撮って」とズノンさん。

えぇ、喜んで
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4125
まさしーーーーーーーっ

…お前さん、どっからどう見ても田代ま●しだよ

今度はオラが言う番だ。

帽子とサングラスを取ると全然似ていないのだが、この姿は激似だ。(笑)

さて、これでアジアの中心点も満足したぞ

世界の中心(セカチュー)ならぬ「アジチュー」で愛を叫ぼうにも、聴いてくれる人類自体が周囲にいないので諦めた。
(さっきいた団体さんは、もうとっくに移動しちゃった…)

日陰が無くて死にそうなので、さっさとウルムチに移動しよう。

もう18時ちょい前だ

これで完全に、オラの新疆ウイグル自治区探検は完了した

もう思い残すことは無い。
あとやってみたい事は、「タクラマカン砂漠縦断」とかの地獄の行程だけだ。(笑)

車に乗り込み、一路ウルムチ市内へと戻る。

そして、見慣れたウイグル人街の「二道橋」に行き、ここで夕飯を食べることにした。
(ウルムチ市内の詳しい地理は「その22」をご覧くだされ)

車を降りて、二道橋のバザールの横に行く。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4126
いやぁ~~~、大都会っ

一週間前まで居たとは言え、トルファンから帰って来ると超絶大都会だなや。
砂漠のオアシス」と言うよりも「砂漠のラスベガス」やっ

ここで、ズノンさんが「僕はちょっと用事があるので、少しの間おみやげ屋さんでも見ていてよ」と言って来た。
移動中に奥さんとケータイで色々やりとりしていたので、買い物でも頼まれたのだろう。

なので、1人で対面にある新しいショッピングセンターに入る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4127
右の黄土色のビルやでぇぇぇぇ~~~~

入口は、今時の中国都市部にあるデパートと同じような雰囲気で、かなりシャレている。

中に入って進んで行くと…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4128
まぁ、オシャレっ

まるで北京や上海にいるようだ

ここで売られているのはウイグルの民芸品で、かなりの品数がありそう。
でも、トルファンで買っちゃったから、今は欲しいモノが無いや…。
(お値段もトルファンより高い)

一通り見て回ってしまったので、外に出る。
約束した待ち合わせ時間までまだ少しあったので、ウイグル人街をちょろっと歩く。

そうだ、まだあのお店を写真に撮っていなかったぞ

いそいそと歩いて、お店の前で激写っ
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4129
おぉ、いぇい

これで、ウイグル男子のオシャレ最前線もカメラに収められたので満足
このお店は、1996年に来た時から変わっていないと思う。
(看板は変わっているけどね)

ズノンさんと合流して、バザール横にある小さな露店に入ってラグメン8元)とシシカバブ2元)を食べる。
やはり大都会、トルファンより値段が高い。
でも、シシカバブはその分大きかった。

食後に、近くの売店でコーラ黒加侖汁(黒かりんジュース)を買う。
両方3元で、計6元(約80円)。
やはりウルムチは高い…

でも、今ここで買っておかないと、お宿に着いたら何も売っていないのでね。
空港の脇なので民家や商店が無いし、空港内の売店は高いしねぇ~。
…あぁ、トルファンで買っておけばよかった。

さて、もう19時半を過ぎている。
そろそろお宿に向かわなくては。
(ズノンさんの帰宅が遅くなってしまう)

車に乗り込み、一路北を目指して出発

ウルムチは、ご覧の通りの大都会。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4130
上海やないでぇ~~~~~~

なので、ズノンさんも真剣に運転している。
帰宅ラッシュと重なってしまったので、軽く渋滞もしている。

イラだっているズノンさんに、奥さんから電話がひっきりなしに掛かって来る。
最初は話をしていたズノンさんも、やがて半ギレで「今ウルムチの大都会で運転しているから電話は無理っ」と叫んで電話を切ってしまった。
(オートマじゃないマニュアル車だから、さすがに電話は無理でしょ…)

オラもあまり話し掛けないで、横で大人しく乗っていることに…
(渋滞を過ぎたら、ズノンさんから話し掛けて来たけどね)

