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2019年4月29日 (月)

シルクロード一人旅日記 ~「我的長征 2006」その33:トルファン・交河故城~

前回「その32:トルファン・ベゼクリク千仏洞」からのつづきーっ!
「その1」はこちら

このシリーズは、「香港」からスタートし、中国奥地にあるシルクロードの街「カシュガル」「トルファン」「ウルムチ」を巡って、無一文に近い状態で「北京」へ戻って来た、1ヶ月半の過酷な一人旅。

…では、スタート

この日も写真が多いので、数回に分けてご紹介ぃ~

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2006年7月19日(水):ウルトラ快晴

吐魯番(トルファン:تۇرپان)

おはよう

今日は待望の「交河故城(こうがこじょう)」へ行く日だ。

NHK「シルクロード」と「新・シルクロード」の両方を観て、行きたくてしょうがなかったのだ
交河故城とは昔の城塞都市で、川に囲まれた高台(崖)の上に造られた。
TVで観ただけでは規模も迫力も解らないので、実際にこの目で観てみるしかないっしょ

さて、今日の観光ルートは以下のとおり。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3301
(2017年のグーグルマップより)
からまで移動だよぉぉぉぉ~~~~ん

…お宿(トルファン賓館)
…火焔山(かえんざん)
…吐峪溝(千仏洞)
…ピチャンの沙山公園(砂漠公園)
…艾丁湖(アイディン湖)
…高昌故城
…アスターナ古墳群
…ベゼクリク千仏洞
…交河故城
…カレーズ楽園
…葡萄溝
…蘇公塔

結果的には、と巡った。

支度をして、お宿を出る。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3302
今日は雲1つナイや…

そして、目の前のブドウ棚の道(高昌南路)でズノンさんのタクシーに乗り込む。

…半分マイカーになってきたな。(笑)

今日はそれほど長距離ではないので、ズノンさんも気楽そうだ。
(距離感は帰国後に知ったが…)

さぁ、出発だ

今日も時速0Kmでカッ飛ばしますわよぉぉぉぉぉ~~~~ん

まずは、一番遠くて一番観たかった交河故城へ。
比較的緑に囲まれた中を進んで行く。

すると、わずか数分で「最初の観光スポットね」と言ってタクシーを止めた。

車を降りて目の前を見ると…
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3303
おぉ、いぇい

薄緑色が鮮やかなモスク(イスラム教の礼拝所(寺院))があった。

このモスクは「カズハン・モスク」と言うようで、トルファンで最大だとか。
確かに、モスクの前も大きな街道からずっと広場になっている。

尖塔が6本も並んであるのは珍しいらしい。
(通常は建物の四隅に4本

近寄って見上げてみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3304
三日月がいっぱいぃぃぃぃぃ~~~~っ

尖塔とドームの上に、イスラムの象徴である三日月の飾りがある。
そして、グーゼンに本物の三日月も中央に出ていたので「これはっ」と思って激写した次第。

再び車に乗り込み、出発。

ほどなく、10分ほどでアッサリと交河故城に到着ぅ~
(カズハンモスクは、後で地図を観たらここまでの1/3くらいの距離にあったようだ)
今日は移動時間が短いね

まずは、管理棟でチケットを買おう。

ズノンさんは、今日も「ここで待っている」とのことなので、1人でテコテコ歩きだす。

すると目の前に…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3305
くるっぽぉぉぉぉぉ~~~~う

スレンダーで美しい白い鳩さんがっ

仏教国(高昌国)の遺跡なので、すぐ近くの都市「庫車(クチャ)」出身の高僧「鳩摩羅什(くまらじゅう)」を想像してしまった。
(「色即是空」や「極楽」という言葉を作った、と~っても偉いお方(元は王子様))

これは縁起がイイかもぉ~~~~~

ありがたや(ー人ー)

小さな川が流れていて橋が2本架かっていたので、1枚撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3306
キラキラぁ~~~~~

砂漠地帯では貴重な川だ。
これだけ水量があるので、周囲の緑も濃い。

手前の小さな橋を渡ると、目の前に大きな案内図が…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3307
よこなが~~~~~~~ぁ

東京都並みに横に長いッス。

今いるのは、右端の川が合流している所。
ご覧の通りに、防衛上、川に挟まれた高台の上に町が作られた。

文字が書いてあるので、近寄って見てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3308
ぢゃぱーーーーーーーーん

白い文字は「交河故城遺址保存保護投資援助単位」…つまり「交河故城遺跡を保存・保護するために資金援助してくれた団体」と書かれている。
下の黒い文字は「連合国教科文組織・日本政府・中国国家文物局・新疆維吾尓自治区文化庁」…つまり「ユネスコ・日本政府・中国国家文物局・新疆(しんきょう)ウイグル自治区文化庁」と書かれている。

そうだよ、日本も援助しているんだよ

仏教が日本にまでやって来れたのは、この故城があったおかげだからね。
そして、鳩摩羅什や三蔵法師等の尊い僧侶達もね。

ありがたや(ー人ー)

管理棟に行き、チケットを買う。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3309
一面の雪ぃぃぃぃぃーーーーっ

何気に、雪景色って超貴重なんでないの???

