« 2019年5月 | トップページ | 2019年7月 »

2019年6月

2019年6月24日 (月)

シルクロード一人旅日記 ~「我的長征 2006」その35:トルファン・カレーズ楽園~

前回「その34:トルファン・ウイグル民家とぶどう」からのつづきーっ!
「その1」はこちら

このシリーズは、「香港」からスタートし、中国奥地にあるシルクロードの街「カシュガル」「トルファン」「ウルムチ」を巡って、無一文に近い状態で「北京」へ戻って来た、1ヶ月半の過酷な一人旅。

…では、スタート

この日も写真が多いので、数回に分けてご紹介ぃ~

-----------------------------------

2006年7月19日(水):ウルトラ快晴

吐魯番(トルファン:تۇرپان)

さぁ、本当に「カレーズ楽園」へ行くぞ

今日の観光ルートは以下のとおり。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3501
(2017年のグーグルマップより)
からまで移動だよぉぉぉぉ~~~~ん

…お宿(トルファン賓館)
…火焔山(かえんざん)
…吐峪溝(千仏洞)
…ピチャンの沙山公園(砂漠公園)
…艾丁湖(アイディン湖)
…高昌故城
…アスターナ古墳群
…ベゼクリク千仏洞
…交河故城
…カレーズ楽園
…葡萄溝
…蘇公塔

結果的には、と巡った。

今からへ向かうところ。

ズノンさんのタクシーに乗り込み、出発しんこーぅ

今日は短距離移動の連続なので、それほど時間も掛からずにカレーズ楽園に到着ぅ~~

カレーズ」とは、砂漠等の乾燥地帯に水路を造るため、井戸のように縦穴を掘ってその間を横穴でつないだトンネル(地下水路)の事。
地下だと途中での水の蒸発が少ないので、多くの水量が得られる。
しかも、水が冷たくて気持ちがイイ

小学校か中学校で「カレーズ」という言葉は習ったけど、実際に観るのは初めてだ
ちょっとドキドキ

今回もズノンさんは外で待っているとのことなので、まずは入口に行き、チケットを買う。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3502
(2006年当時の実物を撮影)
とりぷるえーーーーーーーっ

国家AAA級」で20元(270円)は、結構お安いんでなぁ~~~~い

チケット売り場の建物の周囲に、こんな看板があった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3503
たくみーーーーーーーーん

この当時の国家主席「江沢民(チァンツーミン)」氏が訪れた時の説話だ。

まぁ、ざっくり訳せば「このカレーズは、先人達のアイデアで造られた貴重な財産なので、観光や開発の資源に利用して、充分に保護してもらいたい」ということ。
カネの臭いがプンプンする説話だ。

中に入って入口側を見ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3504
緑の楽園ーーーーーーっ

木々に囲まれた、木陰タップリのナイス空間だ

奥が道路で、そこでタクシーを降りてやって来た。
右はおみやげ屋さんで、色々なモノが売られている。
2階はレストランのようだ。

この場所から振り返ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3505
ぶだうのみちーーーーーーっ

見事なぶどう棚の道が続いている。

左側に楽器を持ったおじさん達がいるねぇ…

見てみよう。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3506
実演販売ぃぃぃぃーーーーっ

楽器屋さんで、実際に演奏して観光客にアピールしているようだ。

これを聴いているだけで、シルクロード感がタップリ

ここからほんの少し右側を見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3507
らくえーーーーーーーーん

漢字とウイグル語で「坎児井楽園(カレーズ楽園)」と書かれた木彫りの案内が。

その後ろのぶどう畑が気になったので、撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3508
ひろいーーーーーーーっ

結構な広さの畑が

…ここって「ぶどう楽園」と言う名前のほうがイイんでないの

では、進もう。

ぶどう棚の道は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3509
さわやかぁ~~~~~~

木陰が涼し気な、ナイスな道だ

実際、床が熱くなっていないので、周囲に比べたら少しひんやりする気も…
こんな庭が欲しい

奥まで進んでから、振り返って見てみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3510
う~ん、ステキ

奥に見える建物が、さっきいたおみやげ屋さんや楽器屋さんね。

ぶどう棚を抜けると、各種の展示物があるコーナーになった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3511
モノトーーーーーーーーン

実際は色があるんだけど、天井の緑色のシートで全てが緑一色に…
しかも、目に優しくないキツい色なので、チカチカする

カレーズを掘っている様子を展示しているけど、この緑色の印象しか残らなかった…

次のコーナーへ行こう。

この辺は工事中らしく、部分的にシートで覆われていた。

ふと横道を見ると、かなりナイスな光景だったので撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3512
イイねぇ~~~~~~

ぶどう畑に行く小道のようだ。

右のシートは麻等で出来ていて、かなり丈夫だ。
この布で造られた袋が、通称「チャイナヴィトン」と呼ばれ、中国全土で使われている。
色も、この3色のストライプでなければイケナイ。

ぶどう棚にも、当然ながらぶどうの実が生っている。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3513
タップリ

粒がいっぱいだねぇ~~~~

多分、1粒くらいなら食べても怒られはしないだろうけど、手は出さないでおこうね。
(周囲に誰もいなかったので、食べたくなっちゃった…

ぶどう畑は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3514
緑の世界~~~~~~っ

鮮やかな黄緑色の世界だ

ここは木の背が高いので、山梨等の日本の畑っぽい。

さて、いよいよカレーズの現場にたどり着いたぞ

みんなが覗き込んでいる穴を見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3515
これがカレーズかぁ…

結構な深さの場所に、キレイな水がたっぷりと流れている。

目の前に解説板があったので、読んでみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3516
ほうほう。