1時間くらい掛かっただろうか、やっとこさウルムチ空港に着いた。(地図の
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4131
長かったぁ~~~~~~

さぁ、これであとは北京に移動するのみっ

まずは、目の前にあるお宿「機場賓館」が空いているかどうかだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4132
また来たよぉ~~~~~ん

行きにも泊った宿なので、勝手は知っている。

フロントに行って尋ねると、部屋は空いているとのこと。
1泊260元(約3500円)。
迷わずチェックイン

チェックインが済むと、ズノンさんが何とも言いにくそうな表情で話し掛けて来た。

今日のタクシー代が欲しい

…タダで送って行くって言ったよね

まぁ、覚悟はしていたので「いくら」と訊いたら「1500元(約20,000円)」と言って来た。

…あまりに高くはないかぇ???

さらに「トルファンで買ったおみやげ代もあるし、高速代やガソリン代もあるし、アジアの中心に行った分もあるし…

…おみやげはプレゼントじゃなかったのかぇ???

先日搾り取られてから、もう残金があまり無いのだ。
そこに、さらに追い打ちをかけて来るとは…

当然、すんなり払えないので、価格交渉に入る。

ズノンさん、「あなたはここまで私達ウイグル人の事を信用してくれたので、非常に申し訳ないのだけど…」と、半分涙ぐみながら言う。

確かに、奥さんや息子さんの事を考えると、今稼いでおきたいのは充分解る。
逆に、安く請求して来たら「これ、奥さんや息子さんに」と言って多めに渡そうと思っていたくらいだ。

しかし、このようなやり方で最後に「逆サプライズ」されたらねぇ…

しばしの交渉の結果、全てで2000元(約27,000円)でという事になった。

実は、手持ちのお金(日本円)は余裕であるのだが、これは北京のお宿代で、明日支払わなければならない大事なモノだ。

人民元が無い」とズノンさんに言ったら「日本円でもいい」とのこと。
その日本円も、宿代を差し引くと2万円程度しかなく、北京の滞在費(飲食代)と成田空港からの電車賃としてキープしてあるお金だ。

…おっ、そうだ

では、15,000円は日本円で払うから、残りは香港ドルで支払うよ」と提案した。
香港ドルなら、次回の旅行用にと多めに両替して持っていたのだ。

なので、15,000円HK$1000をズノンさんに手渡した。

ズノンさん、日本円は見慣れているらしくてすんなり受け取ったが、香港ドルは見た事がなかったらしい。

これはどこのお金だ両替出来るのか」と訊いて来た。

オラは笑いながら「香港はあなたの国、中国だ。これは中国のお金だ。なので中国中の銀行で両替が出来る」と伝えると、「本当に」と納得し切れないご様子。
ウソだと思うなら、周りの人に訊いてみてよ」と言うと、ズノンさんも渋々納得したようだ。

本当は、オラが北京で香港ドルを人民元に両替すればOKなんだけど、そこは「せめてもの、ささやかな抵抗」をしてみた次第

まぁ、とりあえずは清算も終了。

互いに納得して落ち着いたところで、さよならを言ってズノンさんとバイバイキン

帰国後に地図を見てビックリしたのだが、ズノンさんの請求した金額も、あながち法外な金額でもなかったようだ。
でも、日本のタクシーを貸し切りにしたのと同じくらいの金額だったので、中国の物価からしたらかなりの高額だ。
(東京~大阪間を往復したくらいの距離を乗っていた)

結局、トルファンでは7日間で宿代込みで10万円も掛かってしまった。

まぁ、「完全なる自由観光」が出来たので、少々心に引っ掛かるものの全体的には文句も無く、ズノンさんには感謝をしている。
宿代をぼったくられそうになったのを助けてくれたしね。

ただ、最後のやり方が残念でならなかっただけだ。
気持ち良く「さよなら」が言いたかった…

今回の10万円は「お勉強代」として考えよう。
得たモノも多かったのでね。

さぁ、部屋(143号室)に入ろう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4133
再びのこのお部屋ぁ~~~~