入場料は40元(約550円)。
まぁまぁのお値段だね。

では、一番端っこの入口に向かおう。
(城塞都市なので、大きな入口(城門跡)はここしかない)

入口に立って、記念に1枚。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3310
わくわく、どきどき

イヤでも気分は盛り上がる

おっしゃー登るでぇ~~~~~~

目の前の坂道を登ると、広大な平地が現れた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3311
これこれ

TVで観たのと同じだ

そして、奥のほうを見ると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3312
めいんすとりーーーーーと

当時のメインストリートであろう、広い道が。

ちなみに、この都市は、両側の建物は石材を積み上げたのではなく、地面を掘って道路を造ったのだ。
なので、建物のテッペンが昔のこの高台の地面だったという事。
その証拠に、建物の壁面に同じ地層(断層)のシマ模様が延々と続いて見える。

これだけの道を、全て手作業で堀るって……

周囲を見回すと、こんな感じ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3313
スゴいねぇ~~~~~~

やっぱり、TVで観た通りにスゴい所だっ

奥へ進もう。

炎天下を黙々と歩く。
ほとんど日影が無いので、汗もびっしょりだ。
(…と言っても、乾燥し切っているのですぐに乾く

人の姿もほとんど無く、無人の廃墟を歩いている感じ…

途中で、日本人の若い女子2人とすれ違った。
日本語が聞こえたので、思わず「あーっ日本人だーーーーーっ」と叫んでしまった。(笑)

そしたら、「日本の方ですか真っ黒なのでウイグル人かと思いましたぁ~」だって。

トルファンに来てからの初めての日本人、しかも女子だったので嬉しくなってしまった。
ずっとズノンさんとその仲間と話していただけだからねぇ~。

簡単に話を済ませて、バイバイキン
(立ち止まっていたら日差しで死ぬ…

城塞の端っこに来たので、外を観てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3314
ガッキーーーーーーーーっ

見事な崖だ。

これでは、敵も攻め込むのは難しかったであろう…

下は川なので、緑が豊かに茂っている。

川の対岸(南西側)を観てみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3315
あっちもガッキーーーーーーっ

つまり、これだけ川が地面を削ったという証拠。

自然の力はスゴいねぇ~~~~

ここがちょうど現在の緑地帯の端っこなので、この先は不毛の褐色の大地しか見えない。
(背中側の端っこは、緑がいっぱいある。後ほどお写真で

こんがりトーストになる寸前のカラダをずるずると動かして歩いていると、左右の建物に穴っぽこがあるのが目に入った。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3316
うえるかむ・まい・ほーーーーむ

これが当時の住居だそうで。

アップで観てみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3317
地層がクッキリ

地面を掘って造った町なので、部屋も当然地面の下だ。

当時は水も豊富で緑豊かな土地だったと思われるので、この地下方式のほうが地面(天井や壁)に雨水が染み込んで涼しくて快適だったのでは…と思う。

少し高い場所に出たので、町の全景を撮ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3318
ぐらんどきゃにおーーーーーーーん

ここまで乾燥していると、人工のグランドキャニオンに見えなくもナイ…
今立っている場所が、本来のこの高台の地上だったのであろう。

奥まで進んで行くと、居住地から仏教寺院のエリアに入ったようだ。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3319
お寺の遺跡が見えるねぇ…

当時はきらびやかなお寺だったんだろうなぁ~

そして、奥の正面に大きな塀が現れた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3320
何かデカいぞぉぉぉぉ~~~~~ぅ

ここは大きなお寺か、国王の宮殿だったのでは???

