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2019年5月 6日 (月)

シルクロード一人旅日記 ~「我的長征 2006」その34:トルファン・ウイグル民家とぶどう~

前回「その33:トルファン・交河故城」からのつづきーっ!
「その1」はこちら

このシリーズは、「香港」からスタートし、中国奥地にあるシルクロードの街「カシュガル」「トルファン」「ウルムチ」を巡って、無一文に近い状態で「北京」へ戻って来た、1ヶ月半の過酷な一人旅。

…では、スタート

この日も写真が多いので、数回に分けてご紹介ぃ~

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2006年7月19日(水):ウルトラ快晴

吐魯番(トルファン:تۇرپان)

炎天下の「交河故城(こうがこじょう)」を堪能したので、お次の「カレーズ楽園」へ行こう

今日の観光ルートは以下のとおり。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3401
(2017年のグーグルマップより)
からまで移動だよぉぉぉぉ~~~~ん

…お宿(トルファン賓館)
…火焔山(かえんざん)
…吐峪溝(千仏洞)
…ピチャンの沙山公園(砂漠公園)
…艾丁湖(アイディン湖)
…高昌故城
…アスターナ古墳群
…ベゼクリク千仏洞
…交河故城
…カレーズ楽園
…葡萄溝
…蘇公塔

結果的には、と巡った。

今はにいて、へ向かうところ。

ズノンさんのタクシーに乗り込み、出発しんこーぅ

走り出して10分もしないうちに、緑の無い荒野に不思議な建物が並んでいるのが目に入った。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3402
廃墟の団地

巨大な爆弾で周囲が一掃された団地の跡地のようだ…

なぁ~~~んてね

実は、すでにこの建物が何なのかを一昨日の「火焔山(かえんざん)」の近くで知ったので、ズノンさんに「写真を撮りたい」と言ったら停まってくれた。
えっこんなのを撮るの???」と笑われたけどね。
(「外国人にとってはこれも大事な観光スポットなんだよ」と言い返したけどぉ~

これはぶどうを干す「乾燥室」なのだ

我々が口にする美味しい干しぶどうはウイグルの一大名産品で、各地でこのような建物を目にすることが出来る。

周囲を見回すと…
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3403
やっぱり団地だ…

最近の日本だったら「ぶどうの丘団地」とか名付けそう

日干しレンガを積み上げて造る時に空気の通る穴を無数に開けてあるので、遠くから見ると団地のように見えるのだ。

不毛の地のように見えるけど、後ろに振り返るとこのとおり。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3404
はじっこーーーーーーーぅ

ここが緑地帯の端っこなのだ。

水気が無くて畑が作れない場所だから、乾燥させるにはベストな場所だよね

建物をアップで。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3405
人が住むにも快適そう

日本だと、夏の「海の家」に近い感覚の快適さっぽい。
プライベート(目隠し)の確保さえ出来れば、この地ではこれで充分だ

中には木の棒や棚があって、そこにぶどうを引っ掛けたり載せたりして自然乾燥させる。
滅多に雨が降らないので、何もしなくてもモウマンタイ(無問題)
(あまりの暑さで、野良犬や鳥や野生動物もいないしね

入口には鍵が掛けてるので、中には入れず。
…っていうか、地元の農家の建物だから、むやみに近付かないようにしておいた。

最後に、今乗っているタクシーとのコラボで1枚。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3406
良い記念になったぞ

では、先に進もう。

ぶどうの丘団地(笑)の中を、そろそろと通り抜ける。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3407
いっぱぁーーーーーーーいっ

本当に巨大な団地だ…。

轍(わだち)の跡を見ても、車通りは結構あるように見える。
収穫期は、トラックや三輪オート等がたくさん走るのだろう。

走り出して10分ほどしたところで、ズノンさんが「ちょっと寄り道するね」と言って、脇道に入って農家がポツポツと建つ畑の中へと進みだした。
そして、1軒の家の前で車を停めた。

車を降りて「こっちへおいで」と言うので、後ろを付いて行くと…
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3408
畑だねぇ…

トルファンにしては緑がまぶしく、オアシスのようだ

そして、少し進んだ所でズノンさんが畑の中にしゃがんだ。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3409
何してるのぉ~~~~

こっちに来て」と言うので、近付いてみる。

ほら」と言われたので、覗いてみると…
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3410
ぶだうさぁぁぁぁぁ~~~~~ん

おぉブドウ畑だったのかっ

日本だと、山梨とかで見るブドウ棚はもっと背が高かったので、気が付かなかった。

このうちの1つをもいで、オラに手渡してくれた。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3411
お見事ぉぉぉぉぉぉ~~~~ぅ

これは確か「馬奶子(マーナイズ)」と言うマスカットの仲間だったと思う。
馬奶子はウイグルの特産の品種で、意味は「馬のおっぱい
少し細長い形状が、馬の乳首に似ていることから名付けられたそうで。

食べてみて」と言うので早速試食

…ってか、勝手に摘み取ってイイの???