1人で泊まるには広過ぎる、キレイなお部屋だ。

さて、空港の横にあるお宿なので、外に出ても何も無い。
なので、ベッドでゴロゴロするしか方法がナ~イ

まずは、明日からの生活費を計算する。

有り金を全部出して調べると…

北京で払う宿代(4050元)分の日本円(6万円)をキープすると、残りは2000円400元(約5400円)になる。
北京空港から市内へのバス代(往復)や、成田空港から自宅までの電車賃を考慮すると…

…明日からは1日50元(680円)ほどの生活かぁ~。

トルファンなら全然余裕だけど、首都の北京ではかなり厳しい。
東京なら、1日1500円で観光してご飯を食べる感覚だ。

虎の子の香港ドルは、両替不可能なほどの僅かしか残っていないし…
カードを使うか
でも、中国だとまだ危険だしなぁ…
それ以前に、下町を観光するので、カードが使えるような店には行くつもりも無いし。
北京で友達と合流後に借金するか
もし、彼の手持ち金がギリギリだったら、どうする…
困ったねぇ…

さて、気分転換にシャワーでも浴びますか。

サッパリしたついでにTシャツも洗って、後はベッドでゴロゴロ。

TVを点けてみると…

…おっ、今夜も出会えたぞ
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4134
癒してぇぇぇぇぇぇ~~~~~~ん

その天使の歌声で、傷ついたオラのハートを癒してぇぇぇ~~~ん

この娘がいるという事は、こちらの姫様もいるという事だ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その41・トルファンからウルムチへ-4135
激しく癒してぇぇぇぇ~~~~~ん

あぁ、今までこれほど「CCTV 音楽チャンネル」を見入った事があっただろうか。

いやぁ~、ウイグルは疲れた。

明日からは「秩序の都市」北京だ。
よほどのヘマをしない限り、このような精神的疲労はだいぶ減るだろう…。
何だかんだ言っても、首都である北京が一番しっかりしている。

さて、明日に備えて寝るとしますか。

おやすみんみ~~~~ん

…あれ隣の部屋で口喧嘩が始まったぞ。

時計を見ると2時

コップが割れる音もした。

…ホントに中華人民はうるさい民族だ。

ホテルの人が仲裁に入ったのか、すぐに喧嘩は収まった。

では、改めて、おやすみんみ~~~~ん

つづき「その42」はこちらーっ!

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2019年8月 5日 (月)

シルクロード一人旅日記 ~「我的長征 2006」その40:トルファン・食べ歩き~

前回「その39:トルファン・バザールでござーる」からのつづきーっ!
「その1:香港へ」はこちら
「その10:カシュガル老城」はこちら
「その20:カシュガル駅」はこちら
「その30:トルファン艾丁湖」はこちら

このシリーズは、「香港」からスタートし、中国奥地にあるシルクロードの街「カシュガル」「トルファン」「ウルムチ」を巡って、無一文に近い状態で「北京」へ戻って来た、1ヶ月半の過酷な一人旅。

…では、スタート

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2006年7月22日(土):晴れ

吐魯番(トルファン:تۇرپان)

おはよう

ただ今、9時半
今日はしっかりと眠れたぞ

昨夜は、いつもと違ってうるさい客がいなかったので、ヒジョーに静かで落ち着いていたのだ。

さて、今日は新疆ウイグル自治区内での最後の完全フリー日なので、悔いのないように街を観てウイグル料理を食べておこう。
(明日は、ウルムチ空港脇のホテルに泊まって、翌朝に首都「北京(ペイチン:ぺきん)」へ移動の予定)

支度をして、10時半に外に出る。

まずは、本屋に行って北京の地図を買おう。

これから歩くルートは、以下のとおり。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4001
(2006年当時の地図を撮影)
最後のお散歩やでぇぇぇ~~~~ぃ

…お宿(トルファン賓館)
…John's Cafe
…トルファン博物館
…文化旅游広場
…屋台村(夜の飲食用)
…バザール(新拓商場)
…高昌路(メインストリート)
…解放路(旧市街地との境目)