近寄ってみると…
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シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3321
とんぺーーーーーーーい

東北仏寺(トンペイぶつじ)」と言う、中心的なお寺だったようだ。
復元作業をしているっぽい。

突然、無音の世界の中に聞き慣れた爆音が近付いて来た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3322
じふーーーーーーーーぅ

オート三輪の「時風」号だっ

トルファンでは屋根が無いのが標準みたいね

このオニイサンも、復元作業の作業員なのだろう。
バタバタバタ…」とエンジン音を響かせて、遺跡の近くで停まった。

また静寂が訪れた。

先へ進もう。

作業現場の横を通り過ぎて一番奥まで来ると、目の前にランドマーク的な存在が…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3323
トゥーーーーーーーーッス

漢字の「」の形をした塔が、ポツンと1つ…

手前の解説文を読むと、「塔林(とうりん)」と言い、ここには101もの仏塔(ストゥーパ)が建っていたそうで。
…で、この塔が中心的な大塔らしい。
建造は、少なくとも西暦1640年以前であるとのこと。

これで交河故城を縦断したぞ

この先は道が無いので、入口に引き返そう。
帰りは違う道でね

まずは、居住地区まで今来た道を戻る。

そして、左奥へ続く道を選んで歩き始める。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3324
おっ、日陰ちゃん

久々の貴重な日陰だよぉぉぉぉぉ~~~~ん

オラ、調子に乗って帽子等の日焼け対策を一切していなかったので、さすがにヘロヘロになってきた。
熱中症にならないように、ここからはなるべく日陰を歩こう。

このエリアは、地層がクッキリ現れているね

行きとは反対側の城塞の端っこ(北東側)に出た。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3325
緑がいっぱいぃぃぃぃ~~~~

こちらは、川向うに緑の高台が奥まで続いている。

…おっ、ここにも小さな城門があったようだね。

テコテコ歩いていると、展望台らしき場所に出たので、登ってみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3326
イイ眺めぇぇぇぇぇ~~~~~

でも、完全なる「不毛の廃墟」と化してしまっている。
繁栄していた当時は、キレイな光景だったんだろうなぁ…

右端の塔が、さっきの東北仏寺のようだ。
入口は、左端のもっと先ね。

ココまで来たら、やっと人とすれ違うようになった。
今ぐらいの時間からツアー客達がやって来るようだ。
オラはタクシーだったから、着くのが少し早かったんだね

解説板を見ると、この辺は官庁街だったようだ。
そのせいか、建物の1つ1つの規模が大きい感じがする。

この故城には珍しく、四角く整備された広場のような場所があったので、降りてみた。
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3327
オフィスビルーーーーーーぅ

現代のオフィスビルのような造りだねぇ~。
左右の穴っぽこは、部屋であろう。

覗いてみると…
(画像をクリックすると拡大するよん)
シルクロード一人旅「我的長征2006」その33・トルファン・交河故城-3328
奥が深ぁぁぁぁーーーーーい

お役所の事務室だったのかな
他にも色々な空間があった。

さて、これで大雑把に1周したぞ。
時計を見たら11時半
(北京時間だよ。新疆時間だと9時半

えーーーーっ1時間以上も炎天下を歩いていたのぉーーーっ!?

これは危険だ
さっさとタクシーに戻ろう。
(これが新疆時間で13時くらいだと、まぢで干からびて死ぬでー

テコテコ歩いて坂を下って地上に出ると、ズノンさんがのんびりと待っていた。

再び合流して次の目的地へ行くことに。

その前に、売店で水分補給ぢゃーーーーーーーーい

すでに、いくら飲んでも汗をかかない状態に。
かいてもすぐに蒸発するので、顔や服が濡れない。

砂漠地帯ではカラダの水分管理にご注意あれーーーーーーぃ

…ほな、お次の「カレーズ楽園」へ、れっつらごぉぉぉぉ~~~~う

つづき「その34」はこちらーっ!

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コメント

全開もだけど、見学チケットだけでも記念品になるねえ。ここで雪が降るの?読んでるだけで喉が渇いてくる。
そういえば帽子っていつも被らないねえ?帽子が嫌い?

投稿: ばんび | 2019年4月29日 (月) 13時33分

★ ばんびさん

この時代のちうごくのチケットは絵葉書にもなるように作られていたものが多かったです。
まぁ、昭和30~40年代の日本と同じ感覚で読んで行ってくだされ~。

砂漠地帯ゆえ、冬はかなり気温が下がります。
そして北に聳える山脈から雪雲(薄いけど)がやって来るのです。

帽子はみんなに「似合う」と言われているのですが、そう言われれば、登山とスキーの時にしか被ったことが無かったですねぇ…
これからは美白の為に被ろうかしら(笑)

投稿: まりりん | 2019年4月29日 (月) 17時26分

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