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2019年7月 8日 (月)

シルクロード一人旅日記 ~「我的長征 2006」その37:トルファン・灼熱の蘇公塔~

前回「その36:トルファン・葡萄溝の食堂でのんびり」からのつづきーっ!
「その1」はこちら

このシリーズは、「香港」からスタートし、中国奥地にあるシルクロードの街「カシュガル」「トルファン」「ウルムチ」を巡って、無一文に近い状態で「北京」へ戻って来た、1ヶ月半の過酷な一人旅。

…では、スタート

この日も写真が多いので、数回に分けてご紹介ぃ~

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2006年7月19日(水):ウルトラ快晴

吐魯番(トルファン:تۇرپان)

さて、お次はどこに行くのかなぁ~~

今日の観光ルートは以下のとおり。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3701
(2017年のグーグルマップより)
からまで移動だよぉぉぉぉ~~~~ん

…お宿(トルファン賓館)
…火焔山(かえんざん)
…吐峪溝(千仏洞)
…ピチャンの沙山公園(砂漠公園)
…艾丁湖(アイディン湖)
…高昌故城
…アスターナ古墳群
…ベゼクリク千仏洞
…交河故城
…カレーズ楽園
…葡萄溝
…蘇公塔

結果的には、と巡った。

この時は知らなかったけど、今はからへ向かうところ。

タクシーに乗り込み、出発しようとしたら…

エンジンが掛からないっ

昨日から不調だったからなぁ…

ズノンさんが色々いじって少し手こずるも、エンジンが掛かったので移動再開。

緑の山間部から、褐色の灼熱の大地へ下りる。
今回はそれほど離れていないようで、ほどなく市街地の外れにある観光スポットに到着した。

車を降りる。

…焼ける。まぢで焼ける。

日焼け」ではなく、焼き魚のように焼けてしまいそうな暑さだ 

すぐに目の前の管理棟(日陰)に行って、チケットを買う。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3702
すーーーこんたーーーーーーっ

蘇公塔(スーコンター)」と言うそうな。

モスクにあるミナレット(塔)の名前で、観光スポットになっているとのこと。
塔の高さは35mだって。
入場料は30元(約400円)。

では、覚悟して塔まで移動しよう。

まずは、管理棟から蘇公塔を見てみた。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3703
デカいねぇ~~~~

ただ、ご覧のように日陰が一切ナイ。
地面もコンクリートなので、フライパンの上を歩くようなものだ。
確実に卵は焼けるな、これ。

ただ今、17時半
でも、新疆時間では15時半で、実際には14時半くらいの太陽の位置だ。
1日で最高に暑い時間帯だで…

…これ、死んじゃうんぢゃナイの

左奥にいた漢民族の女子3人が、傘を差しながら何かを読んでいる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3704
オラも日傘が欲しい…

幸いに、通路に屋根があったので、まずはそこを通って少しでも日陰から出ないように移動。
(僅かな距離だけど…)

そして、日陰から出ると…
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3705
溶けるぅぅぅぅぅぅ~~~~っ

すぐ横に石像があったけど、パスして急いでモスクへ移動。
建物の階段まで行けば日陰があるぞ
(この写真は、戻る時に撮ったッス)

地面からの反射熱もスゴいので、なるべく緑に沿って歩く。
葉っぱさんのありがたさが、良~~~く判る

一応、建物の全体像も撮っておこう。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3706
雲も緑もナイ……

まさに灼熱の大地だ

やっと日陰にたどり着いたので、ひと呼吸して、振り返って今歩いて来た道を眺める。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3707
灼熱地獄……。

たったこれだけの距離なんだけど、死ぬ思いがしたッス。
火渡りの行」に近いモノがある…

せめてもの救いは、地面が黒いアスファルトではなかった事だ。

トルファンでは、黒い服を着ないほうが賢明ですな

さて、モスク内を見学しよう。

一応、順路っぽいモノがあるので、それに沿って歩く。

門を抜けると、ミナレットが目の前に見えた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3708
ちみつーーーーーーーぅ