結果的には、と巡った。
これって、バザールと食事処を2往復だね…。

まずは、お宿の前のぶどう棚を北上する。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4002
この道をのんびり歩くのも今日で最後かぁ~。

幼稚園で、藤棚の下で遊んだ以来の快適さだったのになぁ…

最初の交差点で左に曲がり、そのまま真っ直ぐ歩いてバザールの横にある「新華書店」へ。

本屋に入って地図を探すも、北京の地図は売っていない。
売っていないのなら用はナイので、さっさと引き上げるのぢゃ

ひょっとしたらバザールの中の売店で売っているかも…と、そのままバザール(新拓商場)に入ってみた。(地図の
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4003
ござぁぁぁぁ~~~~~~る

今日はもうバザール内の配置も解っているので、のんびり観て回ろう。

メインの道をテコテコ歩く。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4004
今日も賑やかぁぁぁぁ~~~~

相変わらず、あの婦人服屋は大賑わいだ

一通りクルっと観て回ったので、裏口付近にあった小さな屋台でナンを買うことにした。
(地図は売っていなかった)

…おっ、ここは小さなナンがあるぞ

カシュガルでよく見た、ベーグルの形をしたかわいいナンが売っていたので、迷わずご購入~
1個5角(0.5元:約7円)で、値段もカシュガルと一緒。
かわいいナンは、このおばちゃんの店でしか売っていないようだ…

さて、お昼になったのでお宿に戻りまひょ。

移動日の前日なので、ここの衛生状態が良く判らない屋台で何かを食べるのは止めておこう。
リスクは少しでも減らしたほうが良いのでね。
(もうね、1996年にウルムチで食中毒にあたった「卵とトマトの炒め物」がトラウマになっている…

このまま裏口からバザールを出て、ウイグル人街を歩いてお宿に戻る。(地図のの下の道→経由)

お宿に入る前に、対面の「John's Cafe」でお昼ご飯~~~(地図の
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4005
ここは安定の品質と味で体調を整えておきましょう

店内に入ると、トルファンに来た初日にバスターミナルで声を掛けて来たイケメンのウイグル青年がいたので、同席した。

まずは、料理を注文。

・豆芽肉(もやしと豚肉の炒め物:18元)
・米飯(白ごはん:2元)
・雪碧(スプライト:4元)

定食っぽく注文してみた。

相変わらず店員さん達は無愛想だ。

料理が来た。

いっただっきまぁ~~~~~っす

もぐもぐ。

やっぱり、もやしは美味いねぇ~~~~
でも、カシュガルのお店のアッサリ塩味と違って、こちらは辛口だった。

…ご飯が進んじゃうぢゃないか。(笑)

ウイグル青年とカタコト(英語)で話しをする。
すると、ズノンさんに電話をしたらしく、ほどなくズノンさんもやって来た。

3人で色々ハナシをする。

おとといと昨日はどこへ行って来たの」とか「明日はどうするの」とか…

オラが他のタクシーの運ちゃんと仲良くなっていないかどうか、軽く気になっているようだ。(笑)

明日の予定を話したら「じゃぁ、11時にホテルのロビーに行くよ」という事になった。
バスターミナルまで送ってくれるらしい。
歩いて行ける、すぐ近くの距離なのにね。

そして2人はお店を出て行った。

すると、ほどなく、あの無愛想店員のおばちゃんが、オラに向かってしかめっ面で話し掛けて来た。

あなた、日本人でしょなのに何で我々漢民族とハナシをしないで、ウイグル人達とばっかりハナシしているのしかも我々には解らない言葉(言語)で

…おいおい、客に説教しだしたよ。

だってオラ、中国語はあまり話せないし、彼らは日本語と英語で話し掛けて来るからね。
そりゃぁ、話しやすい人と話すでしょ。
しかも、あなたは外国人相手の店の店員なのに、英語もあまり話せないで毎日無愛想な態度をしていたら、誰も話し掛けないよ…
カシュガルの同店とは、接客態度が雲泥の差だな。