訊いてみたら、「うん、僕の畑だから」だって

あなた、タクシーの運転手さんでしょ???
どうやら、家族でぶどう農家もしているらしい。

では、いっただっきまぁ~~~~~っす

もぐもぐ。

…おっ、さわやかな甘さ

この灼熱の地では、究極に癒される甘さと水分だ
(酸味は少ない)

ズノンさん、出来の良いぶどうをいくつか摘み取って今来た道を戻り始め、車を停めた家の前までやって来た。

そして、玄関から中に入って、土間のような屋根の無い空間に通された。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3412
おぢゃましまぁ~す…

オラが「えっ一般の家ぢゃん…」と不思議そうな顔をしていたら、ズノンさんが一言「ここが僕の家

まぢッスかぁぁぁぁぁーーーーーーーっ

知り合ってまだ数日の外国人を、自宅に入れちゃうの~~~~~っ!?
どきどき

目の前には、小さな女の子と母らしき若い女性がいた。
ウイグル語は解らないので、一応中国語で「ニーハオ」と挨拶をする。
言葉は通じなくても、お互いに笑顔でご挨拶は上手く出来た

そろそろお昼時なので、食事の準備でも始めるのだろうか、ママは青菜の下ごしらえをしていた。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3413
ぶどうだよぉ~~~~~

ズノンさんが女の子にさっき摘み取ったぶどうを食べさせようとするも、初めて見るオラのことが気になって仕方がないご様子

ズノンさんに訊いたら「姪っ子だよ」とのこと。
(確か…そうだったと思う
なので、このママさんは、ズノンさんのきょうだいか兄弟の奥さんであろう。

イスラム社会では、親戚でもない男女が会話するのを禁止している国もあるので、中国とは言え一応様子見でズノンさんをメインに話しかけた。
(それ以前に、言葉が通じないのでママさんとは会話が出来ないけどね

この家の写真を撮ってもいい」とズノンさんに訊いたら「どうぞ、どうぞ」と。
では、遠慮なく
(左側は家族の部屋なので、中には入らず)

まずは、右奥に見えているキッチン…と言うか調理場を。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3414
昔ながらぁ~~~~~

日本でも、昭和中期までは当たり前に見られた光景だ。
コンロの燃料は石炭かな

水道は引いてないようなので、近くの井戸水を汲み置きしているのだろうか…。

土間の奥まで行って、家の裏側を撮ってみた。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3415
緑が豊富ぅぅぅぅぅ~~~~

これだけ草木が生えていれば、お昼時でもそれほど暑くなく過ごせるだろう。
砂漠のような乾燥地帯では、日なたと日陰の温度差は激しいのだ

…あれホースからが流れ出ている。

これは、どこかに水道があるようだね。
(飲めるかどうかは判らないけどぉ~)
それとも、用水路の水かな

この辺だけ「水の匂い」がする
雨の多い日本にいると、当たり前過ぎて気付かない人も多いだろうね。

最後に、倉庫のような、ぶどうの乾燥室のような小屋も覗いてみた。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3416
何もない…

今は使っていない状態らしく、地面には空き缶らしきモノが散乱しているだけだった。
ズノンさんが「この部屋は汚いからあまり撮らないで…」と苦笑いしていたような…

さて、そろそろ移動を再開しますか

ズノンさんも、我が家でのんびり出来たので表情が嬉しそうだ。

車に乗り込もう。
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その34・トルファン・ウイグル民家とぶどう-3417
おじゃましましたぁ~~~~

20分ほど滞在していたね。

車に乗り込んだら、ズノンさんが「どうだった」と訊きいて来たので、「これはツアーでは決して観られない、最高の観光スポットだっ」と言ったら満足顔だった。
家が広くていいよねぇ~」と言ったら「確かに日本の家よりは広いと言われるけど、周りにはなぁ~~~~んにも無いよ」と笑いながら返事が返って来た。

確かに、かろうじて電気と水が来ているだけで、周囲には村の売店すら建っていない。
現在の日本人の感覚からすれば「毎日がキャンプ」に近い生活だねぇ…。
50年くらい前までは、日本でも当たり前だった生活様式だけどね)

…ほな、今度は本当に「カレーズ楽園」へ、れっつらごぉぉぉぉ~~~~う

つづき「その35」はこちらーっ!

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コメント

ブドウの品種はマスカット系が多いのかな?
緑色の干しブドウはあまり売られてないよね。

投稿: ばんび | 2019年5月 7日 (火) 08時46分

★ ばんびさん

ウイグルではほとんどがこの「マーナイズ」と言う品種です。
紫色のぶどうはあまり見かけませんでした。
逆に、日本は紫色が多いですよね。
好みの問題か、ワインの原料としての選択か。
(イスラム社会は酒を飲まないのでね)

中国や東南アジアでは、緑の干しぶどうはフツーに売られていますー。

投稿: まりりん | 2019年5月 7日 (火) 13時19分

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