この縦穴の深さは10mだそうで。
そして、この水路の最も深い部分は75mで、縦穴は440個もあるそうな。

新疆ウイグル自治区全体では、縦穴の数は16,3068個なんだって

地下水路だらけだなや

それだけ水が貴重な地域なのだ。
遠くの雪山から一生懸命に引っ張って来るしかない。

少し進むと、賑やかなコーナーがあった。

覗いてみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3517
ジュディ・オングーーーーーーーぅ

民族衣装を着た娘達が、来場者と記念撮影するコーナーのようだ。

衣装とポーズはある程度決まっているようで、誰が撮ってもこんな感じになっていた。
ちなみに、写っている男性は日本人のツアー観光客だ。

背後の壁は、ぶどうを乾燥させるあの団地と同じ造りになっている。
中に入って観ることが出来たら、こんな感じだったんだろうなぁ…

すぐそばにも、別の撮影コーナーがあった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3518
あざやかぁぁぁぁぁぁ~~~~~っ

こちらは明るい空間で、女性用の衣装が並んでいて華やかな雰囲気だ

ちなみに、男性用の衣装は2・3種類ほどしかないので、ガッカリしないでね。

途中に、水路が見える場所があった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3519
いっぱい流れちょるぅぅぅぅ~~~~っ

流量はかなりあり、勢いよく水音を立てている。
中央部分に鯉でも泳いでいるのかと思ったけど、よく見たら水草だった

少し先に、トンネルらしき横穴があったので、覗いてみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3520
ちっこいーーーーーっ

こちらはすぐ行き止まりになっていて、そこから先は小さな水路用の穴しかない。
流量もチョロチョロで、そのためか、わざわざ「カレーズ」と書かれた案内板が付けられている。

…これ、少し前までの中国のトイレとソックリだよね。(笑)

今でも、田舎に行けばこんなトイレがたくさん残っていそうだ。

順路沿いに建っていた建物の2階に上がれるようになっていたので、ちょいと登ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3521
ちみつーーーーーーーぅ

緻密なイスラム様式の装飾が施されている。
でも、ここは工事中らしく、この面以外は作業中だった。

…どうりで、誰も上がって来ない訳だ。

立入禁止」とは書かれていなかったので、登ってみた次第。

再びカレーズの穴の近くに来ると、こんな案内板が…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3522
米がななぢう~~~~~~っ

此処海抜70米」、つまり「ここは海抜70m」ということ。

アジア大陸のど真ん中にしては、標高は低いほうではないのかと…
まぁ、昨日行った「艾丁湖(アイディン湖)」がマイナス154mだったから、トルファンでは高いほうかもしれない。

ここの横穴は、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3523
しかくいーーーーーっ

さっきの、いかにもトンネルのような横穴に比べると、こちらは四角いねぇ~。
水量はあるけど勢いはなく、静かに流れている状態。

ここからはトンネルの中に入るようだ。

水路が覗ける場所に来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3524
ここは大きいぞ

手掘りで掘ったであろうゴツゴツしたトンネルに、大量のキレイな水が流れている。

振り返って観ると、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3525
何かあるーーーーーーーぅ

四角く組まれた木の部分が縦穴なのかな

少し進むと、縦穴を下から見られる場所があった。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3526
深いッス

さっき上から見た縦穴と同じ造りのモノで、落下物を防ぐために格子や透明な板で塞がれている。

どんどん進もう。

またもや水路が現れた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3527
曲がってますぅぅぅぅ~~~~

ホントに水がキレイだ

日に当たらないので水草やコケも生えず、水質が良いまま運ばれるのだろう。

あと、中国なのに「ゴミが落ちていない」ことにも驚いている。

トンネルの終点に着いた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3528
ひろびろドーーーーーーム

突然、広い半球状の場所に出たので、ちょっとビックリ

ここは観光客の団体が解説を受けながら記念撮影をする場所で、かなりやかましい。

人が集まっている場所がカレーズの横穴で、ここが撮影スポットのようだ。

天井を見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3529
全てが丸い。

ちょうど縦穴の位置で、そこを広げたようだ。

撮影スポットを撮影しようと近付いたけど、一向に人がいなくならないので、諦めて団体さんの隙間から撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3530
フツーの穴ぢゃん

…これなら、さっき観た穴のほうが良くね

まぁ、団体さんを集めておくには良い場所なのかもしれない。

後から後から団体さんがやって来る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3531
やかましーーーーーーーーーい

正面のおねぃさんのように、全てのガイドさんが拡声器を腰につけながら話しているので、ドーム内に反響してとにかくうるさい。
ゲンナリしたので、さっさとこのトンネルから出ることにした。

トンネルを出ると、静かな空間に戻った。
ホッとするね

そして、入口まで今来た道を戻る。

ぶどう棚まで戻って来た時に、偶然に、誰もいない中を記念撮影コーナーの娘が1人で歩いていて画になっていたので、思わず撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その35・トルファン・カレーズ楽園-3532
イイねぇ~~~~~

このくらい静かな雰囲気だったら、このカレーズ楽園は大好きになれたかもしれない。
でも、あまりにも観光地化されてしまっているので、ちょっとねぇ…
(とにかく、中国語のガイドさん達の声がやかましい)

まぁ、時代ももう少し経てば、西洋等の観光地を同じように静かになるのかな

さぁ、これでカレーズ楽園を観終わったぞ

ズノンさんのタクシーに戻ろう。
おみやげは何も買わずに、車に戻る。

ズノンさんに「どうだった」と訊かれたので「やかましかった」と言ったら、笑っていた。

ただ今、正午過ぎ。
さて、次はどこへ行くのかなぁ~~~~
…ってか、お昼ご飯の時間だねぇ~。

ほな、れっつらごーーーーーーーーぅ

つづき「その36」はこちらーっ!

| | コメント (4)

« 2019年5月 | トップページ | 2019年7月 »