この2006年当時は、まだまだ「サービス(と笑顔)」という概念が、一般の漢民族には浸透していなかった。
2019年の今、同じことをしたら(言われたら)漢民族に「ウイグル独立のテロを企てている」と勘違いされる可能性が高いので、充分にご注意を

…そう言われれば、トルファンに来てから漢民族と話したことが無かったよ

やはり、ズノンさん達の日本語の能力はスゴい。
ついつい甘えてしまっていたなぁ…

説教されては居心地が悪いので、お宿に戻ろう。

会計をしたら「22元」だった。
ごはん分の2元を伝票に記入していなかったらしい。

ラッキぃーーーーーっ

客に説教した罰だ。
(2元(27円)もらっても説教されたくはナイけどね…

目の前のお宿に戻って、お部屋に入る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4006
ただいまぁぁぁぁ~~~~~

とりあえず、ベッドでゴロンしたい

荷物を置いてベッドに転がろうと思ったけど、さっき買ったナンを触ったら、まだ温かくて柔らかかったので一口かじってみた。

…う、美味ぁぁぁぁぁーーーーーーーいっ

こんなに柔らかいナンは初めてだっ
まさに焼きたてのベーグル状態。

気が付いたら、全部食べちゃっていた。
てへっ

夜に食べようと思っていたのに……お腹がいっぱいだ。

腹ごなしに洗濯をしよう。

…ってな訳で、Tシャツを洗う。

そしてベッドに転がって、ガイドブック等を眺めながらゴロゴロ…。

今日もここは静かだ。
昨日と今日は、漢民族の団体客がいないのかな

…時が過ぎた。

腹減ったな。

気が付くと、もう19時過ぎだった。
外が明るいから、まるで「夕飯時」という感覚がナイ。

では、トルファン最後の晩餐は、屋台村に行って食べまひょ

支度をして、お宿を出る。

テコテコ歩いて屋台村に到着ぅ~。(地図の
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4007
この明るさで20時だぜぇぇぇ~~~~~い

前回、ズノンさん達に連れられて来て勝手は解ったので、今日も同じように各屋台で注文をする。

右奥に瓶が高く積み上げられている屋台は、酒類の販売所。
当然、ムスリム(イスラム教徒)は買うことが無く、漢民族と外国人観光客用だ。

今夜は、

・豆の麺(3元)
・羊腰子(羊の腎臓(マメ):10元)
・シシカバブ(2元)
・烏蘇啤酒(ウースービール:3元)

を注文してみた。

新疆最後の晩餐なので、これくらい多めでも良いっしょ

豆の麺は、目の前のこの屋台で注文した。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4008
イイねぇ~~~~~

麺の種類がいくつかあったけど、良く解らなかったので前回食べたのと同じにしてみた。

おばちゃんがいる場所で麺を茹でて、手前の花柄の器に入った各調味料や具を丼に入れて混ぜ合わせる。

そうして出来上がったのが、これ。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4009
美味そぉぉぉぉぉ~~~~~う

生のトマトは苦手なのだが、まぁこれくらいならギリ許容範囲でしょ…

紫掛かった小さな丸い粒がお豆さまで、緑は香菜(シャンツァイ)だ。
(オラ、香菜も苦手なのよ…
底のほうに、細かく切った羊肉とピーマンも隠れている。
具だけで言えば、ウイグル名物「ラグメン」の汁ありバージョン。

麺は日本の乾麺のうどんと全く一緒で、一瞬「ここはシルクロードの中心地だ」という事を忘れてしまうくらいだ。

日本で作るとしたら、あっさり鶏ガラ醤油のラーメンスープと乾麺のうどんでOK。
そこに、羊肉・ピーマン・トマト・香菜を入れれば完璧だ

左の瓶は、烏蘇(ウースー)ビールね。
ウイグルでは定番の銘柄っぽい。

シシカバブと羊腰子は、この屋台から。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4010
美味しく焼いてね