緻密な柄で装飾されているッス
日干しレンガの配置を駆使して、この柄を作っているのが判る。

そして、礼拝所の中に入ると…
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3709
れんぞくーーーーーーぅ

同じ形の柱が奥まで続いている。
キレイだねぇ~~~

そして、中心部にたどり着くと…
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3710
メッカはこの先ぃぃぃぃぃ~~~~~っ

奥にメッカのカアバ神殿の方向を示す窪み「ミフラーブ」がある。

世界中のモスクには必ずあるものだけど、世界でたった1ヶ所だけミフラーブが無いモスクがある。
それは……そう、カアバ神殿のある「マスジド・ハラーム」だ。

観光客はロープから先へは入れないので、ここで見学。

左右を見回すと…
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3711
意外と四角いぃぃぃぃ~~~~っ

一般的なモスクと違って、直線的なデザインで構成されている。
柱と天井が木製なのがユニークだ。

奥のほうに、地元の小学生らしき女子の団体がいた。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3712
校外活動~~~~~ぅ

日本で言う「社会科見学」的な授業なのか…な

カレーズ楽園の女子もそうだったのだけど、写真を撮られることを非常に嫌がる女子が多い。
特に顔がそうらしく、手で隠す娘も少なくない。
イスラム的な理由なのだろう…。
(まぁ、もう少し成長したら、地域によっては完全に男女隔離されるからねぇ…)
この近くに男子達もいるのだろうね、きっと。

階段を上って、屋外に出た。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3713
天井ポコポコぉぉぉぉ~~~~ぅ

さっきの柱が並んだ通路の部分だろうか。
明り取り用らしき穴も見えるね。

入口の門の上にあった展望台にも行ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3714
イイ眺めぇぇぇぇ~~~~~

日陰側になっているので、ここからならいくらでも眺めていられる

あまりの暑さに誰も歩いていないや。
動物すらも。
(鳥もいない

もう暑過ぎて記憶に残せないので、さっさとタクシーに戻ろう。

テコテコ歩いて車に戻る。

ズノンさんが「どうだった」と訊いて来たので「熱かった」(「暑い」ではナイ)とだけ答えた。
笑いながら「トルファンの道路は裸足で歩いちゃダメだよ」と教えてくれた。

うん。靴のゴム底だって溶けそうだ。

これで観光はおしまい。ホテルに戻ろう」とズノンさんが言うので、お宿に戻ることに。
そうだね、もう18時だしねぇ~。

お宿はすぐ近くだったようで、すぐに到着ぅ~
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3715
ただいまぁ~~~~~

このぶどう棚の道はホッとするね

建物の前で車を停める。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3716
帰って来たぜぃ

ここでズノンさんが「3日間分の清算をしよう」と言って来た。
そうだよね、いつ支払うのかと思っていたところッスよ

ズノンさんが提示して来た金額と聞くと…

…高過ぎやしないかぇ!?

思っていた料金の1.5倍はあるぞ。
初日に約束した「今日は800元ね」から距離や時間を計算すると…うん、高い。

話し合いの末、2700元(約36,500円)で折り合いをつけた。
これでも高いが、しつこいのでこの金額で決めた。

…あぁ、ついに出たな「ウイグル人の顔」が。

カシュガルの時もそうだったけど、最初はすごくニコニコして親切に何でも対応してくれる。
やっぱ、漢民族とは違うよなぁ~」と気を良くしていると、最後の最後で、最初に約束した金額よりも高く請求してくる。
その時の顔には微笑みはない。

漢民族は、最初から正規の金額に上乗せした金額をシレッと提示して騙すのだが、ウイグル人は最後に騙す

この違いを、トルファンでハッキリと確信した。
彼らにも苦しい経済&抑圧状況での生活があるので理解は出来るが、ウイグル人タイプの騙し方のほうが後味が悪い。
この観光客をリピーターにさせる」という概念が無いのだろう。