燃料は木炭かコークス(石炭)なので、ガスとは違ってゴーカイに焼けるのだ

やって来ました
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おぉ、いぇい

手前が羊肉のシシカバブで、奥が腎臓(マメ)の羊腰子。

見た目は似ているけど、値段と食感はまるで違いましてよぉぉぉぉ~~~~ん
腎臓の程良いコリコリ感がまいう~~~
ビールに良く合う

これで晩餐の用意は整った。
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質素だが内容は濃い。

いっただっきまぁぁぁぁ~~~~っす

はぁ~~~~、シ・ア・ワ・セ

これが、本格的なウイグル料理を食べる最後のチャンスなんだろうなぁ…
次はいつ来れるか判らないしぃ~~~。
(事実、その後は政治情勢がアヤシくなって、同じような体験をしにくくなってしまった…

しっかりと味わって、周りの雰囲気も記憶に留めて、オラの晩餐は無事に終了~

さて、お宿に戻りますか。

…おっ、そうだ

昼のナン屋さんに行こう
またあのナンが食べたくなった。

再びバザールに移動する。(地図の

そして、昼のおばちゃんの屋台に行き、大きいナン1元)を買った。

ウイグル語は全く解らないので、ジェスチャーで「周りのお店よりも、ここのナンが一番美味しいよ」と親指を立てて「Good!」サインを出しながら、とりあえず中国語で「好吃(ハオチー:美味しい)」と言ったら理解してくれたようで、ウイグル語で何かを言いながらすごく喜んでいた。

トルファンで、初めて純粋な笑顔に接した気がした。
何か気分がイイ

さぁ、お宿に戻ろう。

昼と同じく、バザールの裏口から出て、ウイグル人街の「解放路」をテコテコ歩く。(地図のの道)
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4013
いい夕日だ…

夕日」といっても、すでに20時50分だ。
夏の東京の感覚だと、17~18時くらいかなぁ~。

前を歩く女性の、買い物袋を持って帰宅する姿が「当たり前の日常」っぽくて、かなりお気に入りの1枚だ

ウイグル人街に漢民族女性が歩いているというのに、少し違和感を感じるが…。
まぁ、オラも日本人だし、ウイグル人から見ればどっちも一緒か。

お宿に曲がる角に、モスクがある。(地図の

昼はあまり気にも留めなかったのだけど、夕日を浴びてキレイだったので撮ってみた。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4014
あっら~~~~~~~~~~っ

何とも美しい光景ではないか
緑色が夕日に映えて美しい。

ここも尖塔が横に4本並んでいる、珍しい姿だ。

門の部分を、ちょいとアップで。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4015
あれ珍しく漢字も書かれている。

門の上には漢字で「南関大寺 一九八六年六月」と書かれている。
それほど古くはないねぇ~。

見上げてみた。
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4ヶ月ぅぅぅぅぅぅ~~~~~

イスラムの象徴の新月が4つ並んでいる。
(道路の電線の関係で5つ全ては収められなかった…

今回は、本物の月は一緒に撮れなかったねぇ…

お宿に入る前に、対面にある売店でコーラと「黒加侖汁(ヘイチアーロンチー)」を買う(計10元)。

黒加侖汁は、日本語だと「くろかりんジュース」と言う。
調べてみたら、中国原産のユキノシタ科の「フサスグリ」で、カシスの仲間らしい。
ペットボトルに入ってフツーに大量に売られている、こちらでは定番のドリンク。
味も濃くて甘過ぎず、暑い気候には合うッス
(今回の旅の途中で発見した、オラお気に入りの逸品

ぶどう棚の道路を渡って、お宿にご帰還~~~。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その40・トルファン・食べ歩き-4017
ラストただいまぁ~~~~~~

このお宿「トルファン賓館」に「ただいま」と言うのも、これで最後だ。

お部屋に入って、シャワーを浴びて、ベッドでゴロゴロ。

今日はあまり移動しなかったけど、人とハナシが出来たので楽しい1日だった

さて、そろそろ寝ますかいのぉ~。
明日はウルムチへの移動日だから、体調を整えておかねば

…ぢゃ、おやすみんみ~~~~ん

(つづき「その41」はこちらーっ!)

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