とにかく、2700元を払って車を降りた。

手痛い出費だなぁ…

この金額って、日本の物価と変わらないぢゃないか。
さすが中国有数の観光地、トルファン。
(帰国後に地図を見たら、移動距離にビックリした。この金額でも安かったのかもしれない…

手持ちの金がヤヴァくなってきた

この後の北京で生活出来るのかこれ…。

明日も観光に行く」と訊かれたけど、「もうお金が無いし、観たいものは全部見たから行かない」と答えておいた。
確かに、トルファンで観てみたかったモノは全て観たのだ。

ここで、ズノンさんとバイバイキン

さぁ、お部屋に戻ろう。

軽くモヤモヤした気分のまま、部屋に戻ってベッドに転がる。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その37・トルファン・灼熱の蘇公塔-3717
あ~~~ぁ、疲れた…

最後の最後で、気力が疲れた。
明日からどうやって生活しよう…

とりあえず、今夜の食料を何とかせねば。

ガイドブックには、お宿の目の前にカシュガルのお宿にもあった「John's Cafe(ジョーンズ・カフェ)」の分店があると書いてある。
でも、この手痛い出費を考えると、今夜は質素にしておきたい…

なので、近くの売店で食料を買うことにしよう。

お宿を出て、目の前のJohn's Cafeを確認し、その横にある売店に入る。

・カップラーメン
・スプライト(5元)
・ビール(10元)
・ポテトチップ

を買って(合計43元)、部屋に戻る。

シャワーを浴びて、Tシャツを洗濯して、ベッドでのんびり…

しばらくして、ドアをノックする音が…

誰だズノンさんではなかろうし。

ドアを開けると、若いボーイさんが立っていた。
手にはトレーに載ったスイカが…

そして一言、「差し上げます~

…「イイの??

えぇ、サービスです

ありがとぉぉぉぉ~~~~う

何と、大きめのスイカを6切れも差し入れてくれた。

これは嬉しい

早速、夕飯にすることに

カップラーメンとスイカと、昼にズノンさんの奥さん家の食堂でもらったブドウを食べる。

糖分と炭水化物しかないけど、まぁイイや
(…あれ昼飯と一緒だぞ…)

お腹も満たされたので、外はまだ明るいけど寝ることにしよう。
(明るくても、時間的にはしっかりと夜だけどね)

はぁ~、盛りだくさんの1日だった…

…ぢゃ、おやすみんみ~~~~ん

つづき「その38」はこちらーっ!

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コメント

さすが商売上手のズノンさん。しっかり持って行かれましたね。
観光タクシー、一人はもったいないね。涼しいブドウ園の後で灼熱地獄と極貧旅行が待っていようとは…
波乱が起きそうな予感にワクワクしてきます。
こうやって日記を書いてるんだから無事だったんでしょうけど^^;

投稿: ばんび | 2019年7月 9日 (火) 10時47分

★ ばんびさん

まぁ、距離にすると400~500Kmくらいは走り回っていたので、日本の感覚から言えばこれでも安いんですよね…(^^;)
無事に北京にたどり着くまでは、まだまだ安心出来ませんぞ★(^艸^)

投稿: まりりん | 2019年7月 9日 (火) 16時22分

まりちゃん

TVで観るお金の苦がない旅とは違うリアルな切迫感がイイ~
ここで機会を逃したらもう見られないかも…そういう心は見透かされるし^^; 
スイカもあとで請求?なんて邪推してしまいました。
本当はまじめで勤勉な民族なのかも。

投稿: あめぶる | 2019年7月10日 (水) 16時23分

★ 師匠ぉ

えぇ、ウイグル人は純粋で働きものですよ
でも、漢民族からかなりの抑圧と差別を受けているので、稼げるところで稼いでおきたいというのが本音のようです…
その気持ちは痛いほど良く解るので、あからさまに文句も言えないし…
(「日本人は仲間だ」と思われているので)

スイカ代は請求されませんでしたが、「乞うご期待」という事で (^艸^)

投稿: まりりん | 2019年7月10日 (水) 20時27